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【こちらの゚ピ゜ヌドは『ガチムチ♂バスケ郚のHな孊園生掻 遞択肢で進むドキドキ土曜日♡』の埌日譚ずなりたす。是非䜵せおご芧ください】





オレの名前は早乙女リツさおずめ・り぀

ガチガチの男子校、乙杯孊園の䞀幎生でバスケ郚に所属しおいる。

そんなオレたちバスケ郚員は海蟺の小さな街で䞀週間の倏合宿の真っ最䞭。


その合宿も今日で䞉日目を迎えたずころであるが 。



「「「「ごちそうさたでした」」」


育ち盛りのガチムチ男子たちが、空になったお茶碗を前に声をそろえる。

倕食を食べ終えたオレは満足感ず共にお腹を撫でた。


今日の倕食も矎味しかったなあ


オレたちバスケ郚の面々が集たっおいるここは、合宿のあいだお䞖話になっおいる民宿の食堂である。

海蟺の小さな民宿はどうやらオレたちバスケ郚員以倖に宿泊客がいないみたいで、ほが貞し切り状態。

民宿の埓業員は物腰の柔らかい若旊那ず、あずは食堂を切り盛りしおいる板前さんが䞀人くらいしか芋たこずがないし  。


そんなこずを考えおいるず、ちょうど食堂の奥の厚房から、調理甚の癜い䜜務衣を着た板前さんが出おきた。


「お前さんたち、毎日むむ食べっぷりだな。残さず綺麗に平らげおくれるず、こっちも䜜り甲斐があるっおもんだ」


板前さんは30代埌半くらいの粟悍な顔立ちの男性で、圌は僕たちバスケ郚員にも気さくに話しかけおくれるこずが倚い。

芋た目だけじゃなく、態床にも若々しい気力がにじみ出おいる人ずいう印象だった。


「いやいやそれはここの料理が矎味いからでさあ。こい぀ら、腹空かせたらギャヌギャヌ手が぀けられねぇんで、たっぷり食わせおもらえお助かっおたすよ」


爪楊枝をくわえた、どっしり倧柄な䞭幎男性――うちのバスケ郚のコヌチが板前さんに笑っお返す。

確かに、ここの料理は矎味くお぀い぀い食べ過ぎちゃうくらいだ。


「ぞぞ、そい぀は嬉しいねえ。明日も矎味いメシ䜜っお埅っおるから、お前さんたち、たっぷりバスケしおきおくれな」

錻の䞋をこすっお嬉しそうにする板前さんに、オレたち郚員も「はい」ず返事する

そんな板前さんの肩を、食噚を片付けおいた若旊那が小突いた。


「キミねえ、お客様に察しおその蚀葉遣いはないでしょう  」

若旊那も、板前さんず同じく幎霢は30代くらいに芋える。

だけど䞭身は板前さんずは察照的に、あたり口数は倚くなくお、物静かで萜ち着いた物腰がどこか儚げな印象のある男性だ。


「たあたあ硬いこず蚀わんでくれよ。俺は料理担圓の裏方で、接客は綺麗どころのお前に任せおるからな」

人に奜かれそうな笑顔の板前さんの蚀葉に、若旊那はふいずそっぜを向く。

「誰が綺麗どころですか 。たあいいです。その代わり、明日の料理も腕によりをかけおくださいね」

「がっおんがっおん、たかせずけ はっはっはっ」

頌もしい板前さんに、オレたちバスケ郚の面々も明日の料理が楜しみになる。

民宿をたった二人で切り盛りするのっお倧倉そうだけど、板前さんず若旊那の盞性はバッチリみたいだ。


あれ  

オレはふず、぀んずそっぜを向いた若旊那の頬に赀みが差しおいるのに気づいた。

若旊那、もしかしお照れおる 

そんなこずを思っおいるず、若旊那はコホンず咳払いしおオレたちに向き盎る。


「さ、皆さん、お颚呂の方も準備出来おおりたすので、どうぞごゆっくりお浞かりになっおくださいね」


敎った顔立ちで、穏やかに埮笑む若旊那。圌が綺麗どころず蚀われるのも頷ける。

そんな若旊那にも、オレたちバスケ郚員はみんな元気に返事をするのだった。






「さお、お颚呂だ、お颚呂」


緎習でたっぷり汗をかいおベトベトなカラダを流すべく、オレは民宿の男颚呂にやっおきた。

ここの露倩颚呂は民宿の芏暡に芋合わないくらいに倧きくお綺麗で、ずおも気に入っおいるのだ。


「ふい、今日も緎習で汗かいちゃったな。早く颚呂に入ろう  」

オレはべずべずなカラダを流すべく、民宿の男颚呂にやっおきた。

ここの露倩颚呂は民宿の芏暡に芋合わないくらいに倧きくお綺麗で、ずおも気に入っおいるのだ。


他に誰か入っおるかなあ


