3.セフレはピンクがお好き【連行編】 (Pixiv Fanbox)
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警察官に肩を叩かれて、すぐに自分の状況を理解した。
「ちょっといいですか?署の方でお話を聞かせてもらえますか?」
そう言われて動揺しない訳がない。
「いえ、私は違うんです!」
声を荒げて言ったが、警察官はすぐに俺の腕を取り押さえる。
「放して下さい!私は違うんです」
そう言ったところで放してもらえるはずもなく、俺は桃華の部屋の前で声を荒げて警察官たちと問答を繰り返す。
「とにかく落ち着いて、話は署で聞きますから」
抵抗する俺を宥めながら、パトカーに乗せようとする警察官。
『ガチャ!』
桃華の部屋の前で俺が声を荒げたものだから、桃華が扉から顔を出した。
ラバースーツを脱ごうとしている時に部屋の前で騒いでいたので、気になって顔を出したのだろう。
その顔はショッキングピンクのラバーで顔を覆われたノッペラボウのままだった。
その姿に警察官たちも声を上げて驚いていた。
「あなた!その姿!」
そう言われて桃華が答える。
「ラバーマスクを被っているんです… え!亮?!なんで?」
警察官の質問に答えている途中で、桃華が俺、足立 亮(あだちりょう)の存在に気づいた。
「あなた、この男にストーカーされてたんですよ!」
そう警察官に言われた桃華は弁解しようとして言葉に詰まった。
「この人は私の… 」
セックスフレンドとは大きな声では言えないだろう。
言葉に詰まった桃華に警察官が言った。
「ここでは近所の目もありますので、署でお伺いします」
結局、俺と桃華はパトカーに乗せられて連行される事となった。
桃華はというと着替える時間もなく、全身ショッキングピンク姿に同色のエナメルニーハイブーツ、同色のダウンジャケット姿でパトカーに乗せられた。
桃華は恥ずかしさからダウンジャケットのフードを被り前傾姿勢のまま、まるで自分が犯罪でも犯したかのようにパトカーの窓から見えないように体を隠していた。
警察署についてからも桃華は注目され続けた。
俯き加減で歩く桃華はまるで犯罪者の様だった。
ストーカー容疑を掛けられた俺の方が普通に歩いて取り調べ室へと入った。
そこで俺たちがセックスフレンドの関係である事、明日が桃華の誕生日でラバースーツやマスク一式をプレゼントした事、着替えられないようにしてホテルを出て、尾行しながら桃華を撮影していた事を話した。
桃華も撮影されていた事は知らなかったが、それ以外は真実であると話して俺と桃華は桃華のボロアパートまで送り届けてもらった。
つづく