アストラに唆されて性に目覚めちゃうイヴリンちゃんの話 (Pixiv Fanbox)
Published:
2025-02-26 22:42:46
Imported:
2026-06
Content
私はイヴリン。アストラお嬢様の身辺警護及びマネージャーを務めている。
そんな私だが、近頃気がかりなことがある。
それは、お嬢様の様子についてだ。
彼女が突然抜け出すことは前からよくあったものの、ここ最近はその頻度が目に見えて増えている。
そして帰ってくる度に顔を赤らめていたり、妙な臭いを発していたり、汗だくだったりと明らかに普通ではない。
それに、惚けて上の空になることも。
まるで恋する乙女だ。
彼女の色恋について、私は特に制限するつもりは無いが……それでも、私には相手が誰であるか知っておく責務がある。
仮に色恋であったとして、の話だが。
───
護衛対象が逃走。
作戦決行だ。これより、お嬢様を尾行し相手を特定する。
どこぞの馬の骨であった場合……徹底的に調べ上げ、彼女に相応しい人物であるかを吟味する。
そうでなくとも直近の振る舞いや評判は調査させて貰おう。お嬢様に相応しい男となりたくば、その程度は当然の義務だ。
っ………!
ターゲットが裏路地に侵入……人目を避けるためか?
とはいえ、あのような不衛生な場所に躊躇無く入るなど……不審過ぎる。
尾行を続けよう。
角を曲がった……彼処なら、相当なことが無い限り人目にはつかないだろう。
ここまで用心して会う人物とは、一体……
まさか、薬物のような犯罪行為に巻き込まれているのか……?
「アキラ〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」
「アストラさん、声が大きいよ。いくら人目につかない場所とはいえ、ここは外なんだから。」
「ふふ、ごめん。アキラに会えたのが嬉しくって。」
「昨日も、一昨日も会ったじゃないか……」
アキラ?私の知るアキラか?だが声を聞く限り、間違いない。あのビデオ屋の店長であり、プロキシのアキラだ。
そしてアストラお嬢様の声色に、昨日も一昨日も会ったという言葉……
彼女達は、いつの間にか恋仲になっていたというのか?
それにしても、相手があのパエトーンならこの周到さも頷ける。きっと彼はお嬢様に呼び出される度に、近場の人目につきにくい場所を探してやっているのだろう。
そういう点では、アキラはお嬢様に相応しい人物だと言える……彼は誠実で頭が良く、容姿も端麗だ。
だが……恋愛に関しては未知数。しっかりと調査しなければ──
「ねえっアキラ♡ 私もう我慢できないっ♡」
「分かったよ、アストラさん……ほら、おいで。」
「アキラぁっ………♡ ちゅうっ♡ んっ♡ ふぅっ………♡ れぇっ………♡」
なっ…………………!?
いや、落ち着け……年頃の男女であれば、キスなど当たり前の行為。
しかし、これは……
「ぢゅうっ♡ れぇえ〜…………っ♡ アキラっ♡ ん♡ ふっ♡ ちゅうっ♡」
いささか……濃厚すぎるのではないか?
「ちゅ♡ ちゅう♡ んっ♡ れるっ………♡ すきっ♡ アキラっ♡ んっ♡ んむっ………♡」
いかん、心拍数が上がってきた……。
平静を保て……私はこの時間を、しっかりと記憶し、判断しなければならないのだから……
「ぷ、ぁっ………♡ ふふ♡ やっぱり私、アキラとのキス大好き♡ 心が満たされて、幸せになるの………♡」
「アストラさん………」
……………!
ふ……どうやら私の杞憂だったようだ。
やはりお嬢様には清い恋愛が似合っている。彼女達もそろそろ解散するだろうし、私も離れ──
「じゃあアキラ、いつものしてあげる♡ アキラ、アレ好きでしょ?♡」
「してあげる、って言っても、こちらから頼んだことは一度も無いんだけれどね……。好きなのは事実だけれど……」
「いいからっ♡ ほーら、ズボン脱いで♡」
な……………
「きゃあっ♡ 今日も立派ね………♡ じゃあまずは、おちんちんさんに挨拶のキスから………ちゅっ♡」
「っ………!」
これは、夢か………?
あのお嬢様が、このような………淫らな言葉を………
「それじゃ、食べちゃうからね………んむっ…………んぅっ♡」
「ぐ、あっ………!」
現実を受け止めきれず、何度も、何度も頬を抓る。
しかしその痛みは残酷にも、この瞬間が夢でないと告げるだけだった。
……私が錯乱している間にも行為は進んでいく。
アストラお嬢様の卑猥な口淫の音と、アキラの呻く声。それらがどんどんと激しく、高まっていく。
「んぶっ♡ んぢゅっ♡ ぢゅうっ♡♡」
「う、あ゛ぁっ………!アストラさんっ、もう………!」
「ぢゅうぅ…………ぷぁっ!♡ だーめっ♡ まだイかないで♡ 次はおっぱいで気持ちよくなってもらうんだから♡」
彼女達の行為がエスカレートしていくにつれ、私の呼吸もまた乱れていく。
ただ座っているだけだというのに、じっとりとした汗が止まらない。
きっとストレスのせいだろう。そうに決まっている。現に、私は計り知れない程のショックに打ちひしがれているし……間違いない。
「ほらっ♡ アキラのおちんちん、私のおっぱいで見えなくなっちゃった♡」
「本当にっ………目に、毒すぎるよ………!」
おかしい。
今まで経験してきた仕事の中で、男女の情事に遭遇してきたことが無かった訳ではない。
かつての私はそんな時でも、冷静に任務をこなせてきたはずだ。
だというのに………
