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◆タイトル

廊下に立たされておもらしする中学生男子


◆あらすじ

恵太はささいなことで廊下に立たされて、さらに運の悪いことに、おもらしをしてしまった。先生に見つかると、おしっこの水溜まりの中で立たされたまま、校内着の半ズボンとブリーフを脱がされて、下半身を丸裸にされた。その後は、年下の保健委員に保健室へ連行された。保健室の中でも、中三にしておもらしした情けない先輩男子という扱いを受け、全裸にされたり、おしっこをさせられたりと、着替えさせてもらうまでに、散々な目に遭わされた。約2万4千字。


◆目次

1、運の悪い日 2、廊下で立たされて 3、半ズボンの校内着とお仕置の思い出 4、高まる尿意との戦い 5、我慢と葛藤 6、おしっこの決壊 7,ビシャビシャの下半身 8、おもらしが先生に見つかる 9、半ズボンとブリーフを下ろす 10、二人の保健委員の出現 11、後輩女子のお世話 12、保健室への道のり 13、保健室の中でのおしっこ 14、恵太の体を拭く二人の女子 15、幼稚な替えのブリーフ 16、全裸で屋上へ 17、最後の処置はお尻叩き 18、悪い手癖と二度目の粗相 19、乾いた校内着の回収


◆登場人物

恵太……廊下に立たされておもらしをする。中三。

佐々木先生……担任の女教師。

瑞枝……保健委員。中二

舞奈……保健委員。中一。

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1、運の悪い日

 おもらしとは、言うまでもなく、トイレに間に合わず、おしっこを放ってしまい、ズボンと下着を濡らすことである。そのような経験は、誰しもが人生で一度ぐらいは持ったことがあろう。

 ただし、それが社会的に許されるのは、幼稚園児か、せいぜい小学校低学年までであり、もし、高学年の子がおもらしをすれば、破戒的行為とみなされるのが普通である。

 しかし、恵太は中学三年生の時、おもらしをした。中三とは、すなわち十五歳である。もう大人の仲間入りをしてもよい年齢であるにもかかわず、幼稚園児並みの失態を犯したのだ。それは悲惨の一言であり、恵太は肉体的、精神的に筆舌に尽くしがたい苦難を味わった。


 その出来事が発生した日時は、十一月のある日で、秋にしてはひどく寒かった。それは今後の厳しい冬の到来を予測させた。そして、場所は学校の廊下の片隅だった。

 恵太は罰で廊下に立たされていたのだ。もっとも、その理由というのが全然大したことではなく、教室の掃除の時間に、同じ班の男子たちとふざけあって、ホウキでチャンバラをしていたという、実に下らない理由だった。

 その日はたまたま、めったに見回りに来ない担任の女教師が教室へ見回りに来たのだった。教師はホウキを振り回している男子たちの背後から、

「コラッ、あなたたち、掃除の時間に何をしているのっ」

 と怒鳴った。男子たちは一瞬で、身動きをやめて、シーンと静まった。

 その時、教師の機嫌が悪かったのか、恵太にだけ居残りを命じた。他の男子も同じようにふざけていたのに、なぜ恵太だけが罰の対象にされたのかは全くの不明だったが、この中学にはそのような無意味な不合理さがままあった。

 回りの男子は恵太に同情しつつも、他人事だと思って安心して、

「なんで居残りは恵太だけなんだろうな。もしかして、お前、先生に気に入られているんじゃないのか?」

 などとからかった。恵太は、

「そんなはずないだろ」

 と否定したが、実はこれまでも、そんな扱いを受けたことが何度があるので、内心ではそうかもしれないと密かに思った。


2、廊下で立たされて

 恵太は教師からクドクドとお説教を食らった後、教室から職員室前まで連行された。逃げるつもりなど毛頭ない恵太の手首を握って、教師はグイグイと引っ張った。

 職員室前で、教師は、

「しばらく、そこに立って、反省してなさい」

 と厳しく言いつけて、廊下の隅の場所を指定すると、また職員室の中に戻って行った。一人ポツンと残された恵太は、

(はぁ……。やれやれ、今日は運が悪かったな)

 と思って、溜息でもつくしかなかった。

 十五分程も経過しただろうか。その廊下には他の男女の生徒がチラホラ通りかかった。

 彼らは、立たされている恵太に、同情と憐憫の入りじまった複雑な視線を送った。どちらかというと、男子たちは、自分たちも罰を受けることが往々にあるので、同情的な表情だった。しかし、女子の方は、あからさまなあざけりの表情を浮かべている奴もいて、恵太はそいつらには、

(全く、見せ物じゃないぞ。あっちに行け)

 と無言でにらんでやった。

 生徒たちが帰宅してしまうと、廊下はシーンと静まって寂しくなった。恵太は、ここからでは時計も見えず、腕時計もつけていなかったので、何分たったのか、全く分からなかった。

 恵太は退屈にまかせて、担任の佐々木先生について思いをはせた。

(佐々木先生は、見かけは若くてきれいなんだけどな……)

 担任として最初に見たときは、ちょっとした恋心を抱いたこともあったが、実際には佐々木先生は、かなり性格のきつい人だった。もっとも、そういう手強さがなければ、教師として男子中学生を御することなどできないのだろう。

 それにしても、一人ポツンと廊下で立たされるというのは退屈なことこの上なかった。

(退屈だな……)

 いっそのこと、多少痛くても、頬にビンタを二、三発食らって、それで解放されるなら、そっちの方が良いと思えるぐらいだった。

 もう一つ、恵太は自分の体の中の変化に気付いた。それは尿意だった。

(おしっこしたくなってきたな)


3、半ズボンの校内着とお仕置の思い出

 この中学には校内着があった。その点でもここは厳しい学校だった。校内着は、クリーム色の半袖のポロシャツに、デニム生地の半ズボンだった。登校後は制服から校内着に着換えるのが決まりだったので、当然、今も恵太はそれを着用していた。

 ポロシャツはともかく、半ズボンは裾が非常に短く、穿くと、どうしても太ももは根元から剥き出しになった。中三にもなって、そんな腕白小学生男児のような格好をさせられるのは、正直恥ずかしかったが、拒否するという選択肢はなかった。

 すでに晩秋で気候は肌寒くなっていたが、まだ長袖ジャージを着る許可は出ていなかった。担任の佐々木先生がそれを決める権限を持っていて、おそらく彼女の個人的好みから、わざとそれを引き伸ばしていたようだった。

 恵太は所在なげに廊下に立っていると、昔の辛い体験が思い出されてきた。中一の頃など、まだ学校の厳しい規則に慣れておらず、恵太は頻繁にお仕置された。

 体罰はごく普通に行われて、教師は生徒を前屈みさせて、お尻を教鞭で叩いたり、さらには、生徒指導室に呼び出して、密室の中で、膝の上でお尻を平手で叩くということもあった。中一の男子など、教師からすれば、まだまだ小さい子供扱いだったのだろう。

 担任の先生や、生徒指導の先生は、自分の膝の上の恵太の半ズボンの腰の所をグッと引っ張った。

(そういうこともあったな……)

 恵太はそれを思い出すと、辛い体験だったはずなのに、妙に懐かしさを覚えた。

 教師たちは担任の佐々木先生も含めて、男子生徒のお尻を叩く時は、必ずと言っていい程に、半ズボンの腰の所をつかんで、やたらとそこを引き上げたので、股に食い込むし、半ズボンの裾からは尻ぺたがはみ出した。

 教師はお尻を叩く前に、その辺りを揉んだり、つねったりした。そうする時の教師は明らかに嗜虐的な快楽を貪っていたようだった。罰を受ける男子たちは、叩かれる痛さだけでなく、そのような恥辱に耐えなければならなかった。そうして、この学校の男子はしっかりとお行儀よく躾けられるのだ。

(最後にそんなことをされたのはいつかな?中二の始めぐらいか)

 と恵太は遠い思い出に浸るような心境だった。しかし、遠い思い出と言っても、佐々木先生の膝の上で内ももをつねられた感触は今でも記憶に刻まれていた。

(今日はどうされるのだろう……。中三にもなって、膝の上に乗せられてお仕置されるってこともないと思うけど……)

