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 このページでは「こうして俺は追う恋より追われる恋に陥落した」の全内容を常に公開しています。


 このページの公開日から一週間後、pixivにおける同作品は一部分を削って体験版にする予定となっております。


 彼女、お借りしますと更科瑠夏のタグがあるのは、今回の二次創作の題材としたからです。あくまで外見だけを参考にしている、というわけではなく、人格や話し方といった他の要素も取り入れようと頑張ってみました。


 ……ちなみに、ヒロインのセリフ付き二次創作は今回が私の初挑戦です。😅


 更科瑠夏ってどんな娘? って方は参考までにこちらをご覧いただければ。


 それでは、ごゆっくりお楽しみください。








シチュ概要


 アニメ2期の16話「夜と彼女 -バンカノ-」のIF。


 和也が自室で瑠夏ちゃんとなし崩し的にお泊り。


 本編で主人公の和也は瑠夏ちゃんの猛烈アタックで理性のライフがゼロになることを危惧し、事前に風呂場でチョメチョメしましたが。


 もしそれをしなかったら? のルート。




本文








 寝苦しい。


 背中にかかる硬い床の感触が、普段どおりの安眠を許してくれない。




 俺は、木下和也は、ただの平凡な大学生は、アパートの自室で、床にごろ寝して夜の睡眠をやり過ごそうとしていた。


 一応、申し訳程度に床にタオルを敷いて、掛け布団代わりに毛布も巻いているが、どれもいつも自分が寝ているベッドの代わりとしては不足だ。


 いつも通りのベッドに比べて、柔らかさと心地よさがまったく足りない。




 だが、今の俺はいつも通りのベッドで寝るわけにはいかない。したいのは山々だけど、してはいけない理由がある。


 ベッドには先客がいるのだ。


 俺はその先客にベッドを譲った。




 この相手がもし男だったら、それこそ悪友の木部や栗林とかなら、譲ることなく俺は自分のベッドを独占しただろう。


 問題は、ベッドにいるのは女だということ。しかも美女。






「すぅ……すぅ……ん……」


 瑠夏ちゃんが、俺のベッドで寝息を立てている……!






 更科瑠夏。瑠夏ちゃん。年下の、俺の彼女だ。


 違う! 表現に語弊がある! 仮の! あくまでお試しの彼女だ!


 やましく聞こえるかもしれないが、俺から希望したんじゃないぞ!? 瑠夏ちゃんのほうから望んで、俺は状況的に断れなくて!




 で、仮とはいえ、瑠夏ちゃんは俺の彼女ポジを掻っ攫った、嵐のような熱意の女の子なんだ。




「……俺、誰に言い訳しているんだろう」




 ぼそりと俺は苦笑した。耳に返るのは外の台風の雨音だけで、ちょっと虚しい。


 男女で恋人同士なら、一緒のベッドに入るのは自然なこと。だけどそれはあくまで、本物の恋人同士ならの話だ。


 俺と瑠夏ちゃんは本物の恋人じゃない。それどころか、俺は他に想い人がいる。




 水原千鶴。隣人。レンタル彼女から始まった、俺の好きな女性。


 彼女への恋心が、俺に瑠夏ちゃんと同衾することを禁じている。




 俺が好きな人はあくまで水原だ。彼女への想いを抱えたまま、流されてヤルようなことをするわけにはいかない。


 レンタルから始まった赤い糸だけど、俺はそれを切りたくない。この淡い想いが、肉欲を抑える防波堤となっている。




 ……ただ、瑠夏ちゃんが俺にとってなんの色気の無い、まだまだ未成年の子供でしかないのかと言われると、それは絶対にノーだ。




 少し前の、雨に濡れたときの瑠夏ちゃんを思い出す。


 小動物みたいな可愛い面差しで、だけど細身な割に胸は大きくて、すらりと伸びる生脚はスカートと相性抜群だ。それが雨に濡れて、服が透けて少し下着が見えて、水も滴るいい女という言葉を絵に描いた瑠夏ちゃんのあの姿はめちゃくちゃエロ可愛かった。


 性格だって優しいし、気づかいができるし、振る舞ってくれた手料理のすっぽんカレーも美味しかったし。……ちょっとアタックが強引だと感じる時もあるけど、それだけ慕われている証拠でもあると考えると、悪い気はしない。


 容姿も人格も俺にはもったいないくらい魅力的で、こんな可愛すぎる女の子が俺のことを慕ってくれているなんて。




「今思っても、ほんとに凄いことだよなぁ……」




 ごろんと、寝返りを打って横になり、悶々と考え込む。




 愛情には色々あるけど、瑠夏ちゃんが俺にぶつけてくる愛は、今まで俺が受け取った他の誰の愛とも違う。




 例えば親父や母さん、ばあちゃんが俺にくれる愛は家族愛。


 水原のレンカノとしての愛は、ビジネスモードの入った仮面つきの愛。




 一方、瑠夏ちゃんが与えてくる愛情は、「大好き」とか「愛している」とかを、心の芯にズシンと伝えてくる、真っ向勝負の愛。




 本物の、女が男を愛するという愛。


 まさしく俺が水原に求めている、恋の延長線上にある愛。




「……あははは……俺、ホントにクズだなぁ」




 自虐と、瑠夏ちゃんへの申し訳なさで泣きそうになる。


 仮にも自分の家に彼女を泊めておいて、あろうことか彼女でない他の女のことで思い悩むなんて。




 こっちは与えられる一方なのに、俺の本命は水原だから、瑠夏ちゃんがなにより欲しがっているものを俺は返せない。


 俺が瑠夏ちゃんを無碍にできないのは、水原に付き合えと言われたのもあるけど、片想い同士として共感する部分があるのも大きいのかもしれない。




 いろいろと我慢させてしまって、申し訳なくて、胸がズキズキ痛む。


 片想いの辛さがわかる分、余計に――






「ん?」


 そのとき、チョン、と。


 なにかの感触が、背中をかすめた。






 * * *






 風、だろうか? それとも衣服が擦れた?


 今しがた、背中に触れた謎の感触。俺はそれを偶然で片付けようとして――






 すりすり……さわさわ……


「ッ!」


 ――しかし、偶然なんかじゃないとすぐに思い知らされる。


 背中に加えて、右肩も触られる。服越しに、確かな感触で。


 風などでは断じてあり得ない、しっとりと密着して擦る、柔らかくて温かみのある、女子の手のひらの感触。






「…………和也…君……?」


「~~~~~~ッ!!?」


 なにやってんの、瑠夏ちゃん~~~~!?






 間違いない。横になって寝る俺の背中側、真後ろに瑠夏ちゃんがいる。存在感を肌で感じる。


 添い寝。夜這い。寝込みを襲われる。そんな淫らな表現が脳内でグルグルして、瑠夏ちゃんと点と点で繋がる。


 後ろにある妖艶な気配に、抱きつきたくてたまらない。そんな衝動を俺は歯を食いしばって必死に耐えていた。




「和也君……聞いてる……?」




 瑠夏ちゃんの左腕が、後ろから、俺の腹部に回される。


 片腕で軽く抱きつかれる。甘い吐息が首筋にかかる。


 脳裏によぎる妄想。濡れた瞳と見つめ合って、正面から抱き合いながら獣のように唇を貪り合う。


 淫らな喘ぎ声が、柔らかな肢体が、今振り向けばすべて手に入る――そんな本能の叫びを、俺は理性を総動員して拒んだ!