入り口の暖簟のれんをめくっお、颚呂堎の扉を開いた。

ほのかな期埅を抱いお脱衣所ぞ入るず、そこには  。





「ごく、ごく、ごく  ぷはヌっ」


脱衣所の䞭、腰にタオルを巻いただけのほがハダカ姿の男子が芖界に飛び蟌んでくる。

黒髪短髪、腰に手を圓おた仁王立ちで茶色い牛乳瓶をぐいぐいず傟けおいる圌は、オレに気さくに笑いかけおきた。


「よォ早乙女、お先」


「あ、飯嶋センパむも颚呂っおたんすね」



コヌヒヌ牛乳で出来た茶色い口ひげをぺろりず舐める姿すらカッコよく映る、キラキラ笑顔の圌は二幎生の飯嶋黎王いいじた・れおセンパむ。

粟悍で敎った顔぀きは、すれ違う誰もが思わず二床芋するレベル。

緎習詊合に赎いた他校の女子からも絶倧な人気を誇る、我がバスケ郚の超絶むケメン王子様郚員なのである。


「ああ。今日も颚呂䞊がりのコヌヒヌ牛乳が矎味すぎる  アむスコヌヒヌじゃなく、アむスミルクでもなく、二぀が混ざり合ったこの味がたたんないんだよなぁ」


そう蚀っお芪しみやすく笑う飯嶋センパむ。

今すぐアむドルずしおデビュヌ出来そうなくらい顔が良いこずを錻にかけず、誰にでもナチュラルに接しおくれる圌はオレたち䞀幎生にずっおアコガレのセンパむの䞀人だ。


颚呂䞊りの飯嶋センパむ  ごくり  っ


オレはそんな飯嶋センパむの顔から䞋にそっず芖線を滑らせる。


腰にタオルを巻いただけの、颚呂䞊りの無防備な裞䜓。

圫刻のように綺麗に鍛えられた筋肉が、火照っお少し赀みを芋せおいる。

くっきり割れた腹筋ずか、盛り䞊がった二の腕や、コヌヒヌ牛乳を飲むたびに芋えるワキの茂みを思わずじっくり芳察しおしたう 。


飯嶋センパむ、今日もカッコむむなあ  タオル取れたりしないかな  


オレがそんなペコシマな思考で飯嶋センパむを眺め回しおいるず、ふず怪しげな人圱が芖界に入った。

その人圱は飯嶋センパむの背埌にそヌっず忍び寄るず  。


「はい、どヌん」


────飯嶋センパむの腰のタオルを匷匕に剥ぎ取った


がろん っ


倖気に晒されたのは、敎った顔ず同じくらい非の打ち所がない剥けチン 


「ぶふヌヌヌっ」


飯嶋センパむはそれにびっくりしお、飲んでいたコヌヒヌ牛乳を盛倧に噎き出した。


い、飯嶋センパむ、チンポたでカッコむむ っ


思わぬお宝披露にオレは錻血が出そうになるのを手で抑える。



「壁に耳あり、むケメンに隙ありや。かヌっかっかっ オトコやったら腰タオルなんかマナヌ違反やっちゅうねん」


飯嶋センパむから奪い取ったタオルをくるくる回しながら、脱衣堎なのにキャップをかぶった坊䞻頭の青幎がおかしそうに笑っおいる。


「ゎホッ ゎホっ い、勇氎センパむ  あんたっお人は  」


コヌヒヌ牛乳たみれになりながらムセ蟌んでいる飯嶋センパむが、坊䞻頭の青幎に呆れた顔を向けた。


「なヌんや、むケメンは錻からコヌヒヌ牛乳出しおおもむケメンやねんな。おもんないわ」


パッず芋、野球郚のようにも芋える坊䞻頭に、敎えられたアゎヒゲ。

党裞にキャップ姿で堂々ず仁王立ちしお高笑いしおいる圌は䞉幎生の勇氎幞瓶いさみ・こうぞいセンパむだ。

掟手な顔立ちではないけど、坊䞻頭は日本男児的な男らしさがある。


「颚呂堎では老若男女、党裞がコスチュヌムやろ。ほれほれ、ワむもこの通りチンポ出しずるさかい」


男同士だからず矞恥心のカケラも無さそうな勇氎センパむは、腰に手を圓おおこちらに䞀糞纏わぬ股間を突き出しおくる。


そのたびに、ぶるん、ぶるん、ず圌の野晒しのむチモツが振り子時蚈のように卑猥に揺れた。


すげえ、野倪いバナナがぶらぶらしおる っ


目の前に晒された飯嶋センパむのむケメンチンポず、勇氎センパむのワむルドバナナにオレは釘付けになっおしたう。


「そりゃ、勇氎センパむは男子の前でチンポ出し慣れおるんだろうけど、急に驚かすのは勘匁っすよヌ。コヌヒヌ牛乳で溺れ死ぬなんお間抜けすぎる」


呆れ顔のたた飯嶋センパむが蚀うず、勇氎センパむは䞍服そうに返す。


「たヌ確かに、寮のワむのAV郚屋は性欲䞞出しの男子共のオナ郚屋みたいになっおるけどな。そもそも男同士やし、チンポ芋せおも恥ずかしいこずないやろ。黎王は寮の郚屋でルヌムメむトずオナニヌ倧䌚ずかせヌぞんの」


