【無料サンプル 約23,000字】入れ替わり勃ち替わり 〜露出狂エロオヤジと入れ替わった男たち〜 (Pixiv Fanbox)
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※この小説は『警察官と露出狂の入れ替わり』の続編ですが、この小説だけでも楽しめるようになっています。
※2025.10.19 イメージ画像を差し替えました
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「は〜終わった終わった」
「う〜い、お疲れさん」
その日の現場仕事を終えたワシらは、親方のバンで事務所に帰ってきた。黒澤土木事務所──ワシは何度か職場を変えたが、この黒澤土木で働いてもう10年以上になる。
(なのに、ここで働くのは『今日が初日』なんだもんなぁ……)
10年以上ここで働いているのに、今日が初めての出勤である──矛盾しているようで、どちらも本当だった。なにせワシは、昨日まで30代の警察官だったのだから。この入れ替わり体質の中年オヤジと体を入れ替えられて、元の記憶も根こそぎ奪われちまった。元の自分の名前も、はっきりした年齢も思い出せないし、妻や小さい娘がいたような気はする……が、顔もろくに思い出せなかった。
ロッカーを開けると、扉の内側に付いている小さな鏡にワシの顔が映った。髪の生え際はM字に後退し、日焼けと脂でテカテカと光っている。濃い眉に、好色そうなタレ目。鼻っ柱の太い鼻。厚めの唇。青々しい髭の剃り跡。見るからに性欲が強そうな、スケベオヤジといった風貌。お世辞にも男前とは言えないその面相に、思わずつばを飲み込んだ。
(こ、これが今のワシの顔……なんちゅうスケベな顔しとるんじゃ)
悔しさと、恥ずかしさと共に……ぐつぐつと金玉が煮えたぎるような性欲が湧き上がってくる。この体は──飯村幸雄の体は、50代とは思えないほど性欲が強いうえに、自分の体に対する執着がものすごかった。今まで何人もの男と入れ替わり、そいつらをこの体で、変態に染め上げてきたことが自信に繋がっていた。飯村幸雄は露出狂で──そして、いまやワシがその飯村幸雄になっていた。
(にしても昨日の露出ズリ、ものすごかったなァ……)
ワシは昨日のことを思い出して、うっとりと溜息を吐いた。昨日の晩、警察官だったワシは、深夜の公園のトイレで露出をしていた飯村幸雄を捕まえようとしたのだが……ヤツの精液を体に付けられて──体を入れ替えられてしまった。脳みそも入れ替わったせいで、ワシの性格も記憶も飯村幸雄になっちまったのだ。そのくせそいつは、ワシの元の体に──30代の警察官になりきって、さっさとパトロールに戻っちまった。ワシはというと、そいつを追いかけるよりも先に、深夜の公園での露出ズリに夢中になってしまい、その日3回目の射精を終えてから、飯村幸雄のアパートへと帰ったのだ。
(ハァ……なんつうか、イケばイクほど、このカラダに馴染んでく……そんな気がするぜ)
入れ替わった直後は、まだ違和感があった。だが昨日露出ズリをしてからアパートに帰る頃には、自分はずっと飯村幸雄として生きてきたような──そんな気持ちさえ芽生えていた。とはいえ、以前警察官だったワシとしては、露出ズリを好むド変態になっちまったことに、苦々しい気持ちがないわけではなかった。まるで魚の小骨が喉に引っ掛かったときのように、ちくりとした罪悪感が頭の片隅に残り続けている。
──そう考えながら悶々としていると、後ろから声を掛けられた。
「どーしたんすか? 飯村さん」
若手の角田だった。金髪に染めたソフトモヒカンで、肌も日焼けしていて浅黒い。歳は……確か25ぐらいだったと思う。最近二人目の子どもが生まれたヤンパパだ。
(っと……顔見知りのような気がしちまうが、コイツと会うのは今日が初めてなんだよな)
「ああ、なんでもねえよ。ちぃっとばかし、疲れただけだ」
ワシは角田との普段のやりとりを思い出しながら返事をした。脳みそまで飯村幸雄になったおかげで、この土木事務所の人間関係から、近所のスーパーやコンビニの場所まで、まるで自分の記憶のように頭の中に入っている。だが、知らないはずのことを知っているのは、妙な気分だった。
(つうか、コイツ子持ちの癖して──ケツの締まりも絶品でエロいんだよな❤ チンポもギンギンに固いし……やっぱヤンパパのガタイはたまんねえぜ❤)
急に生々しい記憶が頭の中に浮かんできた。ムフリと小鼻が広がり、思わず頬が緩む。次の瞬間、思い出した内容の異様さに気づいた。
(んあっ!? わ、ワシ……角田とセックスしてんのか!? な、なんでだ!? け、けど確かに、角田と普段からヤッてんのは覚えてて……!?)
角田とケツを掘りあった記憶に混乱し、思わず後ろによろけた。がっしりとした腕が、ワシの体を受け止めた。
「おいおい、大丈夫か? 飯村」
ベテランの磐城だった。歳はワシとそう変わらなかったはずだ。彫りが深く若い頃はモテそうな顔立ちだが、洒落っ気がなく、眉はボサボサで髪も角刈りなので、バタ臭い昭和の男といった風貌だ。ワシは磐城に詫びつつ、口を開いた。
「……ああ、大丈夫だ。ちょっとよろけただけで──」
(磐城は……チンポがデケえんだよな❤ しゃぶんのが毎回楽しみで仕方ねえぜ❤)
「ウオッ!?」
今度は磐城のチンポをしゃぶった記憶が、ぐわっと頭の中に浮かんできたせいで、大声を出してしまった。さっきからなんなんだ!? なんでワシは、事務所の連中とセックスして──
「どうした。騒がしいな」
親方の黒澤が、タバコを灰皿で消してこちらにやってきた。歳はワシより下で40代後半だが、この黒澤土木の社長をしている。パンチパーマと口髭を蓄えた、いかにも強面な男だ。ワシは親方に助けを求めようとして──
(んひっ❤ 親方、厳つい面構えの癖に、亀頭責めるとすんげえよがるんだよな❤ ったく可愛くてたまんねえぜ❤)
「……っ!」
ジュルリと涎が垂れそうになり、慌ててワシは唇を腕で拭った。お、親方ともヤッている……!? ワシは……飯村幸雄は、普段なんつうことをしとるんだ!? ワシの様子を見て、三人は誰ともなく笑い出した。
「アハハハハ! やっぱそうだ。飯村さん『中身』変わったっしょ」
「へ?」
角田が笑いながら、こともなげに言った。磐城もそれに続いた。
「違いねえや。今日、ずっと様子おかしかったもんな」
磐城の言葉に、親方は唇を尖らせて答えた。
「なんだと? 俺が気づいたのは今だぞ。お前ら、気づいてたなら先に言っとけ!」
