[コラム] 潜入(研究所編)の序盤の没案など (Pixiv Fanbox)
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こんにちは、えむとさです。
まさかの一年越しに急に気が向いて、潜入の続きを書きました。
今回のお話は、あんまりメモ書きがない状態で書いたので、出せるものが少ないんですが、一番最初に考えていた流れなどを資料として公開しようかなと思います。
元の案だと性的な描写が薄くて、エッチなシーン辿り着くまでかなり先が長く、fanboxに投稿するエピソードに切り出しづらいな~と思ったので、不採用にして今の形に組み変え直しました。
(組み変えるのがすごい大変だった)
細かい設定は違うものの、これに近いエピソードが前日譚として存在していて、同じような経緯で洗脳されてしまった結果、研究所編に登場するエピソードが生まれた、という解釈が自分の中にはあります。
そのため、完全な没というよりは、語られていないエピソードという位置づけが一番近いかもしれません。
細かい装置などの設定は見直すかもしれませんが、もしかしたら、何かのタイミングで小説として書く可能性もあるかもしれません。
以下、メモ書きです。
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この日、若松は人生で最も大きい屈辱を受けることとなる。
彼の失敗は些細なものだったのだろう。いや、失敗ですらなかった。
ただ研究所には彼が思う以上に様々なセンサーがあった。
精神をモニタリングする装置もあった。
それ故に彼は、『研究所を害する人物』だと特定されてしまったのだ。
研究所内には全域に、全ての人間の思考を色で読み取る機能がある。
そして、全域に特定の人間の脳に対して、電磁波で限定的に影響を与えることができる見えないレーザーを発生させる装置が、天井や壁などいたるところに隙間なく、死角なく設置されている。
そのレーザーは、狙った人物を脱力させたり、命令した通りに、ロボットのように人間の身体を操作することができる。
あくまでも肉体を縛るのみで、精神に対しては何の影響も及ぼさない。
この装置の名前は、『マリオネットの糸』です。
一方で、(後述する)人物に対して直接セットアップして使う『命令』型の肉体操作装置は、精神に影響を与えて、間接的に肉体を操作する。
肉体に直接命令を与えるのではなく、その人物の自らの意志で、命令に従わせるように思考や感情を誘導する力を持つ。
この装置の名前は、『男の勲章』です。
*
若松に害意がある、ということを機械的に判定した博士は、偶然を装って近づき、まず若松の武力を無効化する。
『マリオネットの糸』の影響で、身体が脱力するでしょう。
若松は脱力した原因が分からず、手を差し伸べる博士に対して、最初は善意の人物として認識するでしょう。
若松は罠であるとは全く気づかずに、博士に肩を貸されながら、通路を進んでいきます。
常に脳にレーザーが照射されているため、無力化の効果は研究所を出ない限り、博士の意志で常に維持することができます。
若松は、自分が致命的に怪しまれているとは考えない。
何が起こっているのかわからないふりをしたり、博士に何されたとしても、無害な作業員を装って演技し続けるでしょう。
むしろ、研究所の深部に潜入することができるこの状況は、捜査にとって好都合であると、若松は考えるかもしれません。
若松は周囲を観察しながら、心優しい博士に『医務室』に連れられて行きます。
*
しかし、到着したのは医務室ではなく、
洗脳実験室。洗脳実験室と堂々と仰々しく書かれた扉の中に入ります。
部屋の中には無数のモニタがあります。
そのモニタには、凛々しくエネルギッシュに敬礼している様々な職業の男性たちがいます。
しかし、彼らは服を着ていません。
それでも職業が分かるのは、例えば警察官ならば警帽など、職業を象徴するアイテムだけは身に着けているからです。
どの男性の職業も日常的に敬礼をする職業です。
彼らはとても誇らしげに生き生きとしていて、もしも全裸でなければ、とても充実しているような表情に見えます。
博士は、屈強な洗脳済み警備員たちを両脇に控えさせた状態で、若松を『マリオネットの糸』で操り、抵抗する彼を彼自身の手で、一枚一枚、服を脱がせて全裸にさせます。
若松は一切の物理的な拘束をされないままですが、しかし『マリオネットの糸』の力に抵抗することが出来ません。
そして、博士は、若松を自分に対して『敬礼』させます。
博士はあらゆる男性に敬礼させることに対してのフェティッシュを持っており、洗脳済みの警備員たちも待機中は、常に博士に対して敬礼しています。
敬礼させながら、博士は若松の身体を丁寧に検分していきます。
若松にボディビルダーのように筋肉を強調させるポーズを取らせたり、ペニスを握らせて強調させたり、腋がよく見えるようにポーズを取らせたり、彼を玩具のように扱います。
この時、若松は初めて羞恥と屈辱を感じますが、この羞恥と屈辱がほんの序の口であることを彼は知りません。
*
この時、博士はまだ、若松が『関東』の隊員だとは知りません。
公安かなにかだろうと見当を付けています。
若松は、一切の拘束をされていないまま、命令型の肉体操作装置『男の勲章』の初期セットアップをされていきます。
頭に何かが取り付けれていく。
セットアップをしながら、博士は、この装置は原始的で自分はあまり好きではないが、君みたいな犬に対して一時的に使うには、利便性は高いというような説明をします。
