優しい妻のセーラー服調教:4 (Pixiv Fanbox)
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瑠香ちゃんの会社ルール
朝の光がカーテンの隙間から差し込む。
今日はいつもより早く目が覚めた。
身体を起こすと同時に、ガチャリと寝室のドアが開いた。
「あれっ? 瑠香ちゃん、おはよう。今日は一人で起きれたんだ。えらいね!今日からまたお仕事だね」
(仕事……会社員として……でも、もう俺はただの会社員じゃない……)
胸の奥がざわつく。
年末から正月にかけて、毎日瑠香として過ごした日々が脳裏をよぎる。
愛は俺の顔を覗き込み、にこりと微笑む。
「もちろん、会社では藤岡康介として頑張ってね。でも、私が決めたルールを守ってもらうからね」
彼女の指が、パジャマの上から俺の胸を軽く撫でる。
「まず、当然だけど……ブラとパンツは毎日着用で出勤。外しちゃダメだよ?
女の子なんだから、ノーブラで外に出るなんてありえないよね」
心臓がどくんと鳴る。
「……う、うん……」
声が自然とか細くなる。
愛は満足げに頷きながら続ける。
「トイレは男子トイレでいいけど、小便器は使わず、必ず個室に入ってすること。ナプキンが入った小さめのポーチを持って行くのも忘れずにね。意味なく持っていくだけだけど……それが瑠香ちゃんのルールだから」
「ナプキン……なんでそんな……」
理由を聞こうとした俺の声を、愛が優しく遮る。
「瑠香ちゃんは女の子だからね」
それ以上は、言葉が出てこなかった。
「椅子に座る時は、常に脚を揃えること。スカートじゃないけど、気持ちはいつも女の子らしくね」
愛の声は優しいのに、有無を言わせない響きを帯びている。
俺はただ、こくりと頷くしかなかった。
◆
出勤準備を終え、鏡の前に立つ。
スーツの下に、薄いピンクのレースブラとパンツ。
ブラのストラップが肩に食い込み、パンツのレースが股間に優しく擦れる。
(これを一日中……会社で……)
「瑠香ちゃん、気を付けて行ってらっしゃい。くれぐれも約束を守ってね!」
俺は何とか作り笑いをして、家の外に出た。
通勤電車の中、座席に腰を下ろす瞬間、脚を揃えることを強く意識する。
周囲のサラリーマンたちの中で、俺だけが特別なものを身につけている。
オフィスに到着し、デスクに着く。
同僚たちが新年の挨拶を交わす中、俺は自然に脚を揃えて座った。
(いつも通り……普通に振る舞わないと)
隣の女子社員の吉川さんが何気なく話しかけてくる。
「藤岡さん、今年もよろしくお願いします」
「……う、うん。こちらこそ」
声が少し上擦ってしまう。
「藤岡さんは年末年始は何して過ごしたんですか?」
「あぁ……嫁と二人で、家にいる事が多かったかな……」
「どこに行っても混んでますもんね。家で何してたんですか?」
もちろん言えるわけがない。
女の子として過ごすことを強要され、女子力を上げるために散々指導を受けていたなんて……。
「あっ……VODでドラマとか見てたかな……」
「お正月休みなんて、そんなものですよね~」
会話をしていると、ふとトイレに行きたくなった。
ルールを思い出し、カバンからナプキンが入った小さめのポーチを取り出す。
男子トイレに向かう足取りが、重い。
個室のドアを閉め、鍵をかける。
ズボンを下ろすと、ピンクのレースパンツが露わになる。
ナプキンの入ったポーチを横に置き、用を足す。
個室の狭い空間で、自分の下着姿を強く意識する。
(会社の中で……こんな格好で……)
羞恥がじわじわと全身を包み、頰が熱くなる。
用を終え、ポーチを手に取る。
(男子トイレでナプキンが入ったポーチの忘れ物があったら……それこそ大問題になりそう……)
想像しただけで、背筋が冷たくなった。
◆
午後になり、デスクでパソコン作業をしていると、愛からメッセージが届いた。
『瑠香ちゃん、ちゃんとルール守ってる? 脚は揃えてる? ナプキン持ってトイレには行ってる?』
返信を打つ指が小さく震える。
『……うん、守ってるよ……』
すぐに返信が来た。
『瑠香ちゃんの周りの人たちも疑問に思ってるかもね。
“なんでトイレに行くときにポーチ持って行くんだろう”とか
“なんかブラ紐みたいのがある”とか……』
羞恥を煽られ、スマホを持つ手に汗がにじむ。
(もし、周りの社員が気付いていたら……俺が女の子の下着を着けて、ナプキンが入ったポーチを持ってトイレに行ってるなんて……)
想像しただけで、耳まで熱くなる。
胸の奥がざわつき、息が浅くなった。
——退社時間になり、オフィスを後にする。
電車の中でも再び脚を揃え、ブラとパンツの存在を強く意識する。
レースの布地が肌に擦れるたび、今日一日のルールが思い出されて体が熱くなる。
家に近づくにつれ、愛の待つ部屋を思い浮かべる。
玄関のドアを開けると、愛が優しい笑顔で出迎えてくれた。
「おかえり、瑠香ちゃん」
彼女は俺のスーツの襟に手をかけ、耳元で甘く囁く。
「今日はちゃんとルール守れた?あとで詳しく聞かせてね。とりあえずお風呂入っておいで。瑠香ちゃんが喜びそうなこと、思いついちゃったんだよね~」
彼女の瞳が、優しく、しかし深く俺を捉える。
(喜びそうなこと……?)
胸の奥がざわつく。
甘い恐怖と、わずかな抑えきれない期待が混じり合って、吐息が少しだけ乱れた。
【第5章につづく……】