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「センパイあつすぎ〜…エアコンの温度もっと下げてくださいよ〜…♡」

ふりっ♡ ふりっ♡

「……おう…」

 今日の最高気温は35度。学校から帰路につく頃には30度程度にまで下がっていたものの、猛暑日であることには変わりない。

 そんな中、家までの帰路十数分を歩いたともなれば、全身が汗ばんでしまうのは当たり前のことで……

「ふ〜〜〜♡ 極楽極楽〜♡♡♡」

ぱたぱた♡ ちらっ♡ちらっ♡

「………………」

 それが人間よりも遥かに代謝の良い獣人ともなれば、制服が透けて可愛らしいピンクの下着が丸見えになるほど汗だくになってしまうのは致し方の無い事なのである。

 そんな状態で人の部屋を訪れてきては、なんの躊躇いも無くベッドへ飛び込む猫系獣人の後輩。

 エアコンの風が気持ちよく自分に当たるようにベッドの上でゴロゴロと動く為、彼女の汗の香りと柔軟剤の甘い香りが部屋中に広がってしまう。

「……あれ〜? センパ〜イ♡ どこ見てるんですか〜?♡ そんなチラチラ見ないで、がっつり見れば良いじゃないですか〜?♡ ほらほら〜♡」

 透けた制服の上から自称Gカップの胸を持ち上げて、こちらに見せつけてくる。

 濡れた制服と彼女の下着がぴっちりと張り付いたせいで煽情的な花の柄を見てしまい、より一層、彼女の胸を意識してしまう。

「ちょっと期待してるんですよね?♡ これ、触りたくないですか?♡ 勿論、ブラの上からじゃなくて生で…♡ なんと、今ならセンパイ限定で〜………♡♡♡」

 こうして、ことあるごとに誘惑されていてはこちらの身が持たない。

「………っ!あ、アイス取ってくる!」

「あ、私も食べたいで〜す!……ちぇっ…」

 そういうときは一度適当な理由をつけて逃げるようにしている。

 獣人は基本的に距離感が近いので誰に対してもこのような誘惑の真似事をして遊んでいると思われがちだが、決してそうではない。

 俺の前ではこんなんだが、学校での彼女は品行方正、質実剛健を我が物とする立派な優等生なのだ。

 同級生にも慕われており、未来の生徒会長候補…なんて噂も聞いたことがある。

 そんな彼女に手を出したなんてことを誰かが知ってしまった暁には、彼女から誘惑してきたという事実があったとしても、俺の今の立場が良くも悪くも揺らぐことになるのは間違いないだろう。

 獣人は魔族の中でも特に仲間意識の強い種族であるため、彼女を慕う同級生達が逆上して襲ってきたなんてことがあれば、間違いなく無事では済まない。

 だから彼女には手を出さない。完全に目を付けられているとは分かっているのだが…

「ほら、お前のぶん…」

「わ〜い♡やったー♡いただきま〜す♡あむっ…♡♡♡」

 中に練乳が入った苺味のアイスバーを渡してやると、待ってましたと言わんばかりに喜びながら梱包を開けた途端…

 

ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡ ちゅぽ♡

じゅぶぶぶっ♡♡♡ じゅるるっ♡♡♡

 卑猥にも聞こえるような音を立てて、アイスを夢中でしゃぶりだす後輩。

 こちらに目線を向けているので、確信犯なのは間違いない。

パサパサ…♡ ちらっ♡ ちらっ♡

「……っ!?」

「…んぇっ…ちょっとセンパ〜イ♡ どこ見てるんですか〜?♡♡♡」ヒラッヒラッ

 足をパタパタとパタつかせながら、尻尾を右往左往に動かすものだから、いつの間にか設定されていたエアコンの強風も相まって、スカートが持ち上がって下着が見えそうになる。

