10人中9人が初めての漫画を完成できない理由を考える (Pixiv Fanbox)
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先週初めてのDL同人(漫画)を発売したのですが、予想していたとはいえ「漫画描くのってこんなにたいへんなのかい!」と思うことの連続でした。
よく漫画家志望の10人中9人は漫画を完成させられない、といわれるのですが、ああたしかにそうですなあと実感しましたので、自分の経験を記録してシェアしたいと思います。
まず私の経歴から軽く自己紹介:
・イラスト歴6年
・2ページ以上の漫画は描いたことない
・コマ割りや視線誘導など漫画の基本はゼロ
・リモートワークで本業あり
そして今回作成した漫画は以下の通り
・オリジナルのNSFW作品
・表紙1p/本編32p/裏表紙1p
・作成期間:3ヶ月
漫画の作成工程は以下の9つに分けて、各工程が完了したら次の工程に進むという方法にしました:
1. プロット
2. キャラデザ
3. ネーム
4. 下描き
5. ペン入れ
6. 塗り(グレスケ)
7. セリフ/描き文字/ブレ線
8. 局部隠蔽処理(モザイク)
9. 全体チェック
ちなみに「4. 下描き〜6. 塗り」を1ページごとに作成するとか、他の方法もありますが、自分には向いて無かったので今回は上記の方法でやってみました。
それでやる気満々でプロット作りから始めたのですけど、ネームあたりで怪しくなってきます。
作業が進むにつれてのやる気の変化を図にしてみました:
こんな感じで、工程が進むにつれて分からないことに直面し、その度に立ち止まって調べての繰り返し。漫画初心者なので苦労するだろうと予想していたけれど、実際に壁にぶち当たりまくるとやる気はどんどん削られていきます。
あと、苦労する工程(下描き〜ペン入れ〜塗り)が全体の70%程度を占めるのも辛さに拍車をかけますね。
終わりが見えないのが本当に辛い。イラストならX時間でできるとか予想できますけど、初体験の漫画ではそれがまったく予想できない。
多分初心者の多くがここで脱落するんじゃないかなあと想像します。私ももう少しでHP0になるところでしたもの。
でもここを乗り越えて、セリフを入れる段階になると、突然霧が晴れるように作品の完成した姿が見えてきます。
ここのカタストロフはたいへん気分が良いものですな。
ここまでくるともう安心。
これまでの苦労が嘘のようにラストスパートは楽でした。
局部の処理中は「一生懸命立派なのを描いたのに」と虚無ってましたけど。
今回初作品を完成できたことで得られたものは:
・作品完成までのおおよその期間が分かった
・自分の苦手なことが分かった
・作品を完成させたという成功体験
ですね。
もし完成できなかったら骨折り損のくたびれ儲けだったので、本当に完成してよかったです。
10人中の9人にならないためには、漫画のボリュームを小さくしてチャレンジして、まずは成功体験を得ることが大事だと実感しました。
時間の経過につれてやる気はどんどん下がってきますので、0になる前に作品を完成させることが重要です。
私がなんとなく設定した32ページは初心者的には多いので、完成できたのは運も良かったのかもしれないですな。