雌堕ちして家畜となる (Pixiv Fanbox)
Content
成年の日、自ら雌堕ちを選ぶ
私はこの世界に男の子として生まれた。けれど、自分の身体が他の男の子たちとは少し違うことを、物心ついた頃からうっすらと感じていた。男の娘である私には、女の子のような子宮もなければ、深く温かな膣もない。胸だってほんのりと膨らみかけてはいるけれど、女の子たちのように豊かに実ることはないだろうと言われている。それでも、絹のような長い黒髪、透き通るように白くて柔らかな肌、男の子には珍しいほど薄い体毛、そして砂糖菓子のように甘い声。それらはすべて、私がただの少年ではなく、いつか家の肉畜となるために与えられたものなのだと、私は幼い頃から理解していた。
肉畜とは、家の食料であり、性の受け皿であり、そして最後には愛する家族の手によって屠られ、その命をすべて捧げる存在だ。我が家では、母がその役目を長く担ってきた。母はいつも柔らかく微笑み、父の帰りを玄関で待ち、兄のために湯を沸かし、私の髪を櫛で梳いてくれた。その身体はすでに何度も父と兄の夜伽を受け入れ、台所では母の腿肉や胸肉が丁寧に切り分けられ、食卓に上ることさえあった。それでも母は痛がる素振りも見せず、「これが家のためになるのなら、幸せなことよ」と言って、いつも私たちに優しかった。
その母の屠殺の日が、ついに定められたのだ。
家の中には、儀式の準備の空気が満ちていた。父は納屋の奥から屠殺用の清潔な刃物を取り出し、念入りに研いでいる。刃を滑らせる音が、静かな家の中に規則正しく響いていた。兄はその隣で、父の手つきを真剣な眼差しで見つめながら、時折質問をしては「なるほど、ここはこう力を抜くのか」と呟いている。二人の間には、職人から弟子へと技が継承されるような、張り詰めた親密さがあった。
母はというと、そんな父と兄の姿を縁側から眺めながら、穏やかに茶を啜っていた。私はその隣に座り、母の横顔を見つめる。年齢を重ねてもなお美しい肌、少しだけ弛んだ首の線、そしてその下に流れる青い血管。まもなく、あの首に刃が入れられるのだと思うと、恐怖ではなく、言いようのない憧れが胸の奥でちりちりと燃え上がった。
「怖くないの、母さん」
私は思わず尋ねていた。母はゆっくりと茶碗を置き、私の手を両手で包み込む。その手は温かくて、少しだけ料理による火傷の痕があった。
「怖くないわ。お父様がなさることですもの。きっと優しくしてくださる。それに、私の身体が家族の力になるのなら、これ以上の喜びはないのよ」
母の瞳は澄んでいて、そこには一片の曇りもなかった。私はその時、羨ましいと思った。父の手で屠られ、兄の手で解体され、家族の血肉となる母が、心の底から羨ましかった。
私も、ああなりたい。
父の膝の上で、兄の腕の中で、ただの肉として扱われたい。私という存在のすべてを、この家に捧げ尽くしたい。
その欲望は、成年の日を迎えた私の中で、もはや抑えきれないほどに膨れ上がっていた。
その日の朝、私は決意した。
母の衣装箪笥をそっと開ける。中には、母が若い頃に着ていたという、生成りの長いスカートと、繊細なレースのついた絹のストッキングが大切にしまわれていた。私はそれを手に取ると、自分の部屋に戻り、ゆっくりと身に着けていく。ストッキングはひんやりとしていて、脚のラインにぴったりと吸い付くようにフィットした。スカートの布地は柔らかく、歩くたびにふわりと揺れる。鏡の前に立つと、そこにはもう少年の面影はほとんどなく、ただ父と兄を待つ、一人の男の娘が立っていた。
私は階段を下り、居間にいる父の前に立った。父は書類を読んでいた手を止め、静かに私を見上げる。その瞳には、驚きよりも、何かを確かめるような穏やかな光があった。
「どうした、そんな格好をして」
父の声は低く落ち着いていて、叱責の色はまったくなかった。私は震える指先をスカートのプリーツに絡めながら、喉の奥から言葉を絞り出した。
