ジムに通った兄は…ジムの虜になって帰ってきた (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-04-25 10:17:13
Imported:
2026-06
Content
はじめに…
今回の作品の舞台は、過去作の「プレゼント(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11413185)」に登場したジムになっています。
この作品を読まなくても楽しめますが、事前に軽く読んでいただけると、お話の内容が少しわかりやすくなるかもしれません。
お時間がりましたら、ぜひ「プレゼント」もご覧くださいませ。
---
某地方球場。選手が出入りする入口の前では、多くの女子高生が色紙やプレゼントを持って待っている。
いわゆる出待ちというやつだ。みんなの目的はただひとり、浦川原高校のエース田町凪斗へ思いを伝えるためだ。
エースで4番、それと併せて某アイドル事務所にいてもおかしくないようなルックスの持ち主である。
『なぎとくーん!サインください!』
『なぎとくんのためにプレゼント持ってきました!受け取ってください!』
出入り口から出た瞬間に凪斗達はもみくちゃにされる。四方八方から黄色い歓声が飛び、サイン色紙やプレゼントの入った紙袋に押しつぶされそうになる。
選手たちが一歩も進めず困っているそのとき、一人の男が大きな声を上げる。
「はいはーーーい!みんなー!やめたげてねーーーー!!!選手たちはさっき試合したばっかりなんでーーーー!!!!」
その男性は両手を広げて強引にぐいぐいとファンと凪斗のいる集団に境目を作っていく。
『ちょっとー!私達凪斗くんが見たいんですけど!』『どいてください!』ファンの怒号をいっぺんにあびながらも、その男は凪斗に向かってアイコンタクトを送る。
それを見て凪斗は「早くバスまで行くぞ」と選手たちを連れて急いでバスまで走っていった。
バスの中では部員たちが依然ごった返す人混みを見ながらだべっている。
『ふいー…ほんとおまえの人気はすげえわ』
「ごめんな。みんなに迷惑かけてしまって」
凪斗は申し訳無さそうに部員たちに謝る。
『なんだよー、それモテない俺達への嫌味かあ?』
「いや、そんなつもりじゃないよ。本当にゴメンな」
『てかあれだれ?なんかすげーチャラい人いなかった?』
『いた!あれまじでビビった。…でも結果あの人のおかげで助かったけどな』
さっきの男の話になると凪斗は帽子を深くかぶり黙ってしまった。
「ただいま」
「おかえり。よ、モテモテの大エース君」
玄関で凪斗を出迎えたのは、ファンにもみくちゃにされていたあの男だった。
「…兄さん、ああいうのやめてって言ったよね?」
「あー?お前を助けてやったんだぞー?礼くらい言えねえのかよ」
そう、このチャラい男の正体は、凪斗の兄だ。
名前は和真(かずま)。大学4年生。こんなチャラい見た目をしていながら、強豪大学の野球部でエースを務めている。
「兄さんもそこそこ名が知れてるんだから、ああいうのはやめたほうがいいよ。変なことで話題になったら、今後に影響出るでしょ?」
「名が知れてるー?あそこにいる女どもは俺のこと全く知らねえーって感じだったぞ」
ため息を付きながら家の中に入っていく凪斗を追うように、和真もリビングに戻っていった。
この兄弟、野球ファンの中ではかなり名の知れた兄弟なのだ。
まず田町凪斗(たまち なぎと)。高校2年。浦川原高校でエースピッチャーと4番を任されている。それまで全くの無名高校だったこの高校を、この数年で甲子園出場候補の高校にまで押し上げた立役者だ。
その凪斗の兄が田町和真(たまち かずま)。大学4年。栄島大学野球部の4番。高校時代は甲子園常連校で1年からスタメンに入り、2年3年と夏の甲子園連覇を達成している。プロ入りが注目されたが、彼自身、とても自由奔放な性格ため『プロには興味ないです』というコメントを残して大学進学を決めた。現在も大学でエースで4番とバリバリ活躍をしている。
しかし兄の和真を発端に、二人に魔の手が迫ろうとしていた。
-次の日
和真の姿は、通っている大学のトレーニングルームにあった。彼はいつもここで汗を流している。
今日も自分をひたすらに追い込み、大学野球生活では最後となるであろう秋季リーグに向けて身体を鍛え上げている。
「ふう……このトレーニングルームも、もう少し機材が揃ってりゃいいんだけどな」
不満をもらしつつも、ひととおりトレーニングを終えて帰宅しようと、トレーニングルームを出ようとする。
ふと、いつもは意識しない出口脇にあるフリーペーパーのラックが目についた。そのラックの一番上にある、やけに目立つ色のチラシが気になった。
