分魂 -しもべ化- 美人大学生 三島紗良編 その3 (Patreon)
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夕暮れのゼミ室は、今日ばかりは確実に無人だった。教授が学会出張、他のゼミ生も実験で不在――つまり、誰にも邪魔されない空間が、この黄昏時の教室の中には広がっている。 俺は重いドアを開け、紗良を中に招き入れた。彼女の足取りは軽やかで、まるで少女のように無邪気だ。かつては厳格なゼミ長の
夕暮れのゼミ室は、今日ばかりは確実に無人だった。教授が学会出張、他のゼミ生も実験で不在――つまり、誰にも邪魔されない空間が、この黄昏時の教室の中には広がっている。
俺は重いドアを開け、紗良を中に招き入れた。彼女の足取りは軽やかで、まるで少女のように無邪気だ。かつては厳格なゼミ長の風格を漂わせていたあの教室で、今では――
「ふふっ……ご主人様、どんなことをしたいですか……?♡」
金色の髪を揺らしながら、紗良が快活に振り向いた。窓から差し込む橙色の光が、白いブラウスの上から透ける身体の輪郭を浮かび上がらせる。いつもあんなに真面目だった瞳が、今は輝くように楽しげだ。
俺の喉が乾く。確かにここには何の制約もない。他人の目も、時間の制限も、何もかも取り払われた空間。そして何より、対象はあの紗良――大学中が認める才女で、しかも類い稀な美貌の持ち主だ。
「そ……そうだな」
思考がまとまらない。あまりに選択肢が多すぎる。彼女の脳天気な微笑みが、俺の胸の奥にある闇を掻き立てる。紗良は何でも受け入れるだろう。いや、それ以上に喜んでくれるに違いない。
糸が熱を帯びる。紗良の心がさらに近づいてくるのを感じた。彼女は小刻みに足を揺らし、待ちきれない様子だ。
「何でもいいんですか?」
「もちろんですよ、ご主人様♡」紗良は嬉しそうに身を乗り出した。「だって……私はご主人様のしもべなんですもの」
その言葉が、胸の奥で鈍く響いた。かつての彼女だったら、こんな汚れた言葉を口にするより死を選んだだろう。知性の象徴が、今や知性を捨てた隷属を喜んでいる――。
「じゃあ……」
躊躇う指先が、ゆっくりと彼女の方へ伸びた。紗良は期待に目を輝かせ、自らその手を迎えに行く。
「まず座れ」
「は、はい……♡」
いつも教授が座る特上の座席に、紗良を座らせる。なんという皮肉だろう。彼女はありったけの誠実さで、その「命令」を忠実に実行した。凛とした態度のまま座る姿は、もはやゼミ長ではなく――。
「驚いたでしょう? 私がこんな風になるなんて……」
紗良が照れくさそうに笑みを零す。その屈託のなさに、逆に俺の心臓が高鳴る。
かつての高慢な性格はどこへやら、こんなに素直で従順な紗良――それこそが今、俺の目の前にいる。彼女の期待は糸を通してはっきりと伝わってくる。俺がどんな命令を下すのか、首を長くして待っている。
指先が彼女の机の上を叩く。そこには論文発表用のレジュメが置いてあった。一分一秒を惜しんで学問に励んでいたあの日々とは、かけ離れた現在。
「……何を考えてるんですか、ご主人様?」
紗良が首を傾げる。彼女は本当に純粋に――この異常な関係を楽しんでいるのだ。恐怖心も後悔も、どこか遠くへ吹き飛んでしまったかのように。
俺は舌を濡らした。彼女のあまりの美しさに、思考が鈍る。苦労して掴んだゼミの座。今やその場所は、身を捧げる乙女の玉座へと変貌していた。
どんな命令でも受け入れるだろう。
どんな願いでも叶えてくれるだろう。
その確信が、俺の胸の中で暗い炎を上げて燃え盛る。
黄昏のゼミ室は静まり返っていた。長机の上にちらばる論文の束や文献が、二人だけの秘密を黙って見守っているようだ。