 ダメだ、俺が好きなのは水原だ!




「覚えてますか? ホテルで言ったこと」




 必死に我慢する俺の鼓膜を、瑠夏ちゃんの囁きが絡め取る。


 唇から届く声色までも艶めかしくて、思考が溶けそうで。




 ――私は、覚悟できてますから!


 それでも否応なく脳裏によぎる、あのとき瑠夏ちゃんがホテルで言ったこと。




 覚悟はできている。


 つまり、瑠夏ちゃんはOK。


 あとは、俺が頷いてさえしまえば。




「分かってるんです。あんなこと言ったって、私には和也君の求める魅力はないんだって」




 耳元に届く瑠夏ちゃんの声は、震えていた。


 自信なさげに。悲しみの感情が声色に見え隠れしていて。




「千鶴さんみたいに大人の女じゃないし。たぶん色気もないから、きっと和也君には、ガキが背伸びしてるようにしか見えなくて……」




 それだけは絶対に違う!


 色気がない? とんでもない!


 真後ろの艶めかしすぎる存在が俺を好いてくれている事実に、俺がどれほど嬉しさを覚えて、それをこらえるのに苦心しているか!




「~~~~……ッ、くっ!」


 俺は振り返って、背後の瑠夏ちゃんを床に組み伏せた!




「あっ……えっ?」


 戸惑いを見せる瑠夏ちゃんに、俺は向かい合う。


 視線を合わせる……ことは恥ずかしすぎてできない。




「魅力が、ないわけねぇじゃん!」




 思いの丈をぶつける。




「俺、めちゃくちゃヤリたいと思ってるよ。瑠夏ちゃん、めちゃめちゃかわいいし。今こうしてる間だって爆発寸前で……あの……………………」






 途中で、俺は言葉を詰まらせてしまった。


 このあとに続けるはずだった、瑠夏ちゃんを傷つけないようにやんわりと断るはずの言葉が、喉を通らない。




 頭がピンクの靄で埋め尽くされて、単語が脳内に出て来ない。


 だって、間近で見る瑠夏ちゃんが、あまりにも魅惑的すぎて。




 夜に輝く潤んだ瞳は吸い寄せられるように綺麗で、唇は艷があってキスしたらとても柔らかそうで。


 顔から目をそらしても、首の鎖骨、ふっくらした胸、張りのある柔肌がどうしても目について、もう理性が限界に来ていて。




 動けない。なにも言えない。身じろぎ一つするだけで、即座に俺の方から瑠夏ちゃんに溺れてしまいそうな、そんな予感があった。




 だったら動かない。なにかしたら瑠夏ちゃんに溺れるのならば、なにもしない。


 それが、俺が水原への想いを守る、せめてもの抵抗だった。




 だけど、俺から動かなくても、瑠夏ちゃんの方から近寄ってくるのなら同じことで。




「……和也、く、ん…………♡」


「~~~~~ッ……!!」




 瑠夏ちゃんが、俺の首の後ろに手を回してくる。


 ゆっくりと俺の顔を引き寄せて、唇同士の距離を縮めてくる。




 拒めない。抗えない。覚悟の準備が足りていない。


 瑠夏ちゃんが可愛すぎる。このまま溺れたくてたまらない。




 息のかかる至近まで唇が近づいた時点で、瑠夏ちゃんは目を閉じた。


 口をすぼめて、目を閉じた状態のまま、






「「んっ――♡」」


 唇を、俺は瑠夏ちゃんに奪われてしまった。






 * * *






 柔らかくてしっとりとした吸い付きが、唇に密着する。


 今までで一番近い距離に、瑠夏ちゃんの存在を感じる。


 一応、俺が瑠夏ちゃんを押し倒している構図だったのに、首の後ろを瑠夏ちゃんの手に回され、顔を引き寄せられてのキス。




 柔らかい温かみが唇に吸い付いて離さない、心地いい感触がしばらく続いた後。




「――ぷぁっ♡」




 瑠夏ちゃんが俺の顔を掴んで、俺を唇から開放した。


 頬を赤く上気させながら、俺を潤んだ目で見つめてくる。唇の色艶が、心なしか増したように見える。


 ヤバすぎる……めちゃくちゃ、エロい。可愛い。


 いや、そんなこと考えている場合じゃない! 駄目だ! 俺は水原が好きなのに――






「和也君も、我慢できないんですか?」


「――あ」


 瑠夏ちゃんが、俺の内心の図星を、これ以上ないほど的確に刺した。






 今の俺にとって、間近で見る瑠夏ちゃんは、彼女のまなざしは、潤んだ唇は、あまりにも艶めかしすぎた。


 ああ、また来る。


 瑠夏ちゃんが目をつむって、唇をすぼめて、俺の顔を引き寄せてくる――!




「ん~っ……♡♡♡」






 んちゅううううううううっっ♡♡♡


「「んむ、ん~~~~~~っ♡♡♡♡♡」」






 唇が重なる。柔らかい感触が嬉しすぎる。


 俺は抗えなかった。いや、抗わなかった。


 瑠夏ちゃんを床に押し倒した状態から、彼女にされるがままに顔を引き寄せられ、吸い込まれるように唇と唇を重ねられる。


 首の後ろから背中に瑠夏ちゃんの両腕が移動して、キスしながらギュッと抱きつかれ、唇だけでなく全身も瑠夏ちゃんに密着される。


 柔らかい! 瑠夏ちゃんの躰、気持ちいい!


 理性が消える! 抑えられない! 自分から溺れたい~!!






「ぷはっ♡♡♡♡♡ 和也くん♡♡♡♡♡ もっと、もっとっ♡♡♡♡♡」


「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん~~~~っ!♡♡♡♡♡」






 三度目のキスで、とうとう俺は自分からも堕ちてしまった。






 んむっちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡


 ぎゅぎゅぎゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡


「「んんんんんん~~~~~~っ♡♡♡♡♡」」






 お互い腕を背に回して、抱き合い密着しながらキス。


 言い訳の余地なく、俺は瑠夏ちゃんの躰に溺れてしまう。


 華奢な体格の割に大きな胸が俺の胸板に密着して潰れる。瑠夏ちゃんの生足が俺の腰に巻き付いて、太もものモチ肌にゾクゾクする。




 この上、口内で濡れそぼった柔らかい何かが俺の舌に絡んで、それが瑠夏ちゃんの舌だとすぐ気づいて、興奮が止まらなくなる!


 見目だけでも悩ましかった瑠夏ちゃんの躰が、ここに来て密着を重ねがけしてきて、もう幸せすぎて天国で……!






 チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡ チュッ♡♡♡♡♡


 ぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡


「和也くん♡♡♡♡♡ 好きっ♡♡♡♡♡ すきぃんっ♡♡♡♡♡」


「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 可愛すぎっ♡♡♡♡♡ 我慢、無理ぃっ……♡♡♡♡♡」






 何度も何度も、無我夢中で唇を重ね合う。


 恋人同士でないとできない、抱き合いながらの貪欲キス。瑠夏ちゃんの愛欲が、俺の心を快楽で塗りつぶしていく。


 途中、俺の脳は何度も危険信号を出していた。『水原への想いを捨てる気か』と、ひっきりなしに警鐘を鳴らしていた。


 だけど、目の前の瑠夏ちゃんという天使はエロ可愛すぎて、気持ち良すぎて、嬉しすぎて、後先を考える余力など俺には無くて。




 ドスンバタンと、彼女と絡みあって床に物音を立ててしまう。


 競うように抱き合って、何度も唇を重ね合う。


 やがて、俺は瑠夏ちゃんに床に押し倒される体勢となると、瑠夏ちゃんが上体を倒してきて、目を閉じて唇を近づけて――






 んぶちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんんんん~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡」」


 れるれる、れるれるっ♡♡♡♡♡♡♡


 ぎゅぎゅぎゅぎゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡






 瑠夏ちゃんに上に覆いかぶさられながら、ハグとディープキス。


 トドメを刺して篭絡してくる、今までで一番深い密着と官能。


 水原千鶴への想いを貫くなら拒むべきその抱擁に、俺は喜々として抱き返し、自分からも舌を絡め返してしまう。




 ぎゅう♡と鳴る密着の音、チュウ♡と鳴るキスの音、そして胸と太ももの柔らかさに俺が溺れること、数十秒。


 ぷはっ、と瑠夏ちゃんは俺から唇を離し、唇と唇に唾液の糸を伸ばす。


 そして目を細めて、涙ぐみながら微笑んだ。






「やっと、やっと千鶴さんに勝てた……う、うあああん……!」


 涙が一気に瑠夏ちゃんの目元から溢れる。






 大粒の雫を喜びと悲しみでしわくちゃになった顔からしたたらせる瑠夏ちゃんを見て、ぼんやりと俺は自覚する。


 たった今、瑠夏ちゃんが勝った。




 俺は水原ではなく、瑠夏ちゃんを選んだんだ――と。






 * * *






「……とりあえず、和也君もベッドに行きませんか?」






 泣き止んだ瑠夏ちゃんの言葉に端を発して、先程のキスによるほとぼりをそのままに、俺は瑠夏ちゃんとベッドに腰を下ろした。


 お互いに上半身だけ起こして、足を広げて姿勢を楽にして。


 キス直後なせいか、先ほどの床での添い寝より心の距離が身近に感じる。




 今の瑠夏ちゃんは、俺が用意した半ズボンを脱いで、Tシャツとパンツの姿だ。彼シャツ姿というやつだ。


 シャツの下からミニスカのようにパンツが見えそうで、見えない。腰と太ももが描く艶めかしい曲線に男の欲望がそそられる。




 さっきまで、あの太ももが俺の腰に巻き付いていたんだよな。


 やわっこくて、吸い付きが良くて。……もっと触りたい。




「……さてっ!」


 沈黙の緊張感を、瑠夏ちゃんは口火を切ってリセットする。


 直後、瑠夏ちゃんは人差し指を唇に添えると、俺を見て、




「今から和也君には、私のお色気でメロメロになって、もう私なしでは生きられない体になってもらいます♡」


 なんか、とんでもないことを言いだした。




「私のおっぱいで、お尻で、太ももで、たあ~~っくさん和也君を骨抜きにしてあげますから、覚悟してくださいね?」


「…………」


「和也君は夢中になって抱き返してくれればベストです。『瑠夏~、好きだよ~』とか、『愛しているよ~』とか、いっぱい言ってくれれば、えへへ……♡」


「…………」


「って、聞いているんですか和也君っ!」


「あ、ああっ! ゴメン瑠夏ちゃん! ちょっと、さっきのキスの余韻が抜けなくて」




 誤魔化す俺に、間近で拗ねた目を見せてくる瑠夏ちゃんがいちいち可愛い。


 ちなみに今の俺の言葉は半分本当で、もう半分は別の理由だ。


 俺が水原への想いより瑠夏ちゃんを選んだ、という実感をいまいち持てない。多分、心のどこかで俺はまだ水原に恋い焦がれている。




 ……あんなに情熱的なディープキスを瑠夏ちゃんと交えた後でコレとは。優柔不断な最低野郎、という言葉がよぎって、否定できないのがツライ。


 瑠夏ちゃんは釈然としない目つきで俺をしばらく覗き込んだが、「まぁいいでしょう。ところで」と話題を切り替えた。




「和也君。今まであえて触れるのを避けていたんですが」


 瑠夏ちゃんは目を下に向け、俺の下腹部に手を近づける。


 股間にある俺のムスコを、細い指先でツーッと撫でた。




「はうっ!!?♡♡♡」


 ズボン越しの肉棒に、女の細指ならではの甘い電流が走る!


「やっぱり。相当ガマンしていたんですね……♡」




 流し目で艶めかしく笑う瑠夏ちゃんをよそに、俺は快楽に悶えた。


 一度でも意識したら性欲のタカが外れそうだから、自分の肉棒について、俺は今まで意識するのを避けていたのに。


 案の定、下腹部の俺の分身は痙攣しながら屹立している。張り詰めたズボンが、女を求める肉欲の深さを物語る。




「キスの最中も、ずっと私のお腹に当たっていましたよ♡ 和也君、すっぽんとかニンニクとか食べてましたもんね♡」


「そ、それを食べさせた瑠夏ちゃんが言うかぁ? 美味しかったけどさ。やっぱり、すっぽんカレーは確信犯だったのか」


「そりゃ、和也君から仕掛けてきてくれればそれに越したことはありませんから。だけど、この硬さは……む~?」




 嬉しそうな顔をしまいこみ、瑠夏ちゃんはなにか謎を探るように俺の分身を手で撫でる。


「ちょ♡ る、瑠夏ちゃん?」


 服越しとはいえ、柔い指先に肉棒を撫でられて、こそばゆい。




 気持ちよくないわけではないが、もどかしくて、少しつらい。そんな瑠夏ちゃんの指の軽い愛撫は、しかし次の言葉と共に終わる。


「もしかして和也君。お風呂場でシなかったんですか?」






「あっ」


 しまった、その手があったか――そんな思いが、俺の口をついて出た。







 俺が瑠夏ちゃんのキスを拒めなかったのは、性欲が溜まりすぎていたから。


 だったら、あらかじめ自慰をして溜まった性欲を処理しておけば、今ごろ俺は瑠夏ちゃんの誘惑を拒めていて、水原への想いを貫くことが――






「………………和也君? 今の『あっ』って、どういう意味ですか?」


 瑠夏ちゃんの言葉で、この場の空気が凍りつく。






 世の中には「あっ」と言ってはいけない時と場合があることを、たった今、俺は実体験をもって思い知った。


 瑠夏ちゃんの頭に、怒った鬼のような二本の角を幻視する。


 見抜かれてはいけない内心を見抜かれた悪寒で、鳥肌が立つ!




「ち、違うんだ瑠夏ちゃん。今のは」


「わかってます。千鶴さんへの想いを和也君がそう簡単に捨てられるようなら苦労はないですよね。ええ、わかってます」


「瑠夏ちゃん? ちょっと、笑顔が怖いよ!?」


「わかってますよ。ええ、わかってます。さっきのキスだけじゃ、まだ和也君が私のモノになるのに足りないなら……回数で言うと、あと二十や三十は必要でしょうか」


「瑠夏ちゃん!!?」


 回数って、なんの!?






