色彩センス0でも今時っぽさを出したい!② (Pixiv Fanbox)
Published:
2018-06-11 00:55:26
Imported:
2026-06
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※②となっておりますので、①からご覧いただければと思います。
この記事では、少なくとも自分は図1の左側を今時っぽい仕上がり、
右側が今時っぽくはない仕上がりだと思っているという前提で、
右側の感じにしか描けなかった色彩センス0な絵描きが
左側を描くべく色々勉強した結果、
抑えておくべきだと感じたポイントについて触れたいと思います。
どっちが良い、どっちが悪いという話ではなくね……!!w
良し悪しはその絵の使用用途によってもかわりますし、
「左の方が今時?自分は右のほうが好きだな」
というご意見を頂くこともよくあることなのでw
いいわけもそこそこにw
■下地塗りの時点で空気感を作っておく。
色というのは隣近所に配色された色によって見え方が変わってしまう、
というは皆様ご存知の通り。
なので陰をつけ終わった後にいざ色味を変えていこうとしても
自分のような色彩能力の低い人間には大変難しいのです。
したがって最初の時点でどういう方向に色をまとめていくかを先に決めてしまいます。
図②です。
じぶんの考える「今時っぽさ」には空気感を感じさせる絵である、
という要素が不可欠な物の1つだと考えています。
空気感を演出する方法様々だと思うのですが、中でも一番大きいのが
何色の光があたっているのか
各パーツに同色の光があたっていることを意識し、
同一の色相にむけてまとまった配色をすることで、
絵を見た人が没入感を覚えるのではないかと考えています。
自分はえろかわいい子を描きたいと思う機会がおおいので、
血色がよく見えやすい赤~橙あたりの光を好んで使います。
自分と同じ萌絵畑出身の方もおそらく飲み込みやすいのは
そのあたりだと思います。
白い光、無色な光があたってる、素材の色そのままの配色は、
キャッチーで目につきやすいというメリットがあります。
その半面、たとえば
赤い花を赤い色鉛筆だけで塗る。
緑の葉っぱは緑の色鉛筆だけで塗る。
というような、素直すぎる感じ、色に対してひねりのない感じが
絵として浅く見られやすい要因となってしまうのではないかと
自分は解釈しています。
前後しますが図①で右側の白い服の下地、白目は真っ白、
左側の白い服、白目は少し色が入っています。
後述するポイントにも関わってくるのですが、
白い物だからといって下地の段階で真っ白に塗らない
これも「今時っぽさ」を演出するポイントです。
■陰をつける際コントラストを高くしすぎない。
詳しくは後述しますが、リムライトにコントラストの一番高い所を
持ってくるのがミソのため、下地と陰に明度の差を従来より
つけないのもポイントの一つといえるかもしれません。
しかしそのルールにのっとると、
下地が薄い色な場合はそれにつられて陰も薄くなり
全体で見た際にも第一印象が薄い絵ということになってしまうので、
その場合は下地の色(それに合わせて陰の色)を濃い目に置く必要があります。
これと関連してか、昨今は髪の毛の一房にたいして
一つずつ陰をつけるのではなく、
薄めに頭を球として捉えやすいような陰が昨今主流なようです。
図④の左が従来、右が「今時っぽい」かんじでしょうか。
一方で、陰ではなく影、落ち影、などとも呼ばれますが、
頭部の影が肩に落ちたり、服の裾の影が腕に落ちたりという部分は
強めにつけます。
そうすることで立体としてのメリハリが付きます。
■光源を複数持つ
図①です。
左側、右側ともにメインの光源としては左上の手前側から
キャラクターに光を当てています。
右側はその光源だけなのですが、左側にはもう一つ光源を用意しています。
実はキャラクターの裏側から逆光気味に弱めの光を入れています。
この逆光を弱めに入れることで、顔等の正面側に
強く陰が落ちているわけではないけど、
キャラクターのシルエットの輪郭部分にリムライトが入っているというのが
「今時っぽい」感じです。(図3)
リムライトをいれるポイントとしては、丸みがある立体の縁がメインです。
散らばった長い髪の先端部分など、薄かったり細かったりするパーツに
一つずつ細かく入れると煩くなるのでオススメできません。
リムライトとして描き入れる色は、
白だったり、裏側から入れた2点目の光源の色だったり、
照り返しの環境光を意識した別の刺さる色を入れたり色々です。
そして、ここで白を使うならばその白が絵の中で一番真っであるべきです。
前述の下地の白は真っ白にしない、というのはこれのためでもあります。
ハイライトが一番突き刺さる白であるべきなのです。
下地も真っ白、リムライトも真っ白では、リムライトの効果が機能しなくなるというわけですね。
■透け感を出す。
キャラ背後から別光源を逆光気味に入れるのが流行っていることもあり、
薄い素材に関しては透けている感じを出すのも「今時っぽさ」があります。
一番入れやすいポイントとしては女の子のキャラクターだと
背中側に流れている髪でしょうか。
図1です。
右側の従来の塗りだと光源が手前側からしかないため、
裏側の髪には暗い影を落とすのがセオリーとなっていました。
左側だと後ろから光があたっている表現として髪の毛を光が通過し
下地よりむしろ明るい色が大きく入っているといった形ですね。
明るい色といってもあくまで髪などの素材を通過している明るさなので、
彩度はあまり高くしないほうが自然にみえるような気がしました。
この絵でいうとスカートのレースなど、透け感だせるものを予め絵の要素に
含めておくと、より効果的に見せることができるかもしれませんね。
■顔周辺のハイライトは極彩色
ここまでやったことを従来の塗りと比べると、
コントラストは全体的に低く、色相もまとまっているため、
比較してしまうと地味な印象にはどうしてもなります。
そこで昨今「今時っぽい美少女絵」界隈でよく見かけるのが、
目や髪といった顔周辺のハイライトに極彩色をぶっさすという物です。
見やすいように顔アップの画像を用意しました。
図⑤です。
従来、髪や目には、下地の色に馴染むような
あまり色相を変えない色をハイライトに使うのが主流でした。
というのも、以前はパーツごとの色が彩度高く個々に主張していたため、
この上顔周りまで彩度高い別系統の色がささると、
ごちゃついて顔が集中して見れないといったことになりうるためです。
全体が眩しい分、顔は落ち着けておくことで
見やすい設計だったのではないでしょうか。
しかし「今時っぽい」方はまず全体の色相が下地塗りの時点で同方向にまとめてあり、
陰のコントラストも高くない、といった次第なので、
ぱっと見た時地味めな印象になります。
したがって、彩度、明度、色相の違う派手な色をさせば、
自然とそこに目が行くといった仕組みなわけですね。
従来は全体を派手に、見せたい所は見やすいように落ち着けて!
今時は全体を地味に、見せたい所は目立つように派手に!
逆ですね!なるほど!
というわけで、いっちゃうと色彩以外のセンスも決して高くはないのですがw
色彩能力0なりに昨今の流行りをできる限りロジカルに解いて
自分を高めようとした奮闘記でした。
もっとこうするといいよ!みたいなのがあったらぜひ教えてください。
色ほんとわかんないんすよねw(^ω^)
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