アルティマミレーヌ・オリジン⑤『遊星からの使者』 (Pixiv Fanbox)
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挿絵 江路院様 きんぎょにく様
アルティマミレーヌがDUOと共に地球の守護についてしばらく…
娘の初任務がどうなっているか気になっていたミレーヌの母・アルティマソフィが地球を訪れていた。
「ふふふ…心配で様子を見に来たけれど、意外とうまくやれているようね。」
お互いに地球人の姿で街を歩くメイ(ミレーヌ)とソフィ。
しかしメイだけでも可愛らしい容姿で目を引くにもかかわらず、ソフィが日本の有名女優・北条ソフィを基にした姿を自らに設定しているせいで、すれ違う男たちの視線を二人が独占する状態になっていた。
「もー…お母さまのせいで目立っちゃってるじゃないですか!」
人気女優のいで立ちに加えて、本来の彼女が持つ気品なども追加されていることで、人並みの中でも目を引く存在になっているソフィ。
メイもしょうがないぁと思いながらも、変わらない母の素敵な姿に、自慢げな表情で横を歩くのであった。
ズドゥウウン…
美女二人のランウェイが今日の街の主役…そう思っていたところに、空気を切り裂いて爆発音が響き渡る。
「きゃあああっ!お母さま、大丈夫ですか!?」
咄嗟に身構えてソフィの前に出るミレーヌ。
ソフィもミレーヌと同じ力を有している以上、爆風程度では傷一つつかないはずだが、咄嗟の行動が彼女を動かしていた。
「ええ…ありがとうミレーヌ…でもあなたは守るべき人を間違えてはダメよ。」
周りでは爆発音に驚いた人々が倒れ込んだり腰を抜かしたりしていた。
本来なら自分たちよりはるかに脆弱な人々を護らなければ…メイはしゅんと反省する。
「そうでした…でも一体何が?」
爆発音のした、少し離れた繁華街に目をやるミレーヌ。
しかしそこには目を疑うような光景が広がっていた。
「え…あれ?…わ…私?!」
煙の中から現れたのはアルティマミレーヌ…自らの姿の生き写しであった。
「こらこら…慌てないの。あなたはここにいるじゃないの…」
まだまだ青い反応を見せる娘の姿が昔と変わらず、少しの安堵を覚えた表情でソフィが近づく。
「ということは?」
母からの問いかけに、落ち着きを取り戻したようにきりっとした表情を見せる。
「何者かが私に化けた偽物…お母さま!」
みなまで言わなくても大丈夫…そんな表情で頷くソフィ。
それに頷き返したメイは、混乱する大通りから路地裏へと入っていく。
「ミレーヌ!」
まばゆい光と凛とした掛け声が響き渡り、光の女神・アルティマミレーヌが暴れまわる偽ミレーヌへととびかかっていった。
「いってらっしゃい、ミレーヌ…さて…あの敵の動きは明らかにあの子を釣るための陽動…ということは…」
娘を見送りながら思案する様子を見せたソフィ…
しかし彼女も何かを察したように、混乱に陥った街中へと消えていくのだった…
「ぐふふ…やはり青二才…簡単に自分の偽物を追っていきよったわ。さてさて、DUOが駆けつける前に更なる破壊工作を…」
爆発が起きた廃ビルの中で、更なる爆弾を用意する影…
それこそ今回の騒動の首謀閣・ザナドゥ星人であった。
先ほどとは比べ物にならない威力の爆弾を設置し、大きな被害を引き起こしたうえで交渉という名の侵略へと臨む…
日本政府への威圧を強めるためにもこのテロを成功させなければならなかったザナドゥ星人は、邪魔なミレーヌを引き離すために偽ミレーヌを使って一芝居打ったのだった。
案の定飛び去った偽ミレーヌを追って、ミレーヌは街を飛び立っていった。
この隙に新たな爆弾を…そう狙ったザナドゥ星人の背後に人影が迫る。
「まったく…うちの娘が頑張っているんだから邪魔しないでほしいわねぇ…」
真後ろから唐突に響いた声に、ザナドゥ星人は驚きの声を上げた。
「な…なにやつ!」
振り向いた先に立っていたのは謎の美しい地球人…
しかしその雰囲気からただモノではないことはザナドゥ星人にもすぐに理解できていた。
「あら…気づかれないなんて、私の変装もなかなか様になっているということかしら…これならどう?」
美女が意識を集中すると、その姿がアルティマソフィへと変わっていく。
「なにっ!?貴様はアルティマソフィ!なぜ地球に…」
ミレーヌたちの母星『光の星』における生ける伝説ともいえる女神の登場に、ザナドゥ星人の表情に焦りの色が浮かぶ。
「ふふっ…愛しい娘の仕事ぶりを見に来ただけよ…あの子のためにもその爆弾はあきらめてもらおうかしら。」
ザナドゥ星人は背後に置いておいた銃へ手を伸ばそうとするが、それを許すソフィではなかった。
バチッ…
