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 静まり返ったオフィスの中に、オフィスチェアが軋む音が鳴った。少し前までは賑わっていたオフィスだが、ほとんどの社員は帰宅して残っているのは二人だけ。

 そのうちの一人である雲龍 堂二(うんりゅう どうじ)は悲鳴を上げているオフィスチェアに気にせず体重をかける。龍人とは例外なく恰幅が良いものであるが、雲龍は際立って体格が良い。学生時代にはラグビーをしていたらしく、ドラム缶のような胴体に電柱並みの質量の手足を繋げている。筋肉をたっぷりの脂肪の鎧で包み込んでいる身体は、軽自動車相手ならばぶつかりあっても返り討ちにできそうだった。

 部長の席にもオーダーメイドの椅子を用意させている巨漢。普通のオフィスチェアでは受け止めきれず、でかい尻に踏みしめれられてキシキシと救いを求めていた。

 

「栗毛原くん、もう帰ってもいいいんだぞぉ?残りは俺が片付けとくから」

「いえ、もうすぐっすから!最後まで片付けておきます!」


 雲龍の隣には若々しい馬の獣人がいた。名は栗毛原 悠馬(くりげばら ゆうま)。

 名の示す通り栗毛の馬の男であり、雲龍とは別の方向で見事な体型をしていた。上半身は腹筋が割れた引き締まった身体をしている、程度であるが下半身の発達具合が目を惹く。脂肪ではなく筋肉によって膨脹した大胸筋は安物のスラックスをぱつぱつにしていて、うっかりすれば布地を弾け飛ばしかねなかった。つま先から大殿筋にかけてまで筋肉がみっちりと詰まっており、力強さとしなやかさを両立させていた。その大腿筋の見事さは頬ずりしたくなるほどだ。

 だが、彼の身体の中で最も見事な部位はスラックスの上からでは分からない。見てくれだけならば爽やかなで、スポーツが趣味の若手社員にしか見えない彼の秘密を知る者はわずかだった。

 

「きみも真面目だなぁ。同僚のミスまで代わってやらなくてもいいのに」

「いえ、あいつには前に仕事を代わってもらいましたし。今日はデートらしいんで」


 雲龍と栗毛原の勤める会社は数年前に設立されたばかりの若手ベンチャーだった。切れ者の社長をはじめとして、優秀な社員ばかり――と栗毛原は信じているのだが、どうしたって人員は少ない。日々の仕事は多く、どこかでミスや遅延が起これば誰かか補わなければならない。今日も栗毛原は同僚が起こしたミスの補填のために残業をしているところだった。誰かに会社に残った理由を問われれば、栗毛原はそう回答するだろう。

 

「それに、社長も毎晩遅くまで残ってるって聞いてますし。おれだって頑張らないと!」


 20代でこの会社を設立した上鱗 翠爾(じょうりん すいじ)。鍛え上げられた肉体と整った顔立ちをした竜人である彼は、優秀なだけでなく誰よりも勤勉であると社内で尊敬されている。大きいとは言えないオフィスの社長室はいつも灯りが消えることはなく、会社のために全てを捧げている実直な男。栗毛原もほとんどの社員も上鱗を尊敬していた。

 しかし、雲龍は栗毛原の言葉を同意も否定もせずにくつくつと笑うだけだった。栗毛原は上司の反応が理解できず首を傾げる。雲龍部長といえば、上鱗が最も信頼する部下であり、プライベートも親密であると聞いていた。決して仲が悪いわけではないはずだ。

 

「ああ悪い。なんでもないぞ。確かにあいつは頑張ってるなあ、毎晩」


 栗毛原の視線に気づいたのか雲龍は意地の悪い笑みを浮かべて答えた。

 まあ、仲が良いからこそいろんな面を知っているんだろう。雲龍部長と上鱗社長は親子ほどの年齢の差がある。上鱗社長も悩みを打ち明けたり、甘えることもあるのかもしれない。栗毛原はそう結論付けた。

 仕事に集中しようとキーボードを叩き始める。早く終わらせなければ。こうして『幸運にも』会社に残る合法的な理由ができて、雲龍部長もそばにいる。早く終わらせて目的を果たさなければならなかった。

 

「よし、終わったぁ!」


 そして全ての作業を終えると、栗毛原は椅子の上で大きく伸びをした。時計を見るとまだ21時を回っていない。終電までにはまだ時間がたっぷりある。明日からは連休だ。これならば自分の望みは叶うだろう。

 栗毛原はキーボードを叩いていた時とは違い顔の筋肉を緩め、瞳を欲望で濁らせる。その視線の先には雲龍の恰幅の良い身体があった。

 どこもかしこもむちむちとしている身体。ボタンがちぎれ飛びそうなぐらい突き出した腹や胸。その身体に抱き着いて顔を埋めれば極上の肉クッションが受け止めてくれる。そのことを、栗毛原は良く知っている。乳肉を鷲掴みにすれば指先から悦感が生じて肉の海に溶けてしまいそうになることを知っている。

 

「どうしたんだぁ?終わったんなら帰っていいんだぞ?俺は社長に報告に行くからなぁ」


 雲龍は栗毛原を見もせずにスマホを弄っていた。けれど、栗毛原は知っている。もう雲龍による焦らしと責め苦は始まっているのだ。この強面の龍はいつだって意地が悪く、飼いならされたペットとなっておねだりをしなければ願いを叶えてくれないと知っている。

 

「雲龍さぁん❤おれ、もう我慢できないっすよぉ~❤❤」


 だから栗毛原は媚びた声を出すと、雲龍の膝の上へと跨った。脂によって肥え太った太ももを、鍛え上げて無駄な肉を省いた極太の大腿筋によって挟み込む。一人分の体重によって死にかけだったオフィスチェアは、更なる巨漢の体重を加えられて絶命寸前にまで追い込まれる。これ以上の負荷がかかればシャフトからポッキリ行くだろう。

 それに気づいていないのか、無視しているのか龍は悪辣な笑みを広げて栗毛原を見やる。残業に勤しんでいた部下を見守る上司は消え失せて、獰猛な獣が現れる。

 雲龍の太ももが持ち上がりゆったりと上下する。栗毛原は股間を太ももに押し付けた体勢のままで揺すられてまなじりを下げた。脂で包まれた太もも押し上げられる股間と尻の肉によって、栗毛原の中にあった火が激しく燃え上がらんとしていた。出社してからずっとくすぶっていた火種は雲龍の熱を感じた途端に勢いを増していた。

 

「あっ❤あおおぉっ❤❤雲龍さん❤」

「何が我慢できねえのか言わないとなぁ。前にもそう教えてあげただろう?」

「あ゛ぅうぅん❤せ、せっくす❤❤雲龍さんとヤりたくてもう我慢できないっす❤❤ああぅ、今日もおれからザーメン搾って欲しいんすよぉ❤」

 

 栗毛原は股間に加えられる振動に口元を緩め、口端から唾液までも垂らしていた。抱き着きこそしないが両手を雄らしい腹肉に添えて、マズルを龍の首元へと近づける。雲海を束ねたような豊かなたてがみは首元まで隠しており、鼻先を埋めると中年男の体臭がした。

 微かな煙の匂い、制汗剤でも誤魔化しきれない汗の匂い、そしてフェロモンとしか形容できない性欲が煮詰められたような香り。それらが首元に近づけた鼻から肺へと流れ込むと、栗毛原は雲に乗って浮かんでいるような幸福感に包まれる。

 この臭いを吸い込んでいると何もかもがどうでも良くなる。そうなるように躾けられていた。

 雲龍の太い指の腹が、栗毛原の唾液を拭った。熱に冒されたような顔を見て満足したのか、拭った唾液をべろりと舐める。

 

「良し。先に行って準備しといてな。場所は分かるよなぁ?」

「は、はいっ!2階の非常階段近くのトイレの一番奥っす!」

「そうだ。あそこなら邪魔が入ないからな。俺が行くまでザーメン漏らしちゃいけないぞ」

「はいっす!ちんぽぎんぎんにして雲龍さんを待ってるっす❤❤❤」


 言うが早いか、栗毛原は勢いよく立ち上がると指定された場所へ駆けて行く。飢えた畜生のような速さで走る部下を苦笑しながら見送ると、雲龍はまたもスマホの画面を見やるとメッセージを送信する。すぐに返信が来るのを確認すると、栗毛原の後を追って2階のトイレへと向かった。

 

 その足取りは栗毛原のように欲望に逸ったものではなく、落ち着いていた。若々しい馬人はこれから行われる逢瀬を待ち望んでいたのだろうが、雲龍にとっては休憩時間のコーヒー程度のものなのだろう。そう思わせるような退屈そうな足運びだ。

 途中で見回りの警備員とすれ違い朗らかに挨拶を交わしてから、指定したトイレへと足を踏み入れる。普段から使われることがほとんど無いその場所は3つの個室があるが、一番手前のものを除いて鍵がかけられていた。

 雲龍は真ん中の個室を見てニヤリと笑ってから、最奥のドアをノックする。すぐに鍵が開く音を聞いて雲龍は目を細めた。自分以外の者ならばどうするつもりなのか。間抜けな馬はそんな当たり前の危機意識すら頭の中から消え失せている。それは雲龍にとって実に悦ばしいことだった。

 

「雲龍さぁん❤はやく、はやくちんぽいかせて欲しいっす❤❤❤」


 ドアの中では、愚かな馬が便座に座りこんでいた。

 スラックスも下着も床へと投げすてて、大きく開かれた両脚の間に逞しい肉の槍をそびえ勃たせて。

 栗毛原は、みぞおちにまで到達するかというちんぽから雫を湧きださせながら何度も、何度も口にした。

 

「いきてえ❤雲龍さぁ~~ん❤❤❤もうっ❤金玉パンパンなんすよぉ❤いかせて❤いかせてぇ❤❤」


 雲龍は愉快そうに太い尻尾を揺らすと巨体を個室の中へと押し込んだ。

 

 ***

 

 雲龍の関係が始まったのは入社してすぐ。つまりは半年以上前からだった。

 残業に勤しんでいた栗毛原に向かって『きみ、ゲイだろ』と雲龍に指摘されたのが始まりだった。栗毛原は慌てて否定をしたがその反応が全てを物語っていた。

 

 ばれたのも仕方がないことだろう。栗毛原が入社を決めたのも上鱗に惹かれたからだ。それも社長としての能力ではなく、外見に。詳細に言えばスーツを押し上げる分厚い胸板やスラックスが張り付く尻肉と太ももを間近で拝みたくなったのだ。

 幸運にも入社できた栗毛原は幸福な日々を過ごしていた。テレビや雑誌で見る以上に上鱗は魅力的であり、歩くたびに揺れる尻肉のボリュームにいつもちんぽを硬くしていた。栗毛原に注意を払っていれば、上鱗をズリネタにしていることなどすぐに分かっただろう。

 加えて、この会社には雲龍というもう一匹の魅力的な雄がいた。恰幅が良く強面だけれど口調と笑顔が柔らかく、いつも優しく仕事を教えてくれた。そして何よりも腹と尻肉のボリュームが素晴らしかった。上鱗の身体は彫りこまれている印象だったが、雲龍は神が恵んだ肉体を更に盛り付けているような魅力があった。

 栗毛原は会社に来るたびにずっしりした尻肉が揺れるのを視ており、堪えきれずに会社のトイレで自慰をすることもあった。

 そんな欲望に支配された発情期の畜生が同性愛者であるとばれるのも仕方のないことだろう。

 

『栗毛原くん、いっつも俺や社長のケツ見てるもんなぁ?でっかい男が好きなのか?』


 視線の向かう先まで言い当てられて栗毛原は人生という城が崩壊していく音が聞いた。もう終わりだ。セクハラで訴えられてまともな人生は歩めなくなるとさえ思った。

 だが、運命というものは栗毛原にとって実に都合が良かった。

 

