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死んだはずなのに、なぜか目が覚めた。最初は気がつかなかった。幽霊なんて信じてなかったから。でも、道路を歩いても誰もぶつからない。叫んでも声が届かない。鏡に映らない。あのトラックに跳ねられて、俺は確実に死んだんだ。 ふと足元を見ると、アスファルトにこびりついた血痕。それが俺のだ。で

死んだはずなのに、なぜか目が覚めた。最初は気がつかなかった。幽霊なんて信じてなかったから。でも、道路を歩いても誰もぶつからない。叫んでも声が届かない。鏡に映らない。あのトラックに跳ねられて、俺は確実に死んだんだ。

ふと足元を見ると、アスファルトにこびりついた血痕。それが俺のだ。でも痛くない。体がすり抜けてる。幽霊ってのは案外こんなもんか。最初は驚いたけど、すぐに慣れたよ。怖くもなんともない。金も女も手に入らなかった現世より、なんか気楽なくらいだ。

そう思ってたら、妙なことが起きた。酔っぱらったサラリーマンに近づいた時、急に体が熱くなった。気がつくと、そのおじさんの体の中に入り込んでた。憑依ってやつだ。最初はびっくりしたけど、おじさんの体を自由に動かせた。で、その後すぐ追い出されちゃったんだけどさ。

何度か試すうちにコツがわかってきた。力の弱いやつ、意識が鈍ってるやつなら簡単に入れる。ただ、気が強いやつだと抵抗されて追い出されちゃう。体と相性が悪いともダメらしい。そうこうしてるうちに、ふと思いついた。女の子に憑依したらどうなるんだろうって。

その気になったらもう止まらない。死んだおっさんが女の子の体を乗っ取るって、ゾクゾクするじゃない?でも適当なのは嫌だ。できれば可愛い子がいい。美人で、スタイルが良くて。幽霊になってから気づいたけど、女の子を見る目だけはますます肥えてきちまった。

ここ数日、ずっと探してた。街をふらついて、ターゲットを物色してた。でもなかなかいいのがいない。みんなどこか落ち着きがなくて、集中力があるから憑依しづらい。酔ってる女の子とか、体調悪そうなのがいれば楽なんだけど。

そうだ、人多そうな場所に行けばいい。考えてみりゃ簡単なことだ。女の子がいっぱいいる場所。ショッピングモールも考えたけど、あそこは警備員がうるさい。でもスイミングスクールならどうだ?水着姿の女の子がいっぱいだ。しかもプールサイドで寝そべってる子もいるかも。太陽眩しそうにしてるとこに入りやすそうだ。

そう考えて、俺はとあるスイミングスクールに向かった。透け透けのガラス越しに、中で泳いでる女の子たちが見える。何人かはプールサイドで一休みしてる。さあ、今日こそは理想の体を手に入れるぞ。

ドキドキが止まらないまま、スイミングスクールの中へスーッとすり抜けて入った。まるで映画の主人公みたいだぜ。ガードマンがいる受付の横を通り過ぎても、誰もこっちを見やしない。この自由さ、たまらねえな。

プールエリアに着いてちょっとびっくり。

(思ってたより人影が少ないな)

平日の午後だからか、アベックが数組と、あとはシッカリ系そうな女の子たちが数人いるだけ。でもこの人数のほうがじっくり見られるから逆にラッキーだ。

パッと目に入ったのが、4レーンのうちの端っこで泳いでる女の子。競泳用の水着を着てて、緑色のショートヘアが水の上に浮かんでる。ターンする瞬間にハッとするくらい可愛い顔してやがる。あの有名な選手みたいな体つきで、すらっと長い手足が水を切って進んでいくなんて、まるで絵の中の世界だ。

(あー、こいつだ。絶対こいつに決めた!)