「こうやって………おっぱいを下げた時に出てくる、先っぽを………ちゅうっ♡ 気持ちいい?♡ おっぱいで、とちゅとちゅして………ちゅうっ♡ どう?♡」
「腰がっ……抜けそう、だ………っ!」
何だ。
なんなんだ、この気持ちは。
ぐつぐつと煮えたぎる、どす黒く、蠱惑的なこの感情は。
一体、何なんだ。
「んふふ♡ とちゅ、とちゅ、とちゅっ………♡ おちんちん、すごくビクビクしてる………♡ イっちゃいそう………?♡」
「もうっ………限界だっ………!!」
無意識的に、自らの胸に手を伸ばす。
驚く程に硬く、張り詰めた私の胸先。
服の上からでもはっきりと主張するそれを、きゅうっ………と摘むと──
「あ゛ッ、ぁあ……………っ♡」
思わず声が漏れてしまう。
尾行において、物音を立てるなど言語道断だというのに。
慌てて口を塞ぎ、耳を澄ますと……
「え〜?♡ だー…………めっ♡ はい、終わり♡ ちょっと休憩してね、アキラ♡」
「はぁ、はぁっ………!」
などと、全く気づいていない様子の二人。
安堵すると同時に、冷静になり自らの行いを省みる。
何をしているんだ、私は。彼女達にあてられ、胸を……弄ってしまうなど。
任務に、集中しなければ……
「ア、キ、ラ♡ そろそろ……本番、しちゃう?♡」
「アストラさん、何度も言っているけれど……やっぱり屋外でこういうことをするのは……」
「何言ってるの♡ 今止めたら、アキラのおちんちんさんが可哀想でしょ?♡ ほら、ずっとこんなにビクビクして……射精したい、射精したいーって言ってるんだから……♡」
平静を保ち、任務を遂行しようとする私。
それを邪魔するかのように、私の中の酷く魅惑的な衝動が、この身を焦がしていく。
「ほーらっ♡ シちゃお?♡ 私のおまんこで……いつもみたいに、いっぱい気持ちよくなっちゃお……?♡」
「はぁっ……はぁっ……! アストラ、さんっ……!」
「やんっ♡ そんなにがっつかないの♡ アキラってば、一回スイッチが入ったら止まらないんだから……♡」
「ごめんよ………でもっ………!」
彼女達の高まりに合わせ、私の中で渦巻く感情も激化していく。
抑えきれずに両胸に手を這わせ、慰めるように揉みしだけば……
「う゛ぅッ♡ ぅ………………♡」
漏れ出す呻き声を、必死に歯を食いしばり耐える私。
……なんて、なんて無様なんだ。
口の端からは唾液が零れ、全身は激しく運動をした後のように汗にまみれていて……手を動かすことを止めるのも、もはや出来なくなり。
夢中になって乳頭を擦れば、出したこともないような甘い声が、喉奥から絞り出されていく。
「ぅあっ♡ はぁっ……♡ んっ、ふっ………♡」
切ない………切ない、切ないっ………!
身体中が、未だ知らぬ何かを、強く、激しく渇望している。
求めているものが分からなければ、それを満たすことも出来るはずも無く……
私はただ、一人で悶え続けるしかなかった。
「アストラさんっ………もう、挿れるから………!」
「うん♡ 私のおまんこで、いっちばん気持ちいいセックス……しよ?♡ ほら、挿れやすいようにしてあげる……♡」
お嬢様の言葉で、私は気づく。
きゅんきゅんと疼く、この場所。
切なさの、最も大きい、発信源。
「アストラさんっ………挿れるっ………挿れるよ………っ!」
「あっ♡ そんなおまんこくちゅくちゅしないでっ♡ うずうずしちゃうから……っ♡」
ここを、慰めれば………
この切なさも、少しはマシになるかもしれない………
「絶対中に出してね………?♡ 服が汚れたら、イヴに怪しまれちゃうから………♡」
「ああ………!それじゃあ………」
震える手を、ゆっくりと伸ばしていく。
彼女達が一つになる、その瞬間に合わせて………
「う゛、あぁあ………っ!!!」
「あぁんっ…………♡♡♡」
「お゛ッ♡ ぉおッ…………♡♡♡」
服の上から、秘裂をなぞる。
ゾクゾクと全身が打ち震え、頭が悦びに染まる。
………気持ちいい。
「動くよっ、アストラさん……!」
「うんっ♡ アキラっ♡ いっぱい突いてぇっ♡」
だが………足りない。もっと欲しい。
切なさは収まるどころか、より激しさを増していく。今まで感じた欲求の中で、最も強烈な渇望が私を支配する。
「あんっ♡ あ♡ あはっ♡ 気持ちいいっ♡」
「はぁ、はぁ……はぁっ……!!」
お嬢様。
なんて、幸せそうな声なんだ。
…………羨ましい。心の底から、そう思った。
醜い嫉妬に駆られ、何度も何度も秘裂を擦るも……分厚い服の上からでは、生殺しにされているのと何ら変わりはない。
「う゛♡ く、そっ♡ ぅう♡ もっとっ………♡ 欲しいっ………♡」
「あぁ♡ あぁんっ♡ アキラぁっ♡ 好きっ、大好きぃっ♡♡」
「アストラさんっ………アストラさん………っ!!!」
彼女の淫靡な声に触発され、衝動的にズボンを脱いでしまおうとするが、最後に残った僅かな理性がそれを憚らせる。
直接……いや、下着の上からだろうと同じことだろう。この黒い布無しに秘部に触れてしまえば、私は……
「あ♡ あっ♡ あ゛ッ♡ きもちっ♡ アキラぁ………っ♡♡ あ♡ イっちゃうっ………♡」
「僕もだよっ、アストラさんっ………! もうっ………!!」
そうやって葛藤している間にも、彼女達は私を置いてけぼりにしてどんどんと高まっていく。
蚊帳の外の私は、一人虚しく股をまさぐることしかできない。
「う゛………ふぅッ………く、そっ…………!!♡♡♡」
どれだけ必死に秘部をなぞろうと、乳頭をこねくり回そうと、彼女達のように高まっていくことは無く。
「あぁっ♡ イって♡ アキラっ♡ 私と一緒にっ♡♡♡」