『仕事中にちんぽ硬くしてんの辛いだろ。俺がちんぽ扱いてやろうかぁ?』


 こんなご都合主義があるだろうか。雲龍は栗毛原を非難するどころか、青臭い性欲を受け入れてくれた。戸惑う栗毛原をトイレで手コキして精液を搾り取ってくれた。

 

『きみ、やっぱりちんぽでっかいなあ。俺がこれからも性処理してやるよ。俺もでっかいちんぽ好きだからちょうどいいよな』


 そして、都合の良すぎる展開は続いた。雲龍は今後も性処理をすることを申し出て、週に何度も会社で射精することになった。最初は手コキだけだったものにフェラが混ざるようになり、ちんぽだけでなく乳首や尻の穴まで愛撫してくれるようになった。そのころには一人寂しく自慰する機会は少なくなり雲龍の手に任せるようになった。

 そして雲龍の尻穴で童貞を捨てる頃になると、雲龍無しでは射精できない身体になっていた。

 

「雲龍さんっ❤あっあっもっと優しくっ❤❤」

「んー?優しくしてやってんだろぉ?俺がちょっと本気出したらすぐにイっちまうじゃないか」

「い、今でもすごすぎっ❤❤あっひぃいぃいぃ❤」


 今の栗毛原は雲龍に従順な家畜と化していた。雲龍から暴力など振るわれていない。恫喝もされていない。取引を持ち掛けられたわけでもない。それでも栗毛原は雲龍にもう逆らうことができない。

 飴と鞭こそが人を躾けるのに最適だと言われているが、栗毛原に与えられているのはひたすらに甘い飴だけだ。この甘美な快楽のためならば全てを捧げてもいいと思えるほどの飴玉を与えられ、栗毛原からは雄としてのひとかけらのプライドも無くなった。

 

 便座に座りながら栗毛原はちんぽを舐めしゃぶられていた。大柄な雄二人で入れば狭苦しくなる個室の中で、ジュボジュボと性器を口で犯す音が響いていた。栗毛原は便器で脚を投げ出して座っており、まるで不遜な王のようでもある。極太の両脚の間に座りこみ、ちんぽを口に含んでいる雲龍は逆に奴隷のようでもあった。オーダーメイドのスーツもシャツも投げ捨てた巨漢の龍が身に着けているのは、下着と言えるかも怪しい紐パンと黒ソックス、そして革靴だけである。磨かれた革靴を視界に入れなければ奴隷と言われても通る恰好だった。

 けれど、この二人を見ればどちらが支配者でどちらが憐れな虜囚であるか誰であろうと分かるだろう。

 

「お゛あっ❤❤おぉおおおおっ❤んおぉおぉおぉーーーーっ❤❤」


 栗毛原はここが社内であることも忘れていなないた。ほとんどの社員が帰ったとはいえまだ警備員は巡回しており、下手をすればこの変態行為を見られかねない。そんなことは馬鹿になった脳みそでも分かっているのだが、快楽の前には些細な問題でしかない。この気持ち良さを声に変えて吐き出さなければ狂ってしまいそうだった。

 栗毛原のちんぽは長い龍の口によって咥えこまれていた。握りこぶしほどはあろうかという亀頭も、へそを超えて立ち上がっている極太ちんぽの竿も根本までもが雲龍の口に飲み込まれ、根本から亀頭まですべてが口内粘膜で擦り立てられていた。

 

「雲龍さん❤雲龍さん❤ああっ雲龍さんの口マンコすきすきすきぃいいぃ❤ちんぽぜんぶ舐められてるぅううぅ❤❤」

「んんっ。このちんぽぜーんぶ咥えられるやつなんて早々いないだろうからなぁ。まだ他のやつにフェラされたことないだろぉ?」

「な、ないっすうぅうぅぅ❤❤雲龍さんだけっ❤こんな気持ちいいことしくれんの雲龍さんだけっすよぉ❤他のやつとセックスなんてぇ❤❤」

「こんなちんぽに立派ななケツと脚してんのにかぁ?いくらでも相手なんて見つかんだろぉ」

「わ、分かってるのに意地悪しないでくださいよぉ❤おれのちんぽ見たらみんな逃げてくっす❤❤だから、だからおれには雲龍さんだけでぇ❤」


 頬を紅潮させて吐露した内容は全て雲龍が知っているものだ。栗毛原を辱めるだけの質問に、駿馬はちんぽをより硬くして喘ぐ。雲龍は快楽を与える代償とでも言うように栗毛原の羞恥心を掻き立てる質問をすることがあった。過去の性経験から、恋人が何人いたか、自慰はいつもどうしていたのか。最初は嫌々答えていたのだが、答えながらちんぽを硬くするようになってしまった。

 

「おっと、またちんぽがでかくなったなあ。もうちょい詳しく話を聞かせてくれよぉ」

「ん゛ッ❤知ってるじゃないすかぁ❤❤あっ❤虐めないでくださいよぉ❤」


 などとほざきながらもちんぽが萎える気配はない。雲龍が根本まで咥えこんでいたちんぽは吐き出され、今では竿に頬を寄せた雲龍によって根本だけを舌先で舐められている程度だった。

 亀頭から根本までを呑み込まれていた時よりははるかに淡い快楽しか与えられていないのだが、栗毛原は竿に触れる鱗の感触と陰毛の茂みに舌を突っ込まれ掻き分けられる快感だけで先走りを飛ばす。

 快楽を羞恥心が後押ししていた。つい先月マッチングアプリで会った犬の男は遊び人を自称――低俗な言い方をすれば、自分をヤリマンなどと貶めていた。

 栗毛原と出会って一時間も経たぬうちにホテルへと連れ込んだのだが、栗毛原のちんぽが勃起するや否や後ずさってホテル代すらも払わずに逃げてしまった。

 そんな惨めな失敗談を、既に何度も雲龍に語っている。仕事のできるこの男が忘れるわけはなく、栗毛原をただ辱めたいだけなのだ。この好青年らしい外見をした馬は、羞恥心で焙られるとちんぽをより太く勇ましく膨脹させると知っているからだ。実際に栗毛原のちんぽは口腔から吐き出されているにもかかわらず逞しさを増し続けており、吐き出した汁を雲龍の背中へと垂らしている。

 雲龍が鼻先をちんぽの裏筋へと潜り込ませ、金玉とちんぽの境目に鼻先をくっつけると深呼吸を繰り返す。敏感なちんぽに熱い呼気を吹きかけられて、栗毛原は情けない悲鳴と一緒にちんぽを跳ねさせた。雲龍はしかし悲鳴などおかまいなしに鼻先を動かして、スーツの中で蒸しあげられた金玉の臭いを堪能する。

 

「栗毛原くんは興奮すっと分かりやすいなぁ!雄の匂いがプンプンするぞぉ!もう射精したくてたまんないだろぉ」

「は、はひぃ!そうっすぅ❤」

「こらこら、金玉押し付けても射精なんてさせてやんねえぞぉ。俺をその気にさせなきゃなぁ」

「ぐっひぃいぃんっ❤きょ、今日はぁ❤今日は、なにすればいいんすかぁ❤❤はやく、ぅうん❤」


 栗毛原は唾液でテカテカになったちんぽを突き出して命令をねだる。腰を浮かせて、ちんぽを振り回して汁をまき散らす姿は無様そのものだ。射精欲に頭を支配されている彼が命令を求めるのは、雲龍に『その気』になっていただくためだ。

 雲龍から求めたわけではないが、セックスを重ねたうちに栗毛原は射精するにはどうすればいいかを学んでいた。雲龍の身体を気持ち良くするか、ちんぽを求められるように振舞うか。もしくは言いつけに従順になって雲龍を満足させるかだ。

 

「ふうむ。じゃあ今日の栗毛原くんにはまんこ舐めてもらうかぁ。栗毛原は頑張って俺をイかせるんだぞぉ?うまーく舐めれたらちんぽシコシコしてやっからぁ」

「は、はいっす❤❤まんこ❤雲龍さんのまんこ舐められるなんて幸せっすう❤」


 何を選んだとしても、雲龍の身体に奉仕させられる事は変わらないのだが。やらされる事と言えば乳首を舐めしゃぶり甘えるか、舌がふやけてしまうまでキスをするか、まんこを舐めさせられるかのいずれかだ。

 どれも栗毛原にとって幸せなことだが、まんこを舐めるのを特に好んだ。雲龍によって快楽を与えられるうちにまんこの舐め方も教え込まれた。でかくて雄臭いけつを好きにできるのも幸せだったが、必死に舐めていると雲龍は頭を撫でてくれた。それが小便を漏らしそうになるぐらい嬉しくて、懸命に舌を遣うようになった。


「しっかり頼むぜぇ。栗毛原くんがまんことろとろにできたら、ちんぽきもちよーくしてやるぞぉ」

「は、はいぃ❤」


 雲龍が身を屈めると、筋肉が盛り上がった上にたっぷりと脂肪を塗りたくった背中が映る。頭のたてがみから背中の中央を走るように体毛が続いており、そのまま尻の谷間へと吸い込まれていく。

 尻肉を突き出すと、谷間からはもっさりとした尻の毛がはみ出していた。龍人という種であっても異常なほどな剛毛だった。雄臭さを匂い立たせる尻毛にひるまず尻の双球に手をやって割り開くと力を込めて開く。すると、栗毛原の眼前に肉の華が咲いていた。尻毛の密林に隠されていても目立つこんもりと盛り上がった肛門は、艶めかしく蠢いていて獲物を探す食虫植物のようにも見えた。

 その淫靡な花が自分を気持ち良くしてくれることを、何もかもがどうでもよくなる快楽をくれることを栗毛原は良く知っている。

 外皮の鱗は鮮やかな緋色をしていて、たてがみや尻の毛は深い夜の黒。内皮はクリーム色。そして肛門は使い込まれた赤黒さを放っていた。 舐めろと命じられていなくてもきっとそうしただろう。栗毛原の舌先は毒々しい肉の華へと伸びて、舌先を触れさせる。

 

「いいぞぉ。栗毛原くんは俺の雄くっせえケツ穴でも舐めれてえらいなぁ」


 揶揄するような言葉を浴びせられて興奮は加速する。片方だけでも自分の頭よりもでかい尻肉にしがみつくようにして鼻先を谷間へ潜り込ませた。視界を尻肉で塞がれて、吸う空気全てが雄臭さと中年親父の加齢臭で支配されて意識を落としかけた。

 舌の先端だけが肛門に触れて、わずかにに飲み込まれる。一日中スーツの中にいた肛門は汗の味がしみ込んでいて、舌先から塩辛さが伝わった。尻穴は舌先と触れるとすぐに吸い付いてくる。キスをせがもうとするかのようなすぼまりに釣られて舌を進ませると何の抵抗もなく舌肉が肛門に飲み込まれた。

 

「ん゛ん……」


 雲龍が漏らしたわずかな呻き。それだけでも栗毛原の興奮を燃え上がらせる充分な燃料となった。差し入れた舌肉をすぐに引き抜いてはまた差し込んで肛門を刺激して、舌肉を深くまで仕込んでから直腸内部を舐め回した。雲龍との関係が始まったばかりのころはがむしゃらに舐め回すだけだったが、少しは雲龍の悦ばせ方を学んでいた。使い込まれているのにすぼまっている尻穴は、舌を抜き差ししてやって擦るのを好んだ。直腸の奥まで草食の舌を差し込み、唾液をたっぷりと塗りつけてからまた引き抜いて、差し込んで。浅く深くを単調にならないように繰り返した。

