(未推敲)スーパーヒーローの休日01-06<9,000字くらい> (Pixiv Fanbox)
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寝室の窓からは、柔らかな陽光が差し込んでいる。
清潔なベッドの上で身体を起こすと、アルファプライムは軽く伸びをした。
アルファプライムは、現役のスーパーヒーローだ。
年齢は40に近く、ベテランと言って差し支えはないだろう。
彼の武器はその肉体だ。
ストイックに鍛え上げられた筋骨隆々な肉体。
小細工なしの身体能力とパワー。
彼の男性機能と比例して高まる性質を持つスーパーパワーによって、それらが強化されることで、彼を超人の域に至らしめていた。
アルファプライムは大きな欠伸をして、目を擦った。
当然のことだが、スーパーヒーローと言えども四六時中、常にヒーローとしての顔を見せているわけではない。
いつもは象徴的なヒーロースーツ姿で戦うアルファプライムだったが、今はグレーの半袖シャツにスウェットパンツとラフな格好だ。
何の変哲もないルームウェアではあるが、大柄な彼の身体にフィットするだけあって、サイズだけはヒーローサイズだった。
アルファプライムが隣に目をやると、妻であるエリーの姿は既になかった。
寝坊だ。
アルファプライムは頬をかいた。
しかし、今日くらいは少しゆっくりとリラックスした朝を過ごしても罰は当たらない。
この日は、アルファプライムにとって貴重な休日なのだから。
しかし休日と言えども、アルファプライムはヒーロー。
いつ急な出動要請があるかは分からない。
とはいえ、長く続いていた地下組織との戦いが一段落し、余程のことない限り、急な呼び出しがかかることはない。
アルファプライムは妻帯者である。子供は息子がひとり。
彼は自分の家族について公式的には明らかにしていないが、年齢を考えれば、所帯を持っていることはそれほど不自然なことではないだろう。
ヒーローとしての任務が長く続き、しばらくの間、家族のことをおろそかにしてしまった。
この休日はできる限り、夫として父として家族サービスに励むことにしようと、アルファプライムは心に誓っていた。
平穏な休日になるはずだ。
不敗のヒーローであるアルファプライムが目を光らせているのだ。その幸せな日常を脅かすことは何者にもできないだろう。
しかし、その『脅威』は、恐らく彼が驚くほどに肉薄している。
文字通り。
上体を起こした状態で、ベッドの上に座っているアルファプライム。
私はその背後から彼の逞しい胴を抱きしめていた。
頬を寄せて、ヒーローの発達した広背筋の感触を楽しむ。
鍛え上げた肉体を無遠慮に弄られ、堪能されているというのに、アルファプライムは不自然なほどに平然とその状況を受け入れている。
それも当然だ。
なぜなら彼は、私のことを認識することができないのだから。
*
私が彼の身体から手を離すと、アルファプライムはベッドから起き上がった。
寝室を出て、洗面台に向かう。
顔を洗い、髭を整える。
手慣れている。
長年染みついた習慣なのだろう。
洗面台の鏡越しに映る私の姿は、確実に彼の視界に入っていたが、それでもやはりアルファプライムは何の反応も示すことはなかった。
いわゆる透明人間は、光学的にその姿を隠蔽する。
私の場合は、それとは少々異なる理屈が働いているようだった。
周囲の生物の認知機能に干渉して、存在を隠蔽している。
どう言う理屈が働いているのか、経験から導き出した結論はそれだった。
『認識阻害』と呼ぶべきだろうか。
スーパーヒーローに対して通用するかどうかは、これまで試したことがなかった。
大抵の場合、スーパーヒーローは超常的な能力を持つ敵を相手にすることが多い。私の『認識阻害』に対して、耐性を持つ可能性も大いにあった。
アルファプライムは、洗面台に備え付けられている棚からデオドラントスプレーを慣れた手つきで取り出した。
それも習慣なのだろう。
私は、スプレーを手にした彼の腕をそっと掴んだ。
添えるほど軽く握るだけで構わない。
それだけで、彼は動きを止めて静止した。
その状態のまま、上腕の下に顔を滑り込ませて、シャツ越しに彼の腕の付け根に鼻を押し当てる。
汗の湿り気を感じさせるシャツの奥に醸された濃い男性的なフレグランスを感じ取ると、深呼吸してその香りを肺一杯に味わった。
