【先行公開小説】悪と正義の3P♡キャッスル ~明来ルート~ (Pixiv Fanbox)
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→→→【お化け屋敷に入る】を選択。
🏰ワイルドなヤンキー兄貴・勝山 明来ルート
「お化け屋敷に入りたい!」
オレがおどろおどろしいゾンビうさぎの看板を指差して言うと、セーギ兄がスン…と無表情になった。
「な、なんだよぉセーギ兄、お腹痛いような顔して……まあ、そうしてると静かでいいけど…」
「悪いがおれは外で待ってる。ちょ、ちょっと用を思い出した……ような、気がする」
歯切れの悪いセーギ兄。
「セーギ兄、お化け、怖いんだ……」
「ばっ、そ、そんなわけないだろ! 幽霊なんて化学的には存在証明できないわけで…だからそんなアトラクションに入ること自体、まったくもって無意味なんだ…っ! ほ、ほら、論破だ! というわけでおれは残る!」
まくし立てながら、そばにあったベンチに逃げるように座ってしまうセーギ兄。
虚勢を張るように足を組んで、青ざめたぎこちない笑顔で行ってこいと手を振っている。
「ま、しゃーねーな。お前には隠してたみてえだが、星義の野郎は昔からホラーからっきしダメだからな。おっしゃ、ここは俺とタッグ組んで行こうぜェ」
アク兄が力こぶを作ってニヤリと笑う。
「ししし、うん! いこっ! アク兄!」
オレはニッコリ笑って、アク兄と二人、意気揚々とお化け屋敷へ向かった。
『呪われたうさぎの亡霊が棲む穴倉から脱出しろ! ラビットホラーホール』
中が真っ暗な、大きな洞穴を模した入り口の前。そこに建てられた看板に、恐ろしいフォントでそう書かれている。
「なんか、結構怖そう……」
「おいおいこんなんでブルってんのかぁ? いいから行くぞ」
うう、ちょっと怖いけど……よし!
アク兄と一緒に入場ゲートを潜り抜けて、真っ暗な通路に足を踏み入れる。
周りはごつごつした岩肌で、等間隔に吊り下げられたランプの灯りだけが頼りだ。
どこからかガサガサと何かが動く音が聞こえたりして、じわじわと不安になって来る。
「あ、アク兄、歩くの早いよっ! ちょっと待ってよ!」
「あァ? そりゃお前より足が長いんだからしょーがねえわな」
カラカラと笑いながらどんどん真っ暗な道を先へ行ってしまうアク兄。
「も、も~~っ!」
慌てて追いかけようとしたその時、後ろからドスンドスンと足音が聞こえた。
「え……」
振り返ると、大きな血まみれのウサギがこちらに飛び跳ねてきていた……。
「ぎゃーーーーーーーーーー!!」
オレは恐怖で思い切り叫んで駆けだす。
前を歩いていたアク兄の背中に激突してしがみついた。
「んだよ、うるせえな!? だぁあっ、いてぇっつぅの!」
「アク兄~! アク兄よりも怖いの来てる~!」
「俺と化け物を比べんじゃねェよ…」
憤慨しているアク兄の手を引いて先を急ぐ。
とにかくお化けウサギから逃げたい一心だ。
「おいこら、ビビりすぎだろーが…っ! 闇雲に走るとルート見失っちまうぞ…」
目の前の道が、右と左の穴に続いていて、二つに別れている。
「あ、あれ…? どっち行こう…」
わわわ、焦っちゃう……。
恐る恐る右の穴に近づくと、死角になっていた横穴から「バァッ!」と血まみれのうさぎが現れた。
「はわわ………!!!!」
オレはめちゃくちゃ驚いてアク兄にしがみつき、鍛えられた腹筋に顔を押し付けた。
「う、うぅ、うぐ、ふぇぇ……」
「おいおいおいおいマジかよ……。お前なあ、こんな子供だましで泣かされてんじゃねーよ……」
「うぐ…ひっく、うぅぅ…うるさいぃ……」
オレはかっこ悪いけど、アク兄のお腹に顔を埋めて泣き声を押し殺す。
そんなオレの頭をアク兄がぽんぽんと叩いてくれた。
「しゃーねぇ、抱っこしてやっから目ぇ閉じてろよ。ムキムキタクシーで出口まで直行してやるぜェ」
「わわっ」
アク兄はおどけながら、オレをひょいと軽く抱き上げる。さすがの筋肉だ。
オレは情けないけど、ぐずりながらもアク兄の太い首に抱きついた。
「んじゃ歩くぞ。しっかり掴まってろよ」
「う、うん……」
怖くて怖くて、もうここから出られないんじゃないかと思ったけど、そこからは心配することなんてなにひとつなかった。
