【淫書目録〜ミサトとイオの快楽譚〜 裏話、ラフ&設定資料集】 (Pixiv Fanbox)
Content
●衣装
今回はえっちな本の中を冒険する、普段できないシチュエーションを描くということもあり、いつもと違う衣装をデザインさせていただきました。衣装ごとにお話ししていきたいと思います。
【その1~肌着~】
肌着はサルートのような装飾が欲しいとのご要望があり、デザイン案で反映させていきました。そのうえでキャラに合ったもの、肌着として華やかでセクシーなものを意識しました。花言葉からミサト先生やイオ先生の性格や雰囲気にものを選定し、デザインに取り入れました。
カトレア等複数候補を選び、ジャスミンに落ち着きました。色ごとに花言葉があり、白は柔和や温和、ピンクは官能的……となっております。
全体の色合いは2人のイメージカラーともいえるライムグリーンやピンクで統一し、バランスを整えました。
【その2~牛柄ビキニ~】
この衣装はいただいた指示書の内容を成立させるところから考えていきました。めくり上げや搾乳がしやすいようマイクロビキニにし、ふたなりverもデザインしました。
(※ここでは念のため、モザイクを入れさせていただきます。ご了承くださいませ。)
普段着ないような衣装で恥ずかしがる様子をイメージしながら、胸や腰回りの露出度を限りなく高めていきました。そこから露出している箇所を引き立たせるための長手袋とニーソックス、牛要素の一環として『牛型のアナル尻尾』を追加しました。
デザイン案をムトー様に見せ、喜んでいただいた後追加のご要望をいただきました。そのご要望をもとに『双頭ふたなり』『尻尾巻き付き肥大化クリトリス』をデザインし、前者が採用されました。
【その3~淫魔、イオ(フォールン)~】
この衣装は挿絵2に出てくる衣装案として立案いただいたものになります。「ノワール衣装をエロく改変したイメージ」という内容をもとにデザインさせていただきました。
デザインをする上で最初にした事は『衣装の踏襲』でした。基となっているノワール衣装がすでにエロいのを痛感しつつ、ここから踏襲しどうご要望にお応えしていくか……という事を考えました。
まず露出度や透け感を増やし、肌面積からエロさを出していく方針にしました。すぐ性行為ができるように腰回りの布は限りなく少なくし、淫紋が見えるようにしました。
また牛柄ビキニ同様、肌が露出している箇所を引き立たせる方法を取りました。これで胸や腰、太ももに目が行くと思います。
淫紋のデザインは膣→下の口、貝合わせ→キスというイメージから『口』『舌』の意匠を取り入れました。
溶けているようなデザインに関しては、媚薬効果があるとされている『チョコレート』、身体に付いているチョコを舐め回すイメージでデザインしました。全体的にねっとりとした妖艶さが感じられるデザインになったかと思います。
下の口、チョコレート……今思うと当時見ていた作品の影響を受けていたのかもしれませんね。(ヒントを言うと『お菓子』、あの作品の影響でお菓子を食べる量が増えましたね。)
視線誘導及びアクセントの一環として、胸まわりに金色の装飾や乳首ピアスを追加しました。
乳首ピアスに関しては『魔法や磁石でくっ付いている』という設定をイメージしてデザインしました。
※本物のピアスのように穴を開けて貫通させるという設定は、人によっては生々しさや痛々しさを感じる場合があるため、上記のイメージで描きました。
翼の説明図等いろんな設定や要素をイメージしながら描き上げることができました。ムトー様からは「非常にエロスを感じるデザインになっており、挿絵だけに使うのがもったいないくらいのものであると感じております。淫紋の舌をかたどった意匠は非常に彼女たちに淫紋が作用した時への反応を想像させ、シーンの描写に組み込みたいと感じるものでした。」と好評でした。
色々と試行錯誤した分、こういったコメントを言っていただけて本当に嬉しくなります。
●モチーフ
今回は淫書という事もあり、『鍵付きの日記帳のようなイメージで禁書、もしくは開けてはいけない印象を与える書物』というご要望をいただきました。
