備品の作り方_加工編 (Pixiv Fanbox)
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前回_下準備編
二人がこの場所に収容されてから、おおよそ数か月が経過した。
いつ終わるかもわからない、全身への規格外の愛撫。えーちゃんは何度も心が屈しそうになったが、それでも必死に堪えていた。
目の前で自分と同じ目に合わされる友人、しーちゃんを少しでも元気づけるために、どうにか強気に振舞っていたのだ。
(しーちゃん…!!うぅ…!!ぜったい…私が何とかするから…!!)
そんなとき、遠くから誰かが歩いてくる音が聞こえてくる。そして、ちょうど二人の目の前に数名の男たちが現れた。
「やあ、佐藤映美(さとうえいみ)。やっと君の番が訪れたよ。君はついに、人々を楽しませる美術館の備品に生まれ変わるんだ。」
えーちゃん、佐藤映美の本名を呼んだ男はえーちゃんのすぐ間近へと近づいてくる。
「おやおや、見込み通りなかなかいい目をしているじゃないか。さて、まずはその機械を停止しようか。」
男がそう言うと、えーちゃんの周りの機械たちが停止する。おまんことアナル、尿道のディルドがずるんと滑り落ち、乳房の機械も、クリトリスのブラシも体から離れる。顔のマスクも取り外され、数か月ぶりに咽喉の異物感から解放される。
けほっ、けほっ、とむせ返るえーちゃんを目の前に、彼女を閉じ込めていたガラスのケースがゆっくりと開いた。
「おま…おまぇ…は…?」
「はは、相変わらずひどい臭いだな。私は榎本、君のような備品たちの開発や管理などを担当している榎本不動だ。……佐藤映美、君は何か月も拘束されていたんだ。まともには歩けないだろう。我々が君を運んで行ってやろう。」
榎本がそう言うと、男たちはえーちゃんの体を拘束していたワイヤーフレームを取り外す。ふらふらと倒れ掛かるえーちゃんを男たちが抱きかかえると、そのまま担架の上に寝転がせる。
「う…あ…。」
(私…どうなるの…?これから何をされるの…?)
恐怖と不安でいっぱいになるえーちゃん。ふと横を見ると、友人であるしーちゃんの顔が目に映る。
「……ッッ!!……ッッ!!」
「しー…ちゃん…?」
「おや、そういえば佐藤映美。君は確か、澤田椎名(さわだしいな)とは友人関係だったようだな。残念だが、君たちはここでお別れだ。この先二度と会うことも無いだろう。……せっかくだ、最後に言い残したことはあるか?」
「しーちゃん…ごめん…。一人にして…。」
「……ッッ!!……ッッ!!」
「おや、最後まで友人の事を思うなんて、素晴らしい友情じゃないか。では、運んでくれたまえ。」
えーちゃんを乗せた担架は、ガラガラと男たちに運ばれていった。
揺れる担架の上で、ぼ~っとしていた意識が段々と戻ってくる。そうして担架に揺られていると、男たちはえーちゃんをとある部屋へと運び込んだ。
「さあ、ついたぞ。ここが『加工室』だ。人間だった君たちを、人権も尊厳もない備品に作り替えるための場所だ。」
「…!?」
「うぅ…くそ…これ外せよ…!!!」
「ふ~…ふ~…このぉ…!!!」
ガラスケースの中に入れられた少女たち。その両端から研究員たちが観察を行っている。この場所で、少女たちはそれぞれの備品に適した体に作り替えられる。
今までの『待機』状態がベースを作る場所だとしたら、この『加工』はベースとなる体を備品に適応させるための場所である。
備品たちはその用途によって作り方が異なる。そのため、複数の研究員たちによって監視されながら加工が行われていくのだ。
「おっと、立てるようになったかな?そう、拘束具に合わせてもっと足を開くんだ。」
えーちゃんは担架から降ろされると、空いていた右から2番目の場所に拘束された。
「ふー…!ふー…!」
(こいつら…私達の事をなんだと思ってるのよ…!こんな…人間をまるでモノみたいに扱って…!きっと…唯としーちゃんも酷いことされてるに違いない…!)