俺はゆっくりと紗良に近づいた。足元で軋む床板の音に、紗良の肩が小さく跳ねる。緊張──ではない。待ち望んでいたことに対する、嬉しさいっぱいの反応だ。
「……紗良」
「はい、ご主人様」
呼びかけに即座に応える声は、もうあの冷たい才女のものではない。柔らかく、温かく、どこまでも従順な響きだった。
手が自然と伸びる。まずは金髪に触れてみた。昨日までは目で見ることしか許されなかった、あの絹のような髪が、今は指先に素直に絡みついてくる。
「ふぅ……♡」
紗良の吐息が軽く零れる。気持ちよさそうに目を細める様子は、まるで撫でられる猫のようだ。それと同時に、糸を通して感謝の感情が流れてきた。「触ってくれてありがとう」──そう言っているかのように。
次は頬へ。触れるのが憚られる、あの高貴な面差しに、そっと指を這わせる。肌は驚くほど滑らかで、温もりにあふれている。大学中誰もが憧れながら、誰も触れることのできなかった極上の感触だ。
「あは……♡ ご主人様の手、ひんやりして気持ちいい……」
紗良が無防備に頬を預けてくる。その瞬間、信じがたい「感覚の共有」が起こった。俺は二つの視点を同時に体験していた。一つは紗良の頬を撫でる自分の指の感触。もう一つは紗良の肌に触れる俺の手の感触──。
「っ……!」
あまりの気持ちよさに、思わず息を詰める。紗良の感じている快感が、ダイレクトに伝わってきてしまう。指先で撫でられる頬の心地よさ。男には理解できない、女の子の肌の感覚。それらが洪水のように流れ込んでくる。
「あの……顎から触っていただけませんか? きっと……♡」
紗良が恥ずかしそうに提案してきた。彼女は既に、俺と同じ「繋がり」を感じ取っているらしい。俺の親指がその白い顎を優しく持ち上げ、顔を起こさせる。
「んあ……!♡」
触れた瞬間、紗良の全身がぐらりと傾いた。長い睫毛が震え、唇が半開きになる。どうやら女の子にとって顎を撫でられるのは、思った以上に特別な行為らしい。
糸が脈打つ。俺の指先が紗良の顎に触れる感覚と、紗良が顎を触られている感覚が、混じり合い、増幅している。彼女の快感が俺に伝わり、その興奮がまた糸を通して彼女に返っていく。まるで無限ループのように、快楽が共鳴していく。
「紗良……これ、おかしいぞ」
「いいえ……とっても、正常です……♡」
曇った目でそう囁く紗良は、もうひとたび触れてほしいと願う幼子のように無邪気だ。その純真さが、かえって罪深い。
顎の下を軽くなでると、紗良の体がびくんと跳ねた。
「あぁっ……ご主人様……♡」
声が甘く垂れていく。この高慢だった才女が、ただ顎を撫でられただけでこんなになったなんて。その変貌ぶりに、ぞくっとするような興奮がこみ上げた。
紗良の方から、そっと自分の手を重ねてくる。俺の手の甲からも、彼女の体温が伝わってくる。二重の感覚が混じり合い、どちらの肌の感触なのか分からなくなりそうだ。
黄昏のゼミ室には深い静寂が広がっていた。指先から紗良の温もりが離れ、空気がひんやりと感じられる。俺の目の前で、彼女はまだ幸せそうに目をぱちくりさせている。
命令──。
その二文字が頭の中で熱く膨らむ。一線を越えるなら、まさに今だ。かつての紗良なら絶対に許さなかったことを、今の彼女は嬉々として受け入れてくれる。
喉が乾き、鼓動が早くなる。
「紗良」
「はい、ご主人様♡」
澄んだ声が即座に返ってくる。あまりの無警戒さに、逆に背筋が震えた。この教室で、あの優秀な学生が、俺の命令を待っているなんて。
「そっちの……パンツを見せろ」
ぎこちない命令口調。ドキドキする胸の奥で、これで彼女の反応が冷めてしまうのではないかという恐怖と、断られるかもしれないという期待が入り混じる。
