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一面に広がる雪景色。

それをライラは、白い息を吐きながら眺めていた。

「すごい雪ね」

ギルドからの依頼を受けて初めて訪れた土地。

ここまでの雪国とはライラも思いもよらなかった。

「寒い……。もう少し厚着すればよかったな」

元々半人狼のライラは寒さに強い種族ではあったのが、それでも凍えるくらいにここは寒かった。

いつもの冒険者服で来たことに、ライラは少し後悔した。

だが、今更防寒具を取りに行くのも時間がもったいないと思ったライラは、そのまま雪原の中へと入っていた。

しばらく雪景色の中を散策していたとその時、ライラは足元から何かが割れるような音がした。

「ん?」

ライラがその音に気づいた次の瞬間、彼女の体一気に雪の中へと吸い込まれた。

バリッ…!

「きゃ!?」

ライラは下半身まで雪の中に沈んでいた。

あまりの冷たさに思わず顔をしかめてしまう。

一体何が起きたのか確認しようとすると、ライラの沈んだ雪の隙間から茶色い液体が噴き出し、あたりはさながら泥濘のような様相だった。

「まさか、ここ沼地の上だったの……?」

引きずりだした右手には、粘り気の強い泥がへばりついていた。

ライラの言う通り、彼女が歩いていたのは表面が凍り、その上に雪が積もった沼地だった。

そうとは知らず、ライラは不用意にもそんな危険な場所に足を踏み入れてしまった。

体を動かしなんとか這い上がろうとするライラ。

だが、動かすたびにさらに体は沈み、遂には腰から胸あたりまで泥に埋まっていた。

「冷たい……」

彼女の体力を奪うのは泥の粘り気だけではなかった。

雪国の凍える寒さによって冷やされた泥は、ライラの体温を急激に奪っていく。

ライラは震えが止まらず、顔色も次第に悪くなっていた。

「どうしよう……このままじゃ……」

果たしてライラは、このままの冷たい泥の中に消えて行ってしまうのだろうか……?


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というわけで、今月最後はライラの沼絵です。

シチュエーションは、「底なし沼×雪」です。

底なし沼ってもがいて体力が奪われるのが定番ですが、そこに冷たさでさらに追い打ちかけるのがこのシチュのいいところです。(状態異常も含まれてるのが良い)

また、今回は冷たさが彼女を蝕んでいましたが、海外には「mud volcano」という熱い泥地帯があるらしいです。

今度は逆に熱い泥に沈んでもらうのもいいかもしれないですね。(ゲス顔)


さて、今月の投稿は以上になります。

来月はなるべく早いうちに投稿できたらいいですが、また忙しくなりそうなので難しいところです。

ただ、月3枚のノルマは達成したいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ではまた。

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