15.【アマリンちゃん】の秘密 (Pixiv Fanbox)
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怪我が原因でアーティスティックスイミングの日本代表から外れた私だったが、着ぐるみを着て海女漁を披露する事で体を保護しながらも筋トレできた事で怪我から復帰後すぐに日本代表にも復帰した。
一方、大地は【アマリンちゃん】の取材が上手くいって以降、スポーツジャーナリストとして復帰した。
なぜ、大地がスポーツジャーナリストに拘っていたかというと、アーティスティックスイミングをしている私の事をもっと世の中の人に知ってもらい、広めたかったそうだ。
そんな大地との関係は今も良好な関係を築いている。
大地の事もそうだが、かなり後になってある事実を知った。
それは【アマリンちゃん】の秘密。
インナーそしてリアル【アマリンちゃん】の着ぐるみを着てウエットスーツ、さらには動きにくい【アマリンちゃん】の着ぐるみ、その上着ぐるみにウエットスーツまで着せて海に潜らせるというのは美羽が発案したらしい。
怪我をした私の体を保護しながらも筋力アップし、水の中で自分の思いのままに体が動かせるようになるようにスポーツトレーナーも交え、着ぐるみを着ていてトレーニングになる方法を見出してくれていたのだった。
その事についてはもちろん美波ちゃんも知っていたようだが、私には秘密にしていたらしい。
これは村の人たちから私への贈り物だったという事を知ったのだった。
私が地元へ戻ろうと思ったのは美羽からのたった1行のメッセージだった。
[たまには地元に帰ってきなよ!]
この1行のメッセージで私は全てを手に入れた。
美羽には感謝しかない。
私が代表復帰後の【アマリンちゃん】はどうなったかって?
海女漁のオフシーズンは村の観光大使として村役場にいますよ。
もう、すっかり有名になったので白い磯着姿で事務作業をしていても観光客は集まってきます。
海に潜らなくてもいいので【アマリンちゃん】の中身は美羽がやっています。
海女漁のシーズンには私は村に帰省し、【アマリンちゃん】となって海に潜ってます。
それは私の村の人たちへの恩返しであり、トレーニングでもあるので。
そして、海に潜る着ぐるみは【アマリンちゃん】だけでなく、もう1人増えました。
名前は【シエルちゃん】、パープルの髪に、パープルの瞳をしたキャラクター。
特徴的なのは、頭にサザエの巻貝のような帽子を被っている事。
ちなみにサザエは英語で[ターバンシェル]と言うそうです。
中身は私のアーティスティックスイミングの日本代表でデュエットを組む田端 紫衣(たばたしえ)ちゃん。
紫衣ちゃんは隣りの漁村の出身で過疎化で2つの村が1つに統一されたので、彼女と2人で着ぐるみを着て観光客に海女漁を披露しながら特訓を兼ねて村を盛り上げています。
そして、私は海女漁のシーズンが終わっても時々リアル【アマリンちゃん】になっています。
誰の前でかはもう分かりますよね。
おしまい