声に出さずに心の中で叫ぶ。幽霊になるとこんなことができるんだから不思議だ。泳ぎ終わってプールサイドにあがる姿はもうたまらん。水滴が弾ける肌、競泳水着に密着した体のライン。むにゅっと膨らんだ胸、後ろから見れば高くクリっと上がったお尻。

俺、超ラッキーだった。幽霊になって良かったなんて思う日が来るとはね。この子、クロールの練習してたみたいで、終わったらプールの縁にぶら下がって息を整えてる。ちょうど目の前に陣取って、上からたっぷり見下ろせる位置についてやった。

「ふう、ふう」って荒い息づかいが聞こえてくるくらい近い。

汗とプールの水が混ざったような、ちょっと塩っぱい匂い。水着の胸元から覗く谷間には、まだ水の粒がキラキラ光ってる。こんな至近距離で見られるなんて、生きてたら絶対無理だよな。逮捕ものだろ。

腕を広げて背伸びする姿にはもうたまんねえ。わきの下のやわらかそうな肉が少しのぞいて、うっすら汗ばんで光ってる。水着の脇の縫い目が締め付けられて、少し肉がはみ出してるのもエロすぎる。腰をくねらせてタオルを取ろうとする時の、くびれたウエストの動きなんて、完全にノックアウトだな。

「おいおい、ストレッチとかし始めたら俺はどうなるんだ…」と思った途端、案の定ゆっくりとストレッチを始めやがる。足を広げて前屈するたびに、競泳水着の背面がパツパツに張り裂けんばかり。特に気になるのが、前かがみになった時の背中のS字カーブだ。水着の背中の開いている部分から、背骨のラインがくっきり浮かび上がって、汗が一つ、また一つと伝い落ちていく。

もっと許せないのが、知らんぷりしてストレッチしながら、たまに自分で自分の腕とか触っちゃうところだ。力の抜けた表情で、自然と自分の二の腕を揉んでたり、首筋をさすったりしてやがる。

居ても立ってもいられなくなり、彼女の周りをぐるりと一周することにした。後ろから見る背中も最高だし、横から見上げる鎖骨もたまらない。45度くらいの角度から見る、胸と水着の微妙な隙間も最高だ。死んでるから息が荒くなるはずないのに、何でこんなに胸が苦しくなるんだろう。

(あー、もうどうしよう。こんな可愛い子、初めて見たぞ…)

水滴がショートヘアからぽとぽと落ちて、首筋を伝っていく様子は芸術だ。ふとプールサイドの鏡に目が行くと、当然俺の姿は映ってない。だけど、その鏡越しに女の子の横顔が正面から見えるんだ。深呼吸するたびに、胸板がふくらんだり引っ込んだり…あの色白の肌に、水着のラインの跡が少し赤くなってるのもたまんねえな。

俺はプールサイドでじっと待ち続けた。緑髪の女子は何度もターンを繰り返し、時折息を整えるために壁につかまるものの、またすぐに泳ぎ始める。日光に照らされた彼女の身体から滴り落ちる水の粒が、キラキラと光りながらプールの水面に吸い込まれていく。

(ったく、まだ泳ぎ続ける気かよ…)

長く見ていると流石に飽きてくる。そして10分後。ようやく練習が終わったのか、彼女はプールから上がり、タオルでざっくりと体を拭き始めた。ふぅ…と大きなため息をつきながら、首筋を回す仕草は何ともいえず色っぽい。水泳後の紅潮した頬が、さらにその魅力を引き立てている。競泳水着に張り付いた水が、重力に従ってじわじわと下方へ移動する様はすでに芸術の域だ。

「お、シャワーに行くか!」俺は心の中でガッツポーズをとった。そうそう、しっかり汗も流してくださいよ。こっちはたっぷり見させてもらいますからね。

彼女はスポーツタオルを肩にかけ、ゆっくりとプールサイドの屋外シャワーコーナーへと歩いていく。あの競泳水着のまま立ち止まり、手探りで蛇口を回す。ぐわっ!と勢いよく出た水しぶきが、一瞬で彼女の全身を包み込んだ。俺はすぐそばまでぐいっと近寄り、目の前の光景を食い入るように見つめた。

シャワーの水が緑の髪を濡らし、首筋をつたって鎖骨の窪みに集まり、さらにその下へ…胸の谷間で小さな水溜りを作り出している。水が弾けるたびに、競泳水着のあの独特の素材がピタッと肌に張り付く。お腹のあたりでは水着の縫い目がくっきりと浮かび上がり、へそ周りのくぼみまで忠実に再現されている。

(さすが競泳水着…密着感が半端ねぇな!)

