同僚社員OLの乳首奴隷になった男1 (Pixiv Fanbox)
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男性のみに発症する奇病シュリンク病が世界的に発見された。文字通り感染した場合男性は発作を起こし1即座に身長が10センチ前後に縮んでしまう。こうなってしまった男性はシュリンカーとよばれた。
シュリンカーになれば社会貢献度の観点から人権などは認められずシュリンカー男性は虫けらの様に町にあふれた。
男性が減少した社会は女性上位の社会となっていた。
また女性も発情病という病気に悩まされていた。
これは女性のみに発病し発病すると女性ホルモンの分泌が活発になり妊娠中でもなく授乳期ではない女性のおっぱいが肥大化し母乳を分泌したりオナニーの頻度が高くなる。
また愛液や生理時の経血などの量が多くなる等の症状が見られた。
最初は珍しい病気という扱いだったが通常1週間ほどで症状が治るので風邪の一種という扱いになっていた。
こんな社会で開発されたのがシュリンカーランジェリーという下着だ。
これはブラジャーの乳首があたるカップの内側やショーツのクロッチ部分にシュリンカーを専用の拘束器具で貼り付けて固定し母乳や性器からの分泌液をシュリンカーに接種させ衣服や外部に母乳や分泌液を出さない様にする下着だった。
社会貢献のできないシュリンカーを再利用することもできる点も評価された。
また使用されるシュリンカーは特殊な薬品によって体質が変えられ母乳や愛液、経血を取り込みそれを食事として消化し分解することが可能となっていた。
1日1回シュリンカーが分解しきれなかった液体を吐かせたりして排出を行う以外は特にこれといった扱いにくさはなく水洗いも可能だったため人気があった。
シュリンカーランジェリーはごく一般的に販売されていた。
世の中の女性でシュリンカーランジェリーを持っていない女性はいないと言っていいほど日常的に使用されていた。
中には発情病じゃなくても常に着用している女性もいた。
都内の大手出版会社に勤める太田健太25歳は同期の隣の席の九条綾香25歳のことが気になっていた。
絢香はスタイルもよく25歳とは思えない整った美人顔、きれいな黒い髪とグラマラスな体型で会社の中でも人気の女性だった。
昼休み、俺はいつものように社員食堂で一番安い豚丼定食を頼んだ。
値段なりの味だが、腹が膨れればそれでいい。
席を探す俺の目に、窓際のテーブルでおしゃべりに花を咲かせる女子社員のグループが映った。
中央にいるのは、もちろん九条綾香だ。
艶やかな黒髪。
白いブラウスのボタンがはち切れんばかりに膨らんでいる大きな胸元。
タイトスカートから伸びるすらりとした脚。
25歳とは思えないほど若々しくて、そして色っぽい。
正直、この場面だけ切り取っても雑誌のグラビアページのようだ。いや、もっと過激なものを想像してしまう自分がいる。
「ねえねえ、綾香。例の件だけど、その後どう?」
向かいに座る小柄な子、確か営業部の佐藤さんが声をかける。
「うん……やっぱり来たみたい」
綾香は少し困ったような、でもどこか甘えたような表情で頷いた。
心臓がドクンと跳ねる。
「例の件」とは何だ? 俺は近くの空いていた席にさっと腰を下ろし、トレイを置きながらも全神経を耳に集中させた。
幸い、周囲の喧騒が俺の小さな動きを誤魔化してくれている。
「ほら、あの……『発情病』」
綾香の口から出た単語に、俺は思わず箸を落としそうになった。そうだ、それは最近流行っている奇妙な病気だ。女性だけがかかるという……。
「えー!本当!? だって、最後にかかったのって春先くらいじゃなかったっけ?」
佐藤さんの驚きの声に、綾香は苦笑しながら頷いた。
「そうなの。まだ早いかなと思ってたんだけど、今朝出社したらもう……。服が湿ってる感じがして。触ったら、やっぱり……」
服が湿っている? 触ったら?
嫌な予感が頭を駆け巡る。まさか、あれか?
「もう出てきたの?」
別の女の子が身を乗り出して尋ねる。綾香はこくりと小さく頷き、俯いた。
「うん……結構、すごい勢いで……。ブラの内側、もうびしょ濡れで。」
「うわー、大変。綾香、胸大きいもんね。溜まる量も半端なさそう」
佐藤さんが同情とも羨望ともつかない声を上げる。
綾香は恥ずかしそうに頬を染めて、自分の豊満な胸元を見下ろした。
ブラウスの上からでもわかる深い谷間が、なんだかいつもより窮屈そうに見える。
「そうなの……。昔から周期不定期なんだけど、今回は本当に突然で。それに、なんか……今までより量が多い気がするの」
「へえ、そうなんだ。私もこの前かかったけど、まあまあだったよ。綾香レベルだと、シュリンカーさんも大変だろうねえ」
「それが出社してから急に来たからまだシュリンカーブラジャー着けてないの。今から早退して買ってくるつもり。」
綾香が申し訳なさそうに呟く。その表情がまた妙に色っぽくて、俺の下半身はズボンの中で反応してしまっている。
そうか、だから今日彼女の周りには甘い匂いが漂っているのか。
あれは香水じゃなくて、あの……母乳の匂い……なのか?
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
「うわ、それやばいじゃん。早くしないとスーツとか台無しになるよ。」
「ありがとう、。ブラの中にずっと熱いのが溜まってて……苦しい……。あ、また……出てきた……」
綾香が小さく呻き、片手で胸を押さえる。
その仕草だけで、俺の脳裏には噴水のように白い液体が吹き出すイメージが浮かんでしまい、慌てて振り払う。
ダメだ、集中しろ。聞き逃すな。
「そういえば、うちの会社の福利厚生の発情病保険でもらえるらしいよシュリンカーブラ。知ってる?」
「そうなんだ。すぐもらえるのか聞いてみようかな。」
綾香の声がか細くなる。
彼女は懐からハンカチを取り出し、そっとブラウスの胸元に当てた。ハンカチが薄ピンク色に染みていくのが見て取れる。
うわ……本物だ……。
あんなに純粋そうな綾香が、今まさに目の前で……。
信じられない光景に、俺の頭はクラクラしてきた。
俺は、綾香がふらつく足取りで席を立ち、上司の机に向かっていくのをぼんやり眺めていた。
さっき見た光景の衝撃が強すぎて、頭がうまく働かない。
しかしふと気づく。彼女は「シュリンカーブラ」をもらいに行くと言っていた。
ということは、これから……?