 恵太はそんなことをとりとめなく考えていると、なぜか、校内着のデニム半ズボンの下では、おちんちんが硬くなってきた。

 恵太自身、そのような反応にとまどった。自分が心の底では厳しいお仕置を受けることを望んでいるのだろうかと、廊下で一人立ちながら恥じ入った気持ちになった。


4、高まる尿意との戦い

 半袖半ズボンの校内着は、夏季なら軽快でいいのだが、この晩秋の季節では、やはり肌寒かった。特に廊下でジッと立っていると、隙間風が剥き出しの太ももに当たって、体が冷えた。そのため、尿意は思ったよりも早く迫ってきた。

 恵太は首を伸ばして辺りを見回した。立たされている時は、無断でその場から動くことは許されていなかった。もし、それが見つかれば、三十分でも一時間でも、立たされる時間は延長されるのだ。無情にも、職員室から誰かが出て来る気配は全く無かった。

(うーむ、まだしばらく、立たされるのか……)

 恵太はこの段階では、事態をまだ重大視していなかった。まさか、この年で間に合わなくなっておもらしするとは思っていなかった。

 しかし、それから五分、十分と経過するごとに、一旦気付いた尿意は徐々にだが、確実に増大していった。歯痒いことに、時計がないので、何分経過したかが全く分からなかった。尿意の強さが増すことが、あたかも体内時計のようであった。

(これは、本当にやばいかも)

 と恵太が思ったのは、立たされて三十分程も経過した時だった。相変わらず、職員室の扉は閉ざされたままで、恵太は、

(もしかして、先生、僕のこと、忘れていないか?)

 と不安になったきた。

 恵太は勇気を出して、その場を二、三歩離れて、周囲の様子をうかがった。それだけでも、見つかったら大変なので、ドキドキだった。廊下は相変わらず、無人であり、シーンと静まり返っていた。遠くの校庭から、部活中の生徒の喚声がわずかに聞こえた。

(どうしよう。思い切って、トイレに行っておこうか……)

 一番近いトイレはここから三十メートル程の距離があった。仮に無断で行くとしたら、往復で二分程かかるだろう。見つからずに行ける可能性の方が高そうだった。

 しかし、である。これまでの経験から、教師というは不思議な程、勘が良くて、生徒たちがこっそり行う悪事を摘発してきた。勝手にこの場を離れたのが見つかったら、ひどく怒られるだろう。

(……どうしよう)

 と恵太はおしっこはしたいけど、怒られたくないという葛藤で、誰もいない廊下で悶々とした。尿意は着実に高まっていった。恵太は半ズボンから出た両膝をモジモジと擦り合わせた。


5、我慢と葛藤

 さらに十五分ぐらいが経過した。尿意はかなり緊迫して、下腹はズーンと重くなってきた。もうそろそろ我慢の限界に近付いてきたようだった。

(これはもうヤバいかも……)

 恵太は太もも同士を密着させたり、片足で立ったり、腰を引いてみたりしたが、もうそんなごまかしは利かなくなってきた。

(しょうがない……。後、何分立たされるのか分からないんだから、もう行くしかないよ)

 と恵太は自分を納得させて、無断ながら、廊下の先のトイレに行くことに決めた。

 しかし、ちょうどその時、示し合わせたかのように、職員室の扉が開いて、佐々木先生が姿を現わした。

(おっ。先生が来た。危ない所だった。もう少しで、無断でトイレに行ったのがバレる所だった。それにしても、先生、勘がいいな……)

 と恵太はドキドキしながら思った。

「恵太君。おとなしく、立っていたわね」

「はい」

 と恵太は何食わぬ顔で答えた。しかし、先生は一枚上手だった。

「本当かしらね?」

「えっ」

「なんか、ソワソワしてるようね。きちんと気を付けしてなきゃダメよ」

「えっと……」

「背筋を伸ばして。気を付けしなさい」

 と先生は言って、恵太のお尻をピシャリと叩いた。ただ、それは厚いデニム生地の半ズボン越しだし、軽く叩かれただけなので、全然痛くはなかったが、衝撃は恵太の膀胱にズンと響いて、もう少しで「おうっ」と叫びそうになった。

(こんなおしっこを我慢している時に、叩くなよ)

 と恵太は腹が立った。しかし、この中学では体罰は普通に行われていたし、女教師が男子生徒にこれぐらいの手出しをするのは日常茶飯事だったので、文句は言えなかった。むしろ、ご指導していただいたことに、お礼を言わなければならないぐらいだった。

「ほら、気を付け」

「は、はい」

 と恵太は号令をかけられれば、何も考えなくても、条件反射で勝手に体が動いた。背筋を伸ばして、あごを引いて、両手をビシッと半ズボンの横にピタリとつけた。

 先生はそれを一目見て、ちょっと怪訝そうな顔をした。そして、

「なんか動きがぎこちないね。何をモジモジしてるのよ。ちゃんとしなさい」

 と言って、また恵太のお尻をビシリビシリと叩いた。それ不意打ちだったので、一瞬、恵太は、

(やばいっ)

 と思ったが、幸いもらすことはなかった。そこはさすがに中学生であり、そう安々と粗相することはなかった。

「もうちょっと立っていなさい。そうね、じゃあ、後ニ十分立っていなさい。いいね」

 と先生は言った。

「はい」

 と恵太は応じた。拒否できるわけはないので、恵太はそう言うしななかった。

「きちんと気を付けして立っているのよ。姿勢が崩れたり、ウロウロしたりしたら、一時間でも二時間でも延長するからね」

 と先生は恵太を脅してから、この場から立ち去ろうとした。

 その時、恵太は心の中で、

(おしっこに行っていいか訊こうか)

 と思った。しかし、そんなことを訊いても、「ダメです」と無下に断られそうな気がして、のどまで出かかったその言葉を飲み込んだ。結局、訊けないまま、先生は行ってしまって、また職員室の中へ消えた。

 再び恵太は廊下に独りぼっちで残された。その途端、尿意はまたズンと重く下腹に感じられて、

(ああ、さっき、先生におしっこ行きたいってお願いしておけばよかった)

 とすぐさま後悔の念を覚えた。しかし、

(先生は、後ニ十分って言ってたな。ニ十分なら我慢できるはず)

 と思い返した。それだけが希望だった。


6、おしっこの決壊

 ニ十分とはつまり、千二百秒である。無人の廊下で立たされている恵太は他に何もすることがないので、

(イチ、ニ、サン……)

 と心の中で数を数え始めた。

 それはすぐに百になり、二百になり、五百を超えた。並行して、尿意も着実に高まっていった。

(おお……。これは、かなり、きてるな……)

 と恵太は、ある最悪の事態を予想してしまった。

 数字は八百、九百となり、千に近付いた。切迫した尿意は強いというよりも、ズーンと重く麻痺したような感覚になった。人生で今までこんなに我慢したことはなかった。

(早く、早く、ニ十分たて……)

 ついつい数えるスピ―トが速くなった。しかし、速く数えても、速く時間が立つわけではないので、正確さを期するため、ゆっくり正確に数えることを心がけた。

(千百九十八、千百九十九、千二百)

 ついにニ十分が経過した。しかし、職員室からは誰も出て来なかった。

(先生。なんでこないんだよ。ニ十分っていうのは、嘘だったのか?)