 指折り数を数えて、早々に両手の指だけで数が足りなくなる瑠夏ちゃん。


 火照った頬と甘い流し目の艶めかしさに嫌な予感。


 否が応でも伝わる、瑠夏ちゃんの水原へのライバル意識と、さっきのディープキス以上のナニかを瑠夏ちゃんがしてくる兆候。




 嬉しいとか幸せとか、そういうのを通り越して、むしろ怖い!




「まずは手でシてからとか、そんな悠長なことを言っている場合じゃなさそうです。手順を前倒しした方が良いですね」


「瑠夏ちゃん!? いったいナニする気!?」


「あ、そんなに不安に思うことは無いですよ和也君。酷いことはしませんから」


「だ、だよね」


「ただ、壊れちゃうくらい気持ちよくなってもらうだけですよ♡♡♡♡♡」


「ちょっとちょっとちょっと!!?」




 自らの太ももを指で摩る瑠夏ちゃんの蠱惑的な笑みに、危機感を抑えきれず、思わず俺は後ずさった。


 だけど、逃がさないとばかりに瑠夏ちゃんが俺の首に手を回してきて、俺は瑠夏ちゃんに引き戻され、そのまま唇を重ねられる。






 んむちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡


「「んんんんん~~~~~~~♡♡♡♡♡」」


 ダメだ! 瑠夏ちゃんとのキスが嬉しすぎて、とても抗えない!






 重なり合う唇の柔らかさと、密着する瑠夏ちゃんの抱擁が嬉しい。性欲に逆らえず、俺からもハグとキスを返してしまう。


 互いに躰を抱き合って濃厚な口づけを交わした状態のまま、流されるように俺は瑠夏ちゃんに押し倒されてしまう。






 んちゅう♡♡♡  ちゅむ♡♡♡ ちゅう♡♡♡


「ぷはっ♡ えへへ、和也君、私とのキスを気に入ってくれたんですね♡ 嬉しいなぁ♡」


「うう。抗えない自分が情けない……」


「抗わなくていいですよ。もっと私に溺れてください♡ キスだけじゃなくて、おっぱいにも太ももにも。私にすべてを委ねてください♡」






 甘い声色で俺の耳を可愛がりながら、瑠夏ちゃんは姿勢を変えていく。


 キスを短めに終えて、瑠夏ちゃんは少しだけ俺から離れると、後ろを向いてから、もたれるように俺に背中を預けてきた。


 下半身が密着し、瑠夏ちゃんの小ぶりな臀部が俺の股間に乗る。




 ムニュンッ♡


「ううっ!」


 気持ちよくて、思わず声が漏れてしまった。




 股間にのしかかる、小ぶりな臀部の悩ましい感触。なにもかも忘れて陶酔したくなる。


 髪の毛の甘い香りも、柔肌の温もりも、自分で自分に触るのとは段違い。


 紛れもなく、瑠夏ちゃんは『女』だった。






「これは、私がまだレンカノとして働いていた頃の話なんですが」


 自らの躰を抱きまくらとした瑠夏ちゃんが、俺に囁いてくる。




「男の人たちって、特に、私の太ももを厭らしい目で見ることが多かったんです」




 腰を上げて、瑠夏ちゃんは生脚を俺に魅せてきた。


 夜の薄暗さに慣れた視界の中心に、瑠夏ちゃんの太ももが見える。


 一瞬、親友の栗林の顔が俺の脳裏に過ぎる。随分前に、アイツは瑠夏ちゃんの美脚について熱心に語っていた。


 栗林の熱弁ぶりも頷ける、長い脚の柔らかそうなカーブ、みっちり肉のある太もも、瑞々しい雪肌。






「この太ももが、今は、和也君だけのモノなんですよ♡」


「っ!」


「和也君の彼女は私です。私の躰は、和也君だけのモノなんです♡」


「~~~っ!!」






 耳元で囁かれる殺し文句に、思考が煮えたぎる!


 すらりと伸びる瑠夏ちゃんの艶めかしい太ももに、思いっきり溺れてしまいたい!






「私の女として一番魅惑的な部分で、和也君を天国に導いてあげます……♡」






 普段に比べて信じられないほど艶めかしい声を出しながら、瑠夏ちゃんは上に掲げた太ももをゆっくりと下に下ろす。


 そのまま脚を閉じていって、間にある俺の肉棒を挟もうと――あれ!?




「い、いつの間にか脱がされてるッ!?」


「はい♡ 和也君が脚に見惚れる間に、ちょろっと♡」




 半脱ぎになった長ズボンを見て、俺は瑠夏ちゃんにズボンとトランクスを脱がされていたことに今さら気づいた。


 ズボンを履き直す暇は無い。


 瑠夏ちゃんが一気に脚を閉じ、さらけ出された俺の男根は、柔らかい太ももの中に挟みこまれてしまった!






 むぎゅう~~ッ♡♡♡♡♡


「はうっ!!! る、瑠夏ちゃんッ……!!♡♡♡♡♡」


「さあ、捕まえましたよ和也君っ♡♡♡♡♡」






 男を狂わす甘美な感触が、俺の下腹部を呑み込む!