「お父様、私は、息子ではなくなりたいんです。雌堕ちして、男の娘として、お父様と兄様に抱かれたい。家の、肉畜になりたいんです」
一瞬息が詰まるような静寂が訪れた。心臓がうるさいほどに脈打っている。もし拒絶されたら、もし笑われたら、私はきっとこのまま壊れてしまうだろう。
しかし、父はただ、柔らかく笑った。
「そうか。お前は自分からそう望むのか」
父はゆっくりと手を伸ばし、私の腰を抱き寄せると、そのまま膝の上に私を乗せた。大きな手のひらが、私の後頭部を包み込み、長い髪を優しく梳く。その感触は、まるで壊れ物を扱うかのように丁寧で、けれど確かな力強さがあった。
「家の肉畜になりたいのなら、これからはよく言うことを聞くんだぞ。父さんの言いつけを守り、兄さんの助けになり、母さんのように家族を支えるんだ。できるな」
私が何度も頷くと、父は満足そうに私の額に口づけた。その温もりに、目の奥がじんと熱くなる。
その時、背後から足音が近づいてきた。振り返る間もなく、耳たぶに柔らかな唇が触れる。ひやりとした空気と共に、兄の低い囁きが鼓膜を震わせた。
「いい子だ。俺はお前みたいな可愛い妹が欲しかったんだ。これからはたくさん可愛がってやるからな」
兄の指が私の髪を一房すくい、そっと引き寄せる。その仕草には、すでに私を自分の所有物として扱うような親しみと独占欲が滲んでいて、それだけで腰の奥が甘く痺れた。
その夜、私は身体を清めるために浴室へ向かった。湯船に浸かりながら、今日の出来事を反芻する。父の膝の感触、兄の唇の温度、そして自分がこれから肉畜として生きていくという実感。恐怖は、やはりどこにもなかった。あるのはただ、深い安堵と歓喜だけだ。
浴室から上がり、私は自分の部屋の鏡の前に立った。濡れた長い髪を下ろし、白い肌に水滴が光っている。まだ発達しきっていない胸のふくらみ、くびれた腰の線、そして脚の間に慎ましく横たわる玉茎。この身体が、まもなく父と兄のものになるのだと思うと、胸が高鳴った。
私は鏡の中の自分を見つめながら、そっと呟いた。
「私は、生まれつき、お父様とお兄様の花嫁になるべきだったんだ」
鏡の中の男の娘は、恥じらいと期待に頬を染め、うっとりと微笑んでいた。その姿は、これから始まるすべてを受け入れる準備が、すでに整っていることを物語っていた。
父の寝台、兄の手
父の腕は驚くほど太く、そして温かかった。私を横抱きにしたまま、廊下をゆっくりと歩いていく。床板が一歩ごとに小さく軋み、その振動が私の背骨にまで伝わってくる。私は父の胸に顔を埋め、作業着に染みついた鉄と血と、その奥にある日向の匂いを吸い込んだ。
部屋の戸が開く音がした。ここは母と父の寝室だ。大きな寝台が窓際に据えられ、厚い麻布の敷布が几帳面に整えられている。壁際の棚には手入れの行き届いた屠殺道具が並び、その金属の冷たい輝きが月明かりを受けて青白く光っていた。
父は私を寝台の縁にそっと下ろした。足が床に着く。素足の裏に木の板のひんやりとした感触が広がった。
「手を上げなさい」
その声は低く、しかし優しかった。私は両腕を頭の上に持ち上げた。父の大きな手が私の上着の裬を掴み、ゆっくりと捲り上げていく。布地が肌を滑り、脇の下を通り、腕を抜けていく。その間、私はただ父の顔を見つめていた。深く刻まれた皺、少し窪んだ眼窩、そして私を見下ろす瞳の静かな光。
上着が床に落ちた。次は下穿きだ。父は片膝をつき、腰紐を解いた。布が足首まで下りる。私は片足ずつ抜き、裸で父の前に立った。
父の視線が私の全身を這う。それは検分するような、品定めするような、しかしどこまでも慈しみに満ちた眼差しだった。
「母さんよりも肌が白くて柔らかいな」
父の手のひらが私の肩に触れた。屠殺で硬くなった指の腹が、鎖骨の上をなぞるように滑る。くすぐったさと、ぞくりとするような何かが背筋を走った。
「それに……こいつも小ぶりで可愛らしい」
