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ぎしぎしと階段をのぼる音が聞こえる。彼女、たちが夕飯の時間になっても下りてこないので父が呼びに向かっているのだ。

桐咲花は焦っていた。激しく脈打つ自分の心臓から流れる血液を吸い上げ、瞬きするたびにムクムクと、硬さと大きさを増し、目の前でますます熱を帯びていく肉の棒を両腕で支えながら焦っていた。

いくら自分たち家族にとっては既に当たり前のことであっても、股の間からそびえ立つ巨大な陰茎、チンチンを直接父親に見られるのは花盛りの中学2年生の女子には耐えられない辱めである。

なんでこんな目に、なんでこんな目に。あまり感情を口や顔に出さないタイプの彼女であったが、心の中では自分の運命を呪って泣きそうであった。

しまいには、先走りで濡れそぼる亀頭が顔の前まで育ちつつある『それ』に鼻先が触れるのも気にせず、汗ばんだ全身で圧迫を試みた。非勃起時の常識的な大きさに戻ってもらおうと。

彼女はがむしゃらであった。

桐咲栗雄は焦っていた。もし口があれば妹に抗議の声を上げ、もし四肢があれば逃げ出したいほどに焦っていた。

しかし今はその願いは叶わない。何故なら、今の彼は桐咲花の股の間からそびえ立つ肉の棒でしかないのだから。

妹の男性器という珍妙な存在に成り果ててしまうことには既に慣れつつある彼でも、この状況には冷静ではいられなかった。

子供から大人に近づきつつある妹の身体が『今』の自分の全身に絡みついている。思春期真っただ中の中学3年生の男子にとってもはや拷問に近い状態であった。

じんじんと血液が海綿体に流れ込む。妹の意思を汲んで縮こまりたいのは彼にとってもやまやまではあったが、全身で絞めあげられる感覚に肉棒と化した全身は勃起という形で反応を示すことしかできなかった。

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