 肛門に奉仕をしていると、ちんぽに鱗の感触が触れた。雲龍のごつい指先がちんぽの中ほどを掴んで、皮を動かすようにして扱いていた。雲龍の手も相当にでかいはずなのだが、片手では到底掴みきれない逞しさが栗毛原のちんぽにはあった。

 快感で言えばささやかなものでしかない手淫だが、ちんぽを撫でられていると褒められたようで尻穴を舐めるのにも熱が入る。鼻先を尻の毛に埋めさせて、舌を奥まで挿入してイイトコロを狙って舌を押し付けた。舌肉に絡みついてくる腸内粘膜は柔らかく蕩けていて、舌肉だけでも射精できそうな心地よさがあった。栗毛原の口からは唾液が溢れて止まらず、啜ろうとする知性も残っていなかった。

 

「おおぉぅ。俺のケツ穴がぐちゃぐちゃになっちゃったなぁ。栗毛原くんぐらいケツ穴を悦んで舐めてくれる奴はいないからなぁ!嬉しいぞぉ!」

「れろっ❤んむ゛ふうぅうぅーーっ❤❤じゅるるっ❤」


 腸内まで唾液塗れにしてからは、舌腹を押し付けて肛門を舐め回していた。放射状に伸びた皺を伸ばすようにして舐め回して、染み込んだ汗を唾液に置換する。衛生的とは言えない場所をあますところなく舐め回していると、尻の毛も完膚なきまでにぐっしょりと濡れていた。栗毛原の舌はそれでも飽きることなく肛門を這い回り、物足りなくなったら舌を差し込んで肛門の締め付けを堪能していた。どれだけ舐め回しても尻の谷間からは強烈な龍の雄臭が消えず、いつまでも栗毛原の嗅覚を苛んでいた。呼吸をすると脳まで痺れ、舐めるのを止められないほど肛門はたまらない味がした。雲龍の椅子にされたら一日中尻を舐めていただろう。


「んむぅ?ははは、栗毛原くんはそっちも好きだなぁ。今日はどっち入れる?」


 そして貪欲な馬の舌が這い回るのは尻穴ばかりではなかった。自分の上司が龍人種であることに栗毛原は人生で何百回目かの感謝を捧げた。

 尻毛から繋がった毛は会陰部から股間に生まれた縦割れにまで生い茂っていた。尻穴の快感からか既に濡れているスリットは尻穴に負けじと使い込まれた様相を呈しており、入口をわずかにゆるませている。栗毛原は雲龍の股間に鼻先をずらすと、愛液で濡れている縦割れに舌を這わせて汗とは違う汁を舌で掬う。ぐっしょりと濡れ、海藻みたいに下腹部に張り付いている陰毛も口に含んで愛液を吸い上げる貪欲さだった。

 

 肉食が臓物を漁る音を立てて舐める間、ちんぽは緩やかに扱かれている。熟達した手つきの龍はその気になればたやすく栗毛原を射精させることができるだろう。それをちんぽを褒めそやす程度の愛撫に留められて馬ちんぽは歓喜の涙を流す。肉の砲身は自身の我慢汁によって全身に光沢を帯びていた。

 

「ちんぽも準備良さそうだなぁ!そろそろおまんこするかぁ!」


 雲龍の豪快な声を受けて馬ちんぽが大きく跳ねた。加齢を感じさせない龍の鱗に先走りをまき散らし、待ちかねていた快楽が常に手に入ると戦慄いた。

 雲龍と最後にセックスをしたのはほんの数日前。けれど栗毛原にとってその数日は永遠に拷問が続いているに等しかった。金玉が精液でパンパンなのに、自慰をしても気持ち良くなれない。雲龍に与えられる快楽と比較したら一人で惨めにちんぽを扱くなんてごみ同然の快感だった。

 スリットに突っ込んでいた舌を引き抜いて顔を離すと、愛液と唾液の混合物がねっとりと糸を引いていた。無論肛門も唾液まみれのままであり、龍の陰毛すべてに栗毛原の唾液がからみついていた。栗毛原はこれから自分を気持ち良くしてくれる穴に感謝を捧げるように肛門へ何度もキスを落とした。

 

「いつもの被せるからなぁ。ザーメンお漏らししないようになぁ?」

「は、はひぃ❤」


 雲龍はトイレのフックに引っかけたコートからコンドームを取り出すと、すぐにでも暴発しそうな肉大砲に優しく被せていく。獣人用のコンドーム。それもXXLサイズなのだが栗毛原の巨根にはそれさえも窮屈だ。あと少しでも膨脹すればゴムが弾けてしまいそうだし、竿の半分程度までしか保護できていない。他人のちんぽなどろくに拝んでいない栗毛原ではあるが、このコンドームを初めて被せられた時に自分が並外れた巨根なのだとようやく自覚した。その直後に精液を漏らしてしまったのは恥ずかしい思い出だった。

 

「さっきも聞いたけどな。今日はどっちがいい?」


 栗毛原の目の前に尻を突き出し、雲龍はさきほどの問いを繰り返した。栗毛原は二つの穴の淫靡さにすぐに答えをだせず、喉を鳴らした。

 鬱蒼とした陰毛に隠されていた尻穴とスリットはどちらも入口を緩め赤黒い肉を濡れてからせている。準備は万端で、栗毛原のはしたないちんぽを咥えこむ準備はできている。

 どちらも、と言えたらいいのだが栗毛原には二つのまんこを相手にする余裕が無く、どちらかに突っ込めばすぐに射精してしまう。若々しい金玉はいくらでも精液を増産できるのだが、雲龍は一度射精したらそれ以上相手をしてくれなかった。ゆえに栗毛原は必死に射精を堪えるよう努力した。何の意味も無い努力ではあるが。

 

「答えられねえならケツマンコでいいよなぁ?スリットだときつきつすぎて、栗毛原くんすーぐイっちまうからなぁ」


 ぬはは、と笑って雲龍は肥え太った尻をゆさゆさと揺らした。雲龍の言うとおり、どれだけ堪えようとしても雲龍のまんこに突っ込めば努力も水の泡。あっという間に射精してしまう。特にスリットはちんぽを入れれば容赦なく締め上げて精液を搾り取ってくる。情けなく射精した栗毛原を雲龍はいつもの笑顔のままで慰めてくれた。

 

「今日はいっぱい我慢できるといいなぁ?俺をいかせられるまで頑張ってみろよぉ」


 雲龍の顔はいつもと変わらない。仕事を教える時、昼飯に誘ってくれる時と同じ豪快だけど優しさを滲ませている笑顔だ。

 尻穴のいやらしさからは想像もつかない顔のまま、尻穴は一気にちんぽを飲み込んだ。

 

「う゛、おっ」

「あっぁぁ~~~~~❤❤」


 首筋をのけ反らせて叫ぶ馬の雄を見て雲龍は口角をわずかに持ち上げた。

 まんこを入念に舐めしゃぶられても平然としていた龍の顔に浮かんだわずかな動揺。それほどまでに栗毛原のちんぽは並外れていた。

 しかし、栗毛原は気づかない。快楽の処理に忙しく顔は天井を仰ぎ見たままだ。歯を食いしばり失神しないように堪えることしかできない。雲龍のスリットからは愛液みたいに汁が飛んでいて、床を濡らしていることすら気づかない。

 

「まんこヤベッ❤❤ちんぽに絡みついてくるぅ❤よすぎぃ❤ほっほおぉおぉ❤❤おれのちんぽがぜんぶはいっちまううぅぅ~~❤❤」


 栗毛原の足指はセール品の革靴の中で何度も丸まっては突っ張っていた。鍛えあげた両脚は言うことを聞いてくれずに震えるだけだ。まんこに咥えこまれた。ただそれだけで下半身は白旗をあげていた。

 開いた口からは唾液をぼたぼたとこぼして、鼻の穴から垂らした汁と一緒に顔面を汚している。コンドームが張り付いたちんぽからは先走りがすでに噴きあがっていてちんぽを更にぬるつかせる。

 社長である上鱗や雲龍に比べれば劣るが、栗毛原も土管のような太ももに丸々とした尻を揺らす立派な体格の雄だ。だが今の彼には雄らしさなど微塵も無い。

 

「ぐほぉおおぉおぉおぉ❤ちんぽぜんぶ飲まれぢまっだあぁああぁ❤❤❤」


 龍のでかい尻が馬の恥骨と密着した。それはつまり栗毛原の化け物じみた巨根がほとんどドラゴンマンコに飲み込まれたことを意味する。雲龍のまんこにハメたことも初めてではないのだが、栗毛原は感動に打ち震えていた。他の男にはすべて拒まれてしまうちんぽを受け入れて貰える。それがどうしようもなく幸福であり、何度交わっても感動で涙があふれ出す。鼻水や涎に加えて涙までも出して顔の毛皮を湿らせていた。

 

「おっ!今日は挿入てすぐに射精しなかったな、偉いぞぉ。自分で腰触れるかぁ?」

「あっ❤ああっあっあっ❤む、無理すぅ❤おまんこ、良すぎてぇ❤」


 雲龍は膝に手をやり身を屈めた体勢のまま尻を揺すった。わずかな震えが咥えこまれたちんぽに刺激を加え、射精寸前の雄馬はだらしなく喘ぐ。雲龍だって、栗毛原にそんな余裕が無いことは分かっているはずだ。

 それを分かっているから雲龍は問う。艶のある声で分かりきっている問いを投げかけて、お前は腰を振ることもできない惰弱な雄であると教え込む。憐れな馬は逆らえない。コンドーム越しに感じるドラゴンマンコは具合が良すぎて逆らう気力を蕩かせてしまう。

 

「んー、じゃあちょっとだけこのままにしとくかぁ。栗毛原のちんぽが大丈夫になったらケツ動かすぞぉ。精液漏らさないよう我慢なぁ?」

「んんんぅううぅ❤❤❤」


 限界寸前の栗毛原は1ミリも動かずともすぐに精液を放ちそうだった。なにせ、視界にはいやらしすぎる光景が広がっている。脂肪と筋肉を混ぜ合わせて作ったデカ尻は腰と密着してわずかに形を歪ませていて、汗で濡れた鱗は栗毛原のアヘ顔を反射するほどに磨かれている。芸術品のような玉が谷間からはみ出している尻毛がいやらしくて見ているだけでちんぽが震える。

 栗毛原は命じられるでもなく肉の玉へと手を伸ばす。そうせずにはいられなかった。たっぷりした尻肉に指を食い込ませて横に拡げると卑猥な結合部が姿を現した。それは、排泄器官であることをすでに忘れている肉の華だった。ちんぽを咥えこんで広がっている肛門は肉の淵を盛り上げて花開き、愛液の蜜をとろとろと垂らしている。

 目が離せなかった。心が奪われていた。白痴と化した馬の口から涎が垂れて結合部へと落ちた。継ぎ足された汁に反応したのか、ドラゴンマンコが蠢いてちんぽを咀嚼し始める。尻肉は1ミリたりとも動いていないのに、肛門だけがひくついてちんぽを舐る。

 

「おひい゛ぃいぃいいぃいっ❤❤❤うご、うごかないでえぇ❤おれ、もう無理なのに゛ぃいいぃっ❤❤」

「おーすまんすまん。俺のケツ穴は栗毛原くんのちんぽが大好きなもんでなあ。勝手にちんぽをしゃぶっちまうんだわ」

「ほ、お゛おおぉおぉ❤❤❤まんこ締まるぅうぅうぅ❤」

「それになあ、もう待たなくて平気だよなぁ?栗毛原は立派な男の雄だもんな。これだけ慣らしてやったら動いても平気だよなぁ?」

「ま、待って――へえ゛ええぇええぇ❤❤❤❤」


 栗毛原は濁った声を出しながら背筋をのけぞらせた。ぞりぞりと、0.01ミリの厚さのゴム越しに雄膣がちんぽを擦り上げた。

 がに股の雄臭さを漲らせた体勢で龍が腰を持ち上げれば、ちんぽがずるずると引き出されていく。栗毛原は極薄のゴムなんてものがあることを心から呪った。圧倒的な快楽に舌を突き出して狂ったように咆哮する。粘膜同士が触れ合ってもいないはずなのにちんぽが痺れるほど気持ち良く、視界の中で火花が飛び散った。