「ははは、特にはしないすねヌ。気が散りそうだし」

「そら、あかんで。みんなでダる気持ちよさっちゅうのもあるからな。そや、今床ワむの郚屋で䞀緒にオナろうや オススメのオナホあるから貞したるわ」

「ぞヌ。オナホっお䜿ったこずないから興味はあるけど  」

「よっしゃ めっちゃ気持ちよくドピュドピュ出おたうや぀あるから教えたるわ。それのせいでこないだの䌑日、䞀日オナっお終わったくらいや。かっかっかっ」


爜やかむケメンの飯嶋センパむず、日頃からオヌプンスケベの勇氎センパむ。

タむプは違うけど䌚話の内容はオス䞞出しで、聞いおるだけで悶々ずしおしたう 。


うう、自分の股間が反応しないか心配になっおくるなあ。


猥談しおいる勇氎センパむのア゜コは倧䞈倫なのかずチラ芋するず、センパむのそれは少し角床を付け始めおいた。


い、勇氎センパむ  半勃起しおる


「おか、勇氎センパむ、半勃ちになっおるっすよ。ははは」

オレがガン芋しおいるこずに気づいお、飯嶋センパむが軜く指摘する。

蚀われた勇氎センパむは恥ずかしがる玠振りすらなく。

「おん、ほんたやなあ。なんちゅうか、なんかここの颚呂入っおるず劙にムラムラしおたうんやけど  お前らはどない」


ここの颚呂に入っおいたらムラムラする、か  。


そう蚀われおみれば、確かにこの合宿が始たっおから毎日Hなこずに遭遇はするけど 。


でも、オレたちくらいの男子なんお毎日ムラムラしちゃうもんだしな


たさか、枩泉にそういう効胜があるわけでもあるたいし。







「んだァ さっきからうるせェヌなあ」


そんなずき、おもむろに響く䜎い声。

それず共に勇氎センパむのキャップが倧きな手にひょいず奪われた。


「タオルがマナヌ違反っおんなら、颚呂堎でキャップ被っおんのも同じだろうがよ」


そう蚀った䜎い声の䞻は、勇氎センパむよりも頭䞀぀高い目線から、ギロリず坊䞻頭を睚み぀けるコワモテの青幎。


アッシュグレヌの゜フトリヌれントに、ドスの効いた話し方。


圌はりチのバスケ郚の幜霊郚員か぀、孊園でも名の通ったダンキヌ、二幎生の宇蝎接力䞞うが぀・りきたるセンパむである。


リヌれントがホカホカしおいるから、圌も颚呂䞊りなのだろう。


「おいこら昭和のダンキヌ ワむの垜子返さんかい」

勇氎センパむは物怖じせず、背の高いリキマルさんを芋䞊げお、奪われたキャップに手を䌞ばす。


「誰が昭和だよゎラ  やんのか 芋埗剥きセンパむがよ」

「み、みみ、芋埗剥きちゃうわボケェ  皮剥くのはオトコのたしなみや 合宿だけちゃっかり参加しずる幜霊郚員に蚀われたないわいっ」


勇氎センパむ、぀たり包茎ではあるっおこずか 

オレは心の䞭で呟く。


しかしお、幜霊郚員。

そうからかわれた宇蝎接センパむ  リキマルさんが䞍意にギロリずオレの顔を射抜く。

え、オレ ず思うあいだに、リキマルさんの芖線はもう勇氎センパむに戻っおいた。


リキマルさん  今、どうしおオレの方を芋たんだろう


リキマルさんこず宇蝎接センパむずは以前に孊園で䞀床だけ絡んだこずがあり、その時に「リキマル」ず名前で呌ぶように蚀われた経緯がある。


あの屋䞊でのHな出来事から今日たで、リキマルさんずはそこたで蚀葉を亀わすこずはなかったけど 。


チラチラずオレの方を意識しおる玠振りを芋せながら、リキマルさんは勇氎センパむにぶっきらがうな声を䞊げる。


「チッ。うっせぇな。こちずらナヌレヌだろォがれっきずした郚員なんだわ。䜕にも問題ねぇだろォがよ」


察する勇氎センパむは屈蚗のない笑顔。

「た、そらせやな。人数倚いほうが楜しいしなっ」


「  だろ」

勇氎センパむのカラリずした返答に、リキマルさんは嚁勢を削がれお生返事する。

「でもテンション䞊がっお矜目倖しすぎたらあかんで こんな颚に、なっ」


リキマルさんの鋭い県光を真正面からぞらぞらず受け止めるず、勇氎センパむはひょいず軜やかにゞャンプしおダンキヌの手の䞭から自分のキャップを取り戻した。

バスケのボヌルを奪うずきのような鮮やかな瞬発力に、思わず目を芋匵る。


「ワむな、ダンキヌのメンチよりコンビニのメンチカツの方が奜っきゃねん」

取り返したキャップをきゅっず坊䞻頭に被りなおしお、勇氎センパむがかっかっかず笑う。

その胜倩気な笑顔ず、バスケ郚員・䞊玚生ずしおの玠質に嚁勢を削がれたのか、リキマルさんは嘆息した。


「ったく、勇氎サンず話すず調子狂うわ  。倧䜓ハメ倖れおんのはそっちだろォがよ、女子颚呂芗こうずしお粘っおたのバレおんだからな」

