[skeb]親友とレズバトルするけれども意図的に引き分ける話 (Pixiv Fanbox)
Published:
2024-08-04 09:10:36
Imported:
2026-06
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佐島 凪沙(SASHIMA, Nagisa)には重大な悩みがあった。
それは他の多くの高校生と同じく、恋愛に関わるもの。
好きな男子ができたのだ。
数週間思い煩った凪沙は、とうとう放課後に教室で男子に告白した。
普通ならこれで進展する。その恋心が成就するか、しないのか。
しかし、この時はその何れでもなかった。
男子が保留したのだ。
その理由までは明かされなかったが、直感的に他に好きな……あるいは好きになりそうな女子が居るのだと悟った。
凪沙はこの日、男子に答えを急かす事もせず、帰宅した。
ここで急かしては印象が悪い。
自分は「良い彼女」になれる可能性があると男子に思わせたかったのだ。
凪沙は帰りの電車の中で気を紛らわせるように親友とメッセージのやりとりをしていた。
好きな人がいるんだけれど、付き合えるかは分からないなぁと、告白した事をぼやかしてやりとりとする。
ここで、その親友……及川 百花(OIKAWA, Momoka)はある告白をした。
曰く、百花は今日告白をした、と。
そしてその結果は今でなくても良いからと、逃げるようにその場を去ってしまったとの事だった。
凪沙はそのメッセージを見ると、思考が赤く染まるような感覚に襲われた。
それって、○○くんかな?
そう。分かる? そんなに露骨だった?
ううん、そんな事はないけれど……。
そこまでメッセージが進み、凪沙の手は止まる。
自分の思い人と、親友の百花の好きな人は同じだったのだ。
友情と恋愛、どちらを選ぶのか。
そんな陳腐な状況に自分が置かれるとは思ってもいなかった。
凪沙の頭の中は嵐のように乱れた。
自分の恋愛感情は大事だ。
しかし、親友がどのように彼にアプローチしたのかを知った今、自分が話さないのは公平でない。
一方で、この情報を自分だけが知っていれば、あるいは有利に事が進められるのではないか。
凪沙の恋愛と友情、欲望と道義が入り乱れて滅茶苦茶だ。
なんとなく、そうかなって思ったんだ。私も今日、○○くんに告白したしね。
散々に迷った末、凪沙はそうメッセージを送る。
百花がそれを読んだ事は既読マークで知るが、そこでやりとりは途絶えた。
凪沙と百花はクラスメートなので、翌日の学校で顔を合わせる事になった。
凪沙は、もはや吹っ切れたのか、いつもどおりに百花の肩を叩く。
凪沙「おっはよう!」
百花「ぉぁ! ああ、おはよう……」
凪沙「まあ、つまり……そういうことなので、ライバルだね」
ストレートに言う凪沙を、百花はどこか眩しそうに見ながら頷いた。
百花「ライバル……って事は、まだ○○くんの気持ちははっきりしていないんだね」
凪沙「そう、ね。私は保留された」
こうして喋れば、いつもの親友同士だ。
恋のライバル同士という険悪な雰囲気は薄い。
もっとも、その雰囲気は凪沙と百花が共同して努力して意識的に維持しているものであるが……。
そしてこの日、二人はとうとう男子の回答を得る事はできなかった。
男子の回答は遅れた。
彼自身、どちらと付き合うのか相当に悩んだのだろう。
しかし、その答えが遅れるほど、凪沙と百花には奇妙な連帯のような感情が芽生えていた。
そんなに迷う事か?
凪沙は朗らかで明るく、少し勢いで物事を進めてしまう部分があるが、思慮が浅いというわけではなく、押さえる所は押さえる性分だ。
一方百花は落ち着きがあり、他の人の相談も親身に受ける少女。しっかりと考え、方針を決めると一気に貫徹するような性格。
性格が全く違う。
そして、外見も違う面が多い。
凪沙は明るい茶色のセミロングヘアをそのままに流し、目はぱっちりと大きく、にっこりと笑うとこちらまでつられて笑ってしまいそうになる美人だ。
胸は平均よりも大きく突き出している。腰がクッとくびれており、それが彼女をより活動的、魅力的に見せていた。
百花は黒髪のショートヘア。しかし大きな青いリボンを後頭部に付けているのがトレードマークだ。目は涼しげな切れ長で、しかし笑顔は柔らかくその美貌が故の冷たさは感じない。
胸は凪沙と同じ程度の大きさで柔らかそうで包み込んでくれそうな魅惑的なボディラインだった。
反対……とまでは言わないが、全くタイプの違う二人なのだ。
これで迷うとは何事か。かの男子に「好み」は無いのか? 好意を寄せられれば誰でも良いのか?
