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 本記事は、「ダクネスの好感度が上がりすぎてえちえちする話」の全内容を常に公開しています。


 このページの公開日から一週間後、pixivにおける同作品は一部分を削って試し読み版にする予定となっております


 今回の二次創作の題材は、「この素晴らしい世界に祝福を!」という笑いあり冒険ありの異世界系ライトノベルです。


 その中に出てくるダクネスって女騎士キャラに着目していきます。

 まあ今回の舞台は寝室ゆえにダクネスはネクリジェ姿のオフモードで、騎士らしさは皆無なんですけどね。むしろ乙女モード。


 名門貴族の出身で、誇り高さと責任感を兼ね備える美人騎士。

 ピクシブ百科事典の関連タグで残念な美人やらドMやら変なことが書かれているのは気にするな! 外見はこんな感じ。


 それでは、ごゆるりと。







シチュ概要


 原作なら7巻、アニメなら3期9話のところ。


 ぶっちゃけ、読者全員が原作の流れを把握している前提で書くので未読勢は注意。




 悪徳領主のアルダープと自分ところの冒険者仲間のダクネスが結婚する、という耳を疑いたくなるような噂を知ったカズマたち。


 本人の口から事情を聞こうとダクネスの自室に不法し……もとい、訪れたカズマは、ダクネスに「借金のカタに取られることになった」と理由を告げられます。


 貴族ではよくある話だ、と気丈な笑みで悲しみを覆い隠すダクネス。


 自分が払うから、借金いくらだ、とカズマは食い下がるも、ダクネスは「民の稼いだ金を保身には使えない、そもそもお前の財でも払いきれる額ではない」と取り合いません。


 聞く限り八方塞がりの状況に言葉が続かないカズマは、ふと、目の前のダクネスから漂う雰囲気が変わっていることに気づきます。




 熱を帯びた様子で見つめてくる潤んだ瞳。


 星あかりを反射して淡く輝く金の長髪。


 ほんのりと赤く火照った頬、はだけた夜着から露出した鎖骨、呼吸と共に上下して存在感を示してくる豊かな胸。




 この雰囲気はやばい、なんかやばい。


 そう直感したカズマが、蠱惑的な空気から意識を逸らそうと必死になる中、ダクネスは口にします。


 誘惑の言葉を。




「このまま、あの領主にむざむざ奪われるくらいなら……なぁ、カズマ……いっそ、このまま……」











 原作のカズマ、これでよくR18展開にならなかったな。


 そりゃダクネスも怒るわ。






本文






 女騎士。それも、とびっきり美人の!




 それが俺の、こと佐藤和真の、初めて冒険者ギルドで出会った時のダクネスに対する第一印象だった。


 艶のある唇が響かせる落ち着いた声、うっかり一目惚れしかねなかった端整な顔立ち。引き籠もりで童貞だった俺の純情を殺しに来てるような、スタイル抜群の美女に迫られて、初対面の俺はそれはもう焦ったものだ。




 まぁすぐに、アクアやめぐみんと同類のイロモノと判って幻想は儚く散ったわけだけどな! ドMだと判明したり、鼻息を荒くされたり、ヤバい目をされたりで!




 それでも、後で名門貴族の出身と判明したり、その地位を要所で使って俺を助けてくれたりと、美人女騎士の幻想は全てが台無しになったわけでもなく。




 ……なにが言いたかったんだっけか?


 ええい無理やりまとめる!




 もう一緒にパーティーを組んで長く経つから当然だけど、俺にとってダクネスがどんなヤツかはもう一言じゃ言い表しきれない。


 まぁ、いいヤツなのは間違いない。


 アクアとめぐみんとは別方向で残念な所はあるけど、それでもあいつはいいヤツだ。


 パーティーに不可欠なクルセイダーなんだ。




 だから、唐突に『パーティーを抜けさせて欲しい』なんて手紙を見たときはアクアもめぐみんも心にぽっかり穴が空いたように落ち込んだわけだし。


 俺が今、ダクネスの寝室に乗り込んでいるのだって、ダクネスがアルダープとかいう悪徳貴族と結婚するとかいうたわけた噂の真相を確かめるためだ。


 ほぼ確定で、ダクネスがパーティーを抜けた理由が、トラブルが、その噂の裏に潜んでいるのだろうから。




 なので。






「このまま、あの領主にむざむざ奪われるくらいなら……」






 暗く静かな寝室の中。


 天蓋付きの豪華なベッドで、隣り合うダクネスに手を握られている場合ではない。






「なぁ、カズマ。……このまま……」






 濡れた瞳で見てくるダクネスのまなざしに見惚れている場合じゃない。


 引き裂かれる前にせめて一夜を共にしようとする恋人のように、甘く切ない雰囲気に浸っている場合じゃない!


 のに――






「いっそ、ここで二人で、大人になってみるか……?」


 この状況でその台詞はいくらなんでも反則だろダクネス~~~~!!!






 薄闇の中、柔らかいベッドにダクネスと座って見つめ合う俺は、内心に湧き出る煩悩に必死に抗っていた。




 駄目だ、佐藤和真。流されちゃ駄目だ。


 ダクネスと恋人にでもなるつもりか?


 お前はここになにをしにきた、佐藤和真!




 事情を聞くために侵入したら、ダクネスがエロかったので一線越えました――なんて事になったら、アクアとめぐみんに総スカンを食らうのは明らかだ。爆裂魔法とリザレクションのループコンボを食らわされるのが想像に容易い。


 だってのに、ああもう、なんでコイツの身体いちいちエロいんだよう!




「――――」




 と、ここで。


 俺が硬直していると、ダクネスは重ね合っている俺の右手を握ってくる。


 そしてゆっくりと、掴んだ俺の右手を自らの体に近づけて……。


 流石に、いきなり胸を触らせる勇気まではないのか、ダクネスは掴んだ俺の手を持て余しはじめた。




 その逡巡に俺は少しホッとして、だけど直後。




 ――もみゅ、と。




「――っ!?」


 右手に密着した、リアルな柔らかさに俺は度肝を抜かれる。




 ダクネスが俺に胸を揉ませたのだ。


 躊躇こそしたが、それでもダクネスは俺の右手を自分の胸に触れさせた。


 たわわなおっぱいの感触が、手のひらに、いっぱいに!




「ダク、ネスっ……」


「んんっ♡ ……ん、カズマ……♡」




 へ、変な声を出すな~~~~!!


 ただでさえ空気が妙なことになっているのに!


 あ、待て! そんな、ウルウルとした目で俺を見るなぁ!






 ただでさえ張りのある豊かさを視覚に訴えていたダクネスのおっぱいは、実際に揉んでみると、信じられないほど柔らかい! 薄い夜着越しにダクネスの胸は俺の手のひらを余裕で受け止めて、たっぷり実った量感が俺の右手を伝って理性を揺らしてくる!


 おっぱいから手を離そうにも、ダクネスが俺の手を掴んでいるから退路が無い。


 そしてその甘美な感触をきっかけに、俺の意識がダクネスの魅力にぐぐっと傾いていく。




「……ッ」




 星明かりに淡く照らされたダクネスの美貌に、言葉を失う。


 普通にしていれば、彼女はものすごい美女なんだと思い知らされる。


 俺の右手に揉み心地を味わわせているバストの豊満さは言わずもがな。はだけたネグリジェから覗く悩ましい鎖骨に、熱を帯びて汗ばんだ白肌。腹筋が割れてるー、とか今までからかいのネタになっていたダクネスのお腹も、裏を返せば腰回りが引き締まっている長所だ。彼女の魅力に一役買っている。


 そしてなにより、今のダクネスの目!




「…………♡」




 まるでなにかを待ちわびるような切ない眼差しで、唇を半開きにしながら、俺に視線をロックオンしてくる。


 潤沢に星明かりを反射したキラキラした瞳は吸い込まれるようで、心なしかどんどん顔が近づいてきて――




「っっっ!!?」




 いや、違う!


 近づいてきているんじゃない!


 俺の方からダクネスに顔を近づけている!




 ダクネスの顔があまりにも魅惑的で、その誘引力に負けて、無意識に俺はダクネスに顔を寄せていたのだ。


 視界の全てがダクネスの美貌で覆われていく。濡れた瞳と、ほのかに赤い頬と、瑞々しい唇が、目の前に。


 吐息の湿気が自分の唇に伝わるほどの至近距離。途方もなく官能的な空気に、頭がくらくらする。


 そして。




「カズマぁ……ん♡」




 来て、と言わんばかりに。


 ダクネスが目を閉じ、唇をすぼめた。


 キスを待つ顔、即ちキス顔を俺に見せてきた。






 至近距離で、あまりにも甘そうな唇の誘惑を食らったとなっては。


 これは、もう――






 んちゅっ、んちゅうううううううううううぅぅぅ!!♡♡♡♡♡


「「ん、んんん~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」」






 俺が自制心を捨てても、仕方ないんじゃないだろうか。






 * * *






 もういい、後がどうなっても知るか!


 ここまでドエロい誘惑を拒めるほど俺は我慢強くない!




 俺はその場の空気に流されることにした。


 もっと言うと、この流れにみずから乗ることにした。




 その判断の正しさは、俺が今までの人生で味わったことのない反則的な快楽によって、すぐさま証明された。






 んちゅ♡♡♡ れるっ♡♡♡ んむ、ぶちゅ~っ♡♡♡♡♡


「ぷはっ、んむっ♡♡♡♡♡ れる、んちゅっ♡♡♡♡♡ ふーっ、ん♡♡♡♡♡」


「んんん~っ!?♡♡♡♡♡ ぷは、カズマっ!? ん、んんん!?♡♡♡♡♡」






 なにやらダクネスは驚いて目を見張っているが、こっちだって余裕が無い!


 初めての自分からのキス。それも恋人同士ですら無礼千万とされるような、いきなり舌を入れての乱暴ベロチューだ。


 我ながら不埒で浅ましい行為――だけど、それに伴う快楽は強烈だった。




(やばいっ♡♡♡ ダクネスとのキス、気持ちいいっ♡♡♡ やめられないっ♡♡♡) 




 お嬢様らしい円蓋付きベッドという場所や、誘惑に負けての暴走という状況も雰囲気に寄与しているのか、とにかく官能の深みがすごい。


 互いに押し合う唇の感触が柔らかく、唇の裏にある歯の硬さまで伝わり合うほど密着して、まるで口と口が溶け合うよう。口腔の中でダクネスの舌と俺の舌が抱き合うように絡み合って、めちゃくちゃ興奮する!