デザインするうえで上記の内容に沿ったものにしつつ、ファンタジーな雰囲気が感じられるように細かい装飾を加えることも意識しました。ちなみに四隅の装飾は『触手に囚われた人』『妖しく笑っている顔』がモチーフになります。
そこから黒いモヤが出る案、ボールギャグや睾丸を意匠として取り入れた案をデザインしました。後者に関しては淫書=えっちな物として考え、随所にえっちさが感じられる要素を取り入れました。
色はミステリアスな紫色をメインにし、鍵がかかっている様子を『ボールギャグを付けられている口』、鍵を差し込まれる様子を『勃起した陰茎を咥える口』に見立ててデザインしました。鍵は勃起した陰茎や睾丸をイメージしたものになります。ちなみに説明図についている白濁の液体は精液です。
各案をムトー様に見せた後、追加でご要望をいただき、より方向性が定まっていきました。ボールギャグを女性用貞操帯に変更し、今のデザインに落ち着きました。
●タイトルロゴ
ロゴは『キャラを感じられるように』と2人の意匠を取り入れました。イオ先生の角と尻尾と首飾り、ミサト先生の額の装飾…色は2人のイメージカラーをアクセントにしつつ、全体を紫と黒に妖しい雰囲気が出るようにしました。ちなみに2人の意匠にやや黒ずんでいる箇所があるのは、えっちな受難に遭う様子をイメージしたからになります。
その後ムトー様から「書の文字から悪魔的な要素が漏れ出ているような表現」というご要望をいただきました。悪魔要素の一環として角を2本追加し、今のデザインになりました。
キャラの意匠を文字と合わせる場合、バランスの取り方で色々試行錯誤することがありますがその分、しっかり形になった際は嬉しくなります。「やった…形になったぞ…!」という気持ちですね。
●表紙
ムトー様からは主に上から見下ろす構図、ブラジャーを付けている、ベッドの上、もしくは触手肉壁背景というご要望をいただきました。今回のブラジャーに関しては、一種の規制対策という意味もありました。ポスター化する際、ハッキリと乳首が見えるのはNGらしく、乳首も微かに透けさせる方針になりました。
液体や触手の追加、一部変更と内容が変わることもありましたがその分、完成度も上がっていくのでより一層気合が入りました。
その後打ち合わせをし、今のデザインに落ち着きました。表紙を描くうえでキャラに目が行くように、肌やヴェールの色が目立つようにしました。さらに『ピンクや赤の反対は緑系』という補色配色を考慮し、ミサト先生やヴェールの色→繋いだ手→イオ先生の順に目が行くように心がけました。またイオ先生の鮮やかなピンク色の髪が目立つようにするため、触手の色はやや暗めに調整しました。
他にも手前の大きい触手を視線誘導に使う等、キャラに目が行くようにするための工夫を盛り込みました。
●挿絵1
『搾乳されながら性交(後背位)』というご要望から胸に目が行くアングルにしました。搾乳=胸がメインのシチュエーションなので胸の食い込みや柔らかい肉感も心がけました。ビキニの紐や搾乳機がむにっと食い込んでいるところは肉感を出すための重要な表現であり、描いていて楽しかったポイントでもあります。
吐息や飛び散る汗、キャラ(特に肌の部分)が目立つように背景や黒くし、キャラのシルエットは白い線で細く縁取りしました。
表情もハッキリ違いが出るように意識しました。正気を失って責め続ける側、責められて喘ぎ続ける側……キャラを描くうえで表情は重要なポイントであり、描いていて楽しいところだと思います。
●挿絵2
いただいた指示書をもとに、情景をイメージしながら構図を模索していきました。
身体の厚みや立体感が感じられるようにナナメから見ているようなアングル、拘束されている状態で犯されているなら少なくとも喘いでいる、しゃぶる側は目を閉じるかチラリと見上げる表情、ポーズも触手で無理やり開脚され騎乗位をさせられている……といった具合にイメージを膨らませました。