「ああ………イクよっ、アストラさん………!!!」
そして私が、食いしばった歯の間から熱を孕んだ感情を漏らしている間に………
「あ、あぁんっ………!!!♡♡♡」
「ぐ、ぁっ………!!!♡」
彼女達は、絶頂を迎えてしまった。
「はぁ、はぁっ………♡ アキ、ラっ………♡♡♡」
「アストラ、さんっ………♡♡♡」
「はぁ…………はぁ…………」
二人と同じように、息を切らす私。
だが、そこに彼女達のような幸せや、充足感は微塵も存在しなかった。
「何を…………しているんだ、私は…………」
───
「お嬢様。単刀直入にお聞きする。近頃、恋人が出来ただろう?」
翌朝、私は彼女と顔を合わせるなり、すぐさまそう質問する。
昨日散々な思いをしたせいで、声色が強くなってしまいそうだ。だが、どうにか堪えなければ。
「え……えぇっ? な、何のことかしら……?」
「誤魔化そうとも無駄だ。分かっているだろう?」
そう私が問い詰めれば、お嬢様はすぐに
「はぁ……分かってますっ。きっとイヴのことだから、相手が誰かも知ってるんでしょう?」
と、観念したように白状する。
「ああ。アキラだろう?随分と仲が良かったものな。恋仲になるのも不思議ではない」
「そうよ。そ、それで……イヴ?一体、どこまで知ってるのかしら……?」
お嬢様は両手を合わせながら、ぎこちなくそう尋ねてくる。
「粗方全てだ。ここ最近抜け出してはアキラと逢瀬を楽しんでいること、昨日彼と屋外で不純な行為をしていたこと、今日ここに来る前も彼と会っていたこと、全て知っている。」
「ほ……本当に全部なのね……やっぱりイヴはすごいわ……」
そう言って俯いてしまう彼女。
少しプライベートを覗きすぎたか……と反省をしようとした瞬間、お嬢様はこちらを向き明るい声色で言う。
「なら話が早いわ!ねえイヴ、今日はほとんどオフだったわよね?」
「あ、ああ……そのはずだが……」
「なら行きましょ!イヴ、着いてきて!」
困惑する私をよそに、彼女は私の手を掴み強引に引っ張る。
「ま……待て!どこに行くつもりだ……!」
「いいからっ!」
───
そうして彼女に連れてこられたのは……
「お嬢様、ここは……」
「ラブホテル、よ!」
「分かっている……あまり大きい声でそういうことを言うな!」
新エリー都で最も大きいであろう、城のようなそこを見上げ、彼女は誇らしげに言う。
「なんと、今日はここを私のポケットディニーで貸し切りにしちゃいました!」
「なっ……一体どれだけのディニーを……それよりも、一体何故そんなことを……?」
「そ、れ、は………出てきていいわよー!」
お嬢様の掛け声に応じて出てきたのは……アキラだった。
「お、おはよう……イヴリンさん。」
「アキラ!? げ、元気そうで、何よりだ……」
ダメだ。お嬢様だけならともなく、彼まで視界に入っては……昨日のことを思い出してしまう。
赤面しながら顔を逸らす私。アキラはそんな私を、不思議そうに見つめている。
こんないかにも草食系のような男が……お嬢様と、あんなことを……
「? イヴったら、突然そっぽ向いちゃってどうしたの?」
「ああ、気にしないでくれ……目にゴミが入っただけだ。それで、何故アキラがここに? まさか、私に彼氏を紹介するなんて言い出さないだろうな?」
訝しむ私を、くすくすと笑いながら見るお嬢様。こんな様子の時の彼女は、大抵ろくなことを考えていない。
「今日は……イヴにも、えっちの良さを知ってもらおうと思って。」
「は………?」
「それじゃあ、お城に突入するわよ!アキラ、イヴ、着いてきて!」
───
我先にと駆け込むお嬢様を追い、私とアキラは淫靡な城へと入っていく。
適当な部屋に突入する彼女。それに追いつくまでに、私達は本当にただの一人とも出会わなかった。受付や、清掃員すらも居ないように見える。
どうやら、貸し切りにしたというのは本当なようだ。
「とうちゃーく!こんなに大きい建物を貸し切ったんだもの、せっかくならもっと探検したいけど……ふふ、時間が勿体ないものね。」
「貸し切ったのは……人目につかないようにするためか?それにしては些か規模が大き過ぎないか……?」
「人目につかないように、っていうのももちろんあるけど……これだけ大きい建物を貸し切れば、思いっきり声も出せるでしょう? ふふ、これをアキラに話した時はすごく驚かれたわ。」
アキラは両手を広げ、やれやれといったジェスチャーをする。
「そもそも、何故私が性行為をする流れになっている? アキラはお嬢様の恋人なのだろう?」
「浮気じゃないか、って言いたいのね。確かにアキラは私のものだけど……大丈夫!イヴなら特別に貸してあげるわ。彼のおちんちん、凄いのよ?私、一発で虜になっちゃったんだから!」
そう語りながら、うっとりとするお嬢様。
きっと、今までの数々の情事を思い出しているのだろう。
「悪いが、遠慮する……そもそも私はそういった行為に興味はない。それに、お嬢様の恋人というのなら尚更だ。せっかく貸し切ったんだ、後は二人で楽しんだらどうだ。ではな……」
震え、上擦ってしまいそうになる声をどうにか制御し、至って冷静にそう断り、足早に部屋を出ようとする。
……が、手首を強く掴まれ阻止されてしまう。振り向けば、その手の主はお嬢様だった。
「イヴ、待って。私、どうしてもあなたに知って欲しいの。女としての、悦びを……。お願いよ、イヴ……」
縋るようにそう言うお嬢様に、私は思わずたじろいでしまう。
「だが……こんなこと、正気とは思えない……。誰かの恋人と、行為をするなど……」