 ちなみに味はしなかった。




「んむっ♡♡♡ ぷは、カズマお前、どうしてこんなにキスがうま、あんっ!♡♡♡」


 あ、いい声。


 唇が離れたすぐ後、ひときわ甘い喘ぎがダクネスの喉から漏れた。




 どうやらダクネスのおっぱいを揉んでいる俺の右手が、彼女の弱い所を刺激したようだ。


 ネグリジェ越しに五本の指を受け止める乳の山に俺は目を向ける。




「ふむ、弱いのはこのあたりか?」


 もむん♡♡♡ さすさすっ♡♡♡


「あうぅっ♡♡♡♡♡ かじゅま、ああぁっ♡♡♡♡♡」


「ここかぁ? ここがええんかぁ? この変態クルセイダーがよ~」


「ふにゃあっ♡♡♡♡♡ お、おかしい、こんな、あゆぅっ♡♡♡♡♡」




 撫でれば喜ぶ猫よろしく面白いようにダクネスは反応してくれる。


 彼女がうろたえているおかげで、俺は幾分か冷静さを取り戻せた。




 ネグリジェ越し故に位置は見えないが、ダクネスの胸の弱い所は乳首……ではなく、乳首周辺の肌。すなわち、触れそうで触れない所と見た。そこを擦るように優しく揉みこむとダクネスは良く感じてくれる。


 これはこれで面白いが、俺はそれ以上にやりたい事があった。


 ので、いったん胸から手を離す。




「――ぁ」




 俺の右手が乳房から離れたのを見て、ダクネスが寂しそうな顔をした。


 行かないで、と顔に書いてあるようだ。


 安心しろ――俺だってまだ終わりたくない。




「ダクネスっ」


 ぎゅうっ。


「――!」




 ふわりと、空気が揺らいだ。


 星明かりに浮かぶ二つの人影が重なる。


 正面から俺は、ダクネスの首に腕を巻いて抱きつき、ベッドに押し倒した。




 シンプルなハグ。抱擁だ。これを俺はしたかった。




 理由は二つあって、うち一つはどうせダクネスのエロい体と触れ合うなら手の平だけじゃなく全身でも満遍なく味わいたいという下世話な理由。


 そしてもう一つは……誘惑に流されている俺がこんなことを考えるのもあれだけど……愛情を、確かめあいたかった。


 仮にも身体を重ね合う男女として、互いが互いを思う気持ちを確認するための時間が必要だと、そう考えたから。






「「…………」」






 沈黙を、抱きしめるダクネスの体温と共に噛みしめる。


 ふかふかのベッドに押し倒したダクネスに体重を預け、彼女の豊満な身体の柔らかさや温かさを堪能する。


 俺の胸板で餅みたいにひしゃげるダクネスの胸の量感が心地いいし、それとは対照的にダクネスのお腹の肉が硬いのにはクスッと笑いそうになる。


 コイツ本当に腹筋割れてんのな……なんて、声に出したら殴られるな。




「「……!」」




 と、ここで。


 横を向いたダクネスの目と、俺の視線がかち合った。


 気恥ずかしかったので俺はすぐに正面を向いて視線を切り、代わりに腕をもっと締めつけてダクネスを強く抱く。


 多分その時の俺、顔が赤かった。




「「……♡」」




 そしてここから、ダクネスからも俺をぎゅっと抱き返してくる。


 俺が首に腕を巻いて上から抱きしめるのに対し、ダクネスは俺の腰に腕を巻いての下からだ。


 抱き合いに移行したことで密着が深くなる。吐息が耳を撫でる。ダクネスの両手が、縋るように俺の背中に押し当てられる。




「「……」」




 じんわりと高まっていく幸福感と一体感。


 人肌の温もりと、微弱な肉欲の入り混じった安心感。


 薄闇と静けさに満ちた寝室で、今ここに俺とダクネスしかいないという事実も、しっとりした雰囲気の高まりに寄与している。




 二人だけの世界ってまさしくこんな感じなんだろうなと、ダクネスと抱き合いながら俺は感じ入っていた。


 そして、この切ないムードの高まりが最高潮に達したら、多分、俺とダクネスは行くところまでいってしまうのだろう。




 流されようと決めた俺に、それを止める気力はもう無い。


 ダクネスも望むというのなら、彼女の肉感的な体に溺れたい。




 アルダープなんて目じゃない程に目の前の熟れた女体を貪って、ダクネスの胸も尻も太ももも、全部俺のものだと刻みつけたい。




 この時の俺は本当にそう思っていて、いつでもスタートの合図があれば黒い欲望を発進させる準備ができていた。


 下手をしたらダクネスの許可を待たずに動き出しかねないほど、下半身がヤバいことになって、辛抱たまらなかった。




「――カズマ」




 ダクネスが俺の顔を両手で掴んで、改めて正面から俺を見据えてくる。


 切ない色艶の入り混じるダクネスの表情を見て、いよいよだと俺は心で身構えて――






「忘れさせてくれ。なにもかも」






 ――一瞬、思考が止まった。






「お、お前なにを言って」


「私をめちゃくちゃにしてくれ……子供を孕ませる気でもいいから」






 ――醒めた。


 とびっきり冷たい冷水が、俺のエロい欲望に浴びせられた。






 ダクネスは、泣いてた。


 泣きながら、笑っていた。


 目尻に涙を浮かべて、唇だけ微笑んだ、悲痛な泣き笑いだ。




 その表情で俺は、ダクネスがさっきの言葉を本気で言ったと確信し、同時に俺とダクネスの考え方にズレがあることを認識した。


 俺が流されるままに、彼女の体に溺れて楽しもうとしていた一方で。


 ダクネスは、もう俺達と二度と会えないと諦めて、せめて最期の思い出を作るために俺と一線を越えようとしているんだ。




 悲壮な覚悟と、刹那の喜悦。


 それらしか無い。今のダクネスの泣き笑いからは、純粋な喜びや、いつものドMじみた愉悦なんて見受けられない。


 今にも頭に浮かぶ。もし俺がダクネスと契って一線を超えたら、きっとダクネスはこう言うのだろう。


 ――もう思い残すことは無い、と。






「っっっ……ダ……メ……だっ……!!」


「カズマ?」






 訝しげに小首を傾げるダクネスの顔から、俺は身を引こうとする。


 男の欲望を意地で押し殺し、ベッドに手をついて、ダクネスから離れようとする。


 そんな俺の踏ん張りにダクネスは一瞬すごく悲しそうな目をして、直後、キッと顔を険しくして俺の顔を引っ張ってきた!




「あぎぎぎぎ」


「離れ、るなっ。カズマ、ここまで盛り上げておいて、今更やめるのかっ、ぐうっ」


「ダメ、だっ、て……! ダクネスっ……!」


「ダメ、じゃないっ。むしろ、やめる方がダメ、だっ。くっ、アクアの支援魔法か。まだ効力が続いているのか……!?」




 意地でも自分の女体に溺れさせてやると眦を決するダクネスは、しかし、支援魔法で強化された俺のパワーに目を見張る。


 自分の顔を引く俺と、俺の顔を両手で引き寄せるダクネス。


 拮抗していた綱引きは、やがて俺の方に優位に傾いて――




「~~~ぷあああっ!」




 弾かれたように、俺はダクネスから身を離した。


 同時にものすごい勢いで、ダクネスの身体への未練がムラムラと湧いてくる!




(あ、危なかった! 本っ当に危なかった! ……ぐああっ、まだドキドキする! 今すぐベッドに戻ってダクネスの身体に抱きつきたい! えっちしたい! 欲望が、欲望がぁ~!)


「ば、馬鹿者おおぉぉぉっ!! お前というやつは! お前というやつは、むぐぐ」


「シーッ、静かに! 家の人に気づかれ、っ痛ぁ!?」




 咄嗟にダクネスの口を抑えた俺は、ガブッと右手に走った痛みに手を離した!




「おまっ、噛んだな!?」


「ああ噛んだとも! 私だって本気で怒ることもある! 女の覚悟をここまで愚弄して、タダで済むと思うなよ! ぶっ殺してやるっ!」


「ぶっ殺すなんてお下品な言葉遣いはおやめくださいお嬢様!」


「お嬢様言うな! ……くっ、私の体はお前にとってつまらないのかもしれないが」




 目を血走らせて喧嘩腰だったダクネスは、途中から涙目でしゅんと顔を俯かせて自虐を語り始めた。


 そこに俺は待ったをかける。その発言は聞き捨てならん!




「バカ言うな! ウチのパーティーでお前が一番エロい体しているんだぞ!」


「うっ……!」


「つーかお前、実はその自覚あるだろ! 俺にエロい目で見られるのを承知で、屋敷で身体の線が出る服を着てるエロセイダーめっ!」


「んんっ……♡」




 いちいちブルリと身悶えしながら艶っぽい声出すなぁ!


 実は今けっこう辛いんだよ! ギリギリなんだよ、色々と抑えるのが!




「じゃあカズマ、どうしてお前は、途中から私を抱くのをやめたんだ。……腹筋が割れてるのが嫌だったのか?」


「違う。お腹が引き締まってるから、むしろそれは長所だ」


「ちょっ!!?」




 パクパクと口を開けて顔を赤らめるダクネスに、俺は理由を告げる。




「けどさ……俺、こういうのは心置きなく楽しみたいんだよ」


「っ……」


「最期の思い出なんかのために、俺はお前を抱きたくない。アクアがいて、めぐみんもいて、皆が屋敷にいる中で、あいつらの邪魔が入らないかとヒヤヒヤしながら情事に耽る方がいい。んで、なんだかんだで結局めぐみんあたりにバレて、いい所で邪魔が入るんだろうけど、それでも……って、おわっ!?」




 すらすらと滑るように口から出ていた俺の語りは、途中で止まる。


 ダクネスの表情の変化に度肝を抜かれたからだ。




 ガチ泣きだ。ダクネスは青い瞳を潤ませて、滝のような涙を流していた。それはもう、ダーッと。


 どうやらアクアやめぐみんについて言及したあたりが、ダクネスの泣きの琴線に触れてしまったらしい。




「わ、悪かった! 今のは俺が悪かった! デリカシーが無かった、ごめん!」


「……私は、なんてこと…………意趣返しなんて考えるものではないな」


「意趣返し?」




 降って湧いた話の引っかかりに俺が思わずオウム返しすると、ダクネスはすぐに真意を明かした。


 彼女の抱えていた……わりと邪悪な企みを。




「あのまま勢いでお前が私に子を孕ませていたら、その後どうなると思う」


「……?」


「妻が、夫ではない別の誰かに前もって処女を奪われていた挙げ句、その男の子供まで身ごもっていたとアルダープが知ったら……」


「お、おま」


「うへへへ、えへへ、ふぁふへへ、ひゃへへへ……!」




 涎を垂らして、泣き腫らした顔で、ヤバい表情で妄想にふけるダクネスに、俺は一歩離れずにはいられなかった。


 ドン引きする俺の目線に、ダクネスはハッと気づいた後、バツが悪そうに横に顔を逸らして……。




「ネタバラシの時を楽しみにすることを、今後の人生の生きがいにするつもりでした」


 こいつろくでもねえなぁ!