それは、最近リニューアルオープンしたトレーニングジムの会員募集のチラシだった。
数分後、和真の姿はそのジムの前にあった。和真はぐうーっと背を反ってそのジムの大きさを体感する。
「しっかしでっけえなあ…こんな立派なジムがあったなんて知らなかったよ」
大学からは少し離れているジムだったが、和真がここまで足を運んだ理由は、そのチラシに付いていた『1ヶ月無料利用券』が理由だった。
大学のトレーニング室へ少し不満を抱えていた彼にとっては、ジムの無料利用券は最高プレゼントだった。
これから秋季リーグまでの期間ばっちり利用させてもらって、気に入ればそのまま入会してもいいなと考えていた。
彼がその大きさに驚いている間にも、利用者と思われる人たちがぞくぞくとジムの中へと入っていく。
持っているカバンやリュックに刺繍されている文字から『大学のラグビー部』『高校の野球部』ということが把握できた。
多種多様な利用客がいて、そして利用客に共通しているのは、もれなく全員身体がばっちりと鍛え上げられているということだった。
(ここは結構期待できそうな感じだな…)
自然とこのジムに対する期待値も上がっていった。
受付で無料利用券の事を話し、必要書類に必要事項を記載していく。
名前を書いていると受付の従業員から「もしかして、栄島大学の田町和真選手ですか?」と話しかけられた。
「あ、マジすか?俺のこと知ってます?」
「ええ、知ってますよ。大学野球の期待の星ですもんね。今年のドラフト期待していますよ」
「へへへ、まあがんばります」
思いがけないファンの出現に、和真は自然と笑顔になる。
残りの記載が終わり、次にジムの説明を受ける。利用時間、利用規約、施設の案内…。そして最後に『ジム専用のウエア』の説明が始まった。
カウンターにどさっと2つの袋に包まれたウエアが用意される。
「へえ、専用のトレーニングウエアなんてあるんですね。…それって、絶対に着ないと駄目ですか?」
「絶対ということはないですが、もしよろしければという感じです。ただ、皆さん着てみると結構その着心地が気に入るらしくてですね、利用客の人はみんなそれを着てやられていますよ」
「そうなんですか。へえー…」
「もしよろしければ、着てみてくださいねー」
和真はそのウェアを抱えて更衣室に向かった。
-更衣室
更衣室もなかなか広く、平日だが利用客で賑わっている。
和真は空いているロッカーを見つけ、そこに荷物を詰め込んでいく。
「…せっかくだから着てみるか」
早速もらったトレーニングウエアの封を開ける。もらった2つのウェアはそれぞれ違うタイプのようだ。
1つ目。色はブラック。マットな素材のインナータイプのトレーニングウエア。よくTシャツやハーフパンツの下に着るようなやつだ。
2つ目。色はおなしせくブラックで、1つ目との違いは上下が一体となっている点と、ラバー素材のようなものになっている点だ。
インナータイプのウェアは人気がある用で、大体の利用客はこれを着用している。
もうひとつのラバータイプは、そんなに着ている人はいない。だが、それは異様に目を引くものだった。利用している人が少ないから目立っているというのもあるのだが、そのウエアは妙に身体のパーツそれぞれを目立たせていた。
(……肌への密着度がエグくね?…あの人なんて…ちんこの形までわかるし)
男の体に興味はなかった和真だったが、自然とラバータイプのウエアを着ている人を目で追ってしまっていた。
他の利用者の身体に見惚れてしまい、ぼーっとしていた和真は頭を振って我に返る。
(何やってんだ俺は…。早く着替えないと…)
和真はインナータイプのウェアを着用する。
「…これもすげえ身体に密着すんなあ。…3Lっていったら結構ゆったり着れるサイズなんだけどな」
やたら肌に密着するウェアに戸惑いながらトレーニングルームに向かう。
トレーニングルームに入ってすぐ右手に大きな姿見があった。和真はその前に立って自分の体を確認する。
あのラバータイプほどではないが、このウェアもなかなか自分の筋肉の輪郭を現してくれている。
自然とボディビルダーが取るようなポーズをしてしまう和真。その表情は心なしかうっとりしている。
(俺ってすっげえいい身体してんなあ…。気づかんかった)
このとき和真は気が付かなかった。殆どの利用客が、淫靡な目で和真のことを凝視していたことを。
1時間ほどかけてメニューを消化した。着ていたウエアもしっかりと汗を吸ったことで密着度が増し、より身体の輪郭がはっきりとさせていた。
更衣室の洗面台の前で手を洗っていたときに和真はふと気がつく。
(そういやなんかここって甘いにおいするよな…)
そう、この更衣室だけではなく、ジムに入ったときから妙に甘い匂いがしていた。
(なんかお香でも炊いてんのかな…?)
