【SS】白蜜の椿 (Pixiv Fanbox)
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『海賊船ツバキの日常』
波を切り大海原を行く帆船『ツバキ』。この船は交易船を装ってはいるが実態は奴隷船兼、海賊船である。
その船長室、まるで東の島国の城の御殿のように改造されたお座敷に鎮座するのは船の名前にもなっている船長の椿だ。長く綺麗な黒髪に、鈴を転がすような声、上等な着物を身に纏ったその姿はまさに姫。『白蜜の椿』とも呼ばれる彼女は手下からも姫様と呼ばれその権威を振るっていた。
「皆さん、本日もお疲れ様でした。品物も高値で捌けて私は嬉しく思います」
品物と言うのは当然盗品や奴隷である。人を品物と言ってのける椿はその姿からは想像出来ない程冷酷だ。
集まった手下達は全員西洋風の顔立ちをしており、土下座をして椿の言葉をその身に受ける。椿が立ち上がる衣擦れの音が聞こえると一斉に息を呑んだ。ペタリペタリと畳を歩く素足が鳴り、頭を下げた手下達はその椿の足を見て興奮するやら臭いを嗅ごうとするやら…
そんな様子を見て椿は不快感をあらわにするどころか恍惚感に満ちた表情で更に歩むと、一人の手下の前に立ち止まり素足でその顎を持ち上げた。
「今日はあなたにお相手願います」
笑顔で見下す椿と、驚きと喜びの混じった表情で見上げる手下。
「はっ! よ…喜んで!」
選ばれなかったその他大勢の手下達は一斉にそちらへと視線を向け、落胆の声を漏らしながら船長室を退室して行った。
そう、何を隠そうこの海賊船の乗組員は全員椿の裸足に魅了された救いようのない足フェチの変態である。
椿と手下の二人きりになった船長室。椿は着物の裾をはだけさせて太腿まで露出して正座で緊張する手下に見せつける。
手下がその足を見て股間を膨らませて生唾を飲み込み喉を鳴らすと、椿は微笑み手下を誘う。
「さあ、近う」
静かだが妖艶な声に引き寄せられ手下が椿の白い腿に手を乗せそして裸足に向かい這わせていく。
くすぐったそうにキュッと足指を握る椿の仕草に、手下の鼻息が荒くなり股間ははち切れんばかりに勃起した。
「ふふ、こんな狭い場所に押し込められて窮屈でしょう? 今出して差し上げます」
手下の耳元で甘く囁くと椿はズボンに手をかけおろしてやる。ズボンと下着に締めつけられ悲鳴をあげていた少し控えめな大きさの陰茎は、解放されるや見事にそそり立った。
「あら、かわいらしい」
手下は自身のソレを椿に触られながら恥ずかしさから赤面し謝罪を述べ始める。
「姫様…この様に小さく粗末なもので申し訳ございません!」
「私、殿方のイチモツの大きさでその方を判断したりはいたしません。どの様な大きさ、長さ、形であろうともこの船の皆さんは私の大切な家来です」
椿は左手で髪を掻き上げながら右手に持った陰茎に顔を寄せ、口を窄めて涎を垂らすと全体に馴染ませてから手下の頬を撫で、少し離れて対面に座り直し両足で挟みしごき始めた。
「う…うぁあ…」
巧みな足捌きに手下は無意識に情けない声を漏らす。椿は手下の表情を窺いながらしごき方を変えていく。そして快感が強くなる箇所、つまり弱い所を突き止めるとそこをしつこいまでに裸足でしごき激しく攻め立てた。
手下はあまりの気持ちよさに両手を後ろに突き体をのけぞらせ小刻みに体を震わせる。
「姫様…っ…もう…イきます!」
「駄目です。我慢なさい」
椿の非情な言葉に手下は情けなく息を漏らし、なんとか堪えようとするが、
「ふぁ…っ!」
当然我慢など出来ずに椿の裸足に挟まれたまま射精して果てた。
「我慢なさいと言ったでしょう」
怒りの込められた静かな声が手下の耳に突き刺さり、亀頭を裸足親指と人差し指で締めつけられ痛みが走り低い呻きをあげる。