彼女は目を閉じて、顔から順番に水を浴びせている。長いまつ毛に水滴がつき、頬骨を伝ってあごへ落ちていく。肩から胸にかけての筋肉の流れるようなラインも、水に濡れてさらに際立って見える。俺は思わず指を伸ばしたい衝動にかられたが、幽霊の指は何も掴めない。ただ、これほどまでに近づけること自体が、異常なまでの優越感を湧き上がらせる。

ふと彼女が背中を向けた。チャンス!水着の背面の開いた部分から、くっきりと浮かび上がる背骨のライン。水の流れがその窪みを滑るように移動し、腰のくびれで分流している。もっと下へ…もっと下へ…。

(こんないい角度、生きてたら絶対見られねぇ…)

彼女は腰を少しひねり、片足に体重をかける。すると驚くほど肉感的なヒップの曲線が、水着のゴムの跡とともに浮かび上がってきた。拳一つ分くらいの隙間を空けて立ち、丁寧に太もも裏までシャワーを当て始める。足を交互に上げるたびに、ふくらはぎの筋肉が緊張して緩むのが見て取れる。

(しめしめ、疲れてるな)

この確信が俺を高揚させた。疲労こそが、俺の能力発動に最適な状態なのだ。だがここはまだ危険すぎる。誰かが来るかもしれない。そう、今はただじっくりと観察するだけだ。水着の薄い生地の下にあるいは…などと想像を巡らせるだけで、幽霊になったままなのに妙に体の奥が熱くなるようだ。

彼女は首を振り、髪の水気を飛ばしながらシャワーを止めた。ふぅ、と深いため息をつくと、タオルで頭からごしごしと水分を拭いていく。その動作の激しさに、か細い鎖骨がくっきりと浮かび上がるのが見えた。

(よし、もうすぐでチャンスが…)

彼女がシャワーを終え、いよいよ更衣室へ向かった。だが俺は一瞬躊躇った。女子更衣室…生きた人間なら絶対に入れない聖域じゃないか。ドキドキが止まらない。

でも待てよ。

他の女子がいたら憑依できなくなるという現実的な問題が、その時頭をよぎる。

(おいおい、人がいたらどうするんだよ…)

考えながらも彼女の後を着いていく。ところが意外なことに、彼女はメインの更衣室には入らず、脇の小さなドアに向かった。よく見ると「スタッフ専用」と書いてある。どうやらこの子、スクールのインストラクターでもやってるんだな。つまり個人ロッカーがあるってことか!

俺は嬉々として小さくガッツポーズ。これなら他人の目を気にせずに作戦を実行できる。薄暗い廊下を進むと、確かに個室のような小部屋があった。中はシンプルなロッカーとベンチ、鏡だけの簡素な造りだ。彼女はぐったりとした様子でベンチに腰を下ろし、首を回しながら「ふぅ…」と深いため息をついた。

その瞬間だった。

「今だ!」

俺は何の迷いもなく、彼女の胸めがけて一直線に突進していった。幽霊の体が空気を切り裂く感覚。ほんの一瞬、彼女の胸の前でスローモーションのような時間が流れたように感じた。その水泳選手特有の発達した胸板の、ごくわずかな谷間に向かって…。