「────さて。左から原野寧々(はらのねね)、樋田めあり(ひだめあり)、赤坂瑠衣(あかさかるい)、佐藤映美、曽根瑞希(そねみずき)。君たちは待機期間中に特に、強い心を保ち続けていた。あれだけの事をされてもなお、反抗心を絶やさないでいた。少し気が強すぎるかもしれないな?」
(ふん…。友達が目の前で酷い目に合わされてるのに、許せるわけないでしょうが…。)
「だが安心したまえ。反抗的であることも、ときにはメリットにもなる。これから君たちには、人間たちに使ってもらうための『多目的トイレ』になってもらう。そのために、まずは体に簡単な加工を施していく。」
天井からチューブのようなものが垂れさがると、少女達のアナルと尿道に挿入される。そして、チューブの先端から生暖かい液体が、膀胱と直腸へと注がれる。液体はあっという間に膀胱と直腸を満たすが、それでも限界を越えて注入される。
「うぐっ…!!あぁ…苦しい…!!破裂しちゃう…!!!」
少女たちの腹部は目に見えるようにパンパンに膨らんでいく。『待機』の時も直腸は浣腸液で満たされていたが、そんなものは比ではない。
110%、125%、150%…。膀胱と直腸の限界を越えてもなお、浣腸液を注がれ続ける。想像を絶するような苦しさと排泄欲に、少女たち全員がうめきのような声を漏らす。
「この浣腸液には弛緩剤が入っている。膀胱も直腸も、限界を越えても破裂せずに引き延ばされる。それに、待機中に行われた投薬によって、多少なりとも体の丈夫さも鍛えられている。簡単に張り裂けたりはしないさ。」
「ぐぅぅ…!!苦しい…!!」
「やめろ…!!もう入らないぃぃ…!!」
「君たちの膀胱や直腸は、今後はトイレの水をためるためのタンクとして使われる。これくらいの水は溜められるようにならなければ、立派なトイレとして使ってもらえないぞ?」
悶絶する少女たちの顔に、さらにガスマスクが装着される。そして、首元や手首、足首には点滴が付けられる。
「ふしゅー…!!ふしゅー…!!」
(何…ごれぇ…!!!今までのガスと全く違う…!!!粘っこくてドロドロしてて…肺の中に液体が留まってるみたい…!!!息を吸ってるのに…全然入ってこない…!!!)
「この媚薬ガスは、今までとは比にならないほど濃度が高い。このガスが全身に回れば、その感度は飛躍的に跳ね上がる。トイレ中も来館者に楽しんでもらわなければいけないからな。感度を限界まで上昇させて、ちょっとイジっただけで潮を吹くくらい敏感に改造するんだ。」
「ふしゅー…!!ふしゅー…!!」
(体が熱い…!!!全身の血液が沸騰して…!!!内側から燃えているみたい!!!熱すぎて…い、意識が…!!!)
「そして、この点滴にも様々な薬品が入っている。噛みつきや暴れることを防止のために筋力を下げる薬、どれだけ尿を飲まされても消化できるように内臓や腎臓を強化する薬、汚れによる感染症防止のワクチンなど、他にも色々だ。おそらく今頃、君たちの体温は41度を越えた死の瀬戸際ってとこだろう。多少苦しいだろうが、『待機』状態を耐えた君たちなら問題ないだろう?」
「ふしゅー…!!ふしゅー…!!」
(そんな…わけない…!!!苦しい…!!!熱い…!!!死ぬ…!!!)