視線が下りる。私の玉茎はまだ幼く、薄い陰毛に隠れて恥ずかしそうに縮こまっていた。父の指がそこに伸び、そっと摘み上げる。私は息を呑んだ。触れられた部分が熱くなり、自分でも制御できない震えが膝まで伝わる。
「良い子だ」
その一言で、胸の奥がじんわりと温かくなった。褒められた。父に認められた。それだけで涙が出そうになる。
背後で戸が開く気配がした。振り返らなくてもわかる。足音の立て方、呼吸の間合い、空気の動かし方。すべてが兄のものだった。
「父さん、もう始めてるのか」
兄の声には笑みが含まれていた。彼は私のすぐ後ろに立ち、その両腕が私の肩越しに伸びて、胸の前で交差した。抱きしめられている。背中に兄の体温がぴったりと張り付く。
「可愛い妹だな。震えてる。寒いのか、それとも期待してるのか」
耳元で囁かれて、私は首を竦めた。兄の呼気が耳殻をくすぐり、それが妙に気持ち良くて、変な声が出そうになるのを必死で堪えた。
「まずは跪きなさい」
父が静かに命じた。私は素直にその場に膝をつく。床板の硬さが膝頭に食い込んだ。次に何をすればいいのかはわからない。ただ、父を見上げた。
「尻を突き出すんだ。そう、腰を落として、もっと高く」
兄が後ろから私の腰を両手で掴み、ぐいと持ち上げた。上半身が前のめりになり、手を床について支える。尻が高く上がり、太腿の裏側がぴんと張った。後孔が露わになる。風が当たるだけでわかるほど、そこは敏感になっていた。
「良い娘はな、自分で咥え込むことを覚えるものだ」
兄の言葉が背中に落ちてくる。彼は私のすぐ後ろで同じように膝をつき、片手で私の腰を押さえたまま、もう一方の手で自分の前を寛げていた。衣擦れの音がやけに大きく聞こえる。
父が正面に立った。見上げると、父もまた衣服を解いているところだった。寛げられた前合わせの奥から、太く勃起した肉茎が姿を現す。それは私が見たどんなものよりも大きく、血管が浮き上がり、先端は濡れて光っていた。
「怖いか」
父が尋ねた。私は首を横に振った。怖くはなかった。怖いという感情は不思議と湧いてこない。ただ胸が高鳴り、下腹の奥がきゅうと締まるような感覚があるだけだ。
「良い返事だ。では、お前の口で湿らせなさい」
私は両手を父の腿に添え、顔を近づけた。肉茎の先端が唇に触れる。塩気と、少し苦いような味が舌に広がる。言われるままに口を開け、それを咥えた。父の手が私の後頭部を優しく押さえる。
「歯を立てるな。舌を使え」
私は懸命に舌を動かした。口の中いっぱいに広がる質量と熱に、息がつまりそうになる。唾液が溢れ、口の端から零れ落ちた。それを吸いながら、何度も何度も頭を前後させた。
「もう良い。よくできた」
父が私の頭を離させた。肉茎は唾液で濡れそぼり、月明かりにてらてらと輝いている。父は私の背後に回った。兄が脇にずれて場所を空ける。
「力を抜け。痛むのは最初だけだ」
父の声が頭上から降ってきた。同時に、尻の割れ目に熱いものが押し当てられる。私はぐっと歯を食いしばった。
貫かれた。
身体の奥深くに、異物が侵入してくる。圧迫感と、引き裂かれるような痛み。内臓が押し上げられ、息ができなくなる。私は悲鳴を上げそうになり、しかし代わりに口から出たのは甘く震える声だった。
「お、とう、さん……」
自分でも驚くほど蕩けた響きだった。父の名を呼んだ瞬間、痛みの奥から別の何かが湧き上がってくる。それは熱くて、痺れるような、全身を溶かしていく感覚だった。
涙が勝手に溢れた。唾液も口の端から止めどなく流れる。父が動くたびに、身体の奥で何かが擦れ、その度に声が漏れた。痛いのに、苦しいのに、どうしようもなく幸福だった。
「良い子だ。良い娘だ」
父が腰を打ちつけながら囁く。その言葉が直接、私の心臓に染み込んでいくようだった。