そんな正論風の言葉で、本心を隠そうとする私。
情けない。本当は、昨日のことを思い出して……ずっと身体が疼いているというのに。
まともな自慰の仕方も知らない私は、一人ではあの生殺しな快楽以上を味わうことはできない。
だから……知りたくて、たまらない。彼女の言う、"女の悦び"というものを……
「イヴ、私を信じて。大丈夫。一度味わえば、そんなの全部どうでもよくなっちゃうから。あれは歌と同じ……魔法なの。」
「歌と、同じ……」
そうだ……私は何を葛藤しているんだ。
私の信じる彼女がそう言うんだ。
なら、疑う必要もないじゃないか。
「なら……一回だけ。一回だけだぞ。それが終わったら、私は帰らせてもらう。いいな?」
「………! ありがとう、イヴ!それじゃあ、そこのベッドで横になって!後は全部アキラに任せちゃっていいから!」
やれやれと頭を振る私。
だが、心の底では様々な感情が渦巻いていた。
緊張、恐怖、期待、不安……そして、興奮。
それらで脳は錯乱し、胸は高鳴り、体温もどんどんと上がっていく。
強く意志を保たなければ、正気を失ってしまいそうだ。
ジャケットを脱ぎ捨てベッドに横になると、アキラと目が合い……ドキリと心臓が跳ね上がった。
「イヴリンさん、一応言っておくけれど……この件に関しては、全てアストラさんの独断だ。僕の意思は一切考慮されていない。それだけは伝えてさせてくれ……」
「ああ……すまない、迷惑をかけるな。手短に終わらせてくれ。そうすればお嬢様も満足するだろう」
彼も、アストラお嬢様の突飛な発想に振り回されているうちの一人なのだ、と知っただけで……緊張がかなり緩和されたのを感じる。
だがそれは、むしろ興奮を助長することになり……
「それじゃあ脱がせるけど……いいかい?嫌だったらいつでも言ってくれ。すぐに止めるから、僕に一蹴り浴びせて帰ってしまっていい。」
「ふふ……そんなことはしないさ。私としても、初めてが君で嬉しく思う。……わ、私は何を……いいから、早く脱がせてくれ。」
本心が、こぼれ落ち始める。
ちらりとお嬢様の方を見れば、子供の運動会を見守る親のような目線でこちらを観察していて、うっすらと腹が立ってしまった。
だがそんな怒りも、服を脱がそうと伸びる彼の手に、すぐに上書きされてしまった。
「随分とタイトなズボンを履いているよね、イヴリンさんは。脱がせにくいな……少し、腰を浮かせてくれないかい? ああ、ありがとう……」
そして、一気にするりとズボンを脱がされ……私の下着が陽のもとに暴かれる。
包み隠していた興奮。それによって蒸された下半身の、むわりと香る雌の臭い。
「イヴリンさん………」
「っ………言うな!」
私ですら感じてしまった、本心の香り。
それに、彼が気づかないはずもない。
羞恥が私の顔を紅く染める。
思わず口元を隠してしまうが、初心な女性の仕草そのものであることに気づき、余計に恥ずかしくなってしまう。
「だ……大丈夫。イヴリンさん、あなたは緊張しているんだ。これはストレス由来の体温上昇、そして発汗……そうだろう?」
「そこまで気遣わなくていい……早く、続きをしてくれ……」
もう、この時間が一秒でも早く終わって欲しい。私の頭はそれでいっぱいになる。
お嬢様の頼みを、どうして聞いてしまったのだろうと……強く強く後悔してしまう。
「それじゃあ、下着を脱がすね、イヴリンさん……嫌だったら、本当にいつでも……」
「いいから!早く、してくれ……っ!」
思わず声を荒らげる。あの時のようにバクバクと心臓が脈打ち、息を切らす。
頭が、ゆっくりと白くなっていくのを感じる。酸素が欠乏しているのか、それとも興奮に脳が焼かれていっているのか。
もはや、それを考える余裕すら無かった。
下着に出来ているであろう、濃くて大きな染みを、見て見ぬふりしたまま彼は脱がそうとする。
だが……
ぬ、ちゃっ………♡
「う、わっ………」
粘り気のある音と共に、引き剥がされた私の下着と秘部の間に橋がかかる。
それを見たであろう彼の、驚きの声。
私の羞恥心は……極限に達しようとしていた。
「もう、殺してくれ………こんな姿、誰にも………見られたく、ないんだ………」
思わず、涙が溢れる。
情けなかった。恥ずかしかった。
感情が洪水となり、抑えが利かなくなる。両手で顔を隠そうとも、涙は止まることなく私の頬を伝っていく。
「あ〜っ!アキラ、泣かせたわね!イヴ、大丈夫だから……深呼吸して。」
お嬢様に促されゆっくりと深呼吸をすれば、脳に酸素が行き渡り、少しだけ冷静になる。
そのまま彼女は私の頬にキスをすると、
「私も最初はドキドキしたけど……すぐにどうでもよくなったわ。だから、イヴ……リラックスしましょ。」
そう優しく囁いてくれる。
ほんの僅かに残った思考力に、お嬢様の言葉が染み込んでいき……不思議とリラックスしてくる。
やがて緊張や恐怖、不安が薄れ……止めどない興奮と期待だけが胸中に残り。
全身が、熱を取り戻していく。
「はぁ………はぁ、っ………♡」
荒くなっていく呼吸。
腹の辺りがきゅんきゅんと疼いてたまらない。
「大丈夫かい、イヴリンさん……?」
「ああ……もう、大丈夫だ………」
まるで昨日の、あの時のように。
何かのスイッチが入ったかのように、身体中がただ一つのものを渇望し始める。
今なら分かる。何を求めて、震えているのか。
全てを悟った私は、自らの秘裂に指を添え、そして……
「君のを、挿れてくれ……。お嬢様と同じ気持ちを、私に……味わわせてくれ……♡」