「ちなみに今日、危険日でした」


 あっぶな!!


 マジでろくでもねえなぁ!!




 * * *




 その後の顛末を手短に話そう。




 ダクネス本人に事情を聞くという、一応の目的はあの時点で既に達成済みだったわけで。


 湿っぽい雰囲気にこれ以上耐えられなかったこともあり、俺はダクネスの部屋から離れることにしたのだった。




 その際、「本当に抱いていかないのか?」「めぐみんやアクアのような可愛げは私には無いが、胸ならそれなりにあるぞ?」と、ダクネスがしつこく引き止めてきたのを俺は覚えている。


 その時のダクネスときたら、頬を赤くして、目が涎を垂らす獣のそれで……!


 悪い方向に吹っ切れている、そう形容するしかないヤバいご様子で。




 なので焦りと嫌な予感に駆られた俺は、つい別れ際に、






「うるせー! そこまでサカりたいなら、アルダープの件を解決した後、いくらでも何度でも付き合ってやっから、今はとりあえず大人しくしてろ!」






 って、勢い任せに言ってしまったような、そんな気がする。


 んで俺はその後、ダクネスのお父さんの所に向かって、さらに詳しい事情を聞きに行ったわけで。






「…………言質、確かに取ったぞ、カズマ……ふふふ♡♡♡♡♡」






 途中、背後からダクネスの声でそんな言葉が聞こえたような気がしたが、俺は気のせいという事で片付けたのだった。




 ……実際、気のせいだよな?


 気のせいだ、うん。


 気のせいに決まってる。


 ダクネスがあんな事言うわけないって、HAHAHAHA!






 んで、その後、なんやかんやあって。


 もう身も蓋もなく言うと、ほぼ原作の7巻通りに。


 アルダープの結婚式を阻止して、その後の慌ただしい後始末もほとぼりが冷めて、一週間ほどした頃だったか。




 夜に自分の部屋で眠りにつこうとしていた俺の元に、ダクネスが訪れてきたのは。


 ……軽率にも、俺がダクネスと二人きりになったのは。






 * * *






 一切の光が、夜空に見受けられない。


 月明かりも星も、闇空の中で光源になるものがすべて雲に覆い隠されている。


 果てしなく続く夜の曇り空を窓から見上げながら、柄にもなく俺はセンチな気分に浸っていた。


 そういや、ダクネスがヒュドラを倒すために一人で湖に行った時も曇りだったな~、あの時はアクアもめぐみんも大慌てで大変だったな~、って。


 短い間、夜空を眺めながら過去に思いを馳せたあと、そろそろ寝ようかと俺が窓のカーテンを閉めたとき。




「カズマ……まだ起きているか?」




 妙に湿っぽいダクネスの声と共に、コンコンとノックの音が響いた。




「起きてるぞ。ちょうど寝る所だったけど、まだ大丈夫だ。いま開けるからな~」




 特に深く考えず、俺はダクネスの訪問を歓迎して、ドアノブに手をかける。


 後から振り返ると、このとき俺がダクネスを警戒できなかったのは、ついさっきまでダクネスとの思い出を懐かしんでいたのが大きいだろう。それに第一、仲間を警戒するというのも前提からしておかしな話だ。




 とにかく完全に、想像の外だった。


 ドアを開けた先にいたダクネスの……格好はともかく、まず、その雰囲気が。




「ああ、カズマ……♡♡♡♡♡」


「――え」




 ほんのりと頬を赤く火照らせた、色艶のある表情。


 熱っぽい空気を帯びる、潤んだ青い瞳。


 薄いネグリジェに包まれた大変豊かなダクネスの胸も、心なしかいつも以上に存在感を主張している気がする。




 なんだろう。


 ダクネスの夜着がネグリジェなこと自体は普段通りだし、夜着姿のダクネスが目のやり場に困るのは今に始まった話じゃないのに。




 直感が、俺に訴える。


 今のダクネスは、『普段とは違う』と。


 熱っぽいダクネスの視線に、緊張しながら頬に汗を滲ませる俺は……ふと、ほんのりとした酒の匂いに気づいた。




「ダクネス、お前、酔ってるのか?」


「……少しな。飲んでみたワインの度数が、思ったより高かった……入るぞ」


「あ、おい」




 俺の返事も待たず、ダクネスは室内に入る。


 彼女が後ろ手にドアを閉めたとき、ドキリと、なぜか俺は胸が騒いだ。


 そのままダクネスはふらつく足取りで俺に体を預けてきて、脈絡なく寄りかかってくるダクネスの体重を俺は受け止め、後ろに下がって――




「っと」




 なんとか倒れずに、俺はダクネスの重みを受け止めきった。


 そのまま肩を貸そうと――




 グイッ!


「ッ!?」




 ――した次の瞬間、明らかに意図的と感じる力と動きで、ダクネスは俺を押し倒すように体重ごと寄りかかってきた!




 さっきまでダクネスの体をギリギリ支えた俺は、今度はもう倒されるしかない。


 薄いネグリジェ越しの、肉付きのいいダクネスの体に押し倒され、密着され――




「おい、ダクネ――」


 どさっ。


「――スぁっ」




 ――あれよあれよという間に、俺はダクネスにベッドに押し倒された。


 覆いかぶさられるように、ダクネスの体に組み敷かれる。


 背中にある寝慣れたベッドの感触と、かけ布団よろしく真上からのしかかる女体のぬくもりと心地よさに、安心感と幸福感がこみ上げる。




 柔らかい。心地良い。密着するダクネスのたわわな胸が胸板でむにゅ~っと潰れて、いかがわしい欲望がじわじわと萌芽してくる。


 両腕に、ダクネスを抱き返したいという欲求がもよおしてくる。


 それを堪えながら俺はダクネスに――




「お前、一体どういうつもりで!」


「理由なんて一つしか無いだろう。夜に女が男の部屋に来たんだ」


「――ッ!♡♡♡♡♡」




 少し怒鳴り気味に発した声を即座に切り捨てられ、俺はギョッとする。




 ダクネスの顔!


 あとほんの少し、どちらかが近づけば唇同士がすぐにでも重なる真正面から、ダクネスは微笑みかけていた。


 艶やかに、あまりにも魅惑的に!




「……ふふ、前の時とは逆だな?」


「あ、ぅ♡」




 見惚れる俺は気の抜けた返事しか返せない。




 やられた。笑顔にやられた。


 強烈すぎる蠱惑的な雰囲気に、目の前に来たダクネスの唇に、俺は麻痺したように動けない。いやらしい欲望で下半身がヤバい。




「アルダープとの結婚式をお前が潰してくれたおかげで、心のつかえになるような心配事は、もう無い。心置きなく快楽に溺れられるぞ」


「ま、待てダクネス。落ち着こう。いっときの勢い任せにこんなことをしたら絶対に後悔する。お前は酒に酔っておかしくなってるんだ!」


「わざと酔った! シラフでこんなこと、恥ずかしくてできないからな。なにより……私の方がもう我慢できないんだ♡♡♡♡♡」




 会話する間もダクネスはぐいぐい迫って、爛熟した豊満な女体が近づいてくるのにビビる俺は後ろにずり下がる。


 そりゃ俺は鈍感系じゃないし、ヤる時はヤる男だってめぐみんに自負したりもしたけど、ダクネスほどのダイナマイトバディが相手となると流石に気後れするというか。


 そもそも、ダクネスの女体は童貞にはハードルが高い! ネグリジェ越しにたぷんたぷん揺れるおっぱいといい、綺麗な顔といい、一度溺れたらどれだけ深みに嵌まるか見当がつかない!


 底なし沼のような快楽に沈められると予感させてくるダクネスの魅惑の身体が、顔が、唇が、俺に迫って、あ、あ、あ――






「ふふ、今夜はお前を寝かさないぞ♡♡♡♡♡」






 そんな、ありきたりな魅惑の定型句を言った直後。


 ダクネスは、顔を前に進めた。


 唇を、俺の唇に重ね合わせた。






 ぶちゅうううぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っっっ!!♡♡♡♡♡♡♡


 むぎゅ~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


「ん、んんんーーーーーーーっっっ!!?♡♡♡♡♡♡♡」


「んんん~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」






 片方は俺のくぐもった悲鳴、片方はダクネスの嬌声。


 唇の密着と共にダクネスは俺の首の後ろに手を回して抱擁してくる。


 ワイン味が入り混じった情熱的な口づけと、ダクネスの熟れた体での濃密ハグを前に、自制心が急激に蕩けていく。


 俺もダクネスの背に手を回して抱き返した。


 幸せすぎる豊満な肉布団を、受け入れてしまう!






 ぎゅ~~~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~~~っ♡♡♡♡♡


(やばいっ、いい匂いっ♡♡♡♡♡ おっぱいが潰れて気持ちいい♡♡♡♡♡ キスしながら抱き合うと幸福感がすごいっ♡♡♡♡♡ ずっとこうしていたいっ♡♡♡♡♡)


 んちゅ~~~っ♡♡♡♡♡ ……れるっ♡♡♡


「っ!?♡♡♡♡♡」


「んんっ♡♡♡♡♡」






 口の中を柔らかい何かが這う。


 え、ここまでする? という俺の心の声に、今度は舌が本格的に俺の口の中に入ってきて、その通りだとダクネスは実証してくる。


 口腔に侵入した舌先が艶めかしく蠢いて、チロチロ走る感触に背筋がゾクゾクして、抱き合う腕に力が入る。




 れるっ♡♡♡ んちゅっ♡♡♡ んんっ♡♡♡ ぷはっ♡♡♡


「んっ♡♡♡ 好き♡♡♡ ちゅっ♡♡♡ カズマ、好きだっ♡♡♡ ちゅ~っ♡♡♡」


「んんん~~~~っ♡♡♡♡♡ んふぅ、だ、ダクネ、んむうっ♡♡♡♡♡」


「ちゅっ♡♡♡♡♡ ぷは、好きっ! ぶちゅ~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」


 むぎゅ~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡


「んんん~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」




 やばい……これ、幸せすぎる。


 幸福感の上限が見えない。




 熱っぽいダクネスの表情から重なってくる唇が、抱擁の重さと温かさが、たまらなく心地良い。さらに、口づけの合間に挟まってくるダクネスの愛の囁きが俺の童貞マインドにガツンと響いて、果てしなく情欲をそそられる!


 俺はベッドの上でダクネスに貪られながら、彼女と身も心も溶け合うような密着感と一体感を食らわされ続けた。


 こんなの……こんなの……!!