こんなに素晴らしい香りをなぜ上書きしようなどと考えるのだろう。私はアルファプライムの腕を動かして、そのままスプレーを棚に戻すように促していく。
すると彼は、私が腕を離してからもデオドラントスプレーを使おうなどという考えがなかったかのように振る舞い、身支度を続けた。
彼の考えは、キャンセルされたのだ。
これは『認識阻害』から派生した副次的な効果だった。
透明人間に身体を掴まれた人間は、そこに何者かがいることを認識することができるだろう。
しかし、私は透明人間ではない。私の行動に伴って生じる全ての違和感は適当な理由にこじつけられて常に洗い流される。
では、行動の邪魔をしたとしたらどうなるか。
それも同じ理屈だ。
例えば、移動しようとしている人間の腕を掴んで止めれば、移動しようという考えはキャンセルされる。場合によっては、そもそも初めから移動しようなどとは考えていなかったかのように、考えを上書きすることができる。
私の能力が、スーパーヒーローに通用するかどうか。それは分の悪い賭けだったと言えるかもしれない。実際、私の能力に対して耐性を持つヒーローも間違いなく存在しているに違いない。
しかし、アルファプライムの動きは、私がこれまでに戯れてきた数多の男性たちと変わらない。
私は込み上がるニヤつきを抑えることができなかった。
私という存在を隠蔽して認識を阻害するだけではなく、間接的とはいえ、不敗のヒーローであるアルファプライムの行動を制御し、考えを操作することに成功したのだ。
その事実は私を大いに興奮させた。
*
「おはよう、エリー」
アルファプライムは、キッチンで朝食の支度をしている妻に声をかけると、彼女を優しく抱きしめる。
しゃがみ込み、私はアルファプライムの逞しい右太腿からハーフパンツの中に手を差し込んで、重く柔らかい陰嚢を手のひらで弄んだ。
「よく眠れた?」
背の高い夫に抱きすくめられながら、彼女は微笑んだ。
指先がヒーローの太い竿の先に触れる。仮性包茎であるアルファプライムのペニス。軽い剥き癖はついているようだが、ちょっとした弾みでその包皮は亀頭を覆ってしまうようだ。
「久しぶりに最高の睡眠が取れたよ」
そう妻に微笑みかけたアルファプライムのペニスの包皮を、私はしっかりと剥いてやった。
認識を阻害されている彼は、私の行動を知る由もない。
もしも私のこの親切な行為を知ったら、彼は感謝するに違いないだろう。
アルファプライムが、妻から息子を起こしてくるように依頼されたので、私は彼のペニスから手を離した。
離さなければ、この逞しいヒーローは適当な理由をこじつけて、妻の目の前でペニスを弄られ続けるために、その場に留まる努力を続けてしまうためだ。
アルファプライムが子供部屋に入ると、その気配で目覚めたのか、彼の息子であるマイケルは、ぱっちりと目を開けた。
「おはよう、パパ!」
「おお、おはよう」
マイケルは、ベッドから起き上がるとアルファプライムに抱きついた。
私も彼の息子に倣って、背後からアルファプライムに抱きつく。分厚い胸筋を両手で揉みながら、彼の肩に顎を乗せる。
首筋にキスをすると、立ち上る男性らしい少しスパイシーなヒーローの香りが鼻腔を刺激した。
「今日は目覚めがいいな。いい夢でも見たのか?」
「起きるのが楽しみだったんだ。だって、パパがお休みだから!」
アルファプライムは息子の髪を撫でた。
「今日はパパと何をして遊ぶつもりなんだ?」
「うーんとねえ……」
マイケルが真剣な様子で考え込み始めると、アルファプライムは笑った。
「朝食でも食べながら決めればいいさ」
そう言って、アルファプライムは息子にまずは顔を洗ってくるようにと促した。子供部屋から元気よくマイケルが飛び出していくのを見送ったあと、アルファプライムはその場に足で止めた。
子供部屋の中、腰に手を当て、一人直立しているアルファプライム。
私は、彼が移動するのを引き止めるように身体を掴んだまま、下着ごと彼のハーフパンツを膝まで下ろした。
肉厚なペニスがぶるんと外気に晒される。
濃い陰毛に包まれるようにして鎮座するペニスは、その人間離れした逞しいヒーローの体躯に見合う大きさをしていた。
しかしながら、先ほど剥いたばかりだというのに、また包皮が彼のペニスの亀頭を覆っていた。