などと、あられもなく言う。
そんな私の気持ちを汲んだのか、彼は小さく頷くと……ズボンを脱ぎ始め。
そして露出されたそれに、私の意識全てが吸い込まれる。
くちゅり。
夢中になっている間に、それは私の秘裂へとあてがわれ……
「本当に、いいんだね……イヴリンさん。」
などと、確認される。
私は理解していた。おそらく、頷けば……もう戻れないのだろうと。
だが既に、恐怖など私の中には無かった。
ただあるのは、純粋な期待だけ。
欲しい。全身が、それを求めている。
「ああ……いい。遠慮はいらない……。早く、挿れて………くれっ………♡」
ず、ぷっ……♡
先端が、侵入してくる。
私の初心な入り口を押し広げ、ゆっくりと、確実に。
「っ……く、ぅ……」
思わず、声が漏れる。
痛みからのものではない。快楽が押し寄せてきたからだ。
やがて先端が入りきった辺りで、彼は一度動きを止め、思い切り息を吸い込むと……
ずぶぅっ………♡
「あ゛ッ♡ あぁあ………っ♡♡」
一気に最奥まで、それを挿入してきた。
気持ち、いい……。
全身が悦びに打ち震え、待ち望んでいたモノの到来を喜び、それを離さんと締め付ける。
「どう、アキラ?イヴのおまんこは♡」
「すごく、キツいっ、けれど………熱くて、蕩けてしまいそうだ………っ」
「思った通りね!ほら、イヴっ!隠してないで、可愛い顔を彼に見せてあげて?」
お嬢様はそう言って、私の腕を顔の横まで動かす。
「ぁ………っ」
すっかり蕩けきった、私のだらしない顔。
それを見た彼のモノは、私の中で更に大きく、硬くなる。
「イヴリンさん……綺麗だよ。」
「やめて、くれっ………」
再び湧いてきた羞恥心も、圧倒的な興奮と快楽の前に押し潰される。
「ぅあ゛ッ♡ あ゛ぁっ♡ う゛ぅうッ………♡♡♡」
怖い。
未知の快感に脳が焦がされ、私が私で無くなっていく感覚。
どんどんと強まっていくそれが、怖くてたまらない。
そんな私を見かねたのか、近づいてくるお嬢様。
「イ〜ヴ……♡」
そして……口づけをされる。
頬や額ではない。本物の、口と口でのキス。
「んむっ………!?」
「ちゅ♡ れろ……はむ♡ ちゅうっ……♡」
まるでチョコレートのような、彼女の甘美な味。
鼻から抜ける香りが、私の心を落ち着かせる。
「ふ、ぅっ………ちゅ………ん、ちゅっ………」
「んふっ……♡ ちゅうっ♡ れろ、ちゅる……んむっ♡」
もし、昨日の私に『お前は明日、お嬢様とキスをするんだぞ』と教えたなら。
きっと激昂し、『そんなことは有り得ない』と否定するのだろう。
それ程に、非現実的で、夢のようなひと時。
同時にゆるゆると浅い場所を擦るモノが、解れた私の脳を、心を、全身を、犯してゆく。
「ちゅ、ぱっ……♡」
「ぅあ………♡ はぁ、はぁっ………♡」
永遠にも思えた時間が終わり、お嬢様の方から口を離す。
きっと今、私は人生で一番幸せそうな顔をしている。彼女はそんな私を見て、にこりと笑い頭を撫でてくれる。
どちゅ、どちゅ、どちゅっ……♡
そして、激しい抽挿が始まる。
入り口から最奥までを一息に、何度も何度も往復する彼のモノ。
二人の股座が衝突する度に、私の秘裂から分泌された蜜が飛沫となって飛び散り、ベッドのシーツを汚していく。
「う゛ぁあっ♡ はっ♡ ぁあッ………♡♡」
やがて身体の奥底から、ゆっくりと、しかし確実に何かが込み上げてくるのを感じ取る。
初めは小さかったそれは、彼の一突きごとに肥大化していき………
「ぅあ゛ぁッ………イ、クっ………♡ く、ぅうッ………♡」
「イヴリンさんっ………僕もっ、もう………!!」
そして────
「あッ、あ゛ぁああ…………っ!!!♡♡♡」
弾けた。
「はぁ、はぁっ………!!!」
彼のモノから飛び出た白い液が、私の服に、身体に降り注ぐ。
……初めての、絶頂の快楽。
多幸感だけが、溺れてしまいそうな程に湧き上がる。
これが……お嬢様の言っていた感覚。
魔法だなんて、大げさすぎると思っていたのに───
「ぁあっ………♡ はぁっ………♡」
ここまでだとは、思いもしなかった。
何物にも代えがたい、至高の幸福。
まさに………"魔法"だな………
───
私の人生を変えたあの日から、しばらくが経った。
あの日は結局丸一日行為に溺れ……それからの私達の関係は、かつてと全く異なるものとなってしまった。
最初は、抜け出そうとするお嬢様を捕まえ……
「見逃す代わりに私も同行する」
などと言い、苦笑いする彼に抱いてもらっていた。
やがてお嬢様の方から
「今から会いに行くの。イヴもどう?」
と聞いてくるようになり。
私はただ無言で頷き……彼女達と、情事に耽る日々に堕ちた。まさに、今のように。
「ちゅ、ちゅうっ、ちゅっ………」
「もっと愛を込めてキスしなさい、イヴ! 私達に幸せをくれるおちんちんさんに、感謝の気持ちを伝えるの!」
「出来るわけないだろう、そんなこと……!」
まさかお嬢様と二人で、男のモノを舐る日が来ようとは。
未だ羞恥を捨てられない私は、躊躇いながらも……彼のモノに口づけをしていく。
「イヴ、お手本を見せてあげるわ。私に続けて言ってみて。……おちんちんさん、いつも本当にありがとう♡ ちゅ♡ ちゅう〜………っ♡ れ、ぇえっ………♡」
「お、おち………無理だ! 私には出来ない……っ!」
「もー、イヴったら。それなら、言えない分一緒にたくさんご奉仕してあげましょ!ほら、私に合わせて……」
お嬢様はそう言い、彼のモノの根元に顔を持って行く。
