【作品雑記】幼なじみ☆たいむすりっぷ! (Pixiv Fanbox)
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「幼なじみ☆たいむすりっぷ!」は、高3男子の「柚人」が小4当時の過去世界へタイムスリップし、幼なじみの「桃花ちゃん」に何故振られてしまったのか原因を突き止める物語です。
しかし過去へタイムスリップしてしまった柚人は、何故か幼なじみの「桃花ちゃん」になってしまいました。
この作品のタイトルはとある作品を元にした物で、作品名でググると普通に元となったゲーム作品情報もヒットします。
そのゲームも過去へタイムスリップ要素を含むTS物で、実際に購入してプレイもしました。
柚人はある日ミャンコと出会い、お腹が空いて死にそうなミャンコにあんまんを与えて助けます。
そのお礼で願いを叶えてもらい、過去の世界へとタイムスリップします。
過去世界へ着くと柚人は小4時代の桃花ちゃんになっていましたが、これは過去の自分自身を好きな人=女の子視点で客観的に見つめ直す機会を与えられた為でした。
柚人は当時桃花ちゃんと良い関係で、彼女に好きな人が居たとの噂もなく、小5に上がる間際に行った告白が絶対に成功すると過信していました。
それにも関わらず振られてしまったので、本当に原因不明としか言い様がありません。
しかし桃花ちゃんとして過去へ着た柚人は、何故振られたのか最終的に納得の行く真相を知ります。
告白をした時の桃花ちゃんの中身は、既に今の自分=要するに柚人だったからなのです。
ただ、柚人は自分自身に告白をされたからと言って悪意があって振った訳ではありません。
そこには桃花ちゃんの親友、小夏ちゃんの存在が絡んでいました。
過去に戻ってやり直すつもりが、柚人は過去の自分自身を客観的に見つめ直す事になります。
しかし見つめ直せば直す程、以外にも過去の自分に不甲斐ない所は見当たりませんでした。
それどころか逆に桃花として、過去の自分自身に惹かれて行く程だったのです。
過去世界へ着て以降のある日、小夏ちゃんが過去の自分=柚人の事を好きだと知ります。
柚人は桃花ちゃんとして小夏ちゃんの優しさや想いを感じ取り気持ちを動かされ、彼女の為に何かできる事をしてあげたいと思うようになります。
そして告白の日に取った行動が、桃花ちゃんとして自分自身を振る事だったのです。
柚人の意識は桃花ちゃんになって以降彼女の思考に蝕まれているようで、桃花として過去の自分自身を好きになっていました。
しかし小夏ちゃんの気持ちを知ってしまった以上抜け駆けみたいな事はしたくなく、だからと言って柚人から手を引くと言ったところで桃花ちゃんの気持ちを知っている小夏ちゃんが素直に納得するとも思えません。
その為柚人は桃花ちゃんとして、小夏ちゃんにチャンスを与えたくて過去の自分を振ったのです。
それ以降は柚人自身も知る通り、桃花ちゃんと柚人の関係は気まずくなってしまいました。
しかし過去の柚人は桃花ちゃんの中身が未来の自分自身だなんて、気付く事は絶対にありません。
だから何故振られたのか分からずずっと悩み続ける事になり、その後過去の柚人は再びミャンコに出会って今の桃花ちゃんとなってしまった自分と同じ運命を辿る事になります。
一方小夏ちゃんは自分だけ幸せになる事なんてできない、と桃花ちゃん(柚人)と同じ考えを持っていて、過去に来た柚人がしたのと同じように恋より友情を取りました。
なので結局小夏ちゃんは柚人に告白をする事もなく、当時の柚人はその気持ちに気付けませんでした。
柚人はその後桃花ちゃんと関係がギクシャクしてしまった為知りませんでしたが、桃花ちゃんには桃菜ちゃんと言う妹が生まれていたのです。
その妹こそが桃花ちゃんの生まれ変わりで、柚人が入った事で追い出されてしまった本来の桃花ちゃんは妹に転生する形できちんと生きていました。
時が進み小学校になる桃菜ちゃんは「2回目」と言っています。
この作品中に登場するミャンコは「夢の中で知ったような」に登場する夢華と出会ったと言っているので、時系列的には夢華の後の出来事なのかもしれません。
ミャンコが出てくる事と光ちゃん達が通うよもぎ小学校が舞台である事以外は、この作品も世界観共通的な要素は比較的薄いです。
なので「夢の中で知ったような」の作品雑記で書いた事と同様に、この作品も世界観共通のメインの時間軸から見ればパラレルワールド的な時間軸の出来事なのかもしれません。
となるとこの時間軸のミャンコは、もう地球時間で13年以上も地球へ行ったリリちゃんと出会えてない事になるのかもしれません……それもそれで何だか哀れではありますね。