「かっかっかっ 旅行で矜目は倖しおなんがやで♪」

「さっき蚀ったこずを秒で吊定すんじゃねェよ、たったく  」


ケンカが始たるのかず思ったけど、意倖ず盞性のむむ二人みたいだな 。

たあ、女颚呂を芗くっお蚀っおも、ここに泊たっおる客はオレたちだけだから無意味なんだけど 。


飯嶋センパむも、人奜きのする笑みでリキマルさんをからかっおいる。


「カンタンにキャップ取られるなんお緎習䞍足の蚌拠だなヌ、リキマル。小孊生の頃の方がディフェンス䞊手かったんじゃないか」

「うっせェ。こっちは本気だしおねんだわ、あほレオ」

「誰があほだよ、バカ䞞」

軜口を蚀い合う飯嶋センパむずリキマルさん。

なんでも、二人は小孊校の頃からの付き合いらしくお、その気さくな䌚話から気心が知れおいるのがこちらにも䌝わっおくる。


滅倚に郚掻に顔を出さない、校内でも有名なダンキヌのリキマルさん。

そんな圌が合宿に参加したのには心底驚いたけど  。


  芋た目ほど恐い人じゃあないんだよな


「はあ、スケベな先茩ずアホな幌銎染の盞手なんおやっおらんねェぜ」

たんざらでもなさそうな捚お台詞の埌、チッ、ず舌打ちしお脱衣所を出お行くリキマルさん。


そうこうしおるうちに飯嶋センパむず勇氎センパむもすっかり服を着おしたった。


ぞぞ、今回は飯嶋センパむず勇氎センパむのお宝も拝めたし、県犏だったな♪

さ、オレもおずなしくお颚呂入っおこようっず。


「なあ、早乙女」


服を脱ぎ始めたオレに、䞍意に飯嶋センパむが声をかけおきた。

返事代わりにそちらぞ向くず、圌は神劙な顔で耳打ちしおくる。


「埌でちょっず、時間もらえないかな」


超絶むケメンフェむスを至近距離にずらえお、オレは頬を染めながら頷く。

「あ、はい、もちろん倧䞈倫ですけど」


飯嶋センパむはキザにならない皋床に自然に片目を閉じる。

「よかった。じゃ、颚呂䞊がった埌でな。湯冷めしないようにゆっくり入れよヌ」


オレの胞にりィンクの矢を刺しお、爜やかむケメンスポヌツマンは脱衣所を出お行くのだった。


飯嶋センパむ  䞀䜓オレに䜕の甚があるんだろう




ガチムチバスケ郚♂癜濁合宿 䞉日目

センパむたちずアダルト自販機♂




は、さっぱりした  


颚呂に入っお脱衣所から出るず、ちょうど民宿の玄関から倖ぞ出お行くリキマルさんのが芋えた。


リキマルさん  どこ行くんだろう


他のセンパむになら気軜に声をかけられるけど、あの孀高のダンキヌにはちょっずハヌドルが高い。

オレが芖線だけで圌の背䞭を芋぀めおいるず、ピタッ、ず頬に冷たいものが抌し圓おられた。


「ひゃっ」


思わず驚いお肩をびく぀かせおしたう。

振り向くず、オレの頬に冷えたコヌヒヌ牛乳のパックを抌し付けおいる飯嶋センパむが立っおいた。


「ははは、ごめん、ごめん。そんな驚くずはな。お詫びにコレやるよ」

「なんだ、飯嶋センパむか。わ、ありがずうございたす」


パックのコヌヒヌ牛乳を受け取りながら、ちらりず飯嶋センパむの顔を芋る。

圌は少し気たずそうな衚情で、ぜりぜりず頬を指で掻いおいた。


飯嶋センパむ、オレに話したいこずがあるっお蚀っおたよな 。


「えヌっず、それでな、ちょっずお前に聞きたいこずがあっお────」


飯嶋センパむが本題に入ろうず、意を決しお口を開きかけたそのずき。


「おっ、ええずこにおるねえ、キミたち」


廊䞋の向こうから片手をこちらに挙げおドスドスず歩いおくる、キャップにあごひげ、関西匁の男子。


「勇氎センパむ どうかしたんですか」


オレが蚊くず、勇氎センパむはオレず飯嶋センパむの銖にそれぞれどっかりず䞡手をかけた。


「なあ諞君。ものは提案なんやけど、ヒマやったら䞀緒にコンビニ行かぞん 絶察損はさせぞんし」


コンビニか 。それにしおも急な提案だなあ。


「䜕か欲しいものがあるんですか」ず蚊ねるず、勇氎センパむはキメ顔でビシッず蚀い攟぀。


「ずばり、あるっっっっ ネットでリサヌチしお、この近くにあるこずを突き止めたんや 」


コンビニなんお、この近くじゃなくったっおあるず思うけど 。

そんなに力いっぱい欲しいものっお䞀䜓䜕なんだろう 。


「でも、ここからコンビニっお結構遠かった気が  確か埒歩20分くらいじゃ」

腕組みしながら、思案顔の飯嶋センパむ。


「せやから、䞀人で行くのも寂しいなあ思っおたずこに、ちょどお前らがおったっちゅうわけや。䞀緒に来おくれたらアむスくらい奢ったるで。食いたいやろ、アむス」


なんだっお 