「あっ……!?」

異様な感触が全身を包んだ。両方の乳首あたりから放射状に広がる、氷のように冷たい電気が走る感覚。俺を察知したのか、彼女の体がビクンと震えた。

小さな悲鳴が室内に響く。彼女の手が自分の胸元を突如押さえた。目を見開くと瞳孔が急激に収縮し、息遣いが荒くなるのが見て取れる。俺はまだ半分ほど外に出ている状態で、この奇妙な感覚に戸惑いながらも、ぐいっとさらに中へ潜り込んでいった。

「ひゃ…ひぃっ!♡」

今度は明らかに苦悶の声があがる。彼女の体がベンチから宙に浮き、背中を反らせたかと思うと、ガクガクと激しく震え出した。腕が不自然に痙攣し、足先はびくんびくんと跳ねている。まるで電流が流れているみたいだ。

俺の意識は彼女の体内をなめ回すように広がっていく。まずは胸の内側から。彼女の鼓動がドクンドクンと激しく鳴る音が直接聞こえてくる。血管を通る血液の流れまでもが感じられる。おっと、これは…乳房の組織だな。柔らかい脂肪の塊をかき分けながら、さらに奥へと進むと…

「あ゛…だめ、なにこれ…♡」

彼女の喉から絞り出すような声。目は虚ろに開いたまま、焦点が定まっていない。手は頭を抱えるようにぐしゃぐしゃと髪を掴んでいる。顔は真っ赤で、口からはよだれが糸を引いて垂れている。体の節々が自分の意思とは関係なく痙攣し続け、特に太もものあたりはえぐいほど激しく震えている。

「うぁ…あっ…あぁぁ…♡♡」

突然彼女の体が固まった。ピーンと張り詰めた弦のように全身が硬直し、腰をぐいっと持ち上げて弓なりに反り返った。目の光がスッと消え、開いていた口がだらしなく半開きになった。涎がさらに大量に溢れ出し、胸から下は熱く火照り出したみたいで肌が赤く染まっている。

「ふっ…ふぅ…」

俺は少しずつ、彼女の神経系統を掌握していく。まるで初めての服を着るみたいに、彼女の体の感覚が少しずつ「俺のもの」になっていく。まずは心臓の鼓動、呼吸のリズム…視覚が徐々に修正され、彼女の見ていた世界が俺の視界になっていく。

最後に残ったのは意識の中心だ。彼女の自我は一カ所に押しやられ、もがき苦しんでいる。でももう遅い。俺の思考が、彼女の肉体の隅々まで侵食し始めた。

「た…だれ…か……」

かすれた声でつぶやいてから、彼女のまぶたがゆっくりと閉じた。長いまつ毛が最後の抵抗のように震えて……ぴたりと止まった。かすかな吐息が漏れ、体の力が完全に抜ける。

そして、静寂が訪れた。

ふたたび目を開けたその瞳には、もうかつての意志の光はなかった。大きな水溜めのような虚ろな目が、無表情にぽかんと開いている。口からはまだ涎が垂れたままだが、それを拭う意思すら存在しない。ただ、右手指だけが時折ピクピクと痙攣しているのが、最後の抵抗の証のようだ。

ぱちり、と瞼を開ける。目の前にあるのは更衣室の鏡――そこに映っているのは紛れもなく、俺が乗っ取った緑髪の女子の姿だ。

「やったぜ…」

声が出た。女の声だ。高くて澄んだ、水泳選手らしいしっかりした声質。しかしその中に紛れ込んだ俺の卑屈な口調が、妙なコントラストを生んでいる。

ぎゅっと手を握りしめる。小さな掌が汗ばんで、関節が白くなるほど力が入る。筋力は俺の元の体より弱いが、不思議と筋肉の動きが滑らかだ。

立ち上がろうとして、ふらつく。腰の位置が…なんというか、重心の中心が高い。お尻の重みでバランスを取りながら、ようやく鏡の前に立つことができた。競泳水着の生地がピタッと肌に密着する感触がたまらない。胸のカーブに沿ってジャストフィットする水着の圧迫感、くびれたウエストをぐっと絞るベルトの張り。

