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この作品は「冒色の性夢-10 学校に下半身担当と上半身担当」で、主人公が誘惑に流されてしまった場合のIFルートを描いたものです。


SSSS.GRIDMANと宝多六花と新条アカネのタグがあるのは、今回登場する女の子の外見のモデルになったからです。あくまで外見だけを参考にしているので、人格や話し方といった他の要素は取り入れてません。ご了承ください。


宝多六花と新条アカネってどんな娘たち? って方は参考までにこちらをご覧いただければ。


話の流れをわかりやすくするため、途中までは正規ルートと同じ文になっています。


それでは、ごゆるりと……。








ルール


勝利条件:

 勇者が淫夢の世界から脱出すること


敗北条件:

 射精。一度でも出したらアウト。

 射精→理性崩壊=現実世界への帰還が不可能に。


特殊条件:

 サキュバス側から勇者を能動的に射精させることは無い。

 勇者は射精したい場合、自分から女体に溺れなければならない。


 ↑勇者が作為的に女の子とキスすると、その女の子はルールの縛りから解き放たれる。勇者が女の子からのキスをわざと避けなかった場合も同様。


他に判明している情報:


・この淫夢の世界に出る女子の容姿は、勇者が見聞きした創作物のキャラクターの外見を借りた偶像である。外見だけ借りているので中身は元の創作物通りではない。


・全部で13人のキャラの誘惑をかわせば淫夢は終わる。あと4人。


・現在、勇者は『突然、体が勝手に動いて女体に溺れに行く』媚薬ガスの副作用に襲われている。治まるまで時間的にあと誘惑一回分ほどかかるらしいが……?








 ここまで、長かった。


 我ながらよく今まで生き残れたものだ。




 クイーンサキュバスの最期の手紙を読み終えて数分の休憩を挟み、いよいよ僕は白い部屋の出口ドアの前に立った。




 感慨深くなり、今までの経緯に思いを馳せる。


 一度でも射精したら理性をなくし、現実世界に帰れなくなる。そんな淫夢の世界に裸一貫で招かれてから、苦難の連続だった。


 思春期男子の僕にはあまりに刺激が強すぎる、豊満な美女からの誘惑を何度も何度もはねのけて。


 そしてついに、残りの誘惑美女があと四人という所まできた。


 四捨五入すれば十ではなくゼロになる所まできた。




 目の前のドアを開けて白い部屋から外に出たら、次は学校ステージが待っている。


 学校ステージにおける三人分の誘惑を乗り切れば、残りの誘惑美女は一人になる。


 よって次のステージはゲームで言うなら、ラスボス前のラストダンジョンに等しいということになるわけだ。




「……大丈夫だ。僕ならいける。やれる」




 不安を自信で塗り替えるべく、僕は呟いて自己暗示をこころみる。


 無根拠の自信じゃない。今までの修羅場を乗り越えた経験がある。強敵を乗り越えてきた実績がある。


 大丈夫だ。僕ならこの先の誘惑も乗り越えて、現実世界に帰ることはけして難しい話じゃない。




 自分自身に語りかけてメンタルを調律すること、数十秒の後。




「よし」




 覚悟を決めた僕は、息を止めてドアノブを回した。






 * * *






 ぷしゅううぅぅ!!