やいのやいの騒いでいる三人に、ワシはおずおずと口を挟んだ。
「……なんでワシの中身が、別人だって……わかったんだ?」
「ああ……それは俺らも、飯村さんと入れ替わったことがあるからっすよ」
角田はそう言ってニヤリと笑った。
※
事務所の中は、男たちの切なげな息遣いと、肉がぶつかり合う音が響いていた。
「なんつうか、玉突き事故みたいな感じなんすよね」
事務所の奥の和室で、布団の上でワシは四つん這いになり、角田にケツを掘られていた。初めてケツでするはずなのに、ワシのアナルは敏感な性感帯で、しかも何度もケツでイッた記憶が頭の中にはあった。ワシは上擦った声を漏らしながら、角田のしなるチンポが、何度も肛門を出入りする快感に悶えていた。
「ンッ、あっあっあっ……くうっ……!」
「この事務所で最初に入れ替わったのは、親方っす」
「んくぅ〜ッ❤……おっ、おう」
ワシの鼻先にチンポを突きつけて、亀頭を舐めさせていた親方が恥ずかしそうに返事をした。
「俺の中身は……がきんちょなんだよ。どこの小学校だったかは覚えてねえけどな。塾かなんかの帰りに、お前に出くわしちまって……そんで、お前と入れ替わったわけだ。んっ……!」
「おい、こっちも舐めろよ」
涎まみれの親方のチンポに、磐城が自身のチンポを横に並べて、二本ともワシに舐めさせた。とても五十路のオヤジとは思えないほどの反り返ったデカマラだ。親方は敏感になった亀頭を、磐城の亀頭と共に舐められて擦り合う微妙な感触に、感じちまってるようだった。
「んくっ❤……精通もまだだった俺が、いきなり飯村みてえなオヤジになっちまって、混乱しててな。最初は飯村のフリして仕事してたんだが……ある日、親方のメットの匂いを嗅ぎながらシコってたら、親方に見つかっちまってな。仕方なく、親方と入れ替わったわけだ」
「……で、その次が俺っす。なので、俺の中身は親方なんすよ」
角田が弾んだ声で言いながら、腰を深くワシの中に沈めた。ワシの背筋に快感が走る。ビクンと震えるワシの体を愛撫しながら、角田はうっとりと言葉を続けた。
「いやあ、驚きましたね。親方だった俺が、いきなり若造になっちまって。若返ったし、すげー得した気分っすよ」
「くそっ! 俺なんか、余計に年食っちまったんだぞ! オウッ❤」
磐城は親方のチンポをむんずと掴むと、兜合わせの要領で重ね合わせて扱き始めた。磐城は深い息を吐きながら話を始めた。
「ふぅ〜ッ! で、俺の中身は角田だ。俺もいきなりオッサンになって、面食らったもんだが……まあ、悪くはないな。俺が入れ替わったのは、娘の結婚式の一週間前でな。バタバタしてたが、いざ出席したら、感極まっちまって……男泣きしちまったぜ。つい最近まで他人だったはずなのに、俺の娘になってて……」
磐城は濃いめの顔でうっとりとした表情になると、親方のチンポと自分のチンポを扱く手つきを早めた。今度は角田がワシの腰を抱きかかえて、リズミカルに自分の腰をピストン運動させながら言った。
「そこからはもう、なし崩しに事務所の連中を飯村さんにしていきました。いやぁ、楽しかったなぁ……みんなが露出狂の変態オヤジになってくの……全部覚えてるでしょ? 飯村さんも」
「そ、それは……! はううぅっ❤」
角田が腰を深く沈めると、キュンと強めの快感が背筋から脳天に走り、頭が飛びかけた。そうだ。全て覚えている。いきなり50年以上あるビデオテープを渡されたようなもので、言われないとなかなか思い出せなかったが──ワシはこの事務所の全員を、ワシにした。抵抗したヤツもいたし、すぐにワシに染まったヤツもいた。一度思い出すと、芋づる式にその記憶を思い出していった。
(な、なんだぁっ!? ワシは、昔っからこの体質を使って──入れ替わりしてきただとっ!?)
ワシが最初に入れ替わったのは、自分の親父だった。小学生の頃、風呂場でチンポが勃ってしまい、それを見た親父が笑って、チンポのなんたるかを教育し──ワシの精通と共に、ワシと親父は入れ替わった。頭の片隅には確かに、ワシになったばかりで混乱していた親父の記憶がある。でもって親父はワシに染まっちまって、覚えたてのオナニーにドハマりするエロガキになっちまった。
そこからは、次々に同じ学校の連中と入れ替わった。何かと理由をつけて友だちの家に上がったり、あるいは学校のトイレで待ち伏せして、シコったばかりの精液を他の連中につけた。日焼けしている野球少年も、読書好きのおとなしいデブも、ガタイのいいガキ大将も──ワシと入れ替わって、次々にエロガキになっていった。全く性格の違う連中が、身も心もワシに染まっていく様子に、ワシは猛烈に興奮していた。
しまいには担任の若い男の教師もワシと入れ替えた。体がワシになった担任が泣きじゃくるのを、体が担任になったワシが頭を撫でて慰めたのを覚えている。
(んおぉ❤ ワシ……今までこんなにたくさんの男とッ❤❤)
ワシは飯村幸雄であり、それ以外の大勢でもあった。そのことをようやく実感として思い出した。ワシは昨日まで警察官だった。だがそれも、今まで入れ替わってきた大勢の男のうちの一人でしかない。その膨大な記憶の中に、たかだか一人の警察官の記憶が、ポチャンと沈んでいく。
「今の飯村さんの『中身』は、どんな人だったんです?」
ケツを掘られながら物思いに耽っていると、角田が優しくワシのチンポを掴んだ。ワシはブルルッと体を震わせながら答えた。いつの間にか呼吸は荒くなり、発情した犬のように舌を出していた。
「ンアッ!? ハーッ❤ ハーッ❤ わ、ワシは……30代くらいの……警察官で……ハヒッ❤ 妻も娘もいた……はずなのにっ❤」
こんなエロオヤジになってしまった。露出狂で、入れ替わりに興奮して。大勢の男どもと入れ替わってきた、ド変態になっちまって。それが……。
「ワシになれたのが……❤ う、嬉しくて……たまらんぞお〜〜っ❤❤ 変態警察官、これより飯村幸雄に転属するでありますッ❤ んくぅ〜〜〜〜〜っ❤❤❤」
前立腺がキュンと熱く疼き、ワシはすぐさまイッちまった。全身がふわ~っと浮かび上がるような強烈な快感に、きゅうっとケツが締まり……角田も喘ぎながら射精した。ワシのケツの中に熱く、粘っこいものが注がれていく。はうぅ……ワシ、警察官だったのにぃっ❤ こんなエロオヤジになんか、なりたくなかったのにぃっ❤❤❤
(おほうぅ❤ 入れ替わり、たまんねぇっ❤ 昨日ヤッた露出ズリも最高だったし……この体も、そう悪いもんじゃねえな❤❤)