「で、でけぇ…」

思わず自分の胸に目をやる。競泳水着のハイネック部分から、ふくらみの上部がはちきれんばかりに盛り上がっている。肩から鎖骨にかけてのラインが、水滴で光ってキラキラしている。自然と呼吸が深くなり、それをきっかけにして胸が上下するたびに、なんとも言えないぷにゅっとした感触が神経を刺激してくる。

鏡に映った自分――いや、今はもう本当の「俺」だ――の姿をじっと見つめる。緑がかったショートヘアはまだ水気を含んでいて、うっすらと匂いがする。すーっと伸びた首筋、水着のストラップに食い込んでいる肩の柔らかい肉、ウエストのくびれから広がるヒップの曲線…。

「こ、これは…違う…違うぞ…」

腰を軽く振ってみる。なんというしなやかさ。背中から腰、太ももへと連なる筋肉の流れが一本の波のように滑らかに動いていく。これが女の身体か…我ながら、これはいいものを乗っ取ったな。

ふと、ふくらはぎがピクピクと痙攣した。まだ体が完全には慣れていない証拠だ。手のひらを広げてみると、指先が微かに震えている。神経と筋肉の連携が完全にマッチしていないような、不思議な感覚。

「ふふん…この身体、どんどん俺のものになっていくぜ…♡」

声が自然と甘ったるい調子になってしまった。いや、元の持ち主の声の質がそうさせるのだろうか?ちょっと高めに上げて喋ってみる。誰かに褒められているような、何とも言えない心地よさが全身を駆け巡る。

特に気になるのは首周りの感覚だ。肩から首筋にかけて、髪の毛一本一本が触れているのが分かるくらい敏感になっている。少し頭を傾けるだけで、髪の毛が肌を撫でる感触が電気のように走る。

「はぁ…んっ…♡」

思わず喘ぎ声が出てしまい、慌てて口を押さえる。この感覚…完全に新しい。男の体では決して感じられなかった種類の快感だ。ふと鏡を見ると、頬がうっすら紅潮しているではないか。

腰のあたりに手を当て、ぐっと体重をかけてみる。体重のほとんどが骨盤で支えられている感覚。歩いてみようか…

一歩、ふらつく。二歩目でバランスを取り戻し、三歩目からは驚くほどスムーズに。ウエストから下の動きが、まるで別の生き物のようにしなやかで、そのくせ繊細なコントロールが利く。

「すげぇ…全く違う重力の感じ方だ…」

そうこうしているうちに胸元がムズムズし始めた。水着の内側で汗が乾いてきて、生地が敏感な乳首に擦れるためだろうか。つい気になって胸を少し揺らしてみると…

「ひゃん!?♡」

予想外の刺激に声が跳ね上がる。競泳水着の生地の摩擦が、全く新しい感覚として神経を直撃したのだ。こんなところが…こんなに気持ちいいのか…

「えへへ。わたし、男の人に勝手に憑依されて、身体乗っ取られちゃいました〜♡♡」

ポーズを取ってみる。鏡に映るのは紛れもなく完璧な女性の肉体だ。しかもこの身体、わるいことをしたおかげで、全部俺のもの。これからのことを考えたら、胸が高鳴って仕方がない。

鏡の前に立ったまま、ゆっくりと両手を胸元に持ち上げた。競泳水着のビキニタイプの縁を、人差し指と親指でつまんでみる。水で濡れた生地は意外と重く、伸縮性に優れた素材が指先に反発する感触が新鮮だ。

「なんだこれ、すげぇ伸びるなあ…♡」

軽く引っ張ると、胸の形に張り付いていた水着がほんの少し浮き上がる。離すとパチンと肌に当たって、ピタッと元通り。その瞬間、胸の上部が敏感に反応して、背筋に変な快感が走る。ちくっとした刺激が、乳首からじんわりと広がっていく。

