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この作品は「冒色の性夢-12 学校に保健室の先生と金髪眼鏡教師」で、主人公が誘惑に流されてしまった場合のIFルートを描いたものです。


ToLOVEると御門涼子とティアーユ・ルナティークのタグがあるのは、今回登場する女の子の外見のモデルになったからです。あくまで外見だけを参考にしているので、人格や話し方といった他の要素は取り入れてません。ご了承ください。


御門涼子とティアーユ・ルナティークってどんな娘たち? って方は参考までにこちらをご覧いただければ。


話の流れをわかりやすくするため、途中までは正規ルートと同じ文になっています。


それでは、ごゆるりと……。








ルール


勝利条件:

 勇者が淫夢の世界から脱出すること


敗北条件:

 射精。一度でも出したらアウト。

 射精→理性崩壊=現実世界への帰還が不可能に。


特殊条件:

 サキュバス側から勇者を能動的に射精させることは無い。

 勇者は射精したい場合、自分から女体に溺れなければならない。


 ↑勇者が作為的に女の子とキスすると、女の子はルールの縛りから解き放たれる。勇者が女の子からのキスをわざと避けなかった場合も同様。


他に判明している情報:


・この淫夢の世界に出る女子の容姿は、勇者が見聞きした創作物のキャラクターの外見を借りた偶像である。外見だけ借りているので中身は元の創作物通りではない。


・全部で13回の誘惑をかわせば淫夢は終わる。あと2回。








 前回の誘惑から体感でおよそ十分が経過した。


 足音や人影といった、何者かが近づく兆候は無い。


 どうやら男子トイレの個室は隠れ場所として正解だったようだ。おかげで僕は休憩をたっぷり取ることができた。




 以前、場当たり的に教室で休んだのとはわけが違う。


 また誘惑美女に早期発見されて連戦になるのはゴメンだったので、今回は休憩場所をちゃんと考えて選んだのだ。


 といっても、個室に鍵をかけて時間を稼げるという戦略的な理由は少なく、大部分の理由は「男子トイレなら女子は入りにくい」というただのイメージだが。




 どうあれ、結果は上々。誰にも見つからずに時間を過ごせた。


 下半身の疼きも落ち着いてきている。


 かつて激しく興奮していた僕の性欲の熱は、なんとか通常の域までクールダウンしてくれた。




「よし。そろそろ休憩は終わりにしようか」


 この淫夢の世界では居座り行為にペナルティがある。長居はできない。




 僕は便座から立ち上がり、男子トイレを歩き出た。


 ラスボスにつながる第一体育館の鍵二つを、左の手中に収めながら。


 残りの鍵はあと一つだ。






 * * *






 前々回と前回の誘惑美女は女子高生だった。


 女子高生のコスプレをした成人女性ではない。




 この淫夢の世界の誘惑美女は、僕が見聞きした創作物から女キャラの容姿を借りるゆえに、元ネタが存在する。


 その元ネタを探るべく、僕は記憶を掘り起こして前々回と前回の元ネタに思いをはせて、そして思い出した。


 前々回はロボットアニメ。前回は学園ラブコメのライトノベル。出身ジャンルは違えど、誘惑美女はみんな女子高生だったのだ。


 少なくとも学生服が似合わない外見ではなかった。




「となると、次もまた女子高生が来る連続パターンか? いや、学校縛りなら先生という線もあるか。あ、待てよ? 満員電車ステージに出たエルフや修道女の前例からして、そもそもステージの世界観と関係ない女の子が出る可能性は捨てきれないか」




 歩きながら呟きつつ、僕は考察の海を遊泳する。


 考え事をしていると性欲を忘れられてラクだ。




 この学校ステージも、手に入れるべき鍵は残り一つまで来た。


 最後の鍵がかかった次の勝負は、いうなれば準ラスボスだ。


 その次は、いよいよラスボスが待っているのだから。




 現在、僕が目指している場所は保健室だ。


 最初に校内を探索した時に行きそびれた場所である。


 狙いはポケットのある服だ。あるいは袋でも可。裸ゆえに手で持ち運ぶしかない二つの鍵の運搬手段が欲しい。




 トイレから出て階段を下り、二階から一階へ。そう長くない歩き時間の後、僕は保健室の前にたどり着いた。


 ドアノブに手を伸ばして――触れる直前で止める。




「……嫌な予感がする」


 この部屋に誘惑美女がいる。直感がそう叫んだ気がした。




 明確な根拠といえるほどのものは無い。


 強いて言うなら、十数分の休憩を取った後なら誘惑美女との遭遇がこれ以上遅れるとは考えがたい、ってくらいか。


 だが、ただの直感で片付けるには、今感じている怖気は強すぎる。




「すぅー……ふぅー。うん、とりあえず警戒はしよう」




 深呼吸して心の中に盾を構えながら、僕は戦場に入る覚悟で保健室に入った――






 * * *






 室内に入ると、適温よりやや暑めの空気が僕を迎えた。


 室内を三歩ほど歩いて、僕は周囲を見回す。


 堅苦しい内容のプリント、薬品群に医学書籍類、カラーボックスに飾られたぬいぐるみの癒やしムード。




 よくある学校の保健室だ。


 ただ残念なことに、僕の目的である鍵を運べるようなポケットつきの白衣や袋の類は見あたらない。




 備え付けのベッドは二つあるようで、それらを守るように天井のカーテンレールが領域を隔てていた。


 片方のベッドはカーテンが開いていて、誰も寝ていない。


 もう片方のベッドはカーテンが閉じていて、向こうが見えない。




 ……スゥ……スゥ……。


「ッ! 寝息が……?」




 小さな音だが、聞こえた。


 呼吸音だ。カーテンの向こうから。


 誘惑美女が一人、あるいは二人、カーテンの向こうでベッドに寝ている。

 



「聞こえた息の量からして、一人だと思うけど……」




 僕はそっと静かにカーテンを開いて、中に入った。




 予想通り、誘惑美女がベッドで眠っていた。


 ただし彼女は今まで学校ステージで会った女子高生たちとはおもむきが異なる。


 なにせ彼女は、




「……大人だ」




 僕が学校ステージで初めて出会う、成人女性だったからだ。






 * * *






 優しげな雰囲気が印象的な、眼鏡をかけた美女だ。


 落ち着きのある顔立ちに、腰まで届く金の長髪。たわわに熟れた胸が呼吸のたびに上下して艶めかしい。形の良い尻からすらりと伸びた脚の脚線はとても綺麗で、彼女がオトナの女性であることに説得力を持たせていた。