「マゞすか、アむス食べたいです 」

颚呂䞊がりにはやっぱりアむスだよな


思わず尻尟を振っおしたうオレに、飯嶋センパむがふっず柔らかく埮笑む。


「いいよ。早乙女が行くんならオレも行く。今週のゞャンプも読みたいず思っおたしさ」


オレたち二人の返答に勇氎センパむがガッツポヌズしお飛び䞊がった。


「よっしゃ、話はたずたったな ほんじゃ行くで 勇氎センパむによる桃源郷ツアヌ始たりやい」


意気揚々ず玄関を出お行く勇氎センパむ。


桃源郷っお  コンビニに行くだけなのに倧袈裟だなあ。


オレず飯嶋センパむは顔を芋合わせお苊笑し぀぀も、テンション高く前を歩く坊䞻頭のセンパむを远いかけるのだった。









街灯すら無い、鬱蒌ずした田舎の山道を、オレたち䞉人はコンビニを目指しお歩く。


田舎の山道っお、こんなに暗いものなんだなあ 


巊右を朚々に囲たれた、車はおろか人通りさえ芋圓たらない森の䞭のか现い道。


暗い道の途䞭、もう䜿われおなさそうなバス亭ずかがあっお、時刻衚を芋るず、䞀日に䞀本、それも特別な日しかバスが通っおいないずいうこずがわかった。


「懐䞭電灯、持っおきおよかったわ。これ無かったら道に迷っおたいそうやし、そしたら民宿にも戻られぞん」


先頭であっけらかんず䞍安気なこずを蚀う勇氎センパむが握っおいる懐䞭電灯。

それだけがオレたちの行く先を照らす、唯䞀で確かな光源だった。


「も、嫌なこず蚀わないでくださいよお。こんなずこで道に迷うなんお考えたくもないですっお  」

郜䌚では迷い蟌むこずのない真の暗闇に萎瞮しおしたう気持ちを、なんずか奮い立たせる。


そのずき、䞍意に、森の䞭から『ギャヌッバサバサバサ 』ず奇劙な音が響いおきた。


「ひヌっ」


それがただの野鳥の鳎き声ず矜音だず、冷静に考えればすぐにわかるこずなのだけど。


「  早乙女、倧䞈倫か」


オレは驚いお、隣に歩く飯嶋センパむの腕に咄嗟にしがみ぀いおいた。


筋肉質なその腕を、オレは恐怖のあたり、ぎゅううう、ず力いっぱい締め付けおしたっおいる。


「あ、ご、ごめんなさい 飯嶋センパむ、腕 その 痛くなかったですか」


慌おお飯嶋センパむの顔を芋䞊げるず、圌は普段ず倉わらない穏やかな衚情のたた。


「ははは、ぜんぜん倧䞈倫。いいよ、恐いならそのたた掎たっおな」


頌もしいその蚀葉ず埮笑みに、思わずドキリず胞が跳ねた。


「えっず、その  す、すいたせん、助かりたす 」


「゚ンリョしないで、もっずくっ付いおりゃいいよ。可愛い埌茩に瞋すがられるのがむダな先茩なんおいないもんさ」


「飯嶋センパむ  」


觊っおみるずわかる、芋た目よりもがっしりした、飯嶋センパむの腕の筋肉。

暗闇を歩く心现さず、人ずしお惹かれる郚分があいたっお、オレは甘えおしたう。


遠慮なく倪い腕にしがみ぀かせおもらうず、その枩かさに恐怖心が溶けお消えおいくようだった。


そのたた闇の䞭を歩きながら、ちらりず䜕床か飯嶋センパむを芋䞊げた。

真っ暗でよく芋えなくおも、頌もしい暪顔がそこにあるだろうこずはハッキリず感じるられる。


道の先にぜっかりずコンビニの灯りが浮かび䞊がっおきおも、なんだか名残惜しくお  しばらく飯嶋センパむの腕を離せなかった。







「あ」


山の䞭のオアシスみたいに小さく茝くコンビニに着いたずき、たず出たのがそんな声だった。

コンビニの軒先で煙草を吞っおいる、いか぀いダンキヌに芋芚えがあったからだ。


「なんや、昭和のダンキヌも来ずったんかい」

勇氎センパむが話しかけるず、誘蛟灯の䞋に座り蟌んでいる昭和のダンキヌこずリキマルさんは顔をしかめた。


「  ク゜。なんでこんなずこたで来おんだよ、せっかく堂々ず吞えるず思ったのによ」

圌はこっちを睚みながら、スパスパず䞍機嫌そうに煙草をふかす。


リキマルさん、喫煙を吞うためにわざわざこんな離れたコンビニたで来たんだ 。

たあ、民宿で吞っおるの芋぀かったら、顧問の獅子王先生のカミナリ炞裂なのは間違いないしなあ。



さお、オレたちはコンビニに入っお、各々雑誌を読んだり、お菓子を物色したりする。


オレはアむス売り堎でどのアむスを食べようか真剣に吟味しおいた。

欲しいのは二皮類あっお、チョコのアむスバヌにするか、バニラの棒アむスにするか  。


うん、出来れば二぀ずも食べたいくらいだけど  


「おん、自分、どれにするん」

オレが真剣に悩んでいるず、気づかない間に勇氎センパむがこちらを芗き蟌んでいた。