 と恵太は先生に裏切られた気分で腹が立った。

 しかし、もう百ぐらい数えようと思い直した。千三百、さらに、千四百になった。グングン迫ってくる尿意はもはや耐え難く、これ以上我慢するのは不可能だと判断した。

(しょうがない、見つかったら怒られるけど、トイレに行こう)

 と恵太は決めた。しかし、切りよく千五百まで数えようと思った。ただ、結果的にはそれが敗因だった。

 心の中で数えている数字が千五百に届こうとした時、ブリーフの下で、おちんちんの先から、チュッとわずかにおしっこがもれた。

(あっ……)

 恵太はもう数を数えるどころではなくなった。

 おしっこはチロチロと出続けたので、恵太は、

(ダ、ダメだっ)

 と必死に止めようとした。しかし、ずっと我慢していた下腹は、半ば麻痺したようになって、それ以上の力が入らず、おしっこはダラダラともれ続けた。

(こ、これはヤバい)

 恵太は慌てた。しかし、いくら心の中で狼狽しても、おしっこは勝手にシーと出続けた。それは弱まるどころか、逆に勢いを増した。

「あっ、あっ、どうしよう」

 とついに恵太は声を上げた。頭では「止めなきゃ」と必死に思いつつも、そんな努力は無意味だった。

 ブリーフの前部分はすでにビッショリになっていた。ブリーフに保水能力などはないので、おしっこはその外側の半ズボンへ染み通った。

(ああ、もう中はグッショリだよ……)

 半ズボンは厚いデニム生地なので、思ったよりも多くのおしっこを吸い込んだようだった。しかし、とはいってもたかが一枚の布地なので、それにも限界があって、濡れた染みは半ズボンの表面に浮き出た。

 すぐに、染みの面積はブワッと大きく広がった。重く温かい感触はすでに股間全体に渡っていた。

(うわぁ、おしっこもらした……。どうしよう……)

 恵太はとんでもない罪業を犯しているような呵責に襲われた。それと同時に、我慢していたおしっこを解放する気持ち良さも感じていた。おちんちんの狭い尿道の中をおしっこの流れが揉むように進む感触は、持続的な射精でもしているかのようで、その何とも言えない心地良さに背筋がゾクゾクとした。


7,ビシャビシャの下半身

 ここまでもらしてしまえば、もう我慢するのは無意味だという、諦観の境地に入ってしまった。恵太は我慢をするのをやめた。すると、おしっこは奔流となって、ジャーと凄まじい勢いとなって、すでにグッショリのブリーフの中でほとばしった。

「んんっ」

 と恵太はその気持ち良さに、恍惚となって、両拳を握って、うっとりと目をつむった。もはや、状況としては、おもらししているというよりも、意図的に放出しているという方が近かった。

(どれぐらい出るのだろう)

 と恵太はわずかに残っている理性で気掛かりになったが、放出の気持ち良さの方が大きく、最後の一滴を出し切るまで止まらないようだった。

 普通、小さい子供のおもらしというのは、可愛げがあって、半ズボンの前をちょっと濡らすぐらいのものだろう。しかし、すでに身長百六十を超えている恵太のおもらしの場合、限界近くまで我慢していたし、体格の大きい分、もらすおしっこの量もおびただしかった。

 濡れる範囲は半ズボンだけで収まるはずはなく、おしっこのしずくが太ももをツーと垂れてきた。すぐに、その流れもドバドバと滝のようになって、ボトボトと音を立てて、リノリウムの廊下の床にこぼれた。

「おおっ、ああっ……」

 恵太はやたらと喘いだ。それは、長く我慢していたおしっこをおちんちんから一気に噴出させる解放感と、失禁という恥ずべき醜態を中学生にして犯した悲嘆の入り混じった、何とも形容しがたい感情だった。

 半ズボンの前部分はすでにグッショリで、青色のデニム地は濃紺に変色していた。まだ廊下には誰もいないが、誰かがその染みを一目見れば、おしっこで濡れているということが、すなわち、おもらししたということは明瞭だった。

 デニム半ズボンの生地の上で、おしっこの濃紺の染みは徐々に広がっていった。また、半ズボンが吸収できない分は、ボトボトと盛大な音を立てて、恵太の靴と靴下を濡らしながら、床に落ちた。

 床の表面で水溜まりが広がっていくのを、恵太は、

「ふぁわ……」

 と声にならないうめきを発しながら、どこか他人事のように、呆然と見下ろしていた。


 おしっこは、全部出し切ると、止まった。しかし、まだ残滓が残っていた。

(……出すか)

 おちんちんにグッと力を入れて、ブリーフの中で最後のしずくをジュンと漏らした。

 これで完全におしっこを出し切った形だった。そうして、冷静さを取り戻すと、

(これは、やばい)

 と恵太は顔面蒼白になった。

 下半身は、校内着の半ズボンと靴下はビシャビシャであり、廊下には盛大なおしっこの水溜まりができていた。恵太はその水溜まりの中に上靴の裏をひたして、

(どうしよう……。これ、どうしよう……)

 と困惑して、固まったように佇んだ。恵太は焦る頭で必死に考えた。しかし、事ここに至っては、いい考えなど出て来るはずはなかった。

 その時、恵太は濡れた半ズボンとブリーフの下で、おちんちんが勃起し始めていることに気付いた。

(なぜだ……)

 その現象は恵太自身でも説明できなかったが、一つの可能性としては、おもらしという非日常的な破廉恥行為が興奮をもたらしたのかもしれなかった。

 ともかく、恵太の包茎のおちんちんは、窮屈な半ズボンの下でギンギンに硬くなって、上向きに突っ張ってキュンと疼いた。

(んんっ)

 おもらしをしてしまい、下半身ビシャビシャの状態だが、恵太は突然、猛烈にオナニーしたくなった。この場で一物を取り出して、右手に握りしめてグリグリと扱きたいという衝動に襲われた。


8、おもらしが先生に見つかる

 突然、職員室の扉が開く音がしたので、恵太はビクッと我に返った。

 顔を上げると、すでに佐々木先生がこちらに向かって歩いて来ていた。恵太は逃げることもできず、ただただ、ドキドキしながら、そこに佇んでいた。

 先生はすぐそばまで来ると、恵太の様子が変なので、「ん?」という顔をした。そして、すぐに状況を察して、

「あら、あら」

 と、呆れたような声を上げた。

 一方の恵太は、

「……」

 と顔を真っ赤にし羞恥に悶えた。おしっこで濡れた太ももをモジモジと擦り合わせた。その時の恵太の心境は、まさに穴があったら入りたいという感じだった。不覚にも半泣きになったが、涙が零れないように耐えた。

(先生がもう三分ぐらい早く戻ってきていたら、おもらしなんてせずに済んだのに……)

 とやや筋違いのようだが、そんなすねたようなことを心の中でグチグチとつぶやいた。しかし、それはそれとして、

(先生は僕のおもらしを見て、どういう反応をするだろうか)

 と不安になった。怒られるだろうかと思って、不安で一杯だった。しかし、どういうわけか、濡れた半ズボンの下では、おちんちんは不遜にも勃起したままだった。むしろ、その硬さはいや増したようだった。

 先生は恵太の体全体を眺めた。そして、一呼吸おいて、「ふっ」と呆れたように失笑した。

「もう、何してるのよ」

 と意外にも、あっけらかんとした反応だった。先生はこれまでに、生徒がおもらしした情景を何度も見てきた経験があるのかもしれない。

「どうしたのよ、これは?」

「……」

「どうしたのって訊いているのよ」

「えっと、あの……、我慢できなくて……」

「まったく、もう。恵太君。君、何歳よ」

「すみません」

 と恵太は一応は謝った。しかし、内心では、(先生が来るのが遅いから悪いんだろ)とすねたように、頬を膨らませた。

「それにしても、盛大にもらしたものね」

 と先生は、恵太の足元の大きな水溜まりを見て言った。心底、呆れたといった様子だった。

(そりゃあ、中学生がおもらししたのを見たら、呆れるだろうね)

 と恵太は他人事のように、先生に共感した。

「まだ一年生なら、おもらししても、まだ可愛げがあるけどね。でも、恵太君、三年生だよね?」

「はい……」

「三年生のおもらしは、私も初めて見たわ」

 と先生はやけに愉快そうに言って、視線を恵太の下半身に投げかけた。

 恵太の勝手な思い込みかもしれないが、先生は恵太の濡れた半ズボンと見ているというよりも、その下のおちんちんを見ているようだった。そこが大きく硬くなっていることに気付いているのかもしれなかった。

 恵太は先生の表情を観察した。そして、

(どう思われているんだろう……。もしかして……)

 と妙な疑いを持った、もしかして、先生は内心では、「その校内着の半ズボンの下のそのおちんちん、もう精通して、毛も生えているんだよね。オナニーもおぼえてるんだよね。それなのに、幼稚園児みたいにおもらししちゃったのね?」とでも思っているのかもしれなかった。

(どうだろう。それが先生の本音だろうか)

 それは恵太の想像に過ぎなかった。その真偽は何とも言えなかった。しかし、そのように嘲弄されているのだと思うと、なぜか逆に興奮してしまってそれがさらなるおちんちの勃起をもたらした。きつい半ズボンの中で、圧迫されて、不覚にもキュンと感じてしまい、恵太はさりげなく腰を引いた。

「恵太君。うつむいてないで、顔を上げなさい」

 と先生は言って、恵太のあごに手をやって、指先でグイッと顔を上げさせた。先生に近距離で見据えられて、恵太は気詰まりだった。胸の鼓動は変にドキドキと高鳴った。

(勃起しているの、先生にバレないだろうな……)

 ととりあえずは、それが心配だった。もしそれがバレたらどうなるのだろうと思った。

 先生はしばらくの間、恵太を見据えていたが、やがて、ポツリと、

「お仕置が必要ね」

 と言った。

(お、お仕置!?お仕置って、何をされるんだろう)

 と恵太は驚いた。冗談ならいいのだがと望みながら、先生の次の言葉を待った。

「脱ぎなさい」

 と先生は言った。

(脱ぎなさい?脱げって、どういうことだ?。ここ脱げってこと?)