 ましてや、自分の下半身に向けられた一瞬の視線に気づくやいなや、スカートの裾をつまみ、ひらひらと揺らめかせて下着が見えるギリギリを攻めてくる。

「くっ……!」

 そうして視線をずらすと…

じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ ぢゅぼっ♡ んみゅっ♡ ずぞぞぞぉ”っ…んぁぇっ♡

「しぇんはい♡ みれくらひゃい♡ なかに白ひのはひっひぇまひひゃ♡ ほりゃ♡♡♡」

 口の中にアイスの練乳を貯めて、ベッドに零さぬように器用に口を開けながら、こちらに溜まった練乳を見せつけてくる。

 四つん這いで口の中を見せつけられると、嫌でもそういう妄想をしてしまう。

 猫系獣人故の長い舌がぬちゃぬちゃと水音を立てて棒アイスを丁寧に、尚且つ豪快にしゃぶりねぶるその光景はまるで……

「………ふ、普通に食えよ…!」

 自らの意識を逸らすため、後輩に対してそう促すものの…

「んくっ♡…え〜?♡ 普通にってなんですか〜?♡ あれあれ? もしかしてセンパイ、そういう妄想しちゃったんですか?♡ 顔…赤くなってますよ♡♡♡」

 このとおり煽り返されてしまう。

 もうこのままでは埒が明かない。なぜなら今まで後輩を言いくるめられた経験が無いのだから。何を言っても何かしら適当な”いちゃもん”をつけて返してくる。

 つまり、今俺がやるべきことは黙り込むこと一択。少しの間、構うことをしなければ、いつものようにスマホを弄りだして、飽きたら直ぐに帰る……

 はずなのだが………

「あれ〜?♡ またいつものだんまりですか〜?♡ はぁ…ほんっと、しょうがない人ですねぇ〜♡ よいしょっ…ふふふっ…♡」

 そう言ってベッドから下りた後輩は、いつものニヤニヤを浮かべながら俺の腕を取ると、その大きな胸で挟み込むように抱き締めて隣に座り込んだ。

「ちょっ…///」

 下着の上からだと言うのに、むにぃっ…と沈みこむような感覚が伝わってくる。

「どうしたんですかセンパイ♡ ただのスキンシップですよ♡ にゃ〜♡」

 見るからにわざとらしい猫の鳴き声を発しながら、こちらの肩に頬を擦り寄せてくる。 頭を左右に動かす度に後輩のサラサラな髪が揺らめいて心地よいシャンプーの香りを付近に漂わせた。

すりっ♡ すりっ♡ むにゅっ…♡

「………っ…」

「うへへ〜…♡ すりすり〜…♡」

 経験上、目の前のオスが手を出してこないことを分かっているが故に、好き放題誘惑してこちらの反応を楽しんでいる。

「ねぇセンパイ♡私、今のーぱんなんですよ?♡」

「だからスカート捲ったら見えちゃうんです♡ ほらっ♡ ほらっ♡」

 こちらの様子を伺いながら、スカートの裾をつまんでヒラヒラと揺らす。

 どうせ遊んでいるだけ…そう分かってはいても、もしかしたら…という期待を込めてベッドの方へと視線を動かすと……

「……っ!」

 そこに置かれていたのはピンク色の可愛らしい女性用の下着。

 

「あれれぇ〜? センパイ、お顔が真っ赤になってますよぉ〜?笑」

 むにゅっ♡ むにゅぅっっ…♡

 ノーパンの尻を何度も押し付けてきては、ニヤニヤしながら煽ってくる後輩。

 ほっそりとしたなめらかな手は僕の太ももに伸びて、遊ぶように優しく擦っている。

「うわっ、目が怖いですよ♡ そんなに、スカートの下が見たいんですかぁ〜?ヤらし〜ですねぇ〜♡」

…………💢

「ちょっ、どこ触ってるんですか♡ 間違いだったとしても私じゃなかったら警察に通報されてますよ♡ そんなに触りたいなら言ってくれれば触らせてあげるのに♡ まぁ、センパイはヘタレなのでそんなこと言う勇気ないですよね〜♡」

……………💢💢

「そ、それじゃあ私はもう帰ろうかな〜♡ 番のオスとデートしなきゃなので〜♡ あ〜♡ モテる女は忙しいなぁ〜♡ へっ…へへっ…そ、それじゃ、失礼しま〜………」

……………💢💢💢 

「お前が悪いんだぞ…💢」

「ん”に”ゃ っ…!♡♡♡」

 太ももに置かれた後輩の手を掴み、そのまま床に押し倒した。

 顔面を鋭利な爪で引っ掻かれて血だらけになるかと思ったが、そんなことはない。

 獣人は力が強い為、簡単に押し返してくるかとも思ったが、そんなこともない。

 