いや、待て待て。落ち着け俺。
だが、好奇心と抑えきれない欲望が、理性のブレーキを軽々と超えてくる。
気づけば俺の足は、彼女の後を追い始めていた。
尾行なんて最低な行為だとわかっていても、止められなかった。
綾香の背中、揺れる髪、そして何よりも、歩くたびに微かに揺れるブラウスの前面に広がるシミが、俺の視線を釘付けにする。
あれが……彼女の……。
そう思うと、喉がカラカラに乾いて、股間は痛いほど張り詰めた。
まるで夢遊病者のように、俺は距離を取りながら彼女の後をつけた。
綾香が上司の部屋に入り、しばらくして話し声が聞こえてきた。
俺はドアに耳を押し当てて盗み聞く。
「……シュリンカーブラを希望したいのですが……」
綾香の声だ。
「ああ、九条くんか。悪いが、今のところ在庫はないんだ。君も知っての通り、需要に対して供給が追いついていない状況でね……」
上司の渋い声。
綾香の落胆した声が響く。
上司は申し訳なさそうな口調で続けた。
「ああ。そもそもシュリンカー自体が今はなかなか捕獲できないらしくてね。供給不足だそうだ。どうしても必要ならネットで探すしかないが、相当な金額になっているはずだよ。君のような若い女性にとっては厳しい選択肢かもしれないな……」
「え……そうなんですか……」
綾香の落胆した声が響く。
上司は申し訳なさそうな口調で続けた。
「ああ。そもそもシュリンカー自体が今はなかなか捕獲できないらしくてね。供給不足だそうだ。どうしても必要ならネットで探すしかないが、相当な金額になっているはずだよ。君のような若い女性にとっては厳しい選択肢かもしれないな……」
ネットで買う?
あの美しい九条綾香が、自分の母乳を吸わせるために男を購入する……。
その倒錯的なイメージが頭から離れない。
俺は唾を飲み込むのも忘れて聞き入った。
「そうですか……わかりました。ありがとうございます……」
弱々しい綾香の声。
ガチャリとドアノブが回る音がして、俺は咄嗟に壁際に身を隠した。
ドアがゆっくり開き、そこから現れた綾香は、まさに打ちひしがれた天使のようだった。
俯き加減で、肩を落とし、華奢な指で胸元のシミをそっと隠している。
それが却って、彼女の抱える問題の深刻さを物語っているようで、俺の胸はチクリと痛んだ。
同時に、あのシミの下でどんなことが起きているのか、想像せずにはいられない自分への自己嫌悪も募った。
そのまま何も言わずに、綾香は力ない足取りで廊下の奥へ消えていった。
おそらく、もう会社にいる意味もないのだろう。
俺はしばらくその場に突っ立ったまま、彼女の後ろ姿が角を曲がるのを見送ることしかできなかった。
そして、次の日から綾香は会社に来なくなった。
理由はもちろん、「発情病による療養」だ。
本人からの連絡もなく、上司から淡々と業務連絡として皆に伝えられた。
デスクの上には誰にも触れられないように資料の山が積まれたままだ。
当然のことだが、シュリンカーランジェリーがない状態では、普通の衣服はすぐに役に立たなくなる。
発情病特有の分泌物を垂れ流しながら通勤するわけにもいかないだろう。
ましてや彼女の場合、量も多いと自分で言っていたのだ。
家に引きこもり、誰にも会わないようにしているのかもしれない。
そう思うと、妙な寂しさと同時に、言いようのない焦燥感が俺の胸を締め付けた。
「九条さん、大丈夫かなあ……結構重症なんじゃない?」
「まあ、あの病気は個人差あるらしいし。長引く人もいるみたいよ」
「そういえば、うちの妹も先月かかって一週間くらい休んでたわ」
「うわ、発情病持ちって、そういうこと言うと色々言われるから大変よね。プライバシー保護とはいえさ」
同僚たちのヒソヒソ話が聞こえてくる。
皆、自分の仕事をしながらも、やはり気になるのだろう。
かくいう俺も、今日一日、綾香のデスクを何度もちらちらと見てしまっていた。
昨日までの甘美な光景が、まるで幻だったかのように感じる。
彼女は今、一人で苦しんでいるのだろうか。
誰にも助けを求められず、孤独に耐えているのだろうか。
ふと、昨日盗み聞きした上司の言葉が蘇る。
『どうしても必要ならネットで探すしかないが、相当な金額になっているはずだよ』
もし……もしもだ。
俺が、あの九条綾香のためにシュリンカーになったら?