暗闇でも怯むことなく、オレを抱えてズンズン進んでいくアク兄の頼もしさ。
時折お化けうさぎが脅かしに現れてオレがビクリとすれば、宥めるようにぎゅっとしてくれる。
ビクビクしながら薄く目を開けると、そこにはアク兄の余裕の横顔があって、とっても心強い気持ちになれた。
「アク兄……ありがと」
オレの心にも少し余裕が生まれて、泣き笑いの顔でアク兄に囁いた。
「ったくよぉ、急にしおらしくなってんじゃねェよ。あ、そんじゃ、ここにガソリンくれ」
アク兄はニカッと笑うと、自分の頬をトントンと指で示した。
「ガソリン…?」
「おう! ムキムキタクシーは、乗客のチューで動くんだぜ?」
「な、なにそれ。エロいことばっかりなんだから…っ」
でも………イヤじゃない。
だってアク兄はこうしてわざとおどけて、怖い気持ちを薄めようとしてくれてるのがわかるから。
「も、もー、しょうがないなあ…」
ちゅ。
首に抱き着いたまま、アク兄の頬に軽くキスする。
「こ、これでどう…?」
「ん~、まだ満タンじゃねえなァ。ほら、次はココだ」
トントン、自分の指で、今度は唇を示すアク兄。
そ、それって…。
「く、口にチューすんの…?」
オレが恥ずかしくてためらうと、
「とーぜんだろ。ぶっちゅーっと激しいの頼むぜ? そしたらガソリン満タンだからよ」
アク兄はおどけて、タコみたいに唇を突き出す。
「ふふふっ」
その顔がおかしくて笑っちゃう。
真っ暗なお化け屋敷の中で、こうしてオレのこと笑わせてくれるのなんて、アク兄くらいかも。
ちゅーっ。
そんなお礼も込めて、アク兄の唇にチューしてあげる。
「ん……っ。んん……?」
ちゅ、ちゅ、むちゅ…。
あ、あれ…?
一回で終わると思っていたキスが、なぜか途切れず、唇が解放されない。
「あ、アクにぃ…んっ」
初めは触れるだけの軽いキスだったのに、そのうちぬるりと熱い舌が差し込まれて、ビクリと体が震えた。
「んんっ…!? んちゅ……ふぇ…」
ぬるぬると唾液が混ざり合う。
アク兄の息が荒くなって、後頭部を大きな手が支えてきて、舌と舌はいつまでも離れる気配がない。
ちゅっ、れろ、ちゅる、ちゅぷ、じゅるるるる……っ。
「ん、ん、ぁ、あくにぃ……っ」
キスの隙間になんとかアク兄の名前を呼ぶと、アク兄がやっと顔を離してくれた。
「うへへ……ガソリン、うんめぇ~♪」
ニヤニヤと舌なめずりをするアク兄。
「もう、すけべっ! は、早くこんなとこ出ようよっ」
「へーへー。そんじゃ、ムキムキタクシー発進しや~す」
オレはぎゅう、とアク兄の首に再度しがみついた。
「っと、あんだこりゃ?」
不意にムキムキタクシーが停車する。
「どうしたの? 出口?」
オレが慌てて前を見ると、そこには出口と書かれた看板の下に、人が一人潜り抜けられる程度の小さな穴が掘られている。
「どーやら、最後はこの穴を一人ずつ潜ってかなきゃダメみてーだな」
アク兄がそっとオレを下ろして、ポンと背中を押す。
「ま、オレがケツ見ててやっから、安心して通りな」
「アク兄……」
優しい言葉に、オレは安心して穴に身を潜らせた。
その時。
「ひゃっ」
大きな両手がオレのお尻を鷲づかみにした。
「あっ、ちょ、ひゃうっ」
「へへ、いーケツしてるぜっ、と」
アク兄はそのまま、イヤらしい手つきでお尻を撫でまわしてくる。
「あぅっ、ん、もう、バカぁ…っ」
むにむにと柔らかく揉みこまれて、思わず甘い声が出てしまう。
アク兄の悪ふざけから逃げるように、オレは穴を潜った。
「ぷはっ」
穴の出口から頭を出すと前方に光が見えて、すぐそこに出口があるのだとわかった。
でも、すぐに腰に違和感を感じる。
「あ、あれ……?」
なぜか、腰から先が穴から抜けない。
「わわ、出れない……っ」
頑張って腰を揺すってみるけど、何かが引っかかって腰が穴の入り口を潜らない。
きっとアク兄から見た今のオレは、腰から下だけが穴から突き出ている情けない状態だ。
「あ、アク兄~、オレ、なんか引っかかっちゃって…腰が通らないよぉ」
オレが泣き言を言うと、アク兄の呆れた声が聞こえた
「そりゃお前……こっから見える限り………勃たせたチンコが邪魔して穴に通れなくなってるみてぇだぞ」
「ええっ!?」
う、うそ。気づいて無かったけど、オレ、ちんちん立ってる…!?
