魔法少女ゆいちゃん 3.かわいいアリさん(蟻化) (Pixiv Fanbox)
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※このお話は以下の要素を含みます
R-18G 状態変化 蟻化 人外化 リョナ パンツ化 下着化 物品化
「何してるの?」
「アリさんをみてるのー」
「ふーん、面白い?」
ゆいちゃんはある日、校庭でアリさんを見ている女の子を見つけました。
恐らくゆいちゃんより幼く見える外見なので、小学1年生の子でしょうか。
しゃがみポーズでスカートからは真っ白な幼女パンツを晒していますが、女の子はそんな事すらも気にせず無邪気に見ています。
「おもしろいよー、おねえちゃんもいっしょにみるー?」
「お姉ちゃん!? う、うん、一緒に見る!」
ゆいちゃんはお姉ちゃんと言われたのが何だか嬉しかったのでしょうか。
女の子と一緒になってしゃがみ込んで、同じようにワンピースのスカートからパンツをチラつかせてアリを眺めます。
「アリさんっておもしろいよねー。いつでもせかせかしてるんだよー」
「面白いのかな……ゆい、良く分かんなーい」
「えー、おもしろいのよー?」
ゆいちゃんは少しの間眺めていましたが、何が面白いのか分からずにすぐ飽きてしまったようです。
「アリが面白いなんてね……ゆい、もう行こうかな」
「あ、おねえちゃんまって。おねえちゃんのおようふく、かわいいね」
「え、可愛い!? えへへ……(///」
ゆいちゃんは着ているクリーム色のワンピースを褒められて、何だか嬉しくなってしまったようです。
「かわいいおようふくのおねえちゃん、またあんりとアリさんみてくれる?」
「可愛いお洋服のお姉ちゃん……う、うん! 絶対また一緒に見ようね!?」
「あんりとのおやくそくだよー!」
どうやらこの女の子、あんりちゃんと言う名前のようです。
あんりちゃんはゆいちゃんとまたアリを見よう、と約束をしました。
ゆいちゃんは教室へ戻る途中、鼻歌を歌う程上機嫌でした。
昼休みに適当にぶらついていて、それでさっきの女の子を見つけたのです。
最近のゆいちゃんはほとんど1人ぼっちの事が多く、特に仲の良いお友達もいません。
(ねえー、ゆいちゃーん)
(ん、ちかちゃんどうしたの?)
(えへへー、あたし可愛いって褒められちゃったよー)
(ゆいが着てるんだから当然だよね☆)
(うんー、あたしも嬉しいなー)
ゆいちゃんは頭の中で誰かと話しています。
(ちかちゃんはいい子だね! ワンピースになっても大人しく振る舞ってくれて☆)
(うんー、あたし大好きなお友達に着られるならば悪くないかなーってね)
(いい子いい子☆)
ゆいちゃんは自分の着ているワンピースを、胸の上から優しくなでなでしてあげました。
(えへへー、気持ちいいー)
(ほんっと、何処かのうるさくて薄汚いスカートとは大違い……)
(えー、うるさいスカートってー?)
(あ、こっちの話! 何でもないの☆)
ゆいちゃんの着ているワンピースは、人間の女の子の意思を持っています。
以前はちかちゃんと言う女の子で、ゆいちゃんとはお友達だったのです。
(そういえば最近かなちゃん見掛けないけどー、あれからずっと行方不明のままなのかなー?)
(そうみたいだよ?)
(かなちゃん大丈夫かなー)
(きっと大丈夫でしょ!)