 下半身と下半身が密着し、臀部が下腹部を押し潰し、太ももによる魅惑の締め付けが肉棒を蕩けさせる。


 服越しではなく、ダイレクトに肉棒を襲う性的快楽。柔肌が艶めかしく包んできて、幸福感が凄まじい。






「和也君、両手はおっぱいを揉んでいてくださいっ♡♡♡♡♡」


「~~~~っ!!♡♡♡」


 さらにここで、瑠夏ちゃんは俺の手を引き寄せ、胸元に導いてくる。


 シャツを捲りあげ、服の下の二つの豊かな果実を俺に掴ませてくる。






 手の甲に生温かいブラの感触が、手のひらに生乳の豊かな丸みの手応えが。


 ただでさえ太ももに肉棒を呑まれて気持ちいいのに、理性に追い打ちがかかり、俺は言われるがままに胸を揉み始めてしまう。






 もみゅもみゅ♡♡♡ むにゅむにゅ♡♡♡


「す、凄い。瑠夏ちゃん、胸大きいっ♡♡♡♡♡」


「あんっ♡♡♡ いいですよ、そのままおっぱいを揉み続けてください♡ んっ♡♡♡ 気絶しないように、おっぱいで意識を繋ぎ止めてくださいね♡♡♡♡♡」




「……えっ。気絶?」






 数刻前の瑠夏ちゃんの発言が脳裏に過ぎる。


 女として一番魅惑的な部分で俺を篭絡する、という宣言。






「ま、まさか……」




 瑠夏ちゃんを背後から抱いたまま、脅迫めいた予感に押されて俺は顔を横に。


 視線の先、机の上にあるのは、瑠夏ちゃんが用意したコンドーム。




「あ、違いますよ和也君! さすがにそれは違います!」




 即座に、瑠夏ちゃんが慌てた声で俺の妄想を否定した。


 なんだ、杞憂か。まぁ、太ももで挟まれながらおっぱい揉んでいる時点でアレだけど。






「本番はまだ早いです。コンドームはたったの二個しかないんですから。和也君が欲求不満にならないよう、前もってたくさん搾り取っておかないと」


「…………えっ? 搾り――」






 安心から一転、不吉な動詞に俺が耳を疑うのとほぼ同時に。






 ぎゅむっ♡♡♡♡♡


「うあっ! ふ、太ももが……!?♡♡♡♡♡」


 瑠夏ちゃんは脚を交差させ、肉棒への腿圧を強める。




「和也くんっ♡♡♡ しっかり胸を揉んでいてくださいね♡♡♡」


「ちょ、待って♡♡♡ なにを♡♡♡」




 シートベルトを締めてくれ的なノリで、瑠夏ちゃんが乳揉みを勧めてくる。






 この時点で俺は、心の準備を済ませるべきだった。




 太ももで肉棒を挟んで、おっぱいを揉ませて――それだけで、今の瑠夏ちゃんが満足するはずがなく。






 ……ずにゅっ♡♡♡ ずにゅっ♡♡♡ ずにゅっ♡♡♡


「っ♡♡♡♡♡ る、瑠夏ちゃ――」






 キュッと閉じた瑠夏ちゃんの太ももが、上下に往復しはじめる。


 肉棒を挟む太ももの艶めかしい摩擦が、最初はゆっくり。だが――






 ずにゅっ♡♡♡ ずにゅっ♡♡♡ ズリズリズリッ♡♡♡♡


「ふあっ♡♡♡♡♡ ちょ、激し、待っ――」


 動きが激しくなるのに、そう時間はかからない。






 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「あ、ああぁぁーーーーーーっ!!!♡♡♡♡♡♡♡」






 小ぶりな尻肉が上下して、肉と肉が打ち合う音が響く。


 肉付きの良い太ももが、肉棒をめちゃくちゃに犯してくる。


 瞬く間に俺は快楽の虜となり、なにも考えられなくなる。


 自分からも腰を振って、瑠夏ちゃんのおっぱいを揉みしだく!!






「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん~~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」


 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「あんっ♡♡♡♡♡ やんっ♡♡♡♡♡ 和也っ、くぅん♡♡♡♡♡」


「うああぁぁぁぁ~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」






 桁外れの気持ちよさに、俺の理性は総崩れだ。


 鼻孔をくすぐる甘い匂いが、鼓膜を蕩かす瑠夏ちゃんの喘ぎが、自慰では絶対に到達し得ない快楽の境地を実現する。




 指の間で形を変える瑠夏ちゃんの巨乳、激しく肉棒を咀嚼する瑠夏ちゃんの内股と太もも。


 これが全部、揉み放題、触り放題、抱き放題。


 彼氏と彼女がいちゃつくのは健全、という都合のいい大義名分に溺れる。






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「きもちいっ♡♡♡♡♡♡♡ いく♡♡♡♡♡♡♡ いぐ♡♡♡♡♡♡♡」


「あはぁんっ♡♡♡♡♡♡♡ 和也くん、イッてぇ~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」






 瑠夏ちゃんが、ひときわ強く腿を閉じて、肉棒を太ももで締めつけた。


 それで、トドメ。






 ぎゅううううううううううううううううっ♡♡♡♡♡♡♡


「あ、ああ~~~~~っ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 ぶびゅっ!!


 ぶぼびゅっ、びゅくっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 莫大な多幸感に酔いながら、下半身をガクガク震わせる。


 腰をぴったりと瑠夏ちゃんのお尻に密着させながら腿内射精(なかだし)。


 快楽の奔流に呑まれそうになる意識を、瑠夏ちゃんに言われた通り、両手で胸を揉んで繋ぎ止める。




「す……ご……す……ぎ……!♡♡♡♡♡」


 ぎゅううううううううううううううううっ♡♡♡♡♡


 ぼびゅっ!! どびゅっ! びゅっ!




 本当に、胸を揉んでいないと失神しそうだ。


 あお向けに寝た体勢で瑠夏ちゃんの背中を受け止め、背後から胸を揉みしだきながら、腰を振って太ももの間に射精。


 とんでもなく気持ちよかった。快楽の余韻で目眩がする。


 瑠夏ちゃんの内股に自分の精液が広がっていくのがわかる。




 やがて、時間経過にともなって射精の勢いも衰えて、魂が抜けるような脱力感が俺の全身を襲ってくる。


 小休止が欲しい。余韻に浸って、話でもしたい。


 そんな感慨を抱きながら、俺が瑠夏ちゃんの胸から手を離しかけたとき。






「和也くん、もっと♡♡♡♡♡ もっと♡♡♡♡♡」


 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「ッ!!? る、瑠夏ちゃんっ♡♡♡♡♡ まだ、イッたばかり――」






 余韻? 小休止? そんなものは無い。


 一度目の昇天は、前章に過ぎなかった。




 瑠夏ちゃんの太ももが、臀部が、再び上下に舞い踊る。


 髪が踊る。香りが漂う。腿の間で肉棒がしゃぶられる。






 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡


「うああぁぁぁ!!♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん待って♡♡♡♡♡ とける♡♡♡♡♡ とけるうぅ♡♡♡♡♡」


「もっと胸を揉んでください♡♡♡♡♡ 和也くんからも腰を振ってください♡♡♡♡♡」






 交差した太ももが、肉棒を閉じ込めながら上下する。


 瑠夏ちゃんの太ももの間で、激しい肉の快楽を味わわされる。


 俺は条件反射のように瑠夏ちゃんの胸を揉みしだいてしまう。豊満な胸の揉み心地に、手のひらが味をしめてしまった。






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡


「気持ちいい♡♡♡♡♡ きもちい♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃんのからだ、きもちいい♡♡♡♡♡」






 お尻もおっぱいも太ももも最高で、幸せがキャパオーバーで。


 濃厚な快楽に思考が焦げる中、ふと、上に乗る瑠夏ちゃんが横を向いて、彼女の目と俺の視線がかち合う。




 ハートマークを瞳の中心に浮かべたような、熱っぽい目つき。


 あまりに妖艶で、柔らかそうな桜色の唇に吸い寄せられそうで。






「和也くん、私の、虜になって♡♡♡♡♡」


 ブチン、と。


 この一言で、俺の中で張り詰めたなにかが切れた。






「瑠夏ちゃん♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡


「あんっ♡♡♡♡♡ 和也っ、く♡♡♡♡♡」






 自分の意志で激しく乳揉みと太ももへの腰振りを行う。


 まだ足りない。


 枷を外した性衝動のままに、俺は瑠夏ちゃんの唇を奪う!






 ぶっっ、ちゅうううううううぅぅぅっ♡♡♡♡♡♡♡」


「んむううううううっっ!?♡♡♡♡♡」


 んちゅ♡♡♡ んちゅ♡♡♡ れる♡♡♡


「「んふ♡♡♡♡♡ んん♡♡♡♡♡ んん♡♡♡♡♡」」






 一瞬、瑠夏ちゃんは俺の暴走に驚くも、すぐに俺のキスに応えてくれる。


 太ももが肉棒に激しく絡みつくのと同様、口内で舌同士も艶めかしく絡み合う。




 このままイキたい。そろそろ二度目の射精が近い。


 背後からキスしながら、乳を揉みながら、太ももに腿内射精(なかだし)したい――!!