彼女はきっと助かるだろう。
高額な買い物をする必要もなく、すぐにこの問題を解決できる。
それに直接的に、彼女の身体と繋がることができる。
我ながら馬鹿げている。
倫理的にアウトだし、そもそも俺はシュリンク病にかからない限りシュリンカーにはなれない。
けれど、一度芽生えた妄想は、もう止まらなかった。
俺は知らず知らずのうちに、自分の掌を見つめていた。
この手が、もし彼女の柔肌に触れられたら。
この舌が、あの甘い液体を味わうことができたら……。
その夜、俺はほとんど眠れなかった。
目を閉じれば、綾香のあの潤んだ瞳や、濡れたブラウスのシミ、そして恥ずかしそうに胸を押さえる指先が鮮明に蘇ってくる。
そして、あの甘い香り。
鼻腔にこびりついたような、濃厚なフェロモンの記憶。
それは俺にとって、抗うことのできない媚薬だった。
翌朝、出社しても全く仕事が手につかない。
キーボードを叩いても、メールを読んでも、頭の中は綾香のことでいっぱいだ。
人権を失い、自由を奪われ、ただ彼女の下着の一部として存在する。
それがどれほど惨めで、そして同時に甘美なことか。
シュリンカーとして彼女のブラジャーに縛り付けられ、その温もりを感じながら、溢れ出る生命の雫を受け止める。
想像するだけで全身の血が沸騰しそうだった。
正常な判断力なんて、とっくに失われていた。
「おい健太、なんか今日顔色悪くないか? 大丈夫か?」
向かいの席の田中拓也が、心配そうに声をかけてくる。
拓也は俺と同期で、同じく冴えない独身男だ。
俺たちは互いに愚痴を言い合ったり、時には酒を酌み交わしたりする、数少ない友人の一人だった。
「ちょっと寝不足でな……」
俺は適当に返事をしながら、ふとある考えが頭をよぎった。
こいつなら……もしかしたら理解してくれるんじゃないか?
同じ境遇の男だ。綾香に対する憧れも、どこか共鳴するものがあった気がする。
「なあ、拓也。ちょっと相談があるんだけどさ」
昼休み、俺は誰もいない休憩室に拓也を呼び出した。
缶コーヒーを呷りながら、俺は昨日起きた出来事――綾香の発情病の告白から、彼女の不在、そして俺の抑えきれない劣情まで――を包み隠さずぶちまけた。
話していくうちに、自分自身でも驚くほど冷静になっていくのが分かった。
もう後戻りはできない、という確信があったからだろうか。
「……本気で言ってるのか、健太? シュリンカーになるってことは、つまり……」
拓也は絶句し、呆然とした表情で俺を見る。
無理もない。常識的に考えてあり得ない話だ。
「ああ、冗談抜きで本気だ。俺は彼女のシュリンカーブラになりたい。そのためなら、この命だって惜しくない」
俺のあまりにも真剣な眼差しに、拓也はゴクリと唾を飲み込んだ。
しばらく沈黙が続いた後、拓也は何かを考えるように天井を見つめ始めた。
「確かに……綾香さんは魅力的だよな。俺だって、正直言えば彼女みたいな女性を間近で見てみたいと思うこともあるさ。でも、シュリンカーは違うだろ……」
「違わないさ! 身動きもできない状態で、ただひたすら彼女の肉体と一体化するんだぞ? この世界の男が誰も叶えられない夢だと思わないか?」
俺は思わず前のめりになって拓也に詰め寄る。
自分の声が震えているのがわかった。興奮のせいなのか、恐怖のせいなのか、自分でも分からない。
「でも、俺たちにシュリンク病を意図的に患わせる方法なんて……」
「あるんだよ!」
俺はスマートフォンを取り出し、ブックマークしておいたウェブサイトを開いた。
「ほら、これだ」
スマホの画面に表示されたのは、派手な装飾のない、むしろ不気味なほどシンプルなウェブサイトだった。
その名も『シュリンカーブラ志願者専用サイト』。
「な……なんだよ、これ……」
拓也が怪訝そうな顔で画面を覗き込む。
俺は唾を飲み込み、さらに指を滑らせた。
画面には簡潔な文章と写真が並んでいる。
『シュリンカーブラの品薄状態は続いています。我々は新たな供給源を探しております。
志願者はこちらからお申し込みください。
当施設にて安全かつ迅速に加工いたします。』
添付された写真には、拘束された複数の裸の男たちが映っていた。
目隠しと猿轡をされ、ピクリとも動かない。
傍らには白衣を着た人物が複数おり、注射器や何かの装置を操作している。
それはまるで工場のラインのようだった。
「な、なんだよ、この画像……合成だろ? 冗談にしては趣味悪すぎるぞ」
「違う。これは本物だ。ちゃんと調べた。ここのオーナーは、表向きは医療系ベンチャーのCEOで、裏では人体実験的なこともやってると噂されてる。倫理規定なんてガン無視だ」
俺の声は、自分でも驚くほど冷たく、静かだった。
「俺たちはここに申し込んで、シュリンク加工をしてもらうんだ。そうすれば、晴れてシュリンカーブラになれる」
拓也は青ざめ、ブルブルと唇を震わせた。
当然の反応だ。
「馬鹿なこと言うな! 自分から人間辞めるってのかよ! 俺たち、終わりだぞ! 二度と元に戻れないんだぞ!?」
「だからこそだ!」
俺は堪らず叫んだ。周囲に人がいないことを確認しながら、それでも声が大きくなってしまうのを抑えきれなかった。
「俺はもう限界なんだ! 彼女のあの姿を見て、どうしても諦められない! 彼女の下着として生きていけるなら、それが俺の人生の全てだ! この平凡でつまらない毎日から抜け出せる唯一の道なんだよ!」
拓也は唖然とし、椅子に崩れ落ちた。
しばしの沈黙が流れる。
窓の外からは、何も知らない人々の日常の喧騒が聞こえてくる。
その日常の輪郭が、急速に遠のいていく感覚に襲われた。
「……本気なんだな、健太」
拓也が搾り出すように言った。
「ああ」
俺は頷く。もう迷いはない。