 ピンクのガスが噴出音をたてて、視界一面を染め上げる。


 ステージ開始時のお約束、媚薬ガスの洗礼だ。


 過去三度この洗礼を受けた僕はもう慣れたものだ。ドアを開ける前に息を止めたのは、このガスを直接吸わないため。




 ただ、過去三度に比べて媚薬ガスのピンク色が濃い気がする。ハダカの皮膚にしみるガスは防げないだけに、悪影響が気になる。


 とはいえ、僕のやることは変わらない。この場から媚薬ガスが晴れるまで、息を止めて待つ。


 そして、ピンクのガスが無くなり、視界が晴れてくると――




「……扉だ」


 僕の目の前には、大きな扉があった。


 左右に開くタイプの両開き扉だ。開けたら大人三人が横並びでギリギリ通れるくらいの横幅がある。塗装が所々はがれている、使い古されたシャトルドア。


 ドアの上部には、このドアの先にある部屋を表す施設名表示プレートがあって、それに書かれていた内容は、




 ――第一体育館




「やっぱり、このステージは学校と考えてよさそうだ」




 前回の誘惑美女の部屋で知った情報通りだ。


 今後、体育館の他にも、図書室や職員室や教室といった、学校ならではの部屋も見つかることだろう。


 ただし、僕の目の前にある体育館については、淫夢の世界の改変がなされた特別仕様なようだが。




「鍵穴が三つある……」




 鍵穴がドアにあるとして、普通ならその数は一つ。


 しかるに目の前の両開き扉にある三つの鍵穴は明らかに異常だ。


 大金をつんだ金庫ならまだしも、たかが学校設備にこんな厳重な、それでいて鍵なんてアナログなセキュリティを重ねる意味がわからない。


 淫夢の世界が、関与でもしていない限りは。




「これって、三つの鍵を探せってことだよな」




 この第一体育館の鍵を三つすべて揃えることで、最後の誘惑美女――ラスボスへの道が開かれると僕は見た。


 無論、僕が鍵を手に入れる過程を、敵が悠長に待つはずもなし。


 途中で誘惑美女の妨害が入るのは間違いないだろう。




「……よし」


 僕は決意を新たにした。とりあえず、やるべきことは決まった。




 後ろに振り返ると、来たときに通ったドアが無くなっていた。壁があるのみだ。


 なにもない白い部屋という安全地帯には、もう戻れない。


 もとより戻るつもりもない。この淫夢の世界に甘えは期待できない。




「行こう」




 僕は裸足の足を進めて、第一体育館の入り口を後にした。


 三つの鍵を必ず手に入れて、ここに戻るという目標を胸に。






 * * *






『ワタクシとは違う世界の出身であるあなたが淫夢に来た影響なのか、誘惑美女の力が強くなっているのよ』


『ステージ4と最終ステージの様子を見てきたら驚いたわ。気配が明らかに誘惑美女の人数分より多くあるから変だとは思ってたけど……まさか、本当に増えてるなんて』




 クイーンサキュバスが最期に残した置き手紙の情報。




 増えてる、の部分を素直に解釈すると「誘惑美女の人数が増えている」と捉えられる。


 当初、僕はその危険性をまさかと思いつつも想定していた。考えたくない可能性だが、ありえるかもしれないと。


 だけど今、僕は誘惑美女の追加を想定から外している。第一体育館の鍵穴が三つだったことが根拠だ。




 満員電車・プールサイド・ホテルと過去に突破したステージでは、慣例として三回の誘惑に耐えればステージクリアだった。


 誘惑美女三人に、鍵穴は三つ。ほら、今まで通り三つではないか。




 クイーンサキュバスが誘惑美女について「増えた」と手紙で言っていたのは、魔力が増えたとか、戦闘力が増えたとか、多分そんな感じだ。


 この学校ステージの課題は、三人の美女の誘惑に耐えつつ彼女らの鍵を奪うこと。人数そのものに変更は無いと見ていいだろう。




 第一体育館の入り口を後にして校内の探索を始めてから、僕の体感的に十分前後ほど経っていた。


 見回ってみてわかったが、校内は無人だ。静かすぎる。


 空は明るく晴れた日中なのに、生徒も教師も見当たらない。教室も職員室も机や椅子が並ぶのみで、人の形跡が無い。


 おそらくこの淫夢の世界が形作る学校では、僕と誘惑美女以外に人がいないのだろう。




「まるで勤労感謝の日みたいだな」




 現実世界にいたころ、休日と平日を間違えて学校に来て、人のいない殺風景な校舎を見たことを僕は思い出した。


 あのときは校門が閉じていて学校に入りたくても入れなかったが、今は違う。


 無人の学校を歩いていると、イケナイことをしているようで少しワクワク。




 階段をのぼって六階に上がり、廊下、教室、放送室、資料室、六階から屋上への階段と、アテもなく漠然と見回っていく。


 途中、なにかに導かれているような嫌な予感を覚えた。


 そろそろ誘惑美女と出会う頃合いなのだろうか。




「でも、根拠は無い。ただの僕の気にし過ぎ……の、はずだ」




 探索を続けるべく、僕は屋上のドアに手を伸ばす。


 扉についている窓ガラス。それにうっすらと反射する僕の姿に、




「ん?」


 僕の瞳に、異変が起きた。




 瞳の中に映っている忌々しいハートマークが、陽炎のように揺れたかと思うと、溶けるようにスーッと消えてしまった。


 媚薬ガスの副作用が継続中の証である、瞳のハートマークが消えて無くなった。




「あ、あれ? ……あれぇ」


 ホテルステージでさんざん手こずった副作用の消失に、僕はあっけにとられる。




 たしかクイーンサキュバスの最期の手紙では、副作用が切れるまであと一回分の誘惑を耐えるまでかかるとあったはず。


 体調の話だ。僕の回復力によって時間は多少ずれるだろう。それでもまさか、次の誘惑が始まる前に副作用が切れるとは!




「……ラッキーだと思おう」




 ちょっと好都合すぎて怖いが、運が味方したと素直に捉えておく。


 気分を良くしながら、でも過剰に喜んで油断しないよう気をつけつつ、僕はドアノブを回して屋上への扉を開いた。






 * * *






 扉を開けると、そこでは太陽が照りつけていた。




「まぶしっ……」




 屋内と屋外の明暗差を受け、僕は片手で目をかばう。


 どうやらこの学校の屋上は、僕のイメージする普通の屋上をそのままトレースして作ったもののようだ。


 硬いタイルが並ぶ長方形状の広場の外周を、転落防止用の高いフェンスがぐるっと囲んでいる。広場の角にはそれぞれ排水溝が設置されていて、そこに雨水が流れ落ちるよう外周にはくぼみがあった。


 後ろには僕が通った出入り口ドアのある塔屋がある。塔屋とフェンスの間の隙間は人がひとり通れそうだ。




「どれどれ?」


 僕は塔屋の後ろ側に行って、誰かいないか確認した。


 だが誰もいない。塔屋の陰に誰か隠れている、なんて事はなかった。


 ほっと一息ついて、僕が出入り口ドアの前に戻ろうとしたとき、




「おっと……誰か来た」




 何者かがドアを開くのを見て、僕は塔屋の影に隠れた。


 その人物はてくてくとフェンスまで歩いていくと、僕に気づくことなく、座ってスマートフォンをいじりだす。




「学校ステージ初めての誘惑美女……」




 遠目で見たところ、僕と同年代くらいの女子高生のようだ。


 胸の高さまで届くロングヘアーの色は黒。落ち着いた振る舞いから伺える性格の気質はクール。どこか冷めた印象を醸し出ていて、男が抱く女への妄想を無くしたような現実味がうかがえる。


 身長は僕より頭一つほど低いか。短いスカートの学生服に白いカーディガンを洒脱に着こなしている。女の武器を作為的に演出している感じのない、自然体な雰囲気が彼女から見受けられた。