「おっ、ここ効くな…!」

今度は両手で腰周りの水着を軽くつまんでみる。ウエストのカーブに沿っている輪郭を指でなぞりながら、上下に軽く引っ張る。モコっとした布地が仙骨あたりを刺激して、また違う種類の快感が湧き上がってくる。特にウエストのくびれ部分と水着の端が接する一帯は、少し触れただけで鳥肌が立つほど敏感らしい。

右手で左肩のストラップを指先で転がしながら、徐々に手を下ろしていく。鎖骨の窪み、胸の横…肋骨のライン…。水着の切れ目から覗く脇腹の柔らかい肉に触れると、びくんと体が跳ねる。

「はぁ…女の子ってこんなに色々感じるんだ…♡」

左手は自然と下の方へ移動していった。太ももの付け根、水着の裾ぎりぎりの部分に小指がかすめる。すーっと流れるように、腿の内側をなでる動作。ここは特に敏感で、触れるたびに下半身が熱くなるのを感じる。

両手で水着の前面を軽く押さえ、上下にずらしてみる。布が肌とこすれ合う感触とともに、なんとも言えない快感が股間からじわじわと湧き上がってくる。今まで経験したことがない種類の刺激だ。男の体では、こんなに低い位置から快感が発生することなんてなかった…。

右手の指先をついに水着の最も重要な縁に当てる。ドキドキが加速して、喉が渇いてきた。水着の素材と肌の境界線を、爪先でそーっとなぞってみる。ただそれだけで、腰がぐらんと前に突き出そうになる。

「うぁ…こ、ここか…♡」

男性器のように突出した部分はないのに、圧倒的な存在感を放つこの領域。アダルトビデオを思い出しながら、この水着の向こう側を想像するだけで、頭がくらくらしてくる。

布の上からでも、割れ目の形がなんとなく分かる起伏。その中心部に向かって、指をゆっくり滑らせていく…

「んっ!♡」

思わず声が漏れる。水着の上からとはいえ、触れた瞬間に全身に火花が散ったような感覚が走った。男だった頃の性感帯とは全く次元の違う反応。まるで全身が一瞬で熱くなり、その熱が一点に集中するような…。

怖くなるほどの快感に、一瞬手を引こうとしたが、好奇心が勝った。今度は人差し指と中指で水着の股間部分をはさみ、軽く上下にずらしてみる。生地がずれるたびに、未知の神経がビリビリと反応する。

「これが…女の子の…♡」

呼吸が荒くなっているのに気づく。鏡に映った自分の顔が、興奮で赤くなっている。競泳水着の胸元は汗でべとつき、吐息で曇った鏡越しに、変に妖艶な雰囲気を放っている。

右手の動きを止めて、水着の裾を少しめくってみようか…いや、まだ早いかな…。でもほんの少しだけ、縁を親指で押し上げてみる…

「ひゃ…あっ…♡」

布がほんの数ミリめくれるだけで、途端に敏感な肌が露出し、空気に触れた。その瞬間、腰が勝手に浮き上がり、足がガクガク震え始めた。急いで手を離すと、水着がパシっと元の位置に戻る。その衝撃だけでもまた快感が波のように押し寄せてくる。

「はぁはぁ…やばい、これマジで…♡」

全身が火照って、汗がじんわりと噴き出してきた。ちょっと一休みしようと鏡から離れ、ベンチに座り込む。でも座った姿勢でも、太もも同士が密着する感触や、椅子に接するお尻の感覚が、全て新しくてたまらない。ただ座っているだけで、股間から伝わる微かな温もりが意識をそそる。そこだけが妙に熱く感じられる。

これがあの「女の子のアレ」なのか…今までは他人事だった快感が、今は俺のものだ。

腹の底から湧き上がる欲求に抗えず、俺は再び水着の縁に指を這わせた。最初はためらいがちだったタッチも、次第に大胆になっていく。人差し指で布地をへこませながら、割れ目の輪郭を探るように撫で回す。

