ぷっコクシリーズ・歴史コラム、イワンちゃん①『ロシアという国』帝政編 (Pixiv Fanbox)
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ここ数年に渡り第一線で活動してきた国擬人化ブランド『ぷっコクシリーズ』
2022年からの世界情勢に伴い大っぴらに国擬人化を活動もしにくくなってまいりました。
てなわけで、Twitterで第一線から一度引いて、ここFANBOXで今まで作った国擬人化の子達を紹介&歴史・文化等のオススメを紹介していこうと思います。
注意:コラムですので個人的見解や分析が多々ありますので話半分で聞き、疑問に思ったのならちゃんとした文献を自分で調べる事をお勧めします。鵜吞み禁止!
ロシアという国が1体のキャラクターとした場合…
『闇墜ちした努力家』『節操のない合理主義』『異国文化にミーハー』
ロシア史をモスクワ大公国から現代まで目を通した私のイメージです。
ロシアの歴史は陸上国家の歴史上で起こりうる問題が
海洋国家の日本から見ると見落としてた問題が多く存在しています。
民族間の不和、国防の問題、多数の地域主義、世界一広いのに満足な海洋貿易ができない。寛容と厳格の匙加減が独特で器用に見えたかと思うと不器用なアプローチを繰り出したりと落差が激しいがそれらが同居しており複数の顔を持つ国、それがロシアだと思います。
他国の歴史の中で自分が一番長く触れた歴史でもあります。
『19世紀までのロシア』
(簡潔に)
イヴァン雷帝の時代で農奴制の下地を築き上げ
ピョートル大帝の時代に欧州文化の輸入を加速させ近代化政策と大国化を推進
女帝エカテリーナの時代で更に農奴制を強化し軍事大国としての誇りを高めていきます。
この頃はヨーロッパ国家達の文化をフィーチャーしており関係を深めたく
遊学等を通して接近するも他方から田舎者扱いされ、アジアンコンプレックスを
深く根付いてしまいます。
ナポレオンとの戦いでは『ヨーロッパを解放し英雄と称えられたい』と『でもナポレオンって話してみるといい奴だよ?』と揺れたりもしていた時期があったほど。
自信喪失・裏切り…歴史の転換点『クリミア戦争』
1853年、長きにわたって軍事大国として君臨してきたロシア帝国
時には『欧州の憲兵』(戦後アメリカの「世界の警察」の様なもの)と称されたりもしましたが…産業革命の到来により、いくら大きくても後進国にしか勝てない現実を突きつけられてしまいます。
近代化したくても強化した農奴制が足を引っ張り、工場を作っても人口を集中できない(ついでに資本も集まらない)ジレンマに陥っていましたが、クリミア戦争の敗北
をきっかけに重い腰を上げ近代化の為の農奴解放の道を本格的に模索し出します。
尚このクリミア戦争でナポレオン時代からの盟友だったオーストリアに
英・仏・トルコ・サルデーニャ連合軍(後のイタリア)の敵側に立たれてしまい
とてもじゃない裏切りにより辛酸を舐めさせられもしました。
(欧州の憲兵って呼ばれてたのは新しく生まれた共和政を危険視する帝国主義の保守の筆頭であり、同じオーストリアとは同じ考えを持ってました。時には共和政を謳うハンガリーの国内鎮圧にロシア帝国軍が要請に応えたりもしていた。なおバルカン問題で2国の距離が広がっていく)
ここからロシア帝国は居直り、初等教育で識字率向上や職業軍人の増加と
その後起きた普仏戦争でドイツへの復讐を誓ったフランスに近づきフランス資本によって工業化を加速させて行きます。
このクリミア戦争の敗北やそれまでの欧州国家達の境遇もあり
私の印象は『闇墜ちした努力家』というイメージになりました。
19世紀工業化はギリギリセーフ!!実は日本も…
19世紀までに近代化出来なかった国はその後の世界において食い物にされる場面が多くあります。
実は日本も19世紀とギリギリ工業化に踏み切れた国であり共通した境遇も各所にあったりします。
露「欧州の憲兵」→日「アジアの憲兵」(日英同盟時代)
欧州文化の輸入
etc…欧米と近づいたがために発生したアジアンコンプレックスとその反動
色々見てきて欧州列強とどう付き合うか?
うちの国は強かに、向こうは時代の価値観と地でいくアクティブさ(それとでかい)
が明暗を分けた様に感じるお国でした。
いかがだったでしょうか?なるべく長くならず、帝政のみに絞って簡潔に書いたつもりでしたがいかがだったでしょうか?
1キャラクターの生涯の1ページとしてフレーバーテキスト感覚で知ってくれたら幸いです。