「……普通の女の子だ」


 総評が僕の口から漏れた。地に足のついた、普通の女の子。




 普通、なんて表現したら彼女に失礼かもしれない。だけど、淫夢における僕の経験に照らすと、比較対象が悪すぎるのだ。


 ただでさえ今まで爆乳だの、全裸だの、ゴージャスな大人の魅力だの、極端に目の毒すぎる誘惑美女が続いていた。


 そんな極悪な前例と比べるのは酷だが、今回のクールっ娘は見ていて落ち着く。


 遠目で見る限り、無理やり僕を発情させるような強い色気が無いのだ。




 できればこのまま欲情を避けたままクールっ娘から逃げたいが、残念ながら今回のミッションは誘惑美女から鍵を奪うこと。


 もしクールっ娘が鍵を持っているなら、僕は彼女と接触しなければならない。第一体育館の鍵を手に入れ、ラスボスの部屋を開けるために。




「まぁ、彼女が鍵を持ってなかったら無駄骨になるけど……ん?」




 クールっ娘から目を離した一瞬、僕の視界の端でなにかが光った。


 出入り口ドアから十時の方向に五歩ほどの距離の場所。


 太陽光を反射する小さな銀色のなにかが、ぽつねんと床に放置されていた。




「……もしや」


 気になって、僕は銀色の小物に歩いて近づいていく。


 スマホをいじっているクールっ娘に気付かれないよう、静かに。


 抜き足・差し足・忍び足で銀色の小物にたどり着き、それを手に取ってみると、




「やっぱりだ。鍵だ」


 銀色の小物の正体は、鍵だった。


 しかも、『第一体育館 #1』と書かれたシールのおまけ付き。




 ひょっとして、クールっ娘がここに落としていったのだろうか? 彼女がスマホをいじりだす前、ここを歩き過ぎる最中に。


 なにはともあれ、ラスボス行きの鍵が労せず手に入ったことは大きい。副作用が解除されたことといい、ここ最近は運が味方している!


 と、僕が内心で喜びながら鍵を左手に握り込んだ、そのとき。






 ガシッ、ガシッ!


 むにゅうッ♡


「!!?」




 何者かに僕は背後から羽交い締めにされ、背中に二つの柔らかい感触を押し付けられた!






 * * *






 そんなバカな!


 今までにない事態を受け、僕は愕然。


 他に考えられない。信じがたいが僕は――二人目の誘惑美女から攻撃を受けている!




 実際問題、背後から僕をかき抱く小ぶりな手は間違いなく女子の手だ。背中に当たる柔らかい二つの膨らみも、背後に女の子がいることを暗に示している。


 両わきの下から手を通され、甘えるようにじゃれつかれ、僕は身動きがとりづらくなった。厄介な!




「や、やーめーろって! 離せって! 離して!」


 背後の何者かを振りほどこうと僕はもがいたが、振りほどけない。


 鍵を握る左手が使えない上、女性に乱暴するのを僕は躊躇してしまう。




 それにしても、背後からじゃれついてくる女の子はいったい何者なんだ?


 そんな疑問に答えるように、背後の何者かは僕の右頬に手をそえて、




 ぐりん! と。


「――ッ!?」


 僕は無理やり顔を左に向けられ、背後の何者かと目をあわせてしまった。


 掛け値なしの美少女が、僕を見つめていた。




「あ、ああっ……」


 間近で見る可愛らしい相貌に、思わず僕は見とれてしまう。




 クラスのアイドルという言葉を体現したような顔立ち。ボブカットの髪の下から、小悪魔じみた笑みがこちらを覗く。上着のパーカーを着崩して開いた胸元は豊満で、それを制服ごしとはいえ惜しげもなく僕に押し付けてくる。


 総じてクールっ娘とは心も体も対照的な女の子だ。


 彼女は目を閉じると、唇をすぼめ、ゆっくり僕に顔を近づけてきて――




「ッ!? だ、ダメーッ!」




 しれっとキスされそうになって、僕はあわてて巨乳っ娘から顔をそむけた!


 首を振って、僕の頬に添えられた巨乳っ娘の手をふりほどく。


 危なかった、いきなり終わる所だった!




『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』


 淫夢の世界の大原則たるこのルールは、例外として、僕の作為があるキスによって解除されてしまう。


 僕からキスした場合はもちろん、今回のような避けられるキスを避けなかった場合も同じことだ。


 ルールが解除されたら最後、リミッターの外れた女の子によって僕は力づくで手篭めにされてしまうだろう。




 避ける余裕のある遅めのキスは、食らえば終わりの一撃必殺。


 そんな危険な攻撃を、僕はかわすことに成功したわけだが。


 忘れてはいけない。今、この場には誘惑美女がもう一人いる!




 正面を向いた僕の視線の先、クールっ娘がポケットに手を入れながら立ち止まってこちらをじーっと見据えていた。




「さ、さすがにもう感づかれてたか……」




 先程までスマホをいじっていたはずのクールっ娘は、今やばっちり僕を標的として捕捉している。


 冷めた視線に嫌な予感。一体これから何をされるのだろう?


 クールっ娘と僕の距離は前方におよそ三メートル強。


 彼女はポケットの中から香水に使うような小瓶を取り出すと、中からトロリとした粘液を出し、スカートから伸びる生脚に塗り始めた。


 太もも全体にヌルついた光沢が帯びるのを確認してから、クールっ娘は上目遣いで、改めて僕をじっと見た。




「うっ!? この娘も……!」




 遠目の初見では気づけなかったが、クールっ娘も巨乳っ娘に劣らず可愛い!