 

「いいぐいぐうぅうぅうぅ❤❤❤ああぁあぁ待ってっていっだのに゛ぃいぃぃ❤むり❤これ我慢むりいぃいいぃ❤❤❤❤」


 栗毛原が泣きわめこうと動き始めた尻肉が止まることはない。ちんぽを排出していく尻穴には泡立った粘液が纏わりついていて、黒の陰毛をより卑猥になるようデコレーションしていた。

 喘ぎ声を浴びながら持ち上がる尻は、やがて亀頭だけを尻穴に残した位置で止まる。ちゅぱちゅぱと亀頭だけを舐りながら、雲龍は歪んだ笑顔で振り返る。いつもの柔らかさの中には隠し切れない嗜虐性が滲みでているのだが、栗毛原はそれすらも気づけない。ちんぽを擦られる快楽と、これから襲い掛かる快楽の想像で呼吸を荒くしていた。

 

「さあ、覚悟はいいかぁ?これで射精我慢できたらもっときもちいいことしてやるからなぁ。頑張るんだぞぉ?」

「ひっ❤ひいぃいぃ❤❤」


 雲龍の提示した飴に栗毛原は答えられなかった。歯をガチガチと鳴らして結合部を凝視する。これから何をされるか理解できてしまうから、ただ震えて待つしかなかった。襲い掛かる快楽に、射精を耐えられるのか。それ以前に狂わないでいられるのか。

 答えを出す時間なんて与えられなかった。雲龍は大殿筋を硬くさせると一気に尻肉を叩きつけた。

 

「お゛おぉおおぉおぉおっほおぉおおぉぉぉ~~~~❤❤❤❤」


 舌をぴんと突き出して栗毛原は全身を痙攣させた。精液の代わりにみっともない雄たけびと唾液をまき散らす。

 視界がグラリと揺れた。快楽で脳が踊っていた。人は気持ち良さで死ぬことができるのだろうと雲龍に教え込まれた。

 

「ちんぽお゛ぉぉおぉおぉおぉ❤❤❤おまんこしゅんごぉおおぉ~~❤まんこに負けちゃううぅうぅ❤」

「おっ!まだイってないなぁ!えらいぞ栗毛原くん!よわよわちんぽは卒業だなぁ!」


 ゴム越しに感じる雲龍のまんこは恐ろしく熱く、柔らかかった。そのくせちんぽを逃すまいとみっちりと密着してくる。まさしく搾精のための器官であるかのようで、栗毛原の脳みそを一瞬だめにする。

 白目を剥いて、歯を食いしばりながら必死に尻の穴を引き締める。射精していはいけない。雲龍の言いつけを守らなければならない。けれど叩きつけられた尻肉がもたらす快楽はあまりにも大きくて、精液をとどめようとするだけで全身の神経が悲鳴を上げる。

 

「ひゅーーっ❤❤ふひいぃ❤ひ、ぎいぃいいぃ❤❤」

「ん~?どうしたぁ?辛そうな顔してるぞぉ」

「ち、ちんぽっ❤ちんぽが、ああぅううぅ❤❤むり❤我慢むりいぃい❤ちんぽ爆発するうぅ❤」

「ぬはは、そうかぁ!ま、一回ケツを振っただけでイかなくなったのは成長だぞぉ!合格点だぁ!」


 雲龍の笑顔を向けられて射精寸前の馬は安堵を覚える。仕事がうまくいかない時、人間関係で悩んでいた時にいつも救ってくれた雲龍の笑顔だ。良かった。許して貰えたのだ。安心して力を込めていた尻の穴の力を緩める。

 

「もう我慢しなくていいからなぁ。ゴムが破裂するまで出しちまえよぉ!」

「!!❤❤❤❤❤」


 雲龍の尻が勢いをつけて弾んだ。既に精液が噴きこぼれようとしていたちんぽが耐えられるわけもなく、栗毛原は唇を突き出したイキ顔で射精する。

 逞しさならば雲龍にも負けない筋肉発達した両脚も、大殿筋も射精のために筋繊維を漲らせ精液の発射のためだけに全神経を集中させる。

 

「ああっ❤出る、出るぅううぅううっ❤❤❤」


 あられもない声を上げて、若雄は精液を解き放った。女を一発で孕ませることができるであろう優秀な精子たちはコンドームを無意味に膨らませるだけで終わる。

 それでも龍の尻穴で扱かれたことによる快楽は凄まじく、精液がぶりゅぶりゅと吐き出されるたびに栗毛原は脳が焼き切れそうな快楽を得る。

 

「あ゛っはぁああぁぁ❤❤せーえきとまんねえぇえぇぇ❤❤❤」


 精液を根こそぎ吸い取られそうな快楽。黒ソックスに包まれた指を突っ張らせて精液を発射する間、栗毛原は呼吸すらできなかった。このまま死んでも良かった。そう思える射精の悦び。雲龍とのセックスは頭を駄目にする。

 オナホで必死に自分を慰めても、お気に入りの動画を見ながら自慰をしてもまるで昂らない。雲龍の臭いか体温か、別のものなのか。単純に快楽神経を刺激するだけでは得ることの悦びをこのまんこはもたらしてくれる。

 

「おおおおぉっ!今日はいつもより出てんなぁ!ゴムが膨らんでんの分かるぞぉ!」


 精液でコンドームを水風船にしていると雲龍から感嘆の声をかけられた。極薄のゴムに包まれただけの精液は恐ろしく熱く、龍の直腸を内側から焼いていた。

 尊敬する上司であり、快楽の主人である雲龍からの称賛に栗毛原は反応できなかった。ようやく射精の勢いは弱まってきたものの、コンドームを破裂させかねない量の精液を尿道から吐き出して、気力も体力も一気に奪われていた。未だ唇を突き出して射精の快楽に耐えており、気を抜けば意識が落ちかねなかった。

 

「んー?はっはぁ!へばっちまったか!頑張ったから仕方ないなぁ」


 雲龍は尻穴を食い締めながらちんぽを引き抜いていく。ふわふわに蕩けているケツマンコはちんぽを抜く時は恐ろしい貪欲さで引き絞られ、ちんぽに張り付くコンドームまでも引き抜いていく。竿によっても引き伸ばされ、限界を迎えていた避妊具が尻を持ち上げるとじわじわと外れていく。

 射精直後のちんぽに圧力をかけられて栗毛原はまた悲鳴を上げるが、龍のまんこはそんなことなどおかまいなしにちんぽを抜き取り。尻穴でコンドームを抜き取ってしまった。馬の巨根が勢いよく引き抜かれたことで腹筋にぶつかる勢いで大暴れする。

 

「あっ❤んうぁあぁうぅん❤❤」

「おほっ!こりゃあ大した量だ。ザーメンの量も増えてんじゃないかあ?」


 コンドームの薄膜に包まれている精液は粘度も量も並みの男を超えている。汁というよりもゼリー飲料に近い質感のそれは精子が生きて泳いでいるように思えた。

 ちんぽを震わせ、鈴口から精液をとろり。情けない姿をさらしている雄馬のものとは思えない優秀な精液だった。

 雲龍は黄ばんだゼリーがたっぷり詰まった水袋を舌の上へと乗っけると、余熱を楽しんだ。まだ湯気を立てるほど熱いそれを舌の上で転がして、栗毛原に見せつける。

 

「雲龍さん、そんな、そんなことされたら、おれ……❤」

「栗毛原くんも頑張ったからなぁ。サービスしてやるぞぉ」


 雲龍はトイレの壁に一瞬だけ視線をやると、コンドームの薄皮を爪で引き裂いて口を広げた。ぶぢゅり、と音を立てて傷からひりだされた精液が雲龍の舌上へ流し込まれていく。

 強烈な青臭さを放つそれを、すぐに飲み下すのではなく口内へと溜め込んでいく。栗毛原はその変態的な行為から目を離せず、勃起ちんぽをびくびくと震わせた。まともな男ではできない行為が、この馬にとってはまさしくご褒美となっていた。

 雲龍は溜め込んだ精液を牙と舌肉へ絡ませると、攪拌を開始した。窒息しそうな強烈な子種の臭いにむせることもなく、舌で精液を混ぜ合わせて口蓋や内頬に塗りたくり、牙を使って噛み潰す。それを栗毛原にたっぷりと見せつけてから、長い舌を使って唇にも黄ばんだ子種を塗装した。

 

「はぁー、口の中がまんこになっちまうなぁ。ほら、口の中にこびりついて取れやしねえぞぉ」


 ぐぱ、と大きく開いた口の中ではザーメンがこびりついていた。黄色い塊状の精液が真っ白な牙やピンク色の肉にへばりついている光景はおぞましく、そして卑猥だった。

 雲龍は口内を見せてから、精液を飲み下し始めた。喉ぼとけが上下するたびに、精液が胃の中へ落ちていくのを実感し栗毛原の金玉が持ちあがる。

 精液の大半を飲み下しても口内にこびりついた精液は剥がれず、龍の長い舌を使ってあちこちを舐め回して、掃除しては喉へと流しこむ。

 やがて口の中が綺麗になると、最後に栗毛原へと見せつけた。

 

「ほーら、綺麗になったぞ。ご馳走さん」

「雲龍さぁん❤やべえ、エロすぎっすよぉ❤おれ、我慢できなくなるっす❤❤」


 いつもの雲龍ならば行ってくれないスペシャルなサービスに、栗毛原はちんぽを抑えて喘いだ。目の前でこんな痴態を繰り広げられたのに、セックスを終わりにしなければならないなんて拷問に等しい。

 いつもは一発射精してしまえばもう終わりなのだ。次の密会まで、金玉をパンパンにして堪えなければならないのか。栗毛原が泣き出しそうな顔で見つめると、雲龍はあやすように頭を撫でた。

 

「ぬはは!情けない顔すんなぃ!栗毛原くんが成長したからなあ、今日からは何発でも射精させてやるぞぉ!」

「ほ、本当っすか!雲龍さんのまんこでもっとイけるんすかぁ❤❤」

「おうよマジだ!こんな狭苦しいところじゃなくてよぉ、おれの家でやっかぁ!飯食って、体力つけて一日中ヤりまくろう!」


 栗毛原は射精による疲労も忘れて立ち上がった。まだ尿道から垂れている精液を拭いもせず下着とスラックスをはく。

 こんな夢みたいなことがあっていいのかと涙が出そうだった。硬いままのちんぽのせいで、スラックスをうまくはけないでいた。

 

「慌てなくていいぞぉ。今日からはいくらでも俺のおまんこ使えるんだからなぁ。キスもパイズリも、栗毛原くんの好きなことぜーんぶしてやるからなぁ」

「雲龍さん、あああぁ……❤❤」


 腕を広げて誘う雲龍の胸へと飛び込んで、栗毛原は頬を伝う涙を胸板で拭い取った。肉のクッションである大胸筋に甘えて、抱き着いていると愛おしい雲龍の臭いが強く感じられた。

 これからは理想の上司であるこの龍にすべての精液を搾り取って貰えるのだ。幸せ過ぎて脳が溶けそうだった。

 

