バレットヴァギナポリスメイティングプレス (Pixiv Fanbox)
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スラムの暮らしに、贅沢なんざねぇ。
食うため、神羅と戦うため、そしてマリンを育てるため。今日もまたスラムの雑事を一身に請け負う。
アバランチの資金は常に足りていなかった。
大きな戦いを仕掛けるためには武器も弾薬も必要だ。
自然と舞い込む依頼は荒事ばかりだ。腕力で片付ける護衛や、スラムを荒らすモンスター退治。誰もやりたがらないような仕事を一つ残らず受けてきた。
ちまちました仕事でも、やらなきゃやってられねぇ。
目を閉じれば幼い娘の笑顔が浮かぶ。そのためならなんでもやれる。
新しい依頼は「倉庫に居着いたモンスターを退治してほしい」というものだった。
スラムじゃよくある話だ。大抵は自警団が処理するが、相手が手に余る場合には腕の立つ誰かに回ってくる。
「フン、倉庫掃除かよ。楽な仕事だといいんだがな」
——————
七番街スラム、ガレキ通りの外れ。
指定された倉庫に着くとそこは古びたガレージだった。油で黒ずんだ床、乱雑に転がる工具、薄暗い蛍光灯の明かりが一角を照らし出す。
その光の中にヤツはいた。
スラムではあまり見たことのないモンスターだ。
抜き出された臓物のようなぶよぶよとした体。闇の中で対をなした赤い複数の眼が揺らめいている。
赤い眼の下では怪しい部位がひだ状に開閉し不気味な粘液を滴らせていた。
その形は、口というよりは……
「……チッ、なんだテメェは。気持ちわりぃ見た目しやがって」
変形機構を備えた機械仕掛けの右腕を構える。
先制攻撃。それが生き残るための鉄則だ。
モンスターは人影を察知した途端、その姿には不釣り合いな俊敏さでこちらに向き直る。
武器をガトリングガンへと変形する間もなく、耳をつんざくような異音が倉庫内に響き渡った。
「ぐッ……な、んだァ!?」
超音波だった。鼓膜だけではなく、まるで体が痺れるような感覚。
頭の奥をえぐるような異音に全身の筋肉は意思に反して痙攣し、熱を発する。
赤い眼が倉庫の暗がりで不気味に揺らめきながらゆっくりと迫ってくる。
鳴り止まぬ異音が、倉庫の鉄骨を震わせているようだった。
体に起きた異変は耳鳴りだけでは済まなかった。
「……ッ、ぐぅ……な、なんだ……こりゃ……!?」
腹が痛え。腹の深部にずんと響く鈍痛が走る。
昔、喧嘩で玉を蹴り上げられたときに感じたあの痛みに近い。呼吸が荒くなり、汗が吹き出した。
「て、めぇ……何、しやがった……!」
頭がぼやけ思考がまとまらない。しかしそんな中でも一つだけ強い感情が芽生えていた。
こいつを、こいつを犯さなきゃならねぇ。
奥歯を噛み締め呻きながら、よろめく身体で無理やりベルトを外す。
モンスターの赤い眼が、品定めをするかのように揺らめく。
その局部がぬらぬらと開かれる。内側は無数のヒダが蠢いていた。
ズボンはブーツと一緒に蹴飛ばした。
自慢の陽根が露わになる。既に完全に勃起し、おびただしい量の先走り汁が溢れた。
「黙りっ……やがれッ!」
モンスターの耳のように垂れた触手を両腕で掴む。
組み敷かれたモンスターは心なしか満足げな様子で、異音を発することを止めてその蛇のような下肢を強かに巻き付けた。
怒声とともに腰を打ち付ける。
「オラァッ!」
ためらいもなく異形の性器へと肉棒が突き立てられる。
瞬間、視界が白く弾けた。
気持ちがいいなんてものじゃなかった。
粟立つ肉の壁を分け入る弾力、ぬるりとした粘液、内部でぞわぞわと蠢くヒダが全てを絡め取ろうとする。
男の幸福がそこにあった。
亀頭冠を奥へ奥へとねじ込み、モンスターの内臓を直接殴りつけるよう腰を打ち付けた。
スラムに沸いて出るモンスターは、どこからやってくるのか。
正直そんなことを考えたことは一度もなかった。
襲いかかってきたら撃ち殺す。金になるなら狩る。
それだけの存在だった。自分にとってはただの“飯の種”にすぎない。
だが今日、その身で思い知った。
こいつらは人間と交わり、その精液で子を成す。そうやって増えてやがるんだ。
モンスターが放つ異音はただの攻撃ではなかった。あれは“司令”だ。
勃起の強制、精液緊急要請。“思考”を直接切り替えてしまうのだ。
オスの体を急速に準備完了させる。熱に落とし、“その気”にさせる。
額を汗が伝い落ちる。鼓動が早鐘を打つ。男の濃い体臭が倉庫内を染めていく。