今までワシになった男たちと同じ結論に、ワシも達した。当然だ。ワシは飯村幸雄なのだから。今までの飯村幸雄と同じ答えにたどり着くのは、当たり前に決まっとる。全く……警察官だからといって、ワシに逆らえるはずがないのだ。そこのところ、しっかりと角田のチンポでわからせられて、本当に助かったな。
「えひっ❤ ウヒヒ……❤❤」
ケツでイッた余韻でヒクヒクと尻を突き出していると、他の現場に行った連中が帰ってくる音が聞こえた。新しいチンポ共がやってくる音に、ワシはブルルッと身震いした。
※
「ハァ〜ぁ……すごかった……」
アパートに帰ってきたワシは、敷きっぱなしの万年床にごろりと寝転んだ。こたつの上には缶ビールの空き缶が並び、ゴミ箱には空の弁当箱が乱雑に突っ込まれている。もう三ヶ月も替えていないシーツからは、饐えた中年男の体臭がムワッと臭ってくる。飯村幸雄としての生活感をむせ返るほど感じるこの部屋に、ワシはムフリと小鼻を広げた。
「あぁ……前のワシは、戸建ての一軒家で……妻や娘と暮らしていた……んだよな?」
断片的な記憶を辿る。妻や娘の顔は思い出せないが、ぼんやりとそういった生活の記憶はある。まるで何日か前に見た夢を思い出すような感覚だ。ワシは脂ぎったニオイを放つ枕カバーに顔を埋めた。
「オウッ❤ オヤジ臭えッ❤ 前のワシ……こんなに臭くなかったのにっ……❤」
脂ぎって加齢臭ムンムンのスケベオヤジになったことが、嬉しくてたまらない。毛深く固太った胸板で、腹は太鼓腹で、しかも短足の……いかにもな昭和のオヤジだ。ふと布団の横に、派手なオレンジ色のボクサーブリーフが落ちていた。これはワシのではない。確か──
「前の前のワシの……だったな?」
そうだ。中身が警察官になる前のワシは、不良の高校生だった。そいつをワシにしたのは、確か路地裏でシコっていたときだ。
※
「ウオッ!? なんだこの変態!」
「お、おおう……❤ み、見てくれぇ❤」
生ゴミの匂いがうっすらと漂う路地裏に通りかかったのは、白い改造学ランを着た高校生だった。髪は金髪のリーゼント。細く整えた眉。いかにも不良という格好に、ワシの金玉がキュンキュンと疼いてしまった。
(こ、コイツと入れ替わりたい……ウヒヒ❤ 元のワシ……銀行員だったのにっ……こんな不良と入れ替わっちまったら……❤)
そう。そのときのワシの中身は、銀行に勤めていた50代のオッサンだった。ワシと違って、高級スーツが似合う渋めの中年男だったのだが、酔って夜道を歩いているところを、ワシにしてやったのだ。そんなワシの中身と、コイツの中身を入れ替えることを想像しただけで、心臓が跳ね上がるように激しく鳴った。チンポを扱く手を早めると、あっけなくワシは達した。
「ウオッ! ウオッ! い、イク〜〜ぅ❤」
ビュルルル!と噴き出した精液が、亀頭に押し当てた手のひらに当たる。ワシはニヤつきながら、不良に近づいた。
「へひひ❤ くれよぉ……お前のカラダ……❤」
「ッ! ち、近寄るんじゃねえ!」
不良は怒鳴り声を出したが、ワシは構わず突進した。一発殴られたが、ワシの手は不良の頬にかすっていた。精液のヌルリとしたテカリが、不良の頬についていた。
「キッショ! テメエこの野郎!!」
不良がワシの胸ぐらを掴んで、ワシの顔をさらに殴ろうとした、その時だった。ワシの顔を睨んでいた不良が、ギョッとした表情で飛び退いた。
「てめっ……なんで、オレと同じ顔……」
精液が触れた場所……顔から入れ替わりが始まっていた。不良の顔もワシになっていたが、それにはまだ気づいていないらしい。ワシの顔が不良の顔になっているのを見て、気持ち悪いと思ったのだろう。不良はワシを突き飛ばすと、悪態をついて路地裏から立ち去った。表情筋が変わったせいで、妙に顔が強張る。ワシは新しい顔でニンマリと笑いながら、不良のこれからを想像して、精液でヌルつく亀頭をクチュクチュと弄った。
※
「ったく、なんだったんだあの変態野郎。オレと同じ顔で──ん?」
ブルっと体が震えた。頭がふわふわして、熱っぽい。何だ? オレは──オレ? なんだか、変な気がする。オレがオレじゃない……ような……。足が勝手に動くまま歩いていると、気づけばみすぼらしいアパートの前にいた。
「オレの家……じゃねえ……けど」
オレの家は、こんなボロアパートじゃない。なのに、なぜかここがオレの家だって気がしちまう。オレはなんとなく、アパートの二階へと上がった。郵便箱の裏側に隠していた鍵で、部屋に上がり込む。ん? なんでオレ……鍵の場所なんて知ってるんだ?
(つか、オレの部屋だから……知ってんの当たり前じゃねえか)
そうだ。入れ替わったヤツが家に来たときのために、前に隠したんだっけ。ん? 入れ替わり? なんの話だ?
「あーくそっ。わけわかんねえよ。ン゛?」
独り言をつぶやくと、喉からはオッサンのようなダミ声が漏れた。オレは舌打ちをして玄関でローファーを脱ぐと、部屋に上がり込んだ。オッサンの加齢臭がするむさ苦しい部屋。缶ビールや弁当の空き箱が転がる汚い部屋なのに、なぜか落ち着く……。
「ハァ……」
オレはなんとなく、学ランを脱ぎたい気分になった。
(せっかくの新しいカラダなんだし……今のうちに味わっとかねえとな❤)
なんか急に、自分の体がエロいものに思えてくる。オレは鼻の穴が広がるのを感じながら、白い学ランとボンタンを脱いでいった。香水の匂いと共に、バキバキに割れた腹筋が目に入った。
「ウオッ!? 腹筋も割れてて、エロい体してんじゃねえか❤ 若い体っていいねぇ❤」
オレの口から、ダミ声でスケベなオッサンのような独り言が漏れた。オレはハアハアと荒い息を吐きながら、自分の胸板や腹筋を撫でた。
「ハァン……❤ 若い男のカラダ、たまんねえな❤ こんないいカラダなら、露出ズリしとけばよかったぜ❤」
露出ズリ? お、オレは露出狂なんかじゃねえ! 自分の言葉にギョッとしたが、エロい気分がキュンキュン胸の内側から溢れてくる。誰かにカラダを見せびらかしたい。誰でもいいから、誰か……オレは派手めのオレンジ色をしたボクサーブリーフを脱ぎ捨てた。小ぶりなチンポが出てくると、オレは涎をジュルリと垂らした。
「ンヒッ❤ 悪ぶってる割に、かわいいチンポだなァ❤ どれ、オッチャンに触らせてくれよ❤」
ああん❤ どんどんワシになっちまう❤ ワシって誰だ? わけがわからないまま、クチュクチュと包茎チンポを弄る。だんだん、ワシの体型が変わってくる。胸板が固太り、濃い胸毛が生えてくる。
「ああっ! 待ってくれ! もっとこのエロいカラダ、触らせてくれぇ❤」
チクショウッ! 若くてピチピチのエロいガタイが、元のガタイに戻っちまう! ん? 元の?