さっき、お尻撫でまわされたから……っ!?
ど、どうしよ……っ。
「まーまー俺に任せな。要は穴を潜れるように、チンポを治めりゃいいんだろ? よっと」
ずるっ。
アク兄がオレのズボンを下着ごとずり下ろした。
「うわぁぁぁあっ!?」
大きな手が、オレのちんちんを包み込んだのがわかった。
丸見えのお尻も、感触を確かめるようにねっとりと揉まれている。
「ちょっ、アク兄っ、だめだってっ、あぁあっ」
敏感なちんちんを太い指で強引にしごかれて、刺激が甘い吐息に変わる。
「一発ヌイたら収まるだろ? ほら、早く出られるようにもっと気持ちよくしてやっからよ」
ぬるり。
「ひあっ!?」
暖かいものが、お尻の奥に触れた感覚。
「あ、アク兄、なにして…っ」
こちらからは何も見えないけど、オレのお尻の、穴を……。
「んぁ? お前のケツ舐めてんだけど」
「ちょっ! うそぉ…っ!」
ぬる、くぷ、ぐぷぷ……っ。
熱い舌で穴を犯されて、びんと背中が反る。
「あっあっふあっ、なんでっ、ひあぁあ…っ!」
「だーら、早くイケるようにだって。こっから早く出てぇんだろーが」
そ、そっか…。早くイカないと、出られないもんね…?
釈然としなかったけど、今はアク兄に身を任せるしかない。
「お前乳首好きだろ? 俺は手が届かねえから自分で弄りな」
「ふえ…っ」
そ、そんなの、自分でなんてしたことない…。
けど、けど、早くこっから、出たいし…っ。
恐る恐る自分の胸元に指を這わせる。
「…………っ」
ぷくりと膨れた先端を、きゅんと軽く押しつぶすだけで、背骨を快感が駆け抜けた。
「ああぁ……っ♡」
ぬちぬちとちんちんを扱かれて、お尻をれろれろと舐められながら、自分で乳首をいじる。
わ……これ、やばい、すごいキモチイイ……。
軽く先っぽを摘まむだけで電流が走って、カラダがビクビクしちゃう…。
「ケツ、きゅうきゅう締まってんぞォ? チンポからもガマン汁だらだら垂れてっし…こんな場所でもしっかり感じちまうんだなァ?」
「んあっ、あぁっ、だって…っ、こんなの気持ちよすぎ…っ」
「あン? 乳首自分でイジってるくせに、オレのせいにすんじゃねェよ…っ! オラッ!このドスケベがよォッ!」
お尻に指を二本入れられて、乱暴にかき混ぜられる。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ!
「あっ、あっあっ、あううぅ……っ!」
お尻だけでもすごく気持ちいいのに、オレ、自分で乳首をくにくにする手も、止まらない……っ。
もうカチカチになった粒を、いやらしく刺激すると、より一層快楽が増幅される。
「あ、あ、あひぃ…っ!」
こ、こんなの、すぐイっちゃう…っ。
「ほら、イケ…っ! 手マンされてエロ汁噴き出せよっ!」
ぬちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ!
