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女王の愛撫は、もはやマッサージや戯れといった範疇を疾うに通り越していた。それは霊基の深淵までをも侵食し、理性を蕩けさせる「呪」にも似た官能の儀式。

モルガンの手は、翻弄される立香の反応を楽しみながら、さらに残酷なほど優雅に、捲り上げられたタイトスカートの奥へと侵入した。

下着の薄いレースを介して、熱く、そして既に耐えきれぬほどに濡れそぼった「聖域」に、冷徹な女王の指が触れる。

「……ふふ。私の視線だけで、これほどまでに乱れてしまうとは。やはり貴女を妻に選んだ私の眼に狂いはなかった」

「あ、ぁ……っ! モルガン、まって……もう、おかしく、なっちゃう……っ!」

「待つ必要などありません。……墜ちるなら、私の腕の中へ」

モルガンは細くしなやかな指先を、溢れ出す蜜に浸しながら、まずは入り口を優しく、されど執拗に愛撫した。指が吸い付くたび、静寂のオフィスに「ぬちゃり」という卑猥な水音が響く。

やがて、準備の整ったそこへ、一本の指が深々と沈み込んだ。

「ひああああぁっ!?」

立香の背中が弓なりに反り、モニターの光がその潤んだ瞳を美しく、そして残酷に照らし出す。

モルガンの指は、迷いなく立香の「核心」を捉え、撫で上げ、抉るように動き始めた。

一本から二本へと増やされる指。内壁を蹂躙し、彼女の最も弱い部分を執拗に攻め立てるたびに、立香の口からは言葉にならない、甘い絶叫が零れ落ちる。

「……どうですか、我が妻。私の指が、貴女の熱をかき回している感覚は。……愛らしい。これほどまでに醜態を晒しながら、私を求めて震える貴女が、愛おしくて堪りません」

「はぁ、はぁっ……! あ、ああぁっ! モ、モルガン……すごい、それ、すごいよ……っ!」

指先が抜き差しされるたび、立香の魔術回路は快楽によってショートし、溢れ出す魔力が二人の周囲に不可視の火花を散らす。

モルガンは、もはや抵抗する力もなく、ただ快楽の奔流に流されるままの「我が妻」を愛おしげに見つめ、さらに激しく、そして深く、彼女のすべてを掻き回した。

「さあ、見せてなさい。貴女が、誰に愛され、誰に壊されているのかを」

女王の冷徹な笑みと、情熱的な愛撫。

その矛盾した、けれど確かな愛の形に、立香は何度も、何度も絶頂の向こう側へと引きずり込まれていく。

指先での蹂躙により、立香の霊基はもはや快楽の泥に沈み、形を保つことすら危うくなっていた。全身の魔術回路が過剰に熱を持ち、淡い青い光を脈打たせながら肌の表面でちりちりと火花を散らしていた。だが、モルガンにとってそれは、真の悦びへ至るための前奏曲に過ぎない。

モルガンは立香をデスクの端へと引き寄せ、自らも黒いドレスの裾を割り、その足の間へと身体を沈めた。互いの衣類は既に乱れ、もはや肌と肌を隔てるものは何一つとして存在しない。汗で湿った素肌同士が触れ合うたび、熱い粘膜のような感触が互いの神経を直撃した。

「……指先だけでは足りません。貴女の熱を、もっと直接……魂の芯まで響かせなさい」

モルガンが腰を押し当てた瞬間、立香の口から、今日一番の甘い悲鳴が零れた。

女性同士の秘め事、貝合わせ。重なり合った最も熱く、最も柔らかな場所が、一分の隙もなくぴったりと密着する。熱く濡れた花弁同士が、ぬるりと溶け合うように重なり、互いの蜜が混じり合ってとろとろの糸を引いた。モルガンがゆっくりと、しかし力強く腰を揺らすたび、生々しく、かつ卑猥な水音が静寂のフロアに木霊した。ぬちゃっ、ぐちゅっ、ずちゅっ……と、粘膜が擦れ合う淫靡な音が、二人の吐息に混じって響き渡る。

