赦しの鐘が響く刻~裏話、ラフ&設定資料集~ (Pixiv Fanbox)
Content
※1月14日追記 画像内の局部にモザイクを追加いたしました
●衣装
最初は夜の顔のメタファーとして『ナイトドレス(エロい衣装も可)』というご要望をいただきました。そこからナイトドレスや蝶について調べ、デザインに取り入れていきました。その過程で「ピュアで可愛い子が無理やりエロい衣装を着させられていたら…」「〇〇な状況に陥っている=蜘蛛の巣に問わられた蝶みたいな…」と色々とエロく凌辱的なイメージを加えながらラフ案を描いていきました。
清楚な子に無理やりエロい衣装を着させてエロい場所に連れ込む竿役のシーンを思い浮かべていたこともあり、かなり露出度の高い派手な衣装や透けているものもありました。『無理やり着させられている感』を出すため、黒や紫といったエロさが感じられる色合い、胸や脚が強調された案もありました。
最初のラフ案を見ていただいた際は「ナイスミサトさん!」とお褒めの言葉をいただき、そのうえで追加のご要望をいただきました。
①ボディラインがはっきりとわかる
②露出は控えめでチラリズムに重きをおいたもの
③脱ぎやすい構造
④包容力や安心感を与えるようなデザイン等々…
いただいたご要望をもとにさらにラフ案を描いていきました。くびれや胸まわりといったボディラインの分かるデザイン、チラリズムとして腰のランジェリーがチラリと見える、上からスルッと脱げるようにした構造、包容力や安心感を与えられる色合い等々…色々とアイデアを膨らませながら試行錯誤しました。
打ち合わせをしていくなか方向性も定まり、今のデザインになりました。太ももに目が行くデザイン、蝶型留め具、チラリと見えるランジェリー、包容力や安心感の象徴として取り入れたミサト先生のイメージカラー…色やヴェールの有無も含めて色々と試行錯誤してきた分、決まった際は本当に「よかった…!」と感じました。
●モチーフ
裏表紙に描くアイテムに関しては『黒百合のレリーフが刻まれたブレスレット』、黒百合の花言葉でもある『愛』『呪い』が感じられるデザインというご要望をいただきました。
モチーフが感じられるようにどう描いていくか…黒百合をラフで描いてみたり、文字を歪ませてみたりと色々試行錯誤しました。愛→ハートマーク、呪い→ねっとりとした不気味な印象…といった具合にモチーフから感じられる要素を取り入れ、なんとか形にすることができました。全体や細部にハートマークをちりばめたり、液体が垂れているようなエフェクトや歪んだ『呪』の字を追加したり…色合いも含めて不気味さやミステリアスな雰囲気が出たと思います。
●タイトルロゴ
ロゴはピンク色の淡い色合いやエフェクトを加えた案、ミサト先生のイメージカラーにしつつ細部にモチーフを取り入れた案がありました。
ミサト先生が主人公という事もあり、ミサト先生要素が感じられるデザインにしようと生まれたのが後者の案でした。色合いはイメージカラーともいえるライムグリーン、ヴェールに付いている十字の装飾をデザインとして加えました。
他にも鐘のマークや淡いエフェクトを加えたり…いろんな要素を取り入れつつ、なんとか形にすることができました。
●表紙
いただいた指示書には『頬には一筋の涙を浮かべ、仮面を胸に抱いて右手を救いを求めるように伸ばしている』『降り注ぐ光とともに彼女に救いの手を差し伸べている』といった内容が書かれており、切なくもロマンチックな雰囲気を感じました。希望や温かみが感じられるような光が目立つデザインにしつつ、届きそうで届かないギリギリまで手の位置を調整したり、雰囲気が感じられるようにこだわりました。
構図に関しては真横から見た案、斜め上から見た案、バストアップを大きく描く案など色々案を出したうえで今の絵に落ち着きました。
抱きかかえている仮面は『夜の顔』を暗喩するものとご要望いただいたものになります。夜=寝ている時間。月が出ている時間というイメージから閉じている目や三日月をデザインに取り入れました。
色々と試行錯誤した事もあり、フォロワーの方から褒めていただいた際はとても嬉しかったです。
●挿絵1
『乳首舐めしながら手コキをしている構図』『男性側からの視点』というご要望をいただいた際、最初に意識したのが『臨場感』でした。その場にいるような、まるで目の前にいるような……そういった臨場感が感じられる絵にしなければと思いました。ミサト先生を大きく描きつつ奥は小さめに、距離感をグッと近くして臨場感が出るように意識しました。頬の火照り、汗や唾液といった艶めかしい表現を取り入れつつ、構図をまとめていきました。