きょろきょろとしていると、それはすぐに見つかった。洗面台の横に棒状のお香が炊かれていた。
顔を近づけて確認してみると、たしかにこの匂いだとうことがわかった。
甘ったるい匂いではあるのだが、それが鼻に入ったときに、気分がとても落ち着くのだ。
(こういうのって興味なかったけど、なかなかにいいじゃんな)
和真はお香から立つ煙を手で仰ぎながら、体全体にまとっていった。
田町家は今、両親が旅行に出かけていて数日間は凪斗と和真のふたりっきりである。
練習を早くに終え先に帰宅していた凪斗は、晩ごはんを作り兄の帰りを待っていた。
「兄ちゃん遅いな…」時計に目をやると、すでに20時を回っている。
いつもは遅くても18時には帰ってくるのだが、すでに2時間も過ぎていることに凪斗は少し不安を感じた。
しかしそんな不安は、和真の陽気な「たーだいまー」の声でかき消された。
「おかえり。遅かったね」
「ああ、ごめんごめん。今日はちょっと違うジムに行ってトレーニングしててさ」
「大学のトレーニング室じゃなかったんだ?」
「そ。お前ホソネジムって知ってる?こっから電車で2駅くらい行ったところなんだけどさ」
「へえー…初めて聞いた。あ、てか洗濯しないといけないからさ、早く洗濯物出してよ」
「はいはい。じゃあこのエナメルバッグに入っているやつ頼むわ」
脱衣所で和真から受け取ったバッグを開けて洗濯物を取り出す。
「うっ……何だよこの匂い…香水?」凪斗は顔をしかめる。汗臭いのもそうだけれども、なによりそれに混ざった甘い香りがそうさせた。
「…兄さん変な香水にハマったとかじゃないよな……おえ…気持ち悪くなってきた」
こういった類の匂いが苦手な凪斗は、息を止めて洗濯物をすぐに洗濯機に突っ込んだ。
和真はそれから毎日のようにそのジムに通った。まるで甘い蜜にたかる虫のように、あのジムに吸い寄せられていった。
今日も和真はトレーニングを終えて帰宅する。むわっとあのいつもの甘ったるい匂いを全身にまといながら。
「…兄さんちょっとそのまま帰ってくんのやめてよ。…すごく変な甘い匂いするんだって」
「はあ~~?いい匂いだろ?俺はすげえ好きなんだけどな」
「いいから早く脱衣所行ってよ!」
ふてくされながら和真は脱衣所に向かう。汗がたっぷり染み込んだウェアを脱ぎもせず、洗面台の鏡の前に立つ。
「……やべえなあ俺の身体…すげえ鍛えられてる」
鏡の前でポーズを取り自分の筋肉の隆起を確認する和真。その顔はジムに通う前と比べるとずいぶんと変わってしまっていた。
息は常に荒く、目も若干うつろ。自分の意志ではなく、誰かの意思に乗っ取られ動かされているような不気味さをまとっていた。
その不気味さはその夜の行動にも現れていた。
和真は自分の部屋のベッドの上で全裸になり、大きな体を縮こませていた。
左手に握りしめられていたのは、本来であれば洗濯機に入っているべきである、汗とお香の匂いが染み込んだウェアだった。
彼はそれを顔に押し付け匂いを嗅いでいた。右手はさらけ出されている勃起したちんこをしごいていた。
「…すぅーーー………んぅ……ふ……っああっ…ダメだ…耐えられねえ…イグッ…」
ガクガクと身体を震わせ、しごいていたちんこから異常な量の精液を吐き出した。
持っていたウェアは、射精したあとのちんこを抜き取るのに使われてしまった。それから汚れたウェアを投げ捨てると、四つん這いになり、まるで犬のようにその精液をすすりだす。
じゅる…ずじゅ…じゅ…っ…ずず…。全てを口に含むとゆっくり顔を上げ、味わうように喉を鳴らして飲みこんだ。
「んうふ…っ…た…たまんねえ…へへ…へへへ…」
この一連の異常な行動は、和真の中で"普通"の行動となってしまっていた。
和真をここまでの人物にさせたもの…それはあのホソネジムだ。
ホソネジムはもともと普通のジムだった。しかしいつ頃だったか、そこに悪魔のような人を乗っ取る能力を持った男が現れたのだ。
その男は、能力を使いジムの従業員を乗っ取り、更にはそのジムを自分好みの男たちが集まる施設へと変貌させた。
それからあのジムを訪れた人物は、力の波に飲み込まれるように男好き、セックス好きに変えられ、自然とその男の奴隷へとなっていった。
