【アルトリア⇒夢主】初めての夜。月影と熱情、交わる吐息③(アルトリア視点) (Patreon)
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「……あなたの全てを、いただきます」
私の熱を帯びた宣言に、ユミの身体がビクリと大きく跳ねた。
スカートの中へと滑り込ませた私の指先が、彼女の柔らかな太ももに触れる。普段の私からは想像もつかないほど大胆な行動に、私自身も驚いているはずなのに、なぜか手は止まらない。
「ぁ、あるとりあ……っ、だめ、ストップ!」
顔を真っ赤にしてパニックになったユミが、慌てて私の腕を両手で掴み、その進行を食い止めた。
「ストップ、ですか? ……私が怖いですか、ユミ」
「ち、違うよ! 怖いんじゃなくて……そのっ……」
私の問いかけにユミは潤んだ瞳を泳がせ、恥ずかしさで爆発しそうな顔をうつむかせた。
「わ、私……まだ身体洗ってないから汗かいてるし……絶対、汚いもん……っ」
消え入るような声で紡がれた拒絶の理由は、私を拒否するものではなく、純粋な大人の女性の恥じらいからくるものだった。
その愛らしさに、私の胸の奥でドクンと大きく心臓が鳴る。
「汚いなどと、そんなことは絶対にありません。……ですが、あなたが気にするというのなら。ならば、一緒に入りましょう」
「えっ? いっしょって……お風呂!?」
私は彼女の返事を待たず抱き上げるようにして彼女を立たせ、そのまま手を引いて脱衣所へと向かった。
「ちょ、ちょっとアルトリア!? 歩ける、歩けるから引っ張らないでぇ!」
「歩けるのなら良いのですが、逃げ出されては困りますから」
抵抗する彼女を半ば強引に脱衣所に押し込み、私は手早く自分の衣服を脱ぎ捨てた。そして、戸惑ったまま立ち尽くしているユミの服にも手を伸ばす。
「わわっ、自分で脱げるから! アルトリア、なんだか今日すごく積極的で……心臓もたないよぉ……」
バクバクと音を立てる心臓を押さえながら、ユミも慌てて服を脱ぎ始めた。
私たちが一緒にお風呂に入るのは、これが初めてではない。付き合う前から大浴場やこの部屋のバスルームで、互いの裸を見たことは何度もある。
だが、今日のユミは明らかに様子が違った。湯船に浸かってからも、私の視線を避けるように肩をすぼめ、両腕で自身の胸を隠すようにして、ガチガチに緊張しているのが伝わってくる。
「……ユミ。そんなに緊張しないでください。お互い、見慣れた身体ではありませんか」
私は少しでも彼女の緊張をほぐそうと、湯船の中でそっと距離を詰め、彼女の背中に自身の身体を密着させた。
「ひゃっ! ……あ、アルトリア、くっついてる……肌と肌が……」
「ええ。こうしていると、とても温かいですね。……あなたの心臓の音が、背中から伝わってきます」
落ち着かせるつもりで抱きしめたはずだった。
だが、お湯の熱と、密着した彼女の滑らかな肌の感触、そして首筋から立ち昇る甘い香りが、私の中に残っていたアルコールの熱を再び激しく燃え上がらせてしまった。
「ユミ……」
思考よりも先に、私の唇は彼女のうなじへと落ちていた。
「あっ……んっ! ぁ、あるとりあ……っ!?」
チュッ、と軽いキスを落とした後、私はそのまま生温かい舌を這わせ、彼女の敏感な首筋をゆっくりと舐め上げた。
「んんっ……だめ、そこ、変な感じする……っ」
「変な感じ、ですか? ……嫌ですか?」
「い、嫌じゃないけど……女の子にこんなことされるの、初めてだから……どうしていいか、わかんない……っ」
戸惑う彼女の言葉を塞ぐように、私はさらに深く、首筋に歯を立てて甘噛みをした。
「あっ……! アルトリア……っ」
ビクンと身体を震わせたユミの口から、隠しきれない甘い吐息が漏れ出す。
私の腕の中で、先ほどまでガチガチだった彼女の身体が、少しずつ熱を帯び、力なくとろけていくのがわかった。
「……私の、ユミ。誰にも渡したくありません。この肌も、甘い声もすべて……私にください」
「ぁ……ん、ぁあ……アルトリア………」
お湯の音と、重なり合う私たちの吐息だけが、白い湯気に包まれたバスルームに響く。
~続~
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