イオ先生の衣装のデザインが見えるようになるべく中央に寄せたり、位置関係を微調整したり、他にもキャラの輪郭を白く縁取り、キャラを引き立たせるために背景をぼかしたり……とにかくキャラを魅せたいという気持ちで描きました。
胸の豊満さやえっちさを表現する要素として、『ミサト先生の太ももにイオ先生の胸が乗っている描写』も追加しました。胸が大好きな身としては、こういう描写はたまらなく好きです。
ちなみにですが私は背景を描く際、『ガウスぼかし』を使います。ぼかす事で遠近感や臨場感も出ますし、自然と手前にいるキャラを引き立たせることができます。もし読んでいる方の中で絵を描いている方がいましたら、ぜひ使ってみてください。すごくオススメです。
●裏表紙
ムトー様から『鍵穴装飾の位置は貞操帯で上で提示いただいたミサトたちの淫紋が当たる位置~クリトリスまでの間に配置してください』というご要望をいただきました。そこから下腹部に本が乗っている構図をイメージしました。その際どうしても陰部が出てしまう、そのまま描くと規制に引っかかる場合がある……そこで陰部を隠しつつ、艶やかでえっちな表現としてスライムを追加しました。
案を見せたところ「背景の肢体がとても素晴らしいですね!液体表現で規制対策というのも一石二鳥のアイデアだと感じました」と喜んでいただけました。そこから位置調整の加え、スライムから『精液のような白濁とした表現』に変更する方針になりました。
さらに膣に入ろうとしている様子を描きつつ。陰部を隠す(=規制対策)ための表現として触手を追加し、今の方針に落ち着きました。
精液のような表現を描くうえで色々と心がけました。精液特有の重く粘り気のある質感、うっすらと透けるような色合いと艶は特にこだわりました。
他にも鍵を開けようとしている→これから物語が始まるというイメージから、鍵や貞操帯の淫紋に少し光のエフェクトを追加しました。
今回の絵で「精液や白濁の表現は本当に奥が深い!」……と改めて実感しました。成人向けの絵を描くうえで、精液は切っても切れない関係で奥深いものだと感じました。中には「永遠のテーマだ!」という方もいると思いますし、私自身そう言っても過言ではないと思います。
●ストーリー案
実はムトー様からキャラやシチュエーションを立案する機会をいただきまして……方向性やあらすじも含めて色々と立案させていただきました。文章にするとかなり長いので、当時のスクショを載せておきますね。
ヤドカリの魔物に関しては、色々と考えていたものがありました。本屋さん→本屋さんを背負って移動する→その様子がヤドカリのような姿をしているというイメージで書かせていただきました。
他にもヤドカリの中に小さな本体がいてひたすら本を書いている→後に改心しミサト先生と一緒に絵本を作る→その本で皆が幸せになってハッピーエンド、というオチも考えていました。
機会をいただいた以上しっかり形にした方が良いと思い、色々考えた後上記の案を立案させていただきました。
本屋さんの要素を拾っていただき、その後正式なストーリーやあらすじを教えていただきました。教えていただいた内容を読みながら「お話を考えられる方はすごいなぁ~…!」と改めて実感しました。
●作品の感想
今回も一読者として読ませていただきました。(いつも献本を送っていただき、誠にありがとうございます。)ミサト先生とイオ先生、2人がえっちなシチュエーションにいるのがすごく良いです。イオ先生の妖艶さから感じられるえっちさ、ミサト先生の喘いでいる様子から感じられるえっちさ……それぞれのえっちさが堪能できるのが今作の魅力だと思います。性行為や衣装に関する描写からもえっちさが伝わってきて、すごくオススメです。
下記にメロンブックス様の委託販売URLを貼っておきますので、気になった方はぜひ!
●あとがき
今回も前回に引き続き、イラストを担当させていただきました。イラストや衣装デザイン、モチーフデザインをさせていただいた経験はとても学びの多いものであり、とても楽しかったです。前述した打ち合わせや凄さを実感した件も含めて、多くの学びを得ることができました。
この場をお借りして心より感謝申し上げます。