そして今、和真も奴隷への階段をゆっくりと確実に登っているのだ。
今日も和真はジムに顔を出す。いつものように受付の人に挨拶をして更衣室に向かう。
そのとき、後ろから「和真くん」と初めて聞く声に呼び止められた。
声の方を向くと、このジムのスタッフシャツを着ている男の人がいた。胸につけられたネームプレートには『長和正広』と書かれている。
「どうもはじめまして。長和正広と申します。正広って呼んでください」
「はじめまして」
なんで呼ばれたのかわからない和真は、早くトレーニングを始めたくてそわそわとしていた。
(この数週間でここまで素材として仕上がってきてるとは…)長和はすぐに和真の状態を見抜いた。そして考える隙を与えないくらいの速さでまくし立てる。
「私ここのジムでインストラクターをやらせてもらってまして、今までいろいろな方のトレーニングメニューを提案させてもらってきたんですよ。それでですね、なんか聞いた話だと和真くんは、有名な大学の野球部のエースで4番だっていうじゃないですか。いやー、だからねぜひとも君にいろいろとトレーニングのことについて提案したいなあって思ってるんですよ。別に君にとって何も悪い話ではないですから、ね?ほら早速やってみましょうよ」
和真は無理やり肩を抱かれ、更衣室へと連れて行かれた。
-更衣室
「和真くん、今日はこっちの方着てやってみなよ」
「…あ…。ちょ…っ…」
カバンからいつものインナータイプのウェアを取り出したところで、正広にそれを取り上げられる。そしてロッカーにしまってあったもうひとつのウェアを渡される。
「俺…は、こっちのほうが」
「いいから、ね?こっち着てやってみなって」
会ったときからずっと笑顔を変えない正広。しかし和真は、その笑顔がだんだと怖く感じてきていた。
正広の勢いに戸惑いながらも新しいウェアに足を通す。
「…っお」
その密着感は、まるで内側に細かい吸盤がついていて、それが全部肌に吸い付いてくるような感覚だった。和真も思わず声を上げてしまうほどだった。
腕を通し、顔から下まですっぽりとウェアが包み込む。そしてチャックを閉められるといよいよ密着度は最高潮に達する。
「す…ごい…っす」「ねえ~?いいでしょう。これで"もっといいトレーニング"ができるようになるから」
-トレーニングルーム
入口横の姿見の前にふたりの姿はあった。和真はうしろから正広に抱かれるような形で体を触られていた。
「いやあ~本当にいい身体してるよねえ」「…あざっす」
前までの和真であれば嫌がっていたであろう行為だが、奴隷への階段を登っている今は、その行為を素直に受け入れてしまっている。
「そうだ。和真くんもこの匂い好きだよね?」正広は近くにおいてあった"あのお香"が乗った皿を手に取り、和真の顔に近づける。
「んっ…っうっ…すき…すきっ…す!」すでにお香の中毒になっていた和真は、その匂いを吸っただけで身体をビクンッと震わせた。
「うんうんそうだよね。まあもうこんな状態になってるみたいだから言うけどさ、このお香はねわざと中毒症状が強く出るような匂いにしてあるんだよ」
「へ…え…」
「1回でもこのジムに来て、少し煙を吸うだけで虜にさせちゃうんだ。そうやって私たちは君みたいな、素材として良さそうな男を捕まえてるんだよ」
「……っ」
「効果はそれだけじゃなくてね、性欲だったり身体の感度だったり。そういったものを振り切らせちゃう効果もあるんだよ。だから最近やばかったよね?ずっとシコってたんじゃない?」
「はっ…ひゃ…ひゃひっ!」
この会話中ずっと煙を吸わされていた和真の身体は、すでに全身が性感帯のようになっており、正広の喋る息が触れるだけで身体がビクつくほどになっていた。
そして性器は、今にもウェアを押し破ってしまうんではないかというくらいに勃起していた。
「今日私が君に話しかけたのは、そろそろ"仕上げ"をしてもいいんじゃないかなって思ったからなんだよ」
「……あ…へ…へえ…」
「もう私の言うことも聞こえないみたいだから、君を堕とさせてもらうよ」
正広は和真を乱暴に床に押し倒した。そして着ていたジャージを脱ぐ。