 未熟な少年がひと目見ればときめかずにはいられない、優しさとエロスが混在する雰囲気に――




「って、ん? あれ?」




 ちょっと待て、と僕はいったん判断をとどまらせた。


 雰囲気に流されかけていたが、冷静に見ると彼女の格好はおかしい。


 寝ているのに眼鏡を外していない、という点は些事として見逃すとしても、彼女の着ている服については奇っ怪すぎて見逃せない。




「なんでこの人、競泳水着を着たまま寝ているんだ!?」




 白を基調とし、ピンクの模様があるハイレグタイプの競泳水着。乳房の豊かさと太股の肉つきが隠れようもなく際立っている。湿気のある布材が強調するボディラインに、思わず僕は蠱惑的な衝動が脳裏をよぎって――




「ッ……!」


 ブンブン! と僕は首をふって邪心を払う。




 それにしても、彼女が競泳水着で寝ている理由はなんだろう。


 僕は思考を巡らせ、室内に漂う塩素の香りから仮説を立てた。


 おそらく彼女は校内プールで泳いで疲れたのだろう。加えて保健室の暖かい室温に、ベッドの存在。眠気が爆発する条件は揃っていると僕は見た。


 あるいは単に着替えるのを忘れたドジっ子か。




 名前は思い出せないが、僕は昔のラブコメ漫画に金髪眼鏡ドジっ子巨乳教師という属性てんこ盛りなキャラがいたのを思い出した。


 それにちなんで、今後彼女のことはドジっ子教師と勝手に呼ぼう。


 ……一瞬、彼女の眉がハの字を描く困り眉になった。かわいい。




「ん?」


 ドジっ子教師がわずかに寝返りを打った瞬間、ふと違和感を抱く。


 金髪の中にまぎれて、なにか光ったような。




「あっ。鍵だ……!」






 * * *






 競泳水着を着ているドジっ子教師には、ポケットが無い。


 ゆえに、彼女は服の中に鍵を隠すことができない。


 もしドジっ子教師が鍵を隠すならそれこそ服以外の、たとえばデスクの引き出しやペン立てといった、部屋の備品を使う手が考えられたが……。




「寝ているベッドのまくらの下か。ふーむ」




 掛け布団の無いベッド、その中央よりやや右側で寝るドジっ子教師。彼女の頭に隠れた、鍵の金属質な輝きを僕は見逃さなかった。


 学校ステージでの今までのパターンと同じなら、鍵を発見することは難しくないが、発見後からは大変になる。


 すなわち、ここからが本番というわけだ。




 僕は指を顎にそえて少し考える。


 どうやって鍵を手に入れようか。




 一瞬、僕もベッドに乗って鍵を取りに行くことを考えたが、すぐに選択肢から外す。そんなことはしたくない。


 誘惑美女としとねを共にすることの危険性を考えると、たとえ短時間であろうと、虎穴に潜りたくはなかった。




「となると、右側からか……」




 僕はベッドの右側に回り込んだ。


 ベッドの上に乗らないまま、寝ているドジっ子教師に手が届く距離に立つ。


 左手に今まで僕が手に入れた二つの鍵を握りしめて、僕は寝ているドジっ子教師の頭の下に右手を伸ばした。


 の、だが――




「ん? ……微妙に、手が届かないっ」




 予想と違い、いくら腕を伸ばしても右手が鍵に届かない。


 マットレスの柔らかさとドジっ子教師の頭髪のこそばゆさだけが指に伝わってきて、鍵の金属質な手応えが無い。


 部屋の構造上、邪魔な壁の出っ張りがあって、そこに肩がつっかえて最短ルートで腕を伸ばせないのだ。


 ここまででも僕に非常に厳しい状況だが、このあと更に悪化することになる。




「――え?」


 眠ったまま、ドジっ子教師も自身の頭の下を手で探ると、




「あっ! 鍵をっ」


 即座に彼女は鍵を片手に握って、あろうことか、




 ぱくっ、と。


「た、食べたあぁぁぁッ!?」


 否、咥えただけだ。


 夢の中でペロペロキャンディーでも舐めているのか、ドジっ子教師は口で鍵を咥えこんでしまったのだ!






 色仕掛け的に小物を隠すなら胸の中というのが定番だが、まさか口で咥え込むとは予想外だ。


 ドジっ子教師は鍵から手を離し、唇で鍵を挟んでいる。完全に口の中に入れていないだけまだマシだが、見ていてハラハラする。


 うっかり間違えて鍵を呑みこんでしまわないか? そう心配した僕は、悠長に構えていられなかった。




 避けたい手だったが、仕方ない。僕もベッドに乗るしかない。


 ドジっ子教師と正面から向き合って、彼女の唇から鍵を奪うのだ。


 彼女はベッドの中央より右側で寝ている。よって僕はスペースが空いている左側からベッドに乗った。




 マットレスに膝を立て、上から彼女の寝姿を見てしまう。


「うぅっ。色っぽいなあっ……!」




 同じベッドの上という状況のせいか、ドジっ子教師の躰はやたらエロく見えた。


 至近距離ゆえに寝息を肌で感じ取れてしまう。無防備に安らいだ寝顔は隣に僕がいるなんてつゆとも知らないだろう。鍵を咥える唇はみずみずしく艶めいている。


 もし僕が上から彼女にのしかかり、抱きしめながら唇を重ねたら……。




「だ、駄目だ駄目だ!」




 また肉欲に満ちた雑念を思い浮かべてしまった。


 僕が頭を抑えて目をつぶり、心を無にしようとした、ちょうどその時。




 トン、と。


「えっ」


 ふいに、誰かに右肩を軽く押された。


 体幹の踏ん張りがきかず、僕は横倒しに倒れてしまう。




 マットレスに体の側面をふわりと受け止められ、僕はドジっ子教師の寝姿を横になって見る体勢となる。


 そして横倒しになった僕の上には、




「わあっ!?」




 タイトミニに白衣を着た豊満な養護教諭が、今にも僕を性的にむしゃぶりつくそうとばかりに跨がっていた――!






 * * *






 一番来てほしくないタイミングで、もう一人の誘惑美女が来た。


 しかもドジっ子教師と同様、もう一人もオトナの色気がバツグンなタイプだ。


 保健室のベッドの上でドジっ子教師が隣にいる中、僕は自分にまたがるもう一人の女に目を奪われた。




「あ、あああっ……♡」




 軽く外側に跳ねているセミロングの茶色い髪。唇を艶めかしく舐めつつ、僕を甘い流し目で蠱惑してくる。薄い服から覗く豊かな谷間と、タイトミニから伸びる艶やかな太股が、今にも僕を官能で溺れさせようと間近に迫ってきて――




「だ、だめだあああああっ!!」




 理性を総動員し、僕は養護教諭の肩を押して距離を離す。


 こんなエロスの怪物に正面から抱きつかれたら、気が狂ってしまう!