「んじゃ行くかぁ。途中で食材も買っていこうなぁ。休みの間はずーっとヤりまくるからなぁ」

「はいいぃ❤雲龍さんのケツでいっぱい射精します❤❤おれのザーメンぜんぶぶちまけるっす❤」


 かくして、性欲に支配された駿馬は雲龍にすがりついたまま狭苦しいトイレを後にする。極太の腕にすがりついて、媚びた声を出す栗毛原は発情期の雌そのもので見苦しいことこのうえないが、自分を客観視する余裕は無い。憧れの人とこれからは望むだけセックスができる。その幸せしか視界には入らなかった。

 

 だから、気づかない。

 栗毛原と雲龍が雄臭さで満たしていた個室。その隣の個室がいまだに鍵をかけたままであることも。トイレが出る際に、雲龍が個室を見やり口元を歪ませたことも。

 

 二人が出たのを見計らい、一人の男が個室から出て来たことも、栗毛原に分かるわけがなかった。

 

「……」


 そこにいたのは壮漢な竜。透き通るエメラルトの鱗に、スーツをはちきれさそうな筋肉と精悍な顔つきを合わせ、ほとんどの人間が男前だと感じる造形をしていた。

 竜は己が出て来た個室を振り返る。そこは惨憺たる有様であり、壁や床中に精液が飛び散って、生臭い透明な汁もあちこちにまき散らされている。そして壁にはディルドが固定されていて、ぬるぬるとした汁が絡みついていた。この個室の中で淫行があったのだと一目で分かる光景だ。

 

 竜は飛び散った精液を全て拭き取り、ディルドもビニール袋で密封すると、つい先ほどまで龍と馬がまぐわっていた個室へ足を踏み入れる。そこは情事の痕跡は全て片付けられていたが、唯一残るものがあった。

 個室に染みついた雄の匂い。精液や汗が混ざり合った匂い。雄同士が身体を粘つかせていなければ生じえない匂い。

 

 竜はそれを肺一杯に取り込もうと深く息を吸う。嗅いだだけで孕んでしまいそうな性臭を取り込んで竜はぶるりと身を震わせた。

 

「はあぁ……❤❤」


 顔を緩ませると竜は股間に片手をやって揉みしだいた。発情した雌のような表情と所作に、竜を見たものは驚愕するだろう。

 普段の竜は優等な雄そのものだった。才覚に溢れ、男らしく、誰からも信頼され尊敬される男だった。雄の匂いでスリットをぬるつかせているような男ではないはずだった。

 

 竜の名は、上鱗 翠爾。

 栗毛原と雲龍が働く、この会社の社長だった。


***


 雲龍 堂真は男の理想を体現したような存在だった。

 何の実績も無い若手ベンチャーに入社し、権力を求めるわけでもなく忠実に仕事をこなし、部下たちにも上司にも信頼されていた。若手の愚痴を受け止めて改善に務めたし、上司の苦悩を聞いて支えてくれた。

 元々は有名企業の管理職であり、本来ならば手に入れることのできない人材だ。この会社が躍進したのは有能な若手社長の力ももちろんあるだろうが、雲龍が屋台骨となって支えていなければ空中で分解していただろう。

 プライベートでも実に気の良い男だった。豪放磊落。豪快だが良く気が利いて、その懐の深さに思わず甘えたくなってしまう魅力があった。思い悩んでいれば手を貸して支えてくれる。人によってはお節介な男だと嫌われそうなものだが、ベタベタとするばかりではなく、相手によって適切な距離感で接する繊細さがあった。

 男ならばこんな友人が、部下が、上司が、或いは父親や恋人が欲しいと一度は思う。雲龍 堂真はそんな男だった。

 

 ――だから、仕方がないんだ。

 上鱗は車を走らせながら頭の中で繰り返した。自分が愚かな行いをしていると自覚しているが止められない。欲望に負けて破滅へと突き進んでいる自分を慰める。

 社内のトイレで交尾をしている部下たちを止めるどころか、隣の個室で自慰をして精液をまき散らしていた変態。雲龍のまんこに飲み込まれていた巨根。むせ返りそうな雄の臭いを覗き穴から盗み見て盗み聞いて、嗅ぎまわって。尻に玩具を咥えこんでいた覗き魔。

 昼間、部下たちや取引先と接している時の爽やかな若手社長とは全く違う裏の顔。雲龍によって仕込まれてしまった淫売の顔。

 ――もう戻れない。雲龍から離れるなんてできないんだ。

 何度も何度も言い訳を繰り返しながら、上鱗は尻穴を潤ませた。頭の中にあるのは雲龍によって破滅へと突き落とされたあの日。上鱗が快楽の奴隷にされた夜の事だった。

 

 ***

 

「店の前で固まってちゃ迷惑だからなぁ。みんな、早めに移動してなぁ」


 店の前で固まる部下たちに向かって

 その日は雪がわずかにちらついていた。年末の恒例行事として取引先との接待が重なる中、社内でも希望者だけを募っての忘年会を行った。もっとも、普段はじっくりと会話する機会がない上鱗も参加するとなり、ほとんどの社員が参加したのだが。

 若く知的で、精悍な男である上鱗に対して若手社員たちも緊張して話しかけられなかったが、雲龍が間に入ることにより会話は大いに盛り上がった。雲龍がチョイスした肉料理のバルは料理も酒も絶品で、最高の忘年会となった。若手たちは未だ興奮が冷めやらぬ様子で頬を上気させていた。

 完璧、と言っていい飲み会だった。反省点があるとすれば社長である上鱗がすっかり酔いつぶれてしまったことだろう。一人で立つこともできず雲龍に背負われている。

 

「部長、一人で大丈夫っすか?おれも手伝いますよ、実家に帰らないから明日暇だし!」

「いやいや、大丈夫だぞ!俺が調子に乗って飲ませまくったせいだからなぁ!あとはみんなで楽しんでくれぇ」


 部下の申し出もやんわりと断ると、雲龍は二次会代やタクシー代として何枚か札を握らせた。気前の良い上司に部下たちが頭を下げるのに手を振って、タクシーへと乗り込んだ。

 

「ん、うぅん……」


 上鱗は盛り上がった肩にもたれかかりながら呻いた。いつもの快活さも怜悧な空気も無くした上司を見下ろして雲龍は口元をわずかに歪めた。

 上鱗は意識を泥沼の中に沈ませながらも安心しきっていた。頬に感じる温かさも加齢臭がわずかに混じる臭いも雲龍のものであると分かっていたからだ。

 酔いつぶれてしまうのはこれが初めてではない。取引先との接待で無理に飲まされた時、ストレスで深酒をした時、酒に負けたことは何度もある。だが、いつも雲龍がそばにおり立つこともできない上鱗を支えてくれた。だから、今日も雲龍に任せておけば心配は無いと甘えていた。

 会社を立ち上げたころから上鱗を支え、年長者であり実績もあるにも関わらずどうか部下として相応に扱って欲しいと言ってくれた。上鱗にとって雲龍は誰よりも信頼できる部下だった。

 だから、雲龍を疑うなんて考えもしなかった。上鱗が酔いつぶれるまで酒をすすめたのも、部下と近づけるためなのだろうと考えてしまった。

 

「社長、今ベッドに運びますんでねぇ。もうちょいだけ我慢してくださいよぉ」


 雲龍とは違うベクトルの巨漢。大理石を彫りこんで作ったような筋肉の塊を軽々と抱え上げると、雲龍はベッドルームへと向かった。上鱗の自室には既に何度も来たことがあり、部屋の配置は把握していた。上鱗はまだ意識を朦朧とさせており、雲龍のなすがままだった。

 ベッドルームへとたどり着いた雲龍は上鱗を寝かせ、自身のコートからペットボトル入りのミネラルウォーターを取り出した。薄っすらと目を開けて呆けている上鱗の頭を抱え、そのまま水を口に含ませる。

 

 ただし、上鱗にではなく雲龍自身への口に。口内に良く冷えた水を含ませると、身体を火照らせた上司の唇へと顔を近づけた。

 

「んん、んっ……」


 そして唇を触れ合わせるとそのまま水を流しこんだ。上鱗は意識がはっきりしないまま、雲龍に与えられる水を飲み下していく。自分が何をしているかも理解せず、ただ冷たい水が流れ込んでくることに悦びを覚えていた。無論、ただの上司と部下の関係であれば許されない行いだ。上鱗がまともな頭をしていればすぐにでも跳ねのけていただろう。

 だから雲龍はまともな思考力を奪わせるまでアルコールに脳みそを漬け込んだ。どれだけ飲ませれば自分の上司が馬鹿になるか、雲龍は短くない付き合いて把握していた。

 

 口づけは実に長く続いた。含ませた水が無くなるとまた次に水を口移しで流しこんで、ペットボトルが空になるまで続けられた。

 アルコールで燃え上がる身体を冷却されて、上鱗は多少なりとも意識を取り戻す。相変わらず目は虚ろだが信頼している部下に言葉を投げかける余裕はできた。

 

「はあぁ、んぅううぅ。雲龍、もっと水をくれ……」

「よしよし、すっかり頭が緩んでんなぁ。二度と戻らなくなるまでぶっ壊してやるぞぉ」


 さきほどまで甘えていた男から発せられた言葉を脳が受け付けない。龍人種の分厚く、長い舌が自分の唇を舐めても拒めない。思考力が無くなった頭にあるのは自分を支えてくれる部下への敬愛だけだった。

 雲龍のごつい手は、力の入らない巨体を支えると器用にコートやスーツを脱がしていく。ご丁寧にも皺が残らないように吊るしてからワイシャツへと取り掛かった。

 上鱗を後ろから抱きかかえ、自分の胸肉もたれかけさせながら腋の下から入れた手を這い回らせる。仕立ての良い白のシャツの上からエイトパックの腹筋をなぞり、張り出した大胸筋へと触れた。

 

「でっけえおっぱいだなぁ、翠爾。こいつも今日から俺のもんだからなぁ」

「あ、うぅ?雲龍、何、してるんだ。だめだ、そこぉ」

「やっぱおっぱい弄られんのは嫌かぁ?いっつも見られねえように隠してるもんなぁ」

「はあ、ああっ!」

 

 雲龍の芋虫のような指がワイシャツ越しの大胸筋へと触れると、上鱗は初めて拒否反応を見せた。愚鈍な動きで身体をよじらせて雲龍の手から逃れようとするものの、それより先に指先が胸肉へと食い込んだ。

 雲龍の胸肉は脂がたっぷりとのって少し垂れてしまっているが、上鱗の大胸筋は筋肉の塊であり力強く張り出している。そのくせ大きさでは雲龍には全く劣らない雄の巨乳だった。雲龍の手は筋肉を弛緩させるように揉みほぐしてワイシャツに皺を作っていく。

 

「この乳、俺のもんにするのが楽しみだったんだぁ。他の男の盗られないかひやひやしてたぞぉ」

「あ、うぅうぅんっ。雲龍、お前、俺をどうするつもり、んくぅっ!」

「だから、翠爾を俺のもんにするんだよ。そのためにお前の部下になってずーっと我慢してたんだからなぁ。乳もケツもちんぽぜーんぶ俺好みに調教してやるからな!」


 雲龍の言葉にようやく脳みそは警告を発する。この男から逃れなければならない。この男は本気だ。朗らかな笑顔でおぞましい言葉を口にする姿こそが本性だったのだ。冗談などではない。

 しかし龍の爪に捕らえられた後に警告を鳴らしても手遅れだった。雲龍は大胸筋を捏ね上げながら指先を這い回せる。広大な肉丘のある一点を探り当てるようにして。

 