「…あっ…うぅっ……///」

 押し倒された後輩は恥ずかしそうな表情を浮かべながら、普段の五月蝿さが嘘かのように、しおらしくなっていた。

「えっと…その……や、優しく…お願いしますね…へへっ…♡」

  ────ぷちんっ…💢

─────────────────

──スッ

「あっ、やっ、やっぱ駄目です! 今日はゲームしましょう!? ね?! 」

──ぐぐぐっっ

「あ、あし!あし持たないで!ね、ちょっ!広げちゃ駄目ですって!ね、聞いてます? やっ、まって…///」

──ぴとっ…❤

「全然!全然濡れてませんから!ね?!これ全部汗ですから!ね、センパ──」

──ずぷぅっ💢…ぐぐぐっっっ❤❤❤

「 ぁ” っ” っ っ 〜〜〜〜〜❤」

  ずちゅんっ!!!💢❤💢❤💢❤

「ほぉ” っ”❤ ん”ぉ”っっっっっっ❤❤❤」

ぐりぐり❤ ぐりりりっ❤

「だめっ❤奥ぐりぐりするのダメッ❤」

「うるさい」

ぱちゅっ!❤💢 ぱちゅっ!❤💢

「ん” に” ゃ”っっ❤❤  に”ゃ” ぁ” っ”❤ ん” き”ゃあ”っ❤❤❤」

「まいにち、まいにち、ベッドでゴロゴロして💢 寝るとき良い匂いして困るだろ💢」

どちゅっ💢どちゅっ💢どちゅっ💢

「んぐぎぃっ❤ だっ、あ”っ❤だって、いっ意識っ… して、欲しっくてっ…❤❤」

「じゃあもっとやり方があっただろ💢 お前が匂いをつけるせいでクラスの獣人に避けられてたんだぞ💢💢💢」

ぱちゅんっ💢❤ ぱちゅんっ💢❤

「う、うひっ❤ そっ お” っ” ❤ しぇ、センパイはっ❤ わたひの ぉ” っ” っ” っ ❤❤❤りゃ、からぁっ❤❤❤」

「この…💢 わざとやってたのか💢おりゃっ💢💢💢」

 ──グ イ ッ ッ💢💢💢 ぎゅうぅっ〜〜❤❤❤

「ほぎゃぁっ❤ しっぽりゃめっ❤ よわいから引っ張ったりしちゃだめっ❤ びんかんなとこだから❤ そんなに …お” お” お” ぉ ぉ っ っ っ〜〜〜❤❤❤」

グイッ❤ グイイッ❤❤❤ 

 どちゅっ❤ どちゅっ❤ どちゅっ❤

「なんれっ❤ なんれやめれくれないんれすかっ❤ とれちゃう❤ しっぽとれちゃいますから❤ やめっ、やめれぇぇーーーーっ❤❤❤」

「うるさいって言ってるだろ💢このっ💢このっ💢──あぐっ💢」

あぐっ💢あぐっ💢

「いやぁっ❤ しっぽっ❤ しっぽかみかみしないでっ❤ やだっ❤ しっぽへんになる❤ おかしくなる❤❤❤」

「そろそろ射精すぞっ!」

ぱちゅん❤ぱちゅん❤ぱちゅん❤

「だ、だめですよ❤赤ちゃんできちゃいますから❤外に出してください❤やっ、ね、きいっ…お” っ❤ んお” っ っ❤❤❤」

「元はといえば全部お前が悪いんだからな💢全部受け止めろ💢射精すぞ💢」

「ひっ❤ ひどいっ❤ 可愛い後輩がこんなに頼んでるのに❤ 無責任中出しなんて❤ センパイのビクビクしてます❤ 終わっちゃう❤ 逃げないと堕ちちゃうのに❤あ、やっ…あっ…………❤❤❤」