 抱き返してキスしてまぐわって、他のことをなにもしなくなってしまう!




 鍵を咥えながら無防備に寝ているドジっ子教師には、大人の魅力がありつつもどこかドジな、性的な技巧に疎そうな隙があった。


 それに比して目の前の艶めかしすぎる養護教諭は、明らかに自分の性的ポテンシャルを利用するのに手慣れている。


 まるで普段からいたいけな男子生徒を挑発して遊んでいるかのようだ。彼女のようなセクシー先生キャラを過去にラブコメ漫画で見たような。


 とにかく、養護教諭の方は危険だ。関わるほど欲情を強いられる。




「こ、こっち来んなっ! そんなエロい目で見るなぁ……!」




 僕はマットレスを這って、寝ているドジっ子教師のそばに身を寄せた。


 養護教諭の近くにいるよりマシだと思ったがゆえの、急場しのぎ。


 まるでお化け屋敷で怯える子供が母親にすがるように、僕はドジっ子教師にすがりついてしまった。




 愚かな悪手だ。


 ドジっ子教師の方がエロくない?


 そんなはず無いのに。




「うっ。ち、近い……!」




 唇に吐息がかかるくらい、ドジっ子教師の顔が近い。


 彼女の咥えている鍵が無ければ、キスできてしまうほどに近い。


 競泳水着越しの豊かな胸は僕の胸板に擦れ、内股が描く三角の空間は僕の肉棒をツンツンつついている。




 快楽といえるほどの刺激に至っていないのが、かえってもどかしい。


 いっそのこと、一思いに抱き合えてしまえれば――


 そんな雑念が僕の脳裏によぎった時。




「ん? まぶたがわずかに開いて……薄目!?」




 ドジっ子教師は狸寝入りをしていて、実は起きていたことに僕は気づく。


 気づかれたドジっ子教師が目を見開いた、次の瞬間。






 僕は背後から養護教諭に、ドジっ子教師ごと抱きつかれた。


 ドジっ子教師も僕を間に挟んで、養護教諭を抱き返した。


 川の字に寝た状態から双方向に抱きしめられ、僕は女体に密着していない箇所がほぼ無くなってしまう。




 肉棒はドジっ子教師の太ももにむっちりと挟まれ、前後から豊かなおっぱいに上半身を這い回られながら――






 ぎゅぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


「!!!」


 二人の女体の牢獄に、僕は捕まってしまった!






「うあ、あああああああああああッ!!!」






 強烈な官能に悶える!


 どこもかしこも気持ちいい!


 大人の女の肉体の性感は悪魔的だった。




 二人の躰は全身にむっちりとした肉感があり、ひと擦りするごとに幸福感が背筋を駆けめぐる。


 空気中には二人の甘いフェロモンが漂い、僕は呼吸するだけでもガンガン欲情を強いられた。


 正面の競泳水着ドジっ子教師、背後の養護教諭、このダブル抱擁だけでも理性は凄まじい負荷を強いられる。


 だが誘惑攻撃はこれで完成形ではなく、さらに性欲を煽る続きがあった。




 すりっ……すりっ……すりっ……。


「ッ!? あうっ♡ き、気持ちいっ……!」




 前後の教師が、僕を抱きながら柔肌を擦りはじめたのだ。


 四つもの乳房が僕の背中と胸板で這い回り、生脚が上下して僕の肌に擦りつけられる。太股に挟まれた肉棒は柔らかく揉みしだかれ、股間から広がる幸福感に僕は興奮を抑えられない。




 気持ちいい。


 すごく気持ちいい。




 だが。


 イカせて、もらえない……!




「うぅ……ッ」




 もどかしい刺激に僕は体が疼く。最高潮に達するには刺激が足りない!


 この淫夢の世界の『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』ルールを、二人は寸止めによって遵守しているのだ。


 おそらく、僕がみずから二人の女に溺れない限り、これ以上の深い官能は得られないのだろう……。


 もう自分から動きたい。気持ちよくなりたい。性欲が僕の理性をむしばんでいく!




「我慢ッ……。もうっ……我慢……ッ♡」


 我慢の限界だと、僕が自ら腰を動かしかけたとき。






 ぎゅぎゅううぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♡♡


 ……ぎゅ、きゅう~ッ


「あ、え、ええっ?」






 正面から僕を抱く競泳水着のドジっ子教師が、唐突に抱きしめる力を弱めてきた。


 さらに彼女は唇に咥えた鍵をマットレスの上に落としている。緊張したその表情には、落としたことに気づいた様子は無い。


 太ももは依然として僕の肉棒をこね回しているが、その動きはどこか、ぎこちなさが見受けられる。




 すりっ……すりっ……すりっ……。


「うううっ♡ き、気持ちいのには、変わりないけどっ……」




 イキそうでイケないもどかしさを僕はこらえ続ける。


 養護教諭は後ろから耳たぶを唇で挟んだり、指で愛撫したりして僕の我慢を甘く溶かそうとしてくる。


 一方、性的な技巧に慣れていない正面のドジっ子教師は、羞恥がまさって僕の籠絡に集中しきれていないようだ。


 だが、ハの字を描く困り眉と、恥じらい赤く染まる頬は、ドジっ子教師を大人ながらたまらなく可愛くしていた。




「ッ……♡」




 穢れを知らない生娘のような、正面のドジっ子教師。


 自分の色香を武器にできる、背後の妖艶な養護教諭。


 気質の違う二人の肉感的な躰を、僕は自分から抱き返したい欲求が湧いている。




 だが、同時に僕は誘惑に勝てるチャンスも見えていた。


 ドジっ子教師がマットレスに落とした鍵を拾い、緩まったハグから抜け出せばいい。


 鍵を落としたことにドジっ子教師が気づいていない今が最大のチャンス。




 現実世界に帰るなら、性欲に溺れるわけにはいかない!




 二者択一。脱出か堕落か。


 僕の選ぶべき道は――!


A. 気持ちよくなりたい♡ キスして、腰ふって、二人の教師にずっと溺れたいッ♡


B. 誘惑に屈したりなどしない! 鍵を拾って脱出!






A. 気持ちよくなりたい♡ キスして、腰ふって、二人の教師にずっと溺れたいッ♡






 現実世界に帰るなら、性欲に溺れるわけにはいかない……?