どれだけそうしていただろう。時間の感覚はとうに失われていた。ただ、父の律動に身を任せ、自分が父の一部になったような錯覚の中で、私は何度も何度も果てた。玉茎からは透明な液が零れ、床に小さな染みを作っていた。
ふと、口に何かが押し込まれた。兄の肉茎だった。後ろから手を伸ばし、私の顎を掴んで無理矢理咥えさせる。喉の奥まで一気に突き入れられ、私は噎せた。
「妹の鳴き声は本当に可愛いな。父さんに犯されながら、そんな声が出るのか」
兄が笑いながら腰を動かす。私は前からも後ろからも責められ、声を出すことすらできず、ただ鼻にかかった息を漏らすだけだった。
「これから毎晩、そう鳴くんだぞ。俺と父さんで、たっぷり可愛がってやる」
兄の言葉が、遠くの雷鳴のように頭の中に響く。毎晩。これから毎晩。その約束が、どれほど甘美なものに思えたか。
やがて、二つの熱い奔流がほぼ同時に私の中に放たれた。腹の奥で父の精が広がり、喉の奥で兄の精が流れ込む。私はそれを必死で飲み下した。一滴も零してはいけない。それが良い娘の務めだと、本能が告げていた。
すべてが終わった後、父は私を抱き上げ、寝台の真ん中に横たえた。兄が私の右側に、父が左側に寝る。二人の精液を腹にも口にも挟んだまま、私は彼らの体温に包まれて目を閉じた。
身体の奥がまだひくひくと痙攣している。痛みもまだ残っている。けれど、それ以上に満たされていた。空っぽだった私という器に、ようやく意味が注がれた気がした。
私はこの家の、本当の女になったのだ。
父の腕が枕になり、兄の手が私の腰に回されている。その重みと温かさの中で、私は静かに眠りに落ちていった。明日からは、毎日がこうなのだ。その確信だけが、暗闇の中で星のように輝いていた。
肉畜となった数日
数日が過ぎた。私はもう、家の中で衣服というものを纏っていなかった。肌に触れるのは、ただ一枚の薄い紗だけ。それは白く透き通り、肩から胸の突起、腰の曲線、そして腿の内側まで、すべてを隠すことなく浮かび上がらせた。歩くたびに紗が揺れ、風が素肌を撫でると、自分がまるで家の中を歩く生きた肉の塊になったような心地がした。父も兄も、私がそうして家の中を歩くのを当然のように見つめ、時折その手で紗の上から私の身体を確かめるように撫でた。
昼間、陽の光が差し込む居間で、父は私を膝の前に座らせた。私は紗を床に落とし、裸のまま正座する。父の大きな手が私の顎をとらえ、上向かせる。
「口を開けなさい」
低く落ち着いた声が命じる。私は素直に唇を開いた。父の指が私の舌の上をなぞり、歯の裏側を確かめるように動く。
「歯を立ててはいけないよ。舌で包み、吸いながら、喉の奥まで迎え入れるんだ」
私はこくりと頷く。父は帯を解き、既に硬く熱を帯びたものを私の唇に押し当てた。私は教えられた通り、まず先端に舌を這わせ、それからゆっくりと口の中に迎え入れる。喉の奥が圧迫される感覚に一瞬息が詰まりそうになるが、父の手が私の後頭部を優しく支え、そのまま深くまで導いた。
「そうだ、上手だよ」
父の声は静かで、まるで私を褒めるように響く。私は涙で滲む視界の中で、必死に舌を動かし、吸い上げた。喉の奥で脈打つ熱に、自分の下腹も熱くなっていくのがわかる。
その夜は兄が私を求めた。彼は私を寝台にうつ伏せに寝かせ、腰の下に枕を押し込んで高く掲げさせる。
「いいかい、妹よ。腰を突き出すときは、背中を反らせすぎてはいけない。自然に、俺を受け入れるように丸く、そうだ……」
兄の手が私の腰骨を掴み、位置を微調整する。彼の指が私の蕾に触れ、昨夜と一昨日の名残でまだ柔らかく開きやすいそこを確かめると、ゆっくりと自身を沈めてきた。
「あ……ぅ、あ……」
「声を我慢しなくていい。お前の声は可愛いから好きだよ」
兄はそう囁きながら、私の背中に覆いかぶさるようにして腰を動かし始めた。私は教えられた通り、彼の動きに合わせて自ら腰を突き出し、より深く彼を受け入れる。肌と肌がぶつかる湿った音が部屋に満ち、紗はとうに汗で肌に貼りついていた。
