一緒に住んでいる幼馴染の人間くんを屋敷から追い出してみた結果。 (Pixiv Fanbox)
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魔界貴族の吸血鬼ちゃんが、小さい頃から一緒に暮らしている幼馴染の人間くんに、
「大学進学を機に一人暮らししたい」
と打ち明けられるやつみたい。
魔界という厳しい環境において、人間が一人で生活することが、どれだけ厳しいことなのかを分からせるために、一旦、手ぶらで屋敷を追い出してみることにする。
どうせ直ぐに泣いて帰ってくるんだろうなぁ〜…
昔は素直で可愛かったなぁ〜…
帰ってきたら、「怖かったね〜よちよち〜」って囁きながら優しく吸血して慰めてあげようかなぁ〜…
なんて思いながら窓際に座って紅茶をシバいていたのも束の間、人間くんは一時間経っても、ニ時間経っても帰ってくることはなく、徐々に何かあったんじゃないか…って焦りが出始めて、三時間後には街に探しに出る。
結局、次の日の朝まで街中をくまなく捜索したものの、人間くんは見つからず、スマホや財布を持たせずに追い出したことを後悔する。
そのまま日光に当てられて全身がボロボロになりながらも捜索を続けようとしたため、心配した屋敷のメイドさん達に連れ戻されてしまい、回復するまで寝室に缶詰にされる。
その間、
もしかしたら死んじゃったんじゃ…
それとも悪い魔族に捕まってめちゃくちゃにされてるのかも…
って良くない妄想ばかり浮かんできてぐっすり眠れないし、昔から人間くんの血液しか吸ってこなかったから、今更スーパーに売ってる業務用血液なんか不味すぎて飲めなくていつまでも回復できない。
その結果、缶詰の期間がどんどん増えることになり、案の定、見つからない人間くんのスマホとか衣服とかを抱いてずっと病むことになる。
──────
吸血鬼ちゃんに、一人暮らしをしたいと打診したら屋敷から追い出されてしまった。
あんなに怒った吸血鬼ちゃんをみたのは、あとにも先にも数年前、吸血中に首筋を噛み返してみた時だけ。
『面倒を見てやった恩を忘れてっ💢出ていけっ💢魔界の荒波に揉まれてこいっ💢……あ、でも嫌になったら直ぐ帰ってきて良いからね…お風呂沸かしておくからね…屋敷の鍵は開けておくからね…(かなり小声)』
と何の準備もなく半ば強引に追い出されたせいで、手元にスマホも財布も無く、衣服も寝間着のまま。
僕にはこういう時に頼れるような身寄りがおらず、学校でも吸血鬼ちゃんが、『私以外のメスを見るなっ💢』『ふーっ💢ふーっ💢どいつもこいつも、私の──に寄ってたかって💢』『目の前で吸血して、──が私のだって思い知らせてやる💢』と今まで僕という存在を独占してきたため友達なんていない。
唯一の親族である両親を交通事故で失ってから約十年。吸血鬼ちゃんの両親に引き取られてから、ずっと屋敷で過ごしてきたので、この何も持たざる状態から、どう生きていけばよいのか分からず困ってしまう。
行く当てもなく、河川敷の公園のベンチに座り、綺麗な桜を眺めながら黄昏れていると……
「あら、コウモリのとこの人間じゃない。一人? アイツは一緒じゃないのかしら?」
後ろから声をかけられた。
振り向くと、そこにいたのは吸血鬼ちゃんのライバルみたいな存在の淫魔ちゃん。
淫魔ちゃんは吸血鬼ちゃんと同様、魔界貴族のお嬢様で、実家が吸血鬼ちゃんの実家とライバル企業らしく、かなり仲が悪い。
学校だろうが、パーティーだろうが、時間も場所も問わず、常にいがみ合っている。
淫魔ちゃんが吸血鬼ちゃんをからかうために僕を誘惑しようとした結果、二人が大喧嘩して教室をめちゃくちゃにしてしまうこともあった。
「それにその格好……ただの散歩だとしても、かなり無様過ぎるわね笑。本当に貴族の庇護下にいるのかしら笑」