「雲龍、お前っ!汚い手を離せ、でなければ――あ゛んっ❤」


 ――しまった。

 雲龍は怒声を上げようとした途中で硬直した。誰にも話してはいけない秘密を明かしてしまった愚かな男は、酒で火照った身体に冷たい汗を流した。

 雲龍の指先が潰した一点。それは男ならば誰にでもある乳頭だった。まともな男であればそんな場所を潰されたところでわずかな痛みが走るだけだ。だが、上鱗の場合は痛み以外のものを感じてしまったのだと漏らした喘ぎが教えていた。

 雲龍は口で弧を描くと、左右の乳首を指先でコリコリと弄び始める。シャツの上からでも場所が分かる乳首はふとましい指に負けじと膨らんでいた。上鱗が巨漢の雄であることを考慮してもありえない乳首の乳首の突き出し具合だった。

 

「こんなになるまで弄って助平だなあ、翠爾は!これからは俺が開発してやっからなぁ。ピアスも今度付けてやるぞぉ」

「う゛ぉっ❤な、なんで❤❤知ってぇ❤やめろ、おおぉ~~ん❤」

「んー?シャツの上からでも分かるデカ乳首なんて自分で開発してんだろぉ。一緒にスパに行ったときも乳首見られねえようにしてたしなぁ。ばればれだぞぉ」

「そんな゛❤あ゛っ❤あっ❤あっ❤ああぁああぁぁ~~~~っ❤❤❤」


 ワイシャツ越しに乳首を抓ままれ、こねくり回されて上鱗は反論の途中で舌をもつれさせた、ただでさえ大きな乳首はわずかな時間で勃起して、子ども指先ほどはあろうかというサイズにまで育っていた。こんな乳首を勃たせていては、誰であろうと乳首弄りに夢中の変態であると見抜けるだろう。

 上鱗は抵抗しようとする意志こそあるものの、雲龍の腕から逃れることができなかった。アルコールのせいで身体が弛緩しているのもあるが、乳首の快感のせいで全身が甘く痺れているのが大きかった。乳首を抓んで、グリグリと潰す。それだけの愛撫で筋骨隆々とした雄が腰砕けになっている。

 

「そろそろ脱がすぞぉ。乳首直に潰してやる。嬉しいだろぉ」

「も、もうやめ゛ッ❤お゛おおぅううぅ❤❤乳首ぎもぢぃいいぃ❤」

「いつも俺に命令してる時みたいに言ってみたらどうだぁ?そんな情けない声で何言われも聞く気にならねえなぁ」


 乳首を捏ねながら器用にボタンを外すと、上鱗の大胸筋が剥き出しにされた。ボルンと飛び出したデカ乳を見て雲龍は口笛を鳴らす。既に風呂場などで拝んだことのある大胸筋だが、間近で見ると迫力が違った。翠の鱗とクリーム色の内皮を汗で湿らせる筋肉の塊は、男の目を惹きつける魅力に満ちていた。

 薄手の肌着は邪魔だとばかりに引き裂かれると、胸肉の頂きでそそり勃つ乳首も露わになる。赤黒く変色し、肥大化している乳首はどう見ても使い込まれている。常習的に弄らなければこうはならない肉の芽だ。

 

「俺よりでけえ乳首だなあ!いつごろから弄ってんだ?」

「そんな、ことおお゛ぉおおっ❤❤ん゛お゛ぉおぉおぉ❤乳首伸ばすな゛あ゛ぁっ❤❤んっほぉおおぉ❤」

「ほれ、言わねえと乳首もっとでかくしちまうぞー?もう服も着れなくなるぞぉ?」

「言う゛っ❤言うがらあぁあっ❤❤❤おうぅうぅ❤こう、こうせいのころからぁ❤高校生のころがらずっど弄ってまじだあぁあぁ❤❤❤」

「ふむふむ。一人で毎日やってんのかぁ?男なんか作ってねえよな?」

「い、いません゛❤一人で、毎日ずっどおぉおぉ❤❤❤彼氏も、彼女も作らないで乳首コリコリしてまじだあぁああぁ❤」


 言いたくないのに、乳輪ごと抓まれて引っ張られると何もかも喋ってしまう。乳首と脳みそを直結されている気分だった。乳首はコントローラーで、快楽という信号が脳を操っている。

 直接乳首を弄られる快感はシャツの上からのものとは比べ物にならず、他人の指の感触も自分でするのとはまるで違っていた。次に何をされるか自分でもわからない。快楽を怯えて指が止まることもない。乳首を伸ばされて喘ぎ声を上げても雲龍は一切手を緩めない。本気で上鱗を壊そうとするように快楽を注ぎ続ける。

 

「翠爾はこんな良い男なのになあ。なーんで男も作らなかったんだぁ?お前が誘えばいくらでも乳首を弄ってくれる男なんて見つかっただろぉ?」

「そ、それは、あ゛え゛ぇええぇ❤❤しょれだめえ゛ぇええぇ❤❤❤」

「まあいいかあ。どうせもう俺のもんになるんだしなぁ」


 指の間で乳首を転がされ、雄々しい竜は死にかけの魚のように身悶えをした。快楽による痺れは深刻でアルコールが抜ける兆しは無い。

 

「んじゃ、ちんぽ拝ませて貰うかなぁ。こいつを拝むの楽しみにしてたんだぞぉ」

「やッ!やめ、ろおぉ❤そこは、あ゛っはあぁあぁ❤❤」


 雲龍の手が股間へとの伸びたのを見て抵抗するが、乳首をつねられれば間抜けな喘ぎを出してくねるしかなくなる。片手で器用にベルトもファスナーも降ろすと、雲龍は下着を剥き出しにした。

 

「ありゃ、まだ勃起してねえのかあ」


 完璧なバランスの鼠径部に食い込んでいるのは赤のビキニだ。この社長が自分の肉体美を誇るように紐パンやビキニを好むのは知っている。

 しかし、そのビキニには何の膨らみも無かった。平時であればスリットにおさまっているちんぽが見えないのは分かる。だが今は乳首を捏ね潰されてちんぽがそそり勃っているはずだったのだ。計算違いに雲龍はユーモラスな仕草で首を傾げた。


「じゃあ俺が勃たせてやんねえとなぁ」


 そして雲龍は深く考えずにビキニをずらす。

 雲龍は自分の腕の中にいる男が体格相応のちんぽを持っていることを何も疑っていなかった。腕も脚もあらゆるところが太く、それでいて引き締められている完璧な身体なのだからちんぽも瑕疵一つあるまいと、そう思い込んでいた。

 それは一人の男を手に入れるため長い時間と手間をかけた彼の唯一の失敗と言えた。

 

「……んあ?なんだこりゃあ」

「く、ぅうううぅ❤❤❤見るな、見るなああああぁ❤」

 

 雲龍は驚きと落胆の混ざった声を漏らした。そして上鱗は羞恥心による悲鳴を上げる。

 上鱗は確かに勃起していたのだ。スリットからもちんぽをはみ出させている。ただし、勃起というにはおこがましいほどの短小チンポだった。

 

「まじかお前。こんなん、子どものちんぽよりも小さいぞぉ」

「黙れ、ああぁう❤早く、手を離せ❤俺のちんぽを見ないでくれえええぇっ❤❤❤」


 上鱗の圧倒的な体躯との対比でちんぽはありえないほどに小さく見えた。子どもちんぽと雲龍が評したのも嘘ではない。これでは女を孕ませることなどできるはずもない。自慰に使うのも短すぎて難しいのではないか。そう思えるほどにお粗末だ。

 

「あ、ああぁ……❤」


 乳首を転がされながら上鱗は涙を流した。乳首以上の恥ずかしい部位が暴かれてしまったことによる恥辱で頭が煮えたぎっていた。

 惨めすぎる粗チンは上鱗の長年のコンプレックスだった。大きくなる背丈と違いちんぽはまるで大きくならない。スリットのおかげで隠せてはいるが、雑誌や動画でみる竜人種のちんぽと比べても明らかに小さい。大人になるころには誰にも明かせないコンプレックスとなっていた。このちんぽのせいで恋人を作ろうとも思えなかった。

 

 ゆえに、上鱗は身体を鍛え上げてきた。ちんぽという欠点を隠そうと胸を大きくし、手足を極太になるまで育て上げた。上鱗にとって筋トレは自己鍛錬のためではなく、大きな欠損を隠すための必死な修復作業だった。

 もっとも、どれだけ鍛えてもコンプレックスは消えないしちんぽでは満足できないため乳首までも弄るようになった。

 そして今、雲龍によって恥ずかしい乳首もちんぽも暴かれてしまった。

 

「あっ❤あうぅううぅ❤❤もう、見ないでくれよぉ❤」

「あ~泣いちまったか。すまんすまん、こんな恥ずかしいちんぽじゃ見せたくねえよなぁ」

「う、くぅうう❤❤」

「どうすっかなぁ。お前のちんぽが欲しくて手間かけたのに、こんな雑魚ちんぽだったなんてなぁ」


 乳首からは手を離さないまま雲龍は首を傾げた。上鱗の泣き顔と乳首に連動してひくひく動くクリトリスのようなちんぽを見比べて、得心がいったように頷いた。

 

「ま、いいかぁ!お前がなかなか気にいってるしなぁ。ちんぽ抜きで躾けてやるぞぉ。乳首とまんこだけで一緒に気持ち良くなろうなぁ」


 雲龍は快活に笑うが上鱗にとっては悪魔が残忍に口を裂いているようにしか見えなかった。辱めの代わりに自分から関心を失うかと思ったのだが、より恐ろしい宣言をされた。

 すぐにでも逃げ出したいのだが、両手は再び乳首を捉えて左右を違う動きで捻り潰している。上鱗は短小ちんぽを剥き出しにしたまま悶えるはめになる。

 

「んおぅううぅ❤❤乳首つねるなぁ❤あ゛っふぅうぅ❤❤のびるうぅうぅ~~っ❤もっと乳首でかくなってしまうぅうぅ❤❤❤」

「乳首じるといっちょ前にちんぽからも汁出るんだなぁ。乳首だけでもイけるんかぁ?」

「ほっお゛おぉおぉ❤❤❤そんな、ことぉおぉ❤❤」

「言わんと乳首潰しちまうぞぉ?ほれぐりーっと」

「んぎい゛い゛ィいぃいぃいぃ❤❤❤❤いけっ、いけまずぅううぅ❤毎日、乳首で射精してますっ❤❤」

「んじゃ、イってるところ見せてくれぃ。短小からどんくらい汁出るんだぁ?」


 両方の胸が鷲掴みにされた。雲龍の手は野球のグローブのようにでかいが、規格外のデカ乳には物足りない。筋肉の塊を握りつぶされて指の間からたっぷりしたものがこぼれる。縊りだされた乳肉の先端は、弄ばれた乳首が戦慄いていた。

 厚ぼったくはれた乳暈とアスパラガスより太い乳首が現れる。噴火口さながらの充血ぶりに汗のてかりを受けた姿は上鱗自身が正視できないほどのいやらしさだった。

 弄って欲しい、と訴えかけてくる乳首の震えに答えて雲龍の指先が乳首を捕らえた。加減無しで形がひしゃげるほどの力で押し潰す。

 

「う゛ぉお゛お゛ぉおぉおぉおおおっ❤❤❤❤」


 上鱗の瞳がグルンとひっくり返った。もがいていた両脚が、つま先までピンと伸びて硬直する。全身が言うことを聞かなかった。アルコールではなく、雲龍に支配されている。身体はとっくに隷属しており、脳みそもさっさと服従しろと訴えかけているフシがある。


「……ぅ❤くぅう、あ…はあぁあぁ❤❤」


 上鱗の鎖骨のくぼみには汗が溜まっていた。腋も内ももだって汗まみれになっていて、雄の臭いが強烈になっている。されていることは雌そのものなのに、なんとも皮肉だった。

 雲龍は乳首をつまんだまま引っ張り上げると、豊かな乳肉が後を追って見事な三角錐の形を作る。

 