 小悪魔な巨乳っ娘とは対照的な、凛として整った顔立ち。胸の大きさこそ巨乳っ娘に劣るが、均等の取れているプロポーション。


 そして一番目を引くのが脚線美だ。スカートから伸びる、張りのある太もも。豊満に肉がついた下半身のそれに自分の分身が挟まれて、抱き合いながら激しくしごかれたらどれほど気持ちいいか。




 淫らな妄想に固まる僕を、クールっ娘がじっと見ること数秒。


 立ち止まっていた彼女は、おもむろに僕に向かって歩きはじめた。


 わずかにスカートをたくしあげながら、一歩一歩ゆっくりと。怒張する僕の肉棒に太ももを近づけていく!




「く、来るな! 来るなぁ!」




 言葉とは裏腹に、本音では誘惑に身を任せてクールっ娘と抱き合いたい。


 そんな性欲を抑えつけながら、僕は逃げようとこころみる。


 だが、ダメだ。生半可なもがき方では、背後の巨乳っ娘の羽交い締めを抜け出すことはできない!




「あぁもう! やめてって! 離してくれ!」




 僕は抗議するも、当然ながら巨乳っ娘には無視される。


 彼女は背後から僕の両手を自身の両掌で掴むと、僕の腕を横に広げさせてきた。


 僕は全身でT字を描くようなポーズになってしまった。スカートをたくし上げながら近づくクールっ娘を、まるで抱きしめて歓迎するようなポーズになる。


 ゆっくり歩いてきたクールっ娘と僕の距離は、もう1メートルも無い!




「あ、ああぁっ……」




 戦慄と欲情に、僕は立ち尽くしていた。




 間違いない。クールっ娘と巨乳っ娘の狙いは3Pだ。3人同時プレイだ!


 背後から巨乳っ娘が、正面からクールっ娘が。サンドイッチするように僕を前後から抱いて、理性を粉砕する気だ!




 今やクールっ娘は、手が届く距離まで僕の近くにいる。


 巨乳っ娘は背後から両掌を伸ばして僕の両腕を掴み、僕に腕を閉じさせてクールっ娘を抱かせようとしている。


 万事休すだ。




 ただし巨乳っ娘の力は、決して弱くはないが、強くもない。


 相手が女性だからという遠慮を廃して全力で振りほどけば、この窮地を脱することはできなくなさそうだが……?




A. 二人がかりの責めをちょっとだけ味わってから逃げよう♡


B. 今すぐ逃げる!






A. 二人がかりの責めをちょっとだけ味わってから逃げよう♡






 好奇心があった。


 二人がかりの責めを味わってみたいという、性欲の打算に満ちた好奇心が。


 薄汚れた好奇心と安全を秤にかけた結果、僕は好奇心を選んでしまった。




 それに、前回までの強敵を乗り越えたことによる自信もあった。


 やばいと思ったら逃げればいい。修羅場をくぐった僕なら逃げられる。


 なまじ実績があるのがなおさらタチが悪い。甘ったれた油断に僕は流されてしまった。






 背後から巨乳っ娘が僕を抑えているスキに、正面の至近距離まで僕に近づいたクールっ娘。彼女は手始めに、




 ピタッ、と。


「ひゃっ!?」


 肉棒を指でつまんで、意外と低い体温で僕を驚かしてから本題に入った。




 スカートをたくし上げて御開帳される、香水瓶から出した粘液でヌルついた太もも。


 挟まれたら絶対に気持ちいいと断言できる快楽の花園に、クールっ娘は僕の肉棒を手でつまんで導いていく。




「あ、ああっ……♡」




 内心、こうなればいいのにと思っていた展開が叶う光景に、僕は立ち尽くす。


 クールっ娘は肉棒を股下の間に運んでから、肉棒を手放した。


 背後の巨乳っ娘の表情は僕からは見えないが、おそらくクールっ娘のされるがままな僕を嗤っているのだろう。




 クールっ娘は僕の首の後ろに手を回してきた。


 巨乳っ娘も背後から僕の両手を動かし、クールっ娘の腰に僕の掌を置かせてくる。


 長らく戦った淫夢の世界でも初体験となる三人同時プレイに、興奮する僕の目をクールっ娘はじっと見つめると。




 一瞬だけ、クスリと僕に笑いかけた。


 笑って、すぐに真顔に戻った。


 その直後。






 キュッ♡


「ッ!!♡」


 クールっ娘は太ももを閉じて、肉棒を腿肉で柔らかく締め上げると、




 ぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「!!?」


 巨乳っ娘と息を合わせて、前後から二人同時に僕を抱きしめてきた!






「あ、あうぅぅぅぅっ♡ こ、これはぁっ♡♡」


 想像を遥かに超える悦びに、僕は恍惚を抑えきれない。


 背後の巨乳っ娘に腕を操られるがまま、僕は正面のクールっ子を抱き返してしまう。






 制服越しの柔らかい体はすごく抱き心地が良い。胸板と背中に乳房がダブルでくっつく。甘い匂いが鼻口をくすぐる。


 当然、左右から太ももに締め付けられたペニスも気持ちいい。スカートに隠れて実際どうなっているか見えないのがかえって興奮する。




 背後からは巨乳っ娘が僕の背に豊満な胸を押し付けつつ、後ろから押して僕とクールっ娘の密着を深めてくる。


 前も後ろも美少女まみれだ。視覚・触覚・嗅覚の三方から感じる快楽に、僕は悦びの息を漏らしていた。




 これほどまでの事態に自ら溺れておいて、ところが僕は、「二人がかりの責めを味わってから逃げる」という初志を忘れていない。


 左手の形はグーだ。手に入れたばかりの鍵を握ったままだ。


 ラスボス行きの、第一体育館の鍵は手放さない。




「っ♡ そ、そろそろ……」




 逃げ時と判断し、僕が力いっぱいもがいて拘束から抜け出ようとする、その寸前。




 ぐいっと、首に回された手が僕の顔を引き、クールっ娘が僕に顔を近づける。


 唇をすぼめて目を閉じ、顔を赤らめながら、ゆっくりと、息のかかる距離まで少女の顔が迫り――






「ま、まずっ――!」


 避けようとしたころには、すでに一手遅く。






 んちゅううううぅぅ~~っ!! カラン。


「ん、んんん~~~~~~ッッッ♡」


 僕はクールっ娘から、貪られるような口づけを受けてしまった。






 唇同士がひとつになるような、吸い付いてくるキスの感触。


 思わず鍵を落としてしまった。キス中、金属の落ちる音が確かに聞こえた。


 背後の巨乳っ娘はキスしている僕とクールっ娘をさらに密着させようと、後ろからぐいぐい押してくる。クールっ娘は抱きしめる力を強めながら舌を出して僕の口腔をねぶってくる。二人とも追撃に余念が無かった。