「お前は? 来てくれるか? ブラジャーには二人必要なんだ。俺一人じゃ完成しない」
拓也の視線が、俺の顔と、スマホの画面を行ったり来たりする。
彼もまた、綾香への憧憬を抱いていたはずだ。
そして、自分と同じような地味な人生を歩んでいる自覚もある。
彼の心の奥底に潜む歪んだ欲望が、僅かに顔を覗かせているのが分かった。
「……綾香に触れられるのか?」
掠れた声で、拓也が呟いた。
その目には、恐れと共に、確かに欲望の火が灯っていた。
「ああ。間近で、体温を感じながら、彼女の一部になれるんだ」
俺は頷き、スマホを差し出した。
拓也は長い時間をかけて躊躇した後、震える指で画面に触れた。
その夜、俺と拓也は決死の覚悟で綾香のマンションを訪ねた。
綾香はインターホン越しに俺たちの姿を認めると、明らかに戸惑いの色を見せた。
当然だろう。数日ぶりに職場で一緒だった男たちが、こんな時間に二人して押しかけてくるのだから。しかも、ろくな前置きもなく、要件だけを一方的に告げるような形で。
「話があるんだ。」
インターホン越しの声は震えていたかもしれない。
しばらくの沈黙の後、重い扉が開き、パジャマ代わりの緩いTシャツ姿の綾香が姿を現した。
髪は下ろされ、普段の凛とした雰囲気とは違い、どこか疲れているように見えた。
部屋に入れてくれるかと思ったが、綾香は警戒するように玄関先に立ったままだ。
「……太田くん、田中くんも。一体何の用? 私、具合が悪いって言ったでしょ?」
声には明らかな拒絶と苛立ちが含まれている。
俺は唾を飲み込み、隣の拓也に促されるように一歩踏み出した。
「実は……そのことで、僕たち提案がありまして」
「提案?」
綾香は眉をひそめる。
「あなたたちに何ができるっていうの?」
「僕たちを……シュリンカーブラにしていただけませんか?」
その瞬間、綾香の表情が凍りついた。
大きく見開かれた目が、信じられないものを見るように俺と拓也の顔を交互に見比べる。
「……な、何を言っているの? どういうこと?」
「そのままの意味です。僕たちが、あなたのシュリンカーブラになります。専門の施設で適切な『加工』を受けます……」
「やめて!」
綾香は悲鳴に近い声を上げ、俺の言葉を遮った。
彼女の顔は蒼白で、細い肩が小刻みに震えている。
「正気なの? あなたたち……どうかしてるわ! 同僚を、私の下着にする? そんなことができるわけないでしょう!人間の尊厳をなんだと思っているの!?」
その叫びは正当なものだった。
俺は胸に鈍い痛みを感じつつも、ここまで来て引き下がるわけにはいかなかった。
隣で拓也が一歩前に出て、必死に弁解する。
「綾香さん、聞いてください! 僕たちは別にあなたを傷つけたいわけじゃないんです! 単に……その……助けてあげたいんです! 今、ブラジャーがなくてお辛いんでしょう? 僕たちなら、その……シュリンカーになれるんです! 特殊な薬品でサイズ調整してもらって、完璧にフィットするはずです! お金もかかりません! どうですか!?」
支離滅裂で、論理も倫理も破綻した拓也の言葉。
しかし、その必死さだけは伝わったのだろう。
綾香は言葉を失い、怒りと困惑が入り混じった表情で俺たちを見つめるだけだった。
永遠にも思える沈黙の後、綾香が深い、深い溜息をついた。
その溜息は、怒りの収束というよりは、諦めと、あるいは逆に別の何か……期待のようなものが混じっているようにも聞こえた。
「……そんなこと、できるわけないでしょう」
彼女はか細い声で繰り返した。
「私には無理よ。同僚を……そんな……道具みたいに扱うなんて……」
「道具ではありません!」
俺は思わず声を荒げた。
「パートナーです! あなたを支える大切なパートナーなんです! 」
沈黙が再び訪れる。
綾香は俯き、床の一点を見つめている。
俺たちの狂気が彼女の防衛本能を打ち砕きつつあるのは明らかだった。
やがて、彼女はゆっくりと顔を上げ、その瞳に微かな涙を湛えながらも、どこか決意のようなものが宿っているのが見えた。
「……本当に、後悔しないの?」
その問いかけは、最終通告だった。
俺は迷わず頷く。隣で拓也も力強く頷いた。
綾香はもう一度、深い溜息をついた。
今度の溜息は、どこか憑き物が落ちたような、あるいは重荷を下ろしたような、複雑な色合いを持っていた。
「あなたたちは、私の『下着』として扱われるのよ?シュリンカーになるっていうことは私に逆らうことは一切許されないし、不快な思いをさせるようなことがあれば……容赦なく捨てます。それでも良いの?」
その言葉は冷酷だった。
だが、俺にとっては福音だった。
隣で拓也も、同じように喜びと恐怖が入り混じった顔で頷いた。
「構いません! 喜んであなたの下着になります!」
俺が叫ぶように答えると、綾香はふっと口元を緩めた。
それは嘲笑にも似た、あるいは自分自身を納得させるための笑みにも見えた。
「……ありがとう。正直言って、助かるわ。高いシュリンカーブラジャーを買う余裕なんてなかったから……」
その言葉に、俺と拓也は歓喜の声を上げた。
これで決まりだ。
明日の朝、指定された「加工」施設に行って、俺たちはシュリンカーになる。
そして、九条綾香の新しい下着となるのだ。
その日の夜、俺と拓也は最後の晩餐を挙げることにした。
タクシーに乗って街へ繰り出し、普段なら絶対に行かないような高級フレンチの店に入った。
ワインを飲み、見たこともない食材を使った料理を次々と口に運んだ。
シャンパン、フォワグラ、トリュフ、キャビア。
贅沢の極みともいえるディナーだった。
だが、美味しかったかどうかは正直よく覚えていない。
ただ、グラスを傾け合う俺たちの間に流れる、奇妙な連帯感と陶酔感だけが鮮明に記憶に焼き付いている。
「ついにやるんだな、健太」