なにかがおかしい気がするが、なんなのかわからない。割れていた腹筋に贅肉がついて、太鼓腹になっていく。足が短くなり、全身からムワッと加齢臭が溢れ出す。
「おっ❤ おほうっ❤ オレッ……ワシになっちまうッ❤❤」
そうだ。オレは……ワシになっちまうんだ。飯村幸雄に……さっきのオッサンに……❤ ひへへ、ワシの精液つけてやったんだし。頭の中で急にそれを『思い出した』ときには、もう手遅れだった。
「おっおっおっ❤ イクイクイクイクッ❤❤ これでオレも……ワシのモンだぁ〜〜〜ッ❤❤❤」
中年オヤジの金玉で作った精液を、敷きっぱなしの布団にビュクビュクと撒き散らす。中身と外見がガッチリと同じになった感覚がある。オレはワシになっちまった。そのことが嬉しい。ワシは毛深い胸板を揉みながら、オレを歓迎してやった。勝ち誇った独り言が、自分の口から漏れた。
「どうだぁ? さっきまでバカにしてた変態オヤジになっちまった気分は。たまんねえだろ?」
ワシが肥大した乳首をコリコリ弄ると、ビクンと体が震えた。ワシの頭の中で、こんな恥ずかしいカラダは嫌だ、というオレだった頃の名残を感じる。何が起きたかわからないはずなのに、自分が飯村幸雄になっちまったことだけは実感があった。ワシがその感覚に悶えていると、鍵を掛けていないアパートのドアが開いた。
「お〜。いい感じじゃん」
オレだった。ワシになる前の、さっきまでのオレ。今日の露出ズリは気分を変えようと思って、スーツと革靴で行っていた。ワシのアパートには、入れ替わった奴が置いていった服がいくつかある。いまアパートに帰ってきたオレも、ワシが着ていたスーツを着ていた。金髪のリーゼントがくたびれたスーツを着ているのは、全く持って似合っていなかった。ワシはボリボリと頭を掻きながら、オレに声を掛けた。
「おう。さっきは殴って悪かったな」
「へへ。別にいいって。オッサンもこっち側じゃん」
オレはワシの部屋にずかずかと上がり込んでくると、床に転がっていたビールの空き缶を軽く蹴飛ばした。その足取りは、ワシが知っている不良のそれよりも、どこか楽しそうに見えた。
「いやあ、いいカラダをありがとよ。うへへ……銀行員だったオレが、こんな底辺校の不良になっちまうなんて……❤」
前のオレはそう言うと、細い眉を歪めて、ハアハアと鼻息荒く自分の体をあちこち触り始めた。ワシには元のカラダが名残惜しい気持ちもあったが……いまのワシの、胸毛がジャングルのように濃い胸板や、でっぷりと出た腹を見ると、途端にマゾっ気が疼き出してしまった。
(んくっ! いぃ……❤ ワシ、さっきまで高校生だったのにッ❤ こんな、ホモマゾのスケベオヤジになっちまって……❤❤)
ワシが自分のオヤジ臭いカラダに夢中になっていると、オレが声を掛けてきた。
「なあなあ。ちょっと公園まで露出ズリに行かねえ? オレらでチンポ出して、ヌキあったりすんだよ。エロくね?」
金髪のリーゼントで強面なオレが、スケベな表情でワシを見つめてくる。元のワシならばしなかったような表情。露出ズリに興奮した変態の表情だ。
「オウッ❤ 望むところだッ❤ オッチャンのエロいカラダ、しっかり見とけよっ❤」
ワシは勃起したチンポを揺らしながら立ち上がった。今からもう待ちきれない。下着はすっ飛ばして、ひとまず部屋に転がっていたジャージだけを穿いて、部屋を後にした。
※
「はぁ〜……あ゛〜〜❤ たまんねっ❤❤」
不良だったオレがワシになったときを思い出しながら、ワシは布団の上でまたシコってしまった。毛深い腹の上にビュクビュクと精液が溢れる。事務所でもヤッたというのに、ワシのカラダは絶倫そのものだった。
こうして、警察官から飯村幸雄になったワシの日々は、以前のワシからは考えられないほどエロいものになった。なにせ、職場の男どもは全員が露出狂で、入れ替わりに興奮する変態になっているのだ。ムラついたら昼休憩の後に現場にある車の中で抜くし、あるいは互いに扱いたり、口でやることもある。仕事が終わった後も事務所でヤッたり、あるいは車で連れ立って人気のない場所に行き、一緒に露出ズリをすることもあった。
「おう、飯村よぉ……いまどんな気分なんだ?」
夜の海岸で共に露出ズリをしにきた親方が、鼻息を荒げながら尋ねた。親方もワシも裸だ。海岸沿いの道路の明かりだけが、かろうじて互いの裸体の輪郭を照らしていた。
「警察官だった癖によぉ……露出ズリするようなエロオヤジになっちまって、どんな気分なのかって聞いてんだよ」
「んくっ❤ そ、それは……❤❤」
親方もワシだったことがあるだけあって、ワシが興奮するツボを心得ている。わかりきっている癖に、いやらしい顔で尋ねてくる。ワシは毛深く脂ぎった体をよじりながら答えた。
「ハヒッ❤ は、犯罪者を取り締まるべき警察官が、このような……んヒヒ❤」
思わず頬が緩んでしまう。鼻の穴をおっぴろげながら、ワシは続きを口にした。
「このような……露出狂のスケベオヤジになってしまったことは、大変遺憾で……ありますッ❤❤」
「おうおう。ちゃんと謝罪する必要があるんじゃねえか? 謝ってくれや。露出狂のエロオヤジの体に負けて、ホモマゾの露出狂になったことをよ」
「ハイッ❤ 私は、あ〜……警察官でありながら……飯村幸雄の体に負けて、露出狂のエロオヤジになってしまいましたッ❤ 市民の皆様に置かれましては、大変ッ……おほうっ❤❤ 申し訳ございませんでしたッッ❤ ンッ❤❤」
足を揃え、右手で敬礼をする。敬礼、これで合ってるのか? ワシは警察官だった癖に、そんなこともわからなくなっちまった。それにも興奮しちまう。うろ覚えの敬礼をすると、ワシの興奮は有頂天に達した。
「くぅ〜〜〜〜〜〜っっ❤❤❤」
チンポに手も触れていないのに、敬礼だけでワシは射精しちまった。跳ね上がったチンポから精液が汚らしく噴き出す。ビクンビクンと肩を震わせながら、射精の快感に唇を噛みしめる。ようやく我に返ると、親方がゲラゲラと笑いながらワシにチンポを突き出してきた。
「おうおう。とんでもねえエロお巡りだな。そんじゃ、俺のチンポしゃぶってくれや。変態になっちまったんだから、当然できんだよな? 市民様にご奉仕しろや」
「ハイッ❤ 市民様のチンポ、喜んでしゃぶらせていただきますッ❤」
こんな具合に、警察官だったことは、ワシには興奮を煽る材料にしかなっていなかった。それは他の連中にとっても同じことで、元の自分と今の自分との食い違いに、ムラムラと興奮しちまうようだった。
別な日には、現場での休憩時間にバンの後部座席で、角田が磐城にスマホを見せていた。
「かわいいっしょ? 二人目も結構大きくなったんすよ」
「おお……! 男の子だったよな?」
「そっす」
角田が磐城に見せているのは、自分の子どもの写真のようだった。ワシを介して入れ替わったことで、角田の中身は親方になっているし、磐城の中身は角田になっている。磐城は、本当なら自分の子どもだったはずの赤ん坊の写真を見せられて、目を細めて喜んでいたが、同時にそわそわと落ち着かない様子でもあった。妙に鼻息が荒い気がする。角田が何気ない調子で続けた。
「いやあ、すごいいい具合なんすよね、磐城さんの元の体──俺のチンポと、嫁さんのまんこが、もう体の相性バッチリって感じで」
「んおっ!?」
角田が磐城の股間を無造作に揉んだ。磐城のゴツい顔が、デレっと緩んだ。手入れなどしていないボサボサの太い眉が歪む。角田は磐城の股間を揉みながら、ゆっくりと言葉を続けた。