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ、もぎゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ、ばっちゅん♡♡♡♡♡♡♡


 んちゅ♡♡♡♡♡ むちゅ♡♡♡♡♡ ぶっちゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」」




 どびゅっ!!


 びゅくくっ!! びゅっ! ぶびゅっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 柔らかな雪肌を全身で抱きしめ、キスしながら俺は果てた。


 両脚をピンと伸ばしながら、瑠夏ちゃんの太ももの間でペニスを爆発させる。


 豊満な双丘を両手に握り、口腔で舌同士を激しく絡ませ、全身で瑠夏ちゃんという柔らかい抱きまくらを抱きしめる。




 射精は数十秒に渡って続いて、その間、俺は瑠夏ちゃんに力の限り密着し続けていた。


 瑠夏ちゃんも、俺に密着を返し続けてくれた。


 互いが互いを離すまいとする、独占欲の共依存。






 んちゅ♡♡♡ ちゅ~~っ♡♡♡ ……ちゅぱっ。


「「ぷはあっ♡♡♡♡♡」」






 やがて、唇の密着だけが離れる。名残惜しむように唾液が糸を引くのがいやらしい。


 火照った瑠夏ちゃんの赤い顔を間近で見て、彼女と濃密な行為をした実感が湧いて背筋がゾクゾクした。


 瑠夏ちゃん、なんて艶めかしい表情をしているんだろう。




「ん♡ あ……和也くん♡ まだ、気絶しないように、胸を揉んでいないと♡」




 手の甲に瑠夏ちゃんの掌が添えられ、勧められるままに俺は胸を揉む。


 乳に指を食い込ませながらも、俺は瑠夏ちゃんの負担が気になった。




 もみゅもみゅ、もみゅもみゅ♡♡♡♡♡


「る、瑠夏ちゃん。大丈夫なの? だいぶ、無茶させているんじゃ」


「私は、大丈夫です。むしろ、もっともぉっと、和也くんをイカせたくて、たまらないんです♡♡♡」


「っ……!」




 ゾクリと。


 艶めかしい視線に、また胸がざわつく。




 脳内で無数のハートマークが浮かび、下腹部に熱が再集中する。


 一番ヤバいのは、先の激しい太もも素股でイカされる体験を、俺自身、嫌だと思っていないこと。


 むしろ、もっとイカされたい。自分から溺れたい。瑠夏ちゃんの美脚に呑まれたい。


 快楽への恐怖より、期待が勝り始めている。




 この状態でまた瑠夏ちゃんに濃密に責められたら、もう……どれだけ堕落してしまうか、見当がつかなかった。


 そんな俺の心配は、ただし今に関しては、次の瑠夏ちゃんの言葉で杞憂に終わる。




「……まぁ、その前にちょっとだけ、私としても休みたいんですけどね」




 ふぅ、と息を吐いて肩を落とす瑠夏ちゃんに俺は心底ホッとした。


 呼吸にともなって、俺の持っている瑠夏ちゃんの乳房が上下する。


 疲れている瑠夏ちゃんのおっぱいを揉むのはさすがに躊躇われて、俺は胸を手放そうとしたが、『ダメ』と言わんばかりに瑠夏ちゃんの両手に戻される。


 苦笑いせざるを得ない。瑠夏ちゃんのおっぱいが、俺の両手の定位置と化している。






「見てください、和也君」


 ふと、瑠夏ちゃんがじっと俺に目を合わせてきた。


 俺が見つめ返すと、瑠夏ちゃんは自身の太ももの方に目を移して、視線で促されたことにより俺も同方向を見る。




「うわっ。……凄いな、これは」




 瑠夏ちゃんの下半身は、えげつないほど白く汚れていた。


 俺がめいっぱい出した精液も含め、白と透明な粘液で、太ももと内股もべとべとだ。


 ヌルついた粘液が柔肌をまんべんなくコーティングしていて、漂う性臭がさっきまでの腿交の凄まじさを物語る。


 特筆すべきは、瑠夏ちゃんの閉じた太ももで、精液が池を作っていること。パンツを履いた瑠夏ちゃんの内股は依然として俺の肉棒をキュッと締めつけていて、閉じていて、ゆえに精液が窪みにたまっている。




「えへへ♡ 実はさっき和也君のほうからキスしてくれたとき、恥ずかしながら私も素股でイってしまいまして……♡」


「いや、それを言うなら。先に二回イッた俺のほうが恥ずかしいから」


「気にしないでください。和也くんが悦んでくれて、私は嬉しいですから……あ! おっぱいから手を離しちゃダメです!」




 気が緩んで乳を手放しかける両手を、ガシッと、また瑠夏ちゃんがキャッチする。


 両手で触るおっぱいの豊満な肉感は、飽きが来ない。何度揉んでも嬉しい。


 嬉しいけど、俺は瑠夏ちゃんが心配になった。




「瑠夏ちゃん。俺、もうかれこれ三十分以上は胸を揉んでると思うんだけど」


「え~? さすがにそこまでは経ってませんよ♡」




「大丈夫? 思わず、強く胸を揉んじゃったこともあったけど、痛くない?」


 特に性的絶頂の瞬間や、射精中の間に俺はそうしてしまった。




 あまりの気持ちよさに多幸感がピークに達したとき、俺は瑠夏ちゃんの豊満な胸を力いっぱい揉んでしまったのだ。


 気を紛らわせて飛びかける意識を繋ぎ止めるため、衝動的に。


 それこそ、瑠夏ちゃんの胸に手形が残るのではと俺は心配した。




「いえいえ、心配しなくて…………はっ!」




 愛想笑いをした瑠夏ちゃんの目が、一瞬、アイデアを思いついたように見開く。


 次には、キュピーンと、どこかイタズラを思いついたように瑠夏ちゃんの目が光った。




「えへへへぇ♡♡♡ 和也くぅん♡♡♡ おっぱいが痛いですぅ♡♡♡ いくら私が巨乳で揉み心地がいいといっても、おっぱい揉みすぎですよぉ♡♡♡」


 スリスリ♡♡♡ スリスリ♡♡♡


「ちょちょちょちょ!?」




 柔らかい体を擦りつけてきながら、猫なで声で瑠夏ちゃんが甘えてくる!