親切な私はもう一度、その包皮を剥いて念入りにペニスの根本に押しやってから、彼の身体から手を離した。
アルファプライムは腰を屈めると、私が脱がしたハーフパンツを掴み、それを履き直した。自然な所作でペニスを下着の中に押し込み、整えてから彼は子供部屋を離れる。
誰も居なくなった子供部屋。
フローリングの床には、アルファプライムの身体から抜け落ちたであろう陰毛が、数本だけ残っていた。
*
食卓に並ぶ朝食はシンプルなものだったが、十分に食欲を刺激させるものだった。
「よく噛んで食べるんだぞ」
プチトマトにうまくフォークを刺せずに難儀しているマイケルを見て、笑いながらアルファプライムは、コーヒーを一口啜った。
「あ、パパが映ってる」
マイケルが、家庭用情報端末の映すホログラムを指さした。
ウィークリーニュースを放送している最中で、ちょうどアルファプライムがインタビューに答えているシーンが映っている。
映像の中のアルファプライムは、当然、ヒーロースーツを着用した姿だ。真剣な表情で受け答えをしている。
この私がいる限り、悪は蔓延らせない。
カメラに向かって、彼はそんなふうに宣言していた。
「パパ、かっこいい!」
マイケルが目を輝かせて言うと、アルファプライムは顎髭を掻きながら笑った。
和やかな家族の団欒が続いている。
そんな家族との幸せなひとときに、もしも私という異物が混入したならば、どうなるのだろう。
「それにしても仕事が落ち着いたようで良かったわ。今回の任務は危険が多いと聞いていたから」
アルファプライムはエリーに向かって、申し訳なさげに微笑みかける。
「すまない、心配させてしまったようだね」
「心配なんてしてないわよ」
エリーは穏やかに微笑んだ。
「世界で一番、あなたのことを信頼しているのは、誰だと思う? ヒーローさん」
アルファプライムは「ありがとう」と言って、妻に向かって愛おしげな眼差しを向けた。
そして、テーブル越しに彼女の手を握ろうとする。
アルファプライムの手が妻に触れる前に、私は彼の耳元で囁いた。
「両腕を曲げて、君の自慢の上腕二頭筋を強調してみよう」
アルファプライムの手の動きが止まる。
彼は妻に向かって伸ばしかけた腕をゆっくりと曲げていった。
丸太のような太い腕に力を込められて、力瘤が盛り上がる。
続けて、握っていたカトラリーを手放して、反対側の腕も同じように曲げていく。
ダブルバイセップスの完成だ。
朝食を食べている最中、ボディビルダーのように腕の筋肉を誇示し始めるというアルファプライムの行動は、明らかに唐突すぎるものだった。しかしながら、妻であるエリーも息子のマイケルも、その唐突さを当たり前のように平然と受け入れている。
これは『認識阻害』を応用したもので、私はこれを提案と呼んでいる。
私が提案したアイデアは、自分自身の考えであるかのように認識される。そしてそのアイデアは、仮に突拍子のないものであろうとも、ごく自然に受容される。
この効果は、提案を受けた当人だけではなく、周囲にも影響を及ぼし、提案によって生じる違和感を強力に阻害する。そのため、アルファプライムの唐突な行動に対して、彼の家族はそれを異常であると認識することができない。
アルファプライムは朝食を中断したまま、筋肉を誇示し続けている。私はその逞しい上腕二頭筋の膨らみにキスをした。流石はスーパーヒーロー。その筋肉は、ちょっとしたボディビルダーは顔負けのボリューム感だ。
その馬鹿げたポーズを、いつまで続けるべきかという情報を与えていなかったため、アルファプライムは何度か腕を下ろしそうになった。
そのたびに私は彼の腕を掴み、ポージングをキープするように促して、その素晴らしい筋肉を披露させ続けた。
*
「ねえ、パパ。僕の話ちゃんと聞いてる?」
マイケルは不満げに頬を膨らませている。
「んッ? ああ、すまん。パパはちょっと今、忙しくてな」
アルファプライムはいつものように穏やかな笑みを息子に向けようとした。しかし、その表情はどこかぎこちない。
それもそのはずだ。
なぜなら、彼は今、自慰の最中なのだから。
和やかな朝食の場で、アルファプライムだけが直立していた。
先ほどまでアルファプライムが座っていたはずの椅子は、倒れて床に転がっている。
アルファプライムは右手で自らの逞しい男性器を握っていた。