「屠殺の日には、もっと大人しくしていなくちゃいけないよ」
兄は動きを止めずに、私の耳元で囁いた。
「どんなに気持ちよくても、暴れたり泣いたりしてはいけない。それが良い肉畜の務めだ」
「は、はい……兄様」
私はひくひくと震える身体を必死に押さえつけながら答えた。貫かれる快楽と、いずれ訪れる斬首の約束が、私の中で同じ熱となって渦を巻いていた。
そんな私の姿を見ても、母は決して私を叱らなかった。むしろ、ある日の午後、私が紗を羽織ったまま庭先に立っていると、母は背後から近づいてきて、そっと私の髪を梳き始めたのだ。
櫛が髪の根元から毛先までを滑るたびに、私は目を閉じた。母の指は、父や兄のそれとは違う、柔らかく包み込むような優しさがあった。
「綺麗な髪になったわね」
母は言った。
「女はね、こうやって愛されて育つの。肌を撫でられ、髪を梳かれ、身体の内側から満たされて、そうして初めて本当の美しさを知るのよ」
私は振り返らずに、小さく尋ねた。
「お母様は……私のことを、嫌いになりませんか?」
櫛の動きが一瞬止まり、それから母は私の肩に手を置いて、自分の方へと振り向かせた。母の瞳は穏やかで、深い慈しみに満ちていた。
「嫌いになるわけがないでしょう。お前は私の可愛い娘になったのだから。それに、女はみな、こうして家の男たちに仕え、愛されることで幸せになるの。お前ももう、わかっているでしょう?」
私はこくりと頷いた。母は微笑み、再び私の髪を梳きながら、ぽつりと呟いた。
「明日は、私の儀式の日なの」
指が止まる。心臓がひとつ、大きく跳ねた。私は振り返って母の顔を見上げた。母は変わらず微笑んでいた。
その夜、私は母の腕の中で丸まって眠った。母の寝台は柔らかく、彼女の身体からは温かな乳の匂いがした。私は子供の頃のように、母の胸に顔を埋め、膝を折り曲げて彼女の腹に寄り添う。母はそんな私の背中をとんとんと優しく叩きながら、もう片方の手で、そっと私の胸のあたりを撫でた。
まだ膨らみきっていない、平らな胸。母の指はその突起をそっと摘み、転がすように愛撫する。私は小さく息を呑んだ。母の手はそのまま下りていき、私の腹を通り過ぎ、紗の下で半ば立ち上がりかけた玉茎に触れた。
「明日の儀式は、とても美しいのよ」
母は私の耳元で囁いた。その声は子守唄のように優しく、静かだった。
「だから怖がらなくていい。お前のお父様も、お兄様も、決して私を苦しめたりしない。あれは恵みであり、愛の証なのだから」
私は母の手の中で、小さく震えた。それは恐怖ではなく、歓喜に近いものだった。母の指が私の弱い場所を優しく包み込み、ゆっくりと扱き上げる。私は声を殺して、母の胸に顔を押し付けた。
「お前もいつか、あの台に上がるのでしょう?」
母は問いかけるように言ったが、それは疑問ではなく、確信だった。私は答えなかった。ただ、母の手の動きに身を委ねながら、心の奥底で密かに思っていた。
——明日、母がいなくなる。
——そうすれば、私が母の代わりになれる。
——父と兄の、唯一の肉畜に。
私は母の手の中で達しながら、暗闇の中でひとり、笑みを浮かべていた。母はそんな私の髪を撫で、最後の夜を共に過ごしてくれた。外では風が静かに吹き、屠殺台の木の匂いが、かすかに寝室まで届いているような気がした。
観礼:母の最期の瞬間
夜明け前の冷たい空気が、庭に敷き詰められた白い布の上を滑るように流れていた。布は露に湿り、ほのかに土の匂いを纏っている。その中央には、磨き抜かれた木の寝台が据えられていた。表面は長年の使用で滑らかに黒光りし、所々に染み込んだ古い血の跡が、かすかな紋様のように浮かんでいる。
私は寝台の傍らに正座し、膝の下の白布がじわりと冷たくなっていくのを感じていた。指先は震えていたが、それは寒さのせいではない。胸の奥で、奇妙な高揚感と、鋭い痛みが絡み合っている。