二人は揃って憤慨していた……勿論冗談めかして。
凪沙も百花もしばらくは待つ覚悟ができていた。
しかし、男子の方がそのプレッシャーに耐えられなくなった。
自分に告白してくれた二人を呼び出した彼は、その素直な気持ちを伝えたのだ。
何れと付き合うか決める必要がある。しかし、魅力的な二人から片方を選ぶ事ができない、片方を選ばない事ができない、と。
凪沙と百花は、正直に言えばこの優柔不断な態度に少々がっかりしたものの、では二人で……凪沙と百花自身で決めようかとなった。
凪沙「じゃあ、何で決める? 勉強? スポーツ?」
百花「それでも良いけれど、何だか好きとか恋愛とかで決める種目としては……」
凪沙「確かに、違うか。ピンと来ないもんね」
百花「話し合い……は意味が無いし、喧嘩というのもねぇ」
話し合いで恋愛感情の大きさを競う事はできないし、暴力も好ましくない。
凪沙「好きな気持ちの力比べでもできたらね」
そう漏らした凪沙は、直後にはっと何かを閃いたようだった。
すすすっと男子の側に行くと、その腕をとって自分の胸で挟むように身体を寄せる。
凪沙「私なら……こんな事もできるし、もっと……その、先の事もしたいって思っているよ……」
凪沙の予想外な大胆さに百花も負けてはいられない。
百花は彼の反対側の腕を自分の胸に押しつけながら耳元に唇を寄せる。
百花「私だって……できます。頑張ります、よ」
恥ずかしそうに告げる言葉はたどたどしいが、それが余計にそそられる。
そんな百花に、凪沙は不満そうな視線を投げかけ、百花は迷惑そうな視線を投げかけ返す。
凪沙「じゃあ、こうしよう、百花。どっちの方が……その、上手か。それで競おう」
百花「……ぅん、そうね。うん、そうしよう」
凪沙の提案に少し驚きながらも、百花も納得したようだ。うなずき、彼の身体から身体を少し浮かせ、凪沙に抱き付く。
勿論凪沙も抱き付き返し、しっかりと抱き締め合う。
二人の大きな胸が互いを軽く圧迫し合い、普段のふざけて抱き付き合うのとは別の抱き締めなのだという事を強く認識させられた。
至近距離で、真正面から見る親友の顔。
見慣れ、常日頃から可愛いな、整っているなと思っていた面立ち。
それが緊張し、興奮している。
自分にも伝播してくるその高揚。きっと相手にも伝播し、反響し、共鳴している事だろう。
潤んだ瞳が集める光は艶めかしく、唇は麗しい。
二人は吸い寄せられるように互いの唇を重ねた。
親友とキスをしている……。
いや、これからそれ以上の事をするのか。
それを思うと、頭の中はその事で一色に染め上げられ、異常なほどに興奮する。
互いの唇を重ね合わせたまま、互いの制服のネクタイを緩め、抜き取り、ブラウスのボタンを外していく。
器用にもスカートの折り返しを解き、ホック、ファスナーを下げると二人は下着だけの姿になってしまった。
凪沙・百花「……ぅん」
興奮もあるが、恥ずかしさもあってか肌が上気する。
今まで見た事も無かった、親友の表情。
それが不思議と溜まらなくなる。
おずおずと手を伸ばし、互いの胸をブラジャー越しに揉みながら、再びキス。
今度は唇を開き、舌を互いの口腔に滑り込ませる。
百花「ふぅ……っ、んっ!」
凪沙の舌に翻弄され、百花の甘い声が漏れる。
もっと、百花の声を聞きたい。
その欲望のまま、凪沙の舌は百花の口の中で縦横に動く。
ああ、もっと。もっと可愛くなって、百花。
凪沙「ふ、ぁふっ……、んっ!」
しかし、凪沙が百花を一方的に愛しているというわけではない。
百花の舌がうねると凪沙の舌に絡みつき、その甘い責めに凪沙も声を漏らしてしまう。