「んちゅっ♡ んっ♡ んんんっ……♡ ぷはっ♡」


 唇が離れ、唾液の橋ができる艷やかな光景を僕は無視した。


 それどころじゃない。急いで確認すべきことがある。






「今のはっ!? セーフ!? アウト!?」






 避ける余地の無い、不意打ちや力づくでさせられたキスと判定されたらセーフ。


 避ける余地があるのに、僕がわざと避けなかったキスと判定されたらアウト。


 後者の場合、『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』ルールが解除され、二人の美少女の責めに歯止めが無くなってしまう。




 果たして、淫夢の世界が下した判定は?


 その問いへの答えを、二人の美少女は行動で示した。






 ぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「!!!」


 背後から僕をかき抱く巨乳っ娘の力が一気に強まった!


 今までの優しいハグから、脱出不可能の強いハグに。




 一方、正面のクールっ娘は僕の肩に自身の頭をのせると、両脚を交差させて内股の締め付けを強めてから、




 パンッ、パンッ、パンパンパンパンパン!


「!!?」


 軽い腰振りを経てから、激しく腰を振って太ももの中の肉棒をしごいてきた!






「あぁぁぁぁぁッ♡♡ ぎもぢいぃぃぃぃぃッ♡♡」


 めちゃくちゃな快感を叩きこまれ、僕は悲鳴をあげてしまう。






 ふっくらとした張りのある腿肉にペニスをじかに包まれながら、激しく腰を前後されて、気持ちよくないわけがない。内股に塗られた潤滑液のおかげで滑りの良い肌触りが、これでもかと僕を高めていた。


 しかも背後の巨乳っ娘が僕を羽交い締めにしているから、快楽の逃げ場が無い。完全にこちらの絶頂を狙った責めに、僕は我を忘れてしまう。




 もっと快楽を味わいたい。自分からも密着を深めたい。とうとう僕は自分の意志でクールっ娘を抱き返した。


 その間も、背後の巨乳っ娘のきついハグは止まらない。


 無論、クールっ娘の激しい太ももコキも緩まない。






 ぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


 パンパンパンパンパン!


「あッ♡ 出るッ♡ 出ちゃうッ♡」


 肉と肉がぶつかる音を聞きながら、僕は限界を悟る。






 前からも後ろからも女の子に抱きつかれて、前からは肉茎を包む太もも、後ろからは背中に密着するおっぱい。


 もう僕は逃げられない。気持ちよくて、逃げる気も起きない。


 正面のクールっ娘と抱き合いながら互いに腰を動かして、湧き上がる放出欲に僕は身を委ねてしまった――






 むぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


 パンパンパンパンパンパン!!


「出ちゃうッ♡ でるうぅぅぅぅぅッ♡♡♡」


 ビュクン! ドプッ、ドビュルルルルッ!






 太ももの狭間から白い精が溢れ出た。


 スカートの下、クールっ娘の脚から体液が垂れていく。


 体の震えが止まらない。柔らかい太ももに包まれながら、僕は天にも昇るような心地よさに心身を委ねていく。




「きもちいいぃッ……♡ 好きぃッ……♡」




 欲まみれのうわごとが僕の口から漏れ出た。


 クールっ娘と巨乳っ娘に前後から抱きしめられ、僕はしあわせを深く噛みしめて味わいぬいていく。


 スカートの下で張りのある太ももがペニスを締め付け続け、これでもかと僕の精を搾り取っていく。


 やがて放出の勢いが弱まり、最後の一滴まで出しきった直後、だるさを伴う疲労感が僕の全身にふりかかった。


 射精後の倦怠感だ。立っているのが辛くなり、僕は床に座りこんで――






「あれ?」






 座りこめない。


 座れない。座ろうとしても座れない。


 前後から美少女に抱きつかれているからだ。座るどころか倒れることもできない。






 んちゅっ♡


「んんっ!?♡」


 またもや、正面のクールっ娘にキスされた。






 僕は立たされた姿勢のまま、唇と唇を重ね合わされ、クールっ子の可愛い顔に視界を埋め尽くされてしまう。


 なにが起きているのか把握できない。いまいち頭が回らない。


 クールっ娘はキスしながら僕を押してきていた。押された僕はもちろん後退し、背後の巨乳っ娘も続いて後退。




 隊列が後ろに下がること数秒の後、ズンと鈍い音がした。背後の巨乳っ娘がなにかにぶつかったようだ。


 正面のクールっ娘は前進をやめ、必然的に僕の後退も止まった。




「んっ♡ ぷはっ♡ 後ろでなにが……」


 クールっ娘から唇を離し、僕は後ろに振り返る。






 * * *






 僕の後ろには、塔屋があった。


 背後の巨乳っ娘が、塔屋の壁を背にしていた。


 屋上の出入り口、最上階の突き出た部分。巨乳っ子は塔屋の壁に寄りかかることで姿勢を楽にしていた。




 彼女の表情が、僕の視界に入る。


 巨乳っ娘は口では笑っている一方、目は笑っていない。


 影に隠れた目元から光る眼光は、イタズラをたくらむ小悪魔のそれだ。


 僕は嫌な予感を感じるとともに、その予感の根拠を脳裏に浮かび上がらせる。






 もう、『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』ルールは適用されてない。


 キスしたのはクールっ娘だが、見たところ巨乳っ娘もルールの例外になっているようだ。


 二人の責めに手加減という概念は、もう望めない。


 僕は美少女二人に、やりたいほうだい犯されるしかない……!