だが、椿の足指に挟まれている事実にかえって興奮を呼び、萎えかけた陰茎はビクンビクンと脈打ち出した。
「あら♪」
再度勃起していくのを見て椿の怒りは霧散し、妖艶な笑みと上目遣いで手下の顔を見据え第二回戦の開始となった。
「ふふ♪ 見どころのあるイチモツですこと♡」
「ふ…ふぅぅ…はっ…ふ…!」
船長室は手下の漏らす声、椿の鼻息、そしてネチョネチョといやらしい音が支配する。
結局この日、休憩を挟みつつも夜中まで足での情交が続き精液が枯れる程搾り取られることとなった。
全てが終わった後、手下はげっそりとした様子で船長室を後したのだが椿は対照的に畳や自身の裸足に飛び散ったねっとりとした精子を見ながら、ツヤツヤ大満足の笑顔でそれを右手の人差し指で掬い取り舐めとった。
「んふ♡ 生臭い。やっぱり殿方の蜜は最高ですね」
椿はいそいそと着物を脱ぎ捨て全裸になると畳にできた精液の海にその身を沈め、身をくねらせながら全身に擦りつける。一通りつけ終わると次に手で擦り込むように伸ばしていき、舌が届く腕や足を綺麗に舐め取りごっくんと喉を鳴らして最後に唇をペロリ。
「はああ…この船に乗れて本当に幸運でしたわ」
頬を紅潮させ全裸のまま布団に突っ伏して精液の臭いを堪能しながら椿はそのまま眠りに落ちた。
そう、何を隠そう椿もまた救いようのない精子狂いの変態なのであった。
(※この先の話で残酷な表現あり。苦手な方はお戻り下さい)
『白蜜の下剋上』
海賊船『ツバキ』は最初から『ツバキ』ではなかった。そもそも椿は海賊船の船長ではなかったのだ。
椿は島国の中のある一国の姫として生まれ、兄弟姉妹が城内で次の城主の座を狙い合う中、椿は跡目に興味を示さず全てにおいて自由奔放に過ごしていた。
誰とも気さくに接する彼女は家臣達からも慕われていたのだが、それは逆に兄弟姉妹の不審を招き城主である父からも向上心がないと疎まれた。
そんな折外国の海賊船が貿易の窓口の港へと寄港。若いイケイケの船長が城主への御目見を希望し対面が許される。
この時領地は財政難。城主は城にある値打ち物の壺や皿を売り払い、更には十数人の領民の女を奴隷として引き渡しその中に椿が含まれていたのだ。
父はこれ幸いと椿を厄介払出来た上に、姫を手に入れられ大層喜ぶ船長からその対価として大量の金貨まで受け取る事となったのである。
出港した海賊船の甲板に奴隷として売られた女が横一列に並べられた。その前に木箱が置かれどっかりと船長が座り順々に視線を滑らせていく。粗末な着物姿が並ぶ中一際豪奢な着物が目に飛び込んできた。そう、椿だ。
船長は満足気に口角を上げるとそして顎で手下達に合図を送り、持って来られたのは汚れたボロボロのワンピースの奴隷服。
「着替えろ」
外国語で発せられた命令に奴隷達は顔を見合わせ困惑するが、椿が着物を脱ぎワンピースを着込むのを見て他の者もそれに倣い啜り泣きながら着替え始める。
そして改めて奴隷服を着て並ぶ女達に、船長と船員達がニヤニヤと品定めするように頭から爪先まで舐めるように視線を飛ばす。
一人の奴隷が船員にワンピースの裾を捲り上げ下半身を露わにされ、反射的に隠そうとするがすぐさま顔を殴られ床に倒れ込んだ。
甲板に悲鳴が響く。しかし、
「騒いでんじゃねえぞ! 黙れ!」
船長のドスの効いた声に皆震え上がり、歯をカチカチと鳴らし直立する。一人一人スカートを捲りあげられ下半身丸出しの状態で裾を持たされ、そのたび船員の歓声が飛び交った。
そして最後の椿の順番。彼女だけは手下には触らせず船長自ら露出させ満足気にまじまじと見続けた。
「女子(おなご)の秘部がそんなに珍しいのですか? 見かけによらずうぶなのですね」
下半身を覗く船長を見下しながら流暢な外国語で煽る椿。