 僕はもう、現実世界に帰りたいなんて思っていない。






 金髪・巨乳・眼鏡・競泳水着と、属性てんこ盛りなのに、色仕掛けを恥ずかしがるギャップが可愛いドジっ子教師。


 白衣の下のセクシャルな躰で僕を熱く挑発してくる、大人の色香がどストレートにエロすぎる養護教諭。




 これほどの美女二人に挟まれ、川の字になってベッドに寝て、誘惑をはねのけることなんて、無理だ。


 前後で這い回るおっぱいの柔らかさ、間近に迫る唇の息づかい、そして肉棒を挟むドジっ子教師の太ももに、僕は屈した。






 気持ちよくなりたい。


 キスして、腰パンパン振って、気持ちよくなりたい。


 自分から先生たちにがっついて、気持ちよくなりたい――!!






「うわああああああああっ!!」






 理性が性欲に負ける、崩壊の悲鳴をあげながら。


 僕はラスボス行きの鍵を捨てて、ドジっ子教師を抱きしめた!






 むぎゅううううぅぅぅ~~っ!!


「ああっ♡ す、すごいぃっ♡ ぎもぢいいッ……!!」






 常軌を逸した幸福感に、思考がピンクに染め上がる。


 漫画なら今ごろ、僕の両目はハート型になっているだろう。


 おっぱいもお尻も太股も、抱きしめるごとにムニュッと押し返してきて、僕が男であることを喜ばせてくれる。




 ふと、ドジっ子教師が恥ずかしげに顔を赤らめながら唇をすぼめて、ゆっくり僕に顔を迫らせてきた。


 キスだ。キス。キス! キスッ!!






 むぎゅうううぅぅ~~っ!!


 んちゅううううぅぅ~~っ!!


「んんん~~~~~~ッッッ♡♡」


 僕はドジっ子教師と抱き合いながら、唇を重ねあわせた。






 ドジっ子教師の恥ずかしがりな顔が視界を覆い尽くす。


 競泳水着の豊満ボディと抱き合う心地よさも凄まじい。


 互いに舌を絡めて、やわらかい唇を何度もふさいで、甘い官能に僕は興奮をたぎらせた。






 ぎゅうううぅぅ~~っ!


 んちゅっ、れろっ、くちゅっ、……ちゅぱっ。


「んんっ♡ んっ、んっ……♡ ぷはぁっ♡」






 酸素が必要になり、僕はドジっ子教師から顔を離す。


 唇から唾液の糸が垂れる光景が淫らだ。




 心なしかドジっ子教師と、後ろから僕を抱く養護教諭の艶っぽさが増したように感じる。


 僕がキスを受け入れたことで、条件達成により『女の子は僕を能動的に射精させてはならない』ルールは消えた。


 もう二人の性技を縛る枷は存在していない。これから性的な責めが激化することは間違いないだろう。




 僕は一体、どんな目に遭わされるのか。


 恐怖と、それ以上の期待を僕が胸に秘めていると、




 ごろんっ。


「――え?」




 ふいに、養護教諭が僕を後ろから抱えたまま、仰向けに寝ころがってきた。




 必然的に僕も巻き込まれ、仰向けに寝る形となる。


 背後で養護教諭は僕の体の下敷きになる。


 おっぱいは僕の頭を支えるまくらになり、お腹は僕の背中を受け止めるマットになる。




 お尻から下については養護教諭の体の上ではなく、依然としてベッドのマットレスの上だ。


 養護教諭は脚を開いてスペースを空けることで、僕の下半身が彼女の脚にぶつからないよう位置調整していた。




 視界の端に見える養護教諭の顔は微笑んでいる。


 準備完了、と言わんばかりの艷やかな流し目で。






「……えーと。一体これから、なにがはじまるの?」






 僕が問いかけると、養護教諭は正面方向を視線で差した。


 促されるまま正面を見ると、知らぬ間にベッドから降りたドジっ子教師がいる。


 彼女は改めてベッドの上に乗りなおして、正面から僕に這い寄ってきた。


 養護教諭を下敷きにしている状態の僕の、正面から。




「――ッ!」




 戦慄した。


 なにをされるか……いや、なにをされたいか。思い浮かべてしまった。




 二人が狙っているプレイは、おそらく女体の布団だ。


 敷き布団は美女。掛け布団も美女。


 上下から僕を挟む、密着度満点の肉欲布団。




 前回と前々回、このプレイを誘惑美女たちは行わなかった。硬い床やコンクリの地形では、敷き布団役にかかる負担が大きいから。


 だけど今回、敷き布団役をつとめる養護教諭の下にあるのはベッドだ。


 快楽に僕が身悶えしても、敷き布団役にかかる負担は少ない。




「……ごくり」




 淫らな悦びを予感し、僕は全身が総毛立った。


 ドジっ子教師はその予感を――いや、期待を叶えるように僕に迫る。


 ボディラインが強調された競泳水着の肢体で、まず手始めに彼女は僕を抱きしめた。




 ぎゅうううぅぅ~~っ!


「ううっ♡ 僕からもッ!」


 むぎゅうううぅぅ~~っ!!


「あううううッ♡ きもちいっ……♡」




 再び前方のドジっ子教師と抱き合い、後方の養護教諭にも抱きしめられる。


 上下で柔らかいおっぱいがムニュリと僕に密着する。


 重力の加圧により、ドジっ子教師との抱擁が前回以上に心地よく、さらに下敷きの養護教諭とも密着が濃くなっている。


 正直、今の状態だけでも達してしまえそうなほどの官能だが……。


 これはあくまで、手始め。本番はここから。




「――ッ!」




 ドジっ子教師が唇をわずかにほころばせた。


 困り眉かつ頬が火照ったままだが、唇は艷やかに微笑んでいる。


 羞恥に染まった瞳の奥にわずかな嗜虐性が垣間見えて、一瞬だけ僕がドジっ子教師に恐怖を覚えたとき。




 キュッ♡


「ふあっ!?♡」




 股間に生じた、左右から包まれる甘美な感触に僕は驚く。


 競泳水着から出た生脚の太股で、ドジっ子教師は僕の肉棒を挟み込み――






 ぱんっ、ぱんっ、パンパンパンパンパン!!


「!!!」


 重力の後押しも合わせて、ドジっ子教師は腰を振り立ててきた!






 パンパンパンパンパン!!


「あ、あぁぁぁぁぁ~~~~ッッ!!♡♡」






 常軌を逸した悦びに、僕は悲鳴をあげてしまう!


 ドジっ子教師の腰がバネみたいに激しく上下する。


 男根が太もものつけ根にムッチリ締めつけられながら擦られる。あまりの気持ちよさに、思わず僕はドジっ子教師の背中に爪を立てた。




 下にいる養護教諭は二人分の体重をうまく受け止めていて、僕の体が女体の牢獄から出ることを許さない。


 全身すべてがムチムチな柔肌と密着する。二人の美女の甘い匂いで頭がおかしくなりそうだ。






 むぎゅうううぅぅ~~っ!!