「ぷはっ、俺もっ♡♡♡♡♡」


「カズマ?」


「俺も、ダクネスが好きだっ、ちゅっ♡♡♡♡♡」


「っっっ!!♡♡♡♡♡」




 こんなの流されるしかないじゃないかよ、もう~~~!!


 快楽に弱い男の悲しいサガってやつだ!




 もう後先のことなんて知るか! 俺はちゃんと後で後悔するかもって警告した。その上でダクネスは一線を踏み越えてきた。じゃあもう、溺れるしかない!


 というかこれ以上の我慢なんて無理!!


 前々から俺を悩ませてきたダクネスのでかい胸も、くびれた腰も、綺麗な顔も、いざ好き放題貪れるとなると極上すぎる!




 否が応でも湧き上がる醜い劣情と独占欲。なるほど、アルダープがダクネスに執着するわけだ。こんな可愛くてエロい生き物、そりゃあ欲しがる。


 だが現実には、ダクネスはアルダープのモノにはならなかった。


 俺が結婚式に乱入して式をぶっ壊してやったからな、ザマーミロ!




「――ぷはっ♡♡♡♡♡ お前をアルダープに渡さなくて良かった……!」




 もののはずみで言った一言。


 抱き合いながらキスすることしばらく、唇を離してから言った俺の発言。




 その言葉は別に嘘ではなく、確かな俺の正直な気持ちだ。


 ただ、シラフで言うには少々、いやかなりハズい台詞であり、後から思い出したら羞恥に苛まれること受け合いであり。


 そして俺のそんな言葉を耳にしたダクネスの反応はというと。






「ん~~~~~っっっ!!?♡♡♡♡♡ あ、な、あ、あっ、………………」






 面白いようにオタオタしていた。


 顔全体が赤く染まったかと思うと湯気がたってから赤面が抜けて、また顔を赤くしてから赤面が抜けて、信号機のように赤面がついたり消えたり。


 羞恥と歓喜がごちゃまぜになったような表情のカオス。僅かにダクネスの唇がニヤけているから、ひとまず嫌がられてはいないっぽい。




 ただ、「嫌がられなくてよかったねワーイ」と無難な話で済むかと言われると怪しい。


 俺は背筋に妙な寒気を感じ、ブルっと身を震わせた。




 いや、なんとなくわかる。


 ただでさえ愛欲の燃えている今のダクネスのテンションに、さっきの愛を囁くも同然な俺の言葉はきっと火に油だ。




 だけど嘘はついてないし、真摯な俺の気持ちだし。言われた当人が喜んでいるのなら別に恥じることじゃない。


 悔いは無い。




「……アルダープの件を解決した後、『いくらでも何度でも付き合ってやる』。カズマ、お前はそう言ったな?」


「あー。やっぱりダクネス、あのとき俺が言ったことを」


「十、二十、いや四十…………八十? いっそ百、いや千……」


「おい待てなんだその回数」




 指折り数を数えるダクネスを見て、俺は考えを改めた。


 やっぱり……悔い、あるかも。






 * * *






 体感で十分前後くらいか。


 あの後、俺はベッドの上でダクネスに乗られたまま、抱き合いながらのキスを繰り返していた。


 ちなみにお互いに服は脱いでいない。脱ぐタイミングがわからない、と言うべきか。


 ダクネスのネグリジェは、彼女が俺を押し倒した際に少しはだけたけど。




 ぎゅ~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡


 ちゅっちゅ♡♡♡♡♡ ちゅっちゅ♡♡♡♡♡


「んゅ♡♡♡ ちゅ♡♡♡ ……なぁ、カズマ。ちゅっ♡♡♡」


「んんっ♡♡♡ ぷはっ、なんだダクネス? ――んっ♡♡♡」


「ちゅむ♡♡♡ れるっ。……私の屋敷で初めてキスした時に比べて、キスが下手になってないか? 調子が悪いのか?」


「む、失礼な……いや待てよ?」




 少しムッとした直後、脳裏で心当たりが閃いて俺は指を鳴らした。




「そうだ、『芸達者になる魔法』だ!」


「なんだ? ずいぶん楽しそうな名前の魔法だな」


「アクアの新技だよ。後でお前も見せてもらうといい、面白いぞ。なにせ俺はあれのお陰でダクネスの声真似ができるようになったんだからな」


「っ♡ 私の声で、変態令嬢の汚名を着せたアレか……!」


「他にも見回りのノリスさんの声で、ダクネスに部屋を開けてもらうために、バニルが占いで言ってたお前の恥ずかしい話を言ったりな」


「じゃあ、あれはお前の声か! まるで聞いてきたように言ってきたと思ったら……。うぅ、今となってはいい思い出、と言っていいのだろうか」


「俺の勘だが、『芸達者になる魔法』はまだまだ深堀りしがいがあるぞ。キスとか愛撫とか、あの場でやたら上手くいったのも、多分あの魔法のおか……げ……」






 話が盛り上がって饒舌になっていた俺の語りは、途中で途切れる。


 勢い余っていらぬことまで言ったと、俺は手遅れになってから自覚した。




「――ふふっ♡♡♡♡♡」




 笑みに魅惑的な色艶を宿しながら、ダクネスは言う。


「つまり本来、私とお前の『オトナの遊び』の技量にそう差は無いわけだ♡♡♡♡♡」


「お、おぉう? い、言ってくれるじゃねーの? 日頃から俺のことをヘタレ扱いして、いざって時は頬にキス止まりだったチキンお嬢様が」


「その汚名も今夜限りで終わりだ。……目をそらすなよ?」




 俺の苦し紛れの悪態を艶やかに流したダクネスは、今を勝負所と見たらしい。


 脱ぐならここだ、と。




 彼女はネグリジェの肩部分に手をかけた。


 薄布を肩から落として、ネグリジェをはだけさせ、下の裾をめくり上げて――




「う、ぁ……♡」




 薄闇の中に、ダクネスの半裸が開示される。


 途方もなく艶めかしい脱衣に見惚れ、思わず俺は呆けた声を零してしまう。


 まろび出る豊かな乳房、下ろされた金糸の長髪。胸の豊満さに反して、腕の中にすっぽり入りそうな引き締まったウエスト。むっちりした肉感を持つ臀部から伸びる太腿は目に眩しく、股間の膣から僅かに透明な糸が垂れる様が情欲をそそる。


 お腹に自身のネグリジェを巻くようにまとめたダクネスは、指先で自分の髪をいじりながら、




「なぁ、カズマ……私は綺麗か?」


 しおらしい顔で、答えるまでもない愚問を聞いた。




「あぁ……綺麗だ」


「私は、エロいか?」


 あえてなのか、今度はお嬢様にしては品のない言葉での確認。




「う、うん……エロい」


「っ♡ ふふっ、そうか。エロいか、私は。えへへ……♡♡♡♡♡」




 頬を両手で抑えながらニヤニヤするダクネス。


 かわいい、と漠然と思いながら俺がダクネスの半裸に見惚れること少しして、




「次はカズマ。お前が脱ぐ番だぞ」


 そんなことを、ダクネスは言った。




「……え? あ! そうか、俺か」


 呆けていて、女が脱いだのに男の俺が脱がないのは不公平、というごく普通の感覚を忘れていた。


 いや、普通云々で言うなら情事に耽ろうとしている今の状況自体が普通から離れているけど、それは置いといて。




「あんま期待すんなよ? お前と違って、俺の体に面白みなんてないからな」


 じーっ、と妙にわくわくした目で見るダクネスに予防線を張って、俺も服を脱ぐ。


 上も下も、下着もぱぱっと脱いで、ベッドの脇に。




「え? カズマ、全裸にまでなるのか!?」


「あれ? 脱げって言われたからてっきり裸を見たいのかと思ったけど、違ったか? 服、着なおした方がいいか?」


「いや、いい……折角だから裸のままで」




 ベッドで膝立ちするダクネスの正面に俺は膝を崩して座る。


 半裸のダクネスと全裸の俺がベッドで向かい合う位置関係。




「…………思ってたより筋肉質で驚いた」


「そうか? 今まで苦労を重ねてきたからかな。……そ、そういえば! ダクネスと裸で向かい合うのは、風呂場で遭遇した時以来だな」


「あの時は、お前が夢を見ていると勘違いしていたんだったな……居合わせた私は、お前が狂ったんじゃないかと気が気じゃなかったぞ。ふふ……♡♡♡♡♡」


「あ、あぁ……し、仕方ないだろ! 夢ならどんなことでもし放題、なんて、人間生きてりゃ一度くらいは考えるシチュエーションだ」


「今は『現実で』、どんなことでもし放題だぞ♡♡♡♡♡」


「う、あ、あ…………」


「………………♡」


「……………………♡♡♡」


「…………………………♡♡♡♡♡」


「…………………………♡♡♡♡♡」




 お互いに裸を見せていることで、漂う雰囲気が急激に変わっていく。


 沈黙する時間が、淫らな行為をしたいという欲求に直結する。ダクネスの肌と触れ合いたい欲望で、俺の股間に熱が滾っていく。




 ゴクリ、と俺は生唾を呑んだ。


 呑まずにいられるか……こんなもん。




 豊かな胸も、魅惑的な腰も、肉厚な太ももも、なめらかな肌も。


 ここで裸で抱き合おうものなら、服越しじゃないノーガードで、その人肌の温かさと柔らかさを味わえてしまう。


 とうとうここまで来た、という感慨でドキドキと脈拍が上がる。


 途方もなく甘美でイケナイことが……手を伸ばせばすぐ届く、目の前に。




「……ダクネス」


「カズマぁ♡♡♡♡♡」




 ダクネスが、俺の首の後ろに腕を巻き付けてきた。


 俺もダクネスの背中に腕を巻き付け、ダクネスと抱き合う準備を完成させる。


 熱を帯びた柔肌の誘いに、色艶を帯びた濡れた瞳に、誘引され、身体を寄せ合う。


 僅かな息すら届く至近距離。




 もう……。


 もう、我慢できな


「もう私の方が我慢できにゃいっ……♡♡♡♡♡♡♡」


 え、ダクネス?