二人は完全に互いを責め合う行為……いや、性交に酔いつつあった。
そんな二人は迷いも無く、身体を寄せ合って互いのショーツの内側へ右手を差し込む。
親友……いや、他者の陰唇に触れる事も初めてだ。
なんとなくここを愛撫すべきだと思って、手は勝手にそのように動いているが、理性は混乱しきっている。
とりあえず、自分がされて気持ち良いようにと指を這わせる。
百花の陰唇を撫でる凪沙の指はリズミカルに陰唇をなぞり、徐々にその内側に侵入する。陰核も擦りながら刺激され、百花の腰がビクビクと震える。
凪沙の陰唇を撫でる百花の指は少しゆっくりながらも丁寧で、しっかりと刺激していく。陰核もクッと押し込まれるように刺激された。少し焦れったいような動きだが、凪沙の腰はそれにおねだりするように動いてしまう。
凪沙「ふっ、くぅ……ぅあっ!!」
百花「ぁっ、あっ……んぅっ!!」
自分が普段している自慰とは全く違う責められ方は、二人に新鮮な気持ちを与え、普段に増して感じてしまう。
膝に力が入りづらくなり、二人はもつれるように座り込んでしまった。
そして、焦れった気にブラジャーもショーツも脱いでしまう。
これで、身にまとうものは何も無い。好きな男子の目の前だという事など、頭の片隅に追いやられていた。
そして改めて互いを抱き寄せ合う。
全身で感じる親友の身体に、二人はおののいた。
柔らかで、滑らかで、さらりとした感触が心地よい。
特に負けず劣らずの巨乳同士を押し重ね、互いを押し潰し合う感触は極上とも思えた。
腕は背に回しているのだが、指先に感じる背中のすべすべとした感触もまた、色気を感じさせる。
頭のどこかから、もっと触れたい、触れられたいという声が聞こえる。
凪沙はそっと百花を押し倒すように身体を横にすると、すらりと長い脚同士を絡め合う。太腿同士が、ふくらはぎ同士が擦れ合うと、想像を超えた快感とも言うべき感触を覚える。
凪沙「ぁ……くっ!」
百花「……ぅんっ!」
人と抱き合うという行為は、ここまで気持ち良いものだったのか。
二人の中で、間違いなく新しい扉が開いた感覚があった。
感極まったように力を込めて抱き締め合うと、ますます乳房が潰れ合い、太腿が締め上げ合い、腹筋が押し合う。
そして本能の赴くまま、二人は互いの身体前面を擦り合い始めた。
身体を揺らすようにしてその身体を感じ合う。
今抱いているこの女体こそ、世界最高の身体なのではないかと思えてくる。
リズミカルに揺れる乳肉同士がぶつかり合い、下腹部の陰毛がジョリジョリと擦れ合う。
凪沙「ぁ……あっ! あっ! あっ! あっ!」
百花「ぅ……んっ! んっ! んっ! んっ!」
息の合った動きに、二人の嬌声は完全に同期して漏れ出る。
いつの間にか凪沙の陰唇と百花の陰唇から溢れ出す愛液が触れ合い、ゆっくりと混ざりつつある。
押し倒している側の凪沙の身体が上下に揺らされると、凪沙の巨乳が大きく震える。そして、押し倒されている側となっている百花も身体を揺らすと、その乳房が凪沙の乳房と呼応するように揺れる。
二人の乳房はまるで相互に公転するように円を描くような動きになった。
凪沙の胸の谷間を百花の乳房が這い上がると、今度は百花の胸の谷間を凪沙の胸が這い上がっていく。
勃起している乳首は、互いの乳房をぐるりとなぞり合い、その硬さを訴え合う。
ああ、百花が感じてくれている。
ああ、凪沙が感じてくれている。
その事実は二人にこの上ない幸福を覚えさせる。
百花は凪沙に腕をとられて上半身を起こすと、より深く股間を押しつけた。
勿論、凪沙もそのつもりだった。
しっかりと互いの陰唇を重ね合わせる貝合わせの体勢。