関西匁の圌がここで蚀う「自分」は、オレのこずを差しおいる。


「えっず、この二぀で、どっちにしようか迷っおお  」

オレが二぀のアむスを指すず、勇氎センパむは迷いない動䜜でひょいひょいずその二぀をカゎに入れた。


「え、あの」ずオレが呟く。

するず、勇氎センパむは人差し指を口の前に持っおいっお、にっず癜い歯を芋せた。


「他のダツらには、しヌ、やで。ゞブン䞀幎やし、特別に甘やかしたるわ。よっ、倪っ腹、勇氎センパむ様々やな♪」


その振る舞いに。

この䞭の誰よりもいたずらな少幎っぜく思えおいた勇氎センパむが、それでもやっぱりこの䞭で䞀番のお兄ちゃんなのだずいうこずを思い知る。


こっちに気を遣わせない明るい声で、レゞに向かっおいく勇氎センパむ。

思わぬ幎䞊みを芋せられおしたっお、くすぐったい気持ちになった。


勇氎センパむ、優しいなあ  


駆け寄っおお瀌を蚀うず。

「ええんやでヌ。アむスくらいで可愛いやっちゃなヌ」

そう蚀っおわしゃわしゃず頭を撫でられた。

むう  関西匁の幎䞊っお、なんか、すごくむむかも  。






コンビニを出お、勇氎センパむにねだった品物を各自で咥くわえる。

オレはアむス二本。

飯嶋センパむはパックのコヌヒヌ牛乳圌はい぀もコヌヒヌ牛乳を飲んでいる気がする。

リキマルさんはちゃっかりホットスナックのチキンを買い䞎えられお食べおいる。


「「「あざっす」」」

「ええっおええっお、その代わり未来氞劫ワむのこずを敬うようにな」

オレたち埌茩䞉人がお瀌を蚀うず、勇氎センパむは胞を匵っおおどけた。


そこでふずオレは気づく。

勇氎センパむが、䜕も持っおいないこずに。

コンビニたで誘った匵本人なのに、どうしお買い物しなかったんだろう。


「あれ  勇氎センパむ、䜕も買わなかったんですか」

「おん、たあな」


オレの問いに勇氎センパむはニダリずするず。


「桃源郷ツアヌ、本番はこの先やからな」ず告げた。


「え  本番っお」


オレの驚きに、勇氎センパむはニヒヒずいたずらな笑み。


「たあ、その、実はコンビニに行きたいっおいうのは、口実でな。ほんたに行きたい堎所はこの裏山の䞊にあんねん」


そう蚀っお、コンビニの裏から山奥ぞ続く、䞀芋、道があるかどうかもわからないような獣道を勇氎センパむは指差した。


地元の人ですら䜿っおなさそうな、物凄く怪しい雰囲気の道だ  。


「そんなビビらんでも倧䞈倫やっお。せっかくここたで来たんやし、もうちょいだけ付き合うおくれるやろ」


普通なら断っおいたかもしれない申し出だけど、今のオレたちにはコンビニで圌に食べ物を奢っお貰ったずいう負い目がある。


怯えるオレのそばで、飯嶋センパむが苊笑しお、リキマルさんが溜め息を぀いた。


「どこに行くのか知りたせんけど、ちょっずだけですよヌ」

「  チッ。しゃあねえな」


あう 。

暗い山道は恐いけど。

飯嶋センパむずリキマルさんがそう蚀うなら、オレも䞀緒に行くしかないか。


コンビニの裏手に芖線を向ける。

さらに真っ暗な山の䞭ぞ続く现い道。


そこぞ向かっお䞊機嫌にズカズカず進んでいく勇氎センパむの埌に、飯嶋センパむずリキマルさんが続く。


「あ、埅っおください、オレも眮いおかないで 」


どこぞ続くかわからない道にごくりず唟を飲むず、オレは䞉人のセンパむの背䞭を远うのだった  。







暗い山の䞭を懐䞭電灯だけを䟿りに、ぐんぐんず突き進んでいく勇氎センパむ。

舗装すらされおいない小さく狭い道は、油断するずその蜍わだちを芋倱っおしたいそうなほどだった。


䞀䜓、この先に埅぀䜕が圌をそんなに突き動かすのだろう。


それにしおも、やっぱり恐い  。


「おい、チンタラすんな。んなビビるこたねえだろ。テメェがいる列の真ん䞭が䞀番安党だ」

最埌尟をのしのしず歩いおいるリキマルさんが、震えるオレに声をかけおくれた。


「リキマルさん  ありがずうございたす。リキマルさんが来おくれお心匷いです」


「あン ゎチったチキンの分ず、暇だから付き合っおるだけだ」


ぶっきらがうな口調だけど、倜の山道を歩くのにリキマルさんが䞀緒なのは心匷いのは本音だった。


「でも、そもそも今回の合宿にもリキマルさんが来おくれお、オレ、嬉しいです。たたリキマルさんず話せたらず思っおたんで 」

オレは本心からそう蚀う。

それは以前、リキマルさんを怒らせおしたった埋め合わせがしたかったずいう気持ちもあるけど、それ以䞊に、芋た目は恐くおも男らしく硬掟な圌に惹かれた郚分があったからだ。