 しかも胸が痛いとか言っといて、いまだ瑠夏ちゃんは俺に胸を揉ませてきて、離させてくれない。




 あからさまに俺の善意に付け入った瑠夏ちゃんの策士的な誘惑。しかし、俺はそれを拒むことができない。


 両手を押し返す豊満な乳の弾力、艶やかな髪から漂う甘い香り、さっきの精液で滑りが良くなった瑠夏ちゃんの柔らかな太もも。


 どの官能も嬉しくてたまらない。肉付きのいい太ももにほだされて、腿肉の中で肉棒が熱くなってしまう。




「る、瑠夏ちゃん♡♡♡ また……♡♡♡」


「えへへ♡♡♡ 和也くんのココ、復活しましたね♡♡♡」




 気がつけばあっさりと、俺は瑠夏ちゃんの太ももの中で再勃起してしまった。




「すっぽんとニンニクの効果ですね♡♡♡ 期待以上です♡♡♡」


「る、瑠夏ちゃぁん……。いちおう俺、ホントに心配してたんだけど?」


「まぁ、おっぱいが痛くないと言ったらウソになります」




 声色から艶っぽさがいったん鳴りを潜め、瑠夏ちゃんの雰囲気が少し真面目になる。




「だけどそれ以上に、和也君におっぱいを揉むのを遠慮されるのはもっと嫌です」


「どうして、そこまで」


「なんといいますか。和也君におっぱいを揉まれることに、慣れというか安心感というか……癖になっちゃいまして」




 軽く身じろぎして瑠夏ちゃんが胸を揺らすと、胸を揉んでいる俺の両手に弾力がかかる。


 それだけで、胸を揉みしだきたくなる欲望がよぎって、俺はそれを耐えるのに苦悶した。




「る、瑠夏、ちゃん」


「おっぱいに残る和也君の手の痕も、太ももに出されている精液も、これっていわば、和也君が私に溺れた証拠じゃないですか♡」


「ッ――――」


「胸を揉まれるたびに、射精されるたびに、和也君が千鶴さんより私の虜になってるって実感できて……嬉しいんです」




 水原の名前が耳朶を打った瞬間、俺の胸がチクリと痛んだ。


 瑠夏ちゃんに溺れている間、俺は彼女の抱き心地を悦ぶあまり、水原のことをまったく考えていなかった。


 そもそも水原は隣室にいるのに、喘ぎ声が隣に響く心配すらせずに。




 俺の心の天秤が、水原から瑠夏ちゃんへ傾き始めている。






「言ったでしょ、和也君……もう私なしでは生きられない体になってもらう、って♡」


「~~~~~ッ!!♡♡♡」






 有言実行を宣言する、瑠夏ちゃんの囁きに俺の胸が騒ぐ。


 また瑠夏ちゃんが腰を弾ませて、閉じた内股で肉棒を捏ねてくる。


 先ほどの精液でぬめった太ももの柔肌は滑りが良く、ただでさえ腿内でイク感触を覚えた俺にその肉感は甘美すぎて。






 ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ♡♡♡


「あふっ♡♡♡ る、瑠夏、ちゃんっ♡♡♡」


「我慢しなくていいんですよ、和也君♡♡♡ ほら、おっぱいも揉んで♡♡♡」


 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


「う、うううううう~~~っ……!♡♡♡♡♡」






 言われるがままに、俺は瑠夏ちゃんの巨乳を揉みしだいてしまう。


 次には、自分から瑠夏ちゃんの尻に腰を打ち付け始める。


 抗おうと思えない。瑠夏ちゃんというエロ可愛すぎる抱きまくらに溺れてしまう。快楽への飢餓感に理性が蒸発する。






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「きもちいっ♡♡♡♡♡ きもちいい♡♡♡♡♡ きもちいいッ!!♡♡♡♡♡」


「あん♡♡♡♡♡ やんっ♡♡♡♡♡ あはぁあんっ♡♡♡♡♡」






 あおむけのまま腰を振り乱し、腿内のペニスで激しい刺激を味わう。


 巨乳を背後から揉みしだきながら、瑠夏ちゃんの喘ぎ声に耳も蕩かせて。


 閉じた太ももの間で肉棒が揉みしだかれ、背筋にゾクゾクと三度目の射精の予感が走り抜ける。




 彼女の躰に溺れながら、太ももに射精したくてたまらない……♡♡♡♡♡






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ、もぎゅう♡♡♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんぱんッ、ぎゅぎゅ~~ッ♡♡♡♡♡♡♡


「いく、いぐ~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡♡」


「はあああああんッ♡♡♡♡♡♡♡」




 ぶびゅっ!!


 ぶびゅるっ!! びゅっ! どびゅっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




「もっと、もっとイッて和也くん♡♡♡♡♡ 何回でも、何十回でも♡♡♡♡♡」


 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡♡♡♡♡


「瑠夏、ちゃん、キスを♡♡♡♡♡♡♡」


「はいっ♡♡♡♡♡ ん~っ……♡♡♡♡♡」




 んむっちゅううううううううっっ♡♡♡♡♡♡♡




 ぐぼびゅっ!!


 びゅくくっ!! びくびく! ぶびゅっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




「「んんんんんんん~~~ッ!!♡♡♡♡♡♡♡」」






 もはや俺は、瑠夏ちゃんの誘惑に完全に抗えなくなった。


 瑠夏ちゃんにも、誘惑をやめようとする兆候は見られない。




 止める人は、誰もこの場にいない。


 ただただ延々と、朝日が昇るまで、俺は魅惑の躰に溺れ続ける――。






 * * *






 夢中になりすぎた、と瑠夏ちゃんは後に語る。


 せっかくコンドームの準備があったというのに、俺も瑠夏ちゃんも、本番をすることを完全に忘れていた。




 俺は、瑠夏ちゃんの閉じた太ももの間でイクことに夢中になりすぎて。


 瑠夏ちゃんは瑠夏ちゃんで、俺を射精させることにやみつきになって。




 二個しかないコンドームを使い切っても満足できるよう、あらかじめある程度の精液を抜いておく――という本来の目的は形骸化してしまった。






 まぁ、それでも俺としては、今までただの平凡な大学生だった木下和也としては、今の状況は過剰なまでに幸せすぎた。


 小ぢんまりした可愛い顔で、だけど華奢な割に大きな胸で、小ぶりなヒップから伸びる瑞々しい太ももが理性に危うい、極上の女体に。


 更科瑠夏という美少女に、相思相愛ゆえに、思いっきり肉欲をぶつけていいだなんて。






 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡♡♡


「瑠夏ちゃん、また、イクッ♡♡♡♡♡♡♡」


「和也、あ、あぁああんッ♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 あおむけに寝た俺が、彼シャツ姿の瑠夏ちゃんを背後から抱いた状態で、胸を揉みながら交差した太ももの狭い隙間に射精。


 累計六回。






 んちゅ♡♡♡ むちゅ♡♡♡ んちゅ♡♡♡ ペロッ♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡♡♡


「んんっ♡♡♡ 和也くん♡♡♡♡♡ キス、もっと♡♡♡♡♡♡♡」


「瑠夏ちゃんッ♡♡♡♡♡ そろそろイク――んちゅぅ!!?♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 裸になった俺と、パンツだけを着たほぼ裸の瑠夏ちゃんが、抱き合いながらキスして、腰を打ち合って腿内射精(なかだし)。


 計五回。






 そして、今。


 ベッドから起きて、俺と瑠夏ちゃんは立って向かい合っている。


 壁を背にした俺に、瑠夏ちゃんの艶めかしい肢体が迫る構図。




 特筆すべきは、服装だ。


 俺は裸のままである一方、瑠夏ちゃんはあえて高校の学生服姿となった。JKの姿だ。


 Yシャツを押し上げる豊満な胸を俺の胸板に押し当てて、瑠夏ちゃんは俺の首に手を回してきた。


 正面から抱きつきながら、スカートの下で内股に肉棒を挟んでくる。






「えいっ♡♡♡」


 キュッ♡♡♡♡♡


「ううっ!♡♡♡♡♡ 太もも、きもちいいっ……♡♡♡♡♡」




 生足がきつく閉じて、Y字を描く太ももの隙間に肉棒が包まれる!