「ねえ、磐城さん。体も嫁さんも俺に盗られて、子作りまでされちゃって──どういう気分すか? やっぱ悔しいんすか?」
「んくっ……んひぃ……ッ❤ くっ、悔しいに……決まってるだろうがッ❤❤」
磐城は角田の言葉に、全身を震わせて喘いだ。角田の指が、磐城の股間をまさぐるたびに、そのごつい体がビクンビクンと痙攣する。身も心も、かつての自分の人生全てを盗んだ男が、妻を抱いて子作りまでしている。その事実が、かなり脳みそにクる──磐城のゴツいオヤジ顔の鼻の下が伸び、涎を垂らしそうな顔には、はっきりとそう書いてあった。
角田は磐城の作業着のチャックを降ろし、内側から太いチンポを外に出した。淫水焼けしてビンビンに勃起しているチンポは、五十路過ぎの男とは思えない威容だった。角田は淫水焼けした亀頭を、指先でねぶるように愛撫し始めた。磐城が濁った喘ぎ声を漏らす。
「ひう゛っ❤ ン゛くっ❤❤」
「磐城さん。普段から俺のカラダ、エロい目で見てますもんね。バレバレっすよ。孫までいるジジイの癖して、若い男にチンポ勃てて恥ずかしくないんすか?」
「んおっ……そ、そりゃぁ……恥ずかしいッ❤ 俺のカラダ、全部盗られちまって……カミさんまでっ……ンクッ❤❤ でも、俺のカラダ使われてんの……すげえ、興奮……してッ❤……ンオ゙ッ❤」
「つうか磐城さんの方から『俺の元嫁、孕ませてくれてありがとうございました』の一言もないのは、どういうことっすか?」
「な、なんだとっ❤ ンオ゙オ゙ォ❤❤ すっ、スンマセンッ❤ 俺の……元のカミさん孕ませてくれて……アッ❤ ありがとうござ……あッ❤ んッ❤ ン゙アッ❤ ン゙ア゙アッ❤❤」
角田が亀頭を親指でグリグリと愛撫すると、磐城はひくひく肩を揺らしながら頭を仰け反らせた。見た目は若手だが中身は四十路のエロオヤジと、見た目は五十路だが中身は二十代の若者とでは、会話もエロも主導権をどちらが取るのかが全くチグハグだった。見た目と中身の食い違いが、互いの興奮を跳ね上げているようだった。磐城の顔は恥ずかしさと快感でぐちゃぐちゃに歪み、角田はそれを見てさらに面白がっている。この会社では、それが日常の風景だった。
※
そんなこんなで、ワシは飯村幸雄として一ヶ月ほどを過ごした。そして8月の下旬。地元で開かれる祭りに、例年通り黒澤土木も社員総出で参加することになった。
(毎年、この祭りの夜に──ンヒッ❤ 何人も……入れ替わっちまうんだよなァ❤❤)
キュッと六尺褌を締めると、ワシの背筋にゾクゾクッと興奮が走った。祭りの日は、同じ格好の男たちで溢れかえる。半纏と褌と足袋を穿いた男たち。そのため入れ替わったあとに着替える手間もなく、一人ずつ誘い出しては入れ替わっていく。もちろん、祭り装束じゃない奴との入れ替わりもアリだ。ワシと入れ替わった野郎は最初のうちは面食らっているが、年に一度のこの祭り──他人と次から次へと入れ替わっていく夜の興奮が、骨の髄まで染みちまってるカラダになったせいで、面白いくらいワシに染まっていく。次に入れ替わる体をギラギラした目で物色し始めちまう。
夕方の境内。神輿の準備が進んでいく。親方や磐城、角田たちも着替えていくなかで、よく響く胴間声が背後から聞こえてきた。
「よう! 飯村じゃねえか。今夜の祭りも楽しもうぜ……へへへ❤」
ニヤニヤしながら声をかけてきたのは、地元の漁師の磯村大吾だ。歳は50代後半。白髪交じりの角刈りに、浅黒く日焼けした厳つい体躯。褌が似合うこの漁師もまた、ワシになっていた。中身は東京の有名な私立大学の大学生で、ガタイのいいアメフト野郎だったのだが……帰省して祭りに参加したときに、ワシと入れ替わったのだ。磯村は鼻の下を伸ばしたスケベそうな顔つきで、ワシの背中をバンバンと叩いた。
「いやぁ、去年は世話になったな! あれからよぅ、孫が帰省するたびに三人でたっぷり楽しんでるぜ。おう! 政憲! 翔平! こっち来いや!」
磯村が胴間声を張り上げると、30代後半くらいの洒落っ気のある男前と、坊主頭の日焼けした中学生がやってきた。娘婿の田所政憲と孫の田所翔平だ。娘婿と言っても磯村の家に婿養子に来たわけではなく、普段は東京で広告代理店かなんかに勤めているらしい。田所政憲は日焼け上等の漁師連中とは違って、いっちょ前にスキンケアなんぞをしてジムに通う、東京の男といった雰囲気だ。メンズパーマを掛けた髪と、茶色の半透明のフレームのメガネが、漁師連中とは違う都会的な雰囲気を醸しているが──田所政憲はこちらにやってくると、その男前な顔にニヤッとスケベそうな笑みを浮かべて、ワシに挨拶をした。
「ご無沙汰しています、飯村さん。その節は大変お世話になりました」
表面上は、礼儀を弁えた男の態度だ。豪快な漁師連中とは違う、都会の男の態度。田所政憲の手がそれとなく伸び、ワシの褌の股間を揉んでいなければ、そう言えただろう。ワシもニヤッと笑みを返した。
「おう。すっかり馴染んでんじゃねえか。どうだ? 調子は」
「ええ、最高ですよ。中卒で漁師をしていた私が、都会でバリバリ働く娘婿のカラダになるとは……思ってもみませんでした。それもこれも、全て飯村さんのおかげです」
政憲はそう言うと、褌の隙間から指をもぞもぞと差し入れてきた。表向きは洒落た都会の男の、下品な仕草にワシの股間はさらに熱くなる。そう。田所政憲の「中身」は、磯村大吾だった。ワシになった磯村大吾は、次の入れ替わり相手に娘婿の政憲を選んだのだ。政憲は凛々しい男前な顔に、助平な笑みを浮かべながら、元のカラダである磯村大吾を舐めるように見つめた。
「お義父さんの──前の私の体とも相性は抜群なんですよ。どこをどう触ればよがるのか、自分のことのようにわかりますし。なにせ、自分の体だったんですから。それに、その……妻とやるのも興奮してしまって……❤❤」
政憲は涎を垂らしそうな顔でそう言った。入れ替わりによって、家族の関係性がぐちゃぐちゃに組み変わっていた。政憲の息子の翔平は、その様子を見てゴクリと唾を飲み込んでいた。ワシは翔平の坊主頭に手を伸ばすと、頭を撫で回しながら声を掛けた。
「おう、翔平はどうだ? もう慣れたか?」
「う、うす……その……」
照れくさいのか、翔平はモジモジして言葉を濁していた。翔平の「中身」は父親である田所政憲だ。ワシになった田所政憲は、自分の体が50代の漁師に奪われて始めは怒り狂っていたが、義理の父親である大吾から「政憲よぉ……テメエのせがれと入れ替わるのも、いいんじゃねえか?」と言われると、鼻息を荒くして興奮し始めた。ワシはそれを自分のこととして思い出せた。
──やめろやめろっ! そんなエロいこと言うんじゃねえッ❤ ンヒッ❤ ワシが翔平になって、翔平がこんな……エロオヤジになっちまうとか……んおぉっ❤❤ 興奮しちまうだろうがぁっ❤❤
ワシになっちまった政憲が、褌の中でチンポをビンビンにして、嬉々として翔平と入れ替わったのは──それからほんの数分後のことだった。中身が磯村大吾になった政憲が、翔平を境内の裏手に呼び出し、中身が政憲になったワシが、ヌイたばかりの精液がべっとりと付いた手を、翔平の尻に擦り付けたのだ。
(あれは、すんげえ気持ちよかったよなぁ……)
ワシが翔平との入れ替わりを思い出してうっとりとしていると、翔平も熱っぽい目で溜息を吐いた。