「ここでは好きなだけ気絶してもいいぞ。その場合も投薬は中止しないが。睡眠時間も無し、食事も無しだ。投薬終了はあと72時間。せいぜい頑張ってくれたまえ。」
「ふしゅー…!!ふしゅー…!!」
────────────。
────────。
────。
それから数日後。拷問のような投薬から解放されたえーちゃんは、休む間もなく次の工程に運ばれていた。
「さあ、よく頑張って耐えてくれたね、佐藤映美。ここまで長かっただろう。次で最後の工程だ。この工程をもって、君は人間を卒業し、立派な備品へと生まれ変わる。」
最後の工程。その部屋にはぶぅぅぅんと重低音を鳴らす機械が鎮座していた。その機械の中央に、体を大の字に引き延ばされて拘束される。
「この工程は取り返しがつかない。少しでも動かれると支障をきたすから、全身の筋肉の動きを抑制する電流を流させてもらうよ。」
「ぐぎ…っ!!!」
「かなり強めで痛いだろうが我慢してくれたまえ。最も、首から上は多少自由に動かせる、苦しいようなら好きなだけ泣き叫んでくれて構わないぞ。」
「ふー…!!ふー…!!ゆ…ゆるさない…。」
「ん?」
「私や…唯やしーちゃんをこんな目に合わせた…お前らを許さない…!!!ぜったいに…!!!」
「…なるほど、こんな状況でも友達の事を想えるとはな。それじゃあ始めようか。」
男がスイッチを入れると、機械が作動する。
「ぐぃ…ッッ!?!?ぎぃがぁぁぁあああ…ッッ!!!」
胸部と腹部にレーザーが照射され、焼かれるような、短剣を刺されるような激しい痛みがえーちゃんを襲う。さらに、同時に陰部にも光が照射され、脱毛処理も粉われる。
「これから数十分かけて、レーザー照射による所有印、つまりは自身が誰かの所有物だと示すタトゥーを刻印する。その痛みは、脱毛の激しい痛みすらどうでもよくなるほどだってな。今までの調教の中で、この数十分間が最も過酷だと言われているよ。」
「あがッ!!がぁッ!!ぎぃぃッッ!!!」
体を焼かれる痛みと、針を刺されるような痛みが乗算される、まさに生き地獄のような時間。骨が飛び出るような、全身をズタズタにされるような痛み。あまりの痛みに意識が飛びそうになるが、歯をガチガチと鳴らして必死に堪える。
全身をめちゃくちゃに暴れさせたいが、電流によって筋肉の動きを抑制されているため、身動き一つ行えない。
「ぐぎゃぁぁぁぁあああああッッッ!!!!」
…………数十分後。えーちゃんの腹部には「少女展示館」の文字が、胸には「多目的トイレ」「人権抹消済み」の文字が彫られていた。
「よく似合っているぞ、佐藤映美。これで君も、晴れて立派な備品へと生まれ変われた。今日が君の人間としての命日で、モノとしての誕生日だ。」
「ふー…。ふー…。うぅ…ぐすっ…。」
「このタトゥーはいかなる技術をもってしても消すことはできない。素敵だろう?君は死ぬまで多目的トイレとして生きていくことになる。これからはトイレらしく、モノとしての使命を全うすることだな。」
「ふざ…けんな…。私は……私は…。」
「さて、普通ならここでおしまいだが。君は違う。」
「えっ…?」
「今回のトイレには、全身に注意書きを描くことになっている。もちろん、消せないタトゥーで、だ。」
「はっ…?う…うそ…。」
「これから数十時間かけて、君の全身にタトゥーを掘っていく。先ほどの痛みを全身で味わうことになるだろうが、まあ、せいぜい頑張って耐えてくれ。気絶してもいいが、痛みで飛び起きるから逃げることはできないぞ。」
「い…やぁ……。やめ……やめて…。」
「おや、急に弱気になってしまったな。じゃあ、君の大好きな友達の行方を教えてあげよう。君の友達、佐久間唯はその素晴らしい体と性欲が評価され、芸術作品として生きたまま展示され続ける。澤田椎名は目立った特徴はないが、健康体だから開発室の実験体にでもなるだろう。」
