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外は雪が吹き荒び、カルデアの廊下も静まり返った深夜。

立香が自室の扉を開けると、そこには冬の寒さを忘れさせるような、熱を帯びた空気が満ちていた。

「……遅いですよ、我が妻。どれだけ待たせるつもりですか」

ベッドの端に腰掛けていたのは、妖精國の女王――モルガン。

しかし、その姿はいつもの威厳ある黒いドレスではない。白く柔らかなファーが縁取られた、鮮やかな赤の「ミニスカートサンタ服」。立香が以前「似合うのではないか」と冗談めかして言った、あの衣装だった。

「貴女が望んだ格好でしょう。……滑稽なのは分かっています。ですが、貴女が他の女に目移りするくらいなら、私がこの程度の道化を演じるなど、安いものです」

声は冷ややかだが、その耳朶は林檎のように赤く染まっている。

よく見れば、彼女の右手はサンタ服の短い裾をたくし上げ、その白すぎる太ももを露わにしていた。

「貴女を待つ間に、体が勝手に火照ってしまったのです。これも……全て、貴女のせいなのですよ?」

立香が絶句しているのを承知で、モルガンはさらに指先を深く、自身の秘所へと沈ませる。

クチュ、という淫らな水音が静かな寝室に響き渡った。

「っ……、ぁ……。見て、いなさい。貴女の所有物が、貴女を想ってこれほどまでに乱れているところを。……ふふ、貴女以外の誰にも、こんな醜態は見せられませんね」

銀糸のような髪が、自身の熱い吐息に揺れる。

普段の彼女からは想像もつかない、情欲に濡れた瞳が立香を捉えて離さない。

「……何を立ち尽くしているのです。これは私の独り言ではありません。貴女への『奉仕』の一部です。さあ……近くへ。ここからは、私の指ではなく、貴女が責任を取るのです」

女王は、潤んだ瞳で挑発するように微笑んだ。

それは、聖夜に用意された、残酷なまでに美しい「贈り物」であった。

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