若松は、羞恥と憤りに顔を赤くし、「こんなことは許されない」と罵倒します。
しかし、動くことはできない、どんなに叫んでも誰も助けが来ない。
博士は、彼の肉体やペニスをじっくり検分ながら、これから先の彼の処遇について考えを巡らせたはずです。
もともと博士は、彼の記憶を操作して、この研究所で実施されている研究は無害だったと思い込ませ、それで終わりにしようと思っていましたが、どんどん惜しくなってきました。
若松は、『男の勲章』という装置によって、質問に嘘をつくことが出来ない状態に陥ります。
必死に抵抗しようとします。
仮に何を聞かれても黙秘すると心に決めていたでしょう。
しかし、『命令』というキーワード。
博士は、明示的に『命令である』と宣言して、質問をする。
大きな変化が起こるわけではありません。
何も変化を感じませんし、何も変化は起こりません。
爆発的に何かが沸きあがるわけではない。
ただ、とてもナチュラルに、ごくごく自然に。
若松は、博士のことを、もっとも敬うべき上官に対してするそれのように敬礼し、敬礼しながら、従順な兵士としての口調で、自分の所属や目的などを、すがすがしい気持ちで、どんなことでも話してしまいます。
そのすがすがしさというのは、まるで上官に対してその要求にこたえることができ、役に立つことが出来た、力になることが出来た、自己肯定感、そして達成感、これまでの訓練や努力が報われたような、男としての『熱い敬愛』の感覚です。
この『男の勲章』という装置は、男性の脳に最適化されていて、男らしい男性に、最も強い効果を発揮するように、そんなコンセプトで作られた洗脳装置です。
『男の勲章』が生じさせる感情は、異常な感情ではなく、至極まともな健全な感情です。健全な敬愛の感情です。
「男の勲章という装置は、文字通り勲章を与えるんだ。男というのは勲章を欲しがる生き物だろう?」
健全であるからこそ、恐ろしい。
若松からすると『班長の猪瀬よりも偉い上官に働きを認められた』という感覚
男として、隊員として、胸が熱くなるほどに誇らしくてたまらなくなります。
その感覚は若松にとって、ある意味で、慣れ親しんだものです。
なぜなら彼は元々国を守る『兵士』だからです。
敬愛する博士の命令に従うことが、圧倒的に正しいことをしているように感じます。
話し終えてもしばらく敬愛の感覚は続き、達成感すら感じます。
この敬愛が続いている間は、博士に対して、最も敬愛すべき上官のように接します。
若松は、博士に他に何かできることはないか、他に不明な点はないか、お力になれることはないかと、指示を促しさえするでしょう。
若松は、もし博士が自分の言葉に満足しているようなら、「ご期待に応えられて嬉しいです」と爽やかに笑みを浮かべることでしょう。
敬愛の感情が続いている間に追加で命令や質問された場合は、そのまま従ってしまうでしょう。
しかし、時間がたつと、ゆっくりと正気に戻る。
正気に戻ったとしても、もちろん、記憶を失うわけではありません。
自分が喋ったという記憶も、その時の感情もはっきり残っていて、この装置をつけられた状態で博士に『命令』されると、自分がそうなってしまうと自覚しています。
同時に、正気に戻ったとしても、敬愛の感情は完全に失われず尾を引きます。
つまり、博士に対して尊敬の念や敬愛、忠誠心のようなものが残り、憎悪しきれなくなっていくのです。
彼は激しい屈辱を感じ、必死に内側から沸き起こるその敬愛に抗って、言葉を詰まらせながらも博士を罵ろうとします。
歯を食いしばり、決して屈しません。
彼は、『命令』を固い意志の力をもってはねのけようと待ち構えますが、やはり『命令』されると従順になってしまう。
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博士は、彼の所属、『関東』について詳しく聞き出していきます。
他にも彼のプライベートな自慰の頻度や、セックスの頻度、彼女の有無や、汗のかきやすさ、男性経験があるかどうか。
質問の中には、ホモセックスをどう思うか、自分が洗脳されることをどう思うか、などの変わり種もあります。
彼は洗脳されることに対して否定的な回答をするでしょうが、博士は洗脳を感謝するように命令するでしょう。
そしてついに若松は、たった1つの命令だけで、1時間以上、博士に対する敬愛を持続的に継続するようになってしまいました。
敬愛の感情が続く限りは、体に触られても、何をされても、博士の望むことこそが最上の優先事項です。
自分は、博士のために生きる兵士であり、兵士であると自認し、そのことに強い喜びを感じます。
また状況を正しく認識しているため、この敬愛の感情が失われてしまうことに逆に悔しさを感じ、博士にどうか今の本当の自分を持続させてほしいと懇願します。
そして、博士のストップウォッチがちょうど1時間11分を差したときに、彼の幸せな敬愛の時間は終わります。
若松はもはや、博士を真の上官のように感じています。
しかし、精いっぱいの精神力を振り絞って、若松は、博士に唾を吐くでしょう。
そして、博士はその唾を舐め取り、彼を飼うと決め、それを宣言します。
それを彼自身に伝えたとき、若松の顔は青ざめる。
そして、彼を洗脳装置に入れて若松は、目を覚ましたとき。
若松は、自らの失敗を博士にフォローされたという認識が強固に刷り込まれた状態になっていて、基礎洗脳を受けていくことになるのです。
記憶の改ざんについては、何度か失敗したでしょうが、じっくりと時間をかけて、若松は、博士の思い通りになっていくのです。