幼なじみが俺で、俺が俺の妹で(27)『瑠璃の修学旅行』 (Pixiv Fanbox)
Published:
2025-03-01 06:20:20
Imported:
2026-06
Content
「そっか、三年はもうじき修学旅行なんだな」
瑠璃が目を通している「修学旅行のしおり」を見て、そんな時期なんだなと思う。中学一年を二度経験した俺には、直接経験できないイベントになってしまったけれど。
「うん、京都。楽しんでくるね、みっくんの分まで」
瑠璃の言葉はまさしく文字通りのもので、来年俺たちが元に戻ったら、俺にとっての修学旅行の記憶は瑠璃が経験したこれになる。
……記憶を共有するのってつくづく変ではあるよな。俺は『光莉』の記憶のおかげで、瑠璃は『俺』の記憶のおかげで、あの日いきなり入れ替わったのにおおむね普通にやれているわけだけど。
「二泊三日だっけか」
その間の食事は分量を間違えないようにしないとなと思いながら口にした。
「うん。……あ」
瑠璃の動きが固まる。
「どした?」
「二日目の射精、どうしよう」
初日は家を出る前の朝、三日目は帰宅後の夜にやればいい。でも二日目は一日中旅先だと、瑠璃は言う。
「……射精すればいいじゃん。夜にトイレの個室使えば、ばれもしないと思うぞ」
小学校時代、男子は学校のトイレで個室を使うとなぜか他の男子にからかわれてしまうというひどい悪弊があったけど、修学旅行の時はそんなことにもならなかったような記憶がある。
「……わたし、自分で射精ってしたことなくて」
「なら、我慢すればいいじゃん」
「……わたし、この身体になってから射精しなかった日ってなくて」
初日の朝から三日目の晩まで、たぶん六十時間以上の禁欲ができるか不安なのだと、俺の好きな女子は語った。
めんどくせえなあとは少し思ったけれど。
「修学旅行中に夢精なんかしちゃったら、最悪でしょ?」
入れ替わり初日に俺が言ったことを、瑠璃は律儀に覚えていた。それを持ち出されると、突き放すこともできない。
「じゃあ……夢精は避けたいんだし、やっぱり処理するしかないよな。瑠璃が自慰できるようになればいいんだ」
入れ替わり直後は、瑠璃に一人で射精させたら瑠璃が身も心も性欲にとり憑かれた猿みたいなエロ男子になってしまうのではと不安だった。俺以上に瑠璃本人がそれを怖れていて、だから俺が手コキするやり方が一年一ヶ月以上続いてしまったけれど、男の性欲に馴染んだ今ならもうそんなことにもなってしまわないだろう。
「う、うん……がんばる」
*
修学旅行出発の朝、俺は瑠璃と朝風呂に入り、瑠璃を一発抜いた。どうせなら二日目を我慢できるようにと、日々熟達していく手コキの技術を駆使してなるべく多く射精させたけど……どうなることか。
「やった方がいいと思ったら、迷わずやりなよ」
そう言って送り出し、送り出す言葉がこれってどうなんだと後から思った。
*
瑠璃がいなくて多忙な両親もいつものようにいない一日目が終わり。
続く二日目の夜、一人で風呂に入りながら考える。
京都で瑠璃は今ごろ風呂に入ってるんだろうか。裸の男子連中に囲まれてどんな気分なんだろう。でも去年もプールの授業で似たような状態にはなっていたか。
どこかのタイミングで抜いているのかな。それとも我慢してるのかな。
瑠璃のオナニーのことばかり考えてしまったからだろうか。
ふと気づく。
俺、光莉の身体でオナニーってしたことないな。
最初は、この身体は妹のものなんだからという気持ちが強くて抵抗感があった。馴染んできてからは、瑠璃が自分でやるのをためらったのと同じように、女の子になりきってしまわないかという不安があった。
だけど。
今さらなりきる怖れはあまりなさそうな気がする。毎日やってる瑠璃だって、自分らしさは保てているわけだし。
そして、俺は来年の四月一日には男に戻るんだよな。
そうなったら、女の身体になることはもうないわけで。
なら……この残り一年足らずしか、チャンスはないんじゃない?
いつも風呂は瑠璃といっしょだ。そして瑠璃の手コキにかまけて、俺自身のオナニーまでする余裕はない――というか、瑠璃の、『お兄ちゃん』の前で、そんなはしたないことはする気になれない。
その意味でも、今夜は絶好の機会で。
俺は股間に指を伸ばした。
「んっ……!」
思い出せる『光莉』の記憶にオナニーに関するものはない。意図的に隠したという雰囲気はなくて、今も指先の慣れない動きにアソコはむしろ抵抗感を示している。
中学生にもなっていなかった光莉がオナニーに目覚めていなくてもおかしくはない。中学のうちはそういうのとは無縁という女子だって、別に稀ではないだろう。あたしの仲良くしている子の中にも、性的なものとはまだまだ関わりがなさそうな子はけっこうな人数いるのだし。
光莉の身体にも早すぎるんだろうか。俺、妹の身体をいたずらに弄ってしまっていないだろうか。
そう考えて引き返しそうになった瞬間。
「あ、っ……!!」
快感が身体の内側からこみ上げてきた。
これが、女子の性感なんだ……。
射精の感覚とは違う、直線的に昇り詰めていくのではない気持ちよさ。身体の中に押し入ってくる指先が、それをもたらしてくれる。
つまり本当なら、この光莉の細い指の代わりに、例えば瑠璃のあの硬く勃起したチンポが俺の中に入ってくるわけで……
あんなものが来たら壊れちゃう、と怯える気持ちと共に、あれが来たら指よりももっと気持ちいいのかなとも想像する。
それらの心を反映するように、どこからともなく蜜のようなものが分泌されてきて、俺の内側をたっぷりと潤していった。実際にはまだまだ来るはずのないソレへの受け入れ準備は万端だというように。
将来のセックスを脳内でイメージする。それが精彩になっていくごとに快感も高まっていく。
ただ、俺の思いつくチンポは瑠璃のものしかなくて。
でもそれは『お兄ちゃん』のものだから、入れられたくないという抵抗感はもっと強くて。
俺の初めての女のオナニーは、いまいち微妙な感じで終わっていった。
*
その翌日、瑠璃は帰ってくるなり俺を連れて風呂に入った。
「わたし、やっぱりみっくんに抜いてもらわないとダメだって思った!」
この本来ならすごく可愛い美少女は何を言っているんだろうと、少し残念な気持ちになる。
「夜中に起き出してトイレで済ませたんだけど……自分で抜くのって、周りを気にしてばかりで全然気持ちよくなれなかったの」
いや、それは修学旅行中の真夜中という特殊すぎるシチュエーションだったせいじゃないかと思うんだが。
……まあ、いいか。
俺はいつものように、瑠璃の股間に指を伸ばす。すっかり触り慣れた瑠璃のチンポ、『俺』のチンポを手に取ると、手の中でどんどん硬く大きくなっていく。
「うんっ、すっごくいいよ、みっくん……♪」
早くも息を荒げている瑠璃をしっかり気持ちよくするべく、俺はしごき弄る手つきに集中した。