拓也が赤ワインを一口含み、満足げに微笑んだ。
「ああ、やるぜ。明日には、俺たちは綾香さんの下着だ」
「ハハハ……狂ってるよな、俺たち。でも……すげえ楽しみだ」
拓也はグラスを掲げ、俺の方へ差し出した。
俺もそれに応じてグラスを合わせる。
チン、という澄んだ音が静かな店内に響いた。
「九条綾香と、未来永劫続く二人の友情に」
「乾杯」
グラスの中の深紅の液体を、俺たちは一気に飲み干した。
これが人間として最後の晩餐だと思ったが、不思議と涙は出なかった。
代わりに、胸の奥底から湧き上がってくるのは、抑えきれないほどの歓喜と、そして歪んだ欲望の光だった。
翌日、俺たちは指定された時刻きっかりに、綾香のマンション前で落ち合った。
綾香は昨日とは打って変わって、しっかりとしたスーツ姿だった。
髪も綺麗にまとめられ、化粧もしている。
昨日の憔悴した様子はどこにもなく、むしろ清々しいほどの落ち着きを湛えていた。
これから行われることへの期待なのか、それとも罪悪感から目を逸らすための仮面なのか、俺には判別がつかなかった。
「行きましょうか」
綾香は短く告げると、颯爽と歩き始めた。
その後ろ姿を、俺と拓也は少しぎこちない足取りで追う。
歩きながら、俺はちらりと横目で拓也を見た。
奴の顔は緊張で引き攣ってはいるものの、その瞳の奥には昨日と同じ、狂おしいほどの決意と、隠しきれない興奮の色が浮かんでいた。
きっと俺も、鏡写しのように同じ顔をしているのだろう。
駅から地下鉄に乗り換え、何度か路線を変更した末に辿り着いたのは、都会のど真ん中にそびえ立つ、巨大なビル群の一角だった。
その中の一つ、比較的新しい建物の地下駐車場に、俺たちは吸い込まれるように入っていく。
車は使わず、徒歩で。
駐車場の最奥、他の区画とは完全に隔離されたエリアに、まるで秘密基地の入口のような、簡素な金属製のドアがあった。
綾香が慣れた手つきでカードキーを取り出し、センサーにかざす。
ピッ、という電子音と共に、重々しい音を立ててドアがスライドした。
暗い通路をしばらく進むと、突き当たりの自動ドアの先に、異様な空間が広がっていた。
まず目に入ったのは、壁一面に設置された様々な機械類。
まるでSF映画に出てくる研究所のようだ。
中央には広いテーブルがあり、そこに数台のコンピュータやモニターが並んでいる。
白衣を着たスタッフらしき男女が数人、忙しなく動き回っていた。
そして部屋の隅には、透明なアクリルケースがいくつか置かれている。
ケースの中には、まるで標本のように小さな人影が蠢いていた。
間違いなく、シュリンカーだ。
全員裸で、虚ろな目をしている者、怯えたように隅で丸まっている者、無表情に虚空を見つめている者……
様々なタイプがいたが、共通しているのはその圧倒的な絶望感だった。
「こちらへどうぞ」
案内係らしい女性スタッフが、抑揚のない声で告げた。
たちは少しぎこちなくその後に続く。
スタッフに促されるまま、俺たちは部屋の中央にあるテーブルの前に立たされた。
テーブルの上には一枚の紙とペンが置かれている。誓約書だ。
「本日はこちらの同意書に署名いただく必要があります」
スタッフが淡々と説明を始める。
「これから行われる『加工』について、すべての権利を放棄することをご了承いただき、いかなる不利益が発生しても弊社は責任を負いません。また、加工後の人間としての復帰は一切不可能となります。よろしいですね?」
「はい」
俺と拓也は声を揃えて頷く。
隣に立つ綾香は、固唾を飲んでその様子を見守っていた。
同意書の文面は、改めて読み返すとゾッとするような内容だった。
『私は、本日以降、九条綾香氏専用のシュリンカーブラジャー(下着)としての人生を送ることを誓います。シュリンカーとしての責務を全うするため、人権・人格その他一切の法的権利を永久に放棄し、いかなる反論も抵抗もいたしません。また、加工後の人間への復帰は不可能であり、その結果に一切の不服を申し立てないこと……』
他にも十数項目にわたる詳細な条項があり、どれもこれも俺たちの尊厳を踏みにじるものだった。
だが、もう後戻りはできない。
俺たちはお互いに頷き合い、ペンを執った。
署名欄に、それぞれの名前を震える字で書き込む。
「これでよろしいでしょうか?」
スタッフが確認し、綾香の方を見た。
彼女は静かに頷く。
「では、早速ですが、次のステップへ移ります。太田様、田中様はこちらのベッドにお上がりください」
案内されたのは、手術台のような簡素なベッドだった。
俺と拓也は順番に仰向けに寝かされ、すぐに両腕両足がベルトで固定された。
まるで芋虫のように身動きが取れない。
上から覆いかぶさるように、銀色のドーム型のカプセルが降りてくる。
これが縮小装置なのだろう。
内部からは不気味な機械音が響いてくる。
「準備完了しました。九条様、こちらでモニターを通してご覧いただけます」
スタッフに促され、綾香は俺たちから少し離れた位置にあるモニターの前に立った。
モニターには、カプセル内の俺たちの姿がリアルタイムで映し出されているはずだ。
「それでは、『シュリンクプロセス』を開始いたします」
スタッフが冷静な声で告げると同時に、カプセルの内部に青白い光が満ち始めた。
全身を包むような熱さと、骨格がギシギシと音を立てるような不快感。
激しい耳鳴りと、意識が遠のいていく感覚。
そして……
気がつくと、俺は10センチほどの小さな人形になっていた。
いや、人形ではない。紛れもなく、俺自身だ。
だが、もはや「人間」ではないことは明白だった。
視界が低くなり、世界の全てが巨人のように見える。
隣には、同じように縮小された拓也が転がっていた。
彼はまだ朦朧としているようだ。