 と恵太は目顔だけですがるように訊いた。それに対して、先生は軽く、

「そうよ、ここで脱ぎなさい。おもらしの確認をしてあげるわ」

 と言った。しかし、いきなりそんなことを言われても、恵太は困ってしまった。

(確認ていっても、おもらししてビショビショなのは一目瞭然じゃないか……)

 とブツブツ言いながら、その場にただ立ちすくんでいた。


9、半ズボンとブリーフを下ろす

 いきなり、恵太の頬がピシと鳴った。先生の平手が恵太の顔を打ったのだ。

「うっ」

「早くしなさい」

「だ、だって……」

「だって、何よ?恥ずかしいの」

「はい、少し」

「恵太君。なにが恥ずかしいよ。おもらしするような子がいっちょ前の口を利いてるんじゃないわよ」

 と先生は素直ではない恵太に怒りを露わにした。

「……」

 と恵太は肩をすぼめた。

「先生が脱ぎなさいって指示したら、従いなさい」

「分かりました」

「半ズボンの前ボタンを外しなさい」

「はい」

 と恵太は言ったものの、まだ逡巡していた。すると、また先生の手が飛んできて、ピシと頬が鳴った。それに押されて、恵太はやむなく、半ズボンの前ボタンを外した。

「次は、ファスナーを下ろしなさい」

「はい」

 と恵太は今度は素直にそうした。

「じゃあ、半ズボンを膝まで下ろしなさい」

 この命令には、恵太はすぐには従い兼ねた。しかし、先生が右手を上げたので、

(しょうがない)

 と恵太は諦めて、自ら半ズボンを膝まで下ろした。半ズボンの股の部分は前からお尻の方まで濡れて変色していた。

 恵太は、おしっこでグッショリ薄黄色に染まったブリーフを先生に直に見られて、恥ずかしいを通り越して、頭がクラクラするようだった。

 一方で、そのブリーフの布地一枚下では、おちんちんはギンと硬くなって、上向きに突っ張っていた。恵太は、

(勃起しているってバレませんように)

 と祈った。

 しかし、その祈りは虚しかった。先生は無情にも、

「ブリーフもよ」

 と言ったのだ。

「え……」

「ブリーフも下ろしなさい」

「な、なんで」

 と恵太が訊こうとしたら、間髪いれず、またビンタが飛んできて、黙らされた。

「何、恥ずかしがっているのよ。中三にもなって、おもらししておいて、先生の言うことに従わないつもり?」

 と先生は、今度は恵太の頬の肉を摘まんでグイッ引っ張った。

(うぐぐ……)

 と恵太はなぶられて涙目になった。

「自分で脱げないなら、私が脱がしてあげようか?」

「い、いえ。自分で脱ぎます」

「じゃあ、自分でしなさい。そうやって、初めから素直になっていれば、こんな痛い目に遭わないのよ。さあ、脱ぎなさい」

「はい……」

 恵太は両手をブリーフの左右に沿えた。さすがに一瞬ちゅうちょしたが、グズグズしていると、またビンタを食らいかねないので、エイッとブリーフを下ろした。

(うわぁ)

 と叫びたいような心境だった。

 恵太はブリーフも半ズボンと同じように膝の所まで下ろした。恵太の局部を隠すものは何もなくなって、非常に心細かった。ひどく風が涼しかった。

 先生の視線は剥き出しになったおちんちんに注がれた。こんな状況でも、おちんちんは依然として硬いままで、先生の顔の方を指すようにピョコンと立っていた。最大限の大きさにまで膨張していたそれは、包皮の先端が突っ張ってむず痒いぐらいだった。

 恵太は濡れた半ズボンとブリーフを下ろした状態で、おしっこの水溜まりの中で、従順に気を付けの状態で起立していた。

 女の前でおちんちんを丸出しにさせられるという状況は、男としては最大の屈辱であり、それはその人への降参を意味した。恵太は佐々木先生に自分のおちんちんを晒すことで、そもそもの教師と生徒という、命令する側とされる側という関係がさらに強化されたようだった。

 恵太は恥ずかしさで頭がクラクラして、呼吸は乱れた。その中で、

(先生、僕のおちんちんを見て、どう思ってるんだろう……)

 と、その点が気掛かりだった。

 恵太のおちんちんはまだ包茎で、突っ張って窮屈な状態で、勃起しても亀頭は剥けなかった。しかし、大きさは中学生としては並みで、張った亀頭のかりが包皮越しに浮いていて、決して可愛いおちんちんだとは呼べなかった。陰茎の根元にはしっかりとした黒い茂みが生えていた。

「あら、元気一杯のおちんちんね」

 と先生は明るい声を出した。そして「ふっ」と笑った。手を伸ばして、おちんちんの先端に余った包皮をつまんで、ひっぱった。

「うぐぐ」

 どうやら、先生は恵太を異性の男というよりも、おもらしした小さい子供扱いしているようだった。恵太はそのような先生の対応に、くやしさと共に、ゾクゾクするようなくすぐったさをも覚えた。

 それにしても、おしっこで濡れた半ズボンとブリーフを膝まで下ろして、おちんちんを晒している姿は猛烈に恥ずかしかった。カッカッと興奮して頭に血が上った。そのためかどうか、おちんちんの勃起はさらに増して、痛いぐらいだった。


10、二人の保健委員の出現

 先生はしばらく、恵太のおちんちんの包皮を引っ張って弄っていたが、やがて、

「そこで待ってなさい」

 と言って、最後に指でおちんちんをパチンと弾いてから、どこかへ立ち去った。

(どこ行くんだ?着替えとか持ってきてくれるのだろうか)

 と恵太は思った。濡れたブリーフと半ズボンは、ようやく冷たくなってきた。

 廊下の真ん中でおちんちんを丸出しにして立っているという状況は夢のような非現実感があった。ただ、勃起しているおちんちんは現実だった。やることもないので、恵太はついそれに触った。そして、いつもの癖でちょっと扱いた。

(ん……)

 こんな状況で、というよりかは、こんな状況だからこそか、ひどく敏感に感じた。

「おおっ」

 とうめく程に気持ち良かった。おちんちんの包皮を上下に扱く恵太の指の動きは止まらなくなった。

「ふっ、ふっ」

 と息を切らせて、シュッシュッと陰茎を上下に刺激した。もはや恵太は本格的にオナニーをしていた。学校の廊下でオナニーをおっぱじめるなど、異常も異常のとてつもない行為だが、これまで色々とありすぎて、恵太は感覚が麻痺していたのだった。

「ふわぁ、気持ちいい……」

 と恵太は喘いで、手の動きをさらに速めた。もはや、いくのは時間の問題だった。


 その時、遠くの方から足音がしたので、恵太は、

(はっ。先生が戻ってきたか)

 と我に返って、慌てておちんちんから手を離した。正直なところ、邪魔が入ったと思ったが、冷静に考えれば、それがなければ、射精するまで扱いていただろう。

 足音が近付いてきた。が、恵太は少し異常を感じた。どうもドヤドヤと複数人が近付いて来ているような足音だったからだ。

(ん?どういうことだ……?)

 佐々木先生が廊下の角から姿を現わせた。そのすぐ後ろから、二人のセーラー服姿の女子生徒がついてきた。二人とも片手にブリキのバケツを提げていた。

「えっ?」

 と恵太はギョッとなって、目を丸くした。

 また、その二人の女子も同じようにどまどった、まぶしそうな顔をしていた。おもらしして、服を脱がされて、勃起させたおちんちんを丸出しにしている男子を見れば、女子中学生としては、そういう反応になるのは当然だろう。

(こ、この二人の女子は?)