ゆいちゃんは何の根拠もなしに、かなちゃんはきっと大丈夫だと答えました。
数日前から謎の失踪をした、かなちゃんと言う女の子。
ゆいちゃんとちかちゃんとは凄く仲良しだったのです。
(また前みたいに3人で仲良くお弁当、食べられる日が来るといいねー)
(うん、そうだね☆)
かなちゃんは行方不明のままで、ちかちゃんはゆいちゃんのワンピースにされてしまって。
もう二度と元の人間の女の子には戻れないのだから、それはどう足掻いても叶わない事。
しかしちかちゃんはその事実すらも知らずに、その日が来る事を考えてわくわくしていました。
「あ、おねえちゃーん」
「あんりちゃん、お待たせ☆」
昨日と同じ校庭の隅っこで、あんりちゃんはアリを見ながらゆいちゃんを待っていました。
「おねえちゃんきてくれたー、うれしいなー」
「うん! 何が面白いのかぜーんぜん分からないけど、でもあんりちゃんとのお約束だもんね☆」
「ありがとー、おねえちゃんきょうもおなじおようふくなんだねー」
ゆいちゃんは今日も、ちかちゃんが変身したクリーム色のワンピースを着ていました。
あんりちゃんの横でしゃがみ込んで、ゆいちゃんはパンツをチラつかせながらアリを眺めます。
「あんりちゃんはこのお洋服、好きなのかな?」
「うん、すっごくかわいいよねー。わたしもきてみたいなー」
「そっかー、じゃあ今度ゆいが用意してあげようかな☆」
「ほんとー? おねえちゃんだいすき!」
あんりちゃんは大喜びでした。
そしてゆいちゃんも、何だか自然と笑ってしまいそうなくらい嬉しいようです。
「でもアリは何が面白いのか分かんないなー」
「せかせかうごいてておもしろいんだよー。あ、あれなんだろー」
あんりちゃんはアリの群れを見つけたようで、そちらを指差しました。
「あー、あれは死んでる虫だね。アリが皆で力を合わせて運ぼうとしてるみたい」
「むしさん、ころしちゃったの?」
「別にアリが殺したんじゃないと思うよ。何処かで死んだ虫を見つけて、アリが巣に運ぼうとしてるんだね」
「えー、なんでしんじゃったむしさんをはこぶのー?」
「アリは死んだ虫をバラバラにして、それで食べちゃうのかな?」
ゆいちゃんはアリについて詳しくありませんが、自分自身で予想した事をあんりちゃんに話しました。
「むしさん、かわいそう……」
「でもあんりちゃんだってお肉やお魚を食べるでしょ?」
「うん、たべるよ」
「アリにしてみればね、きっと虫を食べるのはそれと同じ事なんだよ?」
「そうなんだ、じゃあしかたがないのかな……」
あんりちゃんは幼いながらにも、食物連鎖の厳しさを理解したのでしょうか。
「でもむしさん、アリさんががんばってもなかなかうごかないねー」
「アリに取っては虫が重いのだろうね」
「あんりがおてつだいできればいいのになー」
あんりちゃんはどうやら、アリさんのお手伝いをしたい程アリが大好きなようです。
「じゃあお手伝いしてみる?」
「え、あんりにもできるの!?」
ゆいちゃんは立ち上がって、ワンピースのスカートからステッキを取り出しました。
そしてステッキを大きくして、何やら呪文を唱え出します。
「あんりちゃん、アリになって手伝ってあげてね☆ えいっ!」
ゆいちゃんのステッキから光線が出て、あんりちゃんを直撃します。
するとあんりちゃんの身体はみるみるうちに縮んで、たちまち1匹の小さな可愛いアリさんになっていました。
「あんりちゃん、アリになった気分はどう?」
(わーっ、あんりがアリになっちゃった!? おねえちゃんすごーい)
「これならアリさんのお手伝い、できるよね☆」
ゆいちゃんはあんりちゃんを急かしました。
(あ、そうだね! あんり、ちょっとアリさんたちのところでおてつだいしてくる!)
可愛いアリさんになったあんりちゃんは、アリの群がっている虫の死骸の所へ向かいました。
そしてあんりちゃんが加わると、徐々に虫が引きずられて動き出しました。
「わー、あんりちゃんの力は凄いね☆」
(あんり、アリさんたちのおやくにたてたのかなー!)
「良かったね、あんりちゃん!」
(うん、おねーちゃんありがとっ!)
『キーンコーンカーンコーン』
「あ、大変! もう授業始まっちゃう! 教室へ戻ろーっと」
ゆいちゃんはあんりちゃんを放って、そのまま教室へ戻って行ってしまいました。
そして次の日の事。
次の日は生憎の雨で、校庭には所々水溜まりができていました。
ゆいちゃんは傘を差しながら、昨日の癖であんりちゃんの元へと向かいましたが……。
「あ、そうだった。あんりちゃん、アリになったんだもんね☆」
そこに居る訳のないあんりちゃん。
ゆいちゃんはうっかりしてしまって、そのまま教室へ戻ろうとしましたが。
(おねえちゃーん、たすけてー!)
