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「……」

 差し出されたサーモンステーキを認め美鈴は険しい顔をしている。

 睨まれた男は用意されたサーモンステーキは品悪くナイフで切り、ワインで流すように飲む。

 お世辞と育ちの良さを感じない男だ。

「いやぁ……美鈴ちゃんとこうやってデート出来るなんてw やっぱり「デート券」を買って正解だったなwwww」

「……今すぐにデータを消してください」

「消す? 消すって……これを?」

「っ……」

 わざと周りに見えるようスマホを縦に画面を見せられ美鈴は普段見せないスピードで腕を押さえつける。

「やめてください! もし……もしまりちゃんになにかあったら……」

 ぶるぶると震えながら目に涙が滲む。

 男はスマホの画面をテーブルに押さえつけられながらヒヒッと笑う。

「そんなにあのワガママ娘が……「輪姦」されてる姿を動画で拡散されたくないの?」

「ッ……」

 ぐるんっと手を回され今度は美鈴にだけ見える形でスマホの画面を見せる。

 スマホの画面にはうっとりした顔で無数の男根に吸い付くかつての「親友」が白濁まみれになって男達とまぐわうシーンが流れている。

 自分にも見せない……いや見せちゃいけない「牝」の顔で男達に媚びへつらう手毬の裸体を認め美鈴は発狂しそうになる。

 男はスマホの画面を閉じ、自分の方に寄せていた「ワイン」を美鈴に渡す。

「まぁ飲みなよ……喉が渇いてたらマトモに話せないだろう?」

「……」

 グラスを受け取るも、

「未成年なんですけど?」

「……」

 ピッとスマホの画面がまた動画ファイルを開こうとする。

「ッ……ぐびぃ」

 慌てて中のワインを飲み、ごくんっと喉を鳴らす。

 一瞬喉が焼けるような痛みを覚えるも意外と悪くないと思ってしまう。

「はははw ジョッキのビールじゃないんだからもっと丁寧に飲みなよwwwww」

 そう言いつつ男もグラスの中のワインを一気飲みしぷはぁと下品に息を吐く。

「うめぇwwwww」

 唇に垂れるワインを手の甲で拭い、震える美鈴を認める。

「じゃあ約束を守ってるかこの場で証明してw」

「……」

 美鈴は一瞬周りが自分達を観てないか確認し、上着のポケットをそっと外す。

 ペラッとボタンを外し片側のシャツを捲ると小さくも可愛い乳首が男の前で露になる。

「うっひょぉw 美少女アイドル候補生の生乳首w これを観ながらサーモンステーキ食うのが美味いのよw ところでなんでサーモンステーキが好きかわかるwwwww」

「知りたくありません……」

 誰かに見られないかドキドキしながら美鈴は早く乳首を隠させてほしいと心の中で何度も哀願する。

 だがそんな気持ちも分かったうえで男はホテルのレストランの中で堂々と美鈴の左乳首を見つめながら「サーモンピンク」の鮭を楽しむのだった。

「ふぅ……食った食ったw じゃあ帰ろうかw ちょうど帰りのサラリーマンが帰る時間だしなwwww」

 椅子から立ち上がると男は自分の手でノーブラの美鈴の乳房を服にかけながら揉み、肩を抱く。

「……っ」

 悔しい気持ちを抑えながら美鈴は男に肩を抱かれながらレストランを後にする。

 その姿を他の客がボソッと美鈴に聞こえる声で囁く。

「パパ活ならよその店でやってほしいよな」

 美鈴は悔しくって涙が溢れてきた。

 このままホテルに行くのかと思ったが男は宣言通り彼女の住む寮に繋がる電車んに乗り送られていた。

「……」

 本当にただ乳首を観て食事をしたかっただけなのか、と疑問を抱く。

(確かに一緒に食事して満足する変な大人も多いみたいですし、た、たかが乳首を観られたくらい……た、たいしたことあり……ッ)

 美鈴の顔が青くなる。

「お、どうした?」

 震えだす美鈴に男は小声で話しかける。

 美鈴は「なんでもありません」というも急に下腹を抑えガクガクと震えだす。

 その姿に男は耳打ちする。

「うんちしたいんだろう?」

「ッ……」

 目線を合わせると男のニヤニヤ顔が映る。

 美鈴は奥歯を噛みしめ男を睨む。

「な、なにをしたんですか? きゅ、急にお腹が……」

「さっきワインを飲んだろう? あれに遅効性の「下剤」を盛っていたんだ。ちょうどこの満員電車に乗るタイミングで効果が出るタイプのねwwwww」

「な、なんてことを……うううぅぅ」

 ぐるると腹が鳴りだす美鈴に男は笑いを堪えた顔で耳打ちする。

「おいおいw これくらいで終わると思うのかw 美鈴ちゃんは夜の電車に乗らないだろうから気付いてないだろうけど今この車両……なに車両と言われてるかわかるwwww」

「な、なに……ひっ」

 べろんっとスカートの上から尻を撫でられ、思わず肛門が緩みそうになる。

「おっとwwww」

 男が避けるように身体を捻ると横から汚い手が美鈴の小さな乳房を服の上から摩りだす。

「ッッッッッッ」

 気付いたら無数の手が美鈴の身体を服越しから触りだし揉みだす。

 その姿を観て男は邪悪に口角を上げる。

「じゃあ寮に着くまでに美鈴ちゃんウンチを我慢しながらこの「痴漢専用車両」にどの駅まで堪えられるかなwwwww」

「ッ……」

 完全にハメられたと理解したころにはすでに電車は動き逃げることは出来なかった。

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