 恵太は焦りながら考えた。二人の女子は先生のすぐ背後につき従っていて、偶然通りかかったという様子ではなかった。何らかの目的が持っているらしかった。

「ふふふ、恵太君。突然、女の子たちが来て驚いたようね。でも、安心していいのよ。この二人は保健委員の子たちだから。私が保健室から呼んできたのよ」

(そ、そういうことか……)

 と恵太は、その点は理解した。しかし、だからと言って、見知らぬ女子二人に裸体を直視されているという、この気まずい状況に変わりはなかった。

 気まずいのは女子たちも同じであり、むしろ、彼女たちの困惑の方が大きかったかもしれない。彼女たちは小柄だったので、おそらく下の学年だろう。年上の先輩である恵太が晒している剥き出しのおちんちんを前にして、視線のやり場に困っていた。

 先生はその二人に振り返って、

「さあ、瑞枝ちゃん、舞奈ちゃん。このおもらしした情けない先輩男子の後始末をしてあげて」

 とおどけたように言った。二人はやるべき仕事を与えられて、

「はいっ」

 と元気に返事した。


11、後輩女子のお世話

 突っ立ている恵太を尻目に、一人の女子がまずは水道の所へバケツに水を入れに行った。

 もう一人の女子は恵太の正面にまで来て、

「先輩。じゃあ、その校内着を脱いでしましょうか」

 と控え目に言った。彼女の視線は恵太の顔とおちんちんと足元の水溜まりを忙しく移動した。さすがに彼女の顔は上気していた。いくら保健委員だからと言って、男子の裸体をこんな形で見ることなど初めてだろう。

「あ、うん……」

 背後には先生が控えているので、恵太は後輩女子の指示に従わざるを得なかった。自分で脱ごうとしたら、女子の方から手を伸ばしてきて、膝の半ズボンとブリーフをいっしょくたに引っ張って、足首の所まで下ろした。

「先輩。足を上げてください」

「あ、ああ」

 恵太は片足ずつ上げさせられて、濡れた半ズボンとブリーフを脱がされた。その行為は、幼稚園の保母さんと粗相した園児の関係を連想させた。しかし、お世話をされている恵太が先輩であり、お世話をしている女子が後輩なので、そのチグハグさに、女子は耐え切れなくなったらしく、

「ふふっ」

 と失笑した。一方の恵太は、嘲笑を受けて屈辱に感じつつも、同時に妙な被虐的快感をも覚えた。その証拠にまたおちんちんはギンと硬くなって上を向いた。

 女子は恵太のおちんちんの変化に気付いたようで、それを横目でチラチラ見ながら、脱がした半ズボンとブリーフを空のバケツに入れた。

「先輩、次は上靴と靴下を脱ぎましょう」

「うん」

「こっちに立って下さい」

 恵太はおしっこの水溜まりの横に立たされた。そして、女子に片足ずつ上げさせられて、ゴム上靴と白い靴下を足から外された。女子はそれもバケツの中に収めた。恵太の下半身は何もつけていない、裸足の心細い状態になった。

 女子はその恵太と、床の水溜まりを見比べて、

「先輩。たくさん、おしっこしたんですね」

 となど軽口を叩いた。恵太は先輩男子なので、当初、女子は警戒していたようだが、恵太が素直に言いなりなるので、安心したらしかった。

「ちょ、ちょっとね……」

「ふっ。ちょっとですか?ちょっと、じゃないですよね。だって、ほら」

 と女子は、さっきバケツの中に収めたばかりの濡れブリーフをわざわざ摘まみ上げて、それを両手で広げて掲げて見せた。女子は一応は恵太に敬語を使っていた。だが、内心ではバカにし切っているのは確実だった。

 下半分は薄黄色の染みでグッショリのブリーフを見せられて、恵太はグゥの音も出なかった。

「先輩、三年生ともなれば、おもらしもたくさんするんですね」

 女子はそう言って、恵太のおちんちんへ視線を落として、微妙な顔をした。

(僕のおちんちん見て、どう思ってるんだろう……)

 と恵太はそれを知りたいと思った。

 もう一人の女子が、水を入れたバケツを運んできた。

「瑞枝ちゃん、水、汲んできたよ」

「ありがとう、舞奈ちゃん。よし、拭こう」

 二人の女子はしゃがんで、甲斐甲斐しく、雑巾で床の水溜まりを拭き始めた。保健委員として慣れているのか、他人のおしっこに手を触れても、あまり嫌ではないらしい。

(こんなに親切にしてくれるのか。なんか悪いな……)

 と恵太は手伝おうかどうか思っているうちに、女子二人は早々に拭き終わってしまった。

「先生。拭き終わりました」

「ご苦労様。じゃあ、恵太君を保健室に連れて行ってあげて」

「はい。分かりました」

 女子二人と先生は、恵太本人を差し置いて、そんな風に話を進めた。先生は、

「じゃあ、お願いね」

 と言って、先生は恵太にちょっと手を振っただけで、職員室に戻ってしまった。恵太の身柄は二人の後輩女子に委ねられた。


12、保健室への道のり

「じゃあ、先輩、行きましょうか」

と女子は言った。

「行くって……」

「保健室に決まっているじゃないですか」

「えっと。でも、僕、こんな姿だけど……」

「もう、いいじゃないですか。いきましょう」

 女子二人はもう面倒だと言わんばかりに、恵太の両手をとって、強引にグイグイ引っ張った。

 恵太は抗う気力もなく、手を引かれるままに、裸足の足をペタペタと前に進めた。

 下半身裸の状態で、廊下を歩き、階段を登るというのは、何とも言えない心細さがあった。保健室までは、数十メートル程の距離があった。

「ふふふ。こんな時に、誰かが来たら、大変ね」

 と女子は恵太を振り返って言った。

(誰も来るなよ……)

 と恵太は祈った。時間はもう放課後なので、校舎に人は残っていないはずだった。しかし、その確証はないので、内心ヒヤヒヤしながら、周囲に耳を澄ませた。

 恵太は階段を上がって、ある踊り場の所で顔を上げた。その時、

「あっ」

 と声を上げた。数人の制服姿の女子がすぐそこの廊下に集まって立っていたのだ。恵太はその場で立ちすくんだ。しかし、保健委員の二人は「行くよ」と手を引っ張った。

 通りがかりのその女子たちは小柄で一年生のようだった。三年生の先輩男子が、下半身を丸出しで連行されているのを見て、彼女たちは一斉におしゃべりをやめた。

 そのそばを恵太は引かれ者の罪人のように、丸出しの下半身を晒して歩かされた。女子たちは目を皿のように見開いて、恵太のおちんちんとお尻に視線を痛いばかりに注いだ。

「この男子、廊下でおもらししちゃったのよ。で、服を脱がして、保健室に移動しているってこと」

 と保健委員の瑞枝が含み笑いをしながら、一年生の女子たちに説明した。一年生女子たちはフーンと不思議そうな顔をした。

「ほら」

 と今度は舞奈の方がバケツの中を見せた。一年生女子たちは、その中に入れられている、おしっこで濡れた校内着やら靴やらを見て、ホウホウというふうに納得した。そして、下半身剥き出しの恵太に、明らかに軽蔑した眼差しを投じた。恵太は背筋がゾクゾクした。

 そこから恵太たち一行はしばらく歩いた。背後から一年生女子たちの高らかな笑い声が湧きたった。恵太は振り返る勇気はなかった。


13、保健室の中でのおしっこ

 たったの数十メートルの廊下が果てしなく長いように感じられた。

 ようやく保健室に到着した。

 恵太は保健室の中に入って、ホッとしたが、

(この密室の中で何をされるのだろうか……)

 と思うと、それはそれで新たな不安が生じた。

 保健室の中は無人だった。瑞枝と舞奈は勝手知ったる様子で、こまごまと動いて、カーテンの向こうに消えて行った。恵太は一人放っておかれた。奥の方から水音がし始めたので、どうやら、おもらしした校内着を洗ってくれているらしかった。