 ちょ、待






 ぶちゅうううぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~っっっ!!♡♡♡♡♡♡♡


 むぎゅ~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


「んんん、んんーーーーーー!!!♡♡♡♡♡♡♡」


「んむ~~~~~~~~んっ♡♡♡♡♡♡♡」




 がばぁっ、と押し倒されながら強烈な口づけと抱擁。


 俺の方から襲うつもりだったのが、またもやダクネスに先手を取られてしまった。


 やっぱこいつエロネスじゃねーか、熟れた身体を持て余してあーだこーだ言われても否定できない痴女ネスじゃね―か……なんて悪態が頭に浮かぶが、すぐに俺の脳から消し飛ぶ。


 そんな余裕、無い。


 これは……やばい。




 ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡


 むにゅんっ♡♡♡♡♡ たぷんっ♡♡♡♡♡


 れるっ♡♡♡ んちゅっ♡♡♡ むっちゅ~~~~♡♡♡♡♡


(きもちいい♡♡♡♡♡ ぎもぢいいっ♡♡♡♡♡ 抱き心地、良すぎる、温かいっ♡♡♡♡♡ ダクネスのことしか考えられなくなるっ、やばい、やばいっ♡♡♡♡♡)


「「んんっ♡♡♡♡♡ んんんん~~っ♡♡♡♡♡」」




 覆いかぶさるダクネスの背中に両腕を巻きながら、舌を絡め合いながら、俺は飛びかける理性を必死に繋ぎ止めていた。


 気を抜いたら一瞬で肉欲に意識を持ってかれる!


 俺の胸板でダクネスのでかい生乳が押し潰れて、乳首の当たるこそばゆい感触と共に驚異的なボリュームを楽しませてくる。抱きついたら抱きついた分だけ押し返してくれる豊満な女体は、もう二度と離れたくなくなる極上の甘え甲斐に満ちていた。


 今思うと、ダクネスのネグリジェはリミッターだった。肌と肌で直に抱き合ったら、ダクネスの熟れた体は理性への破壊力が強すぎる!




 んちゅっ♡♡♡♡♡ ぶちゅ~っ♡♡♡♡♡


(涙が出るっ♡♡♡♡♡ きもちいいぃぃぃ~~~!!!♡♡♡♡♡)


 ぎゅ~~~~~っっっ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~~~っっっ♡♡♡♡♡




 濃密な接吻と抱擁が、いとも簡単に俺を虜にする。


 ひしっとダクネスに巻き付いた腕を離す気など毛頭起きず、絡み合う舌先の感触もまったく手放す気になれない。


 腕いっぱいに抱き合う素晴らしい感触を、俺は独り占めしたくてやまなくて。


 その夢中に酔いしれるあまり――気づくのが遅れる。




 んちゅっ♡♡♡♡♡ れるっ♡♡♡♡♡ ……ぷはっ。


「ふはあっ♡♡♡♡♡ 唾液の糸、ふとい……えぁ?」




 唇からいやらしい糸を引いているダクネスの、腰の位置。


 もっと言うと股間の位置――愛液を垂らしている膣口の、真下にて、俺のそそり立った逸物が押し当てられていた。


 ダクネスが、いつの間にかペニスを膣内に咥える準備を整えていた。


 その事態にやっと気づいて、俺は制止しようと手を出して――




「っ、待ったダクネス!」


「いやっ♡♡♡♡♡ 待たない♡♡♡♡♡ もう今すぐにでもカズマが欲しいっ♡♡♡♡♡ かじゅまぁっ♡♡♡♡♡」


「落ち着けエロネス、慌てすぎだ! せめて、もう少し前戯で濡らすとか。女の子にとって初めては痛いってよく聞くぞ?」


「むしろ望むところだ♡♡♡♡♡」


「はぇあっ!?」


「破瓜の痛みに興味があるっ♡♡♡♡♡」




 あああ、そうだった!


 ダクネスはこういうヤツだ!


 これほどエロいナイスバディが普段あまり気にならないのは、魅惑の色香を台無しにして余りある、ダクネスのドM気質!


 痛みはダクネスにとってご褒美、ブレーキにはならないんだった!




「かじゅま~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」


「待っ」


 ダクネスが腰を落とす。


 にゅぐ、と肉棒が膣に入る感触と共に、犯される!


 犯される! 犯され――ぁ。






 ずぼっ♡♡♡♡♡♡♡ じゅっぷんっ♡♡♡♡♡♡♡


「~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!」


「あ……ああぁぁぁぁっっっ……♡♡♡♡♡♡♡」






 俺の股間の上で、ダクネスが感極まって背中を仰け反らせた。


 下腹部にのしかかる尻の重みと共に、柔肉が肉棒をみっちり覆い尽くす。吸い付いてくるヒダヒダの艶めかしい感触とともに、ダクネスと繋がっているという実感が股間を介して沸き立ってくる。


 一瞬、ぴりっ、と薄皮を破くような感触があった。ダクネスの処女の証が破れたんだ。その証拠にダクネスの膣から少なからず血が出てるし、なにより、ダクネスがいかにも痛そうにベッドのシーツを握っている。


 目尻に涙を光らせながら唇を噛むダクネスの顔を見て、俺は懸命に快楽をこらえた。流石に今は快楽に溺れられない。




「ダクネスっ……大丈夫か?」


「大丈夫だ、カズマ……思っていたほど痛くはない。単に私が頑丈なだけかもしれないが」


「そうか? 無理してないか? なにか俺にしてほしいことがあれば、遠慮なく言えよ?」


「じゃあ、軽く胸を揉んでくれ……別の刺激で痛みを誤魔化せるかも」




 ダクネスのリクエストに促され、俺は彼女の胸を両手で持った。




(えっ。……スイカ?)




 思考が止まる。


 でかい。柔らかい。それでいて――重い。


 片手ひとつがまるまる埋まる溢れんばかりの乳量が、俺の手のひらに寄りかかって休むように重みを預ける。揉むというより、ほとんど持ち上げるような形になってしまった。指の間から肉がはみ出るほどの乳量に、驚きのあまり俺は呆けてしまう。


 そんな俺の視界の端で、「ふふっ」とダクネスが笑うのが見えた。




「……なんだよ。こっちは割と真面目に心配したんだぞ?」


「そういう優しさも含めて、私は本当にカズマを好きになったんだなって……少し、感慨に浸ってた」




 胸元のでかい果実を俺に揉ませたまま、ダクネスがぐいっと前のめりに迫る。


 それに伴い、ぞわっと、繋がってる部分に刺激が走った! やばい!


 危うく俺はダクネスの胸を握りしめかけた。




「最初は、ただ漠然と、好みのタイプの男だと思っていた。パッとしなくて、スケベで、楽に生きたいと人生舐めてるダメなやつで。そんなお前が、いろんな強敵を次々と倒していったのは見ていて痛快だったぞ。特に……あの領主の前で金をぶちまけた時なんて、本当に……♡♡♡♡♡♡♡」




 つらつらと語られる嬉し恥ずかしいダクネスの想いの吐露、その半分ほどしか、俺は聞き取れなかった気がする。


 だって、それどころじゃなくて。


 前のめりになって近づいてくるダクネスの顔が色っぽくて、距離を詰めてくる生乳の揉み心地がすごくて、繋がってる部分がぞわぞわして。




「……ん、少し痛みに慣れてきた。これなら腰を動かすのに支障は無さそうだ」


「ダク、ネスっ……今日は、大丈夫な日、なのか?」




 暴発するのを危ぶみ、前もって俺は聞くべきことを聞いた。


 それだけで精一杯だった。




「今日は大丈夫な日だ……いくらでも中に出して構わないぞ♡♡♡♡♡」


「いや、いくらでもは駄目だろ……! 可能性が低いってだけで、妊娠するかもしれないことに変わりはないんだから。今からでも避妊具を――」


 ぱちゅっ♡♡♡♡♡


「うあっ♡♡♡♡♡」




 腰を動かされた。




「おっ……お前……!」


 ぐりぐり♡♡♡♡♡ ぐりぐり♡♡♡♡♡


「あうっ♡♡♡♡♡ 待った、ダクネス! この流れはマズ――」


 ばちゅっ♡♡♡♡♡


「はうっ♡♡♡♡♡」




 軽くひねるように腰をこね回され、かと思うと上から下に叩きつけられる。


 いやらしく踊る腰使いに従い、膣がうねって肉棒にしゃぶりつく。


 思わず俺はダクネスの胸を手離そうとして、だけどダクネスの両手にがしっと手を掴まれて胸を揉まされ続ける。柔肌に溺れるよう促される。


 その時のダクネスの顔ときたら――




「ああ、かじゅまぁ……!!♡♡♡♡♡♡♡」




 目に色艶を帯びて、赤面して、飢えた獣のように涎を垂らして。


 もはや痛みへの躊躇など無い、雌としてのスイッチが入りきったダクネスを見て、俺は自分の未来を悟った。


 ああ――食われる!






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ!!!♡♡♡♡♡


 もみゅもみゅもみゅもみゅもみゅもみゅっ!!!♡♡♡♡♡


「う、あああっ♡♡♡♡♡ ~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」


「ん~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」






 デカ乳を揉みながら、腰を振り乱されて責められる。


 悩ましい感触が繰り返される中、俺は唇を噛んで必死に射精欲をこらえていた。


 めちゃくちゃ気持ちいい! 一瞬、「うるさくしたらアクアやめぐみんに聞こえるかも」と脳裏に過ぎらなかったら、悲鳴を抑えきれなかった!


 くびれた腰が勢いをつけて俺の股間に尻を叩きつける毎に、膣奥に肉棒が吸い込まれるような凄まじい快楽が発生する。その上、ダクネスの両手が俺の両手を掴んで生乳を揉ませてくるのが堪らなくて、快楽の重ねがけで身も心も蕩けさせられる!






(きもちいい!!♡♡♡♡♡ ぎぼぢいいぃぃぃ!!♡♡♡♡♡)


 ばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡


 もみゅもみゅもみゅもみゅっ♡♡♡♡♡


「はぁはぁ、かじゅまっ♡♡♡♡♡ イキそう、なんだなっ♡♡♡♡♡」


(バレてる……!♡♡♡♡♡)




 膣内で肉棒が震えだして、早くも絶頂間近なのを見抜かれて――




「顔を、上げてくれっ♡♡♡♡♡ かじゅまっ♡♡♡♡♡」


「っ?」


 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


「~~っ♡♡♡♡♡」




 快楽に蕩けた顔での、ダクネスからの要望。


 交接の快楽をこらえながら、俺は応じる。ダクネスが腰を止めてくれる気配が微塵もない! 早くしないと、顔を上げる途中でイッちゃう! 出ちゃう! イキたいっ!


 その事態が起きる前に、俺はなんとか上半身を起こして――




「イッていいぞ……ん~っ♡♡♡♡♡♡♡」




 その頑張りを歓迎するように、ダクネスの唇が迫って――!






 んちゅ~~~~~~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


 ばちゅばちゅ、ばちゅんっ!!!♡♡♡♡♡


 もみゅもみゅ、むにゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「ん~~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」」


(ああああぁぁぁぁ~~~っっっ!!!♡♡♡♡♡♡♡)






 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 唇が重なり合うのと同時に、大きく腰が跳ねる。


 張り詰めていた肉棒が膣内でびっくんと痙攣して体液を解き放ち、そこに待ってましたとばかりに膣壁が蠢いて肉棒にしゃぶりついてくる。






 びゅーっ!!! びゅーっ!!! 