途中で「ミサト先生は胸が大きいから舌よりも先に胸が触れるのでは?」と思い、乳合わせ案も出しましたが当初の乳首舐め手コキに落ち着きました。胸の形、顔や舌の位置などバランス調整は大変だった分、絵として形になった際は「よかった…!」と安堵しました。
臨場感を出す方法として私はよく『ガウスぼかし』を使っています。ぼかし具合も自在に調節できるため臨場感や距離感の表現、キャラへの視線誘導にも使えてとても便利です。挿絵1では奥の背景や一番手前にもガウスぼかしを使いました。キャラをくっきり描く分、他の箇所にぼかしを入れる…こうすることでキャラに目が行くようになります。もし読んでいる方の中に絵を描いている方がいましたら、ぜひ使ってみてください。ガラッと雰囲気が変わると思います。
●挿絵2
挿絵2では『複数の男に弄ばれている構図』というご要望をいただきました。乳揉み、両手コキ、挿入…指示書の内容からえっちな要素がふんだんに盛り込まれているのを強く感じました。
ミサト先生+男4人とキャラが複数人いるため、むわぁっと熱気や吐息が伝わるような絵にしつつ、躍動感を出すためスピード線や液体が飛び散る描写を追加しました。二穴責めされたり胸を揉まれたりしているので、火照った表情で喘いでいるようにしました。ミサト先生のえっちさを表現するため。揉まれてる胸や腰回りは肉感が感じられるように柔らかく描きました。
指示書に『三つ編みがほどけています』という内容もあったため、三つ編みをほどく人の映像も観ながら片側に流すように描きました。汗で毛先がくっ付いたり、軽くなびくようにしたりと髪の描写も強く意識した分、より完成度の高いものになったと思います。
●裏表紙
裏表紙に関しては、黒百合の花言葉に黒幕の意図を込めているという内容から不気味でミステリアスな絵にしました。買った方の中には表紙と真逆の印象を感じた方もいたかなと思います。
全体を紫にして雰囲気を出しつつ、中央のモチーフに目が行くように配置しました。黒百合→植物→根、ブレスレット→手に付けるもの→手の血管……と連想し血管を根に見立てて描いた案もありました。
ラフを見せた際「手を通す点、とてもいいと感じております。しかしながら、今作では作中で植物が深くかかわることがないため手のシルエットについては一般的な手にしていただけますようお願いいたします。」というご意見をいただきました。それを読んだ際、思わずハッとしました。たしかに植物要素が強く出すぎた部分もありましたし、考えてみるとモチーフに引っ張られ過ぎたと思います。
こういう風に自分にはない視点や軌道修正をしていただけるのも、打ち合わせの良いところだと思います。内容や要点も丁寧に言ってくださるので、私としてはとてもありがたいです。その後追加でご要望をいただき、形にすることができました。
モチーフに関しては金属の質感やパープルゴールドを意識し、光沢もエッジの利いたものに仕上げました。プラモデルで言うところのメタリック塗装、キャンディ塗装に近いと思います。普段とはちがう塗り方だったので、新鮮な気持ちで描いていました。
●作品の感想
今回も一読者として読ませていただきました。ミサト先生に強くフォーカスを当てていることもあり、新庄描写がとても印象深かったです。ミサト先生の穏やかさ、優しさ、真面目さ、責任感の強さ、ピュアで一途な性格…いろんなものが読んでいて、すごく伝わりました。読み進めるたびに「ミサト先生に幸せになってほしい!」という気持ちが強くなっていきました。
物語のなかで明かされる真実に驚いたり、ミサト先生に感情移入したり、えっちなシーンに夢中になったり…ハラハラドキドキ、とても充実した内容となっているのでオススメです。
下記にURLを貼っておきますので、気になった方はぜひ✨
●あとがき
今回もイラストを担当させていただくことになりました。衣装やモチーフのデザイン、普段とはちがう髪型のミサト先生を描いたり、普段とは異なる経験をさせていただきました。前述した打ち合わせや軌道修正の件も含めて、多くの学びを得ることができました。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。
この度はご購読いただき誠にありがとうございました。
より一層精進して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。