 やがて、瑞枝は戻ってきて、

「先輩。ついで、だから、そのシャツも洗っておきましょうか?」

 と訊いた。

「えっと、これ?これは濡れてないけど……」

「まあ、洗ってあげますよ。脱いでください」

 と瑞枝は恵太のポロシャツの裾を引っ張った。恵太は、

「別にいいよ」

 と言っているのに、瑞枝は強引に頭から引き抜いた。恵太は全裸にされてしまった。

「もうちょっと、待っててください」

 瑞枝は妙に生き生きしていた。保健室の中なので、保健委員として気合いが入っているらしい。恵太は先輩という立場ではなく、単にお世話をされる人というように見なされているようだった。

「三年生の男子のおもらしの後始末なんて、初めてだよ」

「ほんと。私、最初はビックリしたよ」

「でも、三年生にしては、あれ、小さくなかった?」

「それは私も思った」

 そんな陰口が水音に混じって聞こえてきた。あっけらかんとした口調で、特に隠そうともしてないしゃべり方だった。

 全裸で待機している恵太は、どういう顔をしてらいいのか分からなかった。だた、その小さいと言われたおちんちんは、どういうわけか、恥じ入るどころか、また大きくなってピンと立ってしまった。


 瑞枝と舞奈は手をタオルで拭きながら、カーテンの陰からこちらへ戻ってきた。

「先輩。お待たせしました」

 と言って、恵太の勃起したおちんちんを見た瞬間、二人は絶句して、顔を見合わせた。

「……」

 全裸の恵太はそれを丸出しにしていた。手で隠したりするのは余計に恥ずかしいかと思って、思い切って丸出しにしていた。

「ふっ。どうしたんですか?それ」

「い、いや……」

「ねえ、先輩。おしっこしたくないですか。今」

「今?ええっと」

「まあ、しときましょうよ」

 二人の女子は恵太を保健室の奥へ導いた。そこには個室のトイレがあったのだ。恵太は促されるままに、その中へ入ろうとしたら、なぜか、瑞枝も一緒についてきた。

「えっ、なに?」

「私がさせてあげますよ」

 と瑞枝は恵太の背中を押した。

 恵太は便器の前に立った。そのすぐ脇には体を密着させるような距離で瑞枝がいた。狭い個室なので、二人はいれば、自然にそうなった。

「な、なんだよ」

「私が手伝ってあげますよ。ちゃんとおしっこできるようにね」

「そんなの、いいよ」

「まあ、まあ、そういわず」

 と瑞枝は手を伸ばして、恵太のおちんちんをムズとつまんだ。

「ひっ」

「はい、しーしーしましょうね。でるかな?」

 と瑞枝は幼児語を使いだした。恵太としては、こんな場所で言い争いをしてもしょうがないし、また、便器を目の前にして尿意を催していたのも事実だったので、おしっこすることにした。

「わ、わかったよ。するよ」

「良い子、良い子ね。じゃあ、してください。あ、でも、これ、なんか……。もうちょっと、下に向かないんですか?」

 瑞枝は勃起しているおちんちんを便器に向けようと悪戦苦闘した。

「んん……」

「こんなもんかな。この先っちょはこのままでいいんですか」

 と瑞枝は真面目腐って訊いた。保健委員とはいえ、たかが中学生のなので、男のおちんちんの仕組みをよく分かっていないらしかった。無理に包皮を剥こうとしたので、恵太は、

「おおう」

 とうめいた。

「あれ、無理かな?。じゃあ、このままでいいか。じゃあ、先輩。おしっこしてください」

「……」

 恵太は力を脱いだ。おしっこはシーと出た。しかし、瑞枝のおちんちんの持ち方が変だったので、包皮の先端が変にねじれていて、おしっこがあらぬ方向に飛び散った。

「うわっ。これ、なかなか難しいな。ちょっと、止めて下さいよ」

「そ、それは無理だよ」

 恵太は、一旦出し始めたおしっこをすぐに止めることはできなかった。結局、その便器の周りにおしっこを撒き散らせて、おしっこを全部出した。

「もう、ここらへん、おしっこまみれじゃないですか。あーあ、私の手にもかかっちゃった」

「ご、ごめん……」

 恵太は自分は悪くないと思ったが、瑞枝の語気に押されて、謝った。

「もう、いいですよ。じゃあ、戻ってください。体を拭いてあげますよ」

 瑞枝と舞奈にとっては、恵太は、おしっこもまともにできない情けない先輩という印象がついてしまったようだった。


14、恵太の体を拭く二人の女子

 恵太の左右に瑞枝と舞奈が取り付いて、おしっこで濡れた体を拭いてくれた。その場所が場所だけに、タオルでゴシゴシと擦られて、ちょっとばかり痛かった。

(もうちょっと、やさしくしてくれよ)

 と恵太は思ったが、そう贅沢は言えないので、黙って耐えた。

 二人の女子は、保健委員という立場がそうさせるのか、年上男子のお尻やおちんちんも嫌がらずに拭いてくれた。恵太は、

(もしかして、この女子たちは、男子のその辺りを触るのが好きなんじゃないのか?)

 という疑問を抱いた。

 もっとも、当の恵太も触られてうれしくなっていて、おちんちんは分かりやすくピョコンと上向きになっていた。全裸なので、それを隠す術はなかった。

「あれ、先輩。なんで、大きくさせてるんですか?」

「いや、これは……」

 と恵太はヘドモドした。

「まあ、でも、その方が拭きやすいんですけどね」

「いや、どうかな、そう拭きやすいって程の大きさじゃないよ、これは。うふふ」

 瑞枝と舞奈はもう先輩の恵太にそんな口が利ける関係になっていた。

 ようやく、拭き終わって、最後に瑞枝はおちんちんを指でピンと弾いた。

「あうっ。な、なんだよ」

「拭き終わりましたよ、先輩」

「あ、ありがとう」

 と恵太は一応はお礼を言って、(ようやく、おもらしの後始末も終りか)と思った。ただ、本音としては、この可愛い年下女子とのイチャイチャの絡み合いを続けていたいという気持ちがないではなかったので、残念なようでもあった。

 拭き終わった瑞枝と舞奈は突っ立って、意味ありげに視線を交わして、恵太を見てニヤリとした。まだ何かの企みがあるようだった。恵太は、

(なんだ?)

 と思った。瑞枝は、

「ふふふ」

 と含み笑いをしていた。

「えっと、あの……。着換えはあるのかな?」

 と恵太は怖々、訊いた。ずっと裸で、もうそろそろ、服を着たいと思った。

「ええ、ありますよ。取ってきますね」

 瑞枝と舞奈は保健室の棚の中を探し始めた。保健室にはおもらしした生徒のために、着換えの服が用意されているという話を恵太は聞いていた。


15、幼稚な替えのブリーフ

 女子二人は戻ってきて、

「はい、これです」

 と言って、何やら小さくてカラフルな物を持ってきた。それは三枚のブリーフだった。

(ブリーフ……?しかも、やたら派手だな……)

「これが下着ですよ」

「あ、うん。ありがとう……」

「三枚ありますけど、どれがいいですか。好きなの、選んでくださいね。うふふ」

 瑞枝は選べと言ったが、それらは三枚とも、なぜか派手な色柄が入っていて、幼稚なブリーフだった。しかも、サイズも少しばかり小さいようだった。

(えーと……)

 と恵太は一枚ずつ調べたが、それらは青色や緑色の布地で、ロケットや恐竜などの総柄のデザインだった。いかにも小学生低学年の男児用といった感じだった。今の全裸の状態では、贅沢は言えないとは分かりつつも、もう少しマシなのはないかと思った。

「そんな悩まないでいいじゃないですか。どれも同じですよ」

「あの、もうちょっと、地味なのはないのかな……。中学生らしいブリーフというのは……」

「ないですよ」

 と瑞枝はやけにはっきりと言った。

「そ、そうなの?本当に?」

「ええ。だって、これ、おもらしブリーフなんですから」

「お、おもらしブリーフ!?」

「ええ。そうですよ、おもらしブリーフです。おもらしするような生徒は、こういう幼稚なブリーフを穿くのがちょうどお似合いですよね?たとえ、三年生でもそうですよ」

 話を聞いていると、どうやら、これらは、中学に入学したての一年坊主がおもらしするのを想定して、用意されているブリーフのようだった。普通は一年生向けなのに、恵太は三年生にして粗相をしてしまい、幼稚なブリーフを穿かされようとしている。そう思うと、改めて、恥ずかしさが込み上げた。