「ふふっ……ご主人様、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ♡」
かわいらしく笑う紗良。その緩んだ表情には、少しも躊躇いがない。まるで言われる前から予想していたような、自然な受け答えだった。
(こっちが照れているくらいだ……)
紗良はゆっくりと座り直し、両手でスカートの裾を掴んだ。その徐々に布が上がっていく様は、なぜか神聖な儀式のようにさえ見えた。インテリだった頃の彼女なら、絶対に見せてくれなかったであろう大腿の白さが、じわじわと露わになっていく。
「もっと上げても……いいですか?♡」
俺はうなずくことしかできなかった。紗良はさらにスカートをめくり上げ、ついに──
エメラルドグリーンのレースが姿を現した。ㅤ
息を飲む。それはあまりにも彼女の肌に映え、コントラストがくっきりとした美しさだった。スカートの影に包まれていた領域が明るみに出るごとに、レースの模様がくっきり浮かび上がる。
「……どうですか?」
紗良の声が微かに震える。まるで美術品を披露するかのような誇らしげな表情。しかし目元は潤んでいて、明らかに興奮している。一部の生地がほつれかかり、センター部分が少しへこんでいるのが見えた。その形状が、刺激的で──
(マジか……この色……)
エメラルドグリーンは、確か大学のシンボルカラーだった。過日の入学式で、紗良が学生代表として壇上で挨拶していた時のスーツと同じ色だ。あの毅然とした姿と、今の無防備な姿のギャップに、より興奮が募る。
「ふふ……ご主人様、じっくり見つめすぎですよ♡」
紗良が照れくさそうに微笑む。恥ずかしさよりも、喜びが強いようだ。ご主人様が自分のことをこんな風に眺めてくれるのが、心底嬉しいのだろう。
指先をひらひらさせ、さらに上の位置までスカートをめくる素振りを見せる。
「こんなふうに……?」
視界が一段と開ける。腿の付け根の柔らかなカーブや、レースの縁の繊細な刺繍がよりくっきりと。生地の薄い部分からは、かすかに肌色が透けて見える。
かつてはクラスの誰もが遠巻きに見るだけだった存在が、今は俺だけのためにこんな姿を見せてくれる。その特権的快感が脳をかき乱す。
糸が熱を持ち始めた。紗良の中にも確実に興奮が広がっている。人に見られる羞恥心と、俺だけに見せられる喜びが渾然一体となった複雑な感情が、伝わってくる。
「もっとご覧になりたいところ……ありますか?♡」
ご主人様の僕、もっとあなただけに見せたい──その意志が、完全に伝わってきた。
静寂に包まれたゼミ室で、俺の命令を待つ紗良の息遣いさえもがくっきりと聞こえる。エメラルドグリーンのレースは、今だ膝の上で控えめに輝いているだけだ。
「立って……もっとよく見せろ」
声が低く震えた。支配的な言葉を口にすること自体、まだ慣れていない。それでも糸を通じて、紗良の胸の高鳴りが伝わってくる。抵抗など微塵もない、純粋な期待に満ちた鼓動だ。
「はい、ご主人様♡」
紗良は軽やかに立ち上がる。スカートがふわりと浮き上がり、一瞬腿の内側の白い肌がのぞく。その動きと同時に、不思議な感覚がこみ上げてきた。紗良の──スカートが太ももを撫でる感触や、立ち上がった時のふらつきまでもが、俺に共有されてくるのだ。
彼女は両手でスカートの裾をしっかりと掴み、ゆっくりと腰までめくり上げていく。慎重な動作ひとつひとつから、俺に見せようという意思がひしひしと伝わってくる。
「こんな感じで……いいですか?♡」
