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また温泉ネタですみません😂

なんとなく生成していてお話はあとから考えていたのですが、お話を頭のなかで作ってしまったので続きはまたあげていく予定です。(次回は差分なのでお話の進行は多分ない)

1. 泡沫(うたかた)の楽園

夜風が運ぶ桜の花びらが、湯面(ゆも)に落ちて微かな波紋を描く。

頭上には煌々たる満月。

湯煙の向こうには、静寂に包まれた岩肌と木々。

これほどまでに風流な露天風呂を、他ならぬユミと共に独占できるとは。

「……ふぅ。良いお湯だね、アルトリア」

隣で湯に浸かる我が伴侶、ユミが、陶酔したように吐息を漏らす。

月光に照らされた彼女の肌は、白磁のように滑らかで、湯気を含んで桜色に上気している。豊かな曲線を描くその肢体は、触れずともその柔らかさが伝わってくるようだ。

無防備に手足を伸ばし、私に心を許しきっているその姿を見るだけで、私の胸の奥――竜の炉心とは異なる場所――が、じんわりと温かくなるのを感じる。

「ええ、最高の湯加減です。……貴女と共に在れることこそが、私にとっての至上の癒やしです、ユミ」

私は、彼女の濡れた髪を指先で梳きながら、心からの言葉を口にした。

彼女は嬉しそうに目を細め、少し照れくさそうに微笑む。

この穏やかな時間が永遠に続けばいい。王としてではなく、ただ一人の人間として、愛する者と寄り添うこの時間が――。

そう願った矢先だった。

2. 非常事態(エマージェンシー)

「おーい! こっちの露天、すげえ眺めらしいぞ!」

「マジか! 時間帯で男女入れ替わりだろ? 今ちょうど男の時間になったはずだぜ!」

脱衣所の向こうから響いてきたのは、無遠慮で野太い男たちの声だった。

刹那、場の空気が凍りつく。

ユミが目を見開き、血の気の引いた顔で私を見た。

「え……? 男の時間? あれ、さっき時計見たときはまだ……あ、もしかして私、見間違えた……?」

彼女の唇が震えている。どうやら、この愛すべき伴侶は、安らぎに浸るあまり時間の確認を誤ったらしい。

ガララッ、と脱衣所の引き戸が開く音が、無慈悲に響く。

敵影、複数。距離にしてわずか十数メートル。遮蔽物、なし。

「う、嘘……!? やだ、どうしようアルトリア! 出なきゃ!」

ユミが悲鳴のような声を上げ、慌てて立ち上がろうとする。

だが、焦りが裏目に出た。

元来、彼女はおっとりとした所がある。それに加え、急激なパニックと足元のぬめりが、彼女の運動能力を奪った。

「あ、わ、わっ……!」

バシャアンッ! と盛大な水音を立て、ユミが湯船の中で体勢を崩す。

立ち上がるどころか、転んで動けなくなってしまったようだ。やはりユミは相変わらず運動神経は、その……。

男たちの足音が近づいてくる。このままでは、数秒後に彼女の裸身は衆目に晒されることになる。

~続~

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