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スベテガ狂ッテイク。

御屋敷の地下では、娘が罰を受けていた。

頭首が手配したガラの悪い男たちは、詩音に罰を与える。

詩音が拒絶をするも、彼らには相手が頭首の血縁であろうと関係なく容赦はしない。

詩音はただ彼らの言いなりになる他なかった。

彼らは自分たちが満足するまで、詩音を弄び続けた。

次期頭首は頭首に代わり、この罰を見届けなければならなかった。

罰は詩音が意識を失うまで続いてた……

罰を受け、身も心もボロボロになった詩音は、意識を取り戻すと屋敷を後にする。

詩音は空に浮かぶ月を見つめながらただ彷徨っていた。

詩音はその足を止め満月をただ見つめる。

月を見つめていると、さっきまでの複雑な感情は次第に消え去り、詩音の全身をチリチリとした感覚に襲われる。

それは決して不快なものではなく、詩音にとっては快感であった。

ただ、強いて言うならば首が異様に痒く不快。

この痒みを鎮める方法を詩音は直感で理解していた。

詩音は近所の家屋を襲撃し、包丁を奪い取る。

首の痒みを鎮めるために、憎悪を向ける相手を襲った詩音。

相手を襲い、ピクリとも動かなくなったその姿を見つめると、詩音は激しく興奮した。

また詩音にとっては心地の良いチリチリした感覚が全身を走る。

再び、首の痒みが詩音を襲う。

首の痒みに堪えながら、詩音はさっきから気になる満月を再び見上げるのだった。

満月を見上げると、痒みは次第に鎮まり全身に力が漲る。

満月を見てるだけで凄く気持ちが良い。満月を見え笑い続ける詩音の意識は次第に途切れていく。

笑いが止まると、詩音は息を吐き出す。

詩音の全身の筋肉が膨張し、衣服が弾け飛ぶ。

詩音の肉体は徐々に怪物へと変わっていくのであった。

一方その頃――

次期頭首は詩音の後を追っていたところ、ある人物が倒れているのを発見する。

遠くでは、聞いたこともない怪物のような叫び声が響いているが、次期頭首はそれどころではなかった。

巨大な怪物は突如現れ、村を破壊して回る。

怪物は家屋を破壊し、人を見つけては襲いかかる。次の狙いは次期頭首だった。

そして――

怪物は両腕で振り上げた岩を次期頭首に向けて振り降ろした――

満月が消えると、村で暴れていた怪物は姿を消した――

怪物は徐々に元の姿に戻っていく。

しかし、目撃者は誰もいない。

詩音に怪物だった記憶はない。意識を取り戻すと、清々しい気持ちだった。

状況を理解できない詩音だったが、生理現象は我慢できない。周囲に誰もいないため、その場で催した。

こんな開放感は癖になりそう。

状況はよく分からないが、村が壊滅してとても愉快な気持ち。気がつくと、詩音は裸の男たちに囲まれていた。

男を見ていると詩音の欲求が湧き上がった。罰を受けていたときとは違い、今度は詩音が主導権を握ることができる。

次第にまた首が痒くなっていく――

意識を取り戻すと、自分の名前を呼び続ける友人の姿。全身の感覚はもうない。

薄れていく意識の中、彼女は自分に向けて叫び続ける。

せっかくのお楽しみの時間を、少女の叫び声で台無しにされた詩音は、瓦礫の中からちょうどいい石を拾い上げると、少女の声がする方向へと進む。

少女は他のことに気を取られていて、詩音には気づいていないようだ。

詩音は少女目がけて石を振り上げて、飛び込んだ。

しばらくの間、詩音の笑い声だけがその場に響き渡っていた。

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