アルティマミレーヌ『僕たちのリオナ先生②』 (Pixiv Fanbox)
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作画 JAM様 あぶそーぶろぐ様
ピッ!
「うん…いいわね。目標タイムに近づいてきているわ!」
水泳部や水球など、プールを使用する部活動の合宿が行われている複合運動施設。
そこでリオナは、女子競泳部の臨時顧問として指導に当たっていた。
県内随一のスポーツ強豪でもある春桜学園では、競泳も多分に漏れず優秀な選手がそろっている。
コーチ陣もしっかりしているため、リオナは最初にはタイム測定の手伝いをする程度の協力で参加していた。
しかし、もともとアルティマリオナとして後身を指導していた能力の高さなどもあり、的確なアドバイスで生徒たちの能力を花開かせていく。
結果として臨時顧問として水泳部の合宿に参加するまでに至っていたのである。
タイムを更新したことを喜び、リオナに頭を下げてクールダウンへと向かう生徒たち。
その様子を見送りながら、練習プログラムを終えたリオナも一息ついていた。
ズゥウウン…
不意に大きな揺れが建物を襲ったのはその時であった。
咄嗟にリオナが衝撃音がした先に目を凝らすと、ちょうど山間からダッコールが姿を見せたところだった。
「いけないっ…(変身して時間を稼ぐか…避難誘導を優先するか…)」
異常事態に悲鳴を上げる生徒たちを前に、一瞬の迷いがリオナの頭をよぎる。
するとその刹那、ダッコールの前でまばゆい光が輝いた。
咄嗟に駆け付けたのであろう、アルティマミレーヌが蠢くタコ怪獣の前に立ちはだかっていた。
「ミレーヌ!助かったわ…みんな、こっちから地下のシェルターへ!」
義妹の絶妙なタイミングでの救援に顔がほころぶリオナ。
また、ミレーヌことメイが日ごろから行っていた避難教習の賜物か、生徒たちは不安の表情を浮かべつつも冷静に避難していった。
リオナは意識を集中し、建物内の生命反応の位置を確認する。
「よかった…避難はちゃんと終了した様ね…ならミレーヌの援護を…」
そういってダッコールとミレーヌのいた方向に向き直ったリオナの前で、空間がぐにゃりと歪む。
「…!なにものです?!」
彼女の問いに応えるように、歪んた空間が元に戻り赤黒い半魚人のような宇宙人が姿を現す。
「はじめまして、アルティマリオナ…わが名はアラゴ星人…君と二人きりになるためにひと騒動起こさせてもらったよ。」
アラゴ星人…確か高度な知能を持つが、代わりに自らより文明の劣った者たちを見下す傾向にある傲慢な思想の持主…
リオナたちが所属する銀河連邦とも衝突が絶えない者たちだったはず。
「私に何の用があってこんなことを…この星の人類への干渉は許しません!」
険しい表情を見せるリオナに、アラゴ星人はくくく…と肩を震わせる。
「流石はアルティマリオナ…この星の下等生物に擬態した姿でも、その美しさは健在だな…だが、やはり本来の姿で相まみえたいものだ…変身したまえ!」
アラゴ星人の要求に、何かの罠かと身構えるリオナ…
しかしその態度はアラゴ星人をイラつかせてしまう。
「はやくしろ!このまま私が巨大化して、地下のシェルターごと押しつぶしてもいいのだぞ!」
生徒たちが階下にいる以上、これ以上刺激してはまずい…
リオナは要求通り、アルティマリオナへと姿を変える。
「これでいいの?いったいあなたの要求は何!?」
険しい表情を崩さないリオナに、アラゴ星人はため息をつく。
「はぁ…あの時の君はあんなに美しい姿と微笑みを私に投げかけてくれたというのに…下等生物や考えなしの妹に毒されてしまったのではないか?」
大切なミレーヌや地球の人々をバカにされたことで怒りは沸点に達しかけるが、それこそ相手の思うつぼだと必死にこらえるリオナ。
「…あの時?」
アラゴ星人の言葉で引っかかった部分に反応するリオナ。
「なんだ憶えていないのか!我らの運命の出会いを…」
それを聞いたアラゴ星人は嬉々として勝手にしゃべりだす。
その内容はかつて大規模な宇宙船同士の事故にあったときに、彼がリオナが所属する光の国の組織『聖十字隊』に救助された経験の話であった。
『だいじょうぶですか…もう安心ですからね…』
軽傷を負ったアラゴ星人を介抱したのは、まだ若かりし頃のリオナであった。
「あんなに初々しく…それでいて聖女のようなほほえみで私を見ていた君が…そんな敵性宇宙人を見るような目で睨みつけてくるとは!やはり野蛮人との交流など相応しくない!君は私のものになるのだ!」
最後まで聞いたリオナは肩を落としため息をつく。
彼のように救助した宇宙人など数知れず、無事に解決した個別の案件じゃリオナにとっては記憶に残るものではなかった。
「そんなことのためにこんな騒ぎを…あなたの起こした一連の騒動のせいでこの近辺にどれだけの被害があったか…」
それを聞いたアラゴ星人はふふんと鼻を鳴らす。