どぷっ❤どびゅるるるるっ❤❤❤びゅくっ❤びゅぐぐぅ〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤

「お” っ❤ ん” お” お” お” ぉ” ぉ” ぉ” ぉ”っ っ っ っ っ っ っ っ ❤❤❤❤」

ぎゅぎゅぎゅぅぅっ❤ ぬぽんっ…❤❤❤

「ほへっ…はぁ❤はぁ❤はぁ❤んぁっ…ふう…やっと終わったぁ…❤❤❤」

「何いってんの💢一回で満足するわけないじゃん💢」

「え…は、なんで…やらっ、こっちこないでっ❤ こわいっ❤ お願いですかりゃ……ん”ぎゃ”っ”❤❤❤」

─────────────────────

「……ヘンタイ」

「ごめん…」

三回戦ほど終えた後、汚れた身体を洗い流すために後輩と二人で湯船に浸かっていた。

「ホントに反省してるんですかっ…」

「うん……」

目の前には濡れた短い黒髪と、ピコピコと小刻みに動く猫耳。

「絶対嘘です」

「ホントだって…」

「じゃあ、もっとぎゅってしてください」

「お、おう……」

言われたとおり、後輩の華奢な身体を強く抱き締める。

「…………………」

「…………………」

その状態で数分。お互い何も発することなく、ただただ狭い湯船の中で抱き着いて、抱き着かれている。

そのうち後輩の猫耳がペタッと倒れ、口から長い舌が垂れ始めた。

猫特有のリラックス状態だろうか…もしかしたらのぼせてしまったのかもしれない。

いたずら半分で喉や顎下を撫でてみる。

「お〜い、大丈夫か〜?」

「んにゃ〜❤ンゴロンゴロ❤」

大丈夫そうだ。

しかしそこそこな時間湯船に浸かっているので、こちらがのぼせてきた。

「俺、先にあがるから」

「は〜い❤私はもうちょい浸かりま〜す❤」

猫の癖に風呂好きとは珍しいやつである。

そうして先に部屋へと戻り、ビシャビシャになったシーツを変えたり、散らかった室内を片付けたりしていると、髪を下ろした後輩がすぐにやってきた。

「やっほ〜い❤」

「あっ、こら!」

変えたばかりのシーツに寝転ぶ後輩。その姿はまるで自由奔放な猫のようである。

風呂に入ったばかりなので、まぁ、いいか…と思いながら、自分もベッドに腰掛ける。

「ねぇ、センパイ❤」

「ん?」

後輩が太ももの上に頭を乗せてくる。構ってほしいときの猫みたいだ。

「ちゃんと責任取ってくれるんですよね?❤」

「まぁ……」

「じゃあ、私達、番ってことで良いんですよね?❤」

「う、うん…」

「えへへっ❤それじゃ、もっと、もっとちゅ〜ってしないと駄目ですね❤ね?❤」

「そうなのか?」

「はいっ❤」

後輩が寝転んだまま抱き着いてくる。身体を擦り付ける様はまさにマーキングである。

「センパイもして欲しいことあったら何でも言ってくださいね❤私の機嫌次第ですが何でもしてあげます❤」

「そっか」

「はいっ❤もしかして、もう何か?❤」

期待したような瞳で見つめてくる後輩。

「ちょっと前からやってみたかったことあるんだよね。うつ伏せになってくれる?」

「はいっ❤分かりましたっ❤」

ニコニコしながらベッドにうつ伏せになって、尻尾を揺らす後輩。

普段から、これくらい素直なら可愛いのに……

「ふふっ❤センパイったらモノ好きですねぇ〜❤何する気ですか〜❤……

ん”ぎ”ゃ”っ”あ”っ!!!❤❤❤」

すーーーーっ………

俺は後輩の首筋に顔を埋めて思いっきり吸った。

いわゆる猫吸いである。いざやってみると、あれだけネットでリラックスできると騒がれていたのも何となく分かる気がする。後輩の匂いとシャンプーの匂いが混ざって………

「ヘンタイッ💢💢💢💢💢」

怒った後輩に顔面を引っ掻かれてしまった。

その後、アイス三本と二時間の腰トントンで許してくれた。

Comments

きうい

わからせの良さがわかった気がします 最高でした