 パンパンパンパンパンパン!!


「気持ちいい♡♡ ぎもぢい♡♡ うれしいいいぃぃッ♡♡♡」






 ドジっ子教師の腰振りを受けとめる僕の腰が、少し浮いてきた。


 彼女の太ももの上下運動に、僕からも肉棒を押しつける。


 性的絶頂が近いことを暗に示す動作。僕はペニスを太股に挟まれながらイクことを欲していた。




 下からも養護教諭が僕の腰を押し上げてくる。どのみち前後から抱きしめられて逃げられないし、逃げる気もない。


 競泳水着を着たドジっ子教師の豊満な躰ときつく抱きあい、背中に爪を立てながら肉が叩きつけられる音を聞く。


 太股に挟まれた肉棒はムチムチの柔肌に激しく擦られ、僕の下腹部に莫大な多幸感が集中し――






 むぎゅうううぅぅ~~っ!!


 パンパンパンパンパンパン!!


「出るっ♡♡♡ いぐっ♡♡♡ イぐう~~ッ♡♡♡」


 僕はドジっ子教師の顔を掴み、強引に唇を奪った!






 んちゅうううううううううぅぅぅぅぅッ♡♡♡


「んんんんんんんんんぅぅぅぅーーーーッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 肉棒が太股の中で激しく痙攣する。


 人生で一番の、途方も無い多幸感。


 養護教諭の乳を枕にドジっ子教師の唇を吸いながら、遠のく自我を掴むように競泳水着の背に爪を立てる。






 ちゅうううっ♡♡♡ ちゅぱっ!


「ぷはあっ♡ きもちよかっ……」


 パンパンパンパンパンパン!!


「ま、まだっ!?♡♡ ああぁぁぁぁぁッ♡♡♡」






 キスした後も、ドジっ子教師は激しい腰振りを続けていた。


 まだ射精している最中なのに、肉棒が太股に扱かれる!


 でたらめな快感に僕は悶えて暴れるも、下にいる養護教諭に抑え込まれて快感から逃げられない。


 肉がぶつかる音が自分の出した体液で水音混じりになる。早くも次の放出欲が湧き上がり、僕は獣欲に身を委ね――






 パチュパチュパチュパチュパチュパチュ!!


「ぎもぢいい♡♡♡ いぐっ……んぐぅッ!?」


 今度はドジっ子教師が無理やり僕の唇を奪った!






 んちゅうううううううううぅぅぅぅぅッ♡♡♡


「んんんんんんんんんぅぅぅぅーーーーッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 左右の腿肉に締められながら、肉棒が嬉しさの白濁液をこぼす


 今度はドジっ子教師が攻勢にまわって口内を貪ってきた。


 太ももの中で僕が肉棒を震わせるのと全く同時に、彼女の方からディープキスされて、嬉しくないわけがない。






 ちゅうううっ♡♡♡ ちゅぱっ!


「ぷはあっ♡♡ しゅ、しゅごすぎぃッ♡♡」


 パチュパチュパチュパチュパチュパチュ!!


「あううぅぅぅぅぅーーっ♡♡♡」






 二度目のキスが終わっても、ドジっ子教師の腰振りは止まらない。


 肉棒と太ももが溶け合うと錯覚するほどの一体感。


 僕は疲れが先行して、もう自発的に腰を動かしていない。だけどドジっ子教師は腰振りを続けていて、甘い官能に終わりが見えない。




 現在、ドジっ子教師は羞恥心が薄れてきたのか、上下の腰振りから動きの硬さが消えていた。


 下からも養護教諭が無理やり僕の腰を突き上げていて、快楽の濃度が凄まじいことになっている。




 上も下も柔らかい。


 大人の女の躰、すごい。


 満たされすぎる性欲に心が歪まされていく……!






 パチュパチュパチュパチュパチュパチュ!!


 むぎゅううううううううぅぅ~~っ!!


「気持ちよすぎるううぅぅぅぅぅぅッ♡♡♡♡♡」


 僕はドジっ子教師と恋人のように唇を重ね合わせた。






 むっっっちゅうううううううううぅぅぅぅぅッ♡♡♡


「んんんん~~ッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅッッ♡♡♡♡♡






 間欠泉のように太ももの間から飛び散る、三度目の白濁。


 消えかける意識を、競泳水着の女体と抱きあって繋ぎ止める。


 僕はもはや精液どころか汗も涙もよだれも、あらゆる体液が垂れ流しになっていた。




 んちゅううっ♡ ……ちゅぱっ。


「ぷはあっ♡ あ……あ……あぁ……」




 キスを終えた後、僕はまともに言葉が喋れない。


 言語機能がうまく働いていないのだ。


 濃すぎる官能の余韻はあらゆる気力を僕から奪った。全身が脱力し、快楽を手放したくない欲求だけしか残っていない。




「うう……♡ あー……♡ うう……♡」




 意識が混濁してうわ言しか喉の奥から出ない中、僕は依存心のままにドジっ子教師を抱きしめ続けていた。


 だがドジっ子教師はそれを良しとしなかったらしく、彼女は弱々しい僕の抱擁からするりと抜け出してしまう。




「ああっ! うー!」




 体が離れるのを嫌がり、僕は両手を半端に突き出す。


 それに対し、ドジっ子教師は僕の両手を掴んで引っぱり上げ、




「ッ?」


 ぐるんと、僕の体を回して方向転換させる。




 後ろに振り返るよう誘導された僕の視線の先には、当然ながら、先ほどまで背後に居た養護教諭がいる。


 彼女はひっくり返ったカエルみたいに両手足を開いている。己の腿を艶めかしく開きつつ、豊満な胸を無防備にさらしてくる。


 あからさまな誘惑だが、今の僕の精神で抗えるはずもなし、さらにドジっ子教師が僕の背中を無理やり押してきている。




 かくして僕は、完全に無警戒に養護教諭を正面から抱きしめ、






 むぎゅうううぅぅぅぅっ♡


「あううっ♡ や、やわらかぁ♡」






 ……チクッ!