 ヌルンッ♡


「ふあっ!?♡」






 肉棒がふたたび柔らかな弾力に挟まれ、驚いて僕は下を見た。


 移動中に太ももから抜けた肉棒を、正面のクールっ娘が挟み直したのだ。


 おまけにクールっ娘は完全に体重をこちらに預け、僕を倒さんとばかりに抱きついてきた。もっとも、背後には巨乳っ娘と塔屋の壁という支えがあるから倒される心配はないが。


 だがそれは、僕とクールっ娘がより深く密着することを意味しており――






 パンッ、パンッ、パンパンパンパンパン!


「!!?」


 さらにここで、背後の巨乳っ娘が前後への腰振りを開始する。


 僕は腰を後ろから押され、太ももに挟まれた肉棒を無理やり前後させられる!






「う、うわああぁぁぁぁぁぁっ!?♡」






 張りのある太ももにもみくちゃにされる感触に、僕は悶えた。


 後ろの巨乳っ娘が腰を前後に振って、僕の尻を前に突き出していく。すると必然的に僕の腰も前後に往復し、正面のクールっ娘の太ももで肉棒が扱かれてしまう。


 正面のクールっ娘は頬ずりしながら僕を抱きしめつつ、太ももをぎゅうぎゅうに閉じて中の肉棒を逃さないようにしていた。






 ぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


 パンパンパンパンパン!


「あああっ♡♡ ちょ、ストップ♡ ストップぅ♡」






 あまりに強すぎる快楽に僕は怖くなり、身をよじって脱出をこころみた。


 だが一度目の放精のせいか体に力が入らない。前後から抱きしめられ、すぐ僕は体勢を元通りにされる。


 そして逃げようとした罰とばかりに、背後の巨乳っ娘は腰振りのスピードを速め、太ももに溺れる肉棒への責めをさらに激化させてきた!






 パンパンパンパンパンパンパン!!


「う、うわああぁぁぁっ♡♡♡ 気持ちいいぃぃぃっ♡♡♡」


 衝動的に、僕は正面のクールっ娘をぎゅっと抱きしめた。






「いぐううぅぅぅぅぅぅぅッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 豊満な太ももの中で、亀頭から精が飛び出していく。


 美少女二人に包まれながら、僕は搾り取られる快感を味わう。






「ま、まだ出るッ♡ んちゅっ♡」


 ちゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「んんんうぅぅぅぅぅッ♡♡♡」


 ドクンドクンッ! ビュクンッ! どくどくッ!






 正面のクールっ娘にキスされながら抱きしめ合い、太ももに締めつけられながら残りの放精を行う。


 過剰な快楽に僕の体はガクガク震えている。


 どこもかしこも柔らかくていい匂いで、でたらめに気持ちいい。


 しあわせすぎる。






 その一方で、疲れによる倦怠感はどんどん酷くなっていた。立つことがつらくなって膝がブルブル笑っている。




 だけど、正面には僕の肉棒を太ももで締めつけるクールっ娘が。


 背後には後ろから押して僕を無理やり腰振りさせた巨乳っ娘が。


 僕に前後から抱きついて、体を支えて、座ることを許さない。




 気持ちいい。気持ちいいけど。


 立っているのがつらい……!




「す、少し休ませ、んむっ♡」


 ちゅ~~~ッ♡




 僕が休みを申し出るも、クールっ娘はキスして却下。




 口づけしながら、クールっ娘は僕を引き寄せて一歩だけ歩かせた。


 前に出る僕に背後の巨乳っ娘もくっついていく。背にしていた塔屋の壁から一歩だけ離れた。


 直後、クールっ娘が唇を離すのと同時に、二人の美少女はなんと密着をやめて僕から体を離した!




「なっ」




 しかし、離れたのはまたたく間。ほんの一瞬だけのこと。


 二人は軽やかな足取りで回り込んで、僕との位置関係を交代した。


 僕の正面にいたクールっ娘は背後に、背後にいた巨乳っ娘は僕の正面に。


 逃げるスキが無いまま、再び僕は前後から抱きつかれてしまう!






 ぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「はううぅぅぅぅっ♡」






 全身に絡みつく柔肌の喜悦に、僕は蕩けきってしまう。


 前までとは趣向の違う気持ちよさだった。




 背後についたクールっ娘は先ほど僕をイカせた太ももを、今度は僕の脚に絡ませて逃げづらくしてくる。


 正面についた巨乳っ娘は僕の胸板に巨乳を押し付けていた。形を変える豊満な胸の柔らかさが心地いい。




 ぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「ううぅぅぅっ……♡」




 女体のサンドイッチに魅了され、僕は無抵抗になってしまう。


 この後の美少女二人の行動にも、呆けて対応が遅れてしまう。




 まず、背後のクールっ娘は羽交い締めにする僕ごと一歩下がって壁際に戻った。


 同時進行で、巨乳っ娘は胸元の制服のボタンを開ける。


 制服の胸部分に小さな穴ができあがり、穴から胸の谷間が露出する。




 この穴あき状態の制服のまま、巨乳っ娘はかがんで膝立ちになった。


 背中で感じていた豊満な胸が、僕の肉棒の正面に位置する。


 ここで僕は淫らな妄想が湧き上がってしまった――もし、ここで巨乳っ娘が胸を前に差し出したら。


 胸元の穴から侵入して、露出している谷間の中に肉茎が入り、豊満な乳房に挟まれる祝福を味わえると……。






「……ハッ! ま、待ってッ♡ お願い、せめて少し休憩をッ♡」


 ここで僕は正気に戻り、説得をこころみるが、もう遅い。


 すでに巨乳っ娘は狙いを定めていた。屹立する肉棒を、胸で呑み込もうと。


 当然ながら彼女は僕の説得に耳を貸さず、勢いよく姿勢を前に倒して、






 ずっぷんっ♡


「!!!」


 僕の下半身は巨乳っ娘に抱きつかれ、肉棒を豊満な乳房に呑み込まれてしまった!