カプセルの蓋が開き、俺たちは慎重にピンセットのようなもので摘み上げられた。
そのまま、部屋の中央にあるテーブルの上にそっと乗せられる。
テーブルには白い布が敷かれ、その上に俺たち二人がポツンと置かれた。
まるで小さなアクセサリーか、或いは生きている置物のようだった。
室内の冷房の風が、裸の肌に直接あたり、寒さを感じる。
綾香の靴音が、石造りの床を高く響かせて近づいてくる。
それは最早、一人の人間の歩みというよりも、大地が胎動するような、規則正しいリズムを持つ自然現象のようだった。
10センチの身長となった俺たちにとって、彼女の歩幅は測り知れないほど巨大で、その一歩が空気を押し除け、見えない波紋を巻き起こす。
冷房の風とは異なる、生暖かい空気の塊が頬を撫で、心臓が期待と恐怖で早鐘を打ち始める。
「太田くん、田中くん……終わったのね」
テーブルの端に立った綾香が、私たちを見下ろした。
その角度から見上げる彼女の姿は、まるで摩天楼だ。
ストレートヘアがサラリと揺れ、照明を反射して輝いている。
だが、何よりも俺たちの目を釘付けにしたのは、彼女が体を動かすたびに、重力に逆らいつつも確かな重量感を持って上下左右に揺れ動く、あの二つの膨らみだった。
スーツのベストは内側から張り裂けんばかりに膨らみ、その形が克明に浮き彫りになっている。
襟元から胸の谷間にかけては、まるで谷底へと続く急斜面のように深く切れ込み、ブラウスの隙間から覗く肌の色は、以前よりも確実に艶めかしさを増している。
乳房全体が、ゆさっ……たぷんっ……と波打つ。
それは例えるなら、巨大なガスタンクが地震に揺さぶられているような、圧倒的な質量と揺れ幅。
そのたびにテーブルの上の俺たちも微かに震え、あの柔肉の海に埋没し、窒息させてもらえたらどんなに幸福だろうかという倒錯した欲求が頭をもたげる。
そして何よりも、甘い匂いだ。
昨夜、インターホン越しに嗅いだ時よりも遥かに濃密で、芳醇な香り。
熟れた果実の甘酸っぱさと、どこかミルクのようなコクのある甘さが混ざり合い、鼻孔を通じて脳髄を直撃する。
それは周期的な波となって押し寄せ、嗅ぐたびに思考が霞み、全身の血液が沸騰していくのを感じた。
ああ、これだ。
俺たちをここまで狂わせたのは、この香りなのだ。
人智を超えた媚薬。
これを浴び続けるだけで、正気を保てる自信がない。
視線を下げれば、タイトスカートに包まれた見事な脚線美が見える。
ピンヒールの踵が床を軽く叩くたび、太ももがキュッと締まり、スカートの裾が翻って眩しい白い肌が垣間見える。
歩くたびに尻肉がプリッと弾むのが、ミニスカート越しにも容易に想像できた。
綾香の全身が描く完璧な曲線美は、もはや芸術の域を超え、生きる媚薬そのものだった。
「小さくなったわね……」
綾香が呟きながら、テーブルの上に身を屈めてきた。
巨大な顔が目前に迫る。
長い睫毛の一本一本、潤んだ唇の濡れた輝きまでがはっきりと見える距離。
伏し目がちな視線が俺たちを捉え、その奥に宿る感情を読み取ることは難しい。
しかし、彼女から発散されるフェロモンの濃度は明らかに増していて、もはやそれは暴力的なまでの吸引力で俺たちを包み込もうとしていた。
「これからあなたたちの『新しい生活』が始まるのね。私と一緒に……」
彼女の声は、慈愛と嗜虐が奇妙に溶け合った響きを持っていた。
巨大なおっぱいが再びゆさっと揺れ、その頂点でブラウスの生地がツンと尖るのが見えた。
(勃起、している)
その事実に気づいた瞬間、俺の股間もズキンと疼いた。
もうすぐ、この巨大な女神の一部となり、その淫靡な儀式に参加できるのだ。
俺たちは期待と狂気の狭間で、身動き一つできないまま、彼女の次の行動を待っていた。
「さて……始めましょうか」
綾香はそう呟くと、鞄の中から取り出したのは、見るからに上質そうなレースがあしらわれた、純白のブラジャーだった。
だが、その大きさは尋常ではない。
テーブルに置かれた瞬間、カップの片方だけで、俺と拓也が寝転がるのに十分なスペースがある。
その湾曲した内側は滑らかな生地で、まるで獲物を迎え入れる巨大な貝殻のようだ。
「太田くん、まずはあなたから」
ピンセットのような器具でそっと摘み上げられた俺は、次の瞬間、その巨大なカップの中に仰向けに寝かされた。
ひんやりとした感触が頬や背中に広がる。これが彼女の体温で温まる瞬間を想像するだけで、既に下半身が疼き始めている。
「暴れちゃダメだよ? 接着剤が乾くまで大人しくしてて」
綾香の指先が、信じられないほど繊細な動きで俺の四肢に触れる。
右手首、左手首、右足首、左足首……それぞれの関節に、透明なゼリー状の接着剤が塗られ、ピタリとカップの生地に貼り付けられていく。
大の字に拘束された俺はも無力だった。
だが、不思議と恐怖はない。むしろ、これで完全に彼女と一体化できるのだという高揚感が勝っていた。
「次は田中くんね」
拓也も同じように、もう片方のカップの中に固定された。
向かい合うように配置された俺たちは、互いの視線を交わすことしかできない。
どちらともなく、かすかな笑みが漏れた。もう後戻りはできない、狂気の宴の幕開けだ。
「これで……準備完了ね」
綾香は満足げに呟くと、テーブルの横に立った。
彼女の視線が、テーブルの上で磔にされた俺たち二人を一瞥する。
その目は、もう同僚を見る目ではない。所有物を見る、支配者の目だ。
「じゃあ……装着しましょうか」
彼女はそう宣言すると、ゆっくりと自身のブラウスに手をかけた。
上から一つ、また一つとボタンが外されていく。
白い肌が徐々に露わになり、俺たちの視線は自然とその中心へと吸い寄せられる。
プツン……プツン……
最後のボタンが外され、ブラウスの合わせ目が大きく開かれた瞬間—
ドォンッ!!
