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 実を言うと、今年のホワイトデーは「何も描かない」という予定を死守するつもりだった。

 しかし、当日になって突然衝動的なアイデアが私に襲いかかった。

 白いものを吐き出すだけがホワイトデーではない。白く染め上げることもそのひとつである、と。

 というわけで、表現した。今回はとてつもない難産だった。3月の更新が滞っていて申し訳ないところであるが、このプロジェクトに着手するにあたって更に時間を使ってしまった。

 ただその分とても素晴らしい形で発表できたと思う。何と言っても漫画という形での発表であるからだ。

 キャラクターの一連の動きを見たい、という私の欲求のもと、漫画を描くことに決めた。正直代わり映えのない簡単な構図ばかりではあるが、それでも時間的変化を含めた情報の多さではやはり漫画がキャラクターをより良く魅せることができていると思われる。

 今回はきつねの小夜ちゃんに登場をお願いした。このシチュエーションを面白おかしく、そして進んでやりそうな人物としてうってつけだった。彼女の魅力が更に向上していると幸いだ。

 キャラクターの感情、動き、喋りがもっと楽しめるように。見ている皆を癒せるように。その思いを込めて、今後の作品を仕上げていきたいと思う。多少手間がかかろうとも、漫画という形が適切なのであれば、その手段を使うことも今後は考えるべきであろう。

 常に実験である。

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