「ひうぅぅぅぅぅッ♡」


 溶けそうなほど柔らかな感触を味わい、僕は悶えてしまう。




 期待にたがわず、巨乳っ娘の乳内はえげつない甘美さに満ちていた。


 学校内で常用するゆえに品行方正なイメージが強い制服を、あえて着たまま淫らな行為をするという背徳感。隙間の開いた胸元に肉棒が侵入する眺めの淫猥さ。服を着ているがゆえに締めつけが強くなっている乳房の感触。


 背中に当たるのとは次元が違う快楽に共鳴し、性衝動が僕を小突く。


 思いっきり僕からも激しく腰を振って、彼女の胸の中で出したいと。






「はぁ、はぁ♡ 膝に、力が……♡」


 だけど、今の僕は疲れている。


 座らず、立ったままで何度も過剰な快楽を味わったせいで膝が笑っている。




 生まれたての子鹿みたいに震える僕の足腰では、激しく腰を振って乳内射精など、叶えられるはずもない。


 そのはずだったが――






 パンパンパンパンパンパン!!


「ふあああッ!?♡ な、なんでぇぇッ♡♡」


 僕は自分の意志とは関係なく、激しく腰を前後させはじめた!






 豊満な乳房の中で肉棒がもみくちゃにされる。二つの柔らかな膨らみにしゃぶりつかれる肉の悦びに下腹部が歓喜する。


 僕の腰は動きを絶やすことなく、前後のピストン運動を繰り返した。


 後ろから押される、外的な力によって。






「ま、まさか、君もっ♡」


 パンパンパンパンパンパン!!


「あ、あぁぁぁぁぁッ♡♡ きもちいいッ♡♡」






 誰の仕業かは明白だ。巨乳っ娘だけが担当する役割ではなかった。


 今、僕の後ろにいるのはクールっ娘だ。彼女が後ろから腰を振ることで僕を背後から押して、無理やり僕に腰振りさせているのだ。


 恐るべきは、彼女の腰振りの速さと力強さ。豊満な太ももは筋力も豊富なのか、巨乳っ娘が後ろにいたときより押す力が強い。


 僕の腰は否応なく前後運動を強要され、肉棒を巨乳っ娘の乳内に出し入れさせられる。






 パンパンパンパンパンパン!!


「うわあぁぁぁぁッ♡ 出るッ♡♡ でるうっ♡♡」


 過剰な快楽に下腹部が蕩ける。精を放出する準備が整う。


 四度目の放精はあっという間に訪れた。






「でるうううぅぅぅぅぅぅッ♡♡♡」


 ゴピュッ! ドクドクッ! ピュッ、ピュッ!






 後ろのクールっ娘に腰を押され、乳内に肉棒を密着させながら放精。


 夢見心地の僕に、前の巨乳っ娘が胸を前後させて痙攣中のペニスに追撃する。






 ズボッ! ズボッ! ズボッ! ズボッ!


「や、やめてぇッ♡ 今、敏感だからぁッ♡」


 射精直後の肉棒が乳内に強制的に出し入れさせられる。


 最後は巨乳っ娘に下半身を思いっきり抱きしめられ、トドメ。






 ズボッ! ズボッ! ……ぎゅうううううううぅぅッ!!


「ああッ♡ うわああああぁぁぁぁぁぁッ♡♡♡」


 ゴボピュッ! ビュクンビュクンッ! どくどくどくッ!






 濃厚な乳との密着に、僕は連続で乳内射精を決め込む。


 出すたびに視界が白く明滅し、頭がバカになっていく。


 そして、いよいよ血迷ったのか、僕は半ばやけくそ気味に、自発的に腰を振りはじめた。






 ズボズボズボズボズボズボズボズボッ♡


「きもちいいッ♡♡♡ きもちいいッ♡♡♡」






 制服の穴に肉棒を突き入れ、谷間の柔らかさに没頭する。


 体の疲れも、ラスボスの鍵も、現実世界への帰還も、どうでもいい。


 背後のクールっ娘に腰を振らされ、前の巨乳っ娘の乳に肉棒を突き入れ、僕からも腰を動かして乳の喜悦に沈溺して――






 ズボズボズボズボズボッ♡ ズボォッ♡♡♡


「きもひいよおおおおおおおおおッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 湧き上がる放出欲に身を任せ、またもや僕は乳内で果てた。


