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会社カルデアの日常 (EX130)

深夜の総務部福利組 ―― タマモキャット

「……明日の朝八時までに提出か。今日もまた寝られそうにないな」

廊下から軽快な足音が近づいてくる。給湯室の明かりがつき、味噌汁と焼きおにぎりが香ってきた。

「残業してる悪い主人を捕まえたぞ! 総務部福利組、物理癒しを実施する!」

聞き慣れた明るい声に顔を上げると、そこにいたのは大きなビニール袋を提げたタマモキャットだった。エプロン姿のまま現れたその姿は、どこか夜食を届けに来た世話焼きのおばちゃんを思わせる。

「キャット……まだ帰ってなかったのか」

「ふん。総務の仕事は掃除とイベントだけじゃない。瀕死の主人を救うのも大事な仕事なのだ」

そう言いながらキャットは尻尾をぱたぱたと揺らし、焼きおにぎりをこちらの口元へ押し付けてくる。

「藤丸くんの生命反応が弱ってたから来た。ほら、早く食え。食わんと戦えないぞ」

熱々のおにぎりを受け取りながら苦笑する。

「……ありがとう。でも、キャットも遅くなるなよ」

「アタシは大丈夫だ。悪い主人はこれを食べ終わるまで帰れないぞ」

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