 どびゅっ! びゅぐっ! ごびゅるるっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


(きもちいい!!♡♡♡♡♡♡♡ しあわせ~~~っっっ!!♡♡♡♡♡♡♡)






 男として最大級の歓喜。


 首に腕を巻かれて抱きつかれながら唇を奪われ、情熱的に舌先を絡め倒され、視界は目を閉じたダクネスのキス顔に占有される。両手はダクネスの生乳の揉み心地を引き続き味わわされ、結合部は収縮する膣にとびっきり甘やかされ続ける。


 俺の体は何度も痙攣してのたうち回るも、その暴れようはダクネスの豊満な体に抱き潰されて抑え込まれた。




 ダメだ。


 今のダクネスに、ベッドの上で勝てる気がしない……!




 ぐり、ぐりっ♡♡♡♡♡


(っっ♡♡♡♡♡ うあ、ダクネスっ!?♡♡♡♡♡)




 ふいに、艶めかしく腰をねじり回された。


 出したばかりで敏感な肉棒が、膣内でこね回されて刺激され――




 ……ぬぽっ。


「ぷはっ♡♡♡♡♡ はぁ、はぁ……♡♡♡♡♡」


 ここでダクネスは腰を上げ、膣から肉棒を開放する。


 密着していた唇も離れて、透明な唾液の糸がいやらしく伸びた。




 ふぅふぅと息を整えながら余韻に浸るダクネス。その顔は火照りに満ちていて、とろんと甘く目を傾ける様がめちゃくちゃエロい。


 蠱惑的な顔と、膣内から肉棒が出る前のこね回し刺激。


 その二つの誘惑によって、俺はいともチョロく下半身が滾って――




「……まだまだ、元気いっぱいだな♡♡♡♡♡」


 ダクネスに、妖艶な笑みを許してしまう。


 つーっ、と指先で俺の棒をなぞる仕草が扇情的で、そそられる!




「こんなに出したのに、物欲しそうにして……こっちのカズマは業突く張りだな♡」


「う、ぁ……♡♡♡♡♡」




 お前はヤりたい盛りの思春期の性欲を舐め過ぎだ、一回で満足できるわけねーだろ!


 って言いたいのに……喉から、声が出ない。


 心が麻痺して、いつものような意地を張った強がりを言えない。




 今の俺は、ダクネスの魅力という沼に、体半分が沈んだ状態だ。


 なにも考えないでいいのなら、このままでもいい。今やダクネスは、こいつが持て余していた熟れた体の使い道を、俺にとって最高の形で会得した。


 このまま身も心も委ねれば、俺はダクネスにドロドロになるまで貪られて……夜が明けるまで、退廃的で心地良い時間を過ごせるだろう。


 それも一つのしあわせの形かもしれないけど……。




 まずい予感がある! このまま主導権を握られっぱなしでいたら、パーティー内でのヒエラルキーが悪い方向に変わるかもしれない。


 平たく言うと、ダクネスに尻に敷かれる!


 というか、そうなりかけてる! 今のダクネスはぺろりと舌なめずりして、その豊満な体をくねらせて、いつ交わりを再開してもおかしくない!


 そして一度そうなれば――また俺は理性がぶっ飛んで、虜になって、一通り精を搾られるまでダクネスの魅惑の体に溺れてしまうだろう。




 対処するなら、そうなる前の段階。今のうち。


 もはや搾り取られるのは不可避にしても、せめて俺の方からダクネスを貪る形にしたい。




「それじゃあ、カズマ。もう一回――」


「ま、待った。ダクネス」




 手を掲げてストップをかける俺に、ダクネスは不機嫌そうに頬をふくらませた。


 つまらないことを言ったら激しく搾り取ってオシオキするぞ――と言わんばかりの目にビビリながらも、俺は提案を口にした。




「体位を……やり方を、変えないか?」


「やり方を?」


「ダクネスに、してもらいたいことがあるんだ」




 首を傾げるダクネスに、俺は身振り手振りも交えて思惑を語る。


 話を聞いている間、ダクネスは顔を赤くして恥ずかしそうにしたり、自分の豊かなバストをまじまじ見たりと、面白いようにうろたえていた。


 どうやらダクネスは、日頃からいやらしい妄想に事欠かない割に、実際のヤり方についての知識はほぼ無いようだ。騎乗位だけは予習したみたいだけど。




「そ、そんなので本当に気持ちよくなるのか? カズマ」


「ええい、ずべこべ言うな。さっきまでお前が好き放題やったんだ、次は俺の番だぞ! ……言っておくがダクネス、お前がいつも冗談めかして言ういやらしいメス豚だの性奴隷だのは、『このプレイ』を普通にやってるからな?」


「まさか! からかっているだろう、カズマ! 私は確かに人より世間知らずな方だが、これは流石に……」


「巨乳の女メイドが出てくるエロ本の一冊や二冊、漁ってみろ。多分、載ってる」


「っっっ!?♡♡♡♡♡」




 仰天して肩を跳ねさせ、ダクネスは目を見開いた。


 はぁはぁと息を荒げながら、自分の重々しい胸を持ち上げるダクネス。今、彼女の脳内で、どんな妄想が繰り広げられているだろう?


 ご主人様にご奉仕するメイドの気分、といった所か。普段の妄想の出自に近しい行為を、させられようとしているダクネスの心境やいかに。




「ちなみにダクネス。一応、この行為には名前がある」


「にゃ、なまえぇ?」


「おっぱいでズリズリ擦るプレイ、故に――」




 興奮で頬を染めるダクネスにこれを言うとき、俺は心の中で熱いなにかが込み上げてくるのを抑えられなった。




「――『パイズリ』と、呼ぶんだ」






 * * *






 張りと艶のある二つの肉の山が、ぬらぬらにてかっている。


 潤滑油代わりに俺の精液やダクネスの愛液を塗って光沢を帯びた乳が、生々しい匂いを放つのと共に、豊かな存在感を主張する。




 その女性的で豊満な双丘に、俺の手なんかじゃ掴みきれない乳の丸みに。


 おっぱいに、期待せずにいられない。


 両手で揉んだ時でさえ、指の間から肉が溢れんばかりの揉み心地だったダクネスの極上おっぱいに、自分のアレを挟んでもらえたら……!




「こ、これでいいのか? カズマ」




 初めて行う行為への戸惑いを帯びながら、ダクネスは仰向けに寝そべる。


 ベッドに背中を預けるダクネスのお腹に、ゆっくりと俺は騎乗した。




「大丈夫だ、合ってる。うわ、眺めがめっちゃエロいな……♡♡♡♡♡」




 ペニスが、ダクネスの胸の真正面に来る位置関係。


 俗称:馬乗りパイズリ――仰向けに寝る女に男が跨り、肉棒を女の胸の谷間に挟んで、そこから男が腰を振って快楽を得る、巨乳にのみ許された性行為。


 今まで俺がダクネスにこれをやったのは、妄想の中でだけだ。


 それを今、俺は現実で叶えようとしている。




「改めて見ると、ほんっとうにダクネスの体ってエロいんだなぁ」


「い、いちいちエロいエロい言うな……こほんっ」




 わざとらしく咳払いしたダクネスに、「ん?」と俺は首を傾げた。


 仕切り直し? なにを改まって。


 そんな俺の疑問符に、ダクネスは色艶を帯びた流し目を魅せると、両手を自分の首の後ろにまわして――






「……どうか、いやらしく育った私の胸でお楽しみください、ご主人様♡♡♡♡♡」


 その圧倒的な胸をゆさっと揺らして、誘惑の言葉を――!




「ふふ、どうだ? こういう場面で、こういう台詞を一度言ってみたかっ――」




 にゅぷっ♡♡♡♡♡


「あっ♡♡♡♡♡」


 挿乳。


 腰を突き出し、乳奥までペニスを潜らせてから、引いて戻す。




 にゅぷっ、にゅぷっ、にゅぷっ♡♡♡♡♡


「ん、あっ、かじゅまっ♡♡♡♡♡」


「ダクネスっ……♡♡♡♡♡」


 何度も挿乳をくり返す。


 両手で横からダクネスの胸を持って圧迫を強めながら、乳内にペニスを突き入れて、窮屈な乳肌の圧迫を味わう。




 ピストンする毎にダクネスの乳房もぷるんと波打って、乳内が泡立って、肉棒をたっぷり押し返す豊満な量感ときたらもう……!






「すご、すぎっ♡♡♡♡♡ ~~~~っ♡♡♡♡♡」


「かじゅま、かじゅまっっっ♡♡♡♡♡」


 ぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅ♡♡♡♡♡


 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ♡♡♡♡♡


「「~~~~~~っっっ!!♡♡♡♡♡」」






 想像なんて足元にも及ばない。


 ダクネスの胸で、いつも俺の目線を釘付けにするデカ乳で、パイズリしたらこれほどに気持ちいいなんて!


 快楽に飢えるペニスを満遍なく受け止めるダクネスの爆乳、その豊かな肉量に物を言わせた乳圧は極上の一言に尽きた。根本までずっぷり挿乳する毎に、底なし沼のような乳肌が股間を余すことなく受け止めてくれて、身の毛がよだつほど気持ちいい。


 激しくおっぱいにピストンするごとに乳の山もぷるんぷるん波打って、それを固定する俺の両手も弾力と揉み心地で幸せにさせられる。


 おっぱい掴みながら乳奥に挿乳するの、凄すぎる!






(きもちいいっ♡♡♡♡♡ ダクネスのおっぱい、きもちいい~っ!♡♡♡♡♡)


「たまらんっ♡♡♡♡♡ 今、私は性奴隷にされてるっ♡♡♡♡♡ カズマに好き放題に体を貪られてっ、気持ちよくなる道具にしゃれてるっ♡♡♡♡♡」


「人聞きの悪いこと言うなっ……~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」






 弾けるような柔肌、豊かな弾力、肉棒の芯に届く充足感。


 うねっては波打つ乳内の感触に、簡単に余裕を奪われる。


 ダクネスのおっぱいの中で果てたい――湧き上がる牡の衝動で頭がパンクする!




「出るっ♡♡♡♡♡♡♡ いぎたいっ!♡♡♡♡♡♡♡」


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ばちゅばちゅばちゅばちゅ!!♡♡♡♡♡♡♡


「~~~~~~っ!♡♡♡♡♡♡♡」




 乳内ピストンをラストスパートに移行。限界が近いと露呈する。


 ダクネスの胸を両手で鷲掴みにしながら、激しく腰振り。


 一瞬、視界の端でダクネスが意味深に目を細めたのが見えたけど、それの意味するところに興味は向かない。おっぱいへのおもらしで頭がいっぱいすぎる!