淫魔ちゃんは普段と同様、ニヤニヤしながらからかってくるが、正直、ド正論すぎて言い返す言葉がない。
ましてや屋敷を追い出されてしまったので、今はもう貴族の庇護下にすらない。
「な、なによ。その顔。というか本当にアイツの姿が見えないわね……………えっと、あなた…もしかしてだけど…追い出されちゃったり…?」
その問いに対して、コクリと首を縦に降ると、
「あ、あはっ…あははっ…あははははははっっ!!!本当に追い出されたのねっ!! あははははははっ!! お、面白すぎるわっ!!」
「あんなに…!私のだってキレてたくせにっ!!!最終的には捨てるだなんて!ほんとっ…無責任なものねっ!!!あはははははっ!!!」
淫魔ちゃんは、お腹を抱えて笑い出した。
「あ〜笑ったわ。……で? あなた、これからどうするの?」
「え? あ、いや……その……何も……」
これからの予定も、というかできることも無いため、何も言えずに俯いてしまう。その様子を見た淫魔ちゃんは、
「ふーん……そう。じゃあ、これからは私が飼ってあげよっか?」
「え?」
「私ね。今ちょうど新しいペットが欲しいと思っていたの。あなたみたいな無様なオスが私のペットになれば……きっと毎日楽しくなるにちがいないわ♪」
「よし、決めた。あなた、今日からアイツじゃなくてアタシのモノになりなさいよ。前々から可愛いと思ってたし。というか、隙を見て奪うつもりだったから、むしろ丁度よかったわ」
「毎日めちゃくちゃになるまで可愛がってあげるから覚悟しなさい♡返事は?」
淫魔ちゃんは、普段通りの高飛車な態度のまま勝手に話を進める。
唐突に今日から自分のペットになれと言われて、はいと返事をする人間なんて普通に考えればいるわけないだろう。
だが、それも普通ならの話。今の僕は生活するお金も、生きゆく知恵も、帰れる場所もない。言わばホームレス。いや、間違いなくホームレス以下である。
そんな状態の僕を、淫魔ちゃんは拾ってくれようとしてくれているのだ。
「それで、どうするの?ついてくるの?これからおやつの時間だから、はやくしてくれる?」
このままの格好で街をうろつくわけにもいかないし、今更屋敷に戻っても門前払いを食らってしまうのがオチだろう。
考えれば考えるほど、答えは決まったようなモノである。
「ふふっ♡それではいきましょうか♡素直なペットは好きよ♡今日はちょっと良い紅茶を淹れようかしら♡」
僕は藁にもすがる思いで淫魔ちゃんの手を取った。
──────────
彼を追い出してから一ヶ月が経った。
案の定、彼は戻ってこない。
私は、毎日毎日、夜な夜な屋敷を抜け出して彼を探し回っている…だが、手がかりすら見つけることができない。
今まで私から離れるはずがないと確信していた。だから可哀想だと思って、位置感知の淫紋なんて入れなかったし、吸血以外のマーキングもしなかった。
性行為に至ってはお互いの合意が必要だと思っていたことと、彼から誘ってほしかったという私個人の要望もあって一度もシていない。
つまり彼は喪女魔族達にとって極上のエサなのだ。身寄りもなく、手もつけられておらず、頭も悪くない。孤独が故に生きるためなら奉仕も性技も言われるがまま覚えるだろう。
あぁ、最悪だ。本当に最悪だ。常に心の中を喪失感と罪悪感が支配している。
少しでも彼の成分を補給しようと、彼のタンスに入っていた衣服を全てベッドにぶちまけてみた。彼の匂いに包まれているおかげで、少しは眠れるようになったが、結局、匂いは時が経つにつれてどんどん薄れゆく。
食卓に彼の好きな料理を並べても、浴槽に彼の好きな入浴剤を入れても、彼が戻ってくることはない。分かっているというのに気づけば毎日同じことをしている。
明日は隣町に行って彼を探してみよう。