(こんなの、穿くのか……)

「ねえ、先輩。いつまで迷ってるんです?じゃ、そのまま、裸んぼでいた方がいいですか?うふふ」

「い、いや。それは……」

「自分で選べないなら、私が選んであげますよ。じゃあ、これはどうですか。似合うと思いますよ」

 と瑞枝は一番派手なのを持ち上げた。恵太は、

(それはちょっと嫌だな……)

 と思って、その下の比較的地味なのを取り上げた。それは白地にゴムだけが水色で、自動車のイラストのワンポイントがついているだけのもので、ダサいといえ、まずまず許容範囲だった。

「これにするよ」

 とその一番無難なのを選んだ。

「それでいいんですね」

「うん」

 と恵太がそれを手に取って、何気なく後ろ側にひっくり返すと、「あっ」と驚いた。お尻の所にはデカデカと自動車のイラストと英文字のロゴがプリントされていたのだ。その幼稚さは、小学生用を通り越して、園児用といったような印象だった。恵太はちょっと騙されと思って、別のブリーフに変更しようかと思った。しかし、それを遮るように、瑞枝が口を開いて、

「あっ、先輩。ちょっと待ってください。そのブリーフを穿く前に、一つやって欲しいことがあるんです」

 と言った。

「やって欲しいことって……?」

 と恵太は訊き返しながらも、(次はなんだろうか。もう、何を言われても驚かないぞ)という心理だった。

「干しに行って下さい」

 と瑞枝は言った。「私たちが水洗いした半ズボンとブリーフ、そこにありますけど。それを外に干しに行って下さい。それぐらいして下さいよ」

「ああ、それぐらいはいいよ」

 と恵太は言った。しかし、次の瑞枝の言葉には、さすがに驚きを隠せなかった。瑞枝は、

「裸のままで行くんですよ」

 と言ったのだ。

「裸のままで?」

「ええ、そうです」

 と瑞枝は言って、ニヤリとした。それは、「それが、おもらしした罰です」という顔だった。


16、全裸で屋上へ

 瑞枝が説明するには、この校舎の屋上には、物干し場があるらしかった。そこまで、恵太一人で、洗濯済みの濡れた校内着を持って上がって、干してきなさいというのが瑞枝の要請だった。

「しかし……」

 とさすがに恵太は渋った。実の所、恵太はもはや全裸でいることに馴れつつあったのだが、それでもすぐには「はい、分かました」とは言い兼ねた。

「先輩。それができたら、おもらしの後始末はお終いですよ。おもらししたのは先輩なんですからね、それぐらいはして下さいよ」

 瑞枝にそう迫られれば、気弱な恵太はもう「いやだ」とは言えなかった。

「わ、分かったよ」

「先輩。聞き分けがいいですね。もどって来たらブリーフも穿かせてあげますよ。頭もヨシヨシしてあげますよ」

「なんだよ、それは……」

「ふふふ。はい、これですよ。ちゃんと、干して来てくださいね。私たちは保健室で待ってますから」

 と瑞枝は恵太に水洗いした校内着を持たせた。

(……よし、じゃあ、行くか)

 と恵太はそれを胸に抱えて、保健室の扉の敷居を跨いで、廊下へ出た。

 恵太は廊下を歩いて、階段を登り始めた。たった一人、学校の校舎の中を全裸で歩いているという異常な状況だが、それに慣れている、案外平気な自分がいて、恵太は我ながら驚いた。

(僕、全裸で歩いてるんだよな)

 と、それは夢でも見ているかのような、不思議な感覚だった。

 時刻はもう夕方で、日が暮れかけて、オレンジ色の夕陽が窓から差し込んで、辺りには何とも言えない妖しい雰囲気をかもしだしていた。薄暗い校舎はガランとしていて、自分の足音だけが響いた。

 生徒は校舎に残っていないらしく、誰とも行き会わなかった。さっきのように、年下の女子などと出会って、キャアキャア囃し立てられることも覚悟していたので、肩透かしされた気分だった。

(ちょっと残念だな)

 と正直、そんな思いも持った。

 恵太は最上階まで階段を登って、屋上に出る扉を押した。全裸に外気が当たって、少し肌寒いが、むしろ、清々しい気持ちだった。

 裸足で屋上のコンクリートの上を歩くのは少し痛かった。屋上には物干しスタンドがあった。

(ここに干せばいいんだな)

 恵太はそこに濡れたポロシャツと半ズボンとブリーフと靴下を干した。

(これで良し)

 干す作業は簡単に終わった。そして、ここまでこうやって、歩いてきたので、すぐに引き返すのはもったいない気持ちになった。恵太は視線を転じた。遠くグラウンドの方で、ユニフォーム姿の男女の生徒が運動に熱中していた。一方の自分は全裸である。

 恵太は野外の開かれた空間で裸体を晒していて、正直、とても気持ち良かった。それ以上に興奮した。

(ああ、感じてきた)

 と勃起してきたおちんちんを摘まんで、グッと握りしめ、そのまま野外露出オナニーを始めた。


17、最後の処置はお尻叩き

 三分後、恵太は早足で階段を下っていた。

 屋上でオナニーをして、ついおちんちんを弄るのに熱中して、射精までしてしまったことに、

(ちょっと、調子に乗ってしまった)

 と我ながら呆れる思いだった。屋上のコンクリートの上に撒き散らされた幾筋もの白濁液の情景が脳裏に残っていた。

 恵太はその遅れを取り戻すべく、さらに足を速めた。息を切らせて、保健室の扉を開くと同時に、

「干して来たよ」

 と中で待っていた瑞枝たちに声をかけた。

「先輩、やけに、遅かったですね。何してたんですか?」

「い、いや。別に……」

 と恵太はさりげなく言った。しかし、瑞枝は、

「……」

 と何かを疑うような目をしていた。それは全てを見通したような目だった。

「ねえ、もう、ブリーフ穿いてもいいでしょ?」

「ええ、そうですね」

 と瑞枝は言ったが、歯切れが悪かった。

(なんだよ)

 と恵太は思いつつ、れいの替えのブリーフを椅子の上から拾い上げて、それに足首を通そうとした。これで裸んぼでの後輩女子との戯れもお終いかと思うと、若干、残念な感がないではなかった。

「あの、先輩。待って下さい」

 と瑞枝は言った。

「えっ」

「最後にやることがあるんですよ」

「えっ、どういうこと?」

「やることです」

「やること……?まだ何かあるの?」

 と恵太は、ブリーフを穿きかけの中腰のまま訊いた。しかし、瑞枝は、

「ふふふ」

 と謎めいた微笑みを浮かべるだけだった。

「ねえ、何なの?」

「じゃあ、先輩。ブリーフは取りあえず、そこに置いといて下さい」

「わかった」

 と、恵太は素直にそうした。

「じゃあ、その椅子に手をついて下さい」

「手を?こうれでいい?」

「よし、いいですよ」

 と瑞枝は満足そうに言った。そして、瑞枝と舞奈は恵太の後ろ側に回った。

「えっ?」

「先輩。そのまま、前を向いておいて下さいね。お尻を叩いてあげますからね」

「お、お尻を叩く!?」

「そうですよ。実は、先生からそうするように頼まれていたんですよ」

「先生に?」

 その一言は重かった。それはつまり、年下の女子の瑞枝の言葉を、先生と言葉として、従わざるを得ないということを意味した。

「そうですよ。だから、変に反抗したら、先生に言いつけますからね」

「……」

 と恵太は黙らされた。

「じゃあ、いきますね」

 と瑞枝たちは早速のその執行に取り掛かった。

 恵太がまだ心の準備ができていないのに、早速、第一発目が剥き出しのお尻にビシリと叩きこまれた。それは遠慮会釈なしの本気だったので、恵太は思わず、

「うっ」

 とうめいた。

「ふふふ、先輩。これぐらいで痛がってちゃダメですよ」

 瑞枝と舞奈は恵太の左右に立った。舞奈は左利きらしく、ちょうど、その配置で都合良かった。二人は交互にあたかも競うかのように、恵太の左右のお尻の丘をビシビシ打っては、その反応を確かめるように、恵太の顔をのぞき込んだ。