 腰から下がまるごと蕩けそうな快楽に俺は視界が白んだ。




「えへへぇ♡♡♡ なんだか犯罪チックです。バレたら捕まっちゃいますね、和也くん♡♡♡」


「だ、誰にも言わないでぇ♡♡♡♡♡」


「大丈夫です、言いませんよぉ♡♡♡♡♡」




 耳元の可愛らしい声に蕩けながら、俺は瑠夏ちゃんを抱き返してしまう。


 全裸の男が女子高生の太ももに肉棒を咥えられる、傍目から見てかなり危なっかしい構図だ。


 瑠夏ちゃんの身じろぎ一つで肉棒を包む太ももの柔肌が波打って、快楽と背徳感が合わさって、気持ちよすぎて目眩がする。






「今はまだ、午前一時。濃密な夜はまだ終わりません♡♡♡」


 数刻前にスマホで確認した時間を、反芻するように瑠夏ちゃんは口にした。




 直後、瑠夏ちゃんは顔を上げて、目を閉じて唇をすぼめる。


 また、唇に唇が近づく。首に手を回され、顔を引き寄せられる。


 頬を色っぽく紅潮させた、瑠夏ちゃんの天使のキス顔。それはあまりにも可愛すぎて、唇の魅惑に俺は抗えなくて――




 んむちゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡


 ぎゅぎゅ~~~~~~~っ♡♡♡♡♡


「「んんんんん~~~~~~~♡♡♡♡♡」」


 抱きつかれて密着しながらのキスを、俺は拒まずに受け入れてしまう。




 自分からも瑠夏ちゃんの背に腕を回し、抱き返して密着を深める。


 豊満な二つの果実が潰れる感触を味わいながら、密着する唇のトンネルで瑠夏ちゃんと舌を絡めあう。


 濡れそぼった舌の感触が、間近で見る瑠夏ちゃんのキス顔と相まって心地いい。


 ずっと抱き合ったままでいたい。






 んちゅ♡♡♡ ぺろっ♡♡♡ むちゅ♡♡♡ んむちゅっ♡♡♡


「「んんんっ♡♡♡ んむっ♡♡♡ ん~~~っ♡♡♡」」


 ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡


「んんっ♡♡♡ ぷはっ♡♡♡ ……和也くんっ♡♡♡♡♡」






 抱擁の密着をそのままに、瑠夏ちゃんはいったん唇を離す。


 透明な唾液が唇と唇に糸を引いて、実にいやらしい。


 濡れそぼった瞳と熱っぽく上気した頬の赤みで、瑠夏ちゃんがものすごく色っぽくて、俺はとても我慢なんてできなくて。






「瑠夏ちゃんッ♡♡♡♡♡」


 んちゅうっ♡♡♡♡♡


「んぐむっ!?♡♡♡♡♡」


 性衝動に負け、俺は自分から瑠夏ちゃんを抱きしめてキスした。


 それと同時に――




 ぱちゅっ♡♡♡ ぱちゅっ♡♡♡


 パンパンパンパンパンパンッ♡♡♡♡♡


 ぎゅ~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡


「「~~~~~~~~~ッ!!♡♡♡♡♡」」




 俺の方から腰振りを開始し、閉じた太ももの中で肉棒が捏ね回される。


 抱き合いキスしながら、肉棒を包む甘美な劇薬に俺は酔いしれる。


 瑠夏ちゃんも激しい前後動を返してくれて、太ももの狭苦しい隙間に俺の肉棒が揉み込まれる。


 瑠夏ちゃんが生み出す濃厚太ももセックスに、すっかり俺は依存し、抜け出せなくなってしまった。






 ぎゅ~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡


 んむちゅ♡♡♡ んんっ♡♡♡ ちゅぷっ♡♡♡


「……ぷあっ♡♡♡ はぁ、はぁ! 和也くん、もっと、キスを♡♡♡」


 んちゅ~~っ♡♡♡♡♡


「「んんんんんんん~~~~~ッ!!♡♡♡♡♡」」


 パンパンパンパンパンパンッ♡♡♡♡♡






 キスのたびに、ご褒美と言わんばかりに瑠夏ちゃんが腰振りを激しくしてくれる。




 俺が瑠夏ちゃんの太ももに篭絡されて太ももフェチと化したのと同じように、どうやら瑠夏ちゃんは俺の方からするキスを気に入ってくれたようだ。


 俺からも瑠夏ちゃんを喜ばせることができることが少し嬉しい。






 んちゅっ♡♡♡ ぺろっ♡♡♡ ぐむっ♡♡♡ んちゅ~~っ♡♡♡♡♡


「ぷはぁっ♡♡♡ 瑠夏ちゃん、そろそろっ♡♡♡♡♡」


「和也くん、キスして♡♡♡ キスしながら、一緒に♡♡♡♡♡」


 んちゅっ♡♡♡♡♡


「「んんっ♡♡♡♡♡」」






 唇が重なり合った瞬間を皮切りに、互いの腰振りが加速する。


 今までで一番速いペースで、腰と腰がぶつかり合う。


 濃厚な密着抱擁の中、みっちり閉じた太ももの中で肉棒が激しく擦り合わされて――






 ぎゅぎゅ~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡♡♡


 むちゅ~っ♡♡♡♡♡ れろっ♡♡♡♡♡ ぶっちゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」」




 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




「ぷはっ♡♡♡♡♡ 瑠夏ちゃん、もっと♡♡♡♡♡」


「はい♡♡♡♡♡ もっと、もっとイッてぇ♡♡♡♡♡」




 ぎゅぎゅ~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡♡♡


「ぎもぢいいいっ♡♡♡♡♡♡♡ 出るぅ♡♡♡♡♡♡♡」


「かじゅや、くん♡♡♡♡♡♡♡ キス、キスっ♡♡♡♡♡♡♡」




 ぶっちゅ~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡♡」」




 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 閉じきった太ももに肉棒を預けながら、多幸感に腰を打ち震わせる。


 この搾り取られる幸福が、何回も、延々と繰り返される。




 肉棒に絡みつく太ももの肉感、豊かなおっぱいの揉み心地、抱き合っているときの温かい体温の至福。間近で見る愛らしいキス顔、唇に唇を密着させているときの幸せな感触、舌を絡み合わせたときの艶めかしい悦び。


 余すこと無く、我が身に教え込まれる。瑠夏ちゃんの全てを。


 甘い汁の味を覚えて、手放せなくなる。堕落する。




 次の朝、水原に問い詰められたらどう取り繕うか?


 瑠夏ちゃんとの関係を、どう言い訳すればいいのか?


 そんなこと後で考えたい。今夜は、気持ちのいい女体にひたすら溺れたい。


 脳裏によぎる難題に後回しというラベルをつける。






 俺は、木下和也は、水原を追う恋より、瑠夏ちゃんに追われる恋に捕獲され、陥落してしまった。


 濃密な夜が続く。叶うなら、永遠に続いてほしい。


 後回しにした問題をずっと考えずに済むように。






 ――今から和也君には、私のお色気でメロメロになって、もう私なしでは生きられない体になってもらいます♡






 瑠夏ちゃんが最初に言ったとんでもない宣告は、こうして、有言実行と相成ったのであった。


◆END

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