街ゆく奴らに彼の写真を見せて聞いていけば何か分かるかもしれない。
──────
どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡
時刻は23時。
ぼんやりとした温かみのあるランプに照らされたベッドの上、僕は淫魔ちゃんの脇腹を掴んで一心不乱に腰を打ち付けていた。
「お" っ♡ ん"お゛っ♡ お゛ほっ♡」
淫魔ちゃんは僕のピストンに合わせて下品な喘ぎ声を響かせる。
その恵まれた肢体を思うがままに貪り、自身の内なる欲望を満たしてゆく。
淫魔ちゃんに拾われてから一ヶ月。毎日、こうして淫魔ちゃんと交尾に勤しんでいる。
どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡
「ほ、ほらっ♡もっと動きなさいよ♡そんなんじゃいつまで経っても私をイかせられ…どっちゅん!♡!♡…ん"ほ" お" っ♡」
淫魔ちゃんは、こちらを煽るように命令してくるが、それを無視してさらに強く腰を打ち付ける。
すると淫魔ちゃんの身体がビクンッと跳ね上がり、口からは舌を突き出しただらしない喘ぎ声が漏れた。
どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡
しかしそれでもなおピストンを止めることはない。
そのまま追い込むように激しく腰を打ち付け続けると精液を寄越せと言わんばかりに淫魔ちゃんの中が締まっていくのを感じる。
そして…
どちゅっ♡どちゅっ♡どっちゅんっ!♡!♡
びゅるるるるっ♡♡♡びゅるっ♡びゅぐぐっ♡びゅーーーーーっ♡♡♡
僕は淫魔ちゃんの膣内に大量の精液を流し込んだ。
ぐぐぐっ…ぽんっ…ごぽっ♡どぽっ♡
これで今日十回目の射精が終えて、ゆっくりと肉棒を引き抜くと淫魔ちゃんの秘所から大量の精液が溢れてくる。
「はぁ…♡はぁ…♡また上手になったじゃないの♡モノ覚えの良いペットは好きよ♡ほら、いらっしゃい♡」
肩で息をしている淫魔ちゃんが、こちらに向かって腕を広げるので、そのまま倒れ込むようにして彼女の胸に飛び込んだ。
すると淫魔ちゃんは、じっとりと汗ばんだ僕を優しく抱き締めて頭を撫でてくれる。
それに答えるように、僕も淫魔ちゃんのしなやかで美しい身体を強く抱きしめる。
屋敷に転がり込んだ初日から一週間くらいは完全に一方的だったが、今ではお互いに楽しみながら身体を重ねている。
一日の内に何度も身体を重ねているが飽きることなど決して無く、むしろ回数を重ねる度に淫魔ちゃんの極上の身体にのめり込み、最上の魅力に心が蕩けてゆく。
僕の身体は長年吸血鬼ちゃんに吸血されていたことで、一般的な人間よりも少し丈夫にできているらしい。
それに加えて、毎日のように淫魔という性欲の塊のような種族の体液を浴びていることにより、僕の性欲は今まで何十倍にも強くなってしまった。
その結果、毎日のように淫魔ちゃんと交尾していても全く衰えることはなく、むしろ日を追うごとに性欲は強まっていく。
そして、その強すぎる性欲を淫魔ちゃんは全て受け止めてくれている。
かなり傲慢で、プライドが高く、口も悪いけど、今となってはそれすら愛らしく感じてしまう。
僕はたった一ヶ月で淫魔ちゃんという存在に溺れてしまった。
────────
いた。見つけた。
隣町の公園。
そこに彼はいた。
油断まみれで隙だらけの立ち姿。
見るからに弱そうで、いかにもカモがネギを背負っているという風体。
その姿を見て、思わず笑みが溢れてしまう。
あぁ……やっと見つけた♡
一人で暮らすことがどれだけ危険なのか十分分かっただろう……早く屋敷に連れ帰ってあげないと…
──────
「ちょっとお手洗いに行ってくるわ。変なもの拾って食べたり、変な人について行ったりしちゃだめよ」