現れたのはラバータイプのトレーニングウェアに包まれた、しなやかな細身の肉体。それはまるで彫刻作品のような美しさだった。
「やっぱり堕として仲間にするこの瞬間が一番興奮するよ。とくに君みたいな単細胞なガチムチを堕とす瞬間がね」
正広が自分の股間部分のチャックを下ろすと、そこからたくましくそそり立つ性器が現れる。先程から興奮していたそれは、我慢汁をだらだらと垂らし性器をより一層輝かせていた。
「堕とす前にちょっとだけ楽しませてもらうよ」そう言って正広は性器を和真の口にねじ込んだ。
「んぐうっ…!?」「ああ…やっぱりフェラはいいね…。慣れていない輩をぶち犯すのは最高に気持ちがいい」
その一撃で和真は軽く失神したような気分襲われる。目は白目を剥きイッてしまっていた。
「仲間になる素体として非常に優秀なんだよ君は。素晴らしいと思う。我々も君のことを是とも歓迎したいね」
正広は腰を動かし、まるで単純な作業でも行うかのように淡々と犯し続ける。
「んっぐううっ…ぶっ……っぐぅ…」「ああ、そろそろ出そうだ。ちゃんと全部飲むんだよ?」
性器は和真の喉の一番深いところに押し込まれ、そしてそのまま射精される。大量の精液が強制的に体内に流しこまれる。
「………………っ……ぐ…………」数秒の後、正広はぶるっと体を震わせる。ずるりとおぞましい音を立てながら引き抜かれた性器は、精液をまとい若干白みを帯びていた。
「ふぅー…しばらく良い素材がなくて楽しめてなかったら、ずいぶんと溜まってたみたいだね。ははは、ありがとう。」
性器はろくに拭きもされずまたウェアの中に戻されていく。
「さて」とつぶやき首をコキコキと鳴らし、アヘった顔をさらし倒れている和真の横に膝を付き、彼の額に手を添える。
その手を添えた場所がほわっと光り始める。この行為が奴隷になる"仕上げ"で、和真は額に奴隷である証の紋章を刻み込まれているのだ。
「あ…っ…が…っが…がががが…あっあ…っあ…ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ジム内に響き渡るくらいの大きな叫び声を上げた和真は同時に果てたようで、ウェア越しに精液がにじみ出ていた。
「和真、起きろ」命令を聞くやすぐに黒目がぐるりと戻り、だらしない顔は真面目な顔つきになる。そして全身をバネのようにし跳ね上がった彼は、正広の前で後ろに手を組み休めのポーズを取る。
「宣誓しろ」
「はっ!私、田町和真は長和正広様に奴隷へと変えていただきました!なんなりとご命令ください!!」
その宣誓を聞いて正広はゆっくりと何度もうなずく。
「素晴らしい。さすがだな」「ありがとうございます!」
奴隷へと堕とされた和真の表情は、とても自身に満ち溢れた顔になっていた。
「ただいま」
「おかえ……り……」
帰宅した兄の姿を見た凪斗は言葉を失った。和真は、あのあとジムからウェアのまま帰ってきたのだ。
「まさかとは思うけど…その格好で帰ってきたの?」
「ああ、そうだよ。何かおかしいか?」
むしろそんなことを聞いてくる凪斗のほうがおかしいんじゃないのかと言った風に和真は問う。
「俺は正広様に奴隷にしていただいたんだ。これを着るということは、あの方へ、あのジムへの忠誠を誓っていることを表しているんだ」
「…は?」
もともとチャラくて破天荒な性格には目をつむってきた凪斗だったが、さすがにここまで来ると擁護のしようがない。たぶん疲れてしまってこうなってしまったんだと諦めることにした。
「…まあ…いいんじゃない?よくわかんないけど」
「おまえもあのジムに行けばわかるよ」
「いや…俺は行かないよ。あーっと…もう晩ごはんできてるから早く着替えてきてね」
呆れた様子で凪斗がリビングに戻ろうと背を向けた瞬間、和真は後ろから凪斗を抱きしめた。
粘着質な素材が肌に張り付く。それとずっと嫌っていたあの甘い気持ちの悪い匂いがする。
「兄さん、やめてくれってマジで」
「お前もあのジムに行くんだ。正広様もそう言っていた。弟を連れてこいって。奴隷にしてくださると言ってくれたんだ」
