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アルトリアの丁寧な口調がいっそうサディスティックに響く。

彼女の細い指先が、ユミの胸の先端を容赦なく挟み込み、コリコリと硬いおののきを刻みつけた。

「あ、んっ! だめ、これ、いつもより、変になっちゃう……っ!」

「いつもと違って当然です。今の私は暴君。貴方を甘やかすつもりなど微塵もありません」

冷酷な言葉とは裏腹に、指先から流し込まれる反転した漆黒の魔力は、ユミの肌をじわりと甘く焼き、体内の奥深くへと浸透していく。

「ひゃ、あ……っ! アルトリア、熱い、胸の奥が、ジンジンして……っ」

「ええ。貴方の身体が私を求めて、こんなにも熱く泣いているようですよ」

そう言い放つと、アルトリアはユミの胸元へと頭を埋め、その柔らかな果実に容赦なく歯を立てた。

「うああっ……!」

痛みに近い刺激。だが、魔力供給によって極限まで跳ね上がったユミの神経は、その痛みを即座に極上の快楽へと変換してしまう。噛まれた箇所から火花のような痺れが放射状に広がり、ユミの脳髄を直接揺らした。

「あ、あぁ……っ、だめ、かむの、だめぇ……っ」

「駄目ではありません。これは貴方が私のものであるという、消えない刻印です」

血が滲むほどではない、絶妙に加減された甘噛み。そこからさらに、アルトリアの冷たい唇が歯型のついた先端を熱く、激しく吸い上げる。

じゅぷ、ちゅるり、と狭い車内に卑猥な水音が響き渡る。

「ん、んんぅ……っ! ある、とりあぁっ……!」

快感のあまり、ユミの手がアルトリアの美しい金髪を掻きむしるように掴む。だが、黒い騎士王はそれを意に介さず、空いた手でユミの細い腰をガッチリと押さえつけ、さらに深く、貪欲に甘い果実を味わい尽くした。

吸い上げられるたびにユミは背中を大きく反らせ、革シートに自らの身体を激しく押し付ける。キュ、キュッ、と身悶えする素肌と上質なレザーが擦れる音が、密室に淫らに響く。

やがてアルトリアがゆっくりと顔を上げると、その唇の端からは銀色の糸が艶かしく引いていた。琥珀色の瞳が、完全に快感に沈みかけているユミを見下ろし、酷薄で美しい笑みを深める。

「どうですか? 暴君に与えられる悦びは」

「あ、はぁ……っ、あたま、おかしく、なっちゃう……」

二人の熱い吐息と、絡み合う魔力の熱気によって、冷たい夜気につつまれたフロントガラスやサイドウィンドウが、内側からみるみるうちに白く曇っていく。世界のすべてから切り離された、二人だけの官能の箱庭。

続

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