【モルガン】冬の女王の『独占』チョコバス① (Patreon)
Published:
2026-02-10 13:38:57
Edited:
2026-09-01 08:57:17
Imported:
2026-09
Content
20$会員様の票で入っていた1つのモルガンとチョコバス。差分は2月中にまたあげていきます🍫
こちらの投票もありがとうございました✨
カルデアの通路ですら肌寒く感じる2月の夜。
私は、重厚な扉の前で一つ深呼吸をしてから、その部屋──モルガンの魔術工房へと足を踏み入れた。
「モルガン、入るよー……ハッピーバレンタイン!」
手には、デパート特設会場で死ぬ気で手に入れた高級チョコレートの小箱。
これなら喜んでくれるはず。そう思っていた私の足が、部屋に入った瞬間、ぴたりと止まった。
「──遅かったですね、我が妻よ」
部屋の中は、驚くほど冷気に満ちていた。
まるで玉座の間のような静寂。しかし、その冷たい空気とは裏腹に、鼻腔をくすぐるのは脳が溶けそうなほど濃厚なカカオの香りだ。
部屋の中央。普段は魔術の触媒が置かれている場所に、巨大な猫足のバスタブが鎮座している。
そして、そこには。
「……ッ!?」
言葉を失う私を、バスタブの中からモルガンが見つめていた。
彼女は何も身につけていなかった。その透き通るような白磁の肌が、バスタブを満たす「漆黒の液体」の中に沈んでいる。
湯気と共に甘い香りを漂わせるそれは、お湯ではない。
ドロドロに溶かされた、大量のホットチョコレートだ。
「モ、モルガン……? その恰好、それにそのお風呂……」
「見ればわかりますね。貴女を待っていたのです」
モルガンは気だるげに、その美しい腕を液体から持ち上げた。
白い肌に、褐色の液体がねっとりと絡みつき、重力に逆らうように糸を引いて滴り落ちる。
その光景は、背徳的で、あまりにも艶めかしかった。
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