私も同じようにそうすると、彼女は微笑み……
「まずは根元から、先っぽまでを……れぇ〜………っ♡」
お嬢様に合わせ、私も竿に舌を這わせていく。
ビクビクと震え、更に大きく硬くなるモノ。
その先端に、二人で優しくキスをする。
「ふふ♡ よく出来たわね。次は、裏筋を丁寧に……♡」
二つの舌で裏筋を左右から責めてやる。
思わず声を漏らすアキラ。鈴口からは透明な液が溢れ、快楽を感じていることを示す。
「れろ♡ ん♡ ちゅ♡ ふふっ♡ れ〜……えっ♡」
「れぇ……ふぅっ、れろ……。ちゅる、ちゅっ………」
ひとしきりそうしてやれば、彼のモノの先端は痛々しい程に赤く腫れ上がる。
「そろそろ限界かしら……?♡ ダメよ、我慢してアキラ……!♡ 代わりに、あなたのして欲しいことなんでもしてあげるから……♡」
「ぐ、ぅうっ……! なら、ちょっと休憩を……」
「それはダメよ!気持ちいいこと以外許さないわ。そうね……胸はどうかしら?アキラ、好きでしょう?♡」
まるで拷問でも受けているかのような顔の彼に有無を言わさず、お嬢様は行為を続けようとする。
「イヴ、胸を出して。私と一緒に、おちんちんさんを挟んであげるわよ!ほらっ、早く♡」
彼女の言う通りに服を脱ぐ。
そして私達は、四つの乳房を彼のモノに近づけ……
「せーのっ♡」
むにゅんっ♡ と、左右から挟み込む。
「こ、んなのっ………我慢、できるわけっ………!」
「だ〜め♡ ほらイヴ、動かすわよ♡」
お嬢様と同じように自らの胸を掴み、上下に動かしていく。
私達の乳肉によって作られた穴が彼のモノをみっちりと覆い、にゅちにゅちといやらしい音を立てる。
「ぁあッ、あ………っ♡」
乳頭が擦れ、奉仕している側だというのに思わず声が漏れてしまう。
お嬢様はそんな私を見て微笑みながら、モノの先端から溢れた液をぺろりと舐め取る。
「アストラさんっ………イヴリン、さんっ………!!も、うっ………!!!」
「限界なのね?♡ それならイかせてあげるから、ちょっと待っててね♡」
そう言い胸をモノから離すお嬢様。私もそうすると、彼女達の行為を見守る側になる。
……お嬢様はいつもアキラのモノに奉仕した後、執拗に寸止めをし……溜め込ませた精液を、彼女の中に出させるというのがお決まりの流れになっている。
逆に、私は彼と情事をするようになってから一度も中で果てられたことがない。
これはお嬢様の
「イヴはアキラの彼女じゃないんだから、妊娠しちゃったら大変じゃない!」
という思し召しによるものであり、アキラもそれに同意している。
……だが。
「ほーらっ♡ ほかほかで、とろとろのおまんこで……思いっきり気持ちいい射精、しちゃいなさい……っ♡」
「もうっ……挿れるっ……! 挿れるよっ、アストラさん……!!」
お嬢様が、一番幸せそうなのは……
「あんっ♡ あぁっ♡ ずこずこって♡ 射精寸前の、動物みたいな……必死なピストンっ……♡♡」
「あぁあっ……! 出すっ……!!! 全部中にっ、出すよっ……!!!」
奉仕をする時でも、その後の、行為を始めた時でもなく……
「ぐっ、あぁああっ………!!!!」
「きたぁあっ…………♡♡♡ 中、出しっ…………♡♡♡ あついっ………♡♡」
中で、果てられたその瞬間。
その、瞬間なのだ。
「はぁ……はぁ……♡ お疲れ様、アキラ♡ じゃあ次は……イヴの相手をしてあげられるかしら?」
「いい、けれど………その、休憩を………」
「もちろんダメよ!見なさい、あのイヴの顔!切なくって、もう今すぐにでも欲しいって顔してるじゃない!ほら、早く抱いてあげて!」
無意識のうちに羨望が漏れ出ていたのか、そんな表情になっていたようだ。
ともあれ私の番が来たらしい。
もはや私と彼の間に言葉は必要なく、私が壁に手をつき尻を突き出せば……
「挿れるよ、イヴリンさん……」
彼はいつものように、快楽を提供してくれる。
射精したばかりだというのに、硬く立派なままのモノ。それを最奥までしっかりと挿入され、私の尻肉は波を打つように形を変える。
「ぁあっ……♡ ぅ、くぅっ……♡」
最初はゆっくりとした動きだったが、それは次第に激しさを増していく。
互いの粘液が混ざり合い、ぬちぬちと音を立てる結合部。彼は私の弱点を的確に責め続け……私はたまったものを吐き出すように嬌声を上げ続ける。
「ぁッ♡ はぁ♡ ぅう♡ ふっ♡ぁっ♡ ぅうっ♡」
「アキラ……気持ちよさそうね。私とイヴの身体、どっちが好きなの?」
「うぅっ、ふぅっ……アストラさんの身体は、どこもかしこもっ、ふわふわで……甘く包みこんでくれる優しさが、あるっ……!」
それを聞いたお嬢様は、くすりと嬉しそうに笑う。
「ふふ、それで?イヴはどうなの?」
「イヴリン、さんはっ……みっちり、肉感が凄くて……!まるで、僕のを……咥えて、離さないっ、みたいに……吸い付いてくるっ……!!」
なんとも具体的な講評に、顔が熱くなる。
「へ〜え?それで、私とイヴどっちが気持ちいいの?」
「そんなのっ……決められない……!!どっちもっ……気持ち、良すぎるっ……!!!」
彼の動きに熱が入り、段々と野生めいた動きになってくる。
何度も、何度も何度も執拗に子宮口を突かれ、叶わないと分かっていても中出しが欲しくてたまらなくなってしまう。
「ぁ♡ は、ぁっ♡ う、あ♡ ぅっ、ふっ、ぁあっ……!♡♡」
「ごめん、イヴリンさん……!! イクっ……!!」
ずるり、と勢い良く引き抜かれる彼のモノ。そして……
「ぁ、あ………っ」
びゅるるっ!どぷっ、どくんっ……!