「あぁぁぁっ……! はぁんっ! モルガン、これ……すごすぎるっ……身体の中が、焼けちゃう……あんっ、あぁぁんっ……っ!!」

「ええ……私もです、立香。貴女の熱が、私の冷たい霊基をこれほどまでに激しくかき乱す……んっ、ふぁぁっ……はぁんっ……!」

立香の首筋に顔を埋めるモルガンの喉からも、普段の冷徹な女王からは想像もつかないような、蕩けるような甘い吐息が漏れ始める。彼女の白い肌はうっすらと桜色に染まり、冷たいはずの体温が立香の熱でじわじわと上がっていくのが、肌と肌の密着ではっきりと伝わってきた。

滑らかな肌と肌が擦れ合い、生じる摩擦熱が二人の理性を奪い去っていく。立香の魔術回路から溢れ出す魔力が、黄金色の粒子となってモルガンの内側にある孤独な冬を溶かし、情熱の奔流となって二人の間を激しく循環し始めた。その魔力は血管のように浮き上がり、互いの胸の谷間や腹部を妖しく光らせながら、快楽を増幅させていく。

「んっ……ふぁぁぁ……あ、ぁぁんっ! モルガン、モルガン……はぁっ、はぁぁんっ……っ!! もっと、もっとぉ……っ!」

「……っ、ああ、立香……! 貴女の全てを、私の中に注ぎ込みなさい……逃がさない、誰にも……貴女の熱は、私のものです……はぁんっ、うぅっ……あぁぁっ……!」

モルガンの声が悦びに震え、その瞳には絶対的な支配欲と、それに勝る狂おしいほどの愛着が渦巻いている。彼女の長い銀髪が立香の肩に乱れかかり、汗で湿ったその髪が二人の肌に張り付いて、妖艶な影を落としていた。

腰を擦り合わせる速度が上がり、水音はさらに激しさを増していく。立香の背中がデスクを叩くたび、硬い木の表面が彼女の汗ばんだ肌に冷たい刺激を与え、散らばった書類が雪のように床へと舞い落ちた。二人の結合部からは、透明で濃厚な蜜がとめどなく溢れ、太ももを伝い、デスクの表面をべっとりと濡らしていた。

視界が白く染まるほどの絶頂の波。立香がモルガンの背中に爪を立て、その名を叫びながら大きく身体を反らせた瞬間、モルガンもまた、自らの内に溜まった熱い奔流を立香へと叩きつけるように、強く、深く、その身体を抱きしめた。

「あああぁぁぁっ……!! はぁんっ、ひゃぁぁんっ……っ!! いっちゃう……モルガン、いっちゃうよぉっ……!!」

重なり合った場所から溢れ出す蜜が、二人の肢体をドロドロに汚していく。熱い飛沫が飛び散り、互いの下腹部をねっとりと濡らし、甘い匂いが深夜のオフィスに濃密に広がった。絶頂の余韻に全身を激しく痙攣させ、二人は重なり合ったまま、深夜のオフィスに荒い吐息を響かせた。

モニターの青白い光が、汗ばんだ二人の肌を艶やかに照らし出している。立香は焦点の合わない瞳で天井を見つめ、モルガンの胸の中で、ただビクビクと事後の震えに身を任せていた。彼女の乳首はまだ硬く尖り、モルガンの鼓動に合わせて小さく跳ね続けていた。

どれほどの時間が過ぎたのだろうか。静寂が戻り始めたフロアで、モルガンは立香の乱れた黒髪を愛おしそうに撫で、その耳元で、冷たくも甘い死の宣告にも似た囁きを落とした。

「……まだ、これだけで終わりだと思っているのですか? 我が妻」

モルガンは、未だ快楽に潤んだ瞳のままの立香を、再び力強くデスクの上へと引き寄せる。

「特異点の夜は、貴女が思っているよりもずっと長い。……貴女が、自分という存在を忘れるほどに私に溺れ、明日を拒むまで、この『執務』は終わりません」

モルガンの白い指先が、再び立香の熱を帯びた場所へと、迷いなく滑り込んでいく。指の腹が敏感に腫れた蕾を優しく、しかし容赦なく捏ね回し、内部の襞を一本一本丁寧に刺激しながら、さらなる蜜を引きずり出した。

「さあ、次の頁を始めましょう。……まだ始まったばかりですよ、我が妻……」

深夜二時。誰もいないはずのオフィスビルの一室で、二人の乱れた鼓動と、止むことのない甘い水音だけが、朝を拒むようにいつまでも響き渡っていた。

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