「な…なんで…そんなこと…。」
「なんでって?それは、佐久間唯は素晴らしい少女だからな。あれほどの魅力を持った少女は中々いない。芸術作品として、永遠に後世に残し続けなければいけない。君と澤田椎名はオマケだ。」
「えっ…?」
「佐久間唯と一緒にいたから連れ去った。」
「そ…そんな…。」
「我々にとって君たちはどうでもいい。しかし解放する理由もない。」
「あ…あぁ…。」
「君たちがあの日、あの時間だけでも佐久間唯と一緒に居なければ…」
「嘘だ…。」
「君はこんな目には合わなくてよかった。」
「あっ…あぁ…ッッ!!ぐぎゃあぁぁぁぁぁあああッッッ!!!!!!ぎぃぃいやぁぁぁぁああッッッッ!!!!」
「痛い痛い痛い痛い痛いぃぃッッッ!!!!いだいいぃぃぃいいいッッッ!!!!」
「ああ、そういえば。君は待機中、やたらと強い反抗心を示していたが…どうやらそれは、目の前にいる友達のために気丈に振舞っていたからのようだね。……………反抗的でなければ、特に過酷なトイレなんていう備品には選ばれなかっただろうよ。ということは…この状況は澤田椎名のせいかもしれないね?」
「ぞんなッッッ!!ぞんなぁぁぁああッッッ!!!!ごろしでッッッ!!!!ごろじでくだざいぃぃぃいいいッッッ!!!!」
「はは、心の支えだった友達二人のせいでこんな目に合ってるなんて、なんてツラくて悲しい一生なんだろうねぇ。でも、残念ながら死なせるわけにはいかない。そんな一生にも大切な価値があるからね。美術館の備品として、輝かしい芸術作品たちを引き立てるモブとしての役割がね。」
「違ううぅぅッッ!!!わだじのッッッ!!!わだじのじんせいはそんなんじゃないぃぃぃいいいッッッ!!!!いぎゃあぁぁぁああッッッ!!!!」
「それにしても、頭が割れそうな叫び声だ。あとは一人で楽しんでくれたまえ。まあ。喉には保護剤を塗ってあるから、好きなだけ叫べばいいさ。……ああ、そうだ。舌を嚙み切って死のうなんて考えるんじゃないよ?今の君の咬合力では人を傷つける事なんてできない。そもそも人間には躊躇があるから、理論上可能でも舌を噛み切ることなど不可能なのだが…。」
「まっでッッッ!!!これどめでぇぇぇえッッッ!!!だすげでぇぇぇ…────────。」
えーちゃんのその後
しーちゃんのその後
登場人物紹介
熊沢不動(くまざわ ふどう)
備品管理部門の責任者をしている、死んだ魚のような目と顎に髭を生やした不気味な男。少女展示館では発表前の作品と男性の接触を禁止しているため、作品に携わる部門は全て女性が、それ以外の備品や技術開発、研究などの部門はおもに男性が担当している。
とんでもない記憶力をもっており、数百人、下手したら数千人はいるであろう備品たちの名前を全て記憶し、備品の事を名前で呼ぶ。備品たちに愛情をもって接しているが、同時に実験動物のように容赦なく扱う。
以前は優秀な医者として名が知られていたが、裏では誘拐した患者への劇薬の投与、身体改造、拷問などの非倫理的な行為を行っていた。それが明るみになり逮捕されることになるが、その技術を買われて美術館にスカウトされることになる。
まとめファイル
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次回更新
備品の作り方はこれでおしまいになります。作り方編はこれで落ち着いたので、来週からはいつも通りのカラーイラスト+ストーリー付き差分に戻ります。
次回は多目的トイレになったえーちゃん(直接的なスカトロ描写は無し)を投稿します。その次をしーちゃん関連にするか、いったん別の作品を挟むかは考え中…。