 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ、ぎゅ~っ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ばちゅばちゅばちゅばちゅ、ばっちゅんっ!!♡♡♡♡♡♡♡


「はう、あ、ああぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡♡♡♡♡」




 きつく圧迫された谷間の奥にペニスを密着させ――乳内射精。






 どぴゅ!!!


 びゅぶぶぶぶっっっ!! びゅーっ、ぶびゅーっ! びゅるっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


(きもちいいいぃぃぃぃぃぃぃ~~~~!!♡♡♡♡♡♡♡)






 やや体重をかけぎみに乳房の丸みを潰しながら、俺は悶絶した。


 ダクネスの胸に腰を預けてムチムチの弾力を堪能しながら、両手で胸を左右から抑えつけて圧迫たっぷりの谷間の中に昇天。


 股間すべてを包む豊満な肉感、その中に温かい感触が広がる。ダクネスのデカパイの中に自分の体液がぶちまけられていく。


 余韻に打ち震える腰はおっぱいの弾力に受け止められて、股間すべてを覆う乳肌の包容力が心地よくて――






(とろけるっ♡♡♡♡♡♡♡ しゅごしゅぎいぃ~っっっ♡♡♡♡♡♡♡)


「……それっ」


 ズリズリッ♡♡♡♡♡


「はうっ!?♡♡♡♡♡」


 ぶびゅっ!!♡♡♡♡♡






 無防備なところを、ダクネスの上下乳ズリに襲われる。


 圧倒的質量のこね回しが、射精中の肉棒を刺激する。


 驚いた俺が下に目を向けると、いつの間にかダクネスは俺の尻に腕を巻いて、おっぱいで俺の股間を受け止めるように抱きしめていた。




「だいたい要領は掴めた……カズマ、こうすれば気持ちいいんだな?」


「あ……ええと、その通りですはい」




 目が合ったときのダクネスの顔が、なんとなく逆らい難かった。


 熱っぽい目と、頬にかかった俺の精液が相まって、ものすごく今のダクネスは色っぽい。つい俺は畏まってしまう。


 そんな俺の気おくれは、些細なもの。


 だけど、握っていた情事の手綱をダクネスに奪い返されるきっかけとしては――十分だった。






 ずぶにゅっ♡♡♡♡♡


「はうあっっっ!?♡♡♡♡♡」


 より深く、ダクネスの谷間へ肉棒を潜らされる。


 俺の腰を受け止め、より強い密着で豊満な胸が沈む。


 底なし沼のような柔らかさ、そして押せば押すほど跳ね返してくる乳圧の反作用に俺は度肝を抜かれた。


 乳と股間が溶け合い一体化するかのような気持ちよさ。






「それにしても夢中だったなカズマ。そんなに私のおっぱいが良かったか?♡♡♡♡♡」


 こねこねっ♡♡♡♡♡ こねこねっ♡♡♡♡♡


「ま、まったダクネス、喋りながら責めな、うあっ!?♡♡♡♡♡」






 押し寄せる肉感に声が乱れる。


 あまりの官能に恐れをなして腰を引こうとしても、ダクネスの手にがっちり俺の尻を掴まれて、逃げられない!


 ダクネスは肘をつかって胸を器用にこね回しながら、両手で俺の下半身を引き寄せて、股間を乳房の中に囚え続けた。淫らに形を歪める豊満な胸、その中を肉棒は潜らされて、むっちりした弾力と量感たっぷりの乳圧を味わわされる。


 ダクネスに無理やり腰を振らされる形での、馬乗りパイズリ拘束責め。






「まさか、こんな形で私の腕力が役に立つとは……♡♡♡♡♡」

 

 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅ!!♡♡♡♡♡♡♡


(きもぢいっっっ♡♡♡♡♡ チンポがおっぱいに引っこ抜かれるっ♡♡♡♡♡♡♡ きもちよすぎっ、これやばいっ♡♡♡♡♡♡♡)


「どうしたカズマ――あ♡♡♡♡♡ 胸の中でまた震えて」






 完璧にダクネスの爆乳にホールドされ、先端から根本までくまなく愛撫されて、肉棒が長持ちするはずなかった。




「くあぁぁぁっ♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ずちゅずちゅずちゅずちゅ!!♡♡♡♡♡♡♡


「っっっ!?♡♡♡♡♡ あああっ、待っ、うあっ♡♡♡♡♡」


「さあカズマ、次はお前から動く番だぞっ♡♡♡♡♡♡♡」




 射精している間もダクネスは俺の腰を振らせ続けてくる。


 アイアンクローを実現できる腕力と握力で、力強く、何度も何度も、おっぱいに股間を引き寄せてくる!






「さっきのように、男らしくおっぱいにピストンして、私の体を性玩具にしてみろっ! こんな、風にっ♡♡♡♡♡♡♡」


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


「ちょ、おほっ♡♡♡♡♡♡♡ やすませ、あうっ♡♡♡♡♡♡♡」


「ダメだ♡♡♡♡♡♡♡ 元とはいえばカズマからやり始めたことだ♡♡♡♡♡♡♡」






 腰と乳肉が何度もぶつかる。淫らな音が鳴り続ける!


 前に腰が出るとダクネスの胸がむにゅ~っと押し潰れて、乳内とペニスが一つになるようなとろける満足感が走る。それを何度も何度も繰り返されて、尻に回されたダクネスの両手に快楽を貪るよう促されて。


 しあわせすぎて、どうにかなりそう!




「またでる~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


「ぎもぢいっ♡♡♡♡♡♡♡ さ、い、こうっ……♡♡♡♡♡♡♡」


「ああ、カズマ……こんなにも、だらしない顔して……♡♡♡♡♡♡♡」




 涎が垂れる。目がチカチカする。でも、股間を覆い尽くす肉感を手放せない。


 疲れてるのに、腰振りをやめられない。おっぱいから肉棒を抜きたくない。


 今や俺は、自分の意思でおっぱいに腰を叩きつけているのか、ダクネスの手で無理やり腰を振らされているのか、どっちなのか曖昧だ。




 射精が繰り返されたことで乳内はヌルヌル。ペニスと乳房の輪郭が感じられない。


 おっぱいとチンポが溶け合うような、快楽だらけの一体感が股間に来る――!






(しあわせ~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡)


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


(おっぱいっ♡♡♡♡♡♡♡ おっぱ、いいっ……♡♡♡♡♡♡♡)


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


(だ、だめだっ……これ……完全、にっ……♡♡♡♡♡♡♡)






 完全に、癖になるやつだ。


 味をしめて、おっぱい星人になる未来が目に見えるようだ。


 豊満な胸にペニスが捕まって、乳内で肉棒をもみくちゃに扱きぬかれて、柔らかな肉の感触に泥酔しながら射精をくり返して。




 経験でダクネスが手慣れてきたのか、乳房の中の快楽も増している気がする。


 はぁはぁと熱い息をしながら、ダクネスは肘で左右の胸を交互にこねて、互い違いに動かしてきた。ペニスを包む爆乳が、切ない圧迫感を伴いながらうねってくる!






「うああっ、くぅ~っ♡♡♡♡♡♡♡」


「またイクんだな、カズマ。来い、ギュッてしてやる♡♡♡♡♡♡♡」


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ、ぎゅ~っ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ、ぎゅ~っ!!♡♡♡♡♡♡♡






 乳房を股間で押し潰しながら、俺はダクネスに下半身を抱き潰された。


 ひとたまりもない。






(き……も、ち……い……♡♡♡♡♡♡♡)


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




「ふふふ。まだまだイケるだろう、カズマっ♡♡♡♡♡♡♡」


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


(も、もう、ゆるひて……あ、声、出ない……♡♡♡♡♡♡♡)


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!




 ――――――――


 ――――


 ――


 * * *


 その後も、俺はおっぱいめがけて狂ったように腰を振りつづける。


 どの道ダクネスの手で腰を振らされているから、やめたくてもやめられない。




 張りのある大きな胸に何度も肉棒を出し入れして、ふくよかな肉に押し潰される挿乳感をたっぷり堪能する。


 この情事で俺が優位に立てたのは、ダクネスがその熟れた体をどう扱うか知らなかった序盤の頃だけだ。




(き、も、ち、い……♡♡♡♡♡♡♡)


 どぴゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐ!!♡♡♡♡♡♡♡


 パンッパンッパンッパンッ!!♡♡♡♡♡♡♡




 爆乳の中で果てる感触を脳に焼き付けて、またピストンを再開。




 たちが悪いのは、嫌だとはまったく思えない事だ。


 あまりに甘美で、気持ち良すぎて、ゆえにどんなに疲れてもおっぱいから離れられない。




 とっくに精も根も尽き果てている筈なのに腰は勝手に動いて、そこにダクネスの両手も引き寄せてきておっぱいに股間を抱き潰される。


 パイズリ、パイズリ、何度も何度もパイズリ昇天。


 ダクネスの豊満な胸に腰を捕らえられ、深い谷間の中でまた果てて。






 ただ、これを不幸中の幸いと呼んでいいのかはわからないけど、膣内射精については一回だけで済んでいる。


 というか、そうなるよう仕向けるのが、俺がダクネスにパイズリを申し出た狙いだ。






 いくら危険日じゃないといっても、女の子の膣に軽率に子種を入れていいはず無いし、それを何度もヤるなんて倫理的にダメだろう。


 それぐらいの分別は弁えている、俺はそこまでクズじゃない……とは、一回でもダクネスに中出ししちゃった以上、もう強くは言えないけど。




 けど、少なくとも、これ以上の事態の悪化は避けたい。


 もしダクネスの膣で、万が一にも俺の子種でアタリが出たら、後の事態がややこしい事になるのは想像に難くない。


 その可能性を少しでも下げるのは、最低限やるべきことだ。


 ダクネスへの迷惑を減らすためにも、今までの関係を維持するためにも、打てる手は打つべき。






 ただ……。


 もし、本当に万が一のことが起こったとしても。


 実際のところ、なんとかなる……かもしれない。なぜなら、




(俺……ダクネスの親公認、なんだよなぁ)






 ダクネスの親父さんが病床に臥せっていたときのことだ。


 俺の記憶が正しければ、ダクネスの親父さんが、俺に「ダクネスを任せたい」的なことを言った。




 あの病気の真相は悪魔の呪いとかなんかで、アクアがぱぱっと解呪したから今はダクネスの親父さんは普通に元気だけど……。




 今の俺はかなり金持ちで、金銭的には責任を取れなくもない。ひとまず、子供の養育費や学費を負担できる自信はある。


「責任を取る」という言葉に、俺は口先だけでない重みを持たせられるのだ。ダクネスや子供の背負う負担をかなり軽くできる。少なくとも金銭的には。


 あとは、ダクネスの親父さんのあの発言が、まだ有効なら……。




(ダクネスとの結婚、かぁ……)




 いつもの屋敷の中で、朝日に照らされるダクネス似の赤ん坊が、ハイハイするのを俺とダクネスが楽しげに見守っている。


 そんな妄想が頭に過ぎったところで――






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


 ぶるんっ、ぶるんっ、ぶるんっ♡♡♡♡♡♡♡


(ん、おっぱいが揺れて……って!?)