「あ゛~~~~っ❤❤取れる❤乳首取れてしまううぅうぅうぅ❤❤❤」


 乳首だけで馬鹿でかい大胸筋を引っ張り上げるなんて痛いに決まっている。そのはずなのに乳首からは膨大が快楽が流れ込んできて全身の筋肉が砂糖菓子になったみたいに蕩けている。

 上鱗の唇から甘い吐息が漏れっ放しになると、指の力を抜いて元の形に戻った乳肉を揉みこみ始める。乳首だけではなく乳肉を捏ねられても全身の鱗が汗で濡れて、脇腹に震えが走って背筋が反り返る。

 雲龍の手つきは悪魔的だった。人を快楽という地獄に落とすための存在だとしか思えなかった。双乳がずくん、ずくんと喚いていた。自分の乳がこんな快楽器官に育っているなんて知らず、内ももを自然と擦り和せていることにも気づかなかった。スリットから漏れる汁の温かさを感じて、初めて自分がそんな動作を取っていたことに気が付いた。

 

「そろそろイくか?ちんぽと違って乳首は立派に育ってっからなぁ。弄られると頭ぶっとびそうだろぉ?」

「お゛、ほおおぉ❤イ、かないぃ❤❤こんな、この程度でぇ❤」


 本当ならとっくに精液を漏らしている。太い指で乳首をコリコリとされるだけで視界がぐにゃりと歪むぐらい気持ちいい。負けてしまいたい。快楽に白旗をあげたい。身体はそう訴えかけている。

 けれど理性はまだ健在だ。舌先から唾液をツーッと垂らしながらも虚勢を張った。これ以上、この男の好きにはさせないために。

 

「そうかそうか。こんなもんじゃ物足りねえかぁ」


 誤った判断を下したとすぐに気づいた。雲龍は乳首を更にいやらしく捏ね潰しながら舌肉までも追加して上鱗の身体を愛撫し始めた。蛇の胴体みたいな長く肉厚の長舌は耳の穴をなぞり、震える顔の骨を超えて首筋を這い降りて来た。いやらしい粘着感と生温かさを首の肉へと知らしめて、鎖骨に溜まった汗を拭い落とし、ついには乳肉までも踏み入ってきた。舌先が乳首の先端に触れるか触れないか、という距離まで近づいてチロチロと踊る。


――あんなもので舐められたら。


 乳首がズキズキと疼いた。ぬるついた舌肉はまるで触手のようで、乳首に絡みついて擦り上げるためのようにも思えた。指で虐め抜かれている乳首に新たな刺激が加わることを想像して腰が自然にくねる。

 しかし、雲流Hは乳首へと触れることなく腕の中の竜を突き倒した。すっかり腑抜けている身体はベッドの上でうつ伏せになり、尻だけを高々と突き上げる体勢になる。上半身はシャツに包まれ、下半身はスラックスを膝のあたりまで引き下げる姿は清く正しいものが穢されているような淫靡さがあった。

 雲龍は突き出されている翡翠の尻肉に手を伸ばすと、手形を残すようにして揉みほぐし始めた。早速尻肉の鱗までも汗でぬるつきを帯び始める。


「あぅ❤何を、おぅうぅ❤❤」

「乳首だけじゃ物足りねえんだろぉ?まんこも弄ってやっからなぁ」

「んな゛ぁ❤だめだ、んうぅん❤そっちは弄ったことが、ああぁ❤❤」

「だろうなぁ、乳首と一緒に開発したらもう雌から戻れなくなるぞぉ。期待してろよぉ」

「ぅああぁあっ❤❤」


 尻穴が空気に晒されて上鱗は悲鳴をあげた。特大の大胸筋に負けじと力強く膨らんでいる大殿筋を割り拡げられ、深い割れ目の底にある肛門までも暴かれる。

 乳首とちんぽに続いて尻の穴までも雲龍に曝け出され、視線で舐め回されて身体がますます火照りを帯びる。

 

「やっぱ処女まんこだなぁ。童貞ちんぽとお揃いで可愛いぞぉ」


 雲龍は尻肉をしっかりとつかんで更に大きく広げさせた。隠しようもなく剥き出しになった肛門が震えていた。そこは雲龍の使い込まれた尻穴とは違い楚々としたピンク色で、黒々とした尻毛に覆われていることもなかった。雲龍はそこを欲望に満ちた視線で舐め回し、鼻息を吹きかけた。

 上鱗は視線が実体を持っていると錯覚しそうなむずがゆさを覚えていた。見られているだけだというのに、尻穴の皺を撫でられている心地だった。鼻を近づけられると生温かい吐息を感じ、思わず尻肉が痙攣を起こす。

 そして、震える肛門を雲龍の太く長い舌がひとなめした。

 

「おぉおおぉうぅう❤❤❤」


 他人に肛門を舐められる感覚は決して不快なものではなく、だからこそ恐ろしかった。ぬめりを帯びた肉が排泄に使う場所這いずる感覚は快感を産んで、上鱗はたまらず身を震わせる。

 雲龍は一度の這いずりでたっぷりと唾液を塗りたくると、続けざまに舌を振りたくって尻の谷間を熱い唾液で塗れさせていく。

 ずっしりとした筋肉の塊である尻がくねり、小さな回転を始めていた。肛門を生温かく粘液に塗れたものが這いずる感覚は乳首とは違う悦びを産んでいた。雲龍の舌はとにかく長く、でかい尻の谷間を一回舐め回すだけでもたっぷりと時間を使う。肛門を舌腹で擦られ、唾液を染み込ませられるたびに腰が揺れる。

 

「おひぃいいぃ❤❤尻穴が、溶けるぅうぅ❤んんぅぅうぅ❤」

「尻もでかくて立派だなぁ。この尻振って男漁りしてればればもっとまともな男のもんになれたかもなぁ」

 

 嘲笑を浴びせかけて、雲龍は舌肉を谷間だけでなく尻肉にも這い回せた。艶を帯びて輝く尻肉を唾液で穢し、自らの臭いでマーキングをして自分の所有物であると刻みつける。たっぷりと熱い唾液を垂らしたらまた尻の谷間へと戻って尻の谷間で舌肉のホットドッグを作る。

 自分の尻肉を我が物顔で舐められ、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を鳴らされて上鱗は尻尾を躍らせた。振り回せば街路樹ぐらいならヘシ折れる凶器となる尻尾だが、雲龍に向かうことはなくメトロノームのように揺れるだけだった。

 

「んー?もうちんぽが欲しくなったのかぁ?」

「誰が❤そんなものぉ❤❤」

「そりゃよかった。俺もちんぽ使いたくねえからなぁ~。おまんこ舐めて気持ち良くしてやるなぁ」


 そう言うと唾液塗れの肛門に唇を吸い付かせた。処女のすぼまった肛門が火山口のようになりそうなほどの激しさでぢゅるぢゅると吸い上げて、入口を緩ませる肛門に逆に唾液を注ぎ込む。舌を振り立てることも怠らず、ドラゴンマンコに未知のい快感を教え込む。

 信じていた部下に全てを暴かれただけでなく、肛門を唾液まみれにされて上鱗は羞恥心に苛まれる。シーツを強く握りしめてどうかこの悪い夢が覚めるようにと祈る。しかし、舐め回されている肛門は嬉しそうにひくついて、尻肉はぐりぐりと雲龍の顔面に押し付けられていた。拒んでいるのは頭だけで、尻はこの快楽に溺れていた。

 そして雲龍の舌は次の段階に進もうと舌先で尻穴をノックし始めた。舐め回され、吸い上げられた肛門は侵入されようとする気配を感じ、すぼまるでもなく嬉しそうに入口を緩めた。

 

「お゛ぉおああっ❤❤❤」

「そろそろ入るだろぉ。力抜いてた方が気持ちいいぞぉ」

「そんな、無理だ❤太すぎて、入るわけぇ❤❤」


 龍の舌先が肛門へと触れると、入口の柔らかさを確かめるみたいに突きまわした。舌ぜんぶを使って肛門を舐め回されていた時とは違う微かなクチュクチュという音が肛門から鳴って、ぞくぞくとくる快感が生じ始める。

 入るわけがないと上鱗は頭の中で否定を繰り返した。自分の指より太いものが肛門にねじ込まれるなんてあってはならない。そう信じていれば尻穴が犯されることは無いと信じて尻から生じる悦びを否定する。

 

「あ、あ、あぁあぁぁ~~っ❤❤ケツぐりぐりやめろ゛ぉおぉ❤❤❤」


 けれど、舌先はより深くまで入り込んでくる、さきほどの突きまわしは採掘の前の調査にしか過ぎなかったのだとでも言うように舌先はぐりぐりとドリルみたいに尻穴をほじくって、より中にまで入り込もうとしてくる。

 恐ろしいのはわずかな痛みもないことだ。舌をねじこまれるごとに肛門は緩んで、ぐちゅぐちゅ下品な音が鳴ると尻肉が歓喜で打ち震える。

 

「ほーれ。力抜けぃ。一度入れちまったら奥まですぐだからなぁ。ケツ穴をまんこにしてやるぞぉ」

「駄目っ❤らめだぁ❤❤ああぁ❤ケツ穴まんこにしないでくれぇ❤」

「でも、もう入っちゃうぞぉ。ほら」


 ひい、と竜は掠れた声を吐いた。舌先でほじられ続けていた尻穴はあまりにも忍耐が無かった。先端をねじ込まれると後を追って舌肉がズルリと内部に侵入して直腸の中を生温かい肉で埋めた。

 

「ンオォオォオオッ❤❤❤」


 尻の中に指よりも太いものが入りこむ感覚は不気味で、けれど病みつきになってしまうような心地よさも産んでいた。肛門が生まれて初めて侵入してきた異物をきゅっきゅっと締め付けるのだが、排除しようというよりもいとおしむような動きに近かった。

 龍の舌は入口で止まるような慈悲はみせず、そのまま奥へ奥へと突き進んだ。誰にも踏み荒らされたことのない直腸を舌で押し広げて、唾液を塗りたくって自分のものであるしるしを残す。

 

「はあ゛、お゛おぉおっ❤❤❤腹が、気持ちわるいぃいぃ❤」


 そうほざきながらも上鱗のスリットは濡れそぼっていた。過剰に分泌される汁は性行為を行うための潤滑油だった。スリットを持つ種族として、上鱗は人並にスリットを弄り自慰を行っていた。敏感なそこを指で撫でまわし、軽く引っ掻くとすぐに愛液でヌルヌルになる。そして乳首を捏ね潰しているだけでも同じくスリットマンコは濡れる。スリットとは快楽をそのまま淫らな汁に変換する器官であり、しとどに濡れるまんこは上鱗の悦びを現していた。

 

 雲龍もそれを分かっているのか、舌で奥を目指しながらスリットへ手をやった。ちんぽをはみ出させている肉の門を指で撫でまわし、入口をくにくにと揉みこんだ。上鱗は反射的に脚を閉じようとするが、尻穴に差し込まれた舌が肛門へ激しく出し入れを繰り返して静止した。肛門が捲れ返る勢いで舌が引き抜かれ、また挿入されて竜の屈強な脚が開かれたたま痙攣する。

 

「ほお゛ぉおおぉおぉ❤❤捲れる❤ケツッ❤❤ケツぅうぅうぅ❤❤」

「ちゃんと股開いてろよぉ?そしたら気持ち良くなれっからな」

「い゛ッぎい゛ぃい゛ぃいぃぃいぃ❤❤❤」


 指が三本纏めてスリットへとねじ込まれた。上鱗の尻尾がのたうちまわって尻が痙攣する。またも両脚を閉じようとしたので、雲龍の舌が指がちんぽでは不可能な動きでのたうった。肛門を捲りあげながら尖端で直腸のあちこちを舐め回して、一か所だけを狙い打って舌先で穿る。引き抜きと突き込みの両方を同時に味わうハメとなり、上鱗はシーツへと突っ伏した。