「あれ、あんりちゃんの声が頭の中に聞こえる。あんりちゃん、何処に居るの?」
ゆいちゃんが辺りをキョロキョロ見回すと、水溜まりの中で溺れ掛けている1匹のアリが居ました。
そしてあんりちゃんの声は、紛れもなくその溺れ掛けているアリから聞こえてきたのです。
水溜まりの周りでは、雨に濡れてもお構いなしに沢山のアリ達が集まっています。
皆きっとあんりちゃんを助けたいのでしょう。
しかしアリの身体では、水溜まりに入ったらすぐ溺れてしまいます。
「あんりちゃん、今助けるからね!?」
ゆいちゃんはしゃがんで水溜まりの中に指を伸ばし、あんりちゃんを指先で救いました。
(おねえちゃーん! こわかったよぉーーー!)
「よしよしあんりちゃん。怖かったよねー」
(あんり、いつまでアリさんのままなの? よるはアリさんたちにつれられてすのなかにいたけど、さみしかったよぉ)
「あんりちゃんはアリが好きなんだよね、これからはずっとアリだよ☆」
(え、あんりはずっとアリなの? もうおとうさんとおかあさんにもあえないの?)
アリになってしまった人間の女の子。
その女の子は、もう二度と両親に会えないと言う事に気付いてしまいました。
「うん、あんりちゃんはアリだもん。だから巣に帰るといいよ☆」
ゆいちゃんは地面に指を伸ばして、あんりちゃんはとりあえず地面に下りましたが……。
(うぅっ、あんりそんなのやだよー)
あんりちゃんは今にも泣きそうな声でゆいちゃんに訴えます。
するとあんりちゃんの周りには、まるであんりちゃんを慰めるかのように沢山のアリが群がりました。
「ふーん、あんりちゃん、オスのアリ達にモテモテみたいだね。まるで女王アリ気分?」
(あんり、にんげんだもん。アリさんにモテたって……)
「でもあんりちゃん、アリさんが大好きなんだもんね。良かったじゃん☆」
あんりちゃんの事は、他のアリ達に任せれば大丈夫。
ゆいちゃんはきっとそう思ったのでしょう。
アリさんに慰められるあんりちゃんを他所に、ゆいちゃんは教室へ戻って行きました。
(ねえ、ゆいちゃん)
(ん、どうしたのちかちゃん)
教室へ戻る途中、いつも間延びした口調のちかちゃんが、いつもと違う感じで話し掛けてきました。
(そういえばあたし、ここ暫く長い間パパとママに会ってない……)
(え、そうでしょ? だってちかちゃん、もう只のワンピースなんだものね☆)
(もしかしてあたしも、あんりちゃんみたいに……もう両親に会えないの?)
(そうだよ、だってちかちゃんはこれからずーっと、ゆいに着られるワンピースなんだもん)
(ねえゆいちゃん、あたし、元に戻りたいよ。戻せるんでしょ?)
ちかちゃんは真剣な口調で、ゆいちゃんに問い掛けます。
(んー、無理かな☆)
(ゆいちゃん、なんで無理なの……?)
(だってワンピースはお洋服だもん。誰かに着てもらえればそれでいいんだよ。何で人間に拘るの?)
(だってあたし、人間の女の子だったもん。あたしはワンピースなんかじゃない……)
(でも今はゆいに着てもらえるワンピースでしょ? 嬉しいよね?)
ゆいちゃんはちかちゃんと取り合う気がないようです。
(あたし、戻りたい。こんなのやだ、一生パパとママにも会えないでお洋服のままだなんて)
(ちかちゃん、ゆいに着られるのが嫌なら、新しいお洋服に変えてもいいんだよ?)
(え、それってどういう意味……)
ちかちゃんは何だか、意味を良く解っていないようです。
(このワンピース、あの薄汚れたスカートみたいに捨てちゃおっかなー)
(え、捨てるって……ゆいちゃん、あたしを捨てる気!?)
(ただ捨てるだけじゃ可哀想だから、どうせならあの汚いスカートと同じ所に捨ててあげるよ?)
(あの汚いスカートって……何の事?)
(確かそのスカートって、かなちゃんって言う名前の子だったかな?)
(……かなちゃん!?)
ちかちゃんはずっと、かなちゃんが行方不明になったままなのだと思っていました。
でもゆいちゃんからこの言葉を聞いて……ちかちゃんは全ての謎が解けたようです。
ゆいちゃんは何であの時、一瞬で汚れの落ちた同じピンクのスカートを穿いていたのか。
そして何故あのタイミングでかなちゃんが居なくなってしまったのか。
何でかなちゃんはずっと行方不明のままだったのか……。
(ちかちゃん、ゆいと一緒に居るのは嫌?)