「おれ、いまだにあの夜のこと、すげえ忘れらんなくて……おれ、父さんだったのに、翔平になっちまうし。おれの体も、じいちゃんに盗られちまうし……」
翔平は芋臭い顔で、政憲の体を──去年まで自分のものだった逞しい父親の体を、舐めるように見つめていた。ハアハアと荒い息を吐きながら、元の自分の体に性欲を向けている。
「おれの母さんも、おれの奥さんだったのに、じいちゃんに盗られちまうし……んくっ❤ おっ、おれのチンポで、父さんと母さんがヤッてるって想像すると、それだけで……❤❤ あ〜すっげ……❤❤ 毎日シコんのが、止まんなくてっ……❤❤❤」
「ハハハ。ご覧の通り、翔平もすっかり楽しんでるんですよ」
「おうよ。嬉しいことに、翔平は中学卒業したら、水産高校に進んで漁師になるって言ってくれてな。いや〜! 翔平と同じ船に乗って、海の上で露出ズリぶちかますのが、今から楽しみで仕方ねえぜ❤」
「んっ❤ じいちゃんッ❤ おっおれッ! 前のおれと違って、漁師になるの想像したら、すっげえアガっちまって……❤❤❤ ンクッ❤ やっ、あぅ……ッ❤❤」
翔平は──翔平になっちまった政憲は、男臭くエロいじいちゃんと露出漁師になっちまう姿を想像して、それだけでイッちまったらしい。ブルルッと肩を震わせると、妙にイカ臭い匂いがむわっと漂い始めた。中身はイケてる都会のリーマンだった癖に、とんでもねえエロガキになっちまったもんだ。ワシらは顔を見合わせると、声を出して笑った。磯村大吾は茶化すように翔平の坊主頭を撫でる。
「おいおい、翔平もすっかり男になっちまったなぁ!」
そして翔平の褌にするりと日焼けしたゴツい手を突っ込んだ。翔平の濃い眉がビクンと動くと、射精したばかりのチンポを弄られ、アッアッアッという切なそうな声を漏らし始めた。
興奮した大吾と政憲に体をまさぐられる翔平を背にして、ワシはぶらぶらと境内を歩き始めた。もうじき神輿を担ぐ時間だが、それより先に、誰かと入れ替わっておきたい。誰かいないか、誰か──そんな目で露店と人混みでごった返す境内を眺める。中には、ワシになったことのあるやつもちらほらいる。
生徒がハメを外さないか見回りに来ている地元の高校の体育教師──30代くらいのやつだ。そいつもワシになったことがあるヤツだった。ワシと視線が合うとその強面な顔をへろんとさせ、ハアハアと荒い息を吐き始めた。ワシになった日のことを思い出して、ムラついちまったらしい。あの様子だと、今もバレずに露出ズリをやっているようだ。
妻と息子を連れて歩いている若い父親も、ワシを見つけるとニンマリとエロい笑みを浮かべて、意味深に息子の頭を撫でた。今夜の入れ替わり相手に息子はどうだと誘いを掛けているのだ。
境内の隅でヤンキー座りをしてタバコを吹かしている、金髪のパンチパーマで口髭を生やした厳つい野郎もいた。他のヤンキー連中とゲラゲラ駄弁りながらも、ワシを見つけると嬉しそうに目を細め、仲間の方に視線を送った。イキのいい野郎がここにいるぞと誘っているのだ。
ワシは誰と入れ替わるか品定めをしながら、ゆっくり歩いていった。そんなとき、見覚えのある顔から声を掛けられた。
「お久しぶりですね、飯村さん」
「! て、テメエは……!」
紺色の制帽を被ったお巡りがいた。ワシだ。ワシと入れ替わった警察官だった。30過ぎの精悍な顔立ち。夏服の半袖シャツからは太い腕が覗いている。ワシは褌の中でチンポがビンビンに勃起するのを感じながら、そいつに食って掛かった。
「んくっ……! ワシの体、よくも盗りやがったな……!」
「ハハハ。でもまあ、楽しいでしょ? 飯村さんになるのも」
「ふざけんな! オウッ!?」
急にそいつがワシの股間を褌の上から揉んできた。ワシがぶるっと体を震わせると、そいつはワシの股間を握ったまま、人混みから離れた方へと体を押しやっていく。警察官の夏服から匂ってくる、前のワシの体臭をスーハーと吸い込みながら、ワシはされるがままに茂みの方へと向かった。
(あーくそっ! コイツと入れ替わってなかったら、ワシは……!)
眉が濃い男前な顔。ぶっとい腕。厚い胸板。この体がワシのものだったら。
(毎日毎日、このエロいお巡りのカラダで……露出ズリできたじゃねえかッ!)
んひ、と鼻の穴が広がる。ハァン……もう一回コイツと入れ替わりてえもんだ。元のカラダに戻るためじゃねえ。このエロいお巡りのカラダで、露出ズリぶちかますのはとんでもなく気持ちいいだろう。
(んえっへへへ……お巡りだったときに露出ズリしなかったのが、もったいなくて仕方ねえぜ。あんなにエロい、晒し甲斐があるガタイで露出ズリしねえとか……宝の持ち腐れじゃねえかッ!)
ワシがギラギラした目でお巡りを睨んでいるうちに、お巡りのゴツい手はワシの褌から器用にチンポを出すと、リズミカルに扱き始めた。
「おうっ! おぉうっ!」
「じゃあ飯村さん。ひとまず俺の手に出してくださいよ。俺の方でエロい入れ替わり相手、探しといてあげますんで」
俺の顔が、俺とは思えないほど鼻の下をデレっと伸ばして、そう囁いた。
※
ワシは駐車場に停めてある、黒澤土木のバンに戻った。助手席では角田がスマホを弄っていたが、ワシが戻ってくると顔を上げた。
「ん? 飯村さん、これから入れ替わりっすか?」
「おう。前にワシだったお巡りがな、適当に見繕ってきてくれるんだと」
「へー」
「うおっ!? キタキタッ!」
毛深い短足なワシの左足がビクンと痙攣すると、他人の足に──筋肉質な足へと変わった。あまりすね毛は生えていないが、肌の色艶はいい。
「……若いな。高校生くらいか?」
「俺も後ろ、行っていいっすか?」
助手席にいた角田は一度表に出て、後部座席にやってきた。入れ替わったばかりのワシの左足を撫でて、うおおと歓声を上げている。
「そっすね。確かに肌は若い感じっす。そういや、いまの飯村さんって、中身は何歳ぐらいだったんでしたっけ?」
「三十路ぐらい……だったと思う」
「じゃあもし高校生なら、元の歳より若返るんすね。てか、なんで毎回若い男選ばないんすか?」
「そりゃオメエ、ワシだったことがあっからわかんだろ?」
「へへへ。随分前だったので忘れちまいました」
「まあ、確かに若い男と入れ替わんのもいいんだがよぉ……いい感じに熟れたオッサンの人生をペロッとワシが頂いちまうのも……ンヒヒ❤ たまんねぇぜ? そいつの人生も家族も全部を、ワシのモノにしちまうんだ」
角田と話しているうちに、入れ替わりは進行していった。左足に続いて右足、そして褌の中がむず痒くなる。
「さぁ〜て、ご開帳っと」
股間のイチモツは、皮が厚めの短小包茎チンポに変わっていた。クチュクチュと弄ってみる。中に溜まったチンカスと皮が擦れて、おおう……という低い声がワシの喉から漏れた。
「んくっ❤ 臭っせえチンポじゃねえか」
「おっ、いいっすねぇ。しゃぶっていいっすか?」
「まあ待て待て」
ワシのたるんだ腹が引き締まった腹筋へと変わっていく。胸毛の密生した胸板も、色白だが筋肉質な胸板へと替わる。さらに両腕、そして──
「おっ、きたきたァ!!」
車のルームミラーには、表情筋ごと別人の顔へと作り変えられていくワシの顔が映っていた。ここまで来ると、頭ん中──脳みそも替わりつつあるはずだ。急にワシは、なんでここにいるのか違和感を覚え始めた。
(あれっ。オレ、柔道部のダチと夏祭りに来たはずなのに……なんで知らねえオッサンの車に乗ってるんだ? ん? でもオレってさっきまでワシだったし……あれ?)