まるで巨大な落下物が地面を叩いたかのような衝撃が俺たちを襲った。
いや、正確には物理的な衝撃ではなく、視覚情報による精神的な衝撃だ。
目の前に現れたのは、人類史上類を見ないのではないかと思えるほどの巨大なおっぱいだった。
ブラジャーを着けていない、生のままの乳房は、まるで巨大な山脈のように聳え立ち、その頂きには薄桃色の蕾がツンと主張している。
白い肌は新雪のように輝き、その表面には汗でかいたのか、妖しい光沢を纏っている。
そして何よりも圧巻だったのは、その質量による揺れだった。
ブラウスから解放された瞬間、おっぱいは重力を受けて大きくたわみ、その反動でバウンドを始めたのだ。
ゆさぁ……ぶるんっ!! たぽん……ぽよん……
巨大な球体が、互いにぶつかり合いながら上下左右に揺れ動く。
その振動は空気を震わせ、俺たちが固定されているカップまで届いてくるかのようだ。
俺たちの視界は、瞬く間にその巨大なおっぱいの下面—下乳によって完全に覆い尽くされた。
真っ白な、肉のドーム。その下に生まれる濃い影が、俺たち二人の上に重くのしかかる。
視界いっぱいに広がるおっぱいの肌の質感。微かに汗ばみ、光を吸い込むかのような瑞々しさ。
綾香の顔はもう見えない。
下乳が作り出す巨大なカーテンの向こう側に、彼女の存在を感じるだけだ。
これは……あまりにも巨大すぎる。
俺たちの全身など、指先でつまめるほどしかないのだ。
これから俺たちは、この宇宙規模の巨峰の頂で、彼女の生命活動の一翼を担うことになる。
その畏怖と歓喜に震えながら、俺は眼前に迫る白い絶壁を見つめることしかできなかった。
「ふぅ……重いわね」
綾香はそう呟くと、片方の乳房を両手で抱えるように持ち上げた。
その動作だけで、空気が歪むようなプレッシャーが俺たちを襲う。
彼女の掌の下で、白い柔肉が形を変え、指の間からこぼれ落ちそうなほどの量感が見て取れる。
掌と乳房の境界には、彼女の体温と摩擦によってか、微かに湯気が立っているようにすら見える。
「太田くんの口は……この辺りかしら?」
巨大な乳首が、ゆっくりと俺の顔面に接近してくる。
ブラウス越しに感じていた以上に濃厚な甘い香りが鼻腔を刺し、同時に、湿った空気が俺の口元を撫でた。
見上げれば、無数の血管が透けて見える柔らかそうな肌。そして、その中心には薄紅色に色づいた乳首が、期待に震えるように硬く尖っているのが分かる。
(来る……)
思わず目を瞑ろうとしたが、瞼もピクリとも動かない。
次の瞬間—
ぬるんっ……
唇に押し当てられたのは、驚くほど滑らかで、吸い付くような感触だった。
そして、すぐに強い塩気と甘味が口中に広がる。
彼女の汗と、母乳の最初の一滴が混ざり合った味だ。
あまりの濃密さに脳が痺れる。
「あんっ……少し擦れちゃった……?」
綾香が甘い吐息を漏らす。彼女にも快感があるのだ。
俺の唇が触れた瞬間、乳首がビクンと跳ね、乳房全体がブルンッと揺れた。
その振動で俺の全身が揺さぶられ、固定された四肢が生地に擦れて微かな痛みを伴う。
「次は田中くんね」
反対側で、同じように拓也が乳首に唇を塞がれる音が聞こえた。
「これで……装着完了、かな?」
綾香は満足そうに呟くと、後ろ手でブラジャーのホックを留めた。
カチッ、という音と共に、彼女の双丘が確かな支えを得て、より堂々とした存在感を示し始める。
そして、俺たちの最後の自由—呼吸さえも制限される瞬間が訪れた。
綾香が一歩踏み出し、ブラジャーが彼女の肉体にぴったりと吸い付き、隙間なく密着したのだ。
もはや俺たちの視界には、真っ白なおっぱいの断崖絶壁しか存在しない。
重力に従って垂れ下がる下乳が、俺たちの視界を完全に覆い尽くし、外界との繋がりを断ち切る。
肺一杯に吸い込むのは、彼女の肌の甘い匂いと、汗の塩気、そして発酵したような淫靡な香りだけだ。
それは空気と言うよりは、液体のように濃密で、粘り気を持っている。
ズッシリとした重みが、固定された顔面全体にかかる。
(これが……彼女の体重の一部……?)
物理的には計算できる範疇かもしれないが、この感覚は狂気じみている。
汗ばんだ肌が吸い付き、微かに擦れるたびに電流のような刺激が走る。
視界の端で、乳首が呼吸をするようにゆっくりと収縮し、その度に新たな湿り気が俺たちの唇を濡らす。
俺は完全に綾香のおっぱいの一部になった。
この巨大な肉塊の体温を感じながら、これから一生を終えるのだ。
「素晴らしい。これで装着は完了ですね。九条様、次は授乳テストをお願いできますでしょうか」
白い研究服の女性スタッフが、事務的な口調で促す。
彼女は興味深そうに、ブラジャーに収まった俺たちを覗き込んだ。
「はい……」
綾香は少し照れ臭そうに返事をすると、スタッフに促されるまま、そっと自分の乳房に指を這わせ始めた。
最初は恐る恐るといった感じで、表面を優しく撫でるように。
だが、やがて彼女の指先に力がこもり、揉みほぐすような動きへと変わる。
「んっ……ふぅ……」
綾香の口から、押し殺したような甘い吐息が漏れた。
彼女の指が乳房の根元から先端へと移動し、乳首を軽く押し潰すたびに、俺たちの唇に伝わる感触も変わってくる。
最初は柔らかかった乳首が、どんどん芯を持ち、硬くなっていくのがわかる。
そして—
ぴゅる……!