「私の目的のためならここまでのことは必要なかったが…こちらにもいろいろと事情があってな。とはいえ今回で仕上げだ!」
そういうと一気に距離を詰めてくるアラゴ星人。
プールサイドを駆け抜け、アラゴ星人は素早くリオナを手のハサミで拘束する。
「くっ…放しなさい!」
ぐぐぐ…と力を込めるも、拘束を外すまでには至らずリオナは歯噛みする。
「むむ…やはり力では貴様たち光の女神に分があるか…これでも食らえ!」
アラゴ星人の口から、紫の泡が吐き出されてリオナの身体を汚していく。
「あううっ…痺れるっ…」
先ほどまでアラゴ星人に拮抗していた力が失われ、弛緩した身体をビクつかせるリオナ。
ピコンピコンピコン…
エネルギーも消耗してしまったのか、リオナのエナジータイマーが悲鳴を上げ、胸の先端には乳首が浮かんでしまう。
「流石はあの女の配合した媚薬入り…お前にはこの泡は効果覿面の様だな…」
皮膚を侵食した泡が身体全体にいきわたり、リオナはいよいよ動くことができなくなってしまう。
「(あの女?この異星人の背後には別の誰かが…)うあああっ!」
アラゴ星人が新たに吐き出した泡が固まり、リオナの腕をプールサイドの床に張り付けるような形で固着させる。
完全に無抵抗でその身体を差し出す形になってしまったリオナを前に、アラゴ星人は舌なめずりをしながら股間を屹立させる。
「ここで存分に犯し、貴様が誰のものなのか思い知らせてやろう!」
ぬぷぷ…
泡による弛緩で緩んでしまったリオナの身体は、簡単にアラゴ星人を受け入れてしまう。
「んっ…はぁん…っ!…こんな形でしか…私を屈服させられないっ…んぁ…なんてっ…なさけない…ふっ…人ね…」
圧倒的優位で犯しているはずなのに、リオナから憐憫の目で見据えられたことで、アラゴ星人の頭に血がのぼる。
「このっ!いわせておけば…」
激しいピストンがリオナを襲い、打ち付けられる腰の動きでリオナの意識が飛びかける。
「うあああっ!(このままじゃ…何とか一矢を報いなくては…たしか…アラゴ星人の弱点は…)」
冷静に分析しようとしても、身体は快感に正直になってしまっている。
ピピピピピ…
エネルギーを母乳状に放ちながら、リオナのエネルギーはもう尽きかけていた。
「(今できることはこれくらいしか!)…アルティマフラッシュ!…ああああああっ…あぁんっ…」
残された力で、せめてアラゴ星人のこの後の動きを少しでも制限しよう…
そんな意図でリオナは激しい光を放って星人の目を焼いていく。
アラゴ星人も絶頂を迎え、リオナの身体を白い白濁液が汚したのもその時だった
「ギャアアアアアッ!」
期せずしてリオナが放った強力な光は、暗闇に潜むアラゴ星人の弱点であった。
絶頂の快感と一緒に強烈な光をくらったアラゴ星人は、リオナからイチモツを引き抜き後退する。
ピ…ピ…ピ…
リオナのエナジータイマーはもう、わずかな点滅を繰り返すだけで、彼女が力尽きようとしていることを示していた。
「このアマ…つけ上がりやがって!」
まだ霞む視界の中で、止めを刺すべくふらふらとリオナに近づくアラゴ星人。
しかし、次の瞬間には、なぜか視界がプールサイドの床の高さまでおちてしまう。
「あれ…」
アラゴ星人が、自分の首と胴体が泣き別れしたことに気付いたのはその少し後であった。
「まったく…うちの子たちが可愛いのは認めるけど、こういうお痛はちょっと許すわけにはいかないわね…」
アラゴ星人の背後には、変身したソフィが立っていた。
ソフィの手刀で首を落とされたアラゴ星人は、泡となって消えていく。
泡による拘束を解かれたものの、エネルギーが尽きかけたリオナは息も絶え絶えに倒れている。
「ミレーヌの方も怪獣は消えたけど無事にはすまなかったみたいね…まったく、二人ともまだまだ手がかかるんだから…」
ため息をつきながら、それでも少しうれしそうに娘たちを助けに奔走するソフィなのであった…
「面目ありません…」
「私も…」
ソフィに救助されたリオナとミレーヌの二人がしゅんとして座っている。
黒幕を倒したことで、惜しまれながらも三人は学園での任務を終えてDUOへと戻っていた。
最後に失態を見せてしまったことに落ち込む二人に、ソフィはしょうがないわと苦笑する。
「それよりもアラゴ星人の協力者が気になるわね…なにかまだ陰謀の影が残っている気がするわ。」
ソフィの言葉に、ミレーヌはふふん!と胸を張る。
「どんな敵が来ても私たちなら大丈夫ですよ!次こそ私が大活躍しちゃうんだから!」
息を巻く義妹の姿に、リオナは頼もしいやら心配やらという表情を見せる。
「あなたねぇ…」
三人のいる会議室からは、しばらく姦しい声が響くのだった…
「アラゴ星人のおかげでデータもある程度取れました…細かい部分を詰めて、今回の計画の仕上げといきましょう…」
暗い部屋でデータを取りまとめるナイヴィ。
部屋に広がるホログラムには、彼女の新たな計画が表示されていた…
新たなる中編『三女神暗殺計画編』へと続く…