まるで「よく振ってからお召し上がりください」と注意書きが書かれているサラダドレッシングのボトルを振るような速度で、自らのペニスを激しく扱いている。
一方、左手は力強く曲げられて、上腕二頭筋の膨らみを男らしく強調し続けている。やはり、ヒーローたるものどんな時も逞しくあらねばならない。
私はというと、汗染みが広がっていくアルファプライムの腕の付け根あたりに陣取っていた。彼のシャツの袖を捲り上げ、ヒーローの腋を剥き出しにして、その黒々と茂る腋毛を舌で掻き分けて、香りと味を楽しむのだ。彼が腕を動かせば動かすほどに、新鮮な汗が提供される。
味蕾を刺激するアルファプライムの汗の塩辛さが少し増したように感じて、ああ、もうそろそろだろうか? と思った。
「イクッ、イクイク、イクッ!」
アルファプライムはそう叫びながらペニスから手を離して、勢いよくその腕を曲げて力瘤を作った。手を離した拍子に、ペニスが指で弾かれる。アルファプライムのペニスはバネのように上下し、鈴口の先からは放射状に透明な粘液が吐き出されて糸を引いていた。
この不自然なアルファプライムの行動はもちろん私の提案によるものだ。
射精感を感じたらすぐにペニスを扱くのをやめて、ダブルバイセップスのポーズに移行するようにと、私が提案した通りに動いている。ぜひとも逞しいスーパーヒーローには、自慰による絶頂感を逞しいポージングを決めた状態で感じてほしかったのだ。
そして、私が提案した行動にはまだ続きがあった。
「フーッ、フーッ」
両腕で力瘤を作り、ポージングを決めた状態でアルファプライムは鼻息を荒げていた。
それが落ち着くと、アルファプライムは両腕を下ろして、踵を揃えて背筋を伸ばし、気をつけの姿勢に移行する。そして、堂々とした態度で掌を額につけ、力強く敬礼する。
「報告ッ! 寸止めに成功しましたッ! 正義のヒーロー、アルファプライムッ! 引き続き、ヒーローとしての最重要任務であるオナニーを続行しますッ!」
胸を張り、唾を飛ばしながらそう報告したアルファプライムは、宣言通り、再びペニスを握って自慰を再開した。
アルファプライムが私の提案を受けて自慰を開始してから、この馬鹿げた報告をしたのは何度目になるだろう。
アルファプライムのペニスの先からは、大量に我慢汁が溢れている。
彼はその透明な汁を指に取り、亀頭全体に塗り伸ばし、人差し指と親指で輪を作って、シコシコと扱く。
手際のいい手つきだ
流石は一児の父、性器の扱いには慣れている。
最愛の夫が汗を飛び散らせ、鼻息を荒くしながら、目の前でペニスを扱いているというのに、妻のエリーは平然と食事を続けている。
もちろん彼が寸止めの成否を大声で報告しようと何も反応しない。彼女にとって、それは当たり前の日常風景の一部に過ぎないのだから。
「ねえ、パパってばあ」
しかしながら彼の息子は大いに不満を感じているようだった。
折角の休日だというのに、父親がオナニーに夢中になって、自分に構ってくれないとあらば、それは不満を感じて当然のことだろう。
「んッ、すまん。パパは今……んちゅ……」
息子に対して話している最中を狙って、私はアルファプライムの唇を奪った。
「んんッ……ちゅ……」
半開きの口内を舌で突くと、アルファプライムはまるで私の意図を察したように、ねっとりと舌を伸ばして絡ませてきた。
舌を擦り合わせながら、スーパーヒーローの唾液を味わうと、彼が先ほどまで飲んでいたコーヒーの味がした。
これで、息子を無視してペニスを扱きながら、男とのキスに夢中になるスーパーヒーローの完成だ。
恐らく彼にとって、男とのキスは初めての経験だったはずだ。
私という存在を、彼の肉体にとっての初めてに刻むことができて、私は倒錯的な悦びを感じた。
たっぷりとスーパーヒーローとのキスを満喫してから唇を離すと、唾液が糸を引いて、私とアルファプライムとの間に橋を作っていた。
しかし、息子を放置したままで、オナニーに耽るヒーローというのはあまりにも外聞が悪い。私はアルファプライムのファンであるし、彼には理想的なヒーローでいてもらいたい。
まあ、私にとっての理想とアルファプライムとっての理想が同じとは言い切れないが。
私はアルファプライムの頬に口付けてから、彼の耳元で新しい提案を囁いた。