「んっ…あぁ…これ、すごい…♡」

驚くほど厚い水着の生地。競泳用だからか、通常の水着よりずっと分厚く、吸水性に優れた素材でできている。その分、直接的な刺激は弱まるはずなのに、逆にこの微妙な隔たりがまたたまらない。ちらりとめくってみると、快感をもたらすはずの最も敏感な部分には、股間の形を出さないための白い布地が縫い付けられているではないか。

「なんだよこれ…邪魔じゃん…♡」

指先でその余分な布をぐいっと押しのけ、ついに肌色が見えるまでめくり上げる。水着を乱し、割れ目を露わにした下半身の光景に、さらに興奮が加速する。男だった頃には想像もつかなかった角度で、自分の股間をまじまじと観察できるなんて…。

ふと気づくと、右手の人差し指が自然と一番熱い場所を探り当てていた。布越しではあったが、くっきりと浮かび上がったシワの中心部に触れた瞬間、腰が勝手に跳ね上がった。

「ひゃあっ!♡ うそ…これが女の…あっ…♡」

男性器の快感とは次元が違う。チクチクとした鋭い刺激ではなく、深いところからじわじわと湧き上がってくるような、持続性のある快感。まるで全身の神経が一つの点に集中しているようで、触れるたびに背筋がぞくぞくする。

左手で左太ももを大きく開き、よりアクセスしやすい姿勢を取る。競泳水着の裾をまくり上げた状態で、右手の人差し指と中指で薄い布の上からじっくりとシワに沿って撫でていく。先ほどまであったあて布がない分、生地の質感が直接的に伝わってくる。

「あっ、あぁっ…だめ、これ…ほんとに…♡」

声が自然と甘ったるいトーンに変化している。男性だった頃の声帯とは明らかに違う、高くて澄んだ声が、淫らな息づかいと混ざり合う。耳にしただけでさらに興奮が深まる不思議な感覚。

手の動きを止めて、少し観察する。この布地の上からでも、割れ目の形がくっきりと浮かび上がっている。まるでそれ自体がひとつの生き物のように、触れるたびに微妙に形を変える。男の時の単純な構造とは大違いだ。触れられるたびに複雑に反応するこの造形…。

「ふぁ…んっ…♡ もっと…」

親指と人差し指で水着の両端を広げ、中の様子を覗き込む姿勢に移る。鏡越しに見える自分の姿が、いかにも卑猥でたまらない。特に危険なのは、その角度からは割れ目の上端にある小さな膨らみ−おそらくあれがクリトリスと呼ばれるもの−がちょうど見える位置だ。

「んんっ!♡ こ、ここや…ここ気持ちいい…♡」

思わずその部分に中指を立て、クルクルと円を描くように掻き回す。途端に全身に電流が走ったような衝撃が走り、背中がびくんと反り返る。男の時の快感を100倍に濃縮したような、強烈な刺激。

左手を自由に使って胸元の水着も乱し、左右の乳首を交互につまみ上げる。こっちもたまらなく敏感で、触れるたびに股間の快感が倍増していく。女の体ってこんなに色んなところがつながっているんだ…

「あ゛…だめ、これ…ほんとに……♡」

腰をくねらせながら、指の動きをさらに加速させる。押したり、撫でたり、くすぐったり。男だった頃ならすぐに終わっていた快楽が、永遠に続くかのようにどんどん積み上がっていく。跳ね上がりそうな腰を必死に押さえつけ、両太ももを震わせながらガクガクと揺れる。

「んあっ!あっ!おほぉっ!♡」

息が荒くなり、額に汗が浮かぶ。全身が熱くなって、特に股間の周辺は火照ってぽかぽかしている。水着の布地も汗と愛液でじっとりと湿り、指が滑りやすくなっている。

もしもこの部屋に監視カメラがあったら。

知っているだろうか。この国の女子更衣室に監視カメラが設置されている割合は限りなく0%に近いことを。俺はそれを十二分に利用し、この限られた密室を我がものとしているのだ。