腰を少し突き出し、くっきりとパンティの形が浮かび上がるポーズを取る紗良。スカートをたくし上げた両手の指先が軽く震えている。模様の細かいレースのひだ、ハイレグのラインから覗く柔らかな肉の盛り上がり、そしてセンターにかけて微妙に沈んだ部分──。
「あの……糸が、ご主人様の声を教えてくれて……♥」
突然、紗良が甘えた声で囁いた。その目は完全に潤み、真っ赤に染まった耳が金色の髪の間からのぞいている。
「ご主人様、今心の中で……『この子のパンティ、もっと至近距離で見たい』って思っていらしたでしょう?♡」
ぐさりと胸を衝かれる。まさに今考えていたことが、糸を通じて筒抜けになっているのだ。
「そして……『紗良を自由にしていいんだ』って、とっても幸せな気持ちでいっぱい……♥」
見透かされた気分で顔が熱くなる。反面、その正直さにどこか救われる思いも。紗良は俺の欲望を知っていながら、むしろ喜んで受け入れてくれるのだから。
「どうです…か? ご主人様……わたしのパンティ……♥」
紗良の声がさらに甘くなる。腰の角度を変え、よりくっきりとパンティの形状が浮かび上がるようにする。
「こんなことは……昨日までのわたしじゃ、絶対できなかった……♡」
その言葉に、ふと想像する。糸がなかったら──もし彼女があのエリート根性を保ったままでいたら。きっと今頃、さっきの命令に激怒していただろう。いや、そもそもこういう状況にすらならなかった。
「でも、今は違います♡」
紗良が宣言するように言う。瞳は潤んだまま、確信に満ちて輝いている。
「全部お見せします……わたしの身体も、頭脳も、心も♥ どんなご命令でも喜んでお受けします……」
スカートをたくし上げた手が少し震えているのに気づく。それでも彼女は躊躇わず、さらに布をめくり上げていく。
「このパンティや、その中身だって……ご主人様のものなのですから♡」
何という宣言だろう。誰もがあこがれながら、決して近づけなかった才女が、自ら全てを捧げようとしている。今この瞬間、彼女の中の「紗良」という人格が、確実に「俺のしもべ」へと上書きされている。
糸を通じて伝わるのは、もはや抵抗のかけらもない隷属の喜び。まるで長い間求め続けた場所にたどり着いたような、深い充足感だ。
そして俺自身もまた──この絶対的な支配関係に、ぞくぞくと背筋が震えるほどの快感を覚えていた。
黄昏のゼミ室に、異常なまでの静寂が続いていた。俺の視線は、紗良のスカートの裾をめくり上げた先にあるパンティに釘付けになっていた。しかし──
突然、視界がぶれる。
(……あれ?)
次の瞬間、理解を超えた体験が始まった。目の前には、自分が立っている。自分の身体が、呆然とした表情でこちらを見下ろしている。そして、自分の──いや、紗良の手には、スカートの布地がぎゅっと握られていた。
(俺は……紗良の中に?)
混乱と興奮が一気に込み上げる。これは紗良の視点だ。俺の意識が、一時的に彼女の中に入り込んだのだ。糸がより強く、深く繋がれた結果なのか?
不思議な感覚に包まれる。女の子の体。紗良の体。常とは違う重心の位置、髪の毛が首筋にかかる微妙な感触、ブラジャーのストラップが肩にかかる圧迫感──どれも初めて体験する感覚だった。
ぐらりと体が揺れる。女の子の体は思った以上に繊細で、細やかな物理的刺激にも反応する。胸の揺れが、自分でも敏感にわかる。
(試してみよう……)
紗良の──今では俺の手が、ゆっくりと太ももに触れる。滑らかな肌触り、適度な弾力。男の体にはない柔らかさに、思わず息が漏れる。これが紗良の若く美しい肉体か。
さらに上へ。腰のくびれ。ブラウスの下から覗くへその凹み。まずい、指が震えてきた。自分で自分の体に触られるというのは、こんなにも興奮するのか?