「あ痛ッ!? なにが……注射!!?」






 いかにも怪しいピンクの液体を、体内に入れられてしまったのだった。






 * * *






 ガラス容器内のピンクの液体がみるみると減っていく。


 注射筒から注射針を経由し、じかに僕の体内へ。


 養護教諭がふところから取り出した注射器が、僕の皮下に謎のピンクの液体を侵入させていく。




 ……すぽっ。


「お、終わった? いったいなにを……ッ!?」




 針が抜かれた後の注射痕を見て、僕は驚愕した。


 見えるか見えないかの赤い点。たったそれだけの小さな外傷。


 そんな僕の皮膚に残された小さな小さな痕跡から、なんとピンク色の煙が吹き出してきたのだ。




「あんた! ほ、本当に、いったいなにを僕に注射したんだ!?」




 僕が問い詰めても、養護教諭は艷やかな微笑みを返すのみ。


 今までの誘惑美女の例に違わず、淫夢の世界の女子は喋らない。




 ちなみに僕が注射器を力ずくで振り払わなかったのは、注射針が折れて体内に入るのがイヤだったからだ。


 昔、手塚治虫の漫画でそういうエピソードを読んだことがあって、読んだあと半年は注射に苦手意識を覚えたことがある。




 余談はさておき。僕の体内に入ったいかにもヤバそうなピンクの液体、それは一体どんな効果を――




 どくんっ。


「うっ! ……ううぅぅっ♡」




 強烈なむず痒さが僕の全身を支配した。


 体内にたまった鬱屈を吐き出したいという欲求。


 物足りなさにも似た衝動が湧き上がるのを感じて、僕は液体の薬効を理解し――その強力さに愕然とした!






「媚薬ッ♡♡ でもこれ、いくらなんでも強すぎッ……♡♡」






 ステージ開始時に降りかかる媚薬ガスとは、効果の質も格も違う。


 どうやら即効性に特化したタイプの媚薬みたいで、性的な衝動が無尽蔵に湧いてくる。出したばかりの肉棒はギンギンに天を仰ぎ、異性との柔らかい密着を求めてやまない。




 胸、尻、太ももに視線が行きやすくなり、性的な空想が出やすくなってしまう――そんな状態で、おあつらえむきに肉感的な美女が二人もいて、我慢などできるはずもない。






 の、だが。


 元から僕に勝ち目がないのに、ここから養護教諭とドジっ子教師は、さらにダメ押しでオーバーキルを狙ってきた。






 僕の背後のドジっ子教師は男根をそっと握ると、狙いを定めるように亀頭の角度を調整しはじめた。




「え? こ、こそばゆいな。いったいなにを……」




 とまどう僕をよそに、養護教諭は自身のスカートに手をかけ、丈を上げて艶めかしく腿を魅せてくる。


 養護教諭の下着が見え……いや、パンツを着けていない。ノーパンだ。


 子宮につながる股間の切れ目が、濡れそぼっていて淫らに輝いている。




「ッ! ま……まさか……♡」




 とんでもなく淫らな予想が浮かんで、信憑性を確かめるべく僕は下を見た。


 ドジっ子教師がつまむ僕の肉棒は、養護教諭の性器に方角が向いている。


 その光景だけで、予想が確信に至るには十分だった。






「ほ、本番……♡♡ せ、セックス……♡♡」






 あえて品のない言い方をすれば、中出しセックス。


 男女間の性行為における、原点にして到達点。


 ドジっ子教師は僕を誘導し、養護教諭は僕を誘惑し、膣内に射精させてしまおうと狙っているのだ。




 さすがに準ラスボスの主力なだけあって、誘惑の手際も豪快というかなんというか。






「って、感心している場合じゃない! だ、だめだ! それだけは!」


 理性と危機感を総動員して、僕は全力で思いとどまろうとした。






 もしこのまま誘惑に流されて養護教諭とまぐわってしまったら、我を忘れるどころの話ではすまなくなる。


 理性のみならず、性欲以外の、人を人たらしめるもの全部が壊れて、虫にも劣る存在になりさがってしまう。


 そんな破滅的な予感が恐怖を駆り立てたおかげで、一瞬だけ、僕は理性が性欲を上回ることができた。






 しかし……所詮は、一瞬だけの夢だった。


「ああっ……でも……♡ セックス……♡」






 ひとたび女に溺れる甘美な味を知った僕は、もう一度それを得られる機会を捨てることができない。


 媚薬の効果もあいまって、魂に刻まれた官能のシアワセが、堕落以外の道を選ぶことを許さない。


 後ろから僕を誘導するドジっ子教師のされるがままになり、僕は艶めかしく挑発する養護教諭の間近に迫ってしまう。


 寝ている彼女の上に、覆いかぶさってしまう。




「セックス……♡ セックスッ……♡♡」




 呪詛のように性行為の単語を繰り返す僕の表情は、おぞましいほどにだらしなく蕩けきっていることだろう。


 そんな醜態をさらす僕に養護教諭は微笑みながら腕を伸ばして、僕の両肩にやさしく指をはわせてくる。


 背後のドジっ子教師は依然として僕の肉棒をつまんでいて、養護教諭の膣口に亀頭の向きを調整して。




 ちょん、と。


 肉棒の先端が、養護教諭の膣口に触れた。




「――!」




 あと少しでも腰を前に出せば、ペニスを腟内に入れられる。


 セックスできる。


 セックス、セックスセックスセックス――!!






「セックスううぅぅ――ッ♡♡♡」


 僕はみずから腰を前に出し、養護教諭に抱きついた!






 じゅぷんっっっっ♡♡♡


 むぎゅうううぅぅぅぅっ♡♡♡


「う、うああぁぁぁ~~~~~~ッ!!♡♡♡」






 常軌を逸した官能に、視界が白く明滅する!


 ドジっ子教師に搾られていなかったら、今ごろ僕は暴発していた。




 養護教諭の肉壷は柔らかくて、濡れそぼっていて、暖かくて、度し難い性感にあふれていた。


 ヒダのある濡れた膣壁が肉棒全体を咀嚼して、締めつけたっぷりに僕の精を搾り取ろうとしてくる。


 端的に言って、入れただけでもすごく気持ちいい。となると、腰を動かしたらどれほどの快楽を貪れるのか……?




 思い浮かんでしまったら、実行するのはあっという間だ。


 抱き返してくる養護教諭に身を預け、僕は腰を上下させた!






 むぎゅうううぅぅぅぅっ♡♡♡


 ぱちゅっ、ぱちゅっ、パンパンパンパンパンパン!!


「あぎっ♡♡ すごすぎっ♡ もっと、もっとおおぉッ♡♡♡」






 蕩けるような快感が、自制心を秒殺する。


 腰を叩きつけると濡れた膣壁が柔らかく僕を歓迎し、腰が離れるとうねる膣肉が男根に吸い付いてくる。


 豊満な乳房が僕の胸板でムニムニ潰れて心地いい。


 おまけに養護教諭は僕の腰に脚を巻きつけているから、密着が深く、快楽の逃げ場が無かった。






 むぎゅうううぅぅぅぅっ♡♡♡


 パンパンパンパンパンパン!!