現実には存在しないはずの、仮想の「監視カメラ」の映像を想像してみる。

クリップカメラの画角いっぱいに映るのは、緑のショートヘアを乱した一人の女性の姿だ。彼女はベンチの上で膝を開き、競泳水着の下半身を貪るように乱していた。画面には、確かに水着を指で押し込む手の動き、そして布と肌の境目に爪を立てる仕草が映されるはず。

彼女の腰は浮き、背中が反り、ブラウンの薄暗い光に照らされた尻が画面の端にはみ出す──まるで捕食される側の虫のようだ。

「あっ、あんっ! んあっ……♡ や、やばい、手、止まんない……♡」

現実に存在しないカメラがもしここにあったとしても、映っているのは「一人の女性が我慢できずに自慰に耽る」ただそれだけの映像だろう。声も聞こえるはずだ。布擦れの音、吐息の乱れ、指先がねっとりと濡れた布地の上を滑る鈍い音。画面越しでも分かるほど、彼女が「狂ったように」行為に没頭している様子が伝わる。

モラルや世間体などどこかに消し飛んだ、ただ欲求に突き動かされるだけの姿 が映し出されている──。

女の子に憑依して、他にもやりたいことはいろいろあったはずなのに。

「あっ♡ いいっ!!♡ すっげえ気持ちいい、ああんっ!♡♡♡」

女のまんこが、あまりにも気持ちよすぎた。

「……脱いじゃえ♡」

唐突に響いた声。次の瞬間、画面上で一気に競泳水着が引き剥がされた。

腰を持ち上げ、両足を広げ、手早くストラップを足先から引き抜く。まるで窮屈な殻から脱ぎ捨てるように、布地をベンチの下へ放り投げる。映っているのは、今や完全に裸になった女体だ。

発狂しそうなほど興奮した彼女──つまり、憑依した俺自身の姿だ。ベンチの上で大きく膝を開き、今度は何の障壁もなく直接的に割れ目へと指を滑らせる。

「んっ……♡ はあっ……♡ これ……これだ……! 布なんてない、本物の、っ♡」

指先が触れた瞬間、全身が強張る。布越しでは感じられなかった「生の感触」がじわりと脳を焼いていく。熱い。滑る。震える。男性の時の快感とは次元が違う、淫らな肉感だ。割れ目を縦に撫でれば、奥からじわっと液体があふれ出す。表面を軽く叩けば、神経がびくんと反応し、胸が跳ねあがる。

「んんんっ!♡ あ、そこ……そこっ! もっと、もっとっ……♡」

思わず自分で自分の腰を掴み、指をさらに深く差し込んでいく。布がなくなった分、指の動きは自由自在だ。外側から軽く擦るようにいじり、内側を探るように押し込む。股間の皮膚が熱を持ち、もはや腰から下がすべて快感に支配されていく。男として生きてた頃は「絶頂」というと一瞬の爆発だったが、女の体は違った。絶頂は「段階的」で、「続いていく」のだ……!

「……♡」

吸い込まれるような感覚に、口から声が出なくなる。

──視界が白く染まった。

「あ゛っ──!! んんああぁぁあっ!!♡♡♡」

背中が大きく反り返り、ベンチの上で身体が跳ねた。腰が勝手に何度も震え、脚先が痙攣する。びくん、びくんと動く腹部からは、溢れた愛液が滴り落ち、ベンチの表面に小さな水溜りを作った。目を閉じた顔は紅潮し、唇が開いてよだれが垂れる。静止画のように固まったと思った瞬間、また新たな波が来て、頭を揺すりながら叫び続ける──。

(……すっげぇ……♡)

酔いのような恍惚が押し寄せる。男の時の絶頂なんて、全部合わせてもこの一瞬に勝てない。何度でも続く快感、全身が痙攣する脱力感。俺は女の快楽に飲まれていった……。

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