すっかり慣れた、この感覚。
私の尻に熱いものが降りかかり、垂れていく。
「ふふ♡ これで今日は終わりね♡ お疲れ様、アキラ♡ ちゅうっ♡ ちゅ……」
床にへたり込む私を尻目に、深いキスを始める二人。
……ゆっくりと、しかし確実に。
私の中で燃える感情は、大きく、より醜いものへと変貌しつつあった。
───
『アキラ。今日の夜は空いているだろうか』
『空いているよ。』
『そうか。なら十一時頃、ここで集合だ。この事は決してお嬢様に言うな。分かったか?』
そして、夜になり。
「来たか、アキラ。」
「約束通り来たよ、イヴリンさん。でも……色々聞きたいことがあるのだけれど……」
「何だ、言ってみろ。」
「まず、どうしてこのホテル集合なんだい?ここは、以前アストラさんが貸し切ったあのホテルだよね?次に、どうしてこんな時間に?最後に、どうして思い詰めた顔をしているんだい?」
彼の三つの質問に、私は丁寧に答えていく。
「なぜこの場所かというと、今日のために貸し切ったからだ。」
「貸し切った、って……どうして……」
「なぜこの時間かというと、お嬢様が寝ている時間の方が都合が良いからだ。」
明らかに疑問が解消していない彼。
だが構わず私は続ける。
「なぜ、こんな表情をしているかというと……君を、私のものにしたいという葛藤に苛まれているからだ。」
「えっ………」
「行くぞ。」
私は彼の腕を引っ張り、有無を言わさず中に入っていく。
お嬢様と、三人で駆けたこの廊下を……二人きりで歩き。
そして、部屋へと辿り着く。
「イヴリンさん、僕は……」
「言うな、分かっている。君はアストラお嬢様の恋人だ。なのにこんなことをすれば、浮気になってしまう……と言いたいんだろう。」
「……ああ。」
真摯な、固い表情。
お嬢様を想う気持ちに溢れた、騎士のような面持ちを浮かべる彼。
私はその顔が……不快でたまらない。
「っ………!!」
彼を壁に押し込め、無理やりキスをする。
「ちゅうぅっ………!!♡ ちゅうっ、ぢゅるっ……!!♡♡」
「ん、ぅうっ……ぷ、はぁっ!イヴ、リンさんっ………!!」
「うるさいっ………!!! ぢゅる、ぢゅぷっ……!!♡ んむっ……!!」
「っ……!!♡」
私の舌は歯茎や上顎をなぞり、彼の舌に絡みつく。
うっとりするような……罪悪感の味。
酩酊してしまいそうな程に、ほろ苦く。
卒倒してしまいそうな程に、甘美な。
「ぷ、ぁっ…………!!♡」
そして……長い接吻が終わる。
唾液の橋が私と彼の舌を結び、名残惜しそうに切れていく。
「……今日だけでいい。」
「え………」
「今日だけは……私の恋人になってくれないか。明日からは、二度とお前と会わない。あんな半端な関係は終わりだ。君はお嬢様と仲睦まじく過ごし、私はその生活を守る。……駄目か?」
「そんな顔で、言われたら………断れないよ………」
頬を、涙が伝う。
私はなんて我儘なのだろう。
蚊帳の外で無くなっただけで、充分だったはずなのに。
一度あの"味"を知ってしまったばかりに……私は。
こんなにも、欲張りになってしまった。
「……脱がせてやる。まずはお前が気持ちよくなれ」
震えた手で、彼のズボンをゆっくりと下ろしていく。
ほのかに香る雄の臭い。
ゾクリと身体が悦び、子宮が疼いてしまう。
そのまま下着を脱がせば、念願の彼のモノが飛び出す。
「舐めるぞ……」
私の印象とかけ離れた、ふにゃりと柔らかいそれを口に含む。
モノのサイズに合わせて窄め、ゆっくりと顔を前後させ……勃起を促していく。
「んっ、ふっ、ちゅるっ………」
するとみるみるうちに、彼の陰茎は私の口内で固く大きく反り返っていく。
……嬉しい。
私がこれを、独占できることが。
たまらなく嬉しい。
「んぢゅっ、ぢゅううっ……ぐぷっ、ぢゅぽっ……」
気持ちが高まり、夢中で彼の陰茎をしゃぶり続ける。
ただがむしゃらに、一心不乱に。
「んむっ!♡ ぢゅるっ、ちゅぱっ、ぐぽっ……!♡♡」
「イヴリンさん、もうっ……!!」
もう限界が近いのか、彼は私の頭を掴み、引き剥がそうとする。
だが私は彼の腰にしがみつき、決して離れまいとする。
「ぢゅるっ、じゅるるっ……!♡♡ れろ、ちゅぱ……ぐぷっ!♡♡」
「ぐ、う゛ぅうっ………!!!」
そして───
びゅくっ!!びゅく、どぴゅっ……!!♡
私の口内で熱いものが弾ける。彼の遺伝子が詰まった白濁液。それを一滴も逃さぬよう、喉を鳴らして飲み下していく。
……やがて射精が終わると、私はゆっくりと口を離す。
「はぁ………っ。」
「イヴリンさん、大丈夫かい?飲まなくたって良かったのに……」
心配そうに私を見るアキラ。
「いい。それより続きをするぞ……」
私はそんな彼を一蹴し、素早くズボンを脱ぎ捨て、秘裂を彼のモノにあてがおうとする。
だが彼はそれを引き止めるためか、私の両肩に手を当てる。
「何を……」
「イヴリンさん……!!」
彼の顔が一気に近付き、私の唇を塞いだ。
それは……宥めるような、優しいものから始まり。
やがて、愛のある、お互いを貪り合うようなものへと変わっていく。
「んっ………汚い、ぞっ………!」
「大丈夫……ちゅう、ちゅるっ……」
「んむぅっ!♡ ぢゅる、れろっ……!♡♡」
私の舌は絡め取られ、彼の口内へと引き摺り込まれる。
歯茎をなぞられ、唾液を吸われ……頭が蕩けそうになる。
やがて彼の方から離れた頃には、私はもうすっかり出来上がってしまっていた。
「はぁ、はぁ……っ♡ 一体、何をして……」
「僕達は、恋人なんだろう? なら、もっと愛を高め合う時間があったっていいじゃないか。」
そのままベッドへと連れていかれ、私は優しく押し倒される。
そして私の股間へと潜り込むアキラ。