「うれじいいぃぃぃっ♡♡♡ イグ♡♡♡ イグゥッ♡♡♡」






 またたく間に僕は追い詰められた。


 肉棒の多幸感が極まってくる。




 女性的な凹凸に富んだ豊満な躰と抱きしめ合い。


 何度も腰を振って、膣内に肉棒を溺れさせる。


 果てる直前、僕はみずから養護教諭に顔を近づけて――






 むぎゅうううううう~~っ♡♡♡


 パンパンパンパンパンパン!!


「き、キスしてえっ♡♡♡ んぐちゅっ!?♡♡♡」


 望み通りに唇を奪われて、とどめ。






 ぶっちゅうううううぅぅ~~ッ♡♡♡


「んんんんんんんんーーッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 失神しそうなほどの官能の中で、膣内射精。


 養護教諭を力いっぱい抱きしめて、飛びかける意識を保つ。




 抱き合うあいだ、キスのあいだ、腰を上下に振っているあいだ、熱い官能に貪られて、ケタ外れに気持ちよかった。


 性的絶頂の衝撃で僕の体は激しく痙攣している。


 ただ、僕の肉棒は養護教諭の膣内でまだ硬いままだ。




「はぁ、はぁ♡ イキたりない♡ でも、疲れて……」




 射精欲が残る一方、筋持久力は限界にきている。


 激しく腰を動かせるほどの余力は今の僕には無い。


 養護教諭の膣内に肉棒を収めたまま、僕は彼女と抱き合った状態でじっと休むことを望んだ。




 目を閉じ、意識を眠りに委ねていく。


 ……ところが。






 ぐいっ!


「はうっ!?」






 突如、後ろから抱きかかえられて、僕は眠るどころじゃなくなる。


 驚き、なにごとかと振り返ると、そこには顔をしかめたドジっ子教師が。


 先ほどまで養護教諭の膣に夢中だった僕は、この保健室に誘惑美女が二人いることを忘れていたのだ。


 しかも――




「え、ちょ。怒ってる? 怒ってる!?」




 ドジっ子教師は赤面しながらも、眉間にしわを寄せて口を曲げていた。機嫌のいい人間の顔つきではない。


 温厚そうな彼女といえども、存在を忘れられることは屈辱だったようだ。ドジっ子教師は明らかに怒っていた。


 彼女は脱力した僕を背後から抱えると、養護教諭と上から挟むようにして僕にのしかかり――






 ぐにゅんっ♡


「はうっ♡ ちょ、待って♡ 勝手に動かさないでッ……」






 後ろから腰を押され、一度、僕は膣内への腰振りを強要させられると。






 くちゅっ♡ くちゅっ♡ ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!


「ああっ♡ ダメッ♡ あひいいぃぃーーーーーッ!?♡♡♡」


 そのまま何度も腰を動かされ、ピストン運動のループに呑まれてしまう!






 男が上から仰向けの女に覆いかぶさって膣内射精を狙う、俗に「種付けプレス」と呼ばれる、本来なら男が女を犯す体位。


 だけど今の僕は、明らかに犯される側だろう。背後からドジっ子教師に無理やり押されて、養護教諭との交わりを強制されているのだから。




 自分の意志も疲労も関係なく、何度も腰振りをさせられる。


 ムチムチの女体に上下から挟まれて、逃げられない。






 むぎゅうううううう~~ッ♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!


「ぎもぢいいいぃぃッ♡♡♡ とめてええぇぇーーッ♡♡♡」






 柔らかい天国の過剰な悦びに、僕は悶えていた。


 助けを求めるが、怒っているドジっ子教師はもちろん、養護教諭も応じない。


 強要されているとはいえ、僕はレイプしているというのに、受け手の養護教諭に嫌がるそぶりが少しも見られない。


 それどころか、快楽に呑まれる僕を見て楽しんでいる節すらある。


 妖艶に微笑みながら、養護教諭は懐からなにか取り出して――






「――えっ」






 体温計によく似た、小さな棒状の機器だった。


 だが体温を表示する液晶は無い。代わりに長方形と丸の二つの小窓がある。


 丸い小窓のほうは無地でなにも描かれていない。


 長方形の小窓には、小さなひらがなで次のように描かれていた――






【き・け・ん・び♡】


「ッ!!!」






 視認からの刹那、僕の中で思考がめまぐるしく回転する。




 危険日? つまり、彼女に中出ししたら妊娠する? きもちいい♡


 もう既に一度、出しちゃった。二度も三度も同じ。 きもちいい♡


 ここは夢の中。この世界ならなにをしても構わない。 きもちいい♡




 中出しきもちいい♡ 子作りきもちいい♡


 もっと気持ちよくなりたい♡♡




 背徳的な危険日中出しセックス、しちゃいたい――!!♡♡♡






「うわあああああああああッ♡♡♡♡♡」


 むぎゅうううううう~~ッ♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!!


「孕めッ♡♡♡ はらめ、はらめええええぇぇッ♡♡♡」






 養護教諭と抱き合いながら、僕はピストン運動を激化させた。


 上から押してくるドジっ子教師の力に、僕自身の獣欲が上乗せされる!




 膣内で柔らかい感触が僕の肉棒の先にぶつかっている。養護教諭の子宮に、僕の肉棒がノックしているのだ。


 上下から豊満な肢体に挟まれ、ケダモノのように交わる多幸感。もはや僕の中に抵抗の意思などチリひとつも残っていない。


 ドジっ子教師にされるがままに、僕自身の獣欲のままに、養護教諭の柔らかい躰と抱き合いながら僕は――






 むぎゅうううううう~~っ♡♡♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!!


「いぐっ♡♡♡ キスっ♡♡♡ んぐちゅっ!?♡♡♡」


 唇を奪われながら、僕は達した。






 ぶっちゅうううううぅぅ~~ッ♡♡♡


「んんんんーーッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 養護教諭と唇を重ね合わせながら、子宮に精を放出。


 体を震わせながら女体を抱きしめ、下半身同士を密着させる。


 疲労を無視して腰をふったせいで意識が混濁してきているが、媚薬のせいか、まだ僕は満足していない。






「もっと、もっとおおおおおぉぉッ♡♡♡♡♡」


 むぎゅうううううう~~ッ♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!!


「孕めッ♡♡♡ 孕めッ♡♡♡ はらめ、はらめえッ♡♡♡」






 上下から女体に閉じ込められ、みずからも望んで、子作りに励む。


 僕は疑いようもなくセックス中毒者に成り果てていた。


 ドジっ子教師と養護教諭の豊満な肢体の官能は、僕を人間から、性欲を満たすだけの畜生に堕とした。




 人間以下の存在に退化した自覚はある。


 しかしそれでも、僕は幸福を感じていた。


 引き換えに今後、いつまでも永遠に、二人の美女とまぐわうことができるのだから。






 むぎゅうううううう~~っ♡♡♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!!