オレは首を傾げた。ワシがオレになっちまう。意味がわからないはずなのに、嬉しい。それに、意味ならすぐにわかるはずだ。この体に馴染みさえすれば──オレはルームミラーを見た。おしゃれには無頓着な、坊主頭で柔道一筋の、芋臭い顔立ちの高校生がそこに映っていた。
「やっべ。結構エロいじゃん、オレ」
オレはオレの体になれたのが嬉しくて、笑みを浮かべた。
※
「なんっ……くぅ〜〜〜ッ!!!」
あまりにも強烈な快感に立っていられなくなり、ワシは境内にしゃがみ込んだ。射精……まではしていないが、ハーフパンツの中でチンポはビンビンに勃起している。
(なんなんだ、いったい……!!)
確か、柔道部のダチと一緒に祭りに来て……ワシはションベンに行こうとしていた。そこまでは覚えている。で、お巡りに声を掛けられたあと、急に体が熱くなって……。
「飯村さん。立てますか?」
ワシに話しかけてきたお巡り──前の前のワシだ。ん? なんだ? 前の前って。よくわからないのに、ふとそんな気がした。ワシはそいつの手を取ると、立ちあがった。
「あ〜……なんか頭ん中ふわふわして、妙な感じだ……まだ呑んじゃいないんだがな」
「じゃあ、前の飯村さんのところに戻りましょうか。きっと待ってますよ」
「ん? ああ、そうだな……」
前の飯村……? ああ、ワシのことか。ん? 待て待て、なんのことだ? よくわかんねえのに、なぜか戻らないといけない気がする。ワシはお巡りの後に付いて駐車場へと向かった。黒澤土木──ワシの職場のバンの後部座席のドアを開けると、そこに探している奴がいた。
「おっ、なんだテメエ! ワシじゃねえか!」
そこにはワシがいた。坊主頭で、芋臭くて垢抜けねえ高校生。柔道一筋で、毎日毎日オナってばかりで女っ気のねえ、さっきまでのワシだ。そいつは後部座席に座って、褌を解いて自分の股間をまさぐっていた。そして、ワシを見ると、にやつきながら言った。
「へえ、替わったばっかりなのに、もうチンポ勃ってんだな。結構馴染んでるじゃん」
「なにっ?」
ワシは自分の股間を見下ろした。確かに、ハーフパンツの中ではチンポが主張するように盛り上がっていた。ん!? というか、この体……オレの体じゃねえ! ワシはぎょっとして着ていたTシャツとハーフパンツをあちこち触った。固太った中年オヤジの体に、母ちゃんが買ってきたダセえ柄のTシャツがムチムチと貼り付いていた。
「な、なんでオレ……ワシになってやがるんだ!? い、いや……ワシがオレと入れ替わったんだよな!?」
だったら、そんなの当然だ。ふと、そんな考えが浮かんでくる。ワシの精液に触ると、体が入れ替わっちまう。でもって一度入れ替わった相手とは二度と入れ替われない──そんな体質だったことを急に『思い出した』。
「な、なんでだ!? オレ……なんでこんなこと、思い出せるんだ!?!?」
「そりゃあ……脳みそも入れ替わってるからっすよ。オッサン」
元のワシが、ニヤリと笑った。目の前には、初めて見るはずの──見慣れた黒澤土木のバン。助手席には初対面だが顔なじみの角田が座り、スマホでワシを撮っている。そういやコイツさっきまで後部座席に……ああ、ワシが来るから前に移動したんだったか? ん? なんで見てもねえはずのことを……? 頭ン中がぐちゃぐちゃで、何が起きてるんだかわかんねえはずなのに──こういうことを、ワシは今まで何度も繰り返してる気がした。ワシではない俺が、ぼくが、オレが、私が、ワシになって、ワシに染まっていく。いや、今のはなんだ? ワシはいったい……誰だったんだ?
めまいを感じながら、バンの後部座席を見る。坊主頭の芋臭い高校生が、法被を着て褌からチンポをはだけさせ、足袋を履いて座っている。その格好を改めて眺めると、ゴクリと生唾を飲み込んだ。そいつが顎をしゃくった。
「ほら、こっち来いよ、オッサン」
元のワシが、ニヤニヤと笑いながら後部座席のシートを叩く。ワシは心臓がバクバク鳴るのを感じながら、そいつの横に座った。
「なっ、なあ……ワシのカラダ……返してくんねえか?」
「あ? 返すわけねえだろ? 今までの連中がどうなったか、思い出してみろよ」
「どうって……そりゃあ……んひっ❤❤」
ワシはハッキリと『思い出して』しまった。今までワシのカラダになった連中が、どうなったか。ガテン野郎も体育教師も不良も大学生も漁師もサラリーマンも中学生も警察官も──みんなワシに、飯村幸雄のカラダになったあとは、ワシの記憶と性癖に溺れて変わっていった。身も心も露出狂のエロオヤジになっちまって、次の入れ替わり相手をチンポをビンビンにして探す変態になっちまった。お、オレも……ワシもそうなっちまうってことか!?