「イクっ! イクっ! ふっ、ふっ、ふあ、あああぁっ♡」
びゅくっ!びゅるるるっ!
アク兄に誘導されるまま、オレのちんちんがぶるぶるっと震えて、大量のねばねば精液を噴き出した…。
「はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡」
す、すごい気持ちよかった…。
自由の効かない穴にハマったまま、なんとか呼吸を整えようとしたとき。
ズブ、ズブブ、ズぐン……ッ!
「え……っ」
物凄く熱くて、硬くて、質量のあるモノが、お腹の奥に入ってきた。
あ、あ、うそ、これって……。
「お、おちんぽ、入って……んぁぁあ………っ!?」
「へへ………ちゃんと穴から出られるように、こっちから突いてやるからなァ……っ!」
アク兄の、おっきいのが、オレの中に…っ。
ズンっ。ズンッ! パンッ! パンッッ!!
「んひっ! ひっ、あ、あっあっ!」
硬くて大きなチンポが、オレをバックから突いてくる。
その容赦の無さと、ナカを抉る深度に比例した快楽に、思わず目をぎゅっと閉じる。
ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
「あひっ、アク兄っ、だめぇっ、ひあぁあっ!」
一突きされるごとに、頭のてっぺんまで痺れが駆け抜ける。
「オラッ! オラッ! エロい尻見せつけやがって…ッ! こうされたかったんだろうが…っ!」
アク兄のチンポでナカを擦りあげられるのは、正直に行って快感でしかない。
「やっ、やめっ、あっ、あっあっぁっぁああぁ……っ♡」
奥を突かれるたびにとろけた声を上げるオレに、アク兄は腰を振るのを止めない。
「やべっ、はあっ、はあっ、すっげ締まる…チンポ、溶けそう…うへへ…っ」
ずちゅっ! ズチュッ! ズチュンッ! ズチュンッ!!
「あ~~っ! はげしいぃい…っ! あっ、あ、あああっ!」
洞穴の向こうで、自分のお尻が好き勝手に犯されてる…。
オレはもう床に寝そべってただ快楽に揺さぶられるだけ…。
「オラッ! 最後までちゃんと自分で乳首イジメろ…っ!」
「んひぃい…っ! はぁあっ、あっあっあぁあっ!」
言われるがままに、自分の指で乳首をコスる。
強すぎる快感に、またちんちんから精液が飛び出たのがわかった。
「おい、ナオ、おぅ……出る、出るぞ、くぅ…っ」
パンッパンパンパンパンッ!
「はぁっはぁっはぁっ、はひっ、あうぅぅ、でるって、あっぁっ、穴から…っ?」
「ちげーよ…チンポから…っ、おまえのちっせえ尻に…ぐうぅっ、俺の精子っ、たっぷり出してやるってんだ……っ!!」
「ふあぁっ! あっ、アク兄、だめぇ…ああぁあ…っ!!」
オレの制止なんか聞いてくれずに、最奥までアク兄がチンポをグヂュグヂュと突っ込んだ。
びゅるるるっ! びゅくっびゅくっどぷどぷどぷっ!!
そのまま一番深い場所に、大量の精液が叩きつけられた……。
アク兄が放った熱いそれが、じんわりとオレのお腹に染み込んでいく…。
ズルっと極太のちんぽをオレから引き抜いてアク兄が笑う。
「ふーっ、出した出したァ! よっしゃ、とっととこんなとこ出るかァ」
イったばかりなのに、アク兄は元気だ……。
ぐったりしたオレの体を丸ごと穴から引きずり出して、お姫様抱っこする。
「で、でぐち…あるの…?」
「お前がハマった穴のすぐ隣によ、よく見るとドアノブがあんだ。こっちが正解で、お前がハマったのはたぶん罠だぜ、ダッハッハッ!」
「そ、そんなぁ……!? 知ってたならなんで言ってくれないんだよぉ…っ!」
「そりゃ、穴にハマったエロい尻を犯すチャンスなんかスルーできねェだろうが。お化け屋敷様様だぜ♪」
ゴキゲンにバカ笑いしながら、オレを抱いて出口へドカドカ歩いていくアク兄。
うぅう……本当に危険なのは、作り物のお化けなんかより、オレの穴を狙っていたこのヤンキーだったわけだ……。
「出口」と書かれた扉から外に出ると、久しぶりの陽の光に目が眩んだ。
すぐそこで待っていてくれたセーギ兄がこっちに気づいた。
「あっ、セーギ兄…! お待たせ!」
「お、帰って来たな。ほら、ナオ、どうせビビりまくって喉渇いたんじゃないか?」
そう言ってセーギ兄がオレにドリンクを渡してくれた。
「あ、これ…デカマラビットくんジュース…!」
オレが最初にねだった、ニンジン型のカップに白いドリンクが入ったやつ!