 シーツを噛みしめてくぐもった喘ぎをあげる間、尻穴に入り込んだ舌は傍若無人に直腸内部を開発していた。肛門を捲りながら舌を奥へ差し込み、反応の良い場所を舌先で穿ち、直腸をあますところなく舐め回し、唾液をたっぷりと擦りこんでから舌を一気に差し込んで直腸をめりめりと押し広げた。

 

「ッ~~~~~~~❤❤❤❤」


 雲龍は声にならない絶叫を意に介さなかった。

 きゅうきゅうと食い締めてくる尻穴を雄膣に作り替えながら、三本の指でスリットを搔きむしり、愛液を多量に分泌させた。無論、敏感な縦割れを掻きむしられることでも上鱗は悶えたのだが、気にするわけはなかった。

 ともあれ採取したスリットの汁を手全体に塗りたくると、また指をスリットへと突っ込んだ。今度は荒っぽく引っ掻くのではなく、丁寧にスリット内部の温かい肉を撫でまわして、揉みこんでいくと上鱗はシーツを噛みしめていた口を緩めた。尻穴を犯されるのは自分が壊されていく恐怖に似た感覚があったが、スリットを指で揉みほぐされるのは下半身がバターになりそうな幸福感があった。

 片手で尻肉を広げつつ、もう片手でスリットを抉る。何度も舌で捲り上げられた尻穴は愛液を垂らすようになっていて、谷間に沿って流れ落ちる汁がスリットの愛液と合流していた。

 雲龍の舌は相も変わらず尻穴の掘削工事を続けており、直腸を舌でこじ開けては尻穴で下品な音を立てていた。上鱗は学習したのか下半身を穿られても脚を閉じようとはせずに腰をくねらせるだけにとどまっていた。雲龍の指がスリットをずちゅずちゅと出入りをしていても姿勢をそのまま、スリットから潮噴きのように透明な汁を噴き上げるだけにとどまる。

 

「お、潮噴きできんじゃねえか。もっと出してみ」

「はっお゛ッ❤❤お゛お゛あ゛ぁああぁあっ❤❤❤や゛ッ❤はあぁあぁ❤❤❤」


 尻穴を掻きまわす動きとスリットを抉る動き。両方が加速して上鱗は絶叫した。汁塗れの下半身に負けず、顔面もあらゆる体液で汚れていた。

 雲龍は尻肉から片手を離すと、両方の指でスリットをほぐし始めた。片手の指をにゅるりと差し込んですぐに引き抜くと、続けざまにもう片方の手を挿入する。尻穴をフィスト・ファックのために緩める時の指遣いだが、スリットをほぐして拡げる時にも効果的だった。

 腹に走る、ちんぽをはみ出させた赤い線のようだったスリットが入口を緩め始めて、両手の人差し指と中指を使って開くとあっけなく中の肉を曝け出した。入口を開かれたスリットは大量の分泌液をこぼし、清潔なシーツを使い物にならなくする。

 雲龍は舌で尻穴を突き入れつつ、指先でスリットの奥を目指した。敏感で剥き出しの肉は指の鱗でざりざりとされて、分かりやすく愛液の量を増やした。指と舌の動きを連動させて肉を穿っているとシーツが引きちぎれる音がした。

 上鱗はいまだに精液を漏らしていないことが不思議でならなかった。二つのまんこの中で快楽が弾けて、視界が白んでいて、何回も達しているのにちんぽは透明な汁を漏らすだけだった。乳首を弄っていればすぐに精液をぶちまけてしまうのに。

 

「まんこでイくのは全然違うだろぉ?ケツだけ弄ってっとちんぽで一生イけなくなれるぞぉ」

「そんなの゛、お゛っほぉおおぉ~~❤❤❤あ゛っ❤あ゛ァーーッ❤❤いく❤おまんこでいくううぅううぅ❤❤❤」

「ずっとメスイキしてんなぁ。まんこがぎゅーってしてるのわかるかぁ?それがメスイキだから、まんこで覚えとくんだぞぉ」


 雲龍の人差し指がすりっとの奥まで簡単に到達した。両方の指で作ったフックでスリットを拡げたまま、鉤状の人差し指で奥をぐにぐにとしてやるとまたもスリットから潮が噴き出した。反対側の人差し指を追加した。両方の指であちこちを掻きむしると、尻穴が蠕動した。潮噴きが止まらない。

 

「い゛ッ❤❤スリット、スリットでイグッ❤❤だめなやつでてるう゛ぅぅうぅう❤❤❤スリットからぁ❤汁漏れて止まんない゛ぃぃいぃぃ❤❤❤」

 

 汁をびしゃびしゃと噴きながらの嬌声を聞きながら、雲龍は三本目の指を追加した。さきほど三本指をねじ込んだ時よりは遥かに緩んでいて、けれど指をしっかりと締め付けてくる。

 指をゆっくりと動かして内部の肉を掻く。ともすれば傷つけてしまいそうな弱々しさがあった。指先が奥の奥、スリットの底といえる場所にたどり着いた。そこを指先で軽く押し込んだり撫でたりすると、指を咥えこんでいる隙間から汁を噴いた。

 上鱗が普段の自慰では触れない場所だ。神経や血管が集中している箇所であり、下手に触れると痛みを伴うからだ。だが、雲龍の指先が奥を優しく引っ掻くと、スリット全体が収縮して激しい潮を噴いてしまう。

 

「お゛ぉおあああっ❤❤いくいくぅううっ❤なんでえぇ❤ずっどいっでるぅうぅうぅ❤❤❤」

「ん、だいぶイキ癖ついたなぁ。最後にでかいのいっとくかぁ」

「う゛お゛ぉおぉっおぉおおぉぉおぉ❤❤❤❤」


 三本の指をねじ込んだまま手首を回転させると、舌でまたしても激しい挿入を繰り返した。間断なくイき続けていた二つのまんこを激しく掘り込まれてスリットからは大量の潮が噴きあがった。

 それは小便を漏らしているかのような量であり、既に駄目になっていたベッドシーツに引導を渡した。

 

「止まんない゛ぃぃぃいぃぃいぃ❤❤❤❤まんこ、まんこぶっ壊れでるの゛ぉぉおぉ❤❤❤おれっおでのまんこがずっと汁漏らしで、え゛っへえぇええぇ❤❤❤❤」


 指を引き抜かれた後も壊れたスプリンクラーとなって潮をまき散らす。下半身が言うことを聞かなかった。舌でかき回される尻穴もスリットもどちらも気持ち良すぎて、二つの穴が一つに繋がったかのようだった。

 頭の中は気持ちいいで埋め尽くされていて、いつの間にやら反発や嫌悪感は消え失せていた。信頼していた部下に裏切られ、凌辱されているこの状況を受け入れていた。

 

「お゛ーーっ❤❤❤んおお゛ーーっ❤おまんこまだいぐう゛ぅうぅ~~❤❤まんこ、こんなにぎもぢいいなんでえぇえぇ❤❤❤」


 きゅ、きゅと尻穴を締め付けて舌肉の感触を甘受していた。もっと、もっとと尻を振り立ててはまんこを責め立ててもらおうとねだる。乳首で絶頂する以上の快楽を知らない竜のまんこが知ってはならない快楽だった。毒となって下半身をむしばんで、理性までも狂わせる。

 知性を失ったように潮をまき散らす竜を見やってから、雲龍は愛液で濡れた巨体をひっくり返した。舌もニュポンと引っこ抜かれ、竜はまた潮を飛ばす。

 

「なんで、もっどぉ❤❤❤もっと、おまんこぉ❤」


 埋め尽くしていた舌が引き抜けてしまったことで、上鱗は尻穴をクパクパとさせた。このままでは気持ちいいのが無くなってしまう。乳首とは違う快感をもたらしてくれる舌や指が恋しくて、上鱗は馬鹿面で続きをねだった。色欲でゆで上げられた脳みそは逃げるだとか抵抗するだとか当たり前の思考をとうに失っていた。

 今の上鱗にとって目の前の龍は自分を気持ち良くしてくれり愛おしい雄だった。

 

 熱のこもった視線で見上げられ、淫龍は口周りの愛液を舐め取った。あの雄としての優秀さを固めて作ったような雄々しい竜が、まんこと叫んで腰をくねらせている。

 堕ちた、と確信したのだろうか。雲龍はスラックスと下着を脱ぎ捨てると上鱗の頭を跨いだ。息を荒げ、目を潤ませる竜の頭上にあるのはでっぷりと肥えた下半身に、黒々とした密林だ。コンプレックスを隠すために鍛え上げた上の鱗の身体とは対照的な、雄性をそのまま形にしたような肉体。

 上鱗は知らぬうちに喉ぼとけを上下させた。けだものにも似た、脂臭い下半身から目が離せなかった。

 

 雲龍はゆっくりとしゃがむと、上鱗の眼前に尻穴とスリットがやってくるように覆いかぶさった。そして、さきほどまで掻きまわしてやった二つのまんこへと鼻先を寄せる。

 

「あっ❤雲龍❤❤何をする気なんだ❤あんなに、いっぱいイったのにぃ❤」

「物足りねえんだろぉ?今度は俺と一緒にまんこを舐めあってようぜぇ?」

 

 いわゆるシックスナインの体勢に上鱗は胸をときめかせ、続く言葉に尻穴をひくつかせた。もしも潮噴きを経験する前であればふざけるなと一蹴しただろう。だが、今の上鱗はその言葉だけでまんこを潤ませてしまうし、顔面を覆うでかい尻と黒々とした陰毛の匂いに頭を痺れさせてしまう。

 尻の谷間から溢れた剛毛と、入口を緩ませたスリット周りに生えた陰毛。たまらなく魅力的なものに思えて、涎がだくだくと溢れた。

 

「頑張って俺を満足させろよぉ?できなかったら俺のケツで顔面潰しちまうからなぁ。雄くっせえケツで窒息死なんてしたくねえだろぉ?」


 ――ああ、それはなんて。なんて素晴らしいことなのだろう。

 

 上鱗は舌を伸ばして歓喜した。まんこをあんなにも気持ち良くしてくれて、顔面までも雄の尻で支配するというこの龍に感謝と敬愛が止まらなかった。嬉しくて、幸せ過ぎて、スリットからじょろりと潮が飛び散る。

 

「ぬはは、元々マゾだったのかぁ?こりゃあ良い具合に躾けてやれそうだなぁ。俺のまんこ舐めたらマゾイキできる変態にしてやるなぁ」


 そして、雲龍は潮噴きをするまんこに舌をねじ込んだ。尻穴を掻きまわしてた舌を今度はスリットと挿入し、狭苦しい肉穴すべてに唾液を塗りたくる。

 上鱗は咆哮を上げながら目の前のまんこへとむしゃぶりついた。どうすれば気持ち良くできるかなんて分かるわけがない。スリットからずっと潮を噴き続け、駄目になった頭でできるのはひたすらに舌を突っ込んで舐めるだけ。鼻先を陰毛に埋もれさせ、雄の匂いで嗅覚を凌辱されながら舌を遣う。

 

 上鱗は笑んでいた。初めて快楽を素晴らしいものだと感じて、心から幸福を受け入れていた。

 乳首を一人寂しく弄ることも、ちんぽの小ささに苦悩することもきっと無くなるのだと確信があった。

 雲龍への感謝をうたいながら、またスリットから潮を噴き上げた。

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