母が庭へと歩み出てきた。裸足の足裏が白布を踏む音は、まるで雪を踏むように静かだ。彼女は薄い麻の寝間着だけを纏い、その下の身体の線が朝の光に透けて見える。長い髪は梳られ、背中で一つに結ばれていた。屠殺の儀式のための、正装だった。
父が母の手を取った。その動作は、恋人の手を取るように優しく、指を絡めるような仕草だった。
「寒くないか」
父の声は低く、よく通る。母はかすかに首を振り、微笑んだ。
「いいえ。あなたの手が温かいから」
兄が寝台の反対側に立ち、私に目配せをした。その瞳には、いつもの穏やかな光が宿っている。
「よく見ていなさい、妹よ。これが家のやり方だ」
私はこくりと頷いた。喉が乾いていて、言葉が出なかった。
父は母の寝間着の紐を解き、白い布がはらりと足元に落ちた。露わになった母の肌は、幾度もの出産と授乳を経てなお美しく、乳房は豊かに垂れ、腰の曲線は成熟した果実のように丸みを帯びている。父はその肩に唇を落とし、ゆっくりと寝台へと導いた。
母が寝台に横たわると、木の枠がかすかに軋んだ。父は彼女の上に覆いかぶさるように身を置き、その手が母の太腿を開かせる。私は息を呑んだ。母の秘めた部分が朝の光に晒され、既に潤んでいるのが見えた。
「お前は良い妻だった」
父が囁き、腰を進めた。母の口から微かな吐息が漏れ、それが次第に甘やかな声へと変わっていく。父の動きは決して急がず、まるで壊れ物を扱うかのようだ。寝台が規則正しいリズムで揺れ、母の指が父の背中に縋りつく。
兄が寝台の脇に近づき、母の乳房に手を伸ばした。その指先が乳首を優しく転がすと、母の声が一際高くなる。
「これが最後の慈しみだ、母上」
兄が耳元で囁き、母は潤んだ目で兄を見上げた。
「ありがとう……良い息子たちを持って、私は幸せよ」
私は正座したまま、自分の膝をぎゅっと握りしめていた。母の声が、父の動きが、兄の愛撫が、すべてが一つの音楽のように調和している。これが、この家の愛の形なのだ。屠殺は終わりではなく、最も深い慈しみの行為なのだと、私は心の中で繰り返した。
母の呼吸が速まり、腰が浮き上がる。彼女の指が寝台の縁を掴み、白い布に皺が走った。絶頂の波が彼女の全身を貫くのが、傍らの私にもはっきりと見えた。長く引き伸ばされた声が庭に響き、そして静寂が訪れた。
兄が私の肩に手を置いた。
「さあ、お前の番だ」
私は立ち上がろうとしたが、膝が震えてうまく動けなかった。兄はそんな私を軽々と抱き上げ、寝台の上へと運ぶ。母の裸身の上に、私の小さな身体が覆いかぶさる形になった。母の肌は汗ばみ、心臓の鼓動が直接伝わってくる。
「最後の受胎の姿勢を、お前が完成させるんだ」
兄はそう言うと、私の腰布を解いた。冷たい空気が露わになった臀部を撫で、私は身震いした。兄の手が私の腰を支え、ゆっくりと母の中へと導く。既に父の精で満たされた温かな場所が、私を受け入れた。
私は母の顔を見下ろした。母の目から涙がこぼれ、こめかみを伝って白布に染みを作っている。しかしその顔は、深い安らぎに満ちていた。母の手が震えながら持ち上がり、私の頬に触れる。
「良い子ね……それでいいのよ」
母の声はかすれ、それでいて限りなく優しかった。私は母の額に自分の額を押し当て、涙が母の顔に落ちるのを感じた。
「お母様……」
それ以上、何も言えなかった。
兄が私の背後で衣擦れの音を立て、次の瞬間、熱いものが私の中に入ってきた。私は息を詰め、母の中でさらに深く沈み込む。兄の腰が動き始め、そのリズムに合わせて、私と母の身体も揺れた。
「良い妹だ」
兄が私の耳元で囁く。その声は熱を帯び、吐息が首筋をくすぐる。
「家族のために、よくやっている」
父が寝台の傍らに立った。その手には、家に伝わる刀が握られている。刃渡りは短く、しかし恐ろしいほど鋭く研ぎ澄まされ、朝日を受けて白く輝いていた。父の指が柄を握り直し、刃の角度を微調整する。
※本文が長いため、FANBOXで公開できる範囲に自動的に短縮しています。