眼前の赤い瞳が、にやりと歪む。
それは確かに笑っていた。
人間のように目尻を吊り上げ、にやりと笑ったのだ。
心底嬉しそうに。まるでこの瞬間を待ち望んでいたかのように。
破れた靴下から飛び出た親指が地面に食らいつくように、つま先が弧を描く。
玉袋が釣り上がり、予兆の精臭を待ち散らす。会陰が痙攣する。
「……あぁあァア!出す……出すッ!出るッッ!!」
最初の射精が始まった。
じょるるる、じょぼるるるるるるるるる。
射精には不釣り合いの異様な水音が倉庫内に響き渡る。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!」
これまで感じたことのない感覚だった。まるで、自分のちんぽが特大のホースになったみてぇだ。
栓の抜けた酒樽のように、際限なく。自身の遺伝子情報の詰まった精虫を化け物の体内に注ぎ込む。注ぎ込み続ける。
「お、お、お゛お゛お゛お゛お゛、オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!」
最初の射精が、おわらない。
鳥肌が立つ。腹が反りくり返りそうだった。全部出る、全部、全部出っ
「……ハガッ!ア……!!……ア゛ア゛ア゛ッ!!!」
あまりにも強烈だった。思考が全て白く染まる。
初めての感覚だった。正真正銘の本気の子作り、子供を、作った。
子供を作ってしまったのだ。
そいつはまるで水風船のように膨らんでいた。
オレの太腿は張り詰め痙攣していたが、倒れるのだけは必死に堪えた。
なぜって?示しがつかねえじゃねえか。
親父として。
肩で息をしながら子を成した母体を見つめる。
注ぎ込まれた精液で極限まで張り詰めた腹の構造が透けて見えた。
モンスターの中で卵のようなものが蠢いている。それらは子種を吸い取り、細胞に染み渡った精子のせいで急速な細胞分裂が始まる。
完全に“デキ”ちまってる。
そう認識した瞬間、意識が弾けた。未だ繋がっていた交接部に再度精液が注ぎ込まれる。
二度目の射精。その快感は最初の射精を軽く凌ぐものだった。
「ゴ、ォォオオオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!」
“父”となった男は人ならざる叫びを上げた。
——————
目を開けたとき、最初に飛び込んできたのは、依頼者の引きつった顔だった。
まるで信じられないものを目撃したといった表情。
オレは夜が明けるまで倉庫で気絶していたらしい。
帰ってこないのを心配して様子を見に来たら、このざまだった。
倉庫の空気は濃密に淀んでいた。
汗に塗れた体、湿気た衣服、臭え靴下。
オレの体を中心に口にするのも憚られるような異臭が充満している。
そして透明になった体液が倉庫の出口に向かって道を作っていた。
つまり「アイツ」の姿はどこにもなかった。
赤い眼も、身重な体も、影すら残さず消えていた。
無言で身支度を整え、なんとか立ち上がる。
依頼者の胸に拳を突きつけ、掠れた声で告げた。
「……カネはいらねぇ。その代わり、このことは墓まで持ってけ。……頼む。」
男は頷いた。
すべて詳細に覚えていた。
強烈すぎる射精の快楽、歓喜の瞬間、脳が茹だるような幸福感。
思い出した瞬間、吐き気が込み上げた。
何をされたのか、何をしてしまったのか。すべてしっかりと脳裏に刻まれていた。
あんなおぞましいものに対して……
「クソッ……オレは……!」
術中にハマっていた。仕方ねえじゃねえか、防ぎようがなかった、あの異音に狂わされ自分を保てず屈辱的なまでに翻弄された。
しかし、どんな理由があろうと自分が許せなかった。
胸をえぐる嫌悪が、己を殴り殺したいほどの衝動に変わる。
神羅をぶっ倒すまでは。
大切なものを自分の愚かさで手放した男が、悦びを得ていいはずがねぇんだ。
それに、相手が化け物だとしても。子供を作る資格など、あるわけねぇ。
拳を震わせながら、バレットは奥歯を砕くように噛みしめた。
「……怒れ……全部、怒りに変えろ……」
悔やんで立ち止まる事なんざ、オレには許されちゃいねぇ。
やっちまったことは消えない。ならば燃やし尽す他ない。心で燃やし力に変え、前を向くしかねぇ。
倉庫を背に歩き出す足取りは重い。
その背中は夜明けの光を浴びて陽の色に染まっていた。
背景素材利用:アキ二号機様【https://www.pixiv.net/users/61071305】