ソフィの指から高速で打ち出された光弾が、ザナドゥ星人の腕を跳ね上げる。
「あうっ…く…くそっ!」
苦悶の表情を浮かべるザナドゥ星人を見下ろしながら、ため息をつくソフィ。
「さて…大人しくしていればミレーヌに引き渡すだけで済ませてあげるわ…優しいあの子のことだから、ちゃんと銀河連邦の法律で裁かれるだけで済むと思うわよ。」
カツ…カツ…
ザナドゥ星人への距離を詰めるソフィ…
設置された爆弾の方へ注意を割いていたソフィは、ザナドゥ星人のもう片方の手に握られた装置に気付いていなかった。
「かかったな!くらえっ!」
ザナドゥ星人が装置を握り込むと、床に隠して敷設してあった機械が起動していく。
「これはなに?…きゃああああっ!」
空中に発生したリングに囚われてしまう形になるソフィ。
光輪によって圧迫され、気を付けの姿勢のまま動けない状況に陥ってしまう。
「く…うごけない…」
力を入れようにも、強力な圧力で指一つ動かせない…ソフィはキッとザナドゥ星人を睨みつける。
「おおこわい…ミレーヌが陽動に乗らなかった可能性を考えて、罠を設置しておいたのだ。これなら貴様らアルティマの戦士も動くことは叶うまい!」
立場が逆転したことで、優越感に浸りだすザナドゥ星人。
「甘く見ないことね…私たちの力が腕力だけとは…きゃああっ!」
得意のテレキネシスで装置ごと…そう考えたソフィの目論見は、あっけなく崩されてしまう。
いきなり背後に回り込んだザナドゥ星人は、拘束されたことで前に突き出される形になったソフィの柔らかい胸を揉みしだいた。
「おおおっ…これが噂に名高いアルティマソフィの肢体…極上だぁ…」
「んっ…あっ…はぁんっ…おやめ…っ…なさ…ぁい…」
ソフィの口から甘い吐息が漏れ、同時に胸の先端には桜色の突起が露出してしまう。
「おやおや…やめろと言いながら乳首がたってきているではないか!このまま快楽を味わわせてやろう!」
ピコンピコンピコン…
ソフィのエナジータイマーがピンクに点滅し、彼女の危機を報せていく。
「(ううっ…なれない星での力の消費の速さ…それにこの責め…このままではまずいわ…)」
焦るソフィをよそに、ザナドゥ星人の責めはさらにエスカレートしていく。
「おらっ!銀河にとどろくその名器…試させてもらうぞ!」
光の星における高根の花でもあるソフィをヤったとなれば、悪の世界ではひとかどの男になれる…
目の前で甘く喘ぐ女に、ザナドゥ星人の理性も失われつつあった。
どちゅ…どちゅ…
鈍いピストン音が室内にこだまし、それに交じってソフィの甘い声が音に彩を添えていく。
「あっ…やっ…抜きなさ…いぃいっ…」
ソフィの崩れない命令口調と、それでも自らに組み伏せられて喘ぐことしかできないメスの姿。
そのギャップがザナドゥ星人を更なる興奮へと導いていく。
「そらっ…出すぞ!受け止めろ!」
ブビュウウ…ドクッ…ブシュ…
絶頂に達したザナドゥ星人からソフィにタップリと注がれた精液が部屋中へと漏れ出し、ソフィの美しい身体を汚していく。
「あああっ!やぁ…だめぇ…」
ピピピピピ…ピ…ピッ……
ザーメンに塗れたソフィの瞳とタイマーから光が消えていく。
「や…やった!俺がソフィをこの手で!…あれ…」
大喜びするザナドゥ星人が視線を下におろすと、背後から何者かの手が胸を貫いていることに気付く。
「随分とお楽しみのようでしたけれど…どうぞそのまま幸せな気分で地獄へと落ちてくださいね…」
背後からザナドゥ星人を貫いたのは、ミレーヌの義姉であり、ソフィの弟子でもあるアルティマリオナであった。
「ごはっ…そ…そんな…」
そのまま光の粒子となって消えていくザナドゥ星人。
「私の目の届く範囲でソフィ様とミレーヌに手を出した時点で、死刑確定ですよ…来世では忘れないことですね…」
ごみを見るような目でザナドゥ星人が消えた空間を見つめるリオナ。
しかし次の瞬間には優しい表情へと戻り、ソフィの身体を浄化してタイマーにエネルギーを分け与えていく。
「んっ…あらリオナ…ごめんなさい、油断して手を煩わせてしまったわね…」
意識が戻ったソフィに対し、笑顔を向けるリオナ。
「いえ…爆弾も含めて『全て』処分済みです。こちらこそ救助が遅くなって申し訳ありません、ソフィ様。」
現場周りにはDUOの対応班が配置され、廃ビルの調査が進んでいた。
「さ、あとは地球の方たちにお任せしましょう…もうすぐミレーヌも戻りますわ。」
リオナに促されて立ち上がるソフィ。
二人は地球人の姿となって部屋を後にする。
「だから大人しくしておけばよかったのに…」
くすりと笑ってその場を後にするソフィの目には、ザナドゥ星人への憐憫の色が浮かぶのであった…
END