二人は互いの右脚を抱き、深く陰唇を噛み合わせる。
ぐっしょりと濡れていた陰唇同士がぬめり重なり、互いに吸い付き合った。
その快感たるや凄まじい。
凪沙・百花「ぁ、ああ、ああああああっ!!!!」
僅かに数度腰を振っただけで二人は同時に絶頂へと至った。
相手の脚を強く抱き締めながら、しかし身体から力が抜け落ちる。
二人は後ろに倒れ、これまでに無いような絶頂の余韻に荒い息を吐いていた。
しかし、そこで二人はようやく自分達が何をしていたのか、何のためにこのような行為に及んでいたのかを思い出した。
凪沙「ぁ、そうだったぁ……」
百花「そういえば、勝負していたんだった……」
完全に親友と身体を重ねるという行為に没頭してしまい忘れていた。
これでは決着できていない。
これは勝負なのだ。
親友と身体を競い、その上下で思い人を射止められるか否かが決まる。
この戦いに負けるわけにはいかないのだ。
それを思い出すと同時に、大きな悲しみが沸き上がってくる。
片方が勝ち、片方が負ける。
勝った方は、彼氏を射止め……きっと、そこでこの友情は今までと変わってしまう。
きっと……おそらく、友情は維持できない。
勝っても、負けても、この親友を失うのか。
その事に思い至り、凪沙の瞳からはボロボロと涙が溢れ始めた。
自分が浅はかだったのかも知れない。
彼への思いは確かに大事だが、友情だって大事なのだ。
友情が失われることを確定的に思うと、涙が止まらない。
百花は、そんな凪沙と同じように涙を流しながら……きっと同じ事に思い至りながら……凪沙に飛びかかって行った。
百花「ぐすっ、そのままじゃ、負けるよ凪沙……っ!」
その台詞の意味、真意はどこにあるのだろうか。
百花は、苦悶の表情を浮かべながら凪沙を抱き締め、自らの乳房で凪沙の乳房を揉むように揺すり上げる。
百花の突き出した胸、その谷間に凪沙の右乳房が挟まれる。
それは、逆説的に凪沙の胸の谷間に百花の右乳房が挟まれる事も意味している。
二人は互いの胸をサンドイッチのように挟みながら、両側から圧力をかけ扱くように胸を動かす。
まるで、乳房をパイズリしあっているかのようだった。
凪沙「ぅうっ……百花こそ、そんなんじゃ勝てないよっ!」
二人の少女、親友同士の少女達は互いの右乳をパイズリし、押し潰し合う。
涙をぽろぽろと流しながら、既定の喪失を想像しながら。
しかし、そのような行為で力が入るわけもない。
二人は改めて互いを抱きすくめ合う。
乳肉と乳肉が絡み合う感触が気持ち良い。
そして、親友の肩に顎を乗せて嗚咽する時間を経験すると、ゆっくりと精神は落ち着きを取り戻し始めた。
腫れた目で見つめ合いながら、二人は互いの唇を重ねた。
それが、今の二人にとって自然なことと思われたのだ。
重ねるだけ、触れるだけのキスから、徐々にその隙間を大きくすると、舌を這い出させ、絡ませ合う。
涙が流れ込んでいるのだろうか、少し塩辛い口づけは、優しいものとなった。
互いの舌を誘導するように自分の口腔に運び、丁寧にチロチロと舐める。
どこか手慣れているような様子ではあったが、二人とも間違いなく経験は浅い。
気持ちが沸き上がるままに互いの舌を舐め合い、絡め合う凪沙と百花。
うっとりと目を閉じ、その感触、音をしっかりと感じているようだった。
しばらくはそうしていたのだが、百花は自分の背をさすらう凪沙の手を感じ取っていた。
すべすべである百花の背を散歩する凪沙は、とうとう百花の尻へと手を伸ばす。
しっかりとした肉はまん丸で、凪沙はそんな百花の尻が気に入ったようだった。