「いや、流石にそれくらい分かってるよ」
淫魔ちゃんと隣町をデート中、公園を見つけるやいなや、お手洗いに行くと言って淫魔ちゃんが席を外したので、僕は端の方にあるベンチに座って大人しく待つことにした。
すると……
「やっと見つけた!」
「えっ!吸血鬼ちゃ、うわっ!」
突然、背後から声をかけられて振り向くと、そこには吸血鬼ちゃんが立っていた。
そしてそのまま僕の腕を掴んで強引に引っ張ってくる。
一ヶ月ぶりに見た吸血鬼ちゃんは、顔は酷くやつれ、身体は痩せこけ、目の光は失われている。
「あ、あのさ、──!こんなところでごめんなんだけど、血吸しても良いかな?はしたないとは思っているんだけど…その…もう限界なんだよね♡」
吸血鬼ちゃんは僕の返事を待つことなく、牙を剥き出しにして首筋へと顔を近づけてくる。
しかし、僕はそれを拒むように吸血鬼ちゃんの肩を掴んで押し返した。
すると彼女は驚いたような表情を浮かべながらこちらを覗き込んでくる。
「あぇ…あ、あはは…そ、そうだよね。久しぶりだもんね。それじゃあ、早く屋敷に帰ろ♡──の好きなおかずと入浴剤用意してるから……」
吸血鬼ちゃんは僕の手を掴んで、そのまま連れ出そうとする。
すると…
「なにしてんのよ!」
「あっ、淫魔ちゃん!」
「……は?」
こちらに気づいた淫魔ちゃんが吸血鬼ちゃんの腕を掴み上げる。
そして、そのまま吸血鬼ちゃんの手を引き剥がし力任せに振り払う。
「ちょっと!このクソコウモリ!私のペットに何してんのよ!!」
「は?私のペット?いつから──がお前のモノになったっていうのよ💢」
淫魔ちゃんは僕を守るように前に立ち塞がり吸血鬼ちゃんを威嚇する。しかし吸血鬼ちゃんも負けじと睨み返す。
「というか何?彼を屋敷から追い出しておいて、今更飼い主ずらなんて笑っちゃうわ」
「は?飼い主ずらって……私は、──のことを考えて屋敷から追い出したの!ていうか直ぐに連れ戻して慰めてあげる予定だったし!それをお前が横から奪おうとしてるんだろ💢」
「は?奪う?人聞き悪いわね!彼は自分から私の元に来たのよ💢それを、可哀想だから拾ってあげただけなんだけど?💢」
「ちっ…埒が明かないっ💢──!帰ろ!」
吸血鬼ちゃんが僕の腕を掴んで引っ張る。
しかし僕はその手を振り払い、淫魔ちゃんの手を取った。
「え?ちょっと、──!なんでっ!」
「ごめん」
「は?」
僕は吸血鬼ちゃんから一歩距離を取る。
そして、そのまま淫魔ちゃんの腰に手を回して抱き寄せる。
すると淫魔ちゃんは一瞬驚いたような表情を浮かべた後、すぐに笑顔になって僕の首に手を回してきた。
「え、な、なにしてるの…ねぇ…」
吸血鬼ちゃんが呆然とした表情でこちらを見つめている。
そんな吸血鬼ちゃんに淫魔ちゃんははっきりと告げる。
「分かったでしょう?彼はもう私のモノなの。アンタみたいなクソコウモリはさっさと帰って、その貧相な身体を一人で慰めていなさいよ笑」
淫魔ちゃんは僕の首に手を回したまま、吸血鬼ちゃんに見せつけるようにキスをする。
そしてそのまま舌を入れてきて口内を蹂躙してくる。
僕はそれに答えるように、淫魔ちゃんの唾液を吸い上げるように貪ると、彼女は嬉しそうな表情を浮かべ、さらに強く僕の身体を抱き締める。
そんな僕たちを見て、吸血鬼ちゃんは絶望したような表情になり、その場にへたり込んでしまった。
「あっ…あぁっ…」
「じゃあね、クソコウモリ♡もう二度と私達の前に顔を見せないでよね笑」
淫魔ちゃんは、吸血鬼ちゃんにそう吐き捨てると、僕の手を引いて歩き出す。
「今日は雰囲気を変えてホテルでシようかしら♡駅前にある城みたいなところ、少し気になっていたのよね♡」
「そっか。それなら早く行こ」
「ふふっ♡ペットのくせに生意気ね♡んちゅっ♡」
僕も淫魔ちゃんに手を引かれるまま歩き出した。