【C107寄稿】ウルトラレディ・ルクリア『夜を蹴散らせ!』お試し版 (Pixiv Fanbox)
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※当作は2025年12月31日に行われる予定のC107(通称冬コミ)にてレボルゼア様が主催する『ウルトラ戦姫合同誌』に寄稿させていただいた、らすP様原作の『ウルトラレディ・ルクリア』の二次創作になります。
ややこしいですが(笑)、現在当サイトにて連載中の『アルティマレディ・ルクリア』とは別のお話になりますので、そこをご理解いただいたうえでお楽しみくださいませ!
今回の更新はその一部のお試し公開になります。続きは合同誌の発売をお楽しみに!
挿絵 らすP様
吸血宇宙人 ドラキュラス 登場
地球を守る正義の女神…『ウルトラレディ・ルクリア』
慈愛の女神として怪獣に寄り添う姿は人気を呼び、日本を中心に活躍する。
日ごろは教師『今野杏奈』として教鞭をふるい、その愛らしさで学園のマドンナ的な存在として人気を博していた。
ルクリアが地球の守護について数年…様々な宇宙人や怪獣の襲来に見舞われながらも、地球は今日も平和に青い輝きを放ち続けるのだった…
夏休みが明け、活気を取り戻す学園…
そんな中、教壇に立つ杏奈は教師陣の間で噂される事件を耳にする。
ペンションが立ち並ぶ避暑地で、若い女性のみが行方不明になる事件が発生しているという。
しかもその中には学園の生徒が含まれ、今も捜査が続いているとのことであった。
「もしかして宇宙人の仕業の可能性もあるのかしら…」
杏奈は非番となる週末に、避暑地を訪れることを決意する。
調査に乗り出した彼女を待つ運命を、この時の杏奈はまだ知る由もなかったのである…
「これは一体…」
避暑地の駅に降り立った杏奈は、地球人に感知できない波長の音波が流れていることに困惑する。
生徒を捜しに来た…という口実でまずは聞き込みを行う杏奈。
素人捜査で大丈夫かなと心配する杏奈であったが、街の人々も行方不明者が出ていることに胸を痛めてるのか、杏奈に協力的に情報を提供してくれるのだった。
その中で行方不明事件と併せて、最近亡くなったはずの女性が街に現れているという目撃情報も杏奈の耳に入ってきていた。
数か月前に亡くなった女性が街を徘徊する…地元の人々にとってもそれは恐怖でしかないそうで、みんな出歩かないために夜はゴーストタウンのようになってしまう…
行方不明事件と合わせて観光の町にとっては大打撃になっているそうで、一刻も早い解決を望んでいるという話を聞き、杏奈は調査を続ける。
事情通の町人から紹介してもらった亡くなった女性の家へと杏奈は向かうが、そこにあったのは廃墟と化した屋敷であった。
「失礼しまーす…」
声をかけて中に入る杏奈。
呼びかけながら進むが特に反応はなかった。
そろそろ戻らないとこれ以上は不法侵入か…そう思った杏奈は引き返そうとするが、ゴトっとした音が廊下の奥から響く。
確認に向かうと、突き当りの扉が杏奈を招くように開いていた。
恐る恐る中を覗き込む杏奈…
すると部屋の中心には謎の棺桶が鎮座していた。
「これ…もし中に入ってたら死体遺棄とかで通報した方がいいわよね…」
恐る恐る棺に手をかける杏奈。
しかし、棺を開けてみると中身はもぬけのからとなっていた。
ホッと息をつく杏奈。
その時、背後にふっと女性が現れる。
しかし安心しきっていた杏奈はそれに気付けなかった。
「…んむっ!」
アンナの口をふさぎ連れ去る女性。
一瞬驚いた杏奈であったが、その正体を探るために抵抗せずに身を任せるのだった…
杏奈が連れ去られた山中には、巨大な宇宙船が隠してあった。
女性の姿を捨て、正体を表す吸血宇宙人・ドラキュラス。
彼は杏奈の正体にも気付いていた。
「よく来たな…今野杏奈…いや、ウルトラレディ・ルクリアとお呼びするべきかな…」
ふてぶてしい態度のドラキュラスを見据える杏奈。
「あなたはドラキュラス!若い女性をさらって、いったい何が目的なの?」
杏奈の問いにドラキュラスはうすら笑いを浮かべる。
「ふふふ…若い女性がいなくなれば人類は子孫を残せず滅亡する…そのあとにこの星をいただくのだ!ルクリア…お前も私と同じ宇宙人なのに、なぜ地球人の味方をするのだ?」
身勝手な意見を述べるドラキュラスに杏奈は激昂する。
「黙りなさい!そんなことをする権利はだれにもないわ!」
正義を守るウルトラレディにこんなことを言っても無意味だったか…
そう悟ったドラキュラスは深いため息をつく。
「わかり合うことはできない様だな…それならば!」
ドラキュラスは謎の発光を遂げると、巨大化して宇宙線の外へと移動する。
「止めて見せます!ルクリア!」
それを見た杏奈も、まばゆい光と共にウルトラレディの姿へと変身した。
「ふふふ…ついてこれるかな?」
ルクリアを挑発する様に、夜空を駆けるドラキュラス。
「とぁっ!」
ルクリアもそれを追って空へと飛翔し、ドラキュラスを追いかける。
「待ちなさい!」
空中で反転し合いながらぶつかり合う両者。
時には光線を撃ち合い、時には体をぶつけ合い、激しい空中戦を繰り広げる。
しかし、攻撃の手数ではルクリアに利があった。
「スピードでは互角…それなら!ウルトラフラッシュ!」
ルクリアは顔の前で手を組み、ドラキュラスとの交錯時に強力な光を放つ。
「グギャアァァァ!」
退化している目に許容以上の光が浴びせられ、断末魔を上げながら地上へと落下するドラキュラス。
なんとか不時着するものの、立ち上がれずうずくまってしまう。
ドラキュラスのそばへ降り立ったルクリアは、ゆっくりと距離を詰める。
「今ならまだ命まではとりません…捕らえた女性たちを解放し、おとなしく地球を去りなさい!」
次の瞬間、ドラキュラスは振り向きざまにガス攻撃をルクリアへ浴びせかけた。
「きゃあっ!けほっけほっ…これは…」
ガスを吸ってしまったルクリアは膝をついてしまう。
「馬鹿め!油断したのが運の尽きだ!」
まんまと策にはまったルクリアをあざ笑うドラキュラス。
ガスには弛緩性の毒が含まれており、ルクリアの体の自由を奪っていった。
「はぁはぁ…いけない…このままじゃ…」
勝ち誇ったように、ルクリアの背後にはドラキュラスが迫るのだった…
※この続きは本編をお楽しみに!