 豊満な乳房の中で肉棒が大歓喜している。


 白濁液が零れる間、巨乳っ娘は僕の腰に腕を巻いて強く抱きしめ、下腹部との密着をさらに深めてきた。






 ぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡


「あっ♡ 搾り取られるぅッ……♡♡♡」


 ドピュッ! ごぷッ! どくどくどくッ…… 






 巨乳っ娘の抱擁で肉茎にかかる乳圧が強まり、射精が長続きする。


 柔らかい締めつけがすごく心地いい。




 僕はしあわせものだ。胸元に空いた制服の隙間からペニスを入れて、乳房と股間を密着させながら乳内射精できるなんて。


 下腹部に密着する巨乳っ娘の責めはもとより、背後のクールっ娘も僕の腰を押してきていたのも大きい。完全に快楽の逃げ場が無かった。


 気持ちよかった。最後は僕も自発的に快楽を貪るほどに。




「しゅごすぎぃ……♡ しゅきぃ……♡」




 ろれつの回らない感想が僕の口から零れる。


 それと同時に、腰の痙攣が収まる。やっと射精の勢いが弱まりはじめた。


 巨乳っ娘の制服が僕の体液でぐずぐずに汚れている。さすがにおっぱいの中に精を出しすぎた。


 それでも、なんとなく巨乳っ娘の乳内から肉棒を抜きたくなくて、僕がぼけっと突っ立ったままでいると、






 ぐらっ。


「あうっ……?」


 突如、足元がおぼつかなくなり、僕は横に倒れはじめた。






 ぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「ううっ」




 ここでまた、前後から抱きしめられて僕は無理やり立たされる。


 背後からクールっ娘が、僕の脚にムッチリ張りのある太ももを絡ませながら。


 正面下腹部で巨乳っ子が、僕の股間にムニュッと豊満な胸を押しつけながら。






 それでも今度ばかりは、僕の昏倒を二人は止められそうにない。


 なぜなら体力以上に、どうやら精神が限界に来たようだから。


 僕は立ったまま気絶しようとしていた。意識が遠のいていくのが自分でもわかる。






 んちゅうっ♡


「んむっ♡」


 ここで突如、背後のクールっ娘が僕の首を横に向かせてキスしてきた。


 数秒もしない、短い口づけ。一瞬の密着を経てから唇が離れる。






 んちゅうっ♡


「んんっ♡」


 かと思えば、またもやキス。今度は巨乳っ娘が立って唇を重ねてきた。


 首に手を回して抱きしめつつ、数秒だけ唇を重ねてから離す。






 この後も、クールっ娘と巨乳っ娘は交互に僕に口づけした。


 どうやら僕の気絶を止められないと見て、責めの方針を変えたらしい。




 ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ 


「んっ♡ んっ♡ ……♡ ……♡ ♡」




 まるで念入りにとどめを刺すように、二人の少女は何度も僕に唇を重ねた。




 抵抗の余地は無い。もう僕にそんな気力も、意思も無い。


 脳裏に浮かび上がる考えは「気持ちいい」一辺倒のみ。


 ただただ、二人の美少女を溺愛していくだけだ。






 ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ 


「♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ……」






 僕は二人の美少女に捕らわれながら、甘すぎる余韻の中で意識を手放した。






 * * *






 蛇足。


 僕が気絶から復帰したあとの話をする。


 といっても、大した話は無い。ただただ同じことの繰り返しだ。






 クールっ娘と巨乳っ娘、タイプの違う二人の美少女に前後から抱きしめられて、肉棒を責められる。


 クールっ娘は張りのある太ももで。


 巨乳っ娘は豊満なおっぱいで。


 挟んで、こねて、もみくちゃにして、僕からこってり搾精する。




 やがて責めを受けているうちに僕の心身の限界が来ると、クールっ娘と巨乳っ娘は子守唄がわりにキスの嵐を見舞う。


 恍惚の中で気を失い、一眠りしてから僕が目を覚ますと、またもや美少女二人に抱きしめられ、搾精が始まるのだ。




 この一連の流れが何回も、何十回も、何百回も続いた。そして今も続いている。終わりが見えることは無い。






 過剰な搾精に恐怖を覚え、何回か僕は逃走を試みたことがあった。


 だが、無駄だ。前後から抱きしめる二人の美少女に元の位置に戻され、オシオキとして責めを激しくされるのがオチだ。


 後ろから腰を押されて、無理やり激しい腰振りを強いられる。




 巨乳っ娘が前にいる場合、おっぱいで肉棒を受け止められる。


 クールっ娘が前にいる場合、太ももで肉棒を締め上げられる。


 どちらにせよ快楽地獄だ。抵抗する余地は無く、逆レイプ的な官能に精を搾り取られるしかなかった。






 もし今の僕に理性が残っているなら、悔いているに違いない。


 最初のクールっ娘のキスを避けられなかったことを。


 あのキスこそが『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』ルールを解除し、二人が僕を蹂躙できるようにした敗因なのだから。




 いや、それ以前に「二人がかりの責めをちょっとだけ味わって逃げよう」なんて僕が思い上がった考えを抱いたのがいけなかった。


 淫夢の世界の誘惑美女は強敵ぞろいだ。僕のような普通の高校生が侮っていい相手など、いるはずが無いのだ。


 なのに僕は今回、相手を侮った。今まで積み上げた勝利に溺れ、相手を格下と決めつけ、油断した。






 結果、僕は誘惑に溺れ、理性を完膚なきまでに溶かされた。


 ここまで挙げた反省点を活かせる思考力はもう残っていない。


 女に溺れてメロメロの骨抜きになった僕に、淫夢の世界からの脱出が叶えられる道理は無い。






「太ももッ♡ 太もも気持ちいいぃぃぃッ♡♡♡」


 ドビュウッ! どくどくどくッ! どぴゅるるるッ!


「おっぱいッ♡ おっぱい気持ちいいぃぃぃッ♡♡♡」


 ドビュウッ! どくどくどくッ! どぴゅるるるッ!






 もはや抵抗の意思など一ミリも存在していない。


 僕はクールっ娘と巨乳っ娘の、二人の美少女に溺れ続けていく。




 いつまでも、いつまでも。


 淫らな宴は終わらない……。




◆GAME OVER

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