もうわかっているかもしれないが、和真は正広に弟も奴隷に堕とすよう命令をされていたのだ。今の和真はその命令どおりに動く、操り人形のようなものなのだ。
しかしそんなことを知る由もない凪斗は、延々と"正広様" "奴隷"…意味の分からない言葉と行動に怒りが抑えられなくなってきていた。
「兄さん、疲れてバカになっちゃったんじゃないの?もうあのジム行かないほうがいいよ。これからもっと頭おかしくなられたら困るんだけど」
いつもの和真であれば『そんなこと言うな!』と怒ったかもしれない。が、命令のままに動いている和真にとって、そんな言葉は何も意味をなさない。ただの雑音にしか聞こえない。
そして和真は次の行動に移っていく。ポケットからハンカチを取りだした。それを凪斗の鼻に押し当てた。
「んぐっ!ううん!!やめっ!にいひゃん!やめへよ!」そのハンカチにはあのお香と同じニオイ成分が染み込ませてあった。
成分を直に吸ってしまった凪斗は、一瞬のうちに身体の自由を奪われてしまい床に崩れ落ちた。
それを確認した和真は凪斗を仰向けに寝かせ、自分が正広にやられたのと同じように額に手を当てる。ほわっと光ったあと、次第に光は強くなっていき紋章が刻まれていく。
「…っあ…が……っ…あ…やだ…にいさ…やめて…にいさんっ…」
凪斗は和真のように過程を踏まず、いきなり"仕上げ"を行われてしまった。そのため脳内では急速に情報の書き換えが行われている。それはあまりにもきつく、激しい頭痛を伴っていた。
消えゆく記憶、薄れゆく意識の中、兄に命乞いをするがそれは届かない。その兄はというと自分と同じく奴隷へと変わっていく弟の姿を見て興奮していた。
「お前もこれで奴隷になれるんだ。正広様の命令を聞けるんだ。それは光栄なことなんだぞ」
「にいっ…さ…っ……………っがっ…あっ…ああっ…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大きな叫び声を上げ凪斗は気を失い堕ちた。和真はその様子を見ながらずっとウェア越しに自分の性器を弄っていた。
「凪斗、起きろ」その声を聞き凪斗はすぐさま身体を起こす。そして兄の前で休めの姿勢を取る。
「宣誓しろ」「はっ!私、田町凪斗は田町和真様に奴隷へと変えていただきました!なんなりとご命令ください!!」
和真はすぐに凪斗の唇を奪う。舌をねじ込み口内を犯していく。凪斗は休めの姿勢のまま、じっと前を見ている。
「んぅ…っ…ふっ…じゅる…じゅ…じゅるる…んふぅ…うめっ…」
唇が離されると二人の口の間に唾液の銀の糸がかかる。和真は自分のカバンから未開封のウェアを一着取り出し凪斗に渡した。
「それを着るんだ。それによってお前も忠誠を誓ったことになる」「わかりました」
実の兄の前であろうが何も躊躇せず、着ていたハーフパンツとTシャツ脱ぎ、パンツも脱ぎ去り全裸となる。"仕上げ"の際に一部快楽を感じ射精していたようで、勃起している性器の先からはぽたぽたと精液がたれていた。しかしそんなことを気にもせず、ウェアを着ていく。
兄ほどではないが、鍛えられた身体はウェアによって美しく描かれていた。そしてまたふたりは抱き合い身体を重ね合う。
「これで…おまえも奴隷になれたな」「はい…とても嬉しいです。わたしも早く命令されたいです…」
兄弟という関係から奴隷という仲間に変わった二人。これから先、どんな命令をされるのか。それが楽しみで興奮し勃起した性器をすり合わせていた。
-翌日
「こんにちは」「こんにちは」
和真と凪斗の二人はジムに足を運んだ。ふたりともジャージの下にあのウェアを着込んで。
「こんにちは。和真くん、うまくできた?」「はい、きちんとできました」
ふたりを迎えたのは正広だった。あいさつもそこそこに正広は凪斗に近づく。そして額を触ると和真と同じ紋章が浮かび上がった。
「うんうん、よくできたみたいだね。じゃあふたりとも今から、御主人様に挨拶に行くから着いてきて」
「「はい、かしこまりました」」
笑顔で返事をしたふたりは、正広の後ろを追って受付奥の階段を登っていった。
その後、ふたりがそれぞれの所属する野球部全員をこのジムの奴隷に仕立て上げるのは、もう少し先の話である。