「舐めるよ……」
彼の舌が、私の膣口をなぞる。
電撃のような快楽が全身へと駆け巡り、私は思わず声を上げてしまう。
「ひぁっ!♡ あっ、あ……っ!♡♡」
そんな私の様子を上目遣いで確認しながら、彼は私の陰核に舌を這わす。
「やめっ、あ゛ぁッ………♡♡」
続けて、彼は膣の中にまで舌を侵入させる。
熱くザラついたそれの感触に、私は腰を跳ねさせ悶えることしかできない。
「ぁあッ♡ くぅっ♡ うあっ………♡♡」
やがて、陰核に指の腹を押し当てながらの……激しい、仕上げのような愛撫が始まる。
弱い部分を全て責め尽くされ、全身が強ばり、あっという間に限界が近づいてくる。
「んぅ゛うっ……!♡♡♡ あ、ああッ……!♡♡♡」
そして───
「〜〜〜〜ッ!!♡♡♡ いく、イクっ………!♡ ああぁあっ………!♡♡」
私は呆気なく、絶頂を迎えさせられてしまう。無様に潮を吹き出し、震えながらベッドを汚していく。
「はぁっ……♡♡ はぁーっ……♡♡」
そんな私に覆いかぶさり、優しくキスをしてくれるアキラ。
「イヴリンさん。僕はあなたの気持ちを尊重するよ。今日を限りに、あなたとは会わない。その代わり……」
くちゅり、と互いの性器が触れ合う。
万全な彼の陰茎と、私の肉壺。
その瞬間を、今か今かと待ちわびる。
「今日は、とびきり良い日にしよう。」
そして……ゆっくりと、私の中に入ってきた。
「お゛ッ……!!♡♡♡ 〜〜〜〜ッッッ!!!!♡♡♡」
頭が真っ白になる程の快楽に、視界がチカチカとする。
そんな私をお構いなしに、彼は抽挿を始めた。
ばちゅん、ばちゅんっ♡ と真上から突き下ろすようなピストン。
一突きごとに子宮を押し潰され、下品な嬌声を上げてしまう。
「あ゛ッ♡ あ゛ぁっ!!♡♡ ほぉお゛ッ………♡♡ お゛ぉおっ……♡♡♡」
どこかに行ってしまいそうな意識を、互いに両手をしっかりと絡めて繋ぎ止める。
そのままベロチュウをし、私達は身体中全てで熱烈に愛し合う。
「イヴリンさんっ……好きだ……!!愛してるよっ……!!」
「わた、しもっ………ちゅうっ♡ 君が、ずっと好きだったっ………あ゛ぁあっ♡ 私は、ずっとお嬢様にっ、嫉妬していたんだッ……♡♡ お゛ぉっ♡♡♡」
激しさを増す彼の動き。
快楽が、幸福が、感情が。
溢れ、渦巻き、混ざり合う。
「ああ……全て、ぶつけてくれ……!!悔いが残らないように、全部……!」
「ずっとっ♡ 君が、ぁあっ……!♡ 私のものになれば、いいのにって……!!♡♡ 君の前でだけはっ………私は、女でいられたんだ………っ!!!♡♡♡」
「ごめんよ………ごめんよっ、イヴリンさんっ………!!!」
もう、何も分からない。
どこからが私の肉体で、どこからが彼の肉体なのかも。
壊れた脳を介さず、ただ脊髄から生まれた言葉を彼に、ひたすらぶつけていく。
「キスして欲しかった! 抱きしめて欲しかった!! 愛して、欲しかったッ………!!!♡♡♡」
「ああ………全部、全部叶えるよ………!!今日という日に、全部……!!!」
そして、大きな。
大きな快楽の波が、迫ってくる。
味わってしまえば、確実に意識を保っていられないと……本能が悟っている。
だが、関係ない。
この気持ちを。快楽を。
私は、彼と味わいたい。
「ぅあ゛ぁッ♡ ずっとっ♡ 中にッ……♡ 中に出して欲しかったっ………!!♡ お嬢様に、するみたいに………っ!♡ 妊娠してしまうだとか、全部どうでもいい………ッ!!♡♡ どうでも、いいからっ………!!!♡♡♡」
「分かった………いいんだねっ、イヴリンさん………!!」
「ああ……良い………! だからっ、君のを………!!♡」
身体が、本能が、子宮が、理解する。
ようやく、雄の子種を受け入れることが出来るのだ、と。
本懐が叶う、その瞬間が来るのだ……と。
「あ゛っ♡ くぅうッ♡♡ ぃく………ッ♡ イックぅうッ………♡♡♡ 中にッ、出してくれぇっ………!!♡ 一滴、残らずッ………♡ 植え付けてくれっ………♡ 私の、子宮にッ………!!♡♡♡ 頼、むっ………!!!♡♡♡」
「ああ………出すよっ、イヴリンさん………!! 一緒に、イこうっ………!!!」
「ああ、一緒にっ………!!♡ 一緒にっ、味わおう………ッ!!♡♡ は、ぁっ♡♡ イクイクイクッ………♡♡♡」
「イクよッ、イヴリンさんっ………!!!」
「イッ………………クぅっ………………!!!♡♡♡」
「あ、ぁああ゛っ……………!!!♡♡♡」
びゅっ、びゅるるっ………!!♡♡♡
びゅくびゅく、どくんっ……!!♡♡♡
「お゛っ…………♡♡ ぉぉおお゛ッ…………♡♡♡ 〜〜〜〜〜〜ッ!!!♡♡♡♡」
待ち望んでいた、甘く濃厚な子種汁。
それを子宮に叩きつけられる度、強烈な快楽に頭を殴打される。
完璧に固定しての、文句無しの中出し。
下品に舌を突き出し、涙を流しながら絶頂する。
「ぉ゛っ…………♡♡ ほぉお゛ッ…………♡♡♡」
こんな気持ちだったのか……お嬢様は。
……ずるい、と思った。
こんな快楽を。こんな幸福を。
何度も、簡単に味わっていたのだから。
「ぁ゙っ………♡♡ おぉ゛っ………♡♡♡」
貴重な快楽を。今日だけの絶頂を。
全霊で受け止め、味わい、堪能する。
脳に焼き付け、一生忘れないように……
「好きだッ………アキ、ラっ………♡♡♡ ちゅ、るっ………♡♡」
そして……これから先、永遠に結ばれることの無い唇を、何度も重ねる。
ゆっくりと、ゆっくりと、意識が遠ざかっていく。
夢が、終わるように。
「ありがとう………」
瞼が、幕を引くように。
ゆっくりと───
「ありがとう………アキラ。」
閉じていく。
「………おやすみ。イヴリンさん。」