その提案は彼にとって受け入れがたかったのか、一瞬、アルファプライムは眉根に寄せて、こめかみをひくつかせた。だが、それはほんの一瞬のことだった。
アルファプライムはペニスを扱きながら、大きく息を吸ってゆっくりと吐き出すと、父親らしい笑みを作ってマイケルに向けた。
「フーッ。いいか、マイケル。パパはな、今、忙しいんだ」
アルファプライムの額からは汗が滴っている。
彼は、股間を強調するようにゆっくりと腰を突き出した。
「パパはな、こうやって、おちんちんをシコシコしていて、今は手が離せなくてな。フーッ。こうしていると、とても気持ちよくて、フーッ、難しいことを考えることができなくなるんだ」
ペニスの先から、新しく分泌された我慢汁が滴る。それを垂らさないようにアルファプライムは指で絡めとった。
「この透明なヌルヌルは、パパがとても気持ちよくなっている証拠なんだ。このヌルヌルを指につけて、フーッ、こうして、フーッ、このおちんちんの溝の部分を擦ると……」
アルファプライムは唇をひと舐めしてから、勢いをつけて自らの雁首を力強く擦り上げた。
「んんんーッ!!」
正義のヒーローは、仰け反りながら天を仰ぎ、唇を尖らせた。
男らしい喉仏が露わになり、その脇を汗の粒が流れている。
その表情は父親のそれではなく、雄としてのそれに染まりきっていた。
アルファプライムは何度か深呼吸をしたあとに、汗まみれの顔に無理やり貼り付けた満面の笑みをマイケルに向けた。
「こんなふうにとっても気持ちがいいんだ。お前も大人になれば分かるだろうが、フーッ、大人の男の人のキンタマにはな、精液っていう臭い汁がたっぷり溜まっていて、こうしておちんちんを擦るとその汁を出すことができるんだ。もし出すのをサボるとな、出したくて出したくて堪らなくなって、フーッ、おちんちんを擦ることしか考えられなくなるんだ。パパは仕事が長く続いたせいで……」
「アルファプライム。息子への性教育はもう十分だ」
私は、彼の耳元で囁く。
「息子のことは忘れて、オナニーに全力を尽くせ」
アルファプライムは息子に笑みを浮かべたまま、一瞬、表情を凍り付かせた。しかし、その次の瞬間には、大きく鼻の穴を膨らませて、大きく腰を突き出しながら、力強くペニスを上下に扱き始めた。
「うおおおおおおおおおおおおッ」
全力を尽くせ、という提案が影響したのか、アルファプライムは雄叫びのような声を上げながら、腕を動かし続けた。先ほど息子に説明したように、我慢汁を指に取って再び雁首を擦り上げる。
「ーーーッ!!」
再びアルファプライムは天を仰いだ。
ペニスから手を離し、ダブルバイセップスのポーズを決める。
射精感が高まっている証拠だ。
アルファプライムは歯を食いしばりながら、視線を彷徨わせている。両腕は小刻みに震えていた。
私は、彼の逞しい臀部を撫で、ゆっくりとその割れ目に中指を差し込む。そして、トントンと突くようにゆっくりと彼の肛門を刺激した。
するとアルファプライムは、全身をぶるりと震わせた。
「あッ、ああッ、ほ、報告ッ! す、寸止め失敗ッ! 正義のヒーロー、アルファプライムッ! 不覚にも寸止めに失敗して、しゃ、射精しますッ!」
ダブルバイセップスのポージングをした状態のアルファプライム。報告を終えた瞬間に、ペニスの先から勢いよく白濁液が吐き出された。
繰り返された寸止めによって、内圧が高まっていたのではないかと思うほどの勢いで、びゅうびゅうと生臭い精液が噴き上げる。
アルファプライムがポージングを決めているため、もちろん射精している最中のペニスは誰にも握られていない。
逞しいペニスは何にも支えられることがなく、縦横無尽に動き、スプリンクラーのように食卓の上へと精液を撒き散らした。
アルファプライムは肩で呼吸をしながら、床に転がっている椅子を掴み、配置し直すとその上に座った。
彼はすっかり温くなったコーヒーカップに手に取った。
カップの淵には白濁液がねっとりと付着していたが、アルファプライムは気にせずそれに口をつける。
コーヒーを一口飲み込むと、アルファプライムは何事もなかったかのように朝食を再開し始めた。
「それで、今日は何をして遊ぶか決めたのか?」
アルファプライムは、そう言って息子に微笑みかけた。
爽やかな朝食の一幕には相応しくないほどに汗だくのスーパーヒーロー。
滴り落ちた汗が彼のシャツに新たな汗染みを増やした。