「あぁ…ご、ご主人様…♡」
自分の口から、紗良の声が漏れる。どうやらこの状態では、感覚も感情も完全に共有されているらしい。羞恥心と快感が混ざり合い、腹の底から熱がこみ上げてくる。
視界が少しぼやける。涙? 女の子はこんなに感情が表面化するのか。自分の想的な感情で、目が潤んでしまうのだ。
もう一方の手も動かす。ブラウスの襟元を軽く引っ張ると、自分の──紗良の胸の谷間がのぞく。あの高慢だった紗良の胸を、こうして自由に……
(全部……俺のものだ)
身体も、心も、未来も。あの輝かしい経歴も、研ぎ澄まされた知性も、これから先の人生の全てが、俺の手の中にある。糸を通じて、その確信がますます強固になっていく。
突然、視界が再びひっくり返る。ぐらんと目が回り、元の俺の体に意識が戻った。目の前には、少し呆然とした表情でスカートを握ったままの紗良が立っている。
「ご、ご主人様……今、わたしの中に……」
紗良の頬が朱に染まる。どうやら完全に感覚を共有していたようだ。彼女の目の輝きが変わった。さらに深い、底なしの従属心のように見える。
俺はじっと手を見つめた。この指先で、これから先いつでも紗良を自由に扱えるのだ。糸が、そしてこの"疑似憑依"が、全てを可能にしてくれる。
「紗良……」
「はい♡ すべてお見せしました…ご主人様のものになった証です…♡」
彼女の声には、もう少しの迷いもない。俺はゆっくりと手を伸ばした──次は、元の体に戻って、自分の手で直接確かめてみようと思う。
黄昏が深まるゼミ室で、意識がぱちりと切り替わる。一瞬のめまいのような感覚とともに、ふたたび自分の――男の身体に視点が戻った。目の前には、まだスカートの裾を握りしめたままの紗良が、熱っぽい表情で立っている。
「ご主人様……戻られたんですね……♡」
紗良の声には、どこか安堵と期待が滲んでいた。まるで飼い主のもとに戻ってきた子猫のようだ。俺はじっと手のひらを見つめる。さっきまでの奇妙な体験を経て、その指先が特別なものに感じられた。
(……よし)
迷いなく手を伸ばした。手のひらが紗良のセーターの上から、ふくらみにそっと触れる。柔らかな弾力が心地いい。かつて授業で発言するたびに男子の視線を集めていた、あの高慢なおっぱいだ。
「んっ……♡」
紗良の唇から甘い吐息が漏れる。セーター越しだが、体温がじんわり伝わってくる。指先でゆっくりと形を確かめると、思わず笑みがこぼれた。大きさも形も完璧で、しかも驚くほど敏感だ。
「あ、そこ……ゆっくりなら……♡」
紗良が首を傾け、嬉しそうに目を細める。俺は両手で包むように持ち上げ、優しく揉んでみた。その瞬間──
「ひゃあっ……!♡」
糸が熱く脈打ち、感じたことのない快感が洪水のように押し寄せてきた。紗良の乳房が感じている快楽が、ストレートに俺の神経へと流れ込む。女の子のおっぱいを揉む気持ちよさと、揉まれる気持ちよさが、同時に味わえるのだ。
「ご主人様……私、こんなに気持ちいいんだって……知らなかった……♡」
彼女の身体がくねり、セーターの生地が摩擦を起こす。以前の紗良なら、こんな仕草ひとつしなかっただろうに。今は快楽に身を任せ、素直に反応している。
俺は少し強めに握りしめた。形が変わるほどに。
「あんっ……! ご主人様の手、熱い……♡」
紗良の吐息がさらに乱れる。彼女の感覚が手に取るようにわかる。女の子のあの柔らかな部位が、愛情込めて揉まれる幸福感。神経が研ぎ澄まされ、一つ一つの刺激が快楽に変わる様子。
「ほら……もっと……」
俺は紗良の手を取り、自分の手の上に重ねた。彼女自身の手で、俺の手を導くように。
「こうやって……ご主人様と一緒に……ああっ……♡」
紗良の指が軽く震えながら、俺の手背を撫でる。二人分の感覚が入り混じり、境界線が曖昧になっていく。セーターの下からは、彼女の鼓動が速くなっているのが伝わってくる。