「セーギ兄、買ってくれたの!? ありがとう!」
ダメって言ってたくせに…。セーギ兄、優しい!
ぎゅっとセーギ兄の腰に抱き着くと、真っ赤な顔で本人はそっぽを向く。
「そ、それが飲みたかったんだろう? まあ、水分補給は大事だからな…その…」
ちゅうちゅうとストローを吸って、冷たいジュースを味わう。
「おいしーっ♪」
満面の笑みでセーギ兄に告げる。
「うぐっ……かわいいな…」
「なんか言った?」
「い、いや…! し、しかし、ずいぶん怖いお化け屋敷だったんだな。ナオの甲高い悲鳴が外まで響いてたぞ?」
「ふえっ!?」
何も知らないセーギ兄に言われてオレは焦る。
それは悲鳴じゃなくてエッチ中の喘ぎ声だったんだけど、まさかそんなこと言えるわけないし……。
対照的にアク兄は飄々としている。
「そーそー、こいつビビりまくってよォ。でもめっちゃ楽しかったぜェ? あんあん叫んでスッキリってなァ♪」
「あんあん…? スッキリ…?」
セーギ兄がアク兄の言葉を訝しんで、不意にオレに顔を寄せてスンスンと匂いを嗅いできた。
「わっ、ちょっ、セーギ兄、だめだってば…」
そんな近くで嗅がれたら、精液のえっちな匂いでバレちゃうはず…。
「…………お前、まさか…」
セーギ兄がギロリとアク兄を睨む。
「ムッフッフ~♪」
アク兄はニヤニヤしながら口笛を吹いて誤魔化す。
「ち、チクショウ! 明来、お前、抜け駆けするなとあれほど…!」
「知らね~よ~、ちっとしかヤってね~よ~」
笑いながら逃げるアク兄をセーギ兄が怒鳴りながら追いかける。
「二人とも、元気だなあ……」
子供みたいに追いかけ合う二人を、オレは呆れながら眺めていた。
■■■
あー、たくさん遊んだなあ。
さーてと、もうすぐ日も暮れそうだけど。
じつはずっと行ってみたいと思ってたところが残ってるんだよな。
それは遠くに見えてる、豪華なお城。
今日一日中、ずっと気になってた。
キラキラしてて、一体、中はどうなってるんだろう。
かっこいい王子様とか、綺麗なお姫様とか、偉い王様が住んでるのかなあ。
「セーギ兄、アク兄、オレ、最後にあのお城に行きたいなー……。なあなあ、だめ?」
オレはお城を指差して、上目遣いに二人を見上げる。
「城だと? そんなのこの遊園地には無いハズだが……」
セーギ兄が不思議そうにオレの指さす方向を見つめる。
「ああ、なるほど、城、か……」
隣にいたアク兄も、敬礼するように手で庇(ひさし)を作ってお城を眺める。
「おー、確かにありゃあ……立派な城だなー」
ニタニタと笑いながら。
セーギ兄とアク兄が、顔を見合わせてニヤリとアイコンタクトを取るのをオレは見逃さなかった。
なんとなくそれに不穏なものを感じたけど、次の言葉にオレはそんなこと忘れてしまう。
「「いいぞ~、最後にあのお城、みんなで行こう」」
二人が満面の笑みでオレに言ってくれたのだ。
「やったー!!」
へへ、なんか今日、二人ともめっちゃ優しいな……♪
オレはウキウキした気持ちで二人と手を繋ぐ。
「じゃあじゃあ早くっ、早く行こーっ♪」
遥か遠くにうっすらと見える、ピンクのお城まで。
笑いながらオレ達は歩きだした。
【続く………🏰(2021年5月末公開予定)】