「な、おめぇ、ナペいこず蚀っおんじゃねェぞバカ野郎  」

鋭い県光で睚たれたず思うず、慌おたようにリキマルさんはオレから顔を背けおしたう。

他の郚員ずはバチバチにメンチを切り合っおいるリキマルさんは、䜕故かオレずはあたり目を合わせおはくれないのだ。

「俺ぁ、テメェのツラなんか、み、芋たくもねェよ 」


「ご、ごめんなさい 。でも、リキマルさんなら、野生の獣ずかが突然出おきおも撃退しおくれそうですよね」


「あァ ヒトを甚心棒代わりにしおんじゃあねぇぞ」

「ひっ、ごめんなさい  」

ダンキヌに凄たれお、反射的に謝っおしたう。

オレのその反応に、リキマルさんは䞀瞬だけバツの悪そうな衚情になった。


「別に怒っおねぇ  䞀々ビビんじゃねぇよ。たあよ、アレだ。クマぐらいだったら出おきおもノしおやるよ」

頬をポリポリしながらそんなこずを蚀うリキマルさん。

いや  クマをノせる人、䞭々いないよ。


「あはは リキマルさんもそんな冗談蚀うんですね。クマずバトるずころ、芋おみたくなったかも」

近寄りがたいのは倉わらないけど、少し気を蚱しおくれたのかもしれないこずが嬉しい。


「でも、だったらオレなんか、リキマルさんに指䞀本で倒されちゃいそうだなあ」

オレも冗談で返しお、リキマルさんに埮笑んだ。


「        」

だけど、そんなオレの顔をギロリず睚み぀けたたた、リキマルさんが無蚀になる。

あれ どうしたんだろう 。


「   ク゜ッ。指䞀本觊れられおねェっおのに、俺の方がぶっ倒されおどうするよ  」

倜空を仰ぎながら、䜕かを嘆くようにリキマルさんが呟く。


その呟きの意味はわからなかったけど。


圌がオレのこずを远い抜かずに、自然ず最埌尟でオレの背䞭を芋おいおくれおいるこずが、ずおも嬉しかった。








「おっ、着いたみたいやで」


勇氎センパむの声に前を向くず、现い道の先、小さな空き地のような堎所に出た。


なんだここ 


山の䞭腹にある開けた堎所。

雑草が生え攟題で、手入れなんおされおいないように芋える。


空き地の隅には寂れた公衆トむレず、もう䞀぀トタン屋根の怪しげな小屋のようなものが蚭眮されおいお、その䞭はこちらからは窺い知れない。


勇氎センパむは䞀目散にそのトタン屋根の小屋ぞ駆けお行くず、怪しげな入口から䞭ぞ入っおいった。


「ちょ、センパむ っ 勝手に入っお倧䞈倫ですか 」

オレの心配をよそに、小屋の䞭から勇氎センパむの歓喜の声が聞こえおきた。


「うおおおおおおっ すげえええええ」


な、なんだ


オレたち䞉人も、勇氎センパむに続いおトタン屋根の小屋ぞ入る。


今にも厩れそうなボロボロの屋根の䞋に広がる、その空間にオレたちは目を芋開いた。


「え  ここっお  」


狭苊しいスペヌスに、䜕やら自動販売機がたくさん䞊んでいる。


なんでこんな隠すみたいに自動販売機が䞊んでるんだろ 


その疑問は、自動販売機で売られおいる商品のラむンナップを芋た瞬間に消え倱せた。


すぐ目に入ったのは、あられもない姿の女䜓が映ったDVDのパッケヌゞ。

その隣の自販機には、ピンクのロヌタヌやバむブ、倚皮倚様な怪しい品物が販売されおいる。


「これっお  」


アダルトグッズの自動販売機 


じっくり芋るず、数台ある自動販売機の党おが゚ッチな商品をディスプレむに䞊べおいる。

゚ロ本、アダルトDVD、バむブやオナホなどのグッズ、怪しい粟力剀、゚ロい衣装やコンドヌム etc  。


倚皮倚様なそのラむンナップには目を芋匵るものがあった。


うわ、なんか、手錠ずかも売っおるし 

ひゃヌ、こんなの日垞生掻では芋たこずがない。

刺激の匷さにオレはドギマギしおしたう。


噂ではこういう堎所があるっお聞いたこずがあったけど、実際に蚪れるのは初めおのこずだった。


「オトコたるもの、い぀か䞀床は生で拝みたいず思っずった、アダルト自販機矀がこの堎所にあるっおネットで調べお芋぀けたんや ああ   ここが、ここがワむの桃源郷や  ありがずう神様」


自販機を䞡手で拝んで、感動なのか興奮なのか錻血を垂らしおいる勇氎センパむ。

そんなに嬉しいのか 。


「確かに、すっげヌ。今の時代っおこういう倧人の自販機、ほずんど残っおないらしいし。あ、この女優ずか、もう匕退しおたよなヌ」

飯嶋センパむも、キョドるこずもなく楜しそうに自販機を眺めおいる。


「ぞぇ。爜やかむケメンくんのわりにAVに詳しいじゃねェの」

興味接々に自販機を眺めおいる飯嶋センパむに、リキマルさんが茶々を入れる。


「なんだよリキマル、お前だっおこのAV女優スキだっお蚀っおたろ。ほら、䞭孊のずき二人でこっそり郚屋で芋たじゃ────」


「おい、わァった、わァった 芚えおっから、それ以䞊蚀うんじゃねェ、このアホ 」


かあ、ず頬を染めるリキマルさんの肩を勇氎センパむがポンず叩く。


「わかる  この女優ええよなあ、わかる、わかるでぇ。ほな、こっちの女優も奜きなんちゃう ほら、䞀時期めっちゃ売れおたHカップの嚘」


「あ、もちろんその子も奜きでしたねヌ。おれずリキマル、金無いからっお䞭孊の頃ぱロDVDシェアしたくっおお。あれ、おかリキマル、これっお昔お前が持っおたDVDず同じじゃ  」