「先輩、やけに痛そうにしてますけど、本音ではそうではないんですよね?」

「うう、そんなことはない……。あっ、んっ……」

「その声、なんか、よがっているように聞こえますよ。うふふ」

 瑞枝たちは実に楽しそうに、恵太のお尻叩きに興じた。

 年上男子のおもらしの後始末などをさせられて、内心では不快で、その腹癒せをしているのかもしれなかった。あるいは、単に、そういうふうに他人をいたぶるのが好きなだけかもしれなかった。

(それが女子一般の本性だろうか)

 と恵太は思った。しかし、そのいずれが正解にせよ、もうしばらく、痛みに耐える必要があることに変わりはなかった。

「さっきも言いましたけど、このお仕置きは先生からの言いつけですからね。真面目に受けて下さいよ」

「わ、分かってるよ」

「数を数えて下さい」

「数を?」

「そうですよ。一発食らうごとに、数えて下さい。ほらっ」

「あうっ。……い、いち」

「そう、その調子。ドンドン行きますよ。何十発叩こうかな」

 と瑞枝は恐ろしいことを軽々と言った。


18、悪い手癖と二度目の粗相

 恵太が数えさせられている数はすぐに二十を超え、やがて三十に至った。お尻の感覚は、痛みというよりも、熱を帯びて、疼き始めた。

 叩かれているうちに、恵太は背筋を反らして、お尻を高く突き出した。その姿勢は背後からの打撃を甘受しているかのようだった。

 一発撃たれるごとに体は揺れて、おちんちんも揺れた。おちんちんはいつの間にか、硬く立ち始めた。

「あれれ?先輩、なんか変なこと考えてませんか?今はお仕置中なんですよ」

 と瑞枝は詰ったが、その口調は決して責めているのではなく、むしろ愉快そうだった。

 瑞枝は手を伸ばして、恵太のおちんちんを扱き始めた。

「おお……」

「ふっ。先輩って、お尻を叩かれて興奮してるんですね。先輩って変態なんですね」

 と瑞枝は嘲った。しかし、そのような嘲りは、恵太の興奮を駆り立てただけの効果しかもたらさなかった。

 恵太は我慢できなくなった。瑞枝も舞奈も許してくれるだろうと勝手に思って、片手を椅子からはずして、瑞枝の手に重ねて、自分でもおちんちんを扱き始めた。その気持ち良さに、

「はぁ……」

 と喘いだ。

「ふっ。自分でしたいようですね。じゃあ、後は一人でして下さい。私はお尻を叩くのに専念しますからね」

 と瑞枝は叩く方へ戻った。恵太は二人掛かりでお尻を叩かれながら、おちんちんを扱いて

「あう、おうっ」

 と喘いだ。

「ちょっとうるさいですよ」

 と瑞枝は呆れたように注意した。お尻の柔らかい部分の肉をギュッとつねった。

 その直後、射精の衝動が込み上げてきて、恵太は、

「おおっ……」

 と叫んだ。おちんちんからは精液を噴き出させた。さっき、一人で屋上で密かに自慰をした後なのに、たくさんの精液が驚くほど遠くまで飛んだ。

「おー、先輩、盛大にいきましたね」

「はぁっ、はぁっ」

「さっきは廊下でおしっこをもらして、今度は精液のおもらしですか。男って、ほんと、どうしようもない生き物ですね」

 と瑞枝たちは恵太を盛んに囃し立てた。それは実にうれしそうな口調だった。

 疲労こんばいの恵太は、

(こっちの粗相は先生に言いつけられるのだろうか)

 と心配しながら、二人の女子からの嘲りを甘受していた。それは、どこか遠くの方から聞こえてくるような気がした。

 二人掛かりで数十発食らった。恵太のお尻はジンジンと心地良く疼いていた。

「先輩」

「は、はい……」

「お礼は?」

「お礼?」

「ちゃんと叩いて上げたんですから、一言ぐらい、お礼を言って下さいよ」

「あ、ありがとう」

 恵太はお尻叩きのお礼を言わされた。

 瑞枝は、恵太が射精したことに怒っている様子はなかった。むしろ、自分がそうさせたことに満足気な様子だった。

「じゃあ、ブリーフを穿いていいですよ。あ、そうだ。私が穿かせてあげますよ」

 と瑞枝はブリーフを恵太に穿かせた。真っ赤になったお尻は、その自動車柄の派手なブリーフで包まれた。恵太にはそれが相応しい下着だった。

「これも、持って帰っていいよ。明日から穿いてきなさい」

 と瑞枝は残り二枚の幼稚なブリーフを恵太に与えた。その意味は、しょっちゅう粗相をする恵太には、白ブリーフを穿くのはまだ早いという意味が込められているようだった。


19、乾いた校内着の回収

 おもらしという失態の余波は当日だけでなく、次の日にも続いた。

 翌日の放課後、洗ってもらった校内着を保健室に取りに行った。保健室の先生に名前を伝えて、

「おもらしした校内着を引き取りに来ました」

 というのは非常に恥ずかしかった。

 保健の女の先生は、何かを言いたげにニヤニヤして、

「はい、これね」

 と、きれいにたたまれた校内着を渡してくれた。

「ありがとうございます」

 と恵太はお礼を言って、早々に立ち去ろうとしたが、

「待ちなさい」

 と押し留められた。

「な、なんですか」

「今日はおもらししてないわね?」

「してないです」

「本当かな?じゃあ、見せてみなさい」

「えっ?」

「その半ズボンを下ろして見なさい。ブリーフが濡れてないか見てあげるわ」

(なんで、そんなことを……)

 と思いながら、恵太は言われるがまま、その場で校内着の半ズボンを脱いだ。

 保健の先生は恵太の前で腰をかがめて、そのブリーフの前をベタベタ触って、その前部分が濡れていないかを調べ始めた。そのブリーフは、先日、保健室で瑞枝にもらった幼稚なものだったので、正直、あまり見られたくなかった。

「濡らしてるわね」

 と保健の先生は断定的に言った。

「えっ、本当ですか」

「ええ、チビってるわね。ほら、前の所に染みができてるじゃないの」

 と先生は責めた。しかし、恵太は正直なところ、

(それぐらいでグチグチ言うなよ)

 と不遜にも思った。思っただけでなく、それが顔にも出たのが悪かったようだった。

 保健の先生は厳しかった。生徒のそのような反抗を許さず、

「こっちに来なさい」

 と強く言って、恵太の手を引っ張った。恵太は、半ズボンが膝に引っかかったままなので、転びそうになった。

 先生は長椅子の所にまで、恵太を導いた。まず先生自身がそこへ腰を下ろしてから、恵太を抱き寄せて、膝の上に乗せた。

「わあっ」

 と恵太は驚きの声を上げたが、今から何をされるかは、教えられるまでもなく予想できた。

 やはり、その予想の通り、恵太は先生の膝の上で腹這いに寝かされた。先生は、

「昨日、保健室でずいぶん駄々を捏ねて、保健委員の子を困らせたらしいわね。報告が上がってきてるわよ」

 と言いながら、馴れ馴れしい手つきで、恵太のブリーフのお尻をナデナデと撫でた。

「……」

「そうよね?」

「はい……」

 と恵太は、嘘を言ってもどうせバレるだろうと思って、そう認めた。

「ふっ。お仕置をしてあげるわ」

 先生はそう言うと、恵太のお尻を撫でてていた手の動きを止めた。

 一瞬の間が空いて、第一撃がビシと恵太のお尻を叩いた。

「おうっ」

 ビシッと叩かれて、恵太は声を出すまいとしたが、「ん、あっ」とうめいてしまった。

 結局、ニ十発程叩かれて、許された。

「立ちなさい」

 恵太は気を付けして直立した。お尻は痛みでジンジンとした。やはり、先生の打つ手は、昨日の女子の比ではなく、格段に強かった。やはり、教師として叩き慣れているのだろう。

「今日は、これで許してあげるわ。今後は気を付けない」

「はい、ありがとうございました」

 と恵太は昨日と同じく、お尻を打たれたことにお礼を言わされた。

 図らずも、このような目に遭ったが、ともかくも、乾いた校内着を回収して、保健室を出ることができた。昨日のおもらしは、これで一件落着した。(おわり)



Comments

spankid

江戸山先生のお尻ぺんぺん、CFNMシチュエーションは本当に最高です。 いつも素晴らしい作品をありがとうございます。