「い、いやだ……ワシは……!」
「ったく、往生際が悪いぞ。オッサン」
「んっ!? やめっ!? ンくぅ〜〜ッ❤❤」
前のオレがコリコリとワシの肥大化した乳首を弄った。オレだった頃とは比べ物にならない快感が、毛深い胸板の乳首から脳みそへと電撃のように伝わってくる。前のオレはワシのカラダに跨ると、勝ち誇ったように口を開いた。
「へへ……せっかくだ。オレがオッサンに、男のカラダのいろはを教えてやるよ」
「な、なんだとおッ……!」
「好きだろ? オレみてえな男の味も知らねえはずの若造に、何度も男とヤッてきたはずのオッサンが──男の味を仕込まれちまうってのは」
「んっ!? そ、それは……❤❤❤」
ワシの毛深い胸板が、倒錯感で甘く疼いた。ハヒッ……そ、そうだ。ワシは童貞のはずなのに、頭の中は野郎同士でサカり合う記憶でパンパンにはち切れそうになっている。『飯村幸雄』は、男同士のセックスなら百戦錬磨と言っていいほどなのに、その中身になったばかりの『ワシ』は、男とヤったことはないのだ。
(け、けど元のオレん中に入ったコイツは……)
目の前のオレをまじまじと見つめる。柔道一筋の洒落っ気のねえ坊主頭。童貞丸出しの芋臭い顔をしてる癖に、中身は何人もの男を食い散らかしてきた、性欲旺盛なエロオヤジになっている。オレとワシはカラダも中身もチグハグで……童貞とヤリチンもあべこべで。その倒錯感で、ワシの脳みそが茹で上がりそうになる。
「フヒッ❤ え、エロすぎんだろうが……❤❤ わ、ワシがオレに仕込まれちまうとかよぉ! あ? ち、違う! なに言ってるんだワシは!」
「違わねえよ。お前の頭ン中は、もうエロオヤジになってるんだっつうの。ほれほれ」
「やめっ❤ 乳首、弄んなぁっ❤❤」
コリコリと乳首を弄られ、涎が唇から垂れそうになる。くぅ〜〜〜っ!乳首たまんねぇっ! ワシは漏れそうになった言葉を飲み込み、ビクンビクンと脂ぎったカラダを後部座席で跳ね上げた。オレの顔がワシに近づいてくる。
ああ、言わないでくれ。口説かないでくれ。見つめないでくれ。前はオレの顔だったのに、コイツの顔見てるとすげえムラついちまう。その顔でこれ以上エロいこと言われたら、ワシは──
「おう。喜べよオッサン。オレみてえな芋臭え柔道野郎で、童貞捨てさせてやるよ。好きだろ?」
「は、はひぃ……❤❤❤」
ワシの喉から、中年オヤジのダミ声が漏れる。甘ったるく、媚びる声で。元のカラダに戻りてえのに、オレとセックスしてる場合じゃねえってわかってんのに。なのに頭の中は元のオレとやるエロいことでいっぱいになっちまう。野郎同士の種付け合いでチンポビンビンになる、エロオヤジの脳みそのせいで、猛烈に興奮しちまう。ワシは鼻息を荒げながら、唇を尖らせた。
「す、好きにしてくれっ……❤❤ ワシのカラダ……めちゃくちゃにしてくれぇっ❤❤❤ はうっ❤」
ワシのチンポにオレのチンポが押し付けられ、重なりあう。んくっ❤ オレのチンポ小せえっ❤ ワシに負けてんじゃねえか❤ この短小チンポが❤❤ チンポのデカさでワシに負けた悔しさと、オレに勝った優越感で頭がぐちゃぐちゃになる。ガクンと後部座席が倒されると、お巡りが笑いながらドアを閉めた。閉められたドアの向こうでは、ワシを連れてきたお巡りがスケベな顔をしながらワシらを覗いていた。あのお巡りも元は被害者だったのに、ワシに染まった中身を入れられて、変態になっちまってる。このままだとオレも変態になっちまう。そんでもって今夜、また別の誰かになっちまう。角田がスマホで動画を撮っている。後で親方たちに見せるのだろう。
「ンヒヒ……❤ たまんねぇなぁ……❤❤」
ワシは頬を緩めると、オレからの接吻を受け入れて、舌を絡ませあった。
※
「はっあ……あ゛〜〜……❤ すっげえ、よかった……❤」
バンの後部座席で、ワシは先ほどのセックスの余韻に浸っていた。童貞のはずのオレに、男好きのヤリチン露出野郎であるはずのワシが、たっぷりと男の味を仕込まれてしまった。車の中はむせ返るような精液の匂いと、脂っこい加齢臭でムンムンに満ちていた。既にオレとワシは服を交換し終えて、前のオレは高校のダチのところへ戻っていった。助手席でスマホを弄っていた角田が、ワシに声を掛けた。
「あ、飯村さん。親方がいい感じの野郎見つけたんで、連れて来るそうっす。なので、ザー汁ください」
「おう。こんなんでいいか?」
ワシの毛深い腹に残っていた精液を、角田は人差し指ですくい取った。
「あざっす。あと一応、褌締めておいて欲しいそうっす」
「わかった」
ドアを閉めてワシがいそいそと褌を締め直していると、親方が次の獲物を連れてくるのが見えた。
「うおっ! 外人じゃねえか」
歳は40過ぎくらい。鳶色の短髪に、サングラスを掛けた精悍な顔つきには、よく整えられた頬髭と顎髭が生えている。鍛えられた筋肉はTシャツと短パンの上からでもわかる。角田がスマホに届いたメッセージを読み上げた。
「なんか家族で観光に来た外人のオッサンらしいんすけど、親方が『祭りの衣装を着てみないか?』って誘い出したらしいんす」
「ははあ、なるほどな」
「とりあえず、着替えさせてから入れ替わった方が楽じゃないっすか。なので、車の陰で着替えさせたら、ザー汁付けるっていう算段でいくらしいっす」
「おう。任せたぜ」
「うす。入れ替わり始まったらあの外人、車に入れるんで。飯村さんもそのつもりでいてください」
「わかった」
車の外では、Tシャツと短パンを脱いだ外人のオッサンがHAHAHA!と低い声で笑いながら親方に褌を締められ、so cool!と言ってはしゃいでやがる。
(へへ……待ってろよ。すぐにワシに染めてやっからな……)
ワシは褌の中で固くなり始めたチンポを、布地の上からやわやわと揉みしだいた。角田が助手席を降りて車の外に出た。そして角田が、褌を締めて法被を着たマッチョな外人の尻に、手を伸ばすのが見えた。
※
「What……what is this?! Nnngh……My body……it's burning up……Ahh……」
「へへ……なに言ってんのかわかんねえけどよぉ……気持ちいいだろ?」
入れ替わりが始まると、例の外人はハアハア喘ぎながら、バンの後部座席に押し込められた。「ングッ!」と奴が叫ぶと、引き締まった尻がワシの毛深いデカケツと入れ替わっちまって、褌が食い込んだ。
「Nnngh! What did you do to me?! My ass……Aaargh! It feels like it's not mine!」
それに続けて、まるで熱湯を掛けられたかのようにのたうち回っていた両足が、ワシのムチムチとした太短い足に置き換わっていった。チンポも入れ替わり、褌を突き上げていた膨らみが小さくなると、腹回りにも贅肉が付き始めた。
「Nnnngh……What is happening to me!?」
外人は喘ぎながらビール腹になった自分の腹を押さえて愕然としていた。そして、ワシの腹が引き締まり、足も逞しくなっているのを見て、何が起きたのかを悟ったようだった。
「What the fuck……are you doing to me...?! Nnngh……S-Stop it……Ahhh❤ Give my body……back!」
「おうおう。首から下はすっかりワシになっちまったなぁ」
マッチョ体型だった外人の体が、胴長短足のいかにも日本人の中年オヤジらしい体型になっていた。中年太りしたワシの腹肉を揺らし、固太った胸を押さえて喘ぎながら、込み上げてくる快感に腰をビクンビクンと卑猥に動かしている。ワシは外人に跨ると、奴のサングラスを額に上げた。彫りの深い精悍な外人の顔が、快感でくしゃっと歪んでいる。その男前な顔つきが、じわじわとワシに似始めていた。
「Please……stop……ahh❤ I'm……I'm losing myself! I'm not me anymore...! Nnnghuuuh……❤❤」
「お〜! キタキタッ!」
笑顔を浮かべたワシの顔が妙に強張る。目の前にいる彫りの深い男前な外人顔が、妙に日本人のオヤジっぽくなっていく。ワシと外人の表情筋が入れ替わり始めている。それとは逆に、外人はワシそっくりになっていく顔で叫んだ。
「My head……something is……inside my mind! It's……taking……考えが……thinking……Nkuuuh……! Ah, 俺のブレインが……ワシに……ワシになっちまぅぅぅ〜〜〜ッ ❤❤❤」
外人の英語にカタコトの日本語が交じる。その直後、ぐりんと脳みそが裏返る感覚がして、ワシの意識が飛んだ。
※
(What happened……? イテッ!)
(続く)
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入れ替わり勃ち替わり 〜露出狂エロオヤジと入れ替わった男たち〜

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