 騎乗位に、体位が戻されていたことに俺は気づいた。


 いつの間に!?






「ちょっと待った、ダクネ――」


 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


 ぶるんっ、ぶるんっ、ぶるんっ♡♡♡♡♡♡♡


「うあああっ!?♡♡♡♡♡♡♡」






 ペニスを締め付ける圧倒的に艶めかしい感触に、制止を封じられる。


 量感たっぷりの爆乳がダイナミックに揺れるのを魅せつけられながら、重々しいお尻に股間を叩かれ、同時にダクネスの膣内に肉棒を責め抜かれる。瑞々しい感触が何度も肉棒にしゃぶりついてくる吸着感、股間を介して伝わる極上の嬉しさに射精の衝動をくすぐられる!


 出してはいけないのに!


 せっかく、ダクネスへの中出しが一回だけで済んでいたのに!






「ふふっ、カズマ。私がお前の狙いを看破できないとでも思ったか? パイズリで中出しから意識を逸らそうなんて、姑息なまねを」


(バレてるっ……)


「ダメだぞ~、カズマ。そんな悪企みされたら……意地でも、千回中出ししてもらわないと、気が済まなくなるじゃないかっ♡♡♡♡♡♡♡」


「っっっ♡♡♡♡♡♡♡ お前、本気で――」


 ばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


「ふああっ♡♡♡♡♡♡♡」






 肉棒を揉み洗う膣内の感触、出してしまえと脳を誘惑する快楽の水音。


 熱い息を吐きながら楽しそうにするダクネスの笑みもめちゃくちゃエロくて、涎を垂らしながら顔を赤くする彼女の艶笑に屈したくなる。


 こんな誘惑に負けたりはしない――って、普段ならダクネスの方が言いそうな台詞だけど、俺には無理!


 股間になだれ込む気持ちよさがたまらなすぎる!






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ぶるんっ、ぶるんっ、ぶるんっ♡♡♡♡♡♡♡


(でる、でる、我慢できない~~~~~~っっ!!♡♡♡♡♡♡♡)






 踊る裸体、揺れる爆乳、膣内で震えるペニス。


 身も心も悩殺され、俺はびくんっと腰を上げてダクネスの尻を下から突き上げ――






「カズマ……すきっ♡♡♡♡♡♡♡ ん~っ♡♡♡♡♡♡♡」


 ぶちゅ~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


「ん、んーーーーーっっっ!!♡♡♡♡♡♡♡」


 最高のタイミングで、ダクネスにキスされた。


 詰んだ。






 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


(きもちいいぃぃぃぃぃぃ!!♡♡♡♡♡♡♡)


 ぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡


 でたらめな幸福感に駆り立てられ、俺はダクネスに両手両足で抱きついた!






 びゅばあっ!!


 びゅーっ! ぶびゅーっ!! どくっ!!


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


(すごすぎっ♡♡♡♡♡♡♡ ダクネスの体、気持ち良すぎ♡♡♡♡♡♡♡)


 ぎゅぎゅ~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「~~~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡」」






 ダクネスからも抱き返されて、お互いに抱き合う形が完成する。


 体の後ろに両腕を回し合い、ひしっと隙間なく肌を重ね合う。ダクネスに覆いかぶさられ、唇を重ね合いながら、熟れた女体の全てを独占する。


 胸元でむにゅうと潰れるおっぱいの肉感に圧倒され、絡み合う舌先の感触に理性を忘れ、柔肌ののしかかりに悶絶する。


 快楽の津波に、さっきまで危惧していた中出しへの心配が流されていく!




(だ、だめだ。これ以上、ダクネスの中に出したら――)




 ああ、でも。


 とても抗えない。


 ダクネスと抱き合ってキスしながら中出しするの最高すぎる。




 僅かに残ったちっぽけな良識じゃ彼女を拒むには足りなすぎる。俺はダクネスと抱き合う腕を離そうとも思えない。






「んちゅ♡♡♡♡♡ ん~っ♡♡♡♡♡ んふふ♡♡♡♡♡」


「ちゅぷ♡♡♡♡♡ ぷはっ。ダクネス……♡♡♡♡♡」


「かじゅまぁ……んーっ♡♡♡♡♡♡♡」




 溺れていく。


 泥酔していく。


 迫りくるダクネスの唇と、また吸い合いにいく――






 んむっちゅうううぅぅぅぅ~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」」






 再欲情。


 情熱的な口づけで淫欲に火を放たれ、その淫らな火の始末をダクネスの女体が請け負ってくれる淫らなマッチポンプ。


 また騎乗位が再開され、豊満な胸がダイナミックに揺れる絶景を魅せつけられ、激しいピストンと共に肉棒が膣内でたっぷり揉み洗われる。






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


「ふふ、胸、揉んでもいいぞっ♡♡♡♡♡♡♡ かじゅまっ♡♡♡♡♡♡♡」


「っっっ……♡♡♡♡♡♡♡


 ぶるんっ、ぶるんっ――もみゅん♡♡♡♡♡♡♡


「あんっ♡♡♡♡♡♡♡」


「っ!♡♡♡♡♡♡♡」






 艶めかしい嬌声と、ぞわんっ! と膣内が蠢く不意打ち!


 暴発。






 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「あ……キスと一緒にイッてほしかったのに」


「ごめんダクネスっ……ううっ、ぎもぢい♡♡♡♡♡♡♡ んむちゅっ♡♡♡♡♡♡♡」


 んちゅ~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」」






 またキスによる再欲情の後、次はダクネスに覆いかぶさられながら密着騎乗位。






 ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡ ぎゅ~~~っ♡♡♡♡♡


 ばちゅばちゅばちゅばちゅっ♡♡♡♡♡♡♡


「はぁはぁ、かじゅまっ、んちゅっ♡♡♡♡♡♡♡」


(んんっ、ぎもぢいっ♡♡♡♡♡♡♡ ダクネスを抱き返す腕に力が入るっ……ん、ん~~~~っ♡♡♡♡♡♡♡)


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「「んんん~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」」







 その次は俺からの希望で、俺がダクネスを押し倒しての正常位。






 ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡♡♡


「はぁ、はぁっ♡♡♡♡♡ 熱気がヤバい、なんかっ……♡♡♡♡♡」


「カズマ、もっとくっついれっ♡♡♡♡♡♡♡」


 ぎゅ~~~~~~っっっ!!♡♡♡♡♡♡♡


(うぁ、抱きつかれっ♡♡♡♡♡♡♡ 膣の包容感も一気にっ♡♡♡♡♡♡♡)


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 さらにその次は、ダクネスが背中を預けながら俺の腰の上にまたがって、そこから俺がダクネスの胸を揉みながらの背面座位。






 もみゅもみゅもみゅもみゅ♡♡♡♡♡♡♡


 ぱんぱんぱんぱんっ♡♡♡♡♡♡♡


(うあぁっ♡♡♡♡♡ やっぱりダクネスの爆乳、揉み心地よすぎっ♡♡♡♡♡ 揉みしだきながらセックス、最高っ……♡♡♡♡♡♡♡)


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「かじゅま、もっとぉ♡♡♡♡♡♡♡」






 事ここに至って、まったく事態に歯止めがかからなくなる。


 どうもダクネスは時間と体力が許す限り情事を続けるつもりのようだ。そのダクネスの体力は、パーティーのタンク役ゆえに無尽蔵。


 一方、俺は疲れているはずなのになぜか腰を振れてしまう。自分のどこから力が湧いて出るのかわからないままに。


 結果……できあがるのは淫らな交わりの無限ループ。




 今となっては、ダクネスは際限なく俺を欲情させられる。豊満な胸で、くびれた腰で、魅惑の顔で、きめ細かい肌で。


 射精によって一時的に肉欲を満たせても、キスしながら抱き合うだけで、いともたやすく俺は再欲情させられる。我ながら単純で、チョロい。




 千回中出し……まではさすがにできないだろうけど、少なくともそれが出来かねないと思えるほどには、今のダクネスはエロかった。


 エロくて、綺麗で……すごく、気持ちいい。






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ちゅっ♡♡♡♡♡ れろれろっ♡♡♡♡♡ んむちゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡


「「んんん~~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「ぷはっ♡♡♡♡♡♡♡ カズマっ、もっとだっ、もっとぉ♡♡♡♡♡♡♡」


「はぁはぁ、待って、ダクネス。さすがに、疲れて……」


「なら、また私から腰を振ってやるっ♡♡♡♡♡♡♡ ……んちゅ~っ♡♡♡♡♡♡♡」


(ん~~~~っ♡♡♡♡♡)


 ぎゅ~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡




 騎乗位からのキスで欲情を煽られ、急かされるようにまたダクネスを抱き返す。


 密着感に溺れながら――ふと、俺は思った。




 さっき考えていたことの焼き直し。


 ダクネスとの結婚生活が、もし実現したらどうなるか。




 ……そんなの、今の光景を見れば明らかだ。






 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ!!♡♡♡♡♡♡♡


 ぎゅ~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


 んちゅ~っ♡♡♡♡♡ んちゅ~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡


(きもちいいっっっ♡♡♡♡♡♡♡ しあわせ~っ♡♡♡♡♡♡♡)


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「かじゅま、もっとぉっ♡♡♡♡♡♡♡ ちゅっ♡♡♡♡♡♡♡」


 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅっ!!♡♡♡♡♡♡♡


「「ん~っ♡♡♡♡♡♡♡ ん~っ♡♡♡♡♡♡♡」」






 ダクネスの豊満な女体に抱き潰され、濃密すぎる色香を受け止めきれず、溺れる一方な今の俺に、毅然とした男の姿など皆無。




 ダクネスとの結婚生活?


 そんなの……嫁の尻に敷かれるに決まっているじゃないか。


 少なくともベッドの上では。






「もっと♡♡♡♡♡♡♡ もっとっ♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!


「かじゅまぁっ♡♡♡♡♡♡♡ もっとっ……♡♡♡♡♡♡♡」


 どびゅうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!!!






 今やこの情事をいつやめるかについて、俺の意見が介する余地は無い。


 ダクネスの色香に溺れるのが幸せすぎて、俺の頭にやめるなんて考えは湧いてこない。




 日頃から俺が口先でエロいエロい言っていたダクネスの体は……本当に、エロかったのだ。




 その事実を実感しながら、膣内の甘い圧迫と激しい擦りコキ、そしてきつく抱き合いながらキスする感触を最後に、俺は時を忘れた――。


◆End

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