「…てめえはもう姫じゃねえ奴隷だ…いつまでも気取ってんじゃねえぞ!」
船長は怒声をあげ木箱を蹴り飛ばし威嚇する。女達は小さく「ひっ」と悲鳴を漏らし縮こまるが、椿は全く意に介さず「ふふっ」と小さく嘲笑し、
「威圧すれば言う事を聞くとでも? 傲慢で浅はか…どこの国でも殿方の本質と言うのは変わらないのですね」
言い終わるや否やパンッと乾いた音が鳴り響く。煽られ激昂した船長に椿が叩き倒されたのだ。
「暴力に訴える所もそのまんま…」
叩かれた頬を押さえながら床を見つめ呟く椿は、船長に髪を鷲掴みにされ強制的に顔を上げさせられた。
「いつまでその余裕が続くか見ものだぜ。まあいい。じゃあ取り敢えず俺のモノを舐めてもらおうか」
「舐める? はて? 何を舐めろと仰るので?」
「はあ? 決まってんだろ! チンコだよチンコ! なんだぁ? 俺の事をうぶだなんだとバカにしくさったくせにそんな事もわかんねえのかよ! てめえ方がよっぽどうぶじゃねえか!」
椿のとぼけた返答に船長が馬鹿笑いすると船員達もつられて大笑いしだし、
「おいてめえら! この純真な姫様にどうすれば良いかそっちの女共を使って教えて差し上げろ」
待ってましたとばかりに歓声が上がり、立場が上の者達から奴隷を選びそしてそれぞれ無理矢理陰茎を舐めさせ始める。最初は抵抗しようとしていた女達も暴力と威圧で次第に従順になっていく。
「わかったか? ああやってチンコを舐めんだよ。よーしじゃあ俺のズボンをてめえがおろせ」
船長は掴んでいた髪を離し蹴り飛ばした木箱を引き寄せ大股開きで座り直し椿が行為を始めるのを待つ。
「でもあれではただ口に含んでいるのがわかるだけで舌遣いまではわかりません。あなたご自身で私にお手本を示してくださいまし」
「なんだあ? てめえのチンコを舐めろってか? くくく、そんなモンがその股ぐらにぶらさってたんならいくらでも舐めてやったんだがなあ」
「あら、舐める場所は股だけとは限りませんよ? そう例えば…」椿は徐に立ち上がると木箱に腰掛ける船長をまたも見下しながら自分の裸足をその眼前に突き出し、「私の裸足親指を舐めて舌遣いをご指導くださいな」
「調子に乗ってんじゃねえぞ…」
静かだが確かな怒りが込められた声を放ち、片足で立つ椿を払い倒すと今度は船長が見下す側となる。
「てめえは俺の命令だけ聞いてりゃいいんだよ! さっさと始めろ!」
「今あなたのその粗末な男根を咥えさせられたならば私、誠心誠意喰い千切らせて頂きますわ」
「だったらてめえの歯を全部抜き取ってでも舐めさせてやるよ!」
手玉に取られているように見える船長の怒声と椿のどこか飄々とした受け答えが飛び交い、順番待ちの船員、モップを持って行為で飛び散った物の掃除をする下っ端の船員、果ては他の奴隷を貪っている船員達すら二人に視線が釘付けにされていた。
「いや…歯を抜くだけじゃ足りねえな…てめえのそのご自慢の足もぶった斬ってやらねえと気が収まらねえ!」
船長はそう言い捨てるとドカドカと怒りの足音を立てながら剣を取るため船長室へ向かって行く。船員達は呆れと哀れみの目で椿を一瞥すると、それぞれ順番待ち、拭き掃除、行為へと戻る。
「本当に傲慢で浅はかで…大うつけですこと」
椿は吐き捨てるように言いながら立ち上がると、側で面倒そうに掃除していた下っ端からモップをひったくり、足音の聞こえ辛い素足である事を活かし船長の背後へと静かに忍び寄って行く。
他の船員達はそんな椿に気付きはしたが、行為に夢中だったり早く順番を回せと急かしたり…船長の怒りを買い命運の尽きた椿の事を気に留める者は誰一人として居なかった。