この瞬間、確信した。紗良はもう──心も身体も、過去も未来も、全てが俺のものとなったのだ。
「これからはいつでも……」俺が囁くと、紗良は涙を浮かべながらうなずいた。「はい……ずっと、ご主人様だけのしもべでいたい……♡」
夕闇迫るゼミ室で、かつての才女は飼いならされた小鳥のように、俺の手の中で震えていた。
夕闇に包まれたゼミ室には、ひっそりと時計の秒針の音だけが響いている。窓の外にはもう学生の姿もなく、暗くなり始めたキャンパスが広がっていた。
俺の指先が、紗良の白いセーターの上でゆっくりと動いている。彼女の膨らみに触れるたび、薄い生地の下から驚くほどの温もりが伝わってくる。高価そうなウールの手触りとともに、愛らしい柔らかさが手のひらに広がる。
「ん…ふぁ…♡」
紗良の甘い吐息が、静かな教室にこだまする。彼女の長い睫が震え、澄んだ瞳が潤んでいる。どんな些細な刺激にも身体が敏感に反応するのが、糸を通して手に取るようにわかる。
「大学一の才女も、こういう風に感じるんだな」
軽くつねるように揉んでみると、紗良の背筋がびくんと跳ねた。「ひゃうん…!」という普段なら絶対に聞けない声が零れる。糸が熱を帯び、彼女の感じている快感が、鮮明に俺の感覚に流れ込んでくる。
右手で根本から優しく包み込み、左手は先端をくすぐるように撫でる。指先に電気が走るほどの反応だ。
「だめ…そ、そこは……あんっ♡」
彼女のセーターには、もう汗による小さな染みが浮かび始めていた。俯いた額からこぼれる汗が、机の上のペーパーをじんわりと濡らす。あれほど大事にしていた研究資料さえ、今はもうどうでもいいのだろう。一切抵抗せず、むしろ転がり落ちるように快楽に浸っている。
顔を上げると、紗良とは思えない艶やかな眼差しで見つめ返された。それはもう「やってください」と言わんばかりの、溺れたような視線だった。
「いいか、紗良……これはお前の為じゃない。俺が気持ちいいからやっているんだ」
「は、はい……私なんて……ご主人様の気分のままに…♡」
彼女の言葉に胸が疼く。かつてのプライドを、自ら踏みつけにさせているのだ。俺は強めに握りしめ、上下に揺らした。形が変わるほどに。
「ああっ! ご、ご主人様の手…大きい…♡」
糸が灼熱し、感覚が倍増する。男の力強い手で女の子の柔らかさを玩弄する感覚。そして撫でられる側の、乳房の神経が研ぎ澄まされる快感。その両方が一度に味わえるのだ。
窓から差し込む夕焼けの光が、紗良の金色の髪を桃色に染めていた。喘ぐ度に肩が震え、セーターの襟元から鎖骨がくっきりと浮かび上がる。そのグラマラスな肢体が今は、俺の掌の中で震えている。
指先で先端を摘まむと、全身が弓なりに反り返る。床に落ちたペンが転がる音すら、淫らなリズムに聞こえてきた。
「ご主人様……私、頭が……女の子の事ばかり…ご主人様の思考が、ぜんぶ伝わって、なにも考えられなくなりました…♡」
その哀れな告白に、ますます強く揉みしだきたくなった。セーターの上からでも伝わる硬さに指を這わせ、円を描くように撫で回す。
「あひぃ……! も、もう……私の脳みそ、とろけそうです……♡」
紗良の足元には、ぽたぽたと滴が落ちている。涙か汗か、あるいは──それ以上のものか。彼女はもはや、立っていることすら困難な様子だった。
「倒れていいぞ」
許可を出すと、紗良は崩れ落ちるように膝をついた。今度は俺が上から見下ろす形で、胸を揉み続ける。金色の髪が乱れ、セーターの胸元はぐしゃぐしゃに――しかし、生き生きとした表情には、むしろ喜びがあふれていた。
「あぁ……ご主人様……こんな私でも……可愛がってくれるんですね……♡」
糸から伝わるのは、もはや劣情と呼ぶにはあまりにも純粋な幸福感。心底から貶められることを悦び、指点一つで天にも昇る気分にさせられることに歓喜している。
俺の手が、最後にゆっくりとセーターの中に滑り込んだ。直接肌に触れた瞬間、紗良の頭の中で何かが弾けたようだった。