唐突に、熱い液体が俺の口腔内に迸った。
最初は少量だったが、綾香のマッサージが続くにつれ、その勢いと量が増していく。
「あっ……ん…! で、出てきちゃう……!」
綾香の声に焦りと羞恥が混じる。
だが、それはすぐに恍惚とした響きに変わる。
彼女の手が動くたびに、乳首からはシャワーのように母乳が噴き出し、俺の口を満たしていく。
ごく……ごくん……ごくっ……
考えるよりも先に、体が動いていた。
俺は文字通り、赤子のように夢中でそれを飲み干した。
熱くて、濃厚で、甘ったるい。けれど、不思議と嫌な感じはしない。
むしろ、この液体を体内に取り込むことで、彼女と完全に繋がったような幸福感に包まれていく。
(美味い……! 綾香さんの……味…!)
視界を覆う巨大な乳房が、マッサージの振動でブルブルと震え、その動きが俺たちの体にも伝わってくる。
重力に引かれる下乳の重量感。しっとりとした肌の感触。そして、汗と彼女自身の匂いが混ざった、濃密なフェロモンの香り。
「わ、私も……!」
隣で、拓也も必死に綾香の母乳を飲んでいるのがわかった。
俺たちの体重の何十倍もあるであろう量の母乳が、途切れることなく流れ込んでくる。
普通なら溺れてしまうはずなのに、なぜか苦しくない。
薬品で体質を変えられている影響だろうか。ゴクゴクと喉を鳴らし、無限に近い量を嚥下していく。
「んっ……あんっ……! 激しい……!」
綾香が身を捩らせ、甘い嬌声を上げる。
その声が、さらに俺たちの興奮を煽る。
彼女の快感が、母乳の味をより濃厚なものにしている気がする。
「ふぅ……どうやら良好に機能しているようです。太田様、田中様も、とても美味しそうにお召し上がりですね」
スタッフがメモを取りながら呟く。
その言葉に、綾香は顔を真っ赤にして俯いた。
しかし、手の動きは止まらない。
「も、もう少し……続けていいですか……?」
綾香の囁きに、俺の股間は爆発寸前だった。
俺は綾香の巨大なおっぱいの一部となり、その栄養を享受するだけでなく、彼女に快楽を与えている。
この倒錯的な状況に、俺の精神は完全に蕩けていた。
彼女の汗で湿った柔肉に頬を寄せ、その熱さと重みを感じながら、俺は永遠に終わらないと錯覚するほどの恍惚とした瞬間に身を委ねていた。
ぴゅっ……ぴゅる……
勢いよく噴き出していた母乳の流れが、次第に穏やかになり始めた。
まるで激しい雨が小降りになるように、断続的に数滴が零れる程度になっていく。
唇に触れる乳首の震えも、徐々に落ち着きを取り戻しつつあった。
「はぁ……はぁ……んっ……」
綾香の熱っぽい吐息が、俺たちのすぐ頭上で繰り返される。
先程までの乱れた様子はいくらか落ち着き、彼女の指も乳房を労わるように優しく撫でるだけになっていた。
白い研究服の女性スタッフが、そっと近づいてきた。
「九条様、お疲れ様でした。彼らも一生懸命お務めを果たされましたね」
「は、はい……」
綾香はまだ少し息を弾ませながら、しかし頬を赤らめて小さく頷いた。
そして、スタッフに促されるまま、ブラジャーの中にいる俺たちに視線を落とす。
俺たちは口の周りを彼女のミルクでベトベトに汚し、まだ放心状態で荒い息をついていた。
「彼らに……感謝の言葉をかけてあげてください。初めての授乳、大成功でしたね」
スタッフの言葉に、綾香は一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐに合点がいったように目を細めた。
そして、ゆっくりと、しかし確かに温かな声で話し始めた。
「……太田くん……田中くん……」
名前を呼ばれた瞬間、全身にゾクゾクとした感覚が走った。
それは先程までの性的な興奮とは少し違う、もっと根源的な感覚。
認められたような、受け入れられたような……。
「ふふ……よく頑張ってくれたわね。本当に、二人ともすごく頑張ったわ。ママ、とっても助かっちゃった」
ママ?
その単語が耳に入った瞬間、頭が真っ白になった。
隣で拓也も息を呑むのが分かった。綾香の口調が、明らかに変わっていたのだ。
それはまるで、赤ん坊に向けるような、甘く、柔らかく、それでいて包み込むような声色だった。
「二人とも、とっても上手だったわよぉ。ママのおっぱい、たくさん飲めてえらいえらい。ちゅぱちゅぱって音も聞こえて、可愛いかったなぁ」
俺たちの頭上で、綾香の大きな手が優しく振れるのが分かる。
実際には撫でられているわけではない。彼女の手は、彼女自身の乳房を支えているからだ。
だが、その声の優しさと、まるで実際に頭を撫でられているかのような錯覚が、俺たちの心を激しく揺さぶった。
「ママのおっぱい、美味しいって思ってくれた? 二人とも、お口がおっきく開いてたの、見えてたのよ。たくさん飲んでくれて、ママ、とっても嬉しいわぁ」
綾香の言葉一つ一つが、甘い蜜のように俺たちの脳髄に染み渡っていく。
彼女は完全に母性に目覚めてしまっていた。
それはおそらく、激しい快感と、俺たちが一心不乱に彼女の乳を求める姿に触発されたものだろう。
そして何より、シュリンカーとなった俺たちが、彼女にとって庇護すべき存在、依存すべき対象として認識された結果だった。
「これからも、ママと一緒に頑張ろうね。二人がいれば、ママ、どんなに辛くても平気だわ。ずっとずっと、一緒よ」
綾香はそう言うと、俺たちを包み込むように、そっとブラジャーを抱きしめた。
巨大な乳房の柔肉がぎゅっと密着し、俺たちの顔面全体を圧迫する。
だがそれは決して苦しいものではなく、むしろ天国のような安らぎと温もりに満ちていた。
(綾香……いや、ママ……)
彼女の言葉に、俺の目からは自然と涙が零れそうになった。
それは歓喜の涙だった。
この瞬間、俺は完全に彼女の一部になったのだ。
社会的地位も名誉も失ったが九条綾香という女神の母性と愛情を一身に受けられる、唯一無二の存在になったのだ。