そして船長は部屋へ入ろうとドアノブに手を掛けた刹那、バランスを崩し視界がグルンと回り仰向けに倒れ青空が見えたかと思うとそこからヌッとモップを逆さまに握る笑顔の椿の姿が現れた。
「てめ…」
叫ぼうとしたのも束の間、すぐさま口の中へとモップの柄が勢いよく突き立てられ何本かの歯が折れた上に喉も潰され、呻き声をあげるのもやっとの状態へと一瞬にして追い込まれた。
「海賊と言えど武芸を嗜む者として敵に背を見せるなど、油断が過ぎるのでは御座いませんこと?」
椿は首を傾げてニッコリしながら更にモップを捻じ込み、船長はそれを引き抜こうと両手で柄を掴み必死で悶える。
女一人の力、荒くれ者を率いる海賊船長ならば負傷しようと難なく跳ね除けすぐさま脱出出来るはずである。モップではなく椿の足を掴み倒してしまえばそれで済む。しかし、今船長は椿に蔑みの視線を向けられながら惨めにもがき苦しんでいる。船長は想定外の反撃に混乱状態に陥り通常の思考が出来なくなってしまったのだ。
女一人で襲って来ないと思い込んだ傲慢さ、襲って来たとしても返り討ちに出来ると思い込んだ浅はかさ、そして油断し背を見せた大うつけ。
椿の煽り、罵りがモップとともに全て船長へと突き刺さる。
そしてやっとのことで異常事態に気付いた船員達。
「な…カシラが女にモップ一つで…⁉︎」
「あれ俺のモップっす!」
「バカ! 早く女を引き離せ!」
船長を助けるべく一歩踏み出した所で椿の声とその姿に全員の足が止まった。
「さあ船長様? 私に舐め方、舌遣いをご教示下さいまし」
倒れた船長の体の上に片足を乗せ、モップの柄を喉奥を目掛け上下に動かし始める。
「こうですか?」ゴッ!「こうですか?」ゴッ!「それともこうでしょうか?」ゴブッ!
執拗に何度も何度も力任せに突き立てられるモップと共に苦しみのあまり上下する船長の体。だがそれも次第に弱々しくなりついには動かなくなってしまう。
手下達も助けに入れはした。全員でかかれば難なく取り押さえられたであろう。だが、目の前の光景が余りにも異質過ぎた。
綺麗な声と姿とは裏腹に行われている事の、尋常ではない残虐さに恐れ慄きすくんでしまったのだ。
「あら、船長様の血が私の足に付いてしまいました。綺麗にして頂ける幸いですわ」
椿は船長の口からモップを抜き取ると裸足を無理矢理突っ込んだ。グニグニと動かす妖艶な足を目の当たりにし船員達はゴクリと唾を飲む。
船長に対する仕打ちに憤るのではなく、あの美しい足を舐めたい、羨ましい踏まれたい、船長俺と代われ、など寧ろ羨望の眼差しを送っていた。
「私にあれだけ男根を舐させようとしていたくせに、あなた自身は舐め方が下手くそなのですね」
船長が椿の足を舐められないのは当然であった。なぜなら既に事切れていたからだ。それを知りながら罵り嘲笑っていたのである。そして足を口から抜き出し船長の体の上に足を組んで座り込むとその足裏を船員達に見せつけて、
「さあ、次に足を舐めて下さるのはどなた? ぜひ私を満足させてくださいまし」
椿の足に魅了された船員達が我先にと一斉に駆け出す。この日海賊船は椿の軍門(足元)に降ったのであった。
『ツバキ』と名称を改められた船は、次の寄港地に着くと無骨な船長室は椿の指示で即座にお座敷へと改造され、そして椿と同時に乗せられた奴隷達は売り払われた。
椿が海賊船の実権を握った後も奴隷達とは馴れ合わず、奴隷は奴隷として扱われていたからである。
海賊船長となったからには家臣の生活を守る。それが頂点に立つ者の勤めであるとの冷徹な判断であった。
その上でそれに不満を持つ奴隷は自身を闇討ちして実権を握る事も許していたのだが、結局港に着くまでそれを実行に移した者は居らず全員金貨に換えられたのだ。
そして手下達は椿のその矜持を貫く姿に感動し、権威と忠誠心は強固で確かなものとなり現在へと至る。