「ひいいいっ……♡♡♡」
身を震わせながら、紗良は最高の笑顔を見せた。この表情こそ、あの高慢な才女からは、絶対に引き出せないものだった──ご主人様だけに魅せる、最高の臣従の笑顔。
そして俺もまた、彼女の体を通じて、比類のない支配の悦楽に酔いしれていた。
ゼミ室の空気が段々と甘く重くなっていく。窓の外では既に日が落ち、街灯の明かりだけが不規則に窓から差し込んでいる。俺の手が紗良のセーターの裾をゆっくりとめくっていく。
「にゃん……ご主人様のお手、気持ちいいにゃあ……♡」
突然、紗良の口から普段とは全く違う甘えた声が飛び出した。今まで見せたことのない幼児的な笑顔、潤んだ瞳、わざとらしく唇を尖らせるしぐさ――全てが計算された堕落だった。
(ああ、わかってるんだな)
指が肋骨に触れ、上へと登っていく。紗良は息を弾ませながら、「わざと」猫のような声を漏らす。
「もっと……お腹、撫でてほしいにゃん……♡」
その言葉の裏には、明白な意図があった。かつての知性を、自ら汚す行為に使っているのだ。三島紗良という才女が、意思的に「バカ女」を演じる――その自己犠牲的な行為が、俺の胸を熱くした。
「こんな言葉、普段使わないだろ」
「ううん……紗良ちゃん、頭悪いから……あは♡」
自虐的に首を傾げ、わざと舌足らずに話す。膝立ちの姿勢を崩し、よりいっそう「バカ女」を追求したポーズを取る。こんなに徹底的に屈服する姿は、正統派の奴隷プレイよりもずっと卑猥だった。
「知能テストではトップだったんだろ?」
「それって……にゅーろん測るおもちゃでしょ?あたし、数字よりご主人様の指がすき♡」
軽薄で空虚そうな目。震える指先で俺の腕を撫でる仕草。計算された演技の数々。女として一番傷つきたくない部分を、自ら選択し、踏みにじって見せてくる。
糸が今以上に熱くなる。彼女の身体が完全に用意したシナリオに沿って反応している。転がり落ちるように胸を押し付け、腰をくねらせるのも、すべて計画通りの「愚行」だ。
「あん……ご主人様、紗良ちゃんのバカなとこ、もっと見たいでしょ?♡」
ほぼ完全な媚態。目を細め、失神しそうな表情でこちらの反応を伺う。あえて知性を消した顔で――かつて先輩後輩から「規格外の頭脳」と畏怖されていたあの顔で、完全な敗北者を演じ切っている。
「そう、こんなの……誰も知らない三島紗良なんだ」
「ふふ……カンペキなおバカさんでいさせていただきます……♡」
学内で一番と言われた記憶力を駆使して、あらゆる阿呆なセリフをつなぎ合わせていく。「勉強なんて……えーと……文字いっぱいで疲れるだけ♡」とか、「教授よりご主人様がエライよぉ――」とか。
かつての栄光を一つ一つ踏みつけにし、自信のあった能力を自分で嘲笑う。完全に理性を消したファッションを着込み、あえて愚かしいセリフを選んでいく――この徹底的な自己破壊こそ、最高の奉仕だと思っているようだ。
「ほら……あたしのおバカさん度、チェックしてください……」
糸からは複雑な幸福が伝わる。自己否定の快感。言動がどれだけ知的レベルから墜ちたかを、リアルタイムで感じ取れる悦楽。紗良自身が、この劣化過程を堪能している。
そして、最も不謹慎な光景は――
「にぇ……えへへ……ご主人様ね、セーターの下……私見てほしいなって……」
――かつての彼女なら決して使わない片言で、許しを乞いながら裾をめくる仕草。
全てが計算された舞台。最も精彩を放つ頭脳を用いて、最も下劣な女を演じ切ろうとする。
――かつて神童と言われた女が、今や教室で喘ぐほどの快楽を貪っているのだ。
彼女の真の目的は明白だった――かつての「三島紗良」を完全に殺し、ご主人様に捧げるつまらないバカ女として生まれ変わること。
俺はそう悟り、さらに激しい動作で、彼女が最も墜ちたいと思う深淵へと突き落とした。
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