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満月の夜、寄り添うように触れ合う。汗ばむ肌と肌の温もり、心の鼓動が伝わる距離に、私はいる。

こんなにも近くにいられることが、夢のようで、愛しくて。

でも、まだ足りない。もっと触れたい。もっと、彼女を知りたい。

アルトリアの唇が少しだけ緩むその瞬間。

頬に差した紅が、私にだけ許された甘い秘密に思えて、

私の心は静かに、けれど確かに揺れる。

「ねえ、触れてもいい?」

囁く声は、彼女の胸元へと流れる指先とともに震えていた。

答えを待つのがもどかしいほどに、私は彼女を想っていた。

たった一言、「いいですよ」

その言葉を聞けただけで、私はすべてを捧げられる気がした。

彼女の頬に触れる。小さな熱が指先を這い、

ふわりと笑って、アルトリアは私の指をそのまま、そっと握り返した。

私は誰よりも彼女を大切にしたい。

強く、まっすぐで、それでもどこか寂しげな彼女の全てを、

優しく包み込んであげたい。

キスだけじゃ足りない。

言葉だけじゃ伝えきれないこの想いを、

私は今、肌で伝えたいと思う。

──貴女を愛している。心から。

そして、この夜が明けても、また何度でも同じように、

貴女に触れて、貴女を癒して、貴女に微笑んでもらいたい。

「ねえ、アルトリア。今夜は、私にさせて?」

この想いが届くのなら、

この距離が、永遠であってほしい――。

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