(あ、あたし、頑張ってゆいちゃんのワンピースになります。だ、だから……捨てるのだけは止めてぇ)
(ふーん、そっかぁ。やっぱりちかちゃんはいい子だね☆)
ゆいちゃんはニッコリとして、そのまま教室へと戻りました。
そして更に次の日の休み時間。
ゆいちゃんはいつものアリの巣の近くに行くと、そこには男の子が3人居ました。
「ねえ君達、何やってるの?」
「お、だれだーおまえ」
「こいつスカートはいてるぞ、おんなだー」
「おんなにはかんけいのないあそびだよ」
ゆいちゃんは何だかお気に入りのワンピースをバカにされた気分で、少しムスッとしてしまいました。
「おいコラ☆ 女だから何だって言うのよ?」
「おんなはこんなあそびきらいそーでしょ?」
「こんな遊びって、何やってるのよ?」
ゆいちゃんは男の子達の足元を覗きます。
「あらまっ……!」
ゆいちゃんの目には、身体を千切られた沢山のアリが飛び込んできました。
「これ、君達がやったの?」
「アリっておもしろいんだぜー、ちっちゃくてよわっちいの」
「弱いからって、面白がってこんな事していいの?」
「アリがよわいのがわるいんだよー。ぼくたちにんげんにうまれてよかったー」
(ゆいちゃん、助けて! アリさん達が……皆この子達に!)
ゆいちゃんがアリに近付くと、あんりちゃんの声が聞こえました。
1匹あたふたとしているアリが居ます、恐らくそのアリがあんりちゃんなのでしょう。
「お、そーいえばおれ、さっきにわでライターひろったんだぜ」
「ライター? おもしろそうだなー」
「これでアリもやしてみようぜー」
男の子のうちの1人が、ポケットからライターを取り出して火を点けました。
そしてその火を、あたふたとしているアリに向けて……。
(え、なに!? あ、あっついよぉー! ゆいちゃん、ゆいちゃん! たすけてっ!)
「あんりちゃんに何するのよ!?」
「はっ? あんりちゃん?」
「だれだそれ」
「アリちゃんじゃなくって?」
男の子が火を向け続けると、次第に火はアリの身体へ点いてしまいました。
(あああああっ! あついっ! しんじゃう! しんじゃうよぉー! ゆいちゃーーーん!)
「あんりちゃん熱がってるでしょ! やめなよっ!?」
「えー、だっておれたちあついってわからないもーん」
「ぼくたちなんともないしー」
「ありがあわてておもしろいぞー」
「言っても分からない奴らは……こうだー!」
ゆいちゃんはとっさにステッキを出すと、大きく伸ばして光線を出しました。
「わっ、なんだこれ!?」
光線が直撃すると、男の子達の身体は女の子のパンツに変化してしまいました。
パンツに変化しても男の子達の意識は残っていて、3人は何かを色々と言っています。
ゆいちゃんの頭には全部声が届いていますが、ゆいちゃんは全て流しました。
「酷い、あんりちゃんにこんな事して」
ゆいちゃんは急いであんりちゃんの様子をうかがいましたが……。
「あんりちゃん、死んじゃったのかな……」
そこには黒焦げになって、もう動かなくなってしまったアリの死骸しかありませんでした。
「どうしようかなー。ゆい、新しいパンツが欲しくなってとっさに皆をパンツにしちゃったけどー。でもよくよく考えると、男の子が変身したパンツなんて気持ち悪くて嫌よねー」
ゆいちゃんはわざと、男の子達に聞こえる声で言いました。
「そのままにしといても邪魔だし、どうせなら燃やして処分しちゃおうかな?」
ゆいちゃんはさっき男の子が使っていたライターを持ち、パンツに火を点け始めました。
すると火はたちまち布全体に広がって、3枚のパンツはあっと言う間に炎に飲み込まれてしまいます。
パンツから悲鳴のようなうるさい声が聞こえますが、ゆいちゃんにはそんなの関係ありません。
暫くすると、地面には焼け焦げた炭しか残っていませんでした。
「あんりちゃん……あんりちゃんの仇、ゆいがしっかり取ったからね」
ゆいちゃんは良い事をした、と言うような気分で教室へ戻って行きました。
拾ったライターはポケットにしまいました。
(そろそろ新しいお洋服が欲しいなー。何処かでお洋服を手に入れて、後で今のワンピースは燃やしておこっかな)
ちかちゃんはこの後に待ち受ける運命を、まだ知る由もありませんでした。