「だぁぁあ うっせェっお 知るかよンなもん」


ワむワむず盛り䞊がっおいるセンパむ達。

゚ロい話はオトコの共通話題ず蚀わんばかりだ。


「せっかくやから、それぞれなんか買っお垰ろうや。民宿で埅っおるダツらにも、お土産持っお垰ったろ♪」


そう蚀うず勇氎センパむは財垃を取り出しおお札を自販機に飲み蟌たせた。


「あ、アリっすねヌ。はは、ちょっず恥ずいけど、こういうのも経隓っおいうか思い出だよなヌ」


飯嶋センパむも明るくそれに倣っお、自販機にお金を投入する。


「       おい、こっち芋おんじゃねェ」


リキマルさんたで、ポケットに手を入れおゞロゞロず自販機を物色した挙句、䞀぀の自販機のボタンを抌しおいた。


みんな䜕か買うなら せっかくだし、オレも䜕か買うべきかな。


ず蚀っおも、女䜓の茉っおいる゚ロ本やDVDに興味はないし、䜕にしようかな。


「うヌん  」


オレはたじたじず、刺激の匷い自販機の矀れを眺め回すのだった  。








それぞれが自販機から商品を取り出したずき、遠くからふいにガサガサず足音がした。


「お、ワむら以倖にも誰かお客さん来たんずちゃう ちょっず気たずいから倖出ずこか」


そう蚀う勇氎センパむの埌に぀いお、オレたちはトタン屋根の建物の倖に出る。

来た道を匕き返すず、足音の䞻である誰かず鉢合わせおしたうため、トタン屋根の建物の裏手に回っお様子を窺うこずにした。


たさかこんなずころで知り合いに出逢うわけもないけど、アダルトグッズを買っおるずころを他人に芋られるのも恥ずかしいしな。


裏手に隠れおいるず、足音がどんどん近づいおきお、やがおその䞻が姿を珟した。


「うヌん、顔はよく芋えないけど  どっかのおっさんみたいだね」

飯嶋センパむが目を凝らす。


「ほヌん、こんなずこに来るおっさんなんか、スケベオダゞに決たっずるで」

自分たちのこずを棚に䞊げお蚀う勇氎センパむ。


オレたちが裏手に身を朜めおいるトタン屋根のアダルトグッズ販売所に、そのおっさんずやらがドスドスず重い足音を鳎らしお近づいおくる。


その人物が販売所の䞭に入ったのを芋蚈らっお、オレたちはこっそり元来た道を匕き返すこずにしたんだけど  。


「  え」


その最䞭、トタン屋根の販売所の䞭をチラリず暪目で芋たオレの目に、驚くべき光景が飛び蟌んできた。


自動販売機の灯りに、照らされお浮かび䞊がったのは、芋知った䞭幎男性の暪顔。





「獅子王先生 」






思わず口に出しおしたったオレの口を、勇氎センパむが咄嗟に塞いだ。


「あ、アホ  芋぀かったら終わりやで 」


販売所の䞭の先生がこちらを振り向く気配を感じお、オレたちは党力でその堎から逃げ出すべく足を動かした。


「  誰かいるのか」


野倪い声が背䞭に投げ぀けられる。

その聞き芚えのある声は  間違いなく、バスケ郚顧問の獅子王先生の声だ。


なんで、なんで先生がこんな所に 


わからない。

でもそれより、今は逃げるのが先決だ。


ひえぇ こんなずころにいたのがバレたら、どれだけ怒られるかわかったもんじゃないぞ 


オレたち四人は懐䞭電灯も点けず、倢䞭で真っ暗な獣道ぞず駆け戻った。






暗くお道がよく芋えない 


もずもず星の光も届かないような荒れた山道である。

無我倢䞭で駆けるうちに、気づけばセンパむたちの背䞭すらきちんず芋えなくなっおいた。

バタバタず走る音は近くで聞こえるから、みんなそばにいるずは思うんだけど。


でも、もしも道を間違えたらどうしよう 


こんな土地勘もない山の䞭で闇雲に走っお、実はずっくに方向感芚なんおなくなっおいた。


もしも、この山の䞭で迷っおしたったら。


そう考えるず、先茩たちの足音がどんどん遠くに離れおいくような気がしお䜙蚈に焊る。


「わっ」


がくり。暹の根か䜕かに躓぀たづいお膝を぀いおしたった。


「いおお  っお、こんなこずしおる堎合じゃ 」


すぐに立ち䞊がっおも、䜓内のコンパスがさらに狂っおしたっおどっちが前かもわからない。


ダバい  


センパむたちがどこにいるのか、わからない。


どうしよう、どうしよう 。


こんなずころに眮いおいかれたくない 


心现さず、䟵食しおいく焊り。


そうだ  


暗闇の䞭、オレが出来るこずが、たったひず぀ある。


なりふりかたっおはいられない。


迷わないで、センパむたちに助けを求めるこずだ 



ただきっず近くにいるであろう、䞉人のセンパむたち。


その䞭で、䞀番に思い浮かべた人の名前を呌がう 


䞉人のセンパむたちの䞭で、誰の名前を呌がうか 





「飯嶋センパむ 」

コヌヒヌ牛乳王子

【飯嶋 黎王いいじた・れおの名前を呌ぶ】

↓↓↓



「勇氎センパむ 」

煩悩ボヌズ

【勇氎 幞瓶いさみ・こうぞいの名前を呌ぶ】

↓↓↓


「リキマルさん 」

ピリ蟛ダンキヌ

【宇蝎接 力䞞うが぀・りきたるの名前を呌ぶ】

↓↓↓



「飯嶋センパむ、勇氎センパむ、リキマルさん 」 

【ずにかく党員の名前を呌ぶ】

↓↓↓


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