「また出るっ♡♡♡ ちゅーを、んぐちゅっ!?♡♡♡」




 ぶっちゅうううううぅぅ~~ッ♡♡♡


「んぐうううーーッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






「ぶはあぁっ♡ もっと、出したい♡ 出したいッ♡♡♡」


 むぎゅうううううう~~ッ♡


 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!!!


「いぐうッ♡♡♡♡♡」


 ぶっちゅうううううぅぅ~~ッ♡♡♡


「んむんんんーーッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 * * *






 その後の顛末について語ろう。




 養護教諭にこってりと膣内で搾られた後、僕は体力が限界にきて、気絶してしまった。


 そのあと意識を取り戻すと、養護教諭が背後から僕を押してきて、今度はドジっ子教師と膣内射精セックスを行う流れとなった。




 養護教諭がドジっ子教師より色事に長けているという僕の見立ては正しかった。実際、後者は前者のマネばかりしていた。


 上達のために初心者が上級者をマネるのは、よくある話だ。




 養護教諭が中出しセックスを行えば、ドジっ子教師も後に続く。


 養護教諭がパイズリするなら、ドジっ子教師もそれにならう。


 唯一の例外は最初にドジっ子教師が行った太もも素股で、あれはおそらく事前に養護教諭が彼女に教えたのだろう。




 ちなみに現在、僕がなにをしているかというと。


 背後から養護教諭の巨乳を揉みしだきながら、男根を太ももに挟んでもらって腰振りを行っていた。






 もみもみもみもみもみもみ、もみゅんっ!!


 パンパンパンパンパンパン、パァンッ!!


「ぎぼぢいいいぃぃッ♡ でるッ♡♡♡ でるうううぅぅぅッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 養護教諭にしがみつきながら、絶頂の幸福に身を委ねる。


 みっちり閉じた美脚から僕の白濁が溢れていく。


 両手で揉みしだくおっぱいの柔らかさを堪能しながら、快楽の満足感に僕は打ち震えた。




「きもちいいッ……♡ 好きいぃッ……♡」




 涎をたらした間抜け面を晒しながら僕が射精を終えると、ドジっ子教師が養護教諭と立ち位置を交換する。


 ドジっ子教師も背後から僕にたわわな乳房を揉みしだかせて、太腿に肉棒をみっちり挟みこむのだ。


 今のように、養護教諭が僕と一緒にしたことをお手本にして、ドジっ子教師も次々と同じプレイを敢行した。


 飽きることは無い。むしろ、養護教諭とのプレイがいい予告編になって、ドジっ子教師も同じことをしてくれると期待が持てる。






 もみもみもみもみもみもみ!!


 パンパンパンパンパンパン!!


「きもちいいいいいぃぃぃッ♡♡♡ 気もちいいよおッ♡♡♡」






 激しく乳を揉みしだきながら、腰振りを繰り返す。


 媚薬の効果が続いているのか、性欲が止まらない。


 元気なときはもちろん、スタミナ切れで疲れて動けないときも、肉棒は四六時中ずっと勃起していた。




 透明な汁が肉棒からしたたる、快楽が欲しくてやまない状態。


 そんな中で望み通りに美女を貪れるというシアワセ。


 思うがままに、ぜいたくに、柔肌をねぶり、揉みしだき。力いっぱい腰をふって、必然的に僕は――





 もみもみもみもみもみもみ、もみゅんっ!!


 パンパンパンパンパンパン、パァンッ!!


「でるっ♡♡♡ でるうううぅぅぅッ♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!






 またしても絶頂に至る。もう何度目になるかわからない。


 太腿に閉じ込められた肉棒から大量の精液がほとばしる。


 ドジっ子教師の柔らかいおっぱいを揉みこみながら、放出が終わるまで僕は快楽の余韻に浸った。




 この後もドジっ子教師とまぐわったら、つぎは養護教諭。


 養護教諭とひとしきりまぐわったら、次はドジっ子教師。


 体の芯から無限に湧いて出てくるムラムラを、僕は好きなだけ二人の美女にぶつけ続けた。




 ぶつけて、ぶつけて、ぶつけて。それでも性欲が収まらない。


 いつしか僕はスタミナ切れによる気絶が起きなくなった。


 飽きも眠気も、空腹も、便意も尿意も、喉の渇きも。


 性的快楽に邪魔な要素が次々と体から消えていった。




 やがて僕は、まっとうな人と呼べる存在から完全に逸脱した。


 養護教諭とドジっ子教師の躰に溺れるだけの存在と成り果てたのだ。


 二十四時間、永遠に快楽を貪るだけの日々。


 当然、そんな生活に理性が介在する余地など無い。




 僕が現実世界に帰れる可能性は、今や絶無だ。




 僕は性的快楽のみで構成される永遠の幸せと引き換えに、人ならざるものに成り果ててしまった――。






 * * *






 余談。




 これは後で養護教諭が保健の教科書を持ち出して教えてくれたことだ。




 僕の理性にトドメを刺した、【き・け・ん・び♡】と記された、体温計によく似ている小さな棒状の機器。


 保健の教科書にあれと瓜二つの機器の写真があって、あれがなんなのかを僕は知った。


 


 あれは妊娠検査薬だ。


 間違えた、訂正する。


 妊娠検査薬を巧妙にかたどっただけの模造品だ。




 大体、医療機器は【き・け・ん・び♡】なんて俗っぽい文字表現なんかしない。本物の妊娠検査薬の判定表記は線が表示されるだけの地味なものだ。


 僕はその事をつゆ知らず、養護教諭が見せた危険日メッセージにまんまと心を囚われ、盛大に自滅したというわけだ。


 ……いや、その時にはすでにドジっ子教師に手を出していたから、今更か。




 そもそも、妊娠検査薬は妊娠しているかどうかを判定するものであって、妊娠の前段階――危険日を判定するものではない。


 と思いきや、妊娠検査薬と形状が似た医療機器に「排卵日予測検査薬」というものもあって、こちらは危険日を判定できるらしい。


 妊娠検査薬との違いは、確認するホルモンの種類が違うそうだ。






 さて。


 養護教諭が僕にしてくれたこの種明かしをもって、僕の知識を得るという学習の喜びは最後になった。


 これから僕は養護教諭とドジっ子教師の豊満な躰に、永久に溺れ続ける退廃的な生活を送るのだ。


 肉欲を満たせる手練手管を除いて、僕が知識を得られる機会はもう二度と訪れることは無い。




 しかし、僕の心の中には微塵の後悔も無かった。


 引き換えに得られる官能の幸福が、とてつもなく気持ちいいのだから……♡♡♡


◆GAME OVER

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