勿論百花の手も凪沙の背をとおり抜け、尻を撫で……そしてその手は凪沙の腹を経由し、その下側を目指す。
初めの頃にショーツの中に手を侵入させた時より、自由に動ける二人の手は、思うままに互いを責め合う。
改めて最初の頃と同じような愛撫をしても、今はどこか違うものになっていた。
それは、既に貝合わせをして同時絶頂に至った相手だからという点に因る部分でもあれば、この行為の果てに別れがあると理解しているという点に因る部分でもあった。
感情が嵐のように乱れ、自分の気持ちが滅茶苦茶に引き裂かれるように思える。
凪沙と百花は、再びその陰唇同士を深々と噛み合わせ、互いを抱き締め合った。
乳房を再び真正面から重ね、唇を重ねる。
脚は、互いの腰に巻き付け、二人は決して離れないと宣言するようだった。
性器を重ね、前半身を重ね、二人は身体を揺する。
陰核同士が擦れ、陰唇同士が絡み合い、乳首同士が折り合い、乳肉同士が押し合う。
全身で全身に触れ、それは莫大な快感へと置き換わった。
凪沙「あ、ぁ、ぁ、気持ち、良い……っ!!」
百花「全部気持ち良い……、全部、全部っ!!」
心の葛藤に快感が割り込み、ますます二人は何をどうしたら良いのか分からなくなる。
もう思い悩むことに疲弊した身体は、欲望のが命じるがまま、互いを貪り合う。
凪沙「も、百花、百花っ! 好き、好きぃっ!!」
百花「あ、凪沙っ! 私も凪沙が好き、好き、好き……ぃっ!!」
互いの身体に夢中になっている姿は、もはや勝負をしているそれではない。
ただ、愛し合っている二人の女そのものだった。
親友であり、恋のライバルであったはずなのに、今となっては肌を重ねるこの相手は誰よりも愛おしいと思えた。
それは、いっそ思いを寄せる男子に同等、あるいはそれ以上の愛情となっていたかも知れない。
凪沙「嬉しっ、いっ!! 百花、百花、百花っ!!」
百花「凪沙、好きっ、私も嬉しいっ! 凪沙っ!!」
凪沙「ね、もぅ、私……」
百花「うん、逝こう、一緒に、一緒、にぃ……っ」
凪沙・百花「あ、あ、逝くぅうううううううううううっ!!!!」
互いの告白に涙を流すほど歓喜し、そして息を合わせて同時に果てる二人。
その快感は凄まじく、そして重いが通じ合ったという全能感は強烈だった。
深い絶頂を同時に味わった二人。
抱き締め合ったまま、これ以上無い幸福感に包まれる。
ドロリとした濃厚な愛液が溢れ、絶頂を過ぎた身体は、なおも快感にピクンと震えてすらいる。
肌は紅潮し、その色香は年齢不相応に思えた。
何より、親友の色情的な側面を見ているという背徳感も二人をクラクラとさせている。
ああ、やっぱり好き。大好き。愛している。
二人の少女が改めて実感をして、互いを抱き締め合う。
そんな二人に、男子が声をかける。
引き分けだね。決められないなぁ。
その声で、二人ははたと気づいた。
顔を見合わせ、淫靡に笑う。
そうか、その手があったじゃないか。
凪沙と百花は、その男子にしなだれかかり、代わる代わる……いや、同時に身体を重ねた。
凪沙と百花は、一つの解決策に至っていた。
つまり、決着させない。
勝敗がつかなければ、男子は選べず……結果的に凪沙と百花は、男子を共有できると考えたのだ。
これならば、友情は壊れず、男子も失わない。
不健全な関係、歪な解決策だと多くの人は思うだろう。
当然、凪沙も百花も、この関係を延々と維持できるとは思っていない。
ただ、今は。
今しばらくは、この猶予を享楽の内に過ごしたいと合意したのだ。
この先にどのような結末が待っているのか、三人は予想